[EFSA]食品と接触する物質のウェビナー
Webinar on food contact materials
2021/12/07
https://www.youtube.com/watch?v=fyk3fk9LaM4
YouTube動画
申請者向け解説
[EU]無煙環境とタバコと関連製品の宣伝に関する新しい報告書
New Report on smoke-free environments and advertising of tobacco and related products published
10/12/2021
https://ec.europa.eu/newsroom/sante/items/730225/en
全体としてEUでは禁煙や広告制限への法令遵守レベルは高いがまだ改善の余地がある。
現状のタバコ製品への規制は加熱式タバコ製品にも拡大すべきである、ソーシャルメディアも明確に広告規則対象とすべきである、電子タバコ由来の蒸気も有害なタバコの煙に含めるべきである、等。
[EU]2021「国の健康プロファイル」と「対になる報告書」:12月13日にバーチャル発表イベント
2021 ‘Country Health Profiles’ and ‘Companion Report’: Virtual launch event on 13 December at 10.30-11.30
https://ec.europa.eu/newsroom/sante/newsletter-archives/36030
最新版発表
State of Health in the EU
https://ec.europa.eu/health/state/summary_en
[BfR]ウナギにアリザリンレッドで印をつける:健康リスクを評価するには追加研究が必要
06.12.2021
Marking Eels with Alizarin Red S: Additional Studies Needed to Assess Health Risks https://www.bfr.bund.de/cm/349/marking-eels-with-alizarin-red-s-additional-studies-needed-to-assess-health-risks.pdf
ヨーロッパウナギの資源を安定させるために、大西洋岸で若いウナギを捕らえた後、内陸の水に再放流している。このウナギはすぐに (温室ウナギの資源)またはウナギ養殖場で飼育した後(養殖ウナギの資源)に放流される。ウナギは放流される前に、対策の成功をよりよく監視するために、よく染料アリザリンレッドS(ARS)で印をつけられている。
この染料は主に骨の構造に保存され、何年か後に再捕獲されたウナギの資源にも検出できる。ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は、印をつけたウナギの摂取や、それによる健康リスクを調査した。だが、現在の知見に基づき、リスク評価はできない。印をつけたウナギを定期的に摂取する特定の消費者グループによるARSの日常摂取の推定量や、ARSの毒性評価についての追加データに関する情報がない。
BfRの意見では、今のところ、食用ウナギの細胞に生じる可能性があるARS残留物の毒性学的妥当性の予備評価のみ行うことができる。この評価はいわゆるTTC概念に基づいている。物質は化学構造に基づいて様々な種類に分類される。これらの種類ごとに、あらかじめ経験上のデータに基づいて、いわゆる毒性学的懸念の閾値(TTC)が設定されているた。このTTCは、現在の知見により、健康被害が起こりそうもないと想定できる物質の最大一日摂取量を表している。
BfRの専門家はARSの化学構造の特定の特徴を遺伝毒性活性の兆候と解釈した。その結果、毒性を評価するための基準としてTTC 0.0025 µg/kg bw(マイクログラム/ 体重kg)が使用された。さらに、ウナギの筋肉組織は検出限界8.9 μg/kgに等しいARSを含むと想定した。これに基づいて実施されたモデル計算では、長期的に、TTCを超えずに、平均して最大1日あたり体重1kgにつき0.28 gのウナギを摂取できることが示された。だが、少なくとも特定の消費者グループでは、長期間で1日あたり体重1kgにつきウナギ0.28 g以上摂取しているだろうと考えられた。これは遺伝毒性(変異原性)物質のTTC値を超過する可能性がある。だが、これらの計算は相当不確実性の影響を受けている。TTC概念を用いた毒性学的妥当関連性の暫定評価は決定的なリスク評価ではない。健康リスク評価には追加研究が必要である。
[BfR]文章だけではなく:知識でCovid-19パンデミックに対処する
More than text: With knowledge through the Covid-19 pandemic
03.12.2021
市民は危機の時に当局やメディアからどのように状況の説明を受けたいのか?公衆衛生機関からのメッセージはどの程度届いているか?情報はどうしたら理解しやすく効果的で、それと同時に信頼できる方法で広められるか?2021年10月1日に開始し、ドイツ連邦リスク評価研究所が進めている研究プロジェクト「MIRKKOMM-リスクのマルチモダリティ(複数の形式、手段、モード)とクライシスコミュニケーション」はそのような問題を扱っている。このプロジェクトは「市民の安全のための研究2018 – 2023年」計画の一環としてドイツ連邦教育研究省から3年間に約200万ユーロの資金提供を受けている。「Covid-19パンデミックのような危機は医療機関や一般人とのコミュニケーションにとって非常に大きな課題である」とBfR長官Andreas Hensel医学博士は述べた。「パンデミックの経過を示すダッシュボードや、保護対策に関するビデオクリップなどの新しい形式は、従来の文章によるコミュニケーションに勝り、知識の扱い方を革命的に変化させている。」
この研究プロジェクトの1つの焦点はダッシュボードや新しいビデオ形式などの「マルチモーダル」な情報提供の効果を調べることである。それにより、このプロジェクトは当局とメディアなどの「送り手」と消費者などの「受け取り手」双方の見方を考慮する。
今後3年間、メディアとコミュニケーション科学、政治学と法律、心理学と情報技術の分野からのチームがこのプロジェクトの質問に答え、実践のためのアイデアで補完する。このサブプロジェクト内で、BfRはマルチモーダルオンラインコンテンツの分析を受け持ち、インターネット上のリスクについて政府機関、メディア、新しい参加者がどのように伝えるのか、またこの目的のためにどのプレゼンテーション形式が有意義に使用できるかを分析する。一般人が自身のソーシャルメディアコンテンツを作り発表するために、政府機関の情報をどのように利用するかを分析する。「BfRはこのように全体的なプロジェクトの実行に重要な貢献をし、危機時の科学的不確実性のコミュニケーションなど、議論文化に根拠に基づく洞察を提供する」とリスクコミュニケーション部門長の医学博士Gaby-Fleur Böl氏は強調する。一方では、BfRが得た知識は、選択したコミュニケーションコンテンツを、わかりやすさ、信頼性、有効性の点から分析する受信分析に使用される。他方では、BfRは危機時のイベントの警告メッセージを広めるのに用いられる連邦所有の警報システムである、モジュラー警報システム(MoWaS)の評価を支援する。「私達のサブプロジェクトの知見で、妥当な資料の特定に寄与するだけでなく、警告と推奨対策の相互作用の理解にも寄与したい」と危機回避及び調整ユニット副長のAnnett Schulze博士は付け加えた。
[BfR]コロナモニター
BfR-Corona-Monitor 7–8 December 2021
https://www.bfr.bund.de/cm/349/211207-bfr-corona-monitor-en.pdf
(感染者数が増えて回答が変わっっているのは人に会うこと出かけることだけで、手を洗うとかマスクはあまり変化がない。少なくとも調査では。)
[FDA] FDAは消費者に対し、鉛とヒ素濃度が高いためBlack Oxygen OrganicsのFulvic Care粉末や錠剤を使用しないよう助言する
FDA Advises Consumers Not to Use Fulvic Care Powder and Tablets from Black Oxygen Organics Due to Elevated Levels of Lead and Arsenic
12/03/2021
対象
Black Oxygen Organics社のFulvic Care 粉末及び錠剤の購入者は、直ちにご自身や家族の方又はペットへの使用を中止し、製品を廃棄すること。
製品について
製品: Black Oxygen Organics社のFulvic Care 粉末及び錠剤
流通情報:オンライン販売: www.blackoxygenorganics.com
目的
米国食品医薬品局(FDA)は、鉛とヒ素の濃度が高いため、Black Oxygen Organics社のFulvic Care 粉末及び錠剤を使用したり、製品をペットに与えたりしないよう消費者に助言する。Fulvic Care 粉末及び錠剤は、カナダのオンタリオ州に本社を置くBlack Oxygen Organics社が販売しており、オンライン(www.blackoxygenorganics.com)で販売されていた。当該企業のウェブサイトは、現在はサービスを停止している。Fulvic Care粉末及び錠剤を所持する者は、直ちに使用を中止し、廃棄すること。
高濃度の鉛およびヒ素への暴露
鉛やヒ素のような金属は環境中に存在し、空気、水及び土壌を通じて我々のフードサプライに入り込む。FDAは、食品、ダイエタリーサプリメント及び化粧品に含まれる鉛やヒ素の濃度を監視し、高濃度になると深刻な健康問題を引き起こす可能性があるため、適切な場合には規制措置を講じる。高濃度のこれらの金属に継続して暴露すると、深刻な健康リスクが生じる可能性があり、年齢や健康状態にかかわらず、ヒトや動物は影響をうける可能性がある。乳幼児、幼い子供及び妊娠中の女性とその胎児、慢性的な疾患がある人及びペットなど影響を受けやすい人々には特に有害である可能性がある。鉛やヒ素の中毒は、臨床検査によって診断することができる。
問題の概要と範囲
FDAはカナダ国境でFulvic Care 粉末を採取し、高濃度の鉛とヒ素を検出した。FDAはこの貨物を差し止め、製品に輸入警告99-42を発した。2021年9月14日以降、Fulvic Care 粉末の追加出荷が行政的に留置されたが、同社は留置すべき時期にFDAの知らないところでこれらの商業的出荷を行った。発見され、FDAはリコールを追求したが、同社は製品のリコールを行う前に2021年11月23日に廃業した。カナダ食品検査庁(CFIA)は、Black Oxygen Organics社製品に対する独自のエビデンスと懸念に基づき、2021年9月にFulvic Care粉末及び錠剤のリコールを実施した。Fulvic Care 粉末と錠剤は同じ成分を含んでいるため、FDAは消費者にFulvic Care 粉末と錠剤の両方を直ちに廃棄するよう助言する。
FDAの対応
FDAは、Black Oxygen社のFulvic Care粉末及び錠剤を使用したり、ペットに与えたりすることの危険性を消費者に助言するために、本公衆衛生警報を発し、消費者に製品を廃棄することを勧告する。FDAは、州や自治体のパートナーと協力して、汚染されたすべての製品を市場から排除するために引き続き取り組む。
消費者への推奨事項
鉛又はヒ素中毒の症状がある消費者は、医療従事者に連絡して症状を報告し、治療を受けるべきである。
追加情報
Metals and Your Food (金属と食品)https://www.fda.gov/food/chemicals-metals-pesticides-food/metals-and-your-food
Closer to Zero: Action Plan for Baby Foods(さらにゼロに近づける:乳児用食品への行動計画)
https://www.fda.gov/food/metals-and-your-food/closer-zero-action-plan-baby-foods
[FDA] FDAは食中毒アウトブレイク時の対応を強化する独立レビューである計画を発表する
FDA Releases Plan, Independent Review to Improve Foodborne Outbreak Response
December 09, 2021
米国食品医薬品局(FDA)は食品由来のアウトブレイク対応改善計画を発表し、追跡調査、根本原因調査、データの分析と普及及びオペレーションの改善の4点の優先分野に焦点を当てる。
[FDA]警告文書
-Eagle Energy USA, Inc.
DECEMBER 01, 2021
未承認の医薬品、不正表示の問題。「カフェインペン」は製品の成分または不純物が喉頭痙攣や気管支痙攣を引き起こす可能性もある。
-Roal Produce, Inc
JULY 27, 2021
「外国供給業者検証プログラム(FSVP)」違反の問題。
-Synaptent, LLC
NOVEMBER 09, 2021
未承認の医薬品、不正表示の問題。
-Golden Medal Mushroom Inc.
OCTOBER 21,2021
「外国供給業者検証プログラム(FSVP)」違反の問題。
-Vitamin Vape, Inc.
DECEMBER 01, 2021
未承認の医薬品、不正表示の問題。ビタミンB12成分を含む。製品吸引時の安全性に懸念。
- NV Nutrition, LLC
DECEMBER 01, 2021
未承認の医薬品、不正表示の問題。製品吸引時の安全性に懸念。
- VitaCig, Inc.
DECEMBER 01, 2021
未承認の医薬品、不正表示の問題。製品吸引時の安全性に懸念。
-VitaStik, Inc.
DECEMBER 01, 2021
未承認の医薬品、不正表示の問題。製品吸引時の安全性に懸念。
[FDA]FDAは消費者に対し、Amazon、 eBayその他小売店で売られているある種の男性機能強化や減量用製品は隠された、危険な可能性のある薬物を含むため避けるよう警告
FDA Warns Consumers to Avoid Certain Male Enhancement and Weight Loss Products Sold Through Amazon, eBay and Other Retailers Due to Hidden, Potentially Dangerous Drug Ingredients
Dec. 8, 2021更新
-警告通知リスト
Tainted Sexual Enhancement Products
https://www.fda.gov/drugs/medication-health-fraud/tainted-sexual-enhancement-products
-消費者情報 インターネットや店舗で販売されている減量用製品、男性用精力製品など有害である可能性がある
Weight Loss, Male Enhancement and Other Products Sold Online or in Stores May Be Dangerous
12/08/2021
FDAは、男性用及びその他の製品は違法である可能性があり、その製品にはラベルに記載されていない有害な成分が含まれている可能性があると注意を呼び掛ける。
[FSA]FSA理事会:2021年12月8日
FSA Board meeting: 8 December 2021
8 December 2021
https://www.food.gov.uk/news-alerts/news/december-2021-fsa-board-meeting
本日、FSA理事会が開催された。最新の消費者理解の発表を踏まえた食品廃棄と食料安全保障、事業者法令遵守の進捗情報、2021年社会科学更新情報等について。
[FSAI]Beeline食品サプリメントに未承認の農薬であるエチレンオキシドの混入のためリコール
Recall of Beeline Food Supplements due to the Presence of the Unauthorised Pesticide Ethylene Oxide
Wednesday, 8 December 2021
https://www.fsai.ie/news_centre/food_alerts/beeline_food_supplements.html
ポーランド産Beeline食品サプリメントに未承認の農薬であるエチレンオキシドが含まれていたため、リコール。製品写真あり。
[TGA] TGAとACT Healthの共同作戦で大量の違法ニコチン入り電子タバコ製品類を押収
Large numbers of illegal nicotine vaping products seized in a joint TGA-ACT Health operation
7 December 2021
オーストラリアTGAが検査したニコチン電子タバコ製品類の3つに2つから、危険で禁止されている成分が検出された。電子タバコに含まれることが禁止されている8つの成分のうち、1つ以上が含まれており、香料のジアセチルを含む6つの禁止成分が検出された。
[FSANZ]食品基準通知
Notification Circular 183-21
10 December 2021
https://www.foodstandards.gov.au/code/changes/circulars/Pages/Notification%20Circular%20183-21.aspx
新規申請と提案
・加工助剤としてのGM Trichoderma reesei 由来α-グルコシダーゼ
意見募集
・カバ基準見直し
-カバ食品基準の変更案に意見募集
Call for comment on proposed changes to kava food standard
10/12/2021
[MPI]様々なブランドの粗糖及び黒糖のリコール
Various brands of Raw and Brown Sugar
8 December 2021
New Zealand Sugar Company Ltdは、低レベルの鉛汚染の可能性あるWoolworthsブランドの粗糖500 g及び1 kgを誤って販売し、リコール。ニュージーランド食品安全局が事業者の回収プロセスを調査中である。
https://www.mpi.govt.nz/news/media-releases/nzfs-to-investigate-sugar-recalls/
[HK]エチレンオキシドを含む可能性のあるフランス産の数種類のアイスクリームを消費しないよう呼びかける
Not to consume several kinds of ice cream from France with possible presence of ethylene oxide
9 Dec 2021
https://www.cfs.gov.hk/english/whatsnew/whatsnew_fa/2021_449.html
食品安全センターはエチレンオキシドを含む可能性あるフランス産ゴディバブランド6種のアイスクリームを消費しないよう注意をよびかける。
[HK]法令違反
-包装ハムのサンプルが栄養表示規則に違反
Prepackaged Ham sample not in compliance with nutrition label rules
9 Dec 2021
https://www.cfs.gov.hk/english/unsat_samples/20211209_9066.html
ポーランド産包装ハムが総脂肪1.5 g/100 g含有という表示のところ、2.5 g/100 g検出であった。
https://www.cfs.gov.hk/english/unsat_samples/20211209_9067.html
フランス産包装ハムが総脂肪及び飽和脂肪酸5.5 g/100 g及び2 g/100 g含有という表示のところ、9.7 g/100 g及び3.6 g/100 g検出であった。
-食品安全センターはソウギョのサンプルにマラカイトグリーンを検出する
CFS finds malachite green in grass carp sample
7 Dec 2021
https://www.cfs.gov.hk/english/press/20211207_9060.html
食品安全センターは、定期食品調査にてソウギョのサンプルに2.6 ppbのマラカイトグリーンを検出したと発表した。香港ではマラカイトグリーンを含む食品の販売は認められていない。
[DHSC]害から希望へ:犯罪を減らし命を救う10年薬物計画
From harm to hope: A 10-year drugs plan to cut crime and save lives
Updated 9 December 2021
イングランドのヘロインとクラック依存症は30万人以上で、その人たちが全ての強盗などの略奪犯罪の約半分を占める。依存を治療し薬物供給を取り締まり、薬物の危険性を教育する、等の対策を行う
[ProMED]エチレンオキシド-アジア:中国(香港)リコール食品
Ethylene oxide - Asia: China (HK) recalled food
2021-12-12
https://promedmail.org/promed-post/?id=8700217
Date: Fri 10 Dec 2021 Source: Mothership [edited]
2021年12月9日、香港当局が突然ベルギーのチョコレートメーカーGodivaの6つのアイスクリームフレーバーの販売を停止した。香港食品安全センター(CFS)が12月9日のプレスリリースでこのフランスから輸入したアイスクリームに禁止物質エチレンオキシドが存在すると警告した。欧州委員会からのRASFF通知を受け取ったのだ。
香港メトロポリタン大学の科学技術学部の准教授が、室温で気体で通常工業用洗浄消毒剤として使われるエチレンオキシドの情報を共有した。アイスクリームにみつかったので消費者はそれを飲み込む可能性があり胃の刺激や肝障害の可能性すらある。また例え低濃度でも目や皮膚に刺激性で、気体なので吸入すると肺傷害につながる可能性がある、と彼女は言う。これまでの報道によるとEUはエチレンオキシドに摂取して安全な量はなく、フランス政府食品安全機関によると「発がん性、変異原性、生殖毒性物質」とみなされている。
(注で0.02 mg/kg以下で検出され急性健康リスクとはならないと記載されているがひどい記事)
[ASA]誤解を招く環境クレームと社会的責任に関する新しい広告ガイダンス
New advertising guidance on misleading environmental claims and social responsibility
ASA and CAP News 09 Dec 2021
本日CAPとBCAPが環境関連広告問題に関する規則の解釈を援助するガイダンスを発表した
世界レベルでの排出削減を支援するために、気候変動委員会(CCC)が「消費排出」(広い意味で、世界のどこで排出がおこるかに関わらず、英国の人たちが消費している製品やサービスの生産による排出)に対しての行動を助言している。これまでのところ排出削減には行動変容はほとんどあるいは全く寄与していない。消費者行動に与える広告の役割を考えると、環境関連広告問題規制にとってこの政策の文脈は重要である。
ASAは今後気候変動委員会が同定した優先分野の調査を行っていく。
2021年秋:「カーボンニュートラル」「ネットゼロ」
2022年春:ゴミ分野(リサイクル可能、リサイクルしている、生分解性、コンポスト可能、プラスチック代用品、など)
2022年秋:肉、乳製品、食の持続可能性問題
[APVMA]新しい農業獣医用化合物規制
New agvet chemical legislation
9 December 2021
https://apvma.gov.au/node/94876
農業獣医用化合物規制改訂法案が2021年12月1日に議会を通過し12月7日に国王に裁可された
その他
-将来世代は喫煙が違法に-専門家の反応
SMC NZ
Smoking to be outlawed for future generations – Expert Reaction
09 December 2021
発表された禁煙2025行動計画では、新しい法が発効したら14才以下の人々は合法的にタバコを購入することができず、その年齢が毎年引き上げられる
ニコチン量の極めて少ないタバコしか販売できず、タバコを売る店の数も制限される。禁煙サポート対策も強化される
5人の歓迎コメント
-パームオイルの需要増加にはマイナス面がある
The Right Chemistry: Increased demand for palm oil has downsides
Dec 10, 2021 Joe Schwarcz
トランス脂肪を避けることは良いが、椰子の木のプランテーション拡大には環境コストがある
(「パーム油ががんリスクの増加に関連する」というマウス実験のニュース解説も)
-飛蚊症にパイナップル:うまい話か世迷い言か?
Pineapple for Eye Floaters: Sweet Deal or Pipe Dream?
Jonathan Jarry M.Sc. | 11 Dec 2021
YouTubeで170万回再生された動画が「もう飛蚊症はない!」というタイトルで、他に飛蚊症がなくなるかどうかパイナップルを食べ続ける動画を作っている人たちがいる。
パイナップルを食べると飛蚊症が無くなるという考えは2019年に発表された台湾の研究による。それは対照群のない予備的研究で決定的なものではない。パイナップルの酵素ブロメラインが目の硝子体に十分量届くのかわからないしもし届くのなら何故他のコラーゲンではなく飛蚊症だけ消すのかわからない
(長い記事)
-(タマネギを切る時)包丁にオリーブオイルを塗ると「涙が出ない」ってほんとう?
Is it true that rubbing olive oil on a knife will lead to “tearless chopping?”
Joe Schwarcz PhD | 10 Dec 2021
タマネギの化学をほんの少し掘り下げてみよう、幾分かの化学用語は避けられないが。
タマネギは食べられたくないが、逃げられないので化学兵器で身を守る。その化合物名は、無臭のS-アルク(エン)イル システイン S-オキシドで、嫌な兵器(Z)-プロパンチアール S-オキシドの前駆体である。この物質が目を刺激して涙を出す。
この化合物が作られるメカニズムはよく調べられていて、タマネギの組織が壊されると酵素アリイナーゼが放出されてS-アルク(エン)イル システイン S-オキシドを(E)-1-プロペンスルフェン酸に変換し、さらに別の酵素催涙因子合成酵素(LFS)が(Z)-プロパンチアール S-オキシドにする。
この物質は揮発性が高く、揮発性は温度依存性があるので冷やしたタマネギを切ると目への攻撃は減る。切れの良い包丁は組織破壊が減るのでアリイナーゼの放出が減る。オリーブ油を塗ることについては理論的には二つの可能性がある。よりなめらかに切れることと刺激性物質が蒸発する前にオリーブ油に溶けること、である。どちらも実効性はなさそうだ。ほんとうに困っているなら、目の周りをシールする特別なタマネギゴーグルを買うことができる。もう一つの方法は遺伝子工学で催涙因子合成酵素を抑制することである。
-SCIENCE VOL. 374, NO. 6573
エディトリアル 二つ
学問の自由が攻撃されている
Academic freedom under fire
JONATHAN R. COLE p. 1300
大学は政治的戦利品ではない
Universities are not political prizes
- HOLDEN THORP p. 1301
一部の大学が学問の自由を主張しながら政治的動きをしている