[DHSC]国民の健康増進のために新しいカロリー表示規則が発効
New calorie labelling rules come into force to improve nation’s health
6 April 2022
持ち帰りやレストラン、カフェなどの大規模事業者への新しい規則が本日発効
メニューへのカロリー表示
[RIVM]循環経済と消費者製品安全性。保健福祉スポーツ省での展望開発のための最初の覚え書き
Circular economy and product safety of consumer products. Initial memorandum for development of vision at Ministry of Health, Welfare and Sport
06-04-2022
オランダ政府は2050年までに循環経済を確立することを目指している、それは製品や材料や原料が継続的に再利用される。それは衣類や包装やおもちゃのような消費者製品にも適用される。
循環経済促進のために政府は政策決定者、事業者、市民社会団体にそれぞれ行動目標を決めた。それはリサイクルされた製品が消費者にとって安全であることを前提条件とする。それにはリサイクルされる製品や素材が有害物質を含むかどうか、消費者にリスクとなるかどうかを知る必要がある。健康リスクが生じる可能性は示唆されているがデータが無いためにいまだ不明である。現時点ではリサイクル材料から作られた消費者製品が少ないために消費者へのリスクは最小限である。
今後数年で政策決定者と消費者製品製造業者は循環経済の基本方針に従って消費者製品を開発するだろう。新しい再利用・修理・リサイクル方法が検討されるだろう。
RIVMの調査でこのようなことがわかった。RIVMは消費者製品の再利用やリサイクルに関連して予想される開発とリスクを多数リストアップした。RIVMは政策決定者に製品の組成について製造者に透明性を保証することを助言する。さらにリサイクル素材の組成についてのさらなる研究が必要である
論文
-ヤギ乳やその他の食品含有皮膚製品は炎症性皮膚状態の患者にとって危険か可能性があるか?
Could goat’s milk and other food-containing skin products be dangerous for patients with inflammatory skin conditions?
6-APR-2022
https://www.eurekalert.org/news-releases/948588
Clinical & Experimental Allergyに発表された新しい研究は、皮膚が炎症性の状態にあるヒトはヤギ乳のような食品を含むスキンケア製品を使うべきではないと示唆する。
皮膚の炎症を治療するためにヤギ乳を含むスキンケア製品を使って、ヤギまたはヒツジ乳あるいはチーズを食べてアナフィラキシーになった7人の患者の報告
(化粧品業界でヤギ乳が流行しているらしい。アトピーの人向けにヤギミルク石けん、といった宣伝。とんでもない。)
-COVID時代の出生データの最初の大規模研究は帝王切開による出産が有意に下がったことを発見
First large-scale study of COVID-era birth data finds significant drop in cesarian, induced deliveries
6-APR-2022
https://www.eurekalert.org/news-releases/948679
Pediatricに発表された米国の研究
-ほとんどの米国の犬のオーナーはFDAのペットフード取り扱いガイドラインに従わない
Most US dog owners don’t follow FDA pet food handling guidelines
6-APR-2022
https://www.eurekalert.org/news-releases/948031
PLoS ONEに発表された417人の飼い主の調査。ガイドラインを知っていたのは5%未満。餌を与えた後に手を洗うのはわずか1/3、準備の際に犬用とヒト用の食品を分けているのは2/3
-WHO紀要
WHO Bulletin
https://www.who.int/publications/journals/bulletin
Volume 100(4); 2022 Apr 1
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/issues/404046/
-不確実性の流行:うわさ、陰謀論、そしてワクチン躊躇
An epidemic of uncertainty: rumors, conspiracy theories and vaccine hesitancy
Ed Pertwee, et al.,
Nature Medicine volume 28, pages456–459 (2022)
https://www.nature.com/articles/s41591-022-01728-z
COVID-19のインフォデミックはパンデミックを終わらせようとする予防接種努力への信頼を毀損し続けている
我々はワクチン躊躇を乗り越えるには信頼が鍵となることを主張する。またワクチンへの信頼へを構築するための戦略への、この主張の意味を示す。
ワクチンデマの光景
社会の不確実性の役割
信頼の重要性
感情の変わりやすさ
ワクチンへの信頼を構築する
結論
-デマ:影響されやすさ、拡散、人々に免疫をつけるための介入
Misinformation: susceptibility, spread, and interventions to immunize the public
Sander van der Linden
Nature Medicine volume 28, pages460–467 (2022)
https://www.nature.com/articles/s41591-022-01713-6
デマの拡散は公衆衛生への相当な脅威である。デマの科学は急速に行われるようになってきた。この概念的レビューではインフォデミックの3つの次元:影響されやすさ、拡散、人々に免疫をつけるための介入、についてわかっていることをまとめる
(心理学的予防接種理論psychological inoculation theorとか認知抗体cognitive antibody形成とか、お話としてはわかるけど)
Nature
-ニュース
何故WHOはCOVIDが空中にいると言うのに2年かかったのか
Why the WHO took two years to say COVID is airborne
06 April 2022 Dyani Lewis
https://www.nature.com/articles/d41586-022-00925-7
パンデミック初期にWHOはSARS-CoV-2は空気感染しないと言った。この間違いと修正に時間がかかったことが混乱の種を蒔き次のパンデミックで何がおこるかについて疑問を提示する
2020年初期の公衆衛生助言は空気感染予防よりも表面衛生に集中していた
‘airborne’を巡る長い記事
-書評
世界の人口は崩壊し、急増し、移動している
Global population is crashing, soaring and moving
04 April 2022 Josie Glausiusz
https://www.nature.com/articles/d41586-022-00926-6
日本からイエメン、インド、ウクライナまで、出生率、死亡、移動が国々の形を変えている
Jennifer D. Sciubba著8 Billion and Counting: How Sex, Death, and Migration Shape Our Worldの書評。
この中で「日本は急速に高齢化していてこのままの傾向が続けば、この国は最終的には完全に消滅するだろう」と書かれている。
(「公衆衛生」が国民がいなくなることを心配しないのは本当に不思議。確かに人間がいなくなればヒト感染症もヒトの病気も減るだろうけれど。)
その他
-スリランカは差し迫る飢餓の脅威に直面、政界の長老が警告
Sri Lanka facing imminent threat of starvation, senior politician warns
Wed 6 Apr 2022
議会でMahinda Yapa Abeywardanaが「食料不足は迫り、経済危機は始まりに過ぎない」と警告。食品、ガス、電気の不足はさらに悪化するだろう
たくさんの人が大統領の辞任を求めて抗議を行い、催涙ガスや水では止められない