2022-06-17

[EFSA]意見等

-鶏肥育用、産卵鶏育成用、七面鳥肥育用、七面鳥交配のための育成用、食肉処理する全ての鳥種育成/肥育用、全ての鳥種産卵のための育成あるいは産卵期までの交配用のBacillus subtilis FERM BP‐07462株、Enterococcus lactis FERM BP‐10867株および Clostridium butyricum FERM BP‐10866株 (BIO‐THREE®)からなる飼料添加物の安全性と有効性(TOA BIOPHARMA Co., Ltd.)

Safety and efficacy of a feed additive consisting of Bacillus subtilis FERM BP‐07462, Enterococcus lactis FERM BP‐10867 and Clostridium butyricum FERM BP‐10866 (BIO‐THREE®) for chickens for fattening, chickens reared for laying, turkeys for fattening, turkeys reared for breeding, all avian species for rearing/fattening to slaughter and all avian species reared for laying or breeding to point of lay (TOA BIOPHARMA Co., Ltd.)

EFSA Journal 2022;20(6):7342  16 June 2022

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7342

(科学的意見)

 

-全ての動物種用セピオライド粘土からなる飼料添加物の安全性と有効性(Mineria y Tecnologia de Arcillas SA ‐ MYTA)

Safety and efficacy of a feed additive consisting of Sepiolitic clay for all animal species (Mineria y Tecnologia de Arcillas SA ‐ MYTA)

EFSA Journal 2022;20(6):7344  15 June 2022

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7344

(科学的意見)

 

-遺伝子組換えBacillus licheniformis NZYM‐CY株由来食品酵素グルカン 1,4‐α‐マルトヒドロラーゼの安全性評価

Safety evaluation of the food enzyme glucan 1,4‐α‐maltohydrolase from the genetically modified Bacillus licheniformis strain NZYM‐CY

EFSA Journal 2022;20(6):7366  16 June 2022

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7366

(科学的意見)

この食品酵素グルカン 1,4‐α‐マルトヒドロラーゼ (4‐α‐d‐グルカン α‐マルトヒドロラーゼ; 3.2.1.133)はNovozymes A/S社が遺伝子組換えBacillus licheniformis NZYM‐CY株で生産した。この遺伝子組換えは安全上の懸念を生じなかった。この生産株は安全性適格推定(QPS)ステータスに適格だと示されている。この食品酵素にこの生産生物の生きた細胞やそのDNAはない。この食品酵素は3つの食品製造工程、すなわち焼成・醸造工程とグルコースシロップ生産や他のデンプン加水分解物のデンプン工程で使用されることを意図している。総有機固形物(TOS)の残留量はグルコースシロップ生産中に適用される精製段階で除去されるため、食事暴露は焼成・醸造工程にのみ算出された。食事暴露は欧州人で最大0.45 mg TOS/kg体重(bw) /日と推定された。この生産株のQPSステータスや、この食品酵素製造工程から生じるハザードがないことを考慮して、毒性試験は必要ないと考えた。既知のアレルゲンに対するアミノ酸配列の類似性が調査され、4件の一致が見つかった。パネルは、意図した使用条件でこの食品酵素に対する食事暴露上のアレルギー感作リスクや誘発反応は除外できないが、そのような反応が起きる可能性は低いと考えた。提出されたデータ、この生産株のQPSステータス、この生産工程から生じる問題がないことに基づき、パネルは、遺伝子組換えBacillus licheniformis NZYM‐CY株で生産したこの食品酵素グルカン 1,4‐α‐マルトヒドロラーゼは意図した使用条件で安全上の懸念を生じないと結論した。

 

-遺伝子組換えBacillus licheniformis NZYM‐FR株由来食品酵素グルカン 1,4‐α‐マルトヒドロラーゼの安全性評価

Safety evaluation of the food enzyme glucan 1,4‐α‐maltohydrolase from the genetically modified Bacillus licheniformis strain NZYM‐FR

EFSA Journal 2022;20(6):7367  15 June 2022

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7367

(科学的意見)

この食品酵素グルカン 1,4‐α‐マルトヒドロラーゼ(4‐α‐d‐グルカン α‐マルトヒドロラーゼ; 3.2.1.133)はNovozymes A/S社が遺伝子組換えBacillus licheniformis NZYM‐FR株で生産した。この遺伝子組換えは安全上の懸念を生じなかった。この生産株は安全性適格推定(QPS)ステータスに適格だと示されている。この食品酵素にこの生産生物の生きた細胞やそのDNAはない。この食品酵素は3つの食品製造工程、すなわち焼成・醸造工程と、グルコースシロップ生産や他のデンプン加水分解物のデンプン工程で使用することを意図している。総有機固形物(TOS)の残留量はグルコースシロップ生産中に適用される精製段階で除去されるため、食事暴露は焼成・醸造工程にのみ算出された。食事暴露は欧州人で最大0.30 mg TOS/kg 体重 (bw) /日と推定された。この生産株のQPSステータスとこの食品酵素製造工程から生じるハザードがないことを考慮して、毒性試験は必要ないと考えた。既知のアレルゲンに対するアミノ酸配列の類似性が調査され、4件の一致が見つかった。パネルは、意図した使用条件でこの食品酵素への食事暴露上のアレルギー感作リスクや誘発反応は除外できないが、そのような反応が起きる可能性は低いと考えた。提出されたデータ、この生産株のQPSステータス、この生産工程から生じる問題がないことに基づき、パネルは、遺伝子組換えBacillus licheniformis NZYM‐FRで生産したこの食品酵素グルカン 1,4‐α‐マルトヒドロラーゼは意図した使用条件で安全上上の懸念を生じないと結論した。

 

-遺伝子組換えBacillus licheniformis NZYM‐SD株由来食品酵素グルカン 1,4‐α‐マルトヒドロラーゼの安全性評価

Safety evaluation of the food enzyme glucan 1,4‐α‐maltohydrolase from the genetically modified Bacillus licheniformis strain NZYM‐SD

EFSA Journal 2022;20(6):7368  15 June 2022

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7368

(科学的意見)

この食品酵素グルカン 1,4‐α‐マルトヒドロラーゼ(4‐α‐d‐グルカン α‐マルトヒドロラーゼ; 3.2.1.133)はNovozymes A/S社が遺伝子組換えBacillus licheniformis NZYM‐SD株で生産した。この遺伝子組換えは安全上の懸念を生じなかった。この生産株は安全性適格推定(QPS)ステータスに適格であることが示されている。この食品酵素にこの生産生物の生きた細胞やそのDNAはない。この食品酵素は3つの食品製造工程、すなわち焼成工程、醸造工程、グルコースシロップ生産や他のデンプン加水分解物のデンプン工程で使用することを意図している。総有機固形物(TOS)の残留量はグルコースシロップ生産中に適用される精製段階で除去されるため、食事暴露は焼成及び醸造工程にのみ算出された。食事暴露は欧州人で最大0.57 mg TOS/kg 体重 (bw) /日と推定された。この生産株のQPSステータスやこの食品酵素製造工程によるハザードがないことを考慮して、毒性試験は必要ないと考えた。既知のアレルゲンに対するアミノ酸配列の類似性が調査され、4件の一致が見つかった。パネルは、意図した使用条件で、この食品酵素への食事暴露上のアレルギー感作リスクや誘発反応は除外できないが、そのような反応が起こる可能性は低いと考えた。提出されたデータ、この生産株のQPSステータス、この生産工程から生じる問題がないことに基づき、パネルは、遺伝子組換えBacillus licheniformis NZYM‐SD株で生産したこの食品酵素グルカン 1,4‐α‐マルトヒドロラーゼは意図した使用条件で安全上の懸念は生じないと結論した。

 

-遺伝子組換えBacillus licheniformis NZYM‐LU株由来食品酵素プルラナーゼの安全性評価

Safety evaluation of the food enzyme pullulanase from the genetically modified Bacillus licheniformis strain NZYM‐LU

EFSA Journal 2022;20(6):7359  14 June 2022

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7359

(科学的意見)

この食品酵素プルラナーゼ(プルラン 6‐α‐グルカノヒドロラーゼ, EC 3.2.1.41)はNovozyme A/S社が遺伝子組換えBacillus licheniformis NZYM‐LU株で生産した。この遺伝子組換えは安全上の懸念を生じなかった。この生産株は安全性適格推定(QPS)ステータスに適格だと示されている。この食品酵素にこの生産生物の生きた細胞やそのDNAはないと見なされた。醸造工程やグルコースシロップと他のデンプン加水分解物生産のためのデンプン工程で使用されることを意図している。総有機固形物(TOS)の残留量はグルコースシロップ生産中に適用される精製段階で除去されるため、食事暴露は醸造工程にのみ算出された。欧州人で最大 0.59 mg TOS/kg 体重 (bw) /日と推定された。この生産株のQPSステータスと食品酵素製造工程によるハザードがないことを考慮して、毒性試験は必要ないと見なされた。既知のアレルゲンに対するアミノ酸配列の類似性が調査され、一致は見つからなかった。パネルは、意図した使用条件で食事暴露によるアレルギー感作リスクや誘発反応は除外できないが、これが起こる可能性は低いと考えた。提出されたデータ、この生産株の QPSステータス、この生産工程から生じる懸念事項がないことに基づき、パネルは、遺伝子組換えBacillus licheniformis NZYM‐LU株で生産したこの食品酵素プルラナーゼは意図した使用条件で安全上の懸念は生じないと結論した。

 

-遺伝子組換えTrichoderma reesei NZYM‐ER株由来食品酵素エンド‐1,4‐β‐キシラナーゼの安全性評価

Safety evaluation of the food enzyme endo‐1,4‐β‐xylanase from the genetically modified Trichoderma reesei strain NZYM‐ER

EFSA Journal 2022;20(6):7373  13 June 2022

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7373

(科学的意見)

この食品酵素エンド‐1,4‐β‐キシラナーゼ(4‐β‐d‐キシラン キシラノヒドロラーゼ; EC 3.2.1.8)はNovozymes A/S社が遺伝子組換えTrichoderma reesei NZYM‐ER株で生産した。この遺伝子組換えは安全上の懸念を生じない。この食品酵素にはこの生産生物の生きた細胞やそのDNAはないと考えられる。この食品酵素は、醸造工程、蒸留アルコール生産、デンプンやグルテン画分生産の穀物処理及びパーム油生産に使用することを意図している。総有機固形物(TOS)の残留量は、パーム油生産及びデンプンとグルテン画分生産の穀物処理で除去されるため、食事暴露は醸造工程にのみ算出された。この食品酵素TOSへの食事暴露は欧州人で最大0.09 mg TOS/kg 体重(bw) /日と推定された。遺伝毒性試験は安全上の懸念を示さなかった。全身毒性はラットの90日間反復経口投与毒性試験で評価された。パネルは無毒性量を調べた最大用量1,051 mg TOS/kg bw /日とし、推定食事暴露と比較して暴露マージンは少なくとも11,400となった。既知のアレルゲンに対する食事暴露のアミノ酸配列の類似性調査が行われ、一致はなかった。パネルは、意図した使用条件(蒸留アルコール生産以外)で、食事暴露によるアレルギー感作リスクや誘発反応は除外できないが、これが起きる可能性は低いと考えた。提出されたデータに基づき、パネルはこの食事酵素は意図した使用条件で安全上の懸念を生じないと結論した。

 

[ANSES]ナノ粒子と組み合わせたコリスチン:より少量の抗生物質で同程度の有効性

Colistin combined with nanoparticles: a smaller amount of antibiotic for the same level of efficacy

03/06/2022

https://www.anses.fr/en/content/colistin-combined-nanoparticles-smaller-amount-antibiotic-same-level-efficacy

ANSESのプラフルガン-プルザネ-ニオール研究所の科学者らは、子豚の下痢治療に使用する、コリスチンを組み込んだアルギン酸ナノ粒子の有効性に関する研究に参加した。リール大学のチーム(BioEcoAgro 国境を越えた共同研究ユニット)とCNRS(エレクトロニクス・マイクロエレクトロニクス・ナノテクノロジーの機関)と共同で実施した研究により、従来の治療よりコリスチンの少ない新製剤に、同等以上の有効性があることが示された。

コリスチンは子豚の大腸菌症など、大腸菌 (E. coli)が原因の病気の治療によく使われる抗生物質である。離乳後によく発症するこの病気は下痢を引き起こす。問題は、多量のコリスチンを使用すると耐性菌が発達する可能性があることである。コリスチンの使用量を減らすために探求されている解決策の1つが、多糖類のアルギン酸ナノ粒子と組み合わせることである。この抗生物質をナノサイズの粒子に組み込むのである。

コリスチン必要量が減る

フランスの国立研究機関が資金提供しているSincolistinプロジェクト(養豚におけるコリスチンの使用量を削減するための戦略的代替案)の一環として、大腸菌に感染して下痢や異常高熱を経験した8頭の子豚のバッチでこれらのナノ粒子の有効性がテストされた。治療開始後、ナノ粒子で治療した子豚から集めた96の糞便サンプルに下痢の症状は示されなかった。比較すると、従来の方法でコリスチンを投与する治療を受けた子豚の3サンプルに下痢の症状が確認され、治療を受けていない集団では9だった。従って、コリスチン-アルギン酸ナノ粒子製剤は、より少量のコリスチンを使用しながら、従来の治療と少なくとも同等の効果である。さらに、治療後数日には、糞便の大腸菌の多くにコリスチンへの耐性はなかった。

「アルギン酸ナノ粒子で製剤化したコリスチンは、従来の治療より必要なコリスチンが少ないため、治療後に環境に放出される抗生物質量はより少なく、細菌は耐性を発達させる可能性が低い」とANSESのプラフルガン-プルザネ-にオール研究所のマイコプラズマ学・細菌学・抗菌剤耐性ユニット長であるIsabelle Kempf氏は結論した。彼女のユニットは、この研究所のSPF豚の生産・実験部門と共同で子豚の研究を実施した。この研究は2022年3月にVeterinary Microbiologyに獣医微生物学で発表された。これから、離乳後の子豚の下痢を治療するのに使用するコリスチンを組み込んだアルギン酸ナノ粒子の治療の有効性と安全性を確認するために、様々な実験・現場条件で更なる研究を行う必要がある。

 

[MFDS]日本産輸入食品の放射能検査の結果

輸入検査管理課

2022.5.27〜2022.6.2

https://www.mfds.go.kr/brd/m_100/view.do?seq=43265

2022.5.20〜2022.5.26

https://www.mfds.go.kr/brd/m_100/view.do?seq=43264

 

[MFDS]食薬処、オンライン販売の農・水産物収去検査の結果発表

農水産物安全政策課2022-06-09

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=46434

□ 食品医薬品安全処は最近オンライン販売が増加している農・水産物の安全管理を強化するために、4月25日から29日まで地方自治体とともに合計494品目を収去検査し、「食品衛生法」重金属(水銀)許容基準を超過した水産物1品目を廃棄措置した。

□ 検査の結果、農産物は残留農薬など基準・規格に全て適合したが、水産物のうち天然クロダイ1品目で水銀基準値(0.5 mg/kg)を超過(0.8 mg/kg)して廃棄処分した。ただし、同一水槽内に保管されていた他の品目の活魚は全て適合。

○ 今年、収去検査したオンライン販売農・水産物の不適合率は0.2%と低く、例年と似た水準であった。

* 不適合率(不適合/収去検査件):(’20)0%(0/415)→(’21)0.2(1/516)→ (’22)0.2(1/494)

 

[MFDS]食薬処、リスク評価政策委員会を構成して民・管の協力強化

危害予防政策課 2022-06-03

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=46434

□ 食品医薬品安全処は1月28日に施行された「人体適用製品のリスク評価に関する法律」(’21.7.27 制定)に従い、リスク評価に関する事項を審議するためのリスク評価政策委員会(以下、委員会)を構成して、その初会議を6月3日開催する。

○ 委員会(委員長、食薬処次長)は、外部専門家*(12人)と関連省庁公務員**(8人)など20人で構成して、有害物質リスク評価を体系的・効率的に審議するために学界と関連部処が協力して運営する。

* リスク評価分野の学識と経験豊富な人で食薬処長が委嘱

** 食薬処、農食品部、産業資源部、福祉部、環境部、海水部など局長級以上

○ 委員会では人体適用製品の、▲リスク評価基本計画の樹立・施行、▲リスク評価の対象選定、▲リスク評価方法、▲一時的禁止措置、▲人体暴露の総合安全基準、▲消費者等のリスク評価要請などリスク評価政策全般に対して審議する。

- また、委員会の審議事項を事前に専門的に検討するために、分野別に8個の専門委員会*(97人)を運営する。

* 食品分野、健康機能食品・栄養分野、医薬品等・麻薬類分野、医療機器分野、化粧品・衛生用品分野、人体暴露安全基準設定、毒性評価のためにコミュニケーション

□ 食薬処は今回の会議で「第1次リスク評価基本計画案(’23~’27年)樹立方向」を委員会に報告し、計画案が用意されれば関係省庁協議と委員会審議を経て、今年中に最終案を樹立する計画である。

○ 今回の1次基本計画案には、人体適用製品の有害物質リスク評価のための基本目標・方向・技術開発と国際協力などが含まれる予定。

□ 委員長は「我が国民が多く摂取・使用する製品に含まれているため懸念が大きいか、リスク評価が緊急な有害物質などを体系的に評価する計画だ」とし、「新政府も健康リスク要因の統合評価・管理体系の確立を国政課題として見ているだけに、今後も多様な製品や環境まで含めて統合評価体系を確立していけるように、関係省庁を含めて学界・専門家と積極的に協力する」と述べた。

□ 食薬処は今後も有害物質を人中心に管理する「有害物質リスク評価」が、より安全な社会に一歩前進できるように最善を尽くす。

<添付> 第1回リスク評価政策委員会の開催計画

 

[MFDS]食品安全国を知らせる応援団(サポーター)を募集!

統合食品データ企画課 2022-06-02

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=46424

□ 食品医薬品安全処と食品安全情報院は食品安全情報を、子供の目線でより易しく身近に製作・広報する「第9期食品安全国サポーター」を6月2日から6月19日まで募集する。

○ 今回の第9期サポーターは食品安全関連コンテンツ製作・教育とソーシャル ネットワーキング サービス(SNS)広報活動に関心のある大学(院)生5チーム(4人1チーム)を募集し、食品栄養学科・教育学科などの専攻者や教育・奉仕など類似活動経験者を優先する。

□ 食品安全国サポーターは、これまで全国民を対象に食品安全情報を広報したが、今回は子供食品安全情報コンテンツを集中的に製作・広報する計画である。

○(活動内容)書類審査後最終選抜されたサポーターは7月から9月まで、①子供食品安全情報コンテンツを製作して指定された地域児童センターで子供を対象に教育して 、②参加者のソーシャル ネットワーキング サービス(SNS)に食品安全情報コンテンツを掲示して全国民を対象に広報活動をする。

○(活動メリット)活動期間、誠実に参加した参加者には毎月所定の活動費支給と修了証を発行して、サポーター活動が優秀な2チームには食薬処長賞など賞状と賞金を授与する。

- 参考に、これまで活動した食品安全国サポーターの優秀コンテンツは食品安全国ホームページ**で確認することができる。

** 食品安全国(Facebook、Instagram、Twitter、LINE WEBTOON、KakaoTalk)チャンネル

<添付>

1.第9期食品安全国サポータース募集公告案内画面

2.各部署別担当者、連絡先

 

[MFDS] [報道参考] マートの冷蔵庫にドアを設置してください!

食品基準課 2022-05-30

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=46414

□ 食品医薬品安全処は「冷蔵庫ドアを設置」事業を消費者に広く知らせるために韓国消費者団体協議会と共に、食品の安全確保とエネルギー削減次元で進める「新鮮楽キャンペーン」を5月30日から6月30日まで全国22地域で実施する。

○ 今回のキャンペーンは「冷蔵庫ドアを設置」事業の内容・効果などを消費者に知らせて事業の必要性に対する国民的共感を形成するために用意した。

- 「新鮮楽キャンペーン」は新鮮に保管する(LOCK)の意味と楽しい(楽)食生活を保障するという意味で、韓国消費者団体協議会で対国民公募展を実施して選ばれた。

○ 食薬処は食品安全を向上させて炭素中立に役立つため、大型マート・コンビニなどの食品売り場で冷蔵食品を陳列・販売する開放型冷蔵庫にドア設置を拡大する内容の「冷蔵庫ドアを設置」モデル事業を今年から推進している。

 

[MFDS]農・林産物の販売実態点検および収去検査の結果発表

農水産物安全政策課 2022-05-26

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=46409

□ 食品医薬品安全処は全国主要薬令市場内販売業者(184ヶ所)とオンラインショッピングモール(200ヶ所)を点検して農・林産物330品目を収去検査した結果、違法広告・販売したオンラインサイト2箇所(1業者)と残留農薬などの許容基準を超過した5品目を摘発した。

□ 検査の結果、食品として使用できないアケビを「茶類」と広告・販売したオンラインサイトを停止し、残留農薬と重金属許容基準を超過したレイシ、五味子、タンポポ、九節草、クコの実を廃棄し、生産者に対しては行政措置を要請した。

<添付>

1.食品として使用が不可能な農・林産物販売オンラインショッピングモール

2.食品以外で他の用途で使用が可能な農・林産物不適合内訳

3.食品原料確認QRコード広報

4.部署別担当者、連絡先

 

[FSANZ]食品基準ニュース

Food Standards News

June 2022

https://mailchi.mp/861ef9f48b25/food-standard-news-1300373?e=21527ddb09

・FSANZ 2022関係者フォーラム:将来に備えた食品基準

・世界食品安全デー

・食品安全情報評議会のオーストラリア食品安全記録についての報告カード

・卵の食品安全と一次生産要件案

 

[WHO]健康環境スコアカードの作り方

The making of the health and environment scorecards

16 June 2022

https://www.who.int/news-room/feature-stories/detail/the-making-of-the-health-and-environment-scorecards

60カ国以上の新しいWHOの健康環境スコアカードは、6つの主要な健康への脅威(大気汚染、水、衛生、気候変動、化学物質暴露、放射線、職業健康)の管理において各国がどの程度かのイラストでのスナップショットを提供する

各国のスコアカードは以下から

Environment, Climate Change and Health

https://www.who.int/teams/environment-climate-change-and-health/monitoring

(日本は汚染物質より長時間労働で健康が損なわれているらしい)

 

論文

-フィンランドでは消費者が植物ベースの食事を支持しているにもかかわらず赤肉の摂取は多いまま

Red meat consumption may remain high in Finland despite consumer support for plant-based diets

16-JUN-2022

https://www.eurekalert.org/news-releases/955385

PLOS Sustainability and Transformationに発表されたフィンランドの研究。買い物のデータを使った。消費者の大多数は赤肉を減らすべきだという主張に合意するが、肉の支出額は2年の研究期間中ほぼ一定だった。

(言うこととやることが違うのはよくあること)

 

-ボツリヌス食中毒アウトブレイクの疫学解析-中国、2004-2020

Epidemiological Analysis of Foodborne Botulism Outbreaks — China, 2004–2020

CCDC  Hongqiu Li et al.,

https://weekly.chinacdc.cn/en/article/doi/10.46234/ccdcw2022.114

2004-2020年の間に中国では合計80のボツリヌス食中毒アウトブレイクがおこり、386人が中毒、55人が死亡、最も多いのは6月から8月で1月に急峻なピークがある。食品としては伝統的な家庭で加工された臭豆腐と乾燥牛肉

 

-ヒトマイクロバイオーム:まだやるべきことが多い

Natureワールドビュー

The human microbiome: there is much left to do

Ruth Ley  15 June 2022

https://www.nature.com/articles/d41586-022-01610-5

ヒトの「第二のゲノム」の調査をもっと完全なものにするときである

今週はヒトマイクバイオームプロジェクトコンソーシアムが人体中の微生物の多様性についての最初の大規模調査をNatureに発表してから10周年である。それまでは微生物学者は人体は大量の微生物の宿主であることは知っていたがそのリストは存在しなかった。実際のところそのリストはまだ不完全である。それを改良するときである

 

-ジャガイモゲノムは作物改良への道を拓く

Potato genomes pave the way to crop improvement

08 June 2022  Juanita Gutiérrez-Valencia & Tanja Slotte

https://www.nature.com/articles/d41586-022-01419-2

44の野生及び栽培種ジャガイモの質の高いゲノム配列は研究者により良い研究と気候変動による干ばつや熱さに強い品種の開発を可能にするだろう

ジャガイモは世界で三番目に多く消費されている作物で、気候変動の中で収量を確保するために品種改良が必要である。TangらがNatureに質の高いゲノム配列解析を発表した。

商用に栽培されているジャガイモはその固有の特徴から改良が困難である。例えば通常染色体は4セットあり子孫が親世代の形質を必ずしも維持しない。そのため新しい品種の開発は複雑で時間がかかる。2倍体のジャガイモを使うことが新品種の開発を加速できる。

Genome evolution and diversity of wild and cultivated potatoes

https://www.nature.com/articles/s41586-022-04822-x

 

その他

-どうしてスモーキーで焦げたバーベキューがこんなに美味しいのか?直火での料理の化学

What makes smoky, charred barbecue taste so good? The chemistry of cooking over an open flame

Published: June 3, 2022  Kristine Nolin

https://theconversation.com/what-makes-smoky-charred-barbecue-taste-so-good-the-chemistry-of-cooking-over-an-open-flame-184206

バーベキューの煙たい香りや病みつきになるフレーバーを考えただけでよだれが出る。夏が来た、つまり米国人にとってはバーベキューの季節である。

私は天然化合物を研究している化学者で、同時にバーベキューを含む食べものが好きである。グリルで焼くのは単純にみえるかもしれないがそこにはたくさんの化学反応がある。

委かメイラード反応、カラメル化、多環芳香族炭化水素などの発がん物質、煙の吸入等

 

-メキシコの数百人の病気は肉のクレンブテロールに関連

Hundreds sick in Mexico linked to Clenbuterol in meat

By News Desk on June 17, 2022

https://www.foodsafetynews.com/2022/06/hundreds-sick-in-mexico-linked-to-clenbuterol-in-meat/#more-215710

メキシコユカタン州のSeyéの当局が最大500人の関係する事故、ただし死亡者は報告されていない、という。最初の中毒警告はここ1週間であった。予備的解析では食べた肉のクレンブテロールが示唆されているがまだ結果待ちのものがある。クレンブテロールは禁止されているが家畜に成長促進目的で使われている。病気に関連するのは豚肉を含む伝統的ユカタン料理Cochinita Pibil(柑橘類ジュースでマリネした豚肉に紅の木の種子を加えて鮮やかなオレンジ色にしてバナナの皮で包んで蒸し焼きにした)である。

メキシコでは2020年にMorelos州でクレンブテロール汚染肉の摂取後に50人以上が中毒している