[MFDS] [部署合同] 政府は日本原子力規制委員会の福島原子力発電所汚染水海洋放出施設設置計画案認可に対する対応緊急関係次官会議を開催
輸入食品政策課 2022-07-22
https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=46558
□ 日本原子力規制委員会は本日、東京電力の「汚染水海洋放出施設設置・運用関連実施計画」認可
□ 我が国政府は国民の健康と安全が最も重要であるという原則の下、
○ 科学的・客観的に安全で、国際法・国際基準に符合するように汚染水が処理されるようIAEAと持続協力して、
○ 我が国近海に対する放射能監視体系を拡大して、水産物の放射能検査と流通履歴および原産地取締り魚種を拡大し、原子力発電所汚染水海洋放出が我が国海域に及ぼす影響を検証する計画
□ 我が国政府は日本政府に対して海洋放出の安全性検討に必要な情報提供と安全な処理のための責任ある対応を促す計画
□ 政府は国務調整室長主宰で本日、「福島原子力発電所汚染水海洋放出対応関係部署*会議」を緊急開催した。
* 国調室、外交部、原安委、科学技術部、海洋水産部、食薬処、環境部、福祉部、疾病庁、文教体育部
○ 本日の会議では日本原子力規制委員会と東京電力が’21.12月に提出した「福島原子力発電所汚染水海洋放出施設設置・運用関連実施計画案*」を認可したことに伴う、今後の対応方案を点検した。
* 原子力発電所汚染水を多核種除去設備 (ALPS)で処理した後、海水を希釈して海洋に放出するのに必要な設備・運営方法、汚染水濃度分析、取水・放水方法など原子力発電所汚染水放出施設の設置・運営に関する内容
※ 今回の認可以後、日本は汚染水中の放射性核種再分類および放射線影響評価の再実施、汚染水設備運用計画補完、設備に対する使用前検査など、実際の放出前諸般手順を踏む予定であり、IAEAモニタリングTFも総合安全性検討結果を発表する予定
□ 政府は我が国民の健康と安全が最も重要だという原則の下、対内外的に最善の対応措置を取っていく計画だ。
○ 現在、韓国の専門家および専門機関がIAEAの安全性モニタリングに参加*しており、今後も科学的・客観的検証がなされ国際法・国際基準に符合するように汚染水が処理されるようIAEAと協力していく計画だ。
* △韓国原子力安全技術院キム・ホンソク博士、11ヶ国の専門家などで構成されたIAEAモニタリングTF参加中(’21.7月〜)、△韓国原子力安全技術院、米国・スイスなどとALPS処理水検証参加中(’22.3月〜)
○ また、海洋放射能監視体系を拡大して関連情報を透明に公開し、対国民疎通を持続していく計画だ。
- 我が国港湾・沿岸および沿海・近海の海水・海洋生物・海底堆積物に対する放射能(セシウム、トリチウムなど)モニタリングを持続拡大・強化*し、
* 港湾・沿岸(45→52個の定点)沿海・近海(34→40個の定点)に対して、最大月1~2回実施
- 海洋拡散シミュレーション高度化事業が完了すれば直ちにシミュレーション作業に着手して、日本の原子力発電所汚染水海洋放出が我が国の海域に及ぼす影響を検証していく計画であり、
* 科学技術部(原子力研)・海水部(海洋科学技術院)、シミュレーション正確度向上のために各々モデル高度化中であり、年末までに1次シミュレーション実施計画
- 輸入水産物流通履歴申告および原産地取締まり対象魚種を拡大していくなど、水産物に対する安全管理も強化していく計画だ。
○ 併せて、日本とは両者疎通・協議チャンネル等を通して海洋放出の潜在的影響に対する憂慮を伝達する一方、我が方自らの安全性検討に必要な十分な情報提供と原子力発電所汚染水の安全な処理のための責任ある対応を持続促す計画だ。
□ 我が国政府は今後も国民の健康と安全および海洋環境保護のために必要なすべての措置に万全を期していく計画だ。
(注:正確には「ALPS「処理水」の海洋放出設備の設置等に係る実施計画」。韓国は「汚染」水と言い続けている、一部の日本のメディアもそうだけど)
[MFDS]食用氷など夏季多消費食品の収去検査の結果
食品管理総括課 2022-07-22
https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=46555
□ 食品医薬品安全処は食用氷、スラッシュなど夏場の多消費食品597件について収去検査を実施した結果、ファーストフード店やコーヒー専門店で使用する製氷機食用氷で合計12件で基準・規格違反事実を確認して、直ちに是正するよう措置し管轄官庁に行政処分を要請した。
*スラッシュ・・・ジュースなど(風味を付けた液体)を凍らせて作る飲料
□ 収去検査対象は、▲ファーストフード店・コーヒー専門店で使用する食用氷(404件)、▲ダッチコーヒー・タピオカパール(87件)、▲スラッシュ(30件)、▲氷菓(76件)などであり、検査項目はサルモネラ、黄色ブドウ球菌など食中毒菌、細菌数、許容外タール色素などである。
○ 検査の結果、ファストフード店・コーヒー専門店の製氷機食用氷12件を除く残りの品目(585件)は基準・規格に適合していることが確認された。
- 不適切と判定された12件のうち5件はコーヒー専門店で、7件は今年から回収対象に追加されたファストフード店の食用氷で発生した。
- 不適合内容は過マンガン酸カリウム消費量*(9件)と細菌数(3件)基準超過で、製氷機内部清掃不良とフィルター汚れが主な原因と確認された。
* 過マンガン酸カリウム消費量:飲用水、飲用氷の検査時に有機物の汚染程度が分かる目安として、糖・アルコール・タンパク質など有機物に反応した過マンガン酸カリウム量
○ 不適合判定を受けた氷を使用した12店舗については管轄自治体に直ちに製氷機の使用を中止させ、洗浄・消毒、フィルター交換の後、基準に適合した氷のみを使用するように措置した。
<添付> 収去検査不適合の現況
[NASEM]PFAS暴露、検査、臨床フォローアップのガイダンス
Guidance on PFAS Exposure, Testing, and Clinical Follow-Up
(2022)
CDCの医師向けの職業暴露や汚染地域住人などの暴露量の多い人のPFAS血液検査に関する助言の更新を勧める。もし検査で有害影響に関連するほどPFAS濃度が高かったら、患者は定期検診とその他モニタリングをすべきである。CDCや公衆衛生部局はPFAS暴露、健康影響、検査の限界、検査の利益と害、に関する教育資料を作って医師を支援することを勧める。
[NTP] 改訂
-Sprague Dawleyラットに強制経口投与したパーフルオロアルキルスルホン酸の毒性試験(改訂)
TOX-96 Toxicity Studies of Perfluoroalkyl Sulfonates Administered by Gavage to Sprague Dawley (Hsd:Sprague Dawley SD) Rats (Revised)
August 2019; July 2022 (Revised)
https://ntp.niehs.nih.gov/publications/reports/tox/000s/tox096/index.html
報告書の転記に間違いがあったため監査が行われ改訂して再発行された
本文のAppendix Fに改訂された部分がリストされている(結構たくさんある)
-Hsd: Sprague Dawleyラットに強制経口投与したパーフルオロアルキルカルボン酸の毒性試験(改訂)
TOX-97 Toxicity Studies of Perfluoroalkyl Carboxylates Administered by Gavage to Hsd: Sprague Dawley SD Rats (Revised)
August 2019; July 2022 (Revised)
https://ntp.niehs.nih.gov/publications/reports/tox/000s/tox097/index.html
同上
[FDA]有害事象報告の調査:レンズ豆と西洋ネギのクランブル (2022年6月)
Investigation of Adverse Event Reports: French Lentil & Leek Crumbles (June 2022)
07/28/2022
7月28日時点でFDAはこの製品に関連するCARES報告と消費者苦情は329件受け取っている
(7月14日の更新では277件だった)
論文
-ビタミンDサプリメントは健康な米国成人の骨折リスクを下げない
Supplemental vitamin D did not lower risk of fractures in healthy US adults
27-JUL-2022
https://www.eurekalert.org/news-releases/959693
NEJMに発表されたビタミンDとオメガ3試験(VITAL)。
-ハエやゴキブリはCOVID-19を広めそうにない
Study shows flies, roaches not likely to spread COVID-19
28-JUL-2022
https://www.eurekalert.org/news-releases/960169
Texas A&M AgriLife研究所の科学者が最近Journal of Medical Entomologyに発表した研究によると、ハエやゴキブリがCOVID-19をヒトに広める可能性は低い
最近COVID-19になった人の家の昆虫を採取して定量RT-PCRで調べたところ全て陰性だった。40の家から1345匹以上の昆虫を集めて調べた。犬猫が陽性の家でも昆虫は陰性。
-これから来るオピオイドオーバードーズの波はかつてなく悪いだろう
Coming wave of opioid overdoses ‘will be worse than it’s ever been before’
28-JUL-2022
https://www.eurekalert.org/news-releases/960114
地理的詳細を解析した新しい研究では、田舎でも都市部でも急増するだろうことを発見
・2020年以降のデータはこれまでで最悪
・死亡率の高さはフェンタニルやカルフェンタニルのような半合成オピオイドとコカインやメタンフェタミンのような覚醒剤とのカクテルによる
・COVID-19アウトブレイク予測モデルを使って研究
・死亡率と死亡率の増加速度から、「爆発的増加」の兆候
JAMA Network Open.
(アメリカの薬物過剰死の波は2000年以降現在で第四波、という図)
-Science書籍紹介
栄養の将来:何故我々は間違い続けているのか、そしてどうやって正しく理解し始められるのか、科学についてのインサイダーの見方
The Future of Nutrition: An Insider’s Look at the Science, Why We Keep Getting It Wrong, and How to Start Getting It Right
SCIENCE 28 Jul 2022 Vol 377, Issue 6605 p. 479
- Colin Campbellがポッドキャストで植物メインの食生活を薦める