2022-10-06

[MFDS]日本産輸入食品の放射能検査の結果

輸入検査管理課

2022.9.23〜2022.9.29

https://www.mfds.go.kr/brd/m_100/view.do?seq=43281

2022.9.16〜2022.9.22

https://www.mfds.go.kr/brd/m_100/view.do?seq=43280

 

[MFDS]健康的な食生活実践の第一歩、私の栄養指数調べ!

栄養機能研究課 2022-09-30

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=46716

□ 食品医薬品安全処と食品医薬品安全評価院は、国民の健康的な食生活を支援するために個人の食生活を手軽に診断し、オーダーメード型ガイドを提供する栄養指数*プログラムを9月30日から食品安全国に公開する。

* 栄養指数(NQ:Nutrition Quotient):食薬処が開発した栄養評価指数で、年齢別食行動、食事の質と栄養状態を総合的に評価して点数化した指数

○ 今回開発したプログラムは、▲栄養指数算出、▲栄養指数評価、▲オーダーメード型食生活ガイド提供で構成されたWebベースサービスで、年齢*による食生活特性を考慮して開発された質問項目に答えると、その結果をもとに個人別栄養指数を算出する。

* 就学前(満3~5歳)、学童期(満6~11歳)、青少年(満12~18歳)、成人(満19~64歳)、高齢者(満65歳以上)

- 算出された栄養指数は最近、国民を対象に調査した年齢別栄養指数と比較して良好(上位25%以上)、改善必要、改善至急(下位25%未満)で評価する。

- オーダーメード型食生活ガイドでは、栄養指数の算出結果をバランス、節制、実践領域*に分け、健康的な食生活の推奨事項と正しい食生活を実践するための教育資料を提供する。

*(バランス)必要な食品をまんべんなく食べる(節制)不健康な食品は少なめに食べるか(実践)健康的で安全な食行動を実践する

□ 今回の栄養指数プログラムが国民の正しい食生活改善に役立つと期待し、今後は中央子供給食管理支援センター、韓国健康増進開発院などの栄養管理プログラムと連係し、より多くの国民が活用できるよう運営する計画である。

食薬処は今後も国民が健康敵な食生活を実践できるよう多様な情報を持続的に提供するなど、正しい食生活の拡散のために最善を尽くす。

<添付> 栄養指数プログラムサービス(PC/モバイルWebページ)

 

(これ?https://e-jnh.org/pdf/10.4163/jnh.2022.55.2.278

栄養の質の質問表に「手を洗う」が入っているの珍しいかも)

 

[MFDS]プロバイオティクス製品に対する輸入者検査命令の施行

輸入検査管理課 2022-09-30

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=46715

食品医薬品安全処は、米国・デンマーク・カナダの5つの製造業者で生産されたプロバイオティクス製品を輸入する場合、輸入販売業者がプロバイオティクス数項目の適合可否を事前に確認した後、国内に輸入申告するようにする「検査命令」を9月30日から施行する。

○ この検査命令は、米国・デンマーク・カナダで製造されたプロバイオティクス製品を検査した結果、プロバイオティクス数(乳酸菌)が不足し不適合が繰り返し発生したことにより、輸入者の安全管理責任を強化するための措置である。

<添付> 輸入食品など検査命令運営現況

 

[MFDS] [報道参考] 残留農薬基準が超過検出された「カボチャの種」の回収措置

輸入流通安全課 2022-09-28

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=46705

□ 食品医薬品安全処は市販されている中国産「カボチャの種(乾燥)」からピラクロストロビン*が基準値(0.01 mg/kg)より超過検出(0.06 mg/kg)されたため、該当製品を販売中止して回収措置する。回収対象は、包装日が2022年7月18日の製品。

 

[MFDS]食薬処、抗生物質耐性管理国際規範履行のために先頭に立つ

畜産物安全政策課2022-09-27

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=46701

□ 食品医薬品安全処は「食品由来抗生物質耐性低減のために国際社会の対応と努力」という主題で「第2回食品由来抗生物質耐性国際会議(GCFA*)」を9月27日)から9月28日まで開催する。

* GCFA: Global Conference on Foodborne Antimicrobial Resistance

□ 会議は4つのテーマで国内外の抗生物質耐性専門家(17人)が合計13講演を行う。

<添付> 第二次食品由来抗生物質耐性国際会議プログラム(案)

 

 

[MFDS]異物混入疑惑のフライドポテト売場、「食品衛生法」違反行為を摘発・措置

食品管理総括課 2022-09-22

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=46692

□ 食品医薬品安全処はフライドポテトに虫異物が混入していたというメディア報道に関連して当該店舗を調査した結果、一部施設が清潔に管理されていないなど「食品衛生法」違反事項が摘発され管轄自治体に行政処分を要請した。

□ 調査の結果、▲フライドポテト設備周辺など清潔・衛生管理不十分など衛生的取扱基準違反、▲天井配管部分の損傷など施設基準違反事項が摘発された。

□ また、フライドポテトに虫異物が混入したというメディア報道と関連して、消費者が虫異物を調査機関に提供しなかったため、混入の有無についての調査は着手できなかった。

<添付> 違反内容(不衛生な施設の写真)

 

[MFDS] [報道参考] 食薬処、ホームショッピング業界対象に不当広告予防教育を実施

サイバー調査チーム 2022-09-22

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=46689

□ 食品医薬品安全処は「TVホームショッピング協会」主催の「TVホームショッピング公正取引および放送審議共同教育」*に参加し、ショーホストなどホームショッピングスタッフを対象に、食品・医療製品の不当広告について教育する。

- 主な教育内容は、▲ホームショッピング業者が広告時に守らなければならない法令*遵守事項、▲不当広告詳細判断基準、▲違反事例と自律安全管理方案などである。

*「食品等の表示・広告に関する法律」/「化粧品法」/「医療機器法」/「薬事法」など

○ 参考に、科学技術情報通信部と放送通信審議委員会も参加し、TVホームショッピングの政策方向と放送審議基準を案内した。

 

[FSANZ]食品基準通知

Notification Circular 216-22

6 October 2022

https://www.foodstandards.gov.au/code/changes/circulars/Pages/Notification%20Circular%20216-22.aspx

新規申請と提案

・MRL

意見募集

・乳児用調整乳製品の牛ラクトフェリンに意見募集

Call for comment on bovine lactoferrin in infant formula products

6/10/2022

https://www.foodstandards.gov.au/media/Pages/Call-for-comment-on-bovine-lactoferrin-in-infant-formula-products-.aspx

・アルコール飲料の段ボール包装への妊娠警告表示の改訂案に意見募集

Call for comment on proposed amendments to pregnancy warning labels on corrugated cardboard packaging of alcoholic beverage

6/10/2022

https://www.foodstandards.gov.au/media/Pages/Call-for-comment-on-proposed-amendments-to-pregnancy-warning-labels-on-corrugated-cardboard-packaging-of-alcoholic-beverage.aspx

・カバ食品基準の12ヶ月レビューについて意見募集

Call for comment on the 12 month review of the kava food standard  

6/10/2022

https://www.foodstandards.gov.au/media/Pages/Call-for-comment-on-the-12-month-review-of-the-kava-food-standard-%E2%80%AF.aspx

いずれも2022年11月16日まで

 

[EU]農場から食卓まで:EUの動物の福祉規制の結果として福祉はより良くなったが十分ではない、レビューが発見

Farm to Fork: Better, but not sufficient, welfare as a result of EU’s Animal welfare legislation, review finds.

05/10/2022

https://ec.europa.eu/newsroom/sante/items/760589/en

本日欧州委員会は動物の福祉規制の成果と課題の概要を発表した。規制により欧州の動物の福祉は多くの動物で改善した、特に産卵鶏、雌豚、子牛で、と結論した。

 

[WHO]食品由来疾病負担推定のための系統的レビュー及びその他の研究を行うことへの関心表明要請

Call for expressions of interest to conduct systematic reviews and other studies for estimating the burden of foodborne diseases

3 October 2022

https://www.who.int/news-room/articles-detail/call-for-expressions-of-interest-to-conduct-systematic-reviews-and-other-studies-for-estimating-the-burden-of-foodborne-diseases

アフラトキシンと有鉤条虫の系統的レビューを行う専門家募集。2022年10月31日締め切り

 

論文

-飢餓、栄養、健康に関するホワイトハウス会議の後、肥満医学会は肥満の流行に対応する追加の行動を強く求める

After the White House Conference on Hunger, Nutrition, and Health, the Obesity Medicine Association urges additional action be taken to address the obesity epidemic

5-OCT-2022

https://www.eurekalert.org/news-releases/966756

肥満医学会は、ホワイトハウスの健康的な食品と運動へのアクセス改善への関与を賞賛する。しかし現実には医薬品や手術を含む肥満治療が単純に保険でカバーされていないため治療が不十分である

(たくさん食べて太ったら手術、を繰り返せば確かにこの業界にとってはいいかもしれないけれど…)

 

-COVID-19ワクチン躊躇率は一部のサハラ以南アフリカ諸国の若者で最大88%、理由はしばしば安全性と有効性への懸念

COVID-19 vaccine hesitancy rates are up to 88% among adolescents in some sub-Saharan African countries, often because of concerns over safety and efficacy

5-OCT-2022

https://www.eurekalert.org/news-releases/966228

PLOS Global Public Health。ブルキナファソ、エチオピア、ガーナ、ナイジェリア、タンザニアの調査。地域により14~88%

 

SMC UK

-母親の超加工食品摂取を調べ子どもの肥満リスクに関連させた研究への専門家の反応

expert reaction to study looking at mother’s ultra-processed food intake being linked to obesity risk in children

OCTOBER 5, 2022

https://www.sciencemediacentre.org/expert-reaction-to-study-looking-at-mothers-ultra-processed-food-intake-being-linked-to-obesity-risk-in-children/

The BMJに発表された研究が母親の超加工食品摂取と子どもの肥満または過体重リスクを調べた

Open大学応用統計学名誉教授Kevin McConway教授

この研究は相当多数の参加者からのデータを集めた注意深く行われたものではあるが、知見の拡大解釈をしないことが極めて重要である。

これは観察研究で、全ての観察研究がそうであるが、超加工食品を大量に食べる母親の子どもに肥満が多いのは、母親の食事が原因かどうかには疑問が残る。母親が超加工食品を食べる量が違う家庭では母親の食事以外にもたくさんの違いがあるからである。子どもの肥満の原因はそれらによる可能性がある。研究者はもちろんそれを認識していて調整を行っている。しかし全ての要因が考慮されたと確信することはできない。

(以下多数問題点指摘)

英国栄養財団栄養科学者Sarah Coe

この研究から妊娠中に超加工食品を多く食べると子どもが肥満になると言うことはできない。超加工食品と分類される食品にはあまり健康的ではないものも多いが健康的なバランスのとれた食生活の一部になり得るものも含まれる。母親の食事の質が赤ちゃんの健康に影響することは知られている。胎児期の栄養の不足や過剰はその後の人生の病気の発生に影響する可能性がある。しかし妊娠中の母親の栄養摂取を変えると赤ちゃんのリスクがどう変わるのかは我々はまだ知らない。

英国栄養士会広報担当、Bump2baby Nutrition LTD母子健康栄養士、Hannah Whittaker

Kingston大学栄養准教授Hilda Mulrooney博士

超加工食品のNOVA分類システムにはたくさんの不合意があり、食品の加工ではなく栄養の方が健康にとってはより重要であることが示唆されている。

Aston大学医学部登録栄養士で上級教育助手Duane Mellor博士

米国の約2万人の母子データを使った興味深い研究である。食事摂取評価方法は正確ではないが、脂肪・炭水化物・タンパク質の摂取にあまり差がないのに超加工食品を最も多く摂取している人たちのエネルギー摂取量が最も少ない人たちより1000kcal近く多いのは食事以外(アルコール)からカロリーを摂っているのか推定方法が間違っているのかであろう。

Reading大学栄養と食品科学教授Gunter Kuhnle教授

NOVAの定義による超加工食品という用語は信じがたいほど曖昧で多くの栄養や食品科学者は却下している。同じ食品が販売用に作られると「超加工」になり自分用だとただの加工に分類される。食品の物理的性質ではないものが健康影響をもつというホメオパシーのようなものである。超加工食品の研究は常に必ずそれを食べると健康に悪いことを示す。

このような研究はファッショナブルで間違った定義に集中することで真の問題から意識を逸らす。

(一部のみ)

 

-ホルモン療法数年後のトランスジェンダー女性の心肺機能をシスジェンダー同等者と比べた研究への専門家の反応

expert reaction to study looking at transgender women’s heart-lung capacity against cisgender peers after years of hormone therapy

OCTOBER 4, 2022

https://www.sciencemediacentre.org/expert-reaction-to-study-looking-at-transgender-womens-heart-lung-capacity-against-cisgender-peers-after-years-of-hormone-therapy/

British Journal of Sports Medicineに発表された研究

Imperial College London生殖内分泌学と男性病学臨床上級講師で相談医Channa Jayasena博士

この小規模だがよくデザインされた研究はトランス女性、シスジェンダー女性、シスジェンダー男性の身体能力に関連する多数の測定を比較している。トランス女性とシス女性には筋の発達、強度、酸素利用に差があることを発見した。これはトランス女性とシス女性の間には筋の働きに小さな差があることを示唆する。しかしこの研究の参加者はアスリートではない。またシスジェンダーアスリートの間にも同程度の差はある可能性がある

Manchester Metropolitan大学スポーツと運動遺伝学教授Alun Williams教授

この研究の強みはトランス女性が数年間ホルモン治療を受けていることと心血管フィットネスを評価していることであるが弱点は筋の強さと体組成はもっとよく調べることができた、横断研究であること、アスリートではないこと、である。それでも結果のパターン、つまりトランス女性は一般的にシス女性とシス男性の間のパフォーマンスであること、はより短期のホルモン治療での研究を支持する。従ってこの新しい根拠はトランス女性をスポーツ競技で女性に分類することの適格性を支持しない。

 

その他

-SMC NZ

もとラグビー選手は脳疾患リスクが2倍以上-専門家の反応

Brain disease risk more than double among former rugby players – Expert Reaction

05 October 2022

https://www.sciencemediacentre.co.nz/2022/10/05/brain-disease-risk-more-than-double-among-former-rugby-players-expert-reaction/

数百人のもと国際ラグビーユニオン選手健康データが、神経変性疾患リスクが一般人の2.5倍高いことを明らかにした。SMCは専門顔コメントを求めた

オークランド大学脳研究センター研究員Helen Murray博士

オークランド工科大学人間パフォーマンス教授Patria Hume教授

(コメント略。NZはラグビーが人気なので注目している)

 

-加盟国は欧州委員会の農薬使用削減計画を糾弾

Member states slam Commission’s plans to slash pesticide use

By Natasha Foote | EURACTIV.com 2022年9月28日

https://www.euractiv.com/section/agriculture-food/news/member-states-slam-commissions-plans-to-slash-pesticide-use/

EU加盟国は欧州委員会の農薬使用とリスク削減提案に、食料安全保障とレジリエンスの懸念により新たな影響評価を要求した。しかしEU幹部は動かない

(下々の人間が飢えても思想の方が大事という欧州の姿勢がはっきりする)

 

-Greens/EFA(欧州緑グループ・欧州自由連盟)報告書が植物研究者とEU組織の後を追う。失敗

Greens/EFA Report goes after plant researchers and EU organizations. It fails

By Emil Panzaru - 04.10.2022

https://www.europeanscientist.com/en/features/greens-efa-report-goes-after-plant-researchers-and-eu-organizations-it-fails/

肥料とエネルギー供給不足が伴う乾燥した夏が、ひまわりやトウモロコシのような主要作物の収量減となって欧州農業部門に嵐を呼んだ。チェコ、ルーマニア、リトアニア、スウェーデン、イタリアのような加盟国が植物の遺伝子組換え技術に関するEU規制を見なおすよう圧力を高めているのは不思議ではない。危機にあって革新を妨げていることは間違いない。それに対してGreens/EFAが報告書を出して議論を揺らそうとした。しかしその内容は信頼できるものではない。それは遺伝子組換えはコントロール不可能な意図しない安全でない突然変異を作り出すと主張し、有機農業にしがみつくべきだという。それらの主張は圧倒的な根拠で支持されず事実を無視しているだけではない。欧州の各組織や科学者を根拠なく非難し科学への人々の信頼を毀損しようとする。