2022-11-07

[EU]査察報告

-リトアニア―生きた動物と動物製品の残留物と汚染物質の管理の評価

Lithuania 2022-7485―evaluate the control of residues and contaminants in live animals and animal products

03-11-2022

https://ec.europa.eu/food/audits-analysis/audit-report/details/4539

2022年5月3~12日に実施した、リトアニアの生きた動物と動物製品の動物用医薬品残留物と汚染物質の監視を評価するための査察。残留物モニタリング計画の立案・実施・違反結果のフォローアップはEUの法的要件にほぼ従っている。しかし、養殖魚のサンプリング戦略、同じ生産者に時折繰り返されるサンプリング、一部の違法の不完全な調査などの要因に残留物の管理の効果が弱められている。最も重大な問題は分析方法の妥当性と検査結果の解釈における欠陥に関するものである。報告書にはリトアニアの管轄機関に対する5つの助言が含まれている。

 

-スロバキア―トレーサビリティを含む、牛肉の生産と販売を管理する食品安全管理システム

Slovakia 2022-7463―Food safety control systems in place governing the production and placing on the market of bovine meat, including traceability

27-10-2022

https://ec.europa.eu/food/audits-analysis/audit-report/details/4538

2022年4月28日~5月10日まで実施した、牛肉の生産に関する公的管理の実行を評価するための、スロバキア共和国の一部リモートの査察結果。スロバキアの公的管理システムは、原則としてEUの法的要件を満たすのに必要な要素があり、適切に食用に適さないウシがフードチェーンに入ることを防いでいる。このシステムは、一般的に関連するEU要件を満たしているが、実際の運用においては不備を特定できず、監督も効果的ではない。査察チームは、以前の査察での勧告のフォローアップとして、所轄官庁が担当者に対し、生体検査の要件に関する最新の指導と研修を行ったことを確認した。

 

-管理団体―認定された管理団体が適用するオーガニック生産基準と管理手段

Control Body 2019-6705―organic production standards and control measures applied by a recognised Control Body

27-10-2022

https://ec.europa.eu/food/audits-analysis/audit-report/details/4536

トーゴの管理団体(CB)が適用するオーガニック生産基準と管理手段を評価するために、2019年3月4~6日にEU加盟国の、11月12~17日にトーゴのCB本社で実施した査察。CBが適用するオーガニック生産規則にはEC規則と同等の管理能力がある。CBはほぼ手順を実践しているが、生産者団体の認証と管理に対するアプローチはEUへの輸入オーガニック製品のガイドラインとは異なる。特に、検査頻度が違反のリスクを考慮して調整されておらず、高リスクの事業者で実施されているわけではない。CBは不正処理やEU通知のフォローアップに適切な手段があるが、一部の重大な違反が長期化し、是正措置の実施が遅れていることから、CBの能力には疑問が残る。最新のCB評価では大幅な進歩を遂げ、以前に対処した主要な違反は次の検査で確認の対象となる。

 

[EFSA]意見等

-リスク評価におけるベンチマーク用量アプローチの使用に関するガイダンス案についてのパブリックコメント募集

Public consultation on the Draft Guidance on the use of the Benchmark Dose approach in risk assessment

EFSA Journal 2022;19(10):EN-7585 25 October 2022

https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-7585

(技術的報告書)

欧州食品安全機関(EFSA)は、リスク評価におけるベンチマーク用量アプローチの使用に関するガイダンス案について、科学界や全ての利害関係者からの意見を受け取るためにパブリックコメントを募集した。このパブリックコメント募集は2022年2月21日~4月11日に行われた。この期間中にEFSAは様々な部門に属する22の利害関係者から寄稿を受け取った(NGOs、コンサルタント会社、国家当局、個々の科学者達など)。この報告書では寄せられた意見やその対応について提示している。

 

-全ての動物種用ビタミンB2/リボフラミン(Bacillus subtilis KCCM 10445株で生産した)からなる飼料添加物の安全性(Hubei Guangji Pharmaceutical Co. Ltd.)

Safety of the feed additive consisting of vitamin B2/riboflavin (produced by Bacillus subtilis KCCM 10445) for all animal species (Hubei Guangji Pharmaceutical Co. Ltd.)

EFSA Journal 2022;20(10):7607 31 October 2022

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7607

(科学的意見)

 

-全ての動物種用Lactiplantibacillus plantarum (以前は Lactobacillus plantarum) ATCC 55058株とATCC 55942株からなる2つの飼料添加物の有効性の評価(FEFANA asbl)

Assessment of the efficacy of two feed additives consisting of Lactiplantibacillus plantarum (formerly Lactobacillus plantarum) strains ATCC 55058 and ATCC 55942 for all animal species (FEFANA asbl)

EFSA Journal 2022;20(10):7602 31 October 2022

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7602

(科学的意見)

 

-全ての動物種用グリセリル ポリエチレングリコール リシノール酸(PEGヒマシ油)からなる飼料添加物の安全性と有効性(FEFANA asbl)

Safety and efficacy of a feed additive consisting of glyceryl polyethyleneglycol ricinoleate (PEG castor oil) for all animal species (FEFANA asbl)

EFSA Journal 2022;20(10):7433 28 October 2022

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7433

(科学的意見)

 

-鶏肥育用、産卵/交配のための鶏育成用、七面鳥肥育用、七面鳥交配のための育成用、マイナー家禽種発育用、Komagataella phaffii DSM 33574株で生産したエンド‐1,4‐β‐キシラナーゼ及びBacillus velezensis DSM 21836 株とBacillus licheniformis ATCC 53757株 (EnzaPro) の生存可能な胞子からなる飼料添加物の安全性と有効性(BioResource International (BRI), Inc.)

Safety and efficacy of a feed additive consisting of endo‐1,4‐β‐xylanase produced by Komagataella phaffii DSM 33574, and viable spores of Bacillus velezensis DSM 21836 and Bacillus licheniformis ATCC 53757 (EnzaPro) for chickens for fattening, chickens reared for laying/breeding, turkeys for fattening, turkeys reared for breeding and growing minor poultry species (BioResource International (BRI), Inc.)

EFSA Journal 2022;20(10):7606 26 October 2022

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7606

(科学的意見)

 

-全ての動物種用Enterococcus faecium ATCC 53519 株とE. faecium ATCC 55593株からなる2つの飼料添加物の有効性の評価

Assessment of the efficacy of two feed additives consisting of Enterococcus faecium ATCC 53519 and E. faecium ATCC 55593 for all animal species (FEFANA asbl)

EFSA Journal 2022;20(10):7603 26 October 2022

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7603

(科学的意見)

 

-イヌネコ用カルミンからなる飼料添加物の安全性と有効性(Mars Petcare GMbH)

Safety and efficacy of a feed additive consisting of carmine for cats and dogs (Mars Petcare GMbH)

EFSA Journal 2022;20(10):7609 26 October 2022

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7609

(科学的意見)

 

-認可更新のための全ての動物種用Lactiplantibacillus plantarum (以前は Lactobacillus plantarum) DSM 8862 株と L. plantarum DSM 8866株からなる飼料添加物の評価(Dr. Pieper Technologie‐ und Produktentwicklung GmbH)

Assessment of the feed additive consisting of Lactiplantibacillus plantarum (formerly Lactobacillus plantarum) DSM 8862 and L. plantarum DSM 8866 for all animal species for the renewal of its authorisation (Dr. Pieper Technologie‐ und Produktentwicklung GmbH)

EFSA Journal 2022;20(10):7604 26 October 2022

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7604

(科学的意見)

 

-全ての動物種用Escherichia coli NITE BP‐02917株で生産した濃縮液l‐リジン、l‐リジン一塩酸塩、濃縮液l‐リジン一塩酸塩からなる飼料添加物の安全性と有効性(Metex NoovistaGo)

Safety and efficacy of a feed additive consisting of concentrated liquid l‐lysine, l‐lysine monohydrochloride and concentrated liquid l‐lysine monohydrochloride produced by Escherichia coli NITE BP‐02917 for all animal species (Metex NoovistaGo)

EFSA Journal 2022;20(10):7612 25 October 2022

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7612

(科学的意見)

 

[EU]一般食品法とEFSA:人命と消費者利益を守る20年

The General Food Law and EFSA: two decades of protecting human life and consumers interests

31/10/2022

https://ec.europa.eu/newsroom/sante/items/763206/en

欧州人は、EU(欧州連合)の強力な法的枠組みがフードチェーンのあらゆる側面を保護していることを知らなくとも、食品の安全性を信頼している。Alexandra Nikolakopoulouが、一般食品法 (GFL:General Food Law) と欧州食品安全機関 (EFSA) について、食品、飼料生産及び流通の安全性を維持するためにどのように役立っているかについて語る。

一般食品法は20年前に採択されて以来、その目的を達成してきたか?

1990年後半の食品事故を受けて採用されたGFL規則の共通の定義、目的及び一般原則は、EUの食品法及び政策を再定義し、再形成した。その中で最も重要なのは、食品法は科学に基づいたものでなければならないというリスク分析の原則である。欧州食品安全機関 (EFSA) を設立し、食品及び飼料に関する緊急警告システム(RASFF)と緊急事態及び危機管理のための主要な手順とツールを定めた。GFLはフードチェーンにおけるリスクから食品に関連する人命と消費者の利益を保護することに深く貢献し、EUに確実で効率的な食品安全システムの1つを提供している。

EFSAは今年20周年を迎える。フードチェーンの機能にどのように貢献しているか?

EFSAは科学に基づくアプローチの政策決定により、EUの措置に科学的根拠を与え、フードチェーンに対する信頼を維持し、食品の安全性と基準を引き上げた。また、国内外の科学機関との協力、加盟国及び委員会との情報交換を促進した。結果、食品関連リスクの相互理解が深まり、重複リスクが最小化し、他のリスク評価機関との科学的相違が減少した。さらに、EFSAはフードチェーンのリスクの周知などにもキャンペーンを通じて関わる。

EU市民は食品の安全性を懸念しているのか?

EUの食品安全に関する最近のユーロバロメーター調査では、EU全体の回答者10人中7人(70%)が食品安全の話題に「個人的に関心がある」と回答した。食品購入に影響する主な要因は食品価格、次に味であるが、ほぼ半数が食品の安全性を重要視している。41%の市民は購入する食料が安全であることを当然と考えている。また、ほとんどの市民が環境や動植物の状態がヒトの健康に影響を与えることを認識していることを示している。

一般食品法は今でも複雑なフードチェーンに適応しているか?

政治、経済及び社会的状況が進化し、フードチェーンに関する消費者の認識と期待に影響を与えているが、GFLは今でも引き続き重要である。GFLは、合法な事業の機密情報を保護し、リスクコミュニケーションを確保しながら、リスク評価の透明性、EFSAの評価を支える研究の信頼性と独立性を強化するために、2019年に透明性規則によって改正された。

EFSAは戦略2027を見据えている。なぜ新しい戦略が必要だったのか?

2021年から適用の透明性規則により、EFSAの役割が拡大し、また、グリーン・ディール、Farm to Fork(農場から食卓まで)戦略、持続可能性のための化学物質戦略、生物多様性戦略などのEU全体の政策展開により、EFSAの活動の焦点は変わりつつある。パンデミックや現在のウクライナ戦争のような世界的な危機は、フードチェーン、食料入手の可能性、食料の安全性と安全保障にも大きな影響を与えている。EFSAの戦略2027は、EFSAがこの変化する環境にいかに対応し、人々により大きなサービスを提供しようと考えているかを示すために必要とされた。

 

[SFA]食品中の製造副生成物:グリシドールエステル類及びMCPDエステル類

Processing contaminants in food: Glycidol esters and MCPD esters

Friday, October 28, 2022

https://www.sfa.gov.sg/food-information/risk-at-a-glance/glycidol-and-mcpd

<序論>

食品加工時には、「製造副生成物」と呼ばれる意図しない化学物質が生成される。食品加工によって食品原料が加熱調理済みの料理や食品に変化するため、食品中の少量の製造副生成物は避けられない。消費者は、フライドポテト製品、ベーカリー製品、ビスケット及びクラッカーなどの食品を通じて、製造副生成物にさらされる可能性がある。飲料や缶詰、発酵食品にも製造副生成物が含まれることがある。

製造副生成物は発がん性があり、消費者は懸念すべきなのか?この記事では、精製油脂を含む食品及び食品原料に一般的に関連があるグリシジルエステル類及びモノクロロプロパンジオール (MCPD) エステル類として知られる2つの製造副生成物に焦点を当てる。

グリシジルエステルやMCPDエステルはどのようにして体内に入るのか?

油脂は食品の原料として使用される前に、食品の品質と安全基準を満たすように精製される。この過程で、これら油脂は高温(200°C以上)で加熱される。一連の反応によって油脂が分解され、グリシジルエステルとして知られる化合物が生成される。同時に、塩化物イオン(通常、品質を向上のため、油脂精製に使用される液体に微量含まれる)が含まれる反応でも、MCPDエステル類が生成される可能性がある。グリシジルエステルとMCPDエステルの生成は、揚げ調理、焼き調理、ロースト調理、工業的加工中に起こる。

精製中に生成されるグリシジルエステルとMCPDエステルの濃度は様々である。植物油の場合には、気候、土壌及び生育条件、遺伝子型及び収穫技術など、原料植物や樹木に関連するいくつかの要因がある。温度、期間及び前駆体の存在は、グリシジルエステル及びMCPDエステルの濃度にも影響を与える可能性がある。精製油脂は食品製造に広く使用されており、グリシジルエステルやMCPDエステルは我々が消費する食品に入っている。食品へのこれらの化合物の混入を防ぐことは不可能である。

グリシジルエステルとMCPDエステルを含む食品を摂取すると、消化されてそれぞれグリシドールとMCPDに変換される。グリシジルエステルを含む食品にはMCPDエステルも含まれている可能性が高いため、グリシドールとMCPDの両方に同時に暴露されることが予想される。

グリシドールとMCPDは食べて安全か?

グリシドールとMCPDがラットにがんを引き起こす可能性が研究で示されているが、現在のところ、これらの物質がヒトにも同様にがんを引き起こす可能性があることを示す決定的なエビデンスはない。したがって、現在の科学的情報では、グリシドールとMCPDの食品安全リスクは依然として低いことが示唆される。

それでも、コーデックス委員会(CAC)のような国際組織は、食品の安全性に対して予防的なアプローチをとってきた。グリシドールとMCPDによって引き起こされる可能性のある食品安全リスクを減らすために、「As Low and Reasonably Achievable(合理的に達成可能な限り低く)」(ALARAの原則)アプローチを推奨している。これは、業界が食品中のグリシドールとMCPDの量を最小限に抑えるための措置を食品加工中に実施すべきであることを意味する。

SFAは何をしているのか?

シンガポール食品庁(SFA)は、食品の安全性に対して科学とリスクに基づくアプローチを採用しており、シンガポールで販売されている食品の検査と監視プログラムを実施している。SFAは、シンガポールのフードサプライにおける製造副生成物の濃度を監視するための調査を行っている。製造副生成物は、油、バター及び粉ミルクなどの一部の食品で低量検出されている。しかし、これらの濃度は入手可能な文献で検出された濃度と同等かそれ以下であり、安全上の懸念を引き起こす可能性は低い。SFAはまた、海外で販売された食品に関する通知を定期的に監視し、海外の食品安全規制当局が発行するリコールに対して警告を受ける。食品中のグリシドールとMCPDに関する通知件数は一般的に少なく、食品の安全上の懸念には該当しないことがわかった。

それでもなお、SFAは、食品中のグリシジルエステル及びMCPDエステルの濃度を低下させるためにCACが推奨する実施規範を業界が採用することを奨励している。これらの実施規範は、CACが発行した文書に詳細に記載されており、適正農業規範(GAP)及び適正製造規範 (GMP) に基づいている。オーストラリア、ニュージーランド、米国などの他国も同様のアプローチをとっている。食品中のグリシジルエステルとMCPDエステルの濃度を低下させることは、グリシジルエステルとMCPDエステルの消化中にそれぞれ生成されるグリシドールとMCPDへの暴露を減らすのに役立つだろう。

グリシドールやMCPDへの暴露を減らすために消費者は何ができるか?

SFAは食品安全対策を講じているが、消費者もその役割を果たすことができる。食品中のグリシドールとMCPDへの暴露を低減させるために消費者ができることを以下に挙げる。

一般的にグリシドールやMCPDと関連がある油脂が豊富な食品の過剰摂取は避ける。

クッキー、ビスケット、クラッカーを焼くときや、揚げ物をするときは、加熱調理時間が長くならないようにし、これらの食品に含まれるグリシジルエステルやMCPDエステルの濃度を減らす。

可能であれば、湿熱調理法(蒸す、煮込むなど)を使用する。

グリシジルエステルとMCPDエステルの摂取量を低減させるために、バランスのとれた様々な食事を維持する。

 

[SFA] Arifogluのスパイスは許可されない着色剤のためリコール

Recall of spices from Arifoglu due to presence of unpermitted colourings

3 Nov 2022

https://www.sfa.gov.sg/docs/default-source/default-document-library/sfa-media-release---recall-of-spices-from-arifoglu-due-to-presence-of-unpermitted-colourings.pdf

シンガポール食品庁 (SFA) は、トルコから輸入されたArifogluの様々なスパイスから許可されていない着色料 (スーダンI、スーダンIII、スーダンIV、ファストガーネットGBC)を検出した。

 

[FSA]食品と環境中の放射能(RIFE)報告書2021

Radioactivity in Food and the Environment (RIFE) report 2021

3 November 2022

https://www.food.gov.uk/research/radioactivity-in-food-and-the-environment/radioactivity-in-food-and-the-environment-rife-report-2021

 年次報告書「Radioactivity in Food and the Environment (RIFE)」(食品と環境中の放射能)は、放射性物質監視計画の一環として2021年に実施されたサンプリングと分析をまとめた。結果は人工放射性物質のレベルは依然として法定基準値を下回っていた。

 

[FDA]プレスリリース等

-FDAは着色料認証料引き上げを提案する

FDA Proposes Increase in Color Certification Fees

November 1, 2022

https://www.fda.gov/food/cfsan-constituent-updates/fda-proposes-increase-color-certification-fees

 米国食品医薬品局 (FDA) は認証サービスの料金を引き上げるために着色添加物規則を改正する規則案を発表した。

 

-製造食品規制プログラム基準2022の更新

Manufactured Food Regulatory Program Standards 2022 Updates

November 1, 2022

https://www.fda.gov/food/cfsan-constituent-updates/manufactured-food-regulatory-program-standards-2022-updates

 FDA は、食品の製造、加工、梱包、または保管を行う食品施設を監督する州の規制プログラムについて食品安全の製造食品規制プログラム基準 (MFRPS) の更新版を発行した。2022年の変更には、用語の更新、新しい作業手順及び現行基準の更新が含まれる。

 

[FDA]警告文書

-Latin Foods Market

OCTOBER 28, 2022

https://www.fda.gov/inspections-compliance-enforcement-and-criminal-investigations/warning-letters/latin-foods-market-631753-10282022

 最終製剤、未承認の医薬品、不正表示の問題。Artri King Reforzado con Ortiga y Omega 3の製品から表示されない成分ジクロフェナクとデキサメタゾンが検出される。

 

-Walmart Inc.

OCTOBER 28, 2022

https://www.fda.gov/inspections-compliance-enforcement-and-criminal-investigations/warning-letters/walmart-inc-631755-10282022

 最終製剤、未承認の医薬品、不正表示の問題。Artri King Reforzado con Ortiga y Omega 3の製品から表示されない成分ジクロフェナクとデキサメタゾンが検出される。

 

-Amazon.com, Inc.

OCTOBER 28, 2022

https://www.fda.gov/inspections-compliance-enforcement-and-criminal-investigations/warning-letters/amazoncom-inc-631751-10282022

 最終製剤、未承認の医薬品、不正表示の問題。「Artri King Reforzado con Ortiga y Omega 3」「Artri King Reforzado con Ortiga y Omega 3」「Ortiga Mas Ajo Rey」の製品から表示されない成分ジクロフェナクとデキサメタゾンが検出される。

 

-Alternative Health Distribution LLC d/b/a CannaAid

NOVEMBER 01, 2022

https://www.fda.gov/inspections-compliance-enforcement-and-criminal-investigations/warning-letters/alternative-health-distribution-llc-dba-cannaaid-641241-11012022

新型コロナウイルス(COVID-19)に関連する未承認の医薬品、不正表示。CBD製品を含む。

 

[HK]マグロの切り身を原因とする食中毒発生についてCFSが積極的に追跡対応する

CFS actively follows up on food poisoning outbreak involving tuna fillet

Monday, October 31, 2022

https://www.cfs.gov.hk/english/press/20221031_9897.html

 食品安全センター(CFS)は、マグロの切り身を原因とする食中毒発生について、当該レストラン及び輸入業者の調査並びに出所の追跡を行っていると発表した。ベトナム産マグロの切り身のサンプルからは、有毒な代謝物であるヒスタミンが2800 mg/kg検出された。

 

[HK]法令違反等

-新鮮牛肉のサンプルから二酸化硫黄が検出される

Fresh beef sample found to contain sulphur dioxide

Thursday, November 3, 2022

https://www.cfs.gov.hk/english/press/20221103_9907.html

食品安全センター(CFS)は新鮮な牛肉のサンプルから、新鮮な肉への使用が許可されていない保存料である二酸化硫黄が175.3 ppm検出されたことを発表した。

 

-なすのサンプルで金属汚染が基準値を超える

Metallic Contamination exceeds legal limit in Eggplant sample

Thursday November 3, 2022

https://www.cfs.gov.hk/english/unsat_samples/20221103_9906.html

なすのサンプルから基準値0.05 ppmを超える0.08 ppmのカドミウムが検出された。

 

-包装済み魚油サプリメントの魚油サンプルから汚染物質ベンゾピレンを検出

Fish oil sample of a prepackaged fish oil supplement detected with contaminant benzo[a]pyrene

Wednesday, November 2, 2022

https://www.cfs.gov.hk/english/unsat_samples/20221102_9902.html

カナダ産包装済み魚油サプリメント「PREGNANCY OMEGA-3」のサンプルから、13 µg/kgのベンゾピレンが検出された。

 

-包装済み牛肉麺のサンプルが栄養表示規則に違反

Prepackaged beef noodles sample not in compliance with nutrition label rules

November, 1 2022 (Tuesday)

https://www.cfs.gov.hk/english/unsat_samples/20221101_9898.html

中国産牛肉麺のサンプルが総脂肪1 g /100 gという表示のところ、10.8 g /100 gの検出であった。

 

[NTP]ニュースレター

NTP Update November 2022

https://ntp.niehs.nih.gov/update/index.html

ノースカロライナSOT年次会合、NICEATMの更新等

 

[WHO]ニュース

食物アレルゲンのリスク評価についての特別合同専門家相談-パート4:食物アレルゲン免除のレビューと制定

Ad hoc Joint FAO/WHO Expert Consultation on Risk Assessment of Food Allergens - Part 4: Review and establish exemption for the food allergens

14 – 18 November 2022

https://www.who.int/news-room/events/detail/2022/11/14/default-calendar/ad-hoc-joint-fao-who-expert-consultation-on-risk-assessment-of-food-allergens-part-4-review-and-establish-exemption-for-the-food-allergens

公表された専門家リストについてのコメントは2022年11月14日まで

Published on 31 October 2022

 

[WHO]出版物

-農薬管理に関する国際行動規範:農薬の優良表示ガイダンス、第二版

International code of conduct on pesticide management: guidance on good labelling practice for pesticides, 2nd revision

3 November 2022

https://www.who.int/publications/i/item/9789240053014

 

-臨床医向け子どもの環境健康についての情報シート:全ての臨床医が子どもの環境健康について知っておく必要のあること

Information sheet on children’s environmental health for clinicians: what every clinician needs to know about children’s environmental health

1 November 2022

https://www.who.int/publications/i/item/WHO-HEP-ECH-CHE-22.01

 

同じく情報スライド

WHO information slides for the health sector: what every clinician needs to know about children’s environmental health

1 November 2022

WHO information slides for the health sector: what every clinician needs to know about children’s environmental health

他地域医療従事者向けと医学教育施設向けがある

 

[IARC]肺がん啓発月間2022

Lung Cancer Awareness Month 2022

4 November 2022

https://www.iarc.who.int/news-events/lung-cancer-awareness-month-2022/

11月は肺がん啓発月間

IARCはこの機会に世界中の肺がんの負担と主要リスク要因を強調したい。

肺がんは最も多いがんによる死亡の原因で、その主要リスク要因はタバコであり続けている

 

 

論文

-ゼアラレノンとその第I相及び第II相代謝物の大豆イソフラボンと組み合わせたin vitroエストロゲン作用評価

Estrogenic in vitro evaluation of zearalenone and its phase I and II metabolites in combination with soy isoflavones.

Grgic D, et al.,

Arch Toxicol. 2022 Dec;96(12):3385-3402.

ISHIKAWA細胞でのALPアッセイでの個々の物質のエストロゲン作用はα-ZEL > α-ZAL > ZEN > GEN(ゲニステイン) > EQ (エクオール)> DAI (ダイゼイン)> GLY(グリシテイン)の順だったが、ほとんどの場合真菌エストロゲンをイソフラボンと組み合わせるとエストロゲン作用が増強した。

 

-皮の車の座席中のオクチルイソチアゾリノンにより誘発されたアレルギー性接触皮膚炎:症例報告とスイスの革製中のオクチルイソチアゾリノンの緊急性

Allergic contact dermatitis caused by octylisothiazolinone in a leather car seat: Case report and emergence of octylisothiazolinones in leather goods in Switzerland.

Alipour Tehrany Y, et al.,

Contact Dermatitis. 2022 Nov;87(5):455-457.

 

-ニコチンチューインガムによる意図せぬ致死的中毒:症例報告

Unintentional fatal toxicity due to nicotine chewing gum: A case report.

Lee JE, et al.,

Medicine (Baltimore). 2022 Oct 28;101(43):e31225.

29才男性が、2mgのニコチンガムを一度に5個、1日二回、4日間摂取した(ニコチン合計70mg)。しかし3時間のうちに15個のガムを摂取して救急に来て2時間後に意識喪失、人工呼吸。3日後に改善して人工呼吸をやめ5日後に退院。

(子どもじゃないんだ)

 

-家庭で「コンポストに(堆肥化)できる」プラスチックの60%は完全に分解されず土壌に残る

60% of home ‘compostable’ plastic doesn’t fully break down, ending up in our soil

3-NOV-2022

https://www.eurekalert.org/news-releases/969275

英国での研究。また市民は「堆肥化できる」と「生分解性」プラスチックのラベルについて混乱があり、間違ったプラスチックゴミの捨て方につながっていることも発見した。

Frontiers in Sustainability

 

-COVID-19公衆衛生脅威を終わらせるための多国デルファイコンセンサス

A multinational Delphi consensus to end the COVID-19 public health threat

Lazarus, J.V., Romero, D., Kopka, C.J. et al. Nature (2022).

https://www.nature.com/articles/s41586-022-05398-2

オープンアクセス

112の国と地域の学者、保健、NGO、政府などのCOVID-19対応専門家386人からなる多様な学際委員を招集して41のコンセンサス声明と57の助言を開発した

最も高いランクの助言3つは

1)断片化を避け複数の専門性、部門、当時者からなる社会全体でのアプローチを採用する

2)医療システムのレジリエンスに対応するための全政府アプローチをとり人々のニーズに機敏に反応する

3)ワクチンとその他の予防対策を組み合わせたワクチンプラスアプローチを維持する

他に99%以上の合意が得られた助言は効果的コミュニケーション、信頼の構築、コミュニティ参加である

 

-歯科医の半分が、歯医者の予約の時患者がハイになっているという

Half of dentists say patients are high at dental appointments

3-NOV-2022

https://www.eurekalert.org/news-releases/970070

大麻の使用が口腔の健康と治療に影響する可能性

全国的に大麻使用が増加する中、米国歯科医師会(ADA)が、調査の結果半分以上の歯科医が患者は予約の時に大麻や他の薬物でハイになっていると報告したことから、患者は歯医者に行く前に大麻を使用しないように助言する。ハイになっているとできる治療が限られ、再度来院が必要になることがある。ADAからの発表

 

-ブームになっている食品テクノロジーの持続可能主張には根拠が欠けている

Sustainability claims behind booming food technologies lack evidence

3-NOV-2022

https://www.eurekalert.org/news-releases/970234

垂直農業、ブロックチェーン、食品はいたt、植物ベースの動物製品代用品などのような新たな食品技術に関する持続可能性に関する主張と根拠には相当なギャップがある

Nature Foodに発表されたストックホルム大学のAnne Charlotte Bungeらの研究。

 

-不買運動と購入運動は実際のブランド販売にどれだけ影響する?

How much impact do boycotts and buycotts actually have on brand sales?

3-NOV-2022

https://www.eurekalert.org/news-releases/970212

2020年のGoya CEOの政治的発言によりおこった議論で明らかになったこと。Marketing Scienceに発表された観察研究

2020年の大統領選挙の際に大手ラテン食品ブランドGoyaの最高経営責任者が当時のDonald Trump大統領を賞賛し、不買運動と購入運動の両方を引き起こした。経時的に販売データとソーシャルメディアやニュースメディアでの量を解析した。Goyaは伝統的に民主党市場で強く、ソーシャルメディアでも不買運動が目立ったが実際の販売は逆で、購入の方が不買より大きく売り上げは増えた。ただし影響は短い。

 

-トリグリセリドを下げる試験は心血管系イベント削減には影響しない

Triglyceride-lowering trial neutral for cardiovascular event reduction

5-NOV-2022

https://www.eurekalert.org/news-releases/970350

・糖尿病患者1万人以上のRCTで、トリグリセリドを下げる医薬品は心臓発作、脳卒中、あるいは心血管系死亡リスクを下げなかった

・研究者らはこの結果を「困惑するが臨床的には重要」と説明する

米国心臓学会年次会合で発表すると同時にNew England Journal of Medicineに発表

Pemafibrate(ペマフィブラート)を使ったPROMINENT試験(興和)

 

- 耐性のある蚊がアフリカのマラリア対策を脅かしている

Natureニュース

Resistant mosquito threatens Africa’s fight against malaria

02 November 2022  Max Kozlov

https://www.nature.com/articles/d41586-022-03540-8

最近のエチオピアでのアウトブレイクに外来性のAnopheles stephensiを関連付ける研究に科学者は懸念

アフリカでの最近のマラリアアウトブレイクのコントロールは医療従事者や研究者がCOVID-19パンデミックに集中してきたために困難になっている。2019年から2020年の間にアフリカでのマラリア感染は7%増加した。東アフリカでの最近のマラリア急増の背景に、南アジアのA. stephensiがあることを研究者らは警告してきた。都市部で繁殖し薬剤耐性があるこの蚊の対策には既存の手法以外の-例えば遺伝子組換え蚊のような-対策も検討する必要がある。

 

その他

-SMC UK

妊娠中のカフェインと子どもの身長を調べた研究への専門家の反応

expert reaction to study looking at caffeine in pregnancy and child height

OCTOBER 31, 2022

https://www.sciencemediacentre.org/expert-reaction-to-study-looking-at-caffeine-in-pregnancy-and-child-height/

 JAMA Network Openに発表された研究が、妊娠中の母親のカフェイン摂取と子ども成長について調べた

英国栄養財団栄養科学者Helena Gibson-Moore

我々はこれまでの研究で1日300mg以上のカフェイン摂取と低出生体重と早産に、350mg以上は流産や死産に関連があることを知っている。

この研究では妊娠中のカフェイン摂取量の多さが子どもの成長、身長と体重に関連するかどうかを調べた。この研究は米国の独立した二つのコホートを調べて関連を評価した。一つは最近のもの、一つは摂取量の多い歴史的なものである。著者らはカフェインとその主要代謝物であるパラキサンチンを妊娠最初の三ヶ月の血漿(ECHO-FGS)と血清で測定した。研究者は子宮内パラキサンチンとカフェイン暴露の増加は子どもの早期の身長の低さに関連することを発見したが、母親のカフェイン摂取の増加と子どものBMIの高さには強い関連はなかった。研究者らは母親のカフェイン摂取と子どもの身長の低さの関連は生物学的にありそうだと強調する。しかしカフェインとパラキサンチンの測定された濃度が習慣的カフェイン摂取をどのくらいよく反映したものなのかどうかはわからず、カフェイン濃度をmgの摂取量に換算するのは困難である。また食事やつわり、父親の身長などの交絡要因になる可能性のある情報がない。王立産科婦人科学会はカフェインの摂取量は1日200mg、カップ2杯までにするよう助言していて、それはまだ生きている。妊娠中のカフェインに関するたくさんの研究が、リスクは小さいので妊婦が完全にカフェインをカットする必要はないことを示しており、この研究をもとに過剰に心配する必要はない。

Liverpool大学健康生命科学部総括副総長Louise Kenny教授

これは興味深い研究で、カフェイン摂取と8才までの身長の低さに関連があることを示した。関連は強くこれまでの観察結果とも一致するが因果関係を証明することはできない。カフェインは強力な薬物でその代謝物とともに複数の生理作用がある。カフェインは胎盤を通過する可能性があるが妊娠中のカフェインの影響はあまり適切に調査されていない。さらなる研究が必要である。

 

-Dr Joe Schwarcz discusses toxic clothing

https://www.youtube.com/watch?v=S03RviqFLtg

衣類に含まれるフタル酸と経皮吸収について

(衣類(ジーンズ)が空気中の化合物を吸収するという研究の話らしい、Dr Joeは服を着るメリットの方が大きいと言っている)

 

-化学ヘアストレートナーの見出しの先

Beyond the Headlines About Chemical Hair Straighteners

Christopher Labos MD, MSc | 4 Nov 2022

https://www.mcgill.ca/oss/article/medical-critical-thinking/beyond-headlines-about-chemical-hair-straighteners

ヘアストレートナーを使うことと子宮がんリスク増加に関連があるとされたが、そのリスクは低そうだ

最近メディアが化学ヘアストレートナーと子宮がんについてたくさん報道していて、一部メディアはリスクが80%増える、あるいは2倍以上になると主張している。数値は心配なほど大きそうに見えるものの、絶対値では小さいことを指摘する。

この手の見出しはいつでも心配なものだが、この話は一部のドライシャンプーがリコールされた直後に出てきた。この二つの問題は関係がなく、ドライシャンプーのリコールは製品に不純物が見つかったためである。シャンプーそのものが危険だということではない。

ヘアストレートナーと子宮がんの関連は、乳がんリスク要因を調べるためのSister Studyの解析の研究による。この研究ではヘアストレートナー使用と子宮がんリスクの80%増加に関連があることを発見したが、興味深いのはたくさんのものが関連がなかったことである。例えば染髪料、漂白剤、パーマなど。ヘアストレートナーでだけリスク増加信号が検出された。しかしいくつか注意点がある。その中で最も重要なのは絶対リスクである。相対スケールだと、二倍というのは大きいと思われるかもしれないがこの研究での子宮がんは極めて少ない

(抜粋)

 

-アセトンにはマニキュア除光液以上のものがある

There Is More to Acetone Than Removing Nail Polish

Joe Schwarcz Phd | 2 Nov 2022

https://www.mcgill.ca/oss/article/history-general-science/there-more-acetone-removing-nail-polish

アセトンはPlexiglas(アクリル樹脂)を作るための重要成分であり、それは車の運転手だけではなくSARS-CoV-2の拡散防止のためにもどこにでもあるものになった

アセトンといえば化学者は何を思う?実験用ガラス器具の洗浄に使う。実際のところ最もよく使われるのはポリメチルメタクリレート、別名Plexiglasを作るため、である。世界では毎年500万トンのアセトンが作られその多くがPlexiglasになる。明かり窓、照明器具、自動車の部品、家具、子ども用保育器、ホッケーのリンク、水槽、医療用埋植物、家庭用製品、そしてCOVIDパンデミックで見かけるようになった仕切りなどがこれでできている。

Plexiglasは1935年にRohm and Haas会社が導入した。合成の出発点はアセトンとシアン化水素を反応させてアセトンシアノヒドリンを作ることで、次いでメタクリル酸メチルに変換し、重合させることでポリメチルメタクリレートにする。1937年にはDuPontが独自バージョンのLuciteを導入した。これらに必要なアセトンは伝統的には「木材の分解蒸留」で作られていた。それは木材を空気のない状態で450-550℃に加熱する。第一次世界大戦までは黒い森のあるドイツが主な供給国だった。ドイツからの供給を失った英国はアセトンが不足したためマンチェスター大学のChaim Weizmann教授が細菌Clostridium acetobutylicumが糖をブチルアルコールとアセトンに発酵できることを発見した。この発見によりアセトン発酵産業ができ、連合国がドイツに勝つことに貢献した。Weizmann教授は熱烈なシオニストで1948年にイスラエルが建国されたときに初代大統領になった。

現在発酵法はベンゼンとプロピレンの反応で作る方法に取って代わられている。これらは石油由来で、クメンという化合物を生じアセトンとフェノールができる。この反応で作られたアセトンとフェノールはビスフェノールAを作るのに使われる。一部の活動家がビスフェノールAを標的にして排除しようとしているが、抗議活動に使われるポリカーボネートシールドがビスフェノールAでできているのは皮肉である。ポリカーボネートは電子機器の部品からホッケー用ヘルメット、実験室用安全眼鏡までたくさんのものに使われていて、ビスフェノールAの生産を排除しようとするのは非科学的愚行である。

 

-コンシューマーラボ

製品レビュー プロバイオティックサプリメントレビュー(ペット用プロバイオティクスを含む)

Probiotic Supplements Review (Including Pet Probiotics)

11/03/2022

https://www.consumerlab.com/reviews/probiotic-supplements/probiotics/

典型的にはプロバイオティクスは最低1日10億細胞以上を提供すべきであるがより少ない数で効果が示されているものもある。生きた細胞の数には製品によって相当な多様性があることに注意。検査した範囲では1億から数千億まであった。

検査した製品のほとんどは表示されている量のプロバイオティクスを含み病原性生物汚染はなかったが、一製品はたくさんのプロバイオティクス系統を表示していながら生きた生物はほとんどいなかった。

プレバイオティクスはしばしばプロバイオティクスサプリメントに添加されている、プロバイオティクス細菌の増殖を促進するものである。また時にはポストバイオティクスが添加されている。ポストバイオティクスは殺したプロバイオティクスや酪酸のような発酵副産物のことを指す。プレバイオティクスやポストバイオティクスを含むプロバイオティクスはシンバイオティクスと呼ばれる。

 

-実験室で育った肉が我々の食卓に届くだろうか?

Will lab-grown meat reach our plates?

By Jessica Hamzelouarchive

October 28, 2022

https://www.technologyreview.com/2022/10/28/1062327/lab-grown-meat/

倫理的で環境に優しくて大量生産された肉、は夢想に過ぎない

安価な培養肉が市販されるためのハードルは高い、豆の方が安価で健康的で持続可能だろう

 

-Apollo Academic Survey

食品、栄養、健康

Food, Nutrition, and Health

October 07, 2022

https://www.apollosurveys.org/food-nutrition-and-health/

アメリカ栄養学会や農業応用経済協会などのリーダーや受賞者などの専門家51人への調査。

主な結果

研究者らはオーガニック食品は健康を増進しない、健康のための最良の方法は自炊、肥満流行の主要因は食品組成の変化だと考えている

(質問とその回答の図表あり。砂糖がとても悪者とされている)

 

-ノースカロライナでスターバックスが開示せずに多すぎるカリウムを注入していたと訴えられる可能性

Starbucks is suspected in NC action of pumping too much potassium without disclosure

By Dan Flynn on November 3, 2022

https://www.foodsafetynews.com/2022/11/starbucks-is-suspected-in-nc-action-of-pumping-too-much-potassium-without-disclosure/

Josh Steinノースカロライナ司法長官が消費者苦情を先に進める可能性が高い

Puroast Coffee社が、スターバックスのコーヒーはカリウムが添加されていてそのことが表示されていないと主張。Puroast社はSalem A. Ibrahim博士が8月に小売店で集めたスターバックスダークフレンチローストコーヒーのカリウムが異常に多かったと主張する。スターバックスはPuroast社が競争相手にダメージを与えようとしているという。

一方カリフォルニアではスターバックスがウジ虫入りコーヒーを提供したとする消費者苦情が却下されている。

(アメリカの弁護士って…)