[EFSA]意見等
-有効成分Cydia pomonella granulovirus(CpGV)の農薬リスク評価ピアレビュー
Peer review of the pesticide risk assessment of the active substance Cydia pomonella granulovirus (CpGV)
EFSA Journal 2022;20(11):7630 7 November 2022
https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7630
(農薬の結論)
情報不足が確認された。
-全ての動物種用リボフラビン-5’-リン酸エステル一ナトリウム塩 (ビタミン B2) (KCCM 10445株で生産したリボフラビン98%由来)からなる飼料添加物の安全性と有効性(Hubei Guangji Pharmaceutical Co. Ltd)
Safety and efficacy of a feed additive consisting of riboflavin‐5′‐phosphate ester monosodium salt (vitamin B2) (from riboflavin 98%, produced by Bacillus subtilis KCCM 10445) for all animal species (Hubei Guangji Pharmaceutical Co. Ltd)
EFSA Journal 2022;20(11):7608 7 November 2022
https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7608
(科学的意見)
[ANSES]燃料のサイフォンでの吸い上げ:中毒のリスクに注意
Fuel siphoning: watch out for the risk of poisoning
03/11/2022
https://www.anses.fr/en/fuel-siphoning-watch-out-risk-poisoning
最近の燃料不足で、サイフォンでの吸い上げによる中毒事例の件数が5倍に増えた。ANSESとフランス中毒管理センターは事故を未然に防ぐため、このような行為は行わないよう強く呼びかけている。
燃料不足の中で増加する行為
2022年10月には、フランス中毒管理センターが記録した石油燃料の吸い上げによる中毒事例の件数は、通常報告されている件数より5倍以上多かった。吸い上げとは、口を使ってホースで車の燃料タンクから燃料を吸い上げ、タンクを空にすることである。そのようにしてタンクの中身をゼリー缶など別の容器に移し替え、例えばその後それを他の車のタンクへの充填に使用したりする。ホースで吸う行為によって少量の燃料を飲み込む可能性があり、それは燃料の種類(ガソリン、軽油など)にかかわらず、中毒を起こすのに十分である。
これらの中毒事例は主に、フランスのガソリンスタンドの最大1/3が燃料不足となった2022年10月9~18日に発生した。道路車両や、芝刈り機などの農業機械や園芸機械のタンクから燃料が吸い上げられていた。
肺炎を起こす可能性のある中毒
石油燃料を飲み込むと、その特性(流動性、刺激性、揮発性が高い)により息苦しくなり、気管支に深刻な影響を与える可能性がある。摂取後2~3時間での発熱または長引く咳は、誤嚥性肺炎の可能性を示す最初の兆候である。中には救急外来や入院さえ必要とする呼吸器疾患の患者もいた。
中毒になった人は、胃液逆流、腹痛、吐き気、嘔吐などの消化器症状や、頭痛、眠気、目まいなどの神経症状も示した。
燃料を飲み込んでしまったらどうすればよい?
ANSESとフランス中毒管理センターは口を使った燃料の吸い上げに強く反対している。燃料を飲み込んでしまった場合は:
・燃料が気管支から肺に入るのを防ぐために、無理に吐き戻さない;
・嘔吐のリスクを避けるために何も飲まない;
・水で口をすすぐ;
・警戒心が正常に機能しなくなるため、車の運転あるいは機械や用具の使用など、リスクの高い活動をしない;
・遅れて発症することのある呼吸器症状(咳、熱、息切れ)に注意すること;
・燃料が皮膚に接触した場合、石けんで手を洗い、皮膚を洗うこと。
命に関わるような緊急事態(呼吸困難、意識喪失など)の場合、15番(フランス国内)、112番か114番(聴覚障がい者用)に電話すること。
または、燃料の飲み込み後に医師の助言を求めるには:中毒管理センターに電話するか医師の診察を受けること。
[BfR]危機の際だけでなく、信頼が不可欠な理由
Why trust is essential not only in times of crisis
02.11.2022
ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は、「信頼」を主なテーマとする2022年11月8日の第2回BfR Knowledge Dialogueにあなた方を招待する。
戦争、気候変動、世界的なパンデミック―特に危機の際には、信頼することは必ずしも簡単ではない。信頼は、実際には何を意味する?理解するのが難しい概念だが、にもかかわらず、私たちの社会相互作用全体に影響を与えている。信頼が不可欠な理由―科学に限らない―が、第2回BfR Knowledge Dialogueの焦点である。「科学者としての私達の仕事は、健康リスクについて一般人に情報提供することである」とAndreas Hensel医学博士は述べた。「だが、私達が信頼できなければ、私達のメッセージは聞いてもらえない。受容は信頼から始まる。」(ライブストリーミング配信:www.bfr-akademie.live/trust-during-a-crisis)
ドイツの科学の信頼レベルはどの程度?重要な信頼の条件とは?デジタル経済における信頼については?専門家であるTimm Teubner教授、Michael Siegrist教授、Ricarda Ziegler氏、Lisbet Fjæran教授がベルリンのマグヌス-ハウスで11月8日にこれらの質問に答える。
その後のパネルディスカッションで、聴衆からの質問に答える。このイベント終了後に、他の参加者と知り合い意見交換する機会がある。プログラムの全体はBfRアカデミーのウェブページで閲覧可能。
https://www.bfr-akademie.de/media/wysiwyg/2022/BWD_2022/Programm.pdf
登録はこのリンクで2022年11月6日まで公開。
https://www.bfr-akademie.de/english/wissensdialog2022.html?___from_store=deutsch
第2回BfR Knowledge Dialogueは2022年ベルリン科学週間の一環である。ベルリン科学週間の詳細に関してはこちらで閲覧可能。
https://berlinscienceweek.com/de/
[BfR]ミッション:安全第一 - 消費者の健康を守るための20年間の取り組み
Mission: Safety first - 20 years' work in protecting consumer health
01.11.2022
20周年を記念して、ドイツ連邦リスク評価研究所 (BfR) は、11月4日と3日に国際シンポジウムを開催する。このイベントは、物質をどのようにすれば最も効率的に検査できるかという問題に特化している。
BfRは20年間、消費者の健康保護に重要な貢献をしてきた。この記念日は、2022年11月3、4日の国際シンポジウムで、非常に話題性の高いテーマに取り組む機会である。論点は、EU(欧州連合)委員会が計画している物質の評価の標準化と簡素化である。「1つの物質 - 1つの評価?」をスローガンに、その実現に向けて専門家による議論が行われる。BfR所長Professor Dr Dr Andreas Henselは、「このイベントでは、手続きの迅速化だけでなく、消費者保護の向上にも焦点を当て、また、過去20年間を一緒に振り返って、今後の課題を明確にしたい」と述べている。
シンポジウムでは主に3つのテーマを取り上げる。様々な機関、分野、国の専門家が興味深い講演を行い、聴衆と議論する。
2022年11月3日木曜日の最初のテーマは、ソーシャルメディアや他の革新的なフォーマットがリスクコミュニケーションにおいてどのような役割を果たすことができるかという問題である。その後、ヒトと動物における抗菌薬耐性の問題がテーマとなる。11月4日は、健康リスク評価における課題と戦略に特化する。
完全なプログラムはBfRアカデミーのウェブサイトを参照:
https://www.bfr-akademie.de/media/wysiwyg/2022/symposium2022/programme.pdf
参加は無料で、以下から登録できる:
https://www.bfr-akademie.de/english/symposium-2022.html
このシンポジウムはBerlin Science Week 2022の一環である。詳細については、以下。
https://berlinscienceweek.com/de/
[FSA]科学諮問委員会及び合同専門委員会のレビュー
Review of Science Advisory Committees and Joint Expert Committees
8 November 2022
食品基準庁 (FSA)は、3つの科学諮問委員会 (SAC) と3つの合同専門家グループ (JEGs) の内部レビューの報告書を公表した。
報告書は以下から
[FDA]警告文書
-Third Synthesis Inc., dba Chicago Sweet Connections, Inc.
SEPTEMBER 06, 2022
食品のCGMP違反、製造、包装、表示、保管、不純品、衛生管理の問題。
-NatureLab Corp.
JULY 12, 2022
ダイエタリーサプリメントのCGMP、不純品、不正表示の問題。
[ODS]ファクトシート更新
-ビタミンD
Vitamin D
Fact Sheet for Consumers
November 8, 2022
https://ods.od.nih.gov/factsheets/VitaminD-Consumer/
ファクトシートを更新し、ビタミンDの測定方法を明確にし、医療従事者がビタミンD欠乏症の治療に上限を超える用量を推奨する可能性があることを記載した。
https://ods.od.nih.gov/factsheets/VitaminD-Consumer/#change
[CFIA]食品安全検査報告
-特定食品の食品着色剤(2020年4月1日~2021年3月31日)
Food Colours in Selected Foods – April 1, 2020 to March 31, 2021
2022-11-02
ベーカリー製品、飲料、チップ/クラッカー、ドライミックス、冷凍デザート、オイル、ソース、菓子の391のサンプルを収集し、最大43種類の食品の着色剤について検査した。検査された他のサンプルはいずれも健康上の懸念を示さないと判断された。
[ヘルスカナダ]ヨウ素を食品の補充成分として使用可能にするヘルスカナダの提案通知
Notice of Health Canada’s proposal to enable the use of iodine as a supplemental ingredient in foods – Reference number: NOP/ADP SI-005
November 9, 2022
ヘルスカナダは、補充食品(Supplemented Foods)規制枠組みの下で、食品の補充成分として使用されるヨウ素の安全性評価を完了し、その安全性が裏付けられた。そのため、補充成分許可リストを修正する予定である。
[TGA]Aus Labs、Smart Labs、iSARMs及びChristopher Ramsey氏はSARMと向知性薬の違法な製造、供給及び広告で200件以上の罪を認めた
Aus Labs, Smart Labs, iSARMs and Director Christopher Ramsey plead guilty to over 200 charges for illegal manufacture, supply and advertising of SARMs and nootropics
Published
8 November 2022
上記3社の取締役であるChristopher Ramseyは、未承認の治療用品の製造、供給及び広告に関する200を超える法律違反について有罪を認めた。登録にない選択的アンドロゲン受容体モジュレーター(SARM)と向知性薬を製造販売していた。
[HK]法令違反
‐包装済み乳製品が食品医薬品規則に違反
Prepackaged milk product not in compliance with Food and Drugs (Composition and Labelling) Regulations
Wednesday, November 9, 2022
https://www.cfs.gov.hk/english/unsat_samples/20221109_9919.html
インド産牛乳製品のサンプルにおいて脂肪以外の乳固形分 (8.5%未満は不適合)が7.9%であった。
‐魚肉団子のサンプルのメチル水銀濃度が食品不純物(金属汚染物質)規則に違反
Fish ball sample detected with methylmercury at level that may have breached Food Adulteration (Metallic Contamination) Regulations
Thursday, November 10, 2022
https://www.cfs.gov.hk/english/press/20221110_9924.html
食品安全センター(CFS)は、魚肉団子から食品不純物(金属汚染物質)規則違反の可能性のある0.3 ppmのメチル水銀が検出されと発表した。
[HK]「生食用牡蠣-食品事業者向け食品安全ガイドライン」案
Draft 'Oysters Intended for Raw Consumption - the Food Safety Guidelines for Food Businesses’
10 Nov 2022
https://www.cfs.gov.hk/english/committee/Oysters_Intended_for_Raw_Consumption.html
食品安全センターは、生食を目的とした牡蠣に関するガイドライン案を作成した。食品事業者が関連するリスクを理解し、適切かつ実践的な食品安全対策を実施し、食品由来疾患のアウトブレイクを減らすとともに、影響を受けやすい消費者が情報を与えられた上で選択をできるようにすることを目的とする。
[SFA]Forum Replies
食料安全保障の確保にも消費者は大きな役割を果たす
Consumers also play major role in ensuring food security
Nov 10, 2022
https://www.sfa.gov.sg/docs/default-source/default-document-library/10nov-st-forum.pdf
地元の農場から飲食店やケータリング業者への農産物の直接販売、野菜の鮮度保持に関する意見に対するシンガポール食品庁(SFA)の回答。
[IARC]ヒトがん研究におけるバイアスの可能性を評価する方法についてのIARC–NCI科学ワークショップ
IARC–NCI Scientific Workshop on methods to assess potential biases in human cancer studies
10 November 2022
2022年10月17-22日に、12カ国37人の科学者がリヨンに集まってIARCと米国NCIのがん疫学と遺伝学部門の共催する「がんのハザード同定における疫学バイアス評価」ワークショップに参加した。このワークショップの目的はがん疫学と統計法の世界の専門家を集めてがん疫学研究のバイアスと交絡を評価するツール生糸を開発することである。
このワークショップは「がん研究における統計手法」シリーズの新しい巻として出版されるだろう。
最新IARCモノグラフニュースレターにワークショップの様子が記載されている。
IARC MONOGRAPHS NEWS
November 2022 Issue No. 4
https://monographs.iarc.who.int/wp-content/uploads/2022/11/Newsletter-IssueNo4-final.pdf
(バイアスの塊のようなグリホサートモノグラフを出したIARCが何を言っている?と思うのだが)
[FAO]カリブ海のホンダワラ属藻類の解決法を探る
Seeking solutions to sargassum algae in the Caribbean
09/11/2022
https://www.fao.org/fao-stories/article/en/c/1617549/
FAOは藻類大発生を減らし漁師が新たな現実に適応する援助のために働く
(サルガッソー海は船の墓場、みたいな話は事実ではないらしい。海藻が邪魔なのは事実らしい)
[WHO]世界糖尿病デー
World Diabetes Day 2022
https://www.who.int/campaigns/world-diabetes-day/2022
11月14日は世界糖尿病デー
論文
-116人の科学者がWHOのPFASガイドライン案を拒否
116 scientists reject WHO’s draft PFAS guidelines
10-NOV-2022
https://www.eurekalert.org/news-releases/970920
Green Science Policy Institute(反PFAS運動をしているらしい団体)のArlene Blumら100名以上が署名した、WHOの飲料水ガイドライン案を全面見直しあるいは取り下げるよう求める文書をWHOに送った。
(学生含めて「科学者100名以上」というのは誇大宣伝なのでそれだけで信用できない印になるのに)
WHOのガイドライン案
PFOS and PFOA in Drinking-water
Background document for development of WHO Guidelines for Drinking-water Quality
29 September 2022 Version for public review
(暫定ガイドライン値0.1 µg/L for PFOS and PFOA、総PFASについて0.5 µg/L
という提案が気に入らなかったようだ)
-不健康なライフスタイルとCOVID-19死を結びつける
Connecting unhealthy lifestyles to COVID-19 deaths
10-NOV-2022
https://www.eurekalert.org/news-releases/970982
The American Journal of Medicineが、アメリカの100万人のCOVID-19死と不健康なライフスタイルとの関連を認めた論文を最近発表した。運動不足、肥満、糖尿病、喫煙とCOVID-19の悪い帰結には有意な関連がある。医師らは不健康なライフスタイルと死亡率の増加の関連にはずっと昔から気がついていた。食生活が悪く運動しない複数の病気がある人は健康上の悪い帰結になりやすい
(今更感があるけれど、アメリカ人は何度言われてもびっくりするらしい)
Science VOLUME 378|ISSUE 6620|11 NOV 2022
-「多年生」稲は時間とお金を節約するがリスクはある
‘Perennial’ rice saves time and money, but comes with risks
BYERIK STOKSTAD 7 NOV 2022
植え直すことなく毎年育つ穀物はお金を節約し環境に役立ち労働の必要性を減らす。そのような作物-中国で育つ多年生稲-のこれまでで最大の現実世界での試験が期待を示した。多年生稲が普通の稲と同じくらい大量の収穫を得た。
全ての稲はある程度は多年生で収穫後も新たな芽が出るがそれは収量が少ないため農家は引き抜いて新しい種を蒔く。2018年に品種改良した稲Perennial Rice 23 (PR23)が中国で販売された。しかしPR23は収量が落ちるまで何度収穫できるのかは不明だったため雲南大学の遺伝学者Fengyi Huらが長期実験を行った。3カ所で稲を植え年に二回5年間収穫し、毎年植え替える普通の稲と比較した。その結果4年にわたって毎年植える稲より僅かに多い1ヘクタールあたり6.8トン平均の収量があったとNature Sustainabilityに報告した。5年目は収量が減ったため植えなおす必要性が示唆された。多年生稲は土壌も改善した。
研究者は病原体のリスクの可能性などを指摘する。リスクとベネフィットはどちらもより明確になるだろう。多年生稲はアジアとアフリカの17カ国で試験されている
-海の捕食者の良いニュースと悪いニュース
Good and bad news for ocean predators
MATTHEW G. BURGESS AND SARAH L. BECKER
596-597
一部のまぐろやビルフィッシュ(くちばしの突き出た魚の総称)は回復しているがサメは減少が続く
今週号の617ページからJuan-Jordáらが報告
Seventy years of tunas, billfishes, and sharks as sentinels of global ocean health
その他
-Natureニュース COP27からの警告:化石燃料排出が新たな最高値
Warning from COP27: fossil-fuel emissions have hit a new high
11 November 2022 Jeff Tollefson
https://www.nature.com/articles/d41586-022-03657-w
気候サミットで発表された新しいデータは、エネルギー危機にも関わらず世界の二酸化炭素排出量が急増していることを示す
理由の一つはロシアからの天然ガスが無くなった欧州での石炭消費の急増
(欧州、特にドイツの自分勝手ぶりが際立つ。欧州グリーンディールの正体はこんなものなのでF2Fも同じようになるだろう。)
-何故ますます女の子の思春期が早くなっているのか
Why More and More Girls Are Hitting Puberty Early
By Jessica Winter October 27, 2022
パンデミックで思春期早発が増えたことが原因を理解する役に立つかもしれない
パンデミック前から初潮年齢が早まっていることは観察されていて肥満や内分泌攪乱物質や家庭での虐待などが原因ではないかと仮説がたてられていた。そしてコロナウイルスパンデミックで女の子の思春期早発が新たに急増した。この思春期早発増加は世界中で観察されている。この急増が短期間におこっていることから、原因の理解に役立つ可能性がある
(長い記事、いろいろ考察。とりあえず内分泌攪乱物質が悪い説は分が悪くなったようだ。)
-ジャンクサイエンスと陰謀論と政治的イデオロギーの有害な反逆
The Toxic Treason Of Junk Science, Conspiracy Theory, And Political Ideology
By Barbara Pfeffer Billauer JD MA (Occ. Health) PhD — November 10, 2022
フロリダの公衆衛生局長官の反ワクチン助言について
「州政府の公務員が公式政策として反ワクチンデマを拡散するのは初めて」