2022-11-21

[BfR]研究:動物用飼料としてのヘンプはウシの健康に影響を与える可能性がある

Study: Hemp as animal feed can affect the health of cows

14.11.2022

https://www.bfr.bund.de/en/press_information/2022/43/study__hemp_as_animal_feed_can_affect_the_health_of_cows-308865.html

精神活性成分Δ9-テトラヒドロカンナビノールは牛乳に移行する。

商業用のヘンプは、その用途の多さから現在再燃している。商業用ヘンプには、精神活性のある(中毒性のある)カンナビノイドはごく少量しか入っていないが、一部にΔ9-テトラヒドロカンナビノール(Δ9-THC)が含まれる。ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)が率いる研究者チームは現在、乳牛にヘンプサイレージを与えた場合の影響について調査している。サイレージとは、発酵保存された動物用飼料である。雑誌「Nature Food」で発表された研究結果は以下の通り:ヘンプサイレージが比較的高濃度のカンナビノイドを含む場合、ウシの行動は変化し健康が損なわれた。呼吸と心拍が遅くなった。ウシは眠くなり、不安定になり、食欲がなくなり、ミルクを出す量が減った。「我々の研究は、乳牛の毎日の飼料にほんの少しのヘンプサイレージを加えるだけでも、その乳にΔ9-THCを含むカンナビノイドが検出されることも示している」とこの研究著者の1人であるBfRの飼料専門家Robert Pieper博士は述べた。「動物の健康障害はサイレージ中のカンナビノイド濃度によるものと思われるが、その濃度は多くの要因に依存する。」(研究リンク:https://www.nature.com/articles/s43016-022-00623-7

この研究の開始は10年以上前に遡る。当時、EUで、乳牛に与えた商業用のヘンプに含まれるカンナビノイドが乳に移行する可能性があるという兆候があったが、信頼できるデータは得られなかった。知見のギャップを埋めるために、BfRは2016年に関連調査を開始した。今回発表されたこの研究は10頭の乳牛で実施された。乳、血漿、糞便のカンナビノイド含有量が測定された。さらに、心拍数や呼吸などの身体機能を把握し、ウシの行動を観察した。

当初、ウシはカンナビノイド濃度の非常に低い植物全体から作られた商業用のヘンプサイレージを、一日の飼料として最大920gまで摂取した。これによる測定可能な健康影響はなかった。次に、葉、花、種子から作られたカンナビノイド豊富な商業用ヘンプサイレージを840~1680g与えた。このサイレージ中の精神活性Δ9-THCの含有量はおよそ0.12 %で、これは商業用ヘンプサイレージにおける最大許容量の0.2 %よりまだ少ない。結果としてウシの行動はかなり変化し、2日目からウシの食べる量が減り、ミルクを出す量も減った。呼吸数と心拍数が減少し、唾液分泌の増加、舌の遊び、目の瞬膜の充血も見られた。

商業用ヘンプを与えた後まもなく、牛乳中に消費者の健康に関連すると考えられる量のΔ9-THCと他のカンナビノイドが検出された。この量のΔ9-THCを含む牛乳や乳製品を摂取すると、ヒトの急性参照用量(ARfD) 0.001 mg THC / 体重kgを大幅に超過することになる。この超過は特に子供達に顕著に現れるだろう。ARfDとは、明らかな健康リスクなく1日に摂取することのできるTHCの推定最大量のことである。

この科学的研究は、商業用ヘンプを与えられた場合、どのくらいの量が牛乳に移行されるかという質問に答えるために考案された。ドイツでは、現在の知見状況による法的枠組みの条件により、牛乳に高濃度のΔ9-THCは予想されない。

 

[BfR]使命:安全な日常-BfRは20周年を迎える

Mission: Safe daily life-The BfR celebrates its 20th anniversary

11.11.2022

https://www.bfr.bund.de/cm/364/mission-safe-daily-life-the-bfr-celebrates-its-20th-anniversary.pdf

2002年11月、食品・飼料、日用品、植物保護製品、化学物質の健康リスクを評価するための中央科学機関としてBfRが設立された。本報告書では、BfRの設立20周年を記念して、その使命と活動、現状について報告している。

BfRの使命は、ヒトの健康の保護を中心に、独自の科学的評価、研究及び健康リスクに関する透明性ある情報を提供し、食品・飼料、製品・化学品の安全性に貢献することである。消費者の健康を守るための科学的基準を設定し、動物実験に関する研究や助言も行う。BfRの仕事の結果は、事実と議論を促進し、意思決定者に十分な科学的根拠を提供する。

BfRの現状の活動領域は主に5つある。まず、食品と飼料の安全性として、成分や添加物、残留物、汚染物質、細菌・寄生虫など、国際基準に基づいて、食品と飼料を毒性学的、微生物学的、栄養学的な側面から評価する。実験動物の保護として、ドイツ実験動物保護センター (Bf3R)の任務を遂行し、動物実験の制限と実験動物に対する可能な限り最善のケアを目的として、活動を調整する。化学物質の安全性として、化学物質、植物保護製剤、殺生物製品、有害物質の健康リスクを評価し、望ましくない影響を迅速に特定し、信頼性の高い検出方法を提唱する。製品の安全性として、化粧品、玩具、衣類又は包装、食品の容器などの様々な日用品からの成分とその放出を評価し、製品に含まれる物質がヒトの健康を危険にさらす可能性があるか調べる。また、リスクコミュニケーションとして、BfRは集団のリスク認識とリスク行動を調査する。健康リスクについて一般の人々に周知するために、社会の様々な関係者と対話し、日常生活に役立つ具体的な提言を行う。

本報告書では、BfRのこれまでの活動テーマとして、BfR MEAL Study(ドイツのトータルダイエットスタディ)、動物福祉/3R、ピロリジジンアルカロイド、薬剤耐性への対策のワンヘルスアプローチ、シガトキシン、植物保護製剤の安全性、ナノ物質、電子タバコ、コロナ対策などを簡単に紹介している。

 

[BfR]製品と食品安全は信頼を得ている

Product and food safety enjoys confidence

17.10.2022

https://www.bfr.bund.de/en/press_information/2022/39/product_and_food_safety_enjoys_confidence-308829.html

ドイツで購入した食品の安全性について、消費者は概ね高い評価をしている。これは、ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)が定期的に行っている代表的な調査「消費者モニター」によって明らかにされた。半数の人が食品を「安全」又は「とても安全」と評価している。ボディケア製品や子どものおもちゃについては、その割合が約40%とやや低い。また、衣料品の安全性については、より多くの人が「平均的」と評価している。「BfR消費者モニターは、食品や日用品の安全性に対する信頼が全体的に高いことを証明しており、これは、消費者が大きく不信感を抱いているという広範な仮定と矛盾する。」とBfR長官であるAndreas Hensel医学博士は述べている。

消費者にとって最大の健康リスクは何だと思うかという質問に対して、回答者の26%が望ましくない物質(「汚染物質」、「化学物質」、「毒素」など)を挙げた。2位はプラスチックと添加物(各11%)、3位は消費者情報の不足や誤解(9%)となった。また、消費者の健康問題については、64%の人が食品中のマイクロプラスチックを非常に懸念している。2位は抗菌剤耐性で56%、続いて、食品中の植物保護製剤の残留で54%、遺伝子組み換え食品で45%、食品中のグリホサートで43%、レストランでの食品衛生で41%となっている。

調査では、61%の人が消費者の健康問題についてかなりの関心を示した。健康リスクから身を守るために、81%が国による科学的に証明された情報の提供が非常に重要であると考えており、62%が禁止や制限を明確に支持している。

消費者相談センターと科学が信頼を得ている

消費者の健康保護に関しては、消費者相談センター及び団体そして科学が最も信頼を得ており、次いで非政府組織(NGO)である。当局や省庁などの公的組織、報道、ビジネス及び政治は不信感がより大きい傾向にある。

*BfR 消費者モニター情報小冊子 08/2022

BfR Consumer Monitor 08 | 2022

https://www.bfr.bund.de/cm/364/bfr-consumer-monitor-08-2022.pdf

 

[EPA]EPAはキトサンを最小リスク農薬免除の対象となる有効成分リストに加える

EPA Adds Chitosan to the List of Active Ingredients Eligible for Minimum Risk Pesticide Exemption

November 8, 2022

https://www.epa.gov/pesticides/epa-adds-chitosan-list-active-ingredients-eligible-minimum-risk-pesticide-exemption

本日、米国環境保護庁(EPA)は、全ての甲殻類、多くの真菌類及び多くの昆虫の外骨格の細胞壁に天然に生じる物質であるキトサン(ポリ-D-グルコサミン)を、最小リスク農薬免除リストに追加する規則を最終化した。その際、EPAは、最小リスク農薬製品に使用可能な有効あるいは不活性成分として記載されている酸とキトサンを混合した場合に形成される可能性のあるキトサン塩もリストに含むと明記している。

除外リストの目的は、ヒトの健康や環境へのリスクが最小と思われる製品の規制に、EPAが多大な資源を費やす必要性を取り除くことである。この適用除外によって認められた有効成分と不活性成分のみを含み、特定の連邦殺虫剤・殺菌剤・殺鼠剤法(FIFRA)の要件を満たす製品は、通常のFIFRA登録要件が免除される。最小リスク農薬免除の対象となる物質が成分リストに加えられてから10年が経過した。キトサンは現在、真菌感染症に対して植物の防御力を高める殺菌剤、抗菌剤、植物成長調整剤としてFIFRAの下でEPAに登録されている。キトサンは、殺虫剤以外の用途で一般に広く入手でき、布地、化粧品、飲料加工、水処理など様々な産業で用途が確立されている。

2018年10月10日、EPAはTidal Vision Products, LLCから、最小リスク農薬免除に適合する有効成分リストにキトサンを加えるよう要請する請願書を受理した。2020年11月、EPAは、免除対象となる有効成分リストにキトサンを追加するための規則案について、一般からのコメントを募集した。2021年11月にEPAは、キトサン塩とその環境への潜在的な影響に関する追加情報を請願者に要求した。これに対しEPAは2つの水生毒性報告書を受け取り、報告書は2022年5月にデータ有用性通知を通してパブリックコメント募集のため公開された。

最新の入手可能な科学を再考察し、提案した規則やデータ有用性の通知に関するコメントを再考察した後、EPAはキトサンをEPAの最小リスク農薬免除に該当する有効成分リストに追加している。EPAによる入手可能なデータの分析から、キトサンとキトサン塩はヒトへの毒性は低く、懸念される環境リスクは確認されていないことが示唆されている。この最終規則の結果、キトサン製品はFIFRAに基づく登録が不要となる。EPAは、この措置により、キトサンを含む農薬の登録者と製造業者には、当初最大116,000ドル、その後は年間3,400ドルのコスト削減になると見積もっている。

この最終規則は整理番号EPA-HQ-OPP-2019-0701でwww.regulations.govにて入手できる。

 

-FIFRA登録から免除される最小リスク農薬

Minimum Risk Pesticides Exempted from FIFRA Registration

https://www.epa.gov/minimum-risk-pesticides

最小リスク農薬とは?

EPAは、特定の「最小リスク農薬」に対し、ヒトの健康や環境へのリスクは少ない、又はないと判断し、連邦殺虫剤・殺菌剤・殺鼠剤法における登録要件から免除している。1996年以降、リスクの少ない、又はない農薬については、企業や公衆のコストや規制の負担を軽減し、ヒトや環境により大きなリスクをもたらす農薬に資源を集中させるため、こうした製品を適用から除外している。

製品が最小リスク農薬であることの確認はEPAが行うか?

一般的に、40 CFR 152.25(f)で設定された農薬規則の免除基準を満たすことを主張する製品については、そのような製品の販売を計画する企業に対する審査は行わない。生産者は基準を注意深く読み、その製品がどのように基準を満たすか(または満たしていないか)を評価する責任がある。製品が免除基準の全てを満たさない場合、その製品はFIFRA規制から免除されず、登録要件が免除されなければ、登録されていない製品の販売や流通はFIFRA違反となる可能性がある。

最小リスク農薬の条件

条件1:製品の有効成分は40 CFR 152.25(f)(1)に記載されているものに限る。

条件2:製品の不活性成分はEPAが次のように分類したものに限る。

40 CFR 152.25(f)(2)に記載されているもの

40 CFR 180.950(a), (b), (c)に記載された一般的に摂取される食品、動物用飼料、食用油脂

40 CFR 180.950(e)に記載されている特定の化学物質

条件3:全ての成分(有効成分と不活性成分の両方)が表示されていなければならない。有効成分は表示名と重量割合で記載され、それぞれ不活性成分は表示名で記載されていなければならない。

条件4:その製品はヒトの健康に脅威をもたらす生物、特定の病気を運ぶ昆虫や齧歯類を制御や駆除することを主張してはならない。

条件5:生産者名、製造した企業名、企業の連絡先を製品表示に目立つように表示しなければならない。

条件6:表示に虚偽や誤解を招く表現を載せてはならない。

 

[EU]薬剤耐性データ:EUの抗生物質使用は減少しているがまだやるべきことはある

Data on antimicrobial resistance (AMR): use of antibiotics in the EU decreases but more needs to be done

17 November 2022

https://ec.europa.eu/commission/presscorner/detail/en/ip_22_6951

欧州抗生物質啓発デー(EAAD)の前に、抗菌剤耐性に関する汎欧州調査から欧州人の半数はまだ抗生物質がウイルスを死滅させると間違って信じていることが示された。同時に、回答者の23%が過去1年間に抗生物質を服用しており、これは2009年以降最小の数値で、加盟国と欧州委員会が、抗生物質の過剰使用によるリスクについて市民の意識を高めるために行ってきた活動が役立っていることを明白に示している。

抗菌剤耐性(AMR)はヒトの健康への最大リスクの1つであり、欧州委員会の健康緊急自体準備・対策局(HERA)が特定した、EUレベルでの調整対策が必要とされる3大健康脅威の1つである。欧州疾病予防管理センター(ECDC)が本日発表した新しいデータによると、EU、アイスランド、ノルウェーでは、毎年35,000人以上の人々が抗菌剤耐性菌による感染症で亡くなっていると推定される。このような感染症は、EUでさらに15億ユーロの医療費と生産性の損失をもたらしている。

<ユーロバロメーター調査:回答者の2人に1人は、抗生物質がウイルスに対して有効ではないことを知っている。>

本日発表された特別なユーロバロメーターの主な結果:

・抗生物質の使用は記録的に少なかった:欧州人の23%が去年経口で抗生物質を服用したと述べ、これは2009年以降最も少なかった。だが、マルタでは42%、スウェーデンとドイツでは15%と様々だった。

・抗生物質の約8%は処方箋なしで服用された。

・非常に多くの欧州人が正当な理由なく(すなわち、ウイルス感染又は症状のみで)抗生物質を服用していた。

・抗生物質の適切な使用に関する市民の意識の低さも示された。

・抗生物質はウイルスに対して効果がないことを知っているのは回答者の半数(50%)のみ。

・抗生物質を不必要に使用すると効果がなくなること、抗生物質の服用は全ての治療が完了してから止めること、抗生物質にはしばしば下痢などの副作用があること、抗生物質は風邪に効果がないことを知っていたのは欧州人の10人に3人のみ。

<ECDCデータ:抗生物質耐性の急増>

ECDCが本日発表した新しいデータから、概して、EU/EEA内では、2016年~2020年の間に抗生物質耐性による感染と死者の数が大幅に増えたことが示された。2017年~2021年には、最終手段としてよく使用される抗生物質のグループである、カルバペネムに耐性のある侵襲性感染症、クレブシエラ・ニューモニエ肺炎やアシネトバクター感染症の報告数と割合も増えていた。ヒトの総抗菌剤摂取量(初期診療や病院部門)は2012年~2021年の間に23%減少した。これはこれらの医薬品の不必要な使用が減少したことを示しているが、最も幅広く有効な抗生物質の消費も、特に病院で増加している。例えば、カルバペネムの病院での消費量は2012~2021年の間に34%増加した。

<欧州委員会の取り組み>

この増大する脅威は、ヒトの健康、動物の健康、環境の相互リンクを承認するOne Healthアプローチを通してAMRに取り組む必要性を強調している。今年の初めに、ヒトの医療に不可欠な抗菌剤の効果を維持するため、動物用医薬品での使用を禁止にする新しいEU規則が施行された。

本日、欧州委員会は加盟国のAMR One Health国家活動計画の見直しも発表した。このレビューでは、多くの加盟国が、抗生物質が環境に与える影響を考慮した上で、AMRに対してより強力なOne-Healthアプローチをとることが有益であることがわかった。また欧州委員会は、医療システム全体でAMRを管理するための健康への効果的な投資方法に関する専門家パネルによる意見も発表した。

<背景>

欧州抗生物質啓発デーは、抗菌剤耐性が引き起こす脅威や、賢明な抗生物質の使用の重要性についての意識を高めるために、毎年11月18日に開催される欧州の健康への取り組みである。欧州疾病予防管理センターが世界抗菌剤啓発週間(11月18~24日)と連携して調整している。このユーロバロメーター調査はEU27カ国で2022年2月21日~3月21日に実施した。加盟国ごとを含む完全な結果はこちらから入手可(https://europa.eu/eurobarometer/surveys/detail/2632

 

[EU]RASFF 2022(1113-1119)

警報通知(Alert Notifications)

ドイツ産ピスタチオのオクラトキシンA(OTA)、オーストリア産食品サプリメントのカンナビジオール(CBD)高含有、オーストリア産野鳥用飼料にブタクサの種子最大量超過、ドイツ産ヘンプ入りハーブティーのテトラヒドロカンナビノール (THC) 含有量増加、オランダ産乾燥ローズマリーのエチレンオキシド、英国産食品サプリメントのシルデナフィル及びタダラフィル、オンラインストアで販売されている食品サプリメントの1日推奨用量のビタミンD3・亜鉛及びメラトニン高含有、英国産イヌ用完全飼料の鉛、オーストリア産飼料用有機トウモロコシフレークの未承認物質クロルプロファム、ポーランド産ポルチーニ茸のカドミウム、フランス産飼料用モロコシのブタクサの種子高含有、フランス産有機小麦粉のオクラトキシンA、

注意喚起情報(information for attention)

エジプト産ブドウの葉のアゾキシストロビン・アセタミプリド・カルベンダジム・クロルピリホスメチル・ジフェノコナゾール・フェンヘキサミド・フルシラゾール・イミダクロプリド・メタラキシル・プロピコナゾール・チアメトキサム・エマメクチン及びジメトモルフ、メキシコ産冷凍マグロの水銀、エジプト産マンゴーの未承認物質オメトエート、ウガンダ産ナスのクロルピリホス、インド産フランキンセンス抽出物のエチレンオキシド、アルゼンチン産ピーナッツのアフラトキシン、スペイン産マグロのヒスタミン、

通関拒否通知(Border Rejections)

トルコ産ペッパーのアセタミプリド及びシペルメトリン、トルコ産アプリコットカーネルのシアン化水素高含有、中国産茶のラムダ-シハロトリン、ガーナ産レッドパーム油の未承認着色料スーダン4、米国産トルコ経由ピスタチオのアフラトキシン、トルコ産乾燥イチジクのオクラトキシンA(複数あり)、トルコ産乾燥イチジクのアフラトキシン、トルコ産乾燥オレガノのピロリジジンアルカロイド(複数あり)、インド産(レバノン経由)バスマティ米の未承認物質チアメトキサム、エジプト産割ったソラマメのマラチオン、トルコ産チリペッパーのクロルピリホスメチル、中国産茶のラムダ-シハロトリン及び未承認物質テトラメトリン、

 

[HK]ニュースレター

Food Safety Focus

16 Nov 2022

観賞魚は食用?

Is Ornamental Fish Meant for Consumption?

https://www.cfs.gov.hk/english/multimedia/multimedia_pub/multimedia_pub_fsf_196_03.html

オンライン上の議論で、観賞魚を食べることについて食品安全の懸念が持ち上がった。食用の魚とペットとして飼われているほとんどの魚は種類や育て方が違う。魚の種類によっては観賞用と食用両方に用いられるものもあるが、消費者が食用の種類と区別できない可能性がある。

観賞魚は食品として育てられていない可能性がある。これらの魚は病原菌のない飼料を与えられていない可能性があり、寄生虫や細菌で汚染されている可能性がある。観賞魚の病気の治療における一部の薬剤は、特定の動物用医薬品(マラカイトグリーンなど)やヒトに有害な抗生物質の残留物(クロラムフェニコールなど)のように、食用の魚に使用してはならない。これらの化学物質の一部は耐熱性があり、調理で除去できない。さらに、コクテンフグなど一部の魚には、命に係わる毒素が含まれている。

観賞用の魚は食用ではない。消費者は認可された食品店からのみ魚を購入した方がよい。食品事業者は、販売する魚が食用に適していて国の法律に準拠していることを保証しなければならない。

サツマイモや青果に含まれる天然色素

Natural Colour Pigment in Sweet Potatoes and Produces

https://www.cfs.gov.hk/english/multimedia/multimedia_pub/multimedia_pub_fsf_196_04.html

ムラサキイモは国内で冬に人気の食品である。だが、洗ったり茹でたりすると水や手に大量の色が流れ出ることがあるため、サツマイモは人工的に着色されているのではないかと懸念する人もいる。

ムラサキイモはアントシアニンを含んでいることが知られている。アントシアニンはビーツ、ベリー類、レッドドラゴンフルーツ、ブドウ、赤キャベツ、赤タマネギ、なすの皮、黒米など一般的な農産物に天然に含まれる色素のことである。アントシアニンは水に溶けやすく、一般的にヒトに害はない。これらの農産物の一部の品種は、消費者にアピールする鮮やかな色のために選ばれて改良されている。これらの農産物を扱う際に、一部の色素が水に溶け出したり手につくのは当然である。過度な心配は必要ない。

 

[FSANZ]ポピーシードのリコール

National recall of poppy seeds

15/11/2022

https://www.foodstandards.gov.au/media/Pages/National-recall-of-poppy-seeds.aspx

ポピーシード(ケシの実)の全国リコールが本日発表され、消費者には影響を受けた製品を食べないように助言する。オーストラリア・ニュージーランド食品基準局(FSANZ)は、安全でないポピーシードに含まれる有毒化学物質であるテバインの存在の可能性を理由に、いくつかのブランドと製品の消費者リコールを調整している。

リコール製品を摂取し、異常又は重篤な症状を経験した人は、直ちに医療機関を受診する必要がある。症状には、呼吸困難、通常よりも速い呼吸、筋肉の痙攣及び意識消失などがある。

全国の小売店で入手可能なリコール対象ブランドは、以下の通りである。(15/11/2022時点)

Hoyt's Poppy Seeds

Gaganis Premium Australian Poppy Seed

リコール対象製品はさらに追加される可能性がある。

西オーストラリア州、ニューサウスウェールズ州、ビクトリア州、クイーンズランド州、南オーストラリア州、オーストラリア首都特別地域では、ポピーシードを摂取した人の疾患の症例が報告されている。種子を見てもどのポピーシードがテバインの含有量が高いか分からないため、消費者は摂取しないよう助言する。リコール製品は購入先に返品して全額返金される。州及び準州の食品当局は汚染の原因を調査している。

リコールの詳細については、FSANZのウェブサイト(https://www.foodstandards.gov.au/industry/foodrecalls/recalls/Pages/default.aspx)で参照できる。健康に関する助言は州及び準州の保健局のウェブサイトから入手できる。

 

-ポピーシードのリコールの追加

Additional brands listed in national poppy seed recall

16/11/2022

https://www.foodstandards.gov.au/media/Pages/Additional-brands-listed-in-national-poppy-seed-recall.aspx

昨日発表された全国的なポピーシードのリコールには、追加のブランドが記載された。

オーストラリア・ニュージーランド食品基準局(FSANZ)は、有毒な化学物質であるテバインの存在の可能性を理由に、ポピーシードの消費者リコールを調整している。

リコール対象ブランドは、以下の通りである。(16/11/2022時点)

Hoyts Food Manufacturing - Hoyts Poppy Seeds

Gaganis Bros Imported Food Wholesalers - Gaganis Premium Australian Poppy Seed

East West Foods Wholesale - Poppy Seeds

Basfoods International - Royal Fields Poppy Seeds

Eumarrah - Eumarrah Poppy Seeds

National recall of poppy seeds Q&A

https://www.foodstandards.gov.au/industry/foodrecalls/recalls/nationalrecallpoppyseeds/Pages/National-Recall-of-Poppy-Seeds.aspx

リコール製品を食べた場合はどうなるか?

西オーストラリア州、ニューサウスウェールズ州、ビクトリア州、クイーンズランド州、南オーストラリア州、タスマニア州及びオーストラリア首都特別地域では、ポピーシードを摂取した人の疾患の症例が報告されている。どのポピーシードがテバインの含有量が高いかは、種子を見てもわからない。

テバインとは何か、その効果は何か?

テバインは天然に発生する植物の化学物質である。テバインが豊富なポピー(ケシ)の品種は医薬品の製造に使用され、オーストラリアでは製薬産業に供給するために栽培されている。食用として栽培されたポピーシードには、検出可能なテバインはほとんど又は全くなく、安全に摂取できる。

テバイン自体は医薬品として使用することができず、ヒトに対して十分な量の毒性がある。テバイン中毒の症状には、呼吸数の増加や筋肉の痙攣などがあり、発作、呼吸困難、意識消失に進行することがある。

リコールはどのように実施されているか?

FSANZは、影響を受けた製品をリコールするために、州及び準州の食品執行機関及び食品事業者と協力している。リコール情報は以下で見ることができる。https://www.foodstandards.gov.au/industry/foodrecalls/recalls/Pages/default.aspx

 

[MPI]強化健康スター格付は砂糖と塩に厳しくなった

Boosted Health Star Ratings get tougher on sugar and salt

14 November 2022

https://www.mpi.govt.nz/news/media-releases/boosted-health-star-ratings-get-tougher-on-sugar-and-salt/

砂糖や塩の摂取をより厳しくした、健康スター格付(Health Star Rating)システムの更新版が本日より施行される。

ニュージーランド食品安全局の副局長Vincent Arbuckleは、このシステムは、消費者が包装済み食品の全体的な栄養面の利点を比較することで、より健康的な食品を選択するのに役立つと述べる。「我々は、人々の生活は忙しく、スーパーマーケットで良い選択をするのは難しいことを知っている。健康スター格付は、栄養士と健康の専門家によって、曖昧さをなくし、栄養に関する情報を一目でわかるように設計されている。」と話す。

星の数が多い食品は、星の数が少ない同様の食品よりも健康的であるが、星は異なる種類の食品を比較するために使用されることを意図していない。

2014年に導入されたtrans-Tasmanシステムは、2019年のレビューで良好な結果が得られたため、強化され、食事ガイドラインをよりよく反映するための改善が提案された。

主な変更点は、砂糖入り朝食用シリアルや果汁飲料など、砂糖や塩分を多く含む製品の評価の引き下げや、加工が最小限の果物や野菜は自動的に5つ星にすることなどがある。

Arbuckle氏は「格付けの不一致を問題視する声に耳を傾けてきた。様々な専門家による最適かつ最新の科学を基に、砂糖や塩に厳しくすることでこれらの問題に対処し、システムはより強固なものとなった。この更新により消費者はその場で自信をもってより良い判断ができる。」と話す。

本日より、オプトインシステムに参加するすべての製造業者は、変更を反映するためにラベルを更新する必要がある。

健康スター格付システムは引き続き任意で、使用料は無料だが、2025年までに製造業者の利用が70%という目標に達しない場合、政府はこのシステムの義務化を検討する。

2021年半ばまでに、Countdown、Four Square、New World、Pak’n Saveのメーカーブランドと自社ブランドの両方を含め、スーパーマーケットの5,600以上の製品に健康スターが表示されるようになった。

意図した製品の50%に星を表示するという政府の暫定目標に対する進捗を評価するために、次回は、2023年11月に導入状況のモニターが行われる。

*健康スター格付(Health Star Rating)システムの詳細情報は以下:

https://www.mpi.govt.nz/food-business/labelling-composition-food-drinks/health-star-ratings-food-labelling/

 

[RIVM]報告書

-2021年Borssele原子力発電所周辺の放射能レベル測定

Radiation level measurements around the site of Borssele nuclear power plant in 2021

2022-11-17

https://www.rivm.nl/publicaties/stralingsniveaumetingen-aan-terreingrens-van-epz-kerncentrale-borssele-in-2021

最大許容レベルの年10マイクロシーベルト以下の0.8マイクロシーベルトだった

 

-IJmond地域に沈着した埃のPAHと金属の研究

Study into PAH and metals in dust deposited in the IJmond region

2022-11-16

https://www.rivm.nl/publicaties/depositie-onderzoek-ijmond-voorjaar-2022

Tata Steelの近傍のダスト粒子のPAHと金属について詳細に調査した。測定継続を薦める。

 

-欧州職業暴露限度の設定されていない物質の、国の職業暴露限度の概要

Overview of national occupational exposure limits for substances without a European occupational exposure limit

16-11-2022

https://www.rivm.nl/publicaties/overview-of-national-occupational-exposure-limits-for-substances-without-european

欧州職業暴露限度の設定されていない多くの物質に、国の職業暴露限度が設定されている。国により職業暴露限度の設定方法に違いがあり、一つの物質について欧州内で違う値が設定されていることもある。問題はどの物質について欧州職業暴露限度を設定するかである。この優先順位決定のために情報収集した。10カ国から集めた約1400物質がリストに含まれる。

 

[WHO]出版物

子どもと電子廃棄物:重要なメッセージ

Children and e-waste: key messages

7 November 2022

https://www.who.int/publications/i/item/WHO-HEP-ECH-CHE-22.04

 

[ProMED]食中毒-オーストラリア:芥子の実中毒、ヒト

Foodborne illness - Australia: poppy seed poisoning, human

2022-11-19

https://promedmail.org/promed-post/?id=8706798

[1]Date: Wed 16 Nov 2022 Source: Yahoo News [edited]

有毒ポピーシードがオーストラリア周辺のたくさんの人々を重症により入院させ-筋痙攣から発作、心停止まで-全国リコールにつながった。これまで(2022年11月16日)過去一ヶ月で32件のポピーシード中毒が報告され、全て成人である。

リコール対象のポピーシードは食用ではなく安全ではない。どうして非食用グレードのポピーシードが店舗に並ぶことになったのか調査が行われている。食用ポピーシードは危険ではない。

芥子にはモルヒネやコデインのような医療用に使われるものも含む多数のアルカロイドが含まれる。テバイン、ノスカピン、ラウダノシン、パパベリンのような天然物はヒトでの影響はあまり記述されていないが多様な有害影響を持つ可能性がある。異なる種類の芥子はこれらのアルカロイドの量が異なる。あるものは少なく食用に使われる傾向がある。多いものは医療用に使われる。

テバインを多く含む非食用グレードのポピーシードが食品供給網に入った。テバインの作用はモルヒネとは異なり、量が多いと重症の長く続く筋痙攣や心停止を引きおこす。最近の患者クラスターでは血中に高濃度のテバインが検出されている。

オーストラリアでテバインがフードチェーンに入ったのは我々の知る限り初めてである。しかしここ数十年の間に非食用グレードのポピーを食べたことによる重症中毒が服す報告されている。

現在のクラスターでは人々は発酵茶のような飲料としてポピーシードを摂取して中毒になっている。50gで中毒量に達するがほとんどは100g以上相当のポピーシードを摂取している。ベーカリー製品でポピーシードを食べて中毒になった報告はないが調査は続いている。汚染の性質から、問題のポピーシードはどんな形態でも避けるよう助言する。

以下略

(poppy seed teaで検索するとハイになるためとか書いてあって、それで使う量が多くて不味くても飲むのか、と思うんだけど)

 

論文

-娯楽用大麻の合法化と成人の飲酒関連、米国、2010-2019

Association of Recreational Cannabis Legalization With Alcohol Use Among Adults in the US, 2010 to 2019

Vandana Macha et al.,

JAMA Health Forum. 2022;3(11):e224069.

https://jamanetwork.com/journals/jama-health-forum/fullarticle/2798860

50州の2010-2019年の420万人成人の解析から、娯楽用大麻の合法化は18-24才の男性のアルコール使用の0.9%増加と関連した

 

-SCIENCE VOLUME 378|ISSUE 6621|18 NOV 2022

ニュースを一目で

News at a glance

・米国のコンテストで改良マスク受賞

アメリカ生物医学先端研究開発局 (BARDA)が資金援助して2021年3月に始まったマスク革新チャレンジに、1448の応募があり一等賞がAir99による折り紙の形をしたAirgamiとGlobal Safety Firstによるひもがなく接着剤で密着するReadiMaskに決まった。どちらも既に販売されているがBARDAはどちらも購入予定はない。

(使わないくせに「発明」はするんだ)

 

腫瘍中の細菌ががんを促進しているかもしれない

Bacteria in tumors may promote cancer

693-694

新しい研究は微生物叢が免疫応答を抑制し転移の種を蒔くことでがんを促進する可能性を示唆する

 

-カタールワールドカップは健康に良いか?

Will the Qatar World Cup be good for health?

THE LANCET EDITORIAL| VOLUME 400, ISSUE 10365, P1741, NOVEMBER 19, 2022

11月20日の2022 FIFAワールドカップのキックオフを、WHO事務局長Tedros Adhanom Ghebreyesusは「スポーツが健康増進に役立つことを示すまたとない機会」と賞賛する。FIFA、カタール公衆衛生省、WHOなどは「スポーツと健康のレガシー」を残すことを期待する。しかしワールドカップは健康に良いか?エビデンスは期待できるものではない。

The Lancetに2021年に発表された根拠に基づく評価では、オリンピックが集団レベルで運動を改善したことはなく、公衆衛生の機会も達成されない。ワールドカップのスポンサーにはバドワイザー、マクドナルド、コカコーラが含まれ、不健康なライフスタイルから利益を得、二酸化炭素を排出する。さらにカタールの人権の状況には懸念がある

(そんなこといったらどこでも開催できないのでは。オリンピックは一回目の東京オリンピックは多分衛生向上に効果あったのでは。英語の論文はないかも、だけど)

 

-オフライン:COVID-19—科学が忘れた教訓

Offline: COVID-19—the lessons that science forgot

Richard Horton

THE LANCET COMMENT| VOLUME 400, ISSUE 10365, P1753, NOVEMBER 19, 2022

パンデミックのことを覚えている?あまり。The Lancetの出版社であるElsevierが支援した経済学者グループの施策研究チームEconomist Impactが先週、科学者のパンデミック中の実践やサイエンスコミュニケーションへの態度について探った「研究への信頼Confidence in Research」報告書を発表した。世界中の3000人以上の研究者の調査から、将来の健康緊急事態中に繰り返すべきでない重要な行動を同定した。

重要な知見は?科学者のリソースや資金へのアクセスの不平等は悪化した、特に駆け出し研究者や女性、低収入の状況で働いている場合。デマはますます懸念である。科学者は人々と向き合う活動を増やし研究知見を発表したりデマや誤解に対抗した。科学への人々の注目増加を歓迎するものの必ずしも理解が増えたわけではない。研究者は自分たちの仕事の不確実性や限界を伝えることにより注意した。公共空間に入ることは過剰な単純化と政治化の懸念がある。問題の一つはオンラインでの科学者に向かった虐めがある。研究者はコミュニケーションスキル向上のためのサポートを求めている。Economist Impactはいくつかの提言もしている。デマ対抗活動。人々の科学への信頼のための投資。サイエンスコミュニケーションへの投資増。メディアの研究リテラシー強化。新しい研究知見を人々に説明するためにもっと努力を。等

私はそれに5つの課題を追加したい。

・スピード ピアレビューは速度のためにパスされたが懸念はある

・量 論文の量が多く選択が困難

・声 もともとチャンネルのある科学者の声が最も重要な声とは限らない

・意味 論文がでたからといってそのまま政策になるわけではない

・間違いへの対処 間違いは避けられないが速やかに修正され悪意によるものとはみなすべきではない

 

その他

-放射活性牧場に乳牛が帰還したとき

When the Cows Come Home to Radioactive Ranches

Ada McVean M.Sc. | 18 Nov 2022

https://www.mcgill.ca/oss/article/history-environment/when-cows-come-home-radioactive-ranches

原子力災害があって、地元住民が被ばくとその健康影響を最小限にするために避難した。動物は?

2011年3月11日に日本の北東部でマグニチュード9.1の地震がありその後福島第一原子力発電所の事故に反応して周辺40kmの15万人以上が避難した。畜産農家は家畜の安楽死を命じられた。CNNの報道によるとそのうち約1400は野に放たれた。それらは餓死すると考えられたが一部の農家は毎日危険な避難地域まで来て世話を続けた。これらの動物は食用にはされないが研究され、10年以上過ぎた今、牛にがんが増える兆候はない。日本政府によって帰還困難区域に設定された地域で放射性セシウムを含む草を食べてきた牛や馬のDNAにも有意なダメージはない。チョルノービルで放射能の残る地域は野生生物のサンクチュアリになったように、福島でも立ち入り禁止区域は自然に再野生化している。野生のイノシシの調査でも遺伝子突然変異の増加は見られない。

放射線は脅威ではあるものの、福島第一原子力発電所災害で放出された量では動物への健康影響は最小限であることが根拠で示されている。Bristol大学の研究によると、恐らくヒトでも同じであろう。線量の低さと、避難による精神的身体的影響の大きさを考えると、「福島の事故後の16万人の避難は正当化できない。」

(これも「わかっていたのに止められなかった」。政治家は聞くべき科学者の声を聞かず声の大きい人たちに従った)

 

-この反薬物パンフレットには隠された動機がある

This Anti-Drug Pamphlet Has a Hidden Motive

Jonathan Jarry M.Sc. | 18 Nov 2022

https://www.mcgill.ca/oss/article/anti-drug-pamphlet-has-hidden-motive

十代向けに薬物の真実を伝えると称するパンフレットは、評判の悪い団体への入り口である

スコットランドのエジンバラのClerk通りの小さなレストランで入手した「ドラッグの真実」パンフレットは、一見善意による薬物の啓発のように見えるが、その作成者である「薬物のない世界のための財団Foundation for a Drug-Free World」はサイエントロジー教会の建物にある。

それは医薬品を含む全ての薬物から遠ざかることを薦める。

 

-Cup o'Joe-There is more to cabbage than gas!

https://www.youtube.com/watch?v=QdwB0oYvrik

膝関節炎にキャベツを巻くという民間療法について

RCTで対照群に比べて痛みが和らぐという効果が報告されている

キャベツを食べるとおならが出るが巻く場合にはその心配は無いのでやってみて効果があたら教えて。