[RIVM]報告書
-建材の再利用の土壌の質への影響
Potential effects of the reuse of building material on soil quality
12/14/2022
https://www.rivm.nl/en/news/potential-effects-of-reuse-of-building-material-on-soil-quality
循環経済では、建材はより長く使われ革新的な方法で再利用される。建材の再利用は持続可能であるが重金属などの汚染物質を含む可能性があるためリスクもある。土壌の質への負の影響を予防するため、これまで排出限度critical emission limitが導出されてきた。この報告書には過去にRIVMが使った方法論が記述された。さらに、建材の性質の影響についての予備的調査や排出限度の適用例が提示された。
-パンデミック政策にはキーパーソンを関与させるべき
Key persons should be involved in policy for pandemics
12/14/2022
https://www.rivm.nl/en/news/key-persons-should-be-involved-in-policy-for-pandemics
RIVMは政府に現在と将来のパンデミックのための政策を作るには「キーパーソン」を関与させるべきと助言する。キーパーソンには専門家の他に教育や医療、スポーツ、芸術、文化、ソーシャルワークなどで能動的役割を果たすボランティアも含まれる。RIVMの研究結果は、こうした人々が制限にもかかわらずCOVID-19パンデミック時の社会福祉やメンタルヘルスに関心を寄せ続けることに重要な役割を果たした。
報告書本文オランダ語
How did organisations, networks and communities respond to the coronavirus measures? Justification for and elaboration of a qualitative study into civil society organisations during the COVID-19 pandemic (2020–2022)
13-12-2022
[ヘルスカナダ]精神保健依存大臣及び保健副大臣からのオーバードーズ危機についての声明
Statement from the Minister of Mental Health and Addictions and Associate Minister of Health on the Overdose Crisis
December 14, 2022
本日発表されたオピオイドと覚醒剤に関連する害のデータは、オーバードーズ危機と、ますます有害で違法な薬物の供給がカナダ中の個人や家族や社会に壊滅的負担を与えていることを示した。昨年のオーバードーズによる死亡は7000人以上。
（関連データ等にリンクあり）
[FTC]FTCは環境マーケティングクレームの使用に関する「グリーンガイド」の更新の可能性についてパブリックコメント募集
FTC Seeks Public Comment on Potential Updates to its ‘Green Guides’ for the Use of Environmental Marketing Claims
December 14, 2022
消費者はますます環境影響を気にするようになり、宣伝業者の環境クレームが真実であることが重要になっている。グリーンガイドは1992年に初めて発行され、1996年と1998年、2012年に改訂されている。FTCはこのガイドについての意見を募集している。
[UKHSA]UKHSAと英国地質調査所（BGS）はグレートブリテンのラドンマップを更新
UKHSA and BGS publish updated radon map for Great Britain
2 December 2022
https://www.gov.uk/government/news/ukhsa-and-bgs-publish-updated-radon-map-for-great-britain
UK maps of radon
https://www.ukradon.org/information/ukmaps
インタラクティブマップ
[DHSC]最新のゲノミクス研究に1億7500万ポンド以上
Over £175 million for cutting-edge genomics research
13 December 2022
https://www.gov.uk/government/news/over-175-million-for-cutting-edge-genomics-research
政府は命を救い健康アウトカムを改善する、世界で最先端のゲノム医療システムを作るために資金を出すことを発表
・新生児の希な遺伝病の診断を加速する
・がんの診断の正確性と速度を改善
・英国の生命科学超大国としての立場を強化する新たな3年計画の一部
（10万人の新生児の全ゲノムシークエンシングを含む）
-SMC UK
新生児全ゲノム配列決定予備計画開始への専門家の反応
expert reaction to launch of the newborn whole genome sequencing pilot programme
DECEMBER 13, 2022
説明会と12人の専門家のコメント
[WHO]出版物
-全ての人に安全な飲料水と衛生を確保するするには行動加速が必要
Accelerated action needed to ensure safe drinking-water, sanitation and hygiene for all
14 December 2022
WHOとUN-Waterの衛生と飲料水の世界解析と評価Global Analysis and Assessment of Sanitation and Drinking-Water (GLAAS)報告書の知見は、2030年までに全ての人に水と衛生を、のSDG達成には加速が必要であることを示した。
GLAAS 2022
-健康的な食事を促すための砂糖で甘くした飲料の課税についてのWHOマニュアル
WHO manual on sugar-sweetened beverage taxation policies to promote healthy diets
13 December 2022
https://www.who.int/publications/i/item/9789240056299
（砂糖税が健康に良い影響があったという根拠は無いことを認めながらもそれは時間差のせいで、シミュレーションではうまくいくことになっている、として課税を勧める。それは根拠に基づいた政策とは言わないと思うけれど）
論文
-THE LANCET GLOBAL HEALTH:子宮頸がんの負担は多くの国で高いままで、WHOの2030年根絶目標を達成するにはスケールアップが必要
THE LANCET GLOBAL HEALTH: Cervical cancer burden remains high in many countries, scale-up needed to meet WHO’s 2030 elimination target
14-DEC-2022
https://www.eurekalert.org/news-releases/974271
The Lancet Global Healthに発表された観察研究
Global estimates of incidence and mortality of cervical cancer in 2020: a baseline analysis of the WHO Global Cervical Cancer Elimination Initiative
https://www.thelancet.com/journals/langlo/article/PIIS2214-109X(22)00501-0/fulltext
（日本は高所得国のなかでは成績が悪い。原因は明確）
-科学者が我々の食べる全ての食品の背後にある重要な成分の管理のための英国ロードマップを発表
Scientists release UK roadmap for managing key ingredient behind all the food we eat
15-DEC-2022
https://www.eurekalert.org/news-releases/974386
リン酸肥料価格はこの春以降高いままで、科学者は緊急管理対策を呼びかける
‘UK Phosphorus Transformation Strategy’
http://wp.lancs.ac.uk/rephokus/publications/
-Nature Volume 612 Issue 7940, 15 December 2022
表紙は蟻ミルク
Natureエディトリアル
欠測データは我々がCOVIDで何人死亡したかを決して知ることはできないだろうことを意味する
Missing data mean we’ll probably never know how many people died of COVID
14 December 2022
https://www.nature.com/articles/d41586-022-04422-9
超過死亡の各推定毎に膨大な不一致があることは、計算の難しさだけではなく、世界が人々の死因を記録するまでの道のりの遠さを明らかにした
今週のNatureでWHOに協力している研究者らがパンデミック中の超過死亡の計算の詳細を発表している。それによると2020年と2021年の超過死亡は公式発表の2.7倍の1320万人から1660万人と示唆する。一方IHMEは1710万人から1960万人、The Economistは機械学習モデルを使って1800万人程度、今は1600万人程度と予想した。
世界的には全ての死亡の約半分は数えられていない。公衆衛生にとっては出生と死亡の記録システムが必須でこれを改善することが必要である。
Natureワールドビュー
COVIDの後ですら、世界のワクチン戦略は失敗している
Even after COVID, the world’s vaccine strategy is failing
Seth Berkley
13 December 2022
https://www.nature.com/articles/d41586-022-04423-8
世界的な、公的資金提供のある戦略無しには、パンデミックを止めるためのワクチンを届けることに市場は失敗するだろう
