2022-12-16

[FSA]FY2 Wave 3-4 NI(Food You 2北アイルランド第3-4回): 要約

FFY2 Wave 3-4 NI: Executive Summary

5 December 2022

https://www.food.gov.uk/research/fy2-wave-3-4-ni-executive-summary

Food and You 2の第3回(2021年4月28日~6月25日)及び第4回(2021年10月18日~2022年1月10日)が実施された。それぞれ、イングランド、ウェールズ及び北アイルランドの4,338世帯から合計6,271人の成人、4,026世帯から合計5,796人の成人が、北アイルランドでは、それぞれ1,626人の成人、1,575人の成人が調査に参加した。

〈Food and You 2第3-4回の主な調査結果〉

信頼できる食品

食品の安全性と信頼性への信頼感

・回答者94%が購入した食品は安全に食べられると確信し、88%が食品表示に記載されている情報が正確であると確信していると回答。

食品サプライチェーンへの信頼感

・回答者の76%が食品のサプライチェーンを信頼すると回答。

・回答者の90%が農業従事者、85%が店やスーパーマーケット、レストランを、68%が持ち帰り、47%がJust Eat、Deliveroo、Uber Eatsなどの食品配達サービスを信頼する。

FSAの認知、信頼、信用度

・91%がFSAのことを聞いたことがある。FSAについてある程度知っている回答者の81%が「食品は安全であり、表示通りである」ことを確認するためにFSAを信頼する。

・86%が、食品関連のリスク(食中毒や食品によるアレルギー反応など)から国民を守るためにFSA(又は食品安全担当の政府機関)が信頼できると答え、84%が食品関連のリスクについて国民とオープンなコミュニケーションに取り組んでいると確信し、85%が食品関連のリスクにFSAが適切なに対処すると信頼すると回答。

食品に関する懸念.

・回答者の88%は食べる食品について何の懸念もない。12%は懸念があると回答。

回答者の食品問題の懸念は、最も多かったのは、食品廃棄物(55%)、食品中の砂糖の量(54%)、食品の価格(52%)に関するものであった。

食料安全保障

・北アイルランド、イングランド及びウェールズでは、全体の82%が食料の安全保障を確保できていると回答。18%が食料不安を抱えていると回答。

外食と持ち帰り

・59%が持ち帰り用の店やレストランで直接持ち帰りを注文したことがあり、58%がカフェやコーヒーショップ、サンドイッチショップで(店内や持ち帰り)、57%がレストランで外食した。8%は過去4週間にリストに記載された食品事業者の食品を食べなかったと回答。

・92%が、食品衛生格付け制度(FHRS)について聞いたことがある。65%の回答者が、FHRSについて聞いたことがあり、少なくとも少しの知識は持っていると回答。

食品アレルギー、不耐症、その他過敏症

・79%が食物過敏症ではないと回答。10%が食物不耐性、3%が食物アレルギー、1%がセリアック病を患っていると回答。

家庭での食事

消費期限

・回答者の69%が消費期限は食品がもはや安全に食べられないことを示す情報と認識。

・71%が食品を調理、準備する前に必ず使用期限を確認すると回答。

・前月に消費期限を過ぎた貝類は89%、その他の魚は86%、燻製魚は80%の回答者が食べなかった。

食品の購入と表示

どこから食品を購入しているか?

・80%がスーパーマーケット、65%が地元の店、日用雑貨食料品店、ガソリンスタンドから週に1回以上食品を買うと回答。

・90%が食品を購入する際に消費期限または賞味期限を確認すると回答。

アレルゲン表示への信頼度

・食物アレルギーや不耐性を考慮し、食品を購入する回答者の84%は、食品表示の記載情報によって、不快な身体反応を引き起こす食品を特定することができると信頼する。

・非包装食品を購入する者は、独立した食品店(68%)、スーパーマーケットの店頭(67%)、スーパーマーケットのオンラインショップ(64%)で食品を見分けることに自信があったが、食品市場や屋台で食品を購入する場合、回答者はあまり自信がない(51%)。

持続可能性と環境への影響

・回答者の28%が、環境負荷の低い食品をよく買う(いつも、またはほとんど)。

・55%が加工食品をあまり食べないこと、44%が食品廃棄物を最小限にすること、果物や野菜を多く食べることが持続可能な食生活に最も貢献すると考える。

・60%は地元で生産された食品や旬の食品を購入し、43%が最小限の包装や無包装の食品を購入することが、持続可能な食品の購入の選択に最も貢献すると考えている。10%の回答者は、何が持続可能な食生活に最も貢献しているか分からない。

健康的な食事

・普段の食生活は、67%の回答者がかなり健康的であると回答、20%が健康でも不健康でもないと回答。79%が、毎日又はほとんどの日に果物や野菜を食べると回答。

・果物と野菜を食べる(94%)、水をたくさん飲む(70%)、塩分を控える(61%)、魚を食べる(61%)ことが健康的な食生活を送るために最も重要な要素と考えている。

 

[FSA]最新のFSA消費者調査はクリスマスと新年の食品価格に関する懸念について追跡調査する

Latest FSA consumer survey tracks level of concern around the price of food at Christmas and New Year

15 December 2022

https://www.food.gov.uk/news-alerts/news/latest-fsa-consumer-survey-tracks-level-of-concern-around-the-price-of-food-at-christmas-and-new-year

英国食品基準庁(FSA)の消費者調査の新しいデータによると、人々が今年のクリスマスと新年の食品の価格に関心を持っていることが示された。

 

[FSA]食品衛生格付け方式、表示の監査及び事業調査2021:テクニカルレポート

Food Hygiene Rating Scheme Audit of Display and Business Survey 2021: Technical report

13 December 2022

https://www.food.gov.uk/research/fhrs-audit-2021-technical-report-introduction

英国食品基準庁(FSA)はイングランド、北アイルランド及びウェールズにおけるFood Hygiene Ratings(食品衛生格付け)の表示を調査した。

 

[FSANZ]ポピーシードの全国的リコール更新情報

Update on national recall of poppy seeds

Date: 15/12/2022

https://www.foodstandards.gov.au/media/Pages/Update-on-national-recall-of-poppy-seeds.aspx

オーストラリアの食品当局は本日、全国的なポピーシード(ケシの実)のリコールにつながった汚染の原因に関する予備調査結果を発表した。調査が進行中であるが、食品用ではなく、高濃度のテバインを含むポピーシードのバッチがサプライチェーンに入ったことが確認されている。テバインは、ポピーシードに含まれる天然の化学物質で、高濃度で毒性を示す可能性がある。ポピーシードを大量に摂取した人々で合計37例の疾患が報告された。いくつかのブランドの全国的なリコールにより、影響を受けた製品を市場から排除することができた。オーストラリア・ニュージーランド食品基準局(FSANZ)は、2022年11月15日に全国的なリコールを発表し、州及び準州の食品当局と協力して対応を管理し、調査を継続している。テバインが豊富なポピーシードは、医薬品及び化粧品やシャンプーなどの食品以外の製品の製造に使用される。食品等級のポピーシードはテバインが少なく、食べて安全である。洗浄、浸漬及び焼き調理もテバイン濃度を低下させる。食品当局は、非食品等級のポピーシードが再びフードサプライに入るのを防ぐため取り組んでいる。

​背景

全国的に報告された 37 件の病気の症例は、次のように、ほとんどの州と準州にわたっている:

ニューサウスウェールズ州 14、クイーンズランド州 7、西オーストラリア州2、南オーストラリア州 1、ビクトリア州11、タスマニア州 1、オーストラリア首都特別地域 1、北部特別地域 0例。国のリコールで特定されたポピーシード製品を摂取すべきではない。テバイン中毒の症状には、呼吸困難、通常よりも速い呼吸、筋肉のけいれん、意識消失などがある。消費者は、これらの症状のいずれかが発生した場合、特にポピーシードを大量に摂取した場合は、直ちに医師の診察を受けるべきである。その他の健康に関する助言は、州及び準州の保健局の Web サイトから入手できる。

 

[FDA]スローガンではなく科学としての食品安全文化の推進:系統的な文献レビューAdvancing Food Safety Culture as Science Not a Slogan: A Systematic Literature Review

December 12, 2022

https://www.fda.gov/food/cfsan-constituent-updates/advancing-food-safety-culture-science-not-slogan-systematic-literature-review

本日、米国食品医薬品局 (FDA) は、業界、消費者及びFDA内での食品安全文化(FSC)に関する FDAの取り組みの基盤として、食品安全文化に関する科学文献の系統的レビューを発表した。合計79件の文献がレビューの適格基準を満たし、この分析に含まれている。

FDA は、食品由来疾患の負担を軽減するための劇的な改善をするには、人々の信条、態度、行動及び組織の行動に影響を与えるために、さらに多くのことを行う必要があると考えている。強力な食品安全文化は、効果的な食品安全管理の前提条件である。

食品システム全体で食品安全文化を推進することは、2020年発表の「よりスマートな食品安全の新時代」の計画の重要な柱である。この計画はより安全な食品システムを作るため10年計画を示す。FDA は食品安全文化がどのように定義されているか、さまざまな組織によってどのように開発及び維持されているか、どのように評価又は測定されているかなど、食品安全文化の最新の科学をよりよく理解するために文献レビューを実施した。

食品安全文化は文献上さまざまに定義されているが、このレビューでは、食品安全文化の最も頻繁に引用される定義として、特定の食品取り扱い環境内で使用される衛生行動に貢献する、一般的で、比較的不変で、学習、共有された考え方、価値観及び信条の集合体である (Griffith、Livesey及びClayton 2010) と確認した。

文献レビューでは、食品安全文化に寄与する多数の重要な決定要因及び強力で効果的な 食品安全文化の確立と維持に対する課題と障壁も確認された。

FDA は、この研究を使用して、食品安全文化をサポートするための継続的な取り組みの情報を与える。FDAは、利害関係者と規制対象の業界に対し、食品システム全体で堅固な食品安全文化を育成することを奨励する。

 

[FDA]FDAは蜂蜜の経済的な動機による不純物の混入に関するデータを発表する

FDA Releases Data on Economic Adulteration in Honey

December 14, 2022

https://www.fda.gov/food/cfsan-constituent-updates/fda-releases-data-economic-adulteration-honey

 FDAは、2021年と2022年に実施された、輸入蜂蜜の経済的動機による異物混入(EMA) を検査するためのサンプリングデータを公開する。144件の輸入サンプルを検査し、14件(10%)が違反であった。

https://www.fda.gov/food/economically-motivated-adulteration-food-fraud/fy2122-sample-collection-and-analysis-imported-honey-economically-motivated-adulteration

違反があった産地はドミニカ共和国、ギリシャ、インド、イタリア、レバノン、タイ、ベトナム、イエメン

 

[FDA]プレスリリース

-FDA はAAFCO 動物飼料成分定義プロセスにおけるFDAの役割に関するバーチャル公聴会の登録を開始する

FDA Opens Registration for Virtual Public Meeting on FDA’s Role in the AAFCO Animal Feed Ingredient Definition Process

December 14, 2022

https://www.fda.gov/animal-veterinary/cvm-updates/fda-opens-registration-virtual-public-meeting-fdas-role-aafco-animal-feed-ingredient-definition

本日、FDA獣医学センターは、米国飼料検査官協会(AAFCO)の飼料成分定義プロセスにおけるFDA の役割に関するバーチャル公聴会の登録を開始した。

 

-第8回全国消費者食品安全教育会議の登録が開始された

Registration Now Open for the 8th National Consumer Food Safety Education Conference

December 14, 2022

https://www.fda.gov/food/cfsan-constituent-updates/registration-now-open-8th-national-consumer-food-safety-education-conference

非営利団体Partnership for Food Safety Educationが主催する、第8回全国消費者食品安全教育会議(CFSEC 2023)の「The Future of Food Safety: Everyone Has a Seat at the Table」と題する会議が、3月1日から3日までで開催される。要登録。

 

-あなたの家族を詐欺的インフルエンザ製品から守ろう 

Protect Your Family From Fraudulent Flu Products

12/13/2022

https://www.fda.gov/consumers/consumer-updates/protect-your-family-fraudulent-flu-products

FDAはインフルエンザの季節には、消費者に、FDAによる安全性や有効性の評価あるいは承認がない詐欺商品を販売するかもしれないと注意を呼び掛ける。

 

-FDA はヨーグルトの同定基準を改定

FDA Amends Standard of Identity for Yogurt

December 14, 2022

https://www.fda.gov/food/cfsan-constituent-updates/fda-amends-standard-identity-yogurt

米国食品医薬品局(FDA)はヨーグルトの最終規則の特定の規定を修正した。非栄養性甘味料を含むすべての安全かつ適切な甘味料の使用を許可し、ビタミンDの最低任意強化量を1日推奨摂取量の10%とするよう、FDAの食品添加物規則と一致するようにヨーグルトの基準を変更する。

 

[FDA]警告文書

-Thriftmaster Texas, LLC. d/b/a ThriftMaster Global Holdings, Inc. and TM Global Biosciences, LLC

DECEMBER 05, 2022

https://www.fda.gov/inspections-compliance-enforcement-and-criminal-investigations/warning-letters/thriftmaster-texas-llc-dba-thriftmaster-global-holdings-inc-and-tm-global-biosciences-llc-641057

 未承認の医薬品、不正表示、ヒト用食品の不純品の問題。CBD製品を含む。

 

[FDA]子どもの咳や風邪に薬を与えるべきか?

Should You Give Kids Medicine for Coughs and Colds?

10/28/2021

https://www.fda.gov/consumers/consumer-updates/should-you-give-kids-medicine-coughs-and-colds

あなたの子どもにいつ薬が必要かを知ることは重要である。

特に最近は咳や風邪がCOVID-19やインフルエンザ、その他重い病気の症状の可能性があるので心配になるだろう。

乳幼児の風邪の対処法

・冷たい蒸気の加湿器

・生理食塩水点鼻液やドロップ

・バルブシリンジを使った鼻水吸引

・アセトアミノフェンあるいはイブプロフェン

子どもに咳や風邪の薬を与える

市販薬が販売されているが使用量・方法を守ること

FDAが認可したホメオパシー製品は存在しない

FDAはホメオパシー製品で証明されているベネフィットを知らず、4才未満の子どもにはホメオパシー咳風邪製品を与えないよう強く求める。入院を含む重大な副作用が報告されている

病院に行くとき

全ての咳や鼻水が病院に行った方が良いわけではない。疑わしいときには相談すること。

以下の場合は病院に

・2ヶ月未満の赤ちゃんの100.4°F(38℃)以上の熱

・年齢にかかわらず102°F(38.9℃)以上の熱

・唇が紫

・呼吸困難

・ひどい頭痛

・飲食しない、脱水の兆候

・過剰な不機嫌さ、眠気

・長く続く耳の痛み

・子どもの症状がどんどん悪化する

 

[NIH]ニュースレター2022年冬号

ODS Update –December 2022

December 13, 2022

https://content.govdelivery.com/accounts/USNIHODS/bulletins/33b005f

ODS助成金プログラムと研究サポート、NIH CARBONプログラム会議、ODSセミナーシリーズ、NIH植物研究専門家パネルのエグゼクティブサマリーなど。

NIH植物研究専門家委員会会合 要約

National Institutes of Health Botanical Research Expert Panel Meeting

July 14, 2022

https://ods.od.nih.gov/pubs/CARBONExecutiveSummaryJuly2022.pdf

 

[ヘルスカナダ] リコール

-Weed Me Inc.はDiamond District Sativa Pre-Rolls Cannabis Extractを一部リコール

Weed Me Inc. recalls one lot of Diamond District Sativa Pre-Rolls Cannabis Extract

2022-12-14

https://recalls-rappels.canada.ca/en/alert-recall/weed-me-inc-recalls-one-lot-diamond-district-sativa-pre-rolls-cannabis-extract

Weed Me Inc.はDiamond District Sativa Pre-Rolls Cannabis Extract(プリロール大麻抽出製品)が、誤って乾燥大麻のみ含まれ、製品ラベルに誤ったカンナビノイド値が記載されており、表示されているTHC(テトラヒドロカンナビノール)及び合計THC が実際よりも高くなっているため、一部リコール。

 

-Taynton Bay SpiritsブランドのPickle Vodkaは高濃度の銅のためリコール

Taynton Bay Spirits brand Pickle Vodka recalled due to elevated levels of copper

2022-12-14

https://recalls-rappels.canada.ca/en/alert-recall/taynton-bay-spirits-brand-pickle-vodka-recalled-due-elevated-levels-copper

 

[ヘルスカナダ]未承認の製品は深刻な健康リスクを引き起こす可能性がある

Unauthorized products may pose serious health risks

2022-12-14

https://recalls-rappels.canada.ca/en/alert-recall/unauthorized-products-may-pose-serious-health-risks

ヘルスカナダは精力剤、減量用、活力剤あるいは「ポッパーズ」として販売されている未承認の健康製品に関する情報を更新する。掲載の製品は成分にアセトアミノフェン、シプロフロキサシン、ジクロフェナク、グリブリド、ヒドロキノン、L-ドパ、ロルカセリン、プラステロン、亜硝酸エステル、シブトラミン、シルデナフィル、デスメチルカルボデナフィル、タダラフィル、トレチノイン、ヨヒンビンを含む。

 

[TGA]減量製品に関する注意

A reminder about weight loss products

15 December 2022

https://www.tga.gov.au/news/news/reminder-about-weight-loss-products

オーストラリアTGAは減量用製品に関する注意を再度促す。

 

[HK]法令違反等

-包装済み冷凍エビのサンプルからニトロフラン代謝物が検出される

Nitrofuran metabolite found in prepackaged frozen shrimp sample

Wednesday, December 14, 2022

https://www.cfs.gov.hk/english/press/20221214_10018.html

食品安全センター (CFS) は、中国産包装済み冷凍エビのサンプルから、許可されていない動物用医薬品であるフラゾリドン (ニトロフランの一種) の微量の代謝物 (AOZ) が1.5 ppb検出されたと発表した。

 

[RIVM]薬物廃棄物の飲料水質に与える影響にもっと注目が必要

More attention needed for potential impact of drug waste on drinking water quality

12/15/2022 -

https://www.rivm.nl/en/news/more-attention-needed-for-potential-impact-of-drug-waste-on-drinking-water-quality

薬物廃棄物は飲料水の質に有害な物質を含む。これらは違法に捨てられるため、飲料水の水源に到達する可能性がある。従ってRIVMはこれらをデフォルトで測定することを助言する。

毎年200件の違法薬物廃棄が発見されている

オランダではアンフェタミンやXTC(エクスタシー)のような違法薬物は違法ラボで合成され、廃棄物はそのまま自然環境にあるいは樽に入れて道路に、時には下水に捨てられる。毎年警察が約200件の違法投棄を発見している

-報告書

The risks of synthetic drug production waste being dumped posed to drinking water source quality

15-12-2022

https://www.rivm.nl/publicaties/gevaren-van-dumpingen-en-lozingen-van-drugsproductieafval-voor-kwaliteit-van

本文オランダ語

 

[CDC]CDC の慢性疾患予防と健康増進センター長であるKaren Hacker 医師、公衆衛生学修士からの、重症肥満の子どもと青少年の成長カーブ拡大についての声明

Statement from Karen Hacker, MD, MPH, Director CDC’s National Center for Chronic Disease Prevention and Health Promotion on Extended Growth Charts for Children and Adolescents with Severe Obesity

December 15, 2022

https://www.cdc.gov/media/releases/2022/s1215-growth-charts.html

これまで子どもの成長曲線は重症肥満のBMIをプロットするのに十分ではなかった

(これまで97パーセンタイルBMI35程度だったのが99.99パーセンタイル、BMI50超まで書ける)

 

[EPA]EPAは新規化合物レビュー計画のウェブページ、指標を更新、透明性向上に努める

EPA Updates New Chemical Review Program Webpage, Metrics, Affirming Commitment to Increased Transparency

December 15, 2022

https://www.epa.gov/newsreleases/epa-updates-new-chemical-review-program-webpage-metrics-affirming-commitment-increased

 

New Chemicals Review Program.

https://www.epa.gov/reviewing-new-chemicals-under-toxic-substances-control-act-tsca/statistics-new-chemicals-review

 

[WHO]4者は薬剤耐性と統合サーベイランスについての4者技術グループ(QTG-AIS)を設立

The Quadripartite establishes the Quadripartite Technical Group on Antimicrobial Resistance and Use Integrated Surveillance (QTG-AIS)

15 December 2022

https://www.who.int/news/item/15-12-2022-the-quadripartite-establishes-the-quadripartite-technical-group-on-antimicrobial-resistance-and-use-integrated-surveillance-(qtg-ais)

 

[EU]SCCS パブリックコメント募集のためのサリチル酸についての予備的意見

Preliminary Opinion open for comments on Salicylic acid - deadline for comments: 17 February 2023

15 December 2022

https://health.ec.europa.eu/publications/salicylic-acid-cas-no-69-72-7-ec-no-200-712-3_en

内分泌攪乱性への懸念も含めて提出されたデータを検討した結果、経口用あるいは皮膚用製品の保存料として最大0.5%のサリチル酸の使用は安全であるが経口用と皮膚用を同時に使う場合は安全ではない

内分泌攪乱については、文献にはサリチル酸が内分泌攪乱性がある可能性を示唆するものがあるものの、ほとんどはサリチル酸単独ではなく注意が必要。例えばサリチル酸はアスピリンの主要代謝物ではあるが、他の代謝物も論文の結果に交絡している可能性がある。サリチル酸の内分泌作用を明確に検討した試験はないものの、入手可能なデータはサリチル酸が内分泌メカニズムによって有害影響を与えることを支持しない。同様にサリチル酸ナトリウムもサリチル酸とは薬物動態が異なる可能性があり、リードアクロスの場合には全く同じではないことを考慮する必要がある

 

[MPI]小さな捕食寄生性狩り蜂がヤナギコブオオアブラムシとの戦いに強烈なパンチ

Tiny parasitoid wasp packs a big punch in fight against giant willow aphid

16 December 2022

https://www.mpi.govt.nz/news/media-releases/tiny-parasitoid-wasp-packs-a-big-punch-in-fight-against-giant-willow-aphid/

2020年始めにカリフォルニアのハチPauesia nigrovariaを生物的コントロール剤としてニュージーランドに放出し、その一年後には放出場所から100kmまでの地域にみつかるようになった。最初の放出場所のヤナギコブオオアブラムシ(Tuberolachnus salignus)は減少した。

MPIは2013年にニュージーランドで初めて検出したこの外来害虫を管理するために他の機関と協力してこのプロジェクトに資金提供している。

ヤナギコブオオアブラムシの分泌液をミツバチなどが吸うので殺虫剤が選択できない

ヤナギコブオオアブラムシは柳の木の樹液を吸い、ミツバチコロニーに壊滅的影響を与える

 

-参考(注意:虫の写真たくさん)

Giant willow aphid

https://nzacfactsheets.landcareresearch.co.nz/factsheet/InterestingInsects/Giant-willow-aphid---Tuberolachnus-salignus.html

柳の樹液を吸ったアブラムシの体液をミツバチが集めて巣に持ち帰ると蜂蜜が結晶の多いざらざらしたものになる。これはアブラムシの蜜のトリサッカリドmelezitoseが可溶性が低く結晶化しやすいため。Melezitoseの存在する蜂蜜はしばしばセメントハニーと呼ばれ、蜂蜜の抽出が難しくなる。結晶化した蜂蜜が蜂の巣に残るため。

また柳の樹液にはサリチル酸が含まれるため蜂蜜の酸っぱい味に寄与する可能性もある

(5 mmにもなる巨大アブラムシびっしり、その分泌物を含む「蜂蜜」、とか想像すると蜂蜜有り難がるのが不思議)

 

[ProMED]メタノール中毒-インド(第2報):(ビハール)致死

Methanol poisoning - India (02): (BR) fatal

2022-12-16

https://promedmail.org/promed-post/?id=8707300

Date: Thu 15 Dec 2022 Source: Daily Mail [edited]

インドで有毒アルコールを飲んで31人が死亡、他何人か入院

死者は主にビハールの2つの村で、そこでは酒の販売や飲酒は禁止されている。インドではいくつかの州で酒が禁止されているため闇市場に流れ毎年数百人が死亡している。

国際インドスピリッツワイン協会によるとインドでは毎年50億リットルの酒が飲まれていてそのうち約40%が違法に製造されたものと推定されている。違法リキュールはしばしば強度を増すためメタノールが加えられている

 

[MFDS]食品中の重金属(4種)基準・規格の再評価結果を公開

有害物質基準課 2022-11-30

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=46853

□ 食品医薬品安全処は今年、食品中のヒ素、無機ヒ素、水銀、メチル水銀など重金属4種に対する基準・規格の再評価を実施した結果、暴露量は安全なレベルと評価したが、摂取量・食習慣などを考慮して玄米に対する無機ヒ素の管理を強化する計画である。

○ 食薬処は環境・食習慣などの変化を考慮して韓国国民の汚染物質の暴露レベルを評価し、安全管理基準を再検討するために周期的に基準・規格の再評価を行い、その結果を公開している。

- 今回の重金属基準・企画の再評価は2016年の一次評価に続き、2022年にはヒ素、無機ヒ素、水銀、メチル水銀、2023年に鉛、カドミウム、スズを対象に段階的に実施している。

*「食品等の基準及び規格管理基本計画」第1次(「’15年~’19年」)および第2次(「’20年~’24年」)計画に基づき、段階的に基準・規格の再評価を実施

 

年度

2次基本計画(’20年~’24年)

2020

2021

2022

2023

2024

 

対象物質

アフラトキシ

ン3種

カビ毒素5種

重金属4種

重金属3種

ベンゾピレン

ダイオキシン

PCBs

3-MCPD

 

□ 再評価の結果、重金属4種とも韓国国民の暴露量は安全なレベルと評価されたが、摂取量と食習慣を考慮する際に暴露量*管理が必要な食品について、▲基準新設、▲摂取ガイド広報など推進する計画。

*暴露量:食品摂取による一日の暴露量。食品中の汚染レベルと一日の摂取量を掛け体重で割った値。

○(基準新設)これまで(’16年評価)玄米に対する無機ヒ素の暴露量は安全なレベルであり、農産物形態の玄米を除き、玄米を原料としたすべての加工食品には無機ヒ素基準*が設定され管理が行われており、玄米自体に対する無機ヒ素の基準設定の必要性は低い。

*無機ヒ素基準(別紙2参照):(白米)0.2 mg/kg以下、(玄米、米糠、白飯、ひじきまたはギバサを使用した加工品)0.1~1 mg/kg以下

- 今回の再評価の結果でも食品摂取による無機ヒ素の暴露量は安全なレベルだったが、暴露量が増加した玄米*の先制的安全管理のために管理基準を国際基準(CODEX)レベルの0.35 mg/kg以下に設定する計画である。

*再評価の結果、玄米は白米の次に無機ヒ素暴露量が高い食品で、白米は無機ヒ素の基準が設定され管理されているが玄米は基準未設定

[ 玄米の暴露量変化:(’16年)0.008→(’22年)0.015 μg/kg b.w./day ]

- 玄米(農産物)に対する無機ヒ素の基準を新設することになれば、米輸入量の80%以上*を占める玄米に対する安全管理が強化されると期待する。

* [ 米の輸入量(’20年基準):(白米)83,528トン、(玄米)443,191トン ]

○(摂取ガイドの広報)ひじき・アカモクの無機ヒ素と魚のメチル水銀に対する韓国国民の暴露量は安全なレベルで管理(基準設定・運営)されており基準強化の必要性は低いが、国民により少ない暴露になるように調理・摂取ガイドを提供・広報する予定である。

- ひじきは水で戻し、沸騰したお湯でアカモクを煮沸することにより、無機ヒ素の大部分(約80%)を除去できる。

- カツオ、マグロなどメチル水銀含有量の高い魚を過度に摂取することにより、妊婦・授乳婦、乳幼児、10歳以下の子どもに対しては、胎児や子どもの神経系の発達に影響を及ぼす可能性があるため、魚の適正摂取*を提供する予定。

*例)一般魚類とツナ缶詰(1回提供料/週間摂取回数):妊娠・授乳婦(60 g/6回)、1~2歳(15 g/6回)、3~6歳(30 g/5回)、7~10歳(45 g/5回)

□ 食薬処は今後も変化する食生活環境に応じて科学的事実に基づく安全管理方案を用意するために、重金属など有害汚染物質の基準・規格を定期的に再評価し、その結果を持続的に公開する。

 

<添付>

1.重金属(4種)基準・規格の再評価結果

2.食品中の無機ヒ素基準

3.食品の調理・摂取ガイド

 

添付1. 重金属(4種)基準・規格の再評価結果

単位:(汚染度)mg/kg(暴露量)µg/kg b.w./day 

重金属

汚染度、曝露レベル

管理方法

 

ヒ素

・(汚染度)0.767

・(暴露量)3.098(平均)~8.120(極端)

・(’16年比)暴露量15.1%減少

・(基準)現行維持

 

無機ヒ素

・(汚染度)0.142

・(暴露量)0.429(平均)~1.290(極端)

・(有害度)33.4%

・(基準)玄米に基準を新設:

0.35 mg/kg以下

・(その他)ヒジキ・アカモク調理・摂取ガイド持続促進

 

水銀

・(汚染度)0.033

・(暴露量)0.085(平均)~

0.332(極端)

・(有害度)7.7%

・(’16年比)曝露量11.8%増加

・(基準)現行維持

 

メチル水銀

・(汚染度)0.053

・(暴露量)0.013(平均)~

0.034(極端)

・(有害度) 4.7%

・(’16年比)暴露量18.8%減少

・(基準)現行維持

・(その他)鮮魚摂取ガイド持続的広報

*評価品目数と摂取量の差が大きく、’16年の暴露量評価と直接比較が困難

 

1)汚染度:食品中の汚染物質含有量

2)暴露量:食品中の汚染度と食品の一日摂取量を蒸散乗算してから体重で除算した値で、食品摂取による一日の汚染物質への曝露量

3)有害度:該当汚染物質の暴露量を生涯毎日(週間、月間)食べても安全な人体暴露安全基準*と比較した値であり、一般に有害度が1(100%)を超えた場合、有害影響の発生が予測されると判断される値

*人体暴露安全基準:①ヒ素:未設定、②無機ヒ素:9.0 µg/kg /kg b.w./week、③水銀:3.7 µg/kg b.w./week(魚類、水産無脊椎動物を除く)、④メチル水銀:2.0 µg/kg b.w.

 

添付2. 食品中の無機ヒ素基準

区分

対象食品

無機ヒ素*(mg/kg)

農産物

米(玄米を除く)

0.2以下

 

 

加工食品

魚油

0.1以下

乳児用調整粉乳、成長期用製粉乳乳児用調剤食、成長期用調剤食、乳・幼児用離乳食、乳・幼児用特殊調整食品

0.1以下(玄米、米糠、白飯、ヒジキまたはアカモクを使用したものに限る)

特殊医療用食品(乳・幼児用特殊調剤食品を除く)、菓子、シリアル類、麺類

0.1以下(玄米、米糠、白飯、ヒジキまたはアカモクを使用したものに限る)

上記①、②、③を除く全ての食品

1以下(玄米、米糠、白飯、ヒジキまたはアカモクを使用したものに限る)

 

* 総ヒ素試験結果、無機ヒ素基準超過検出時に無機ヒ素で試験して基準を適用

 

(無機ヒ素:9.0 µg/kg /kg b.w./weekが安全基準ってどうやって決めたんだろう?

JECFAは1988年PTWI 0.015 mg/kg bw( 2.1 μg/kg bw per day)を2011年にとりさげているしEFSAもBMDLだし。韓国にしては珍しくEFSAに追随しないんだ?)

 

論文

-小麦の有害なカビ毒:増加する脅威

Harmful fungal toxins in wheat: a growing threat

15-DEC-2022

https://www.eurekalert.org/news-releases/974103

Nature Foodに発表

Emerging health threat and cost of Fusarium mycotoxins in European wheat

Louise E. Johns et al.,

Nature Food volume 3, pages1014–1019 (2022)

https://www.nature.com/articles/s43016-022-00655-z

 

-ロンドンの地下はヒトの血流に入るほど十分小さい金属粒子で汚染されている

London Underground polluted with metallic particles small enough to enter human bloodstream

15-DEC-2022

https://www.eurekalert.org/news-releases/974125

世界最古の地下鉄の空気には高濃度の酸化鉄の一種、磁赤鉄鉱maghemiteが含まれる

 

-宇宙の健康:宇宙飛行士の宇宙での健康的な食事は健康とパフォーマンスを向上させるかもしれない

Space health: Healthier diets for astronauts on spaceflights may improve health and performance

15-DEC-2022

https://www.eurekalert.org/news-releases/974270

Scientific Reportsに発表された地上でのシミュレーションチャンバーでの16人での実験

野菜果物魚を増やした食事のほうが健康的だった

 

-フィールドからの報告:複数州にわたるアロマセラピー関連類鼻疽アウトブレイクに関連するBurkholderia pseudomalleiがアライグマの死体から検出された-テキサス、2022

CDC MMWR

Notes from the Field: Burkholderia pseudomallei Detected in a Raccoon Carcass Linked to a Multistate Aromatherapy-Associated Melioidosis Outbreak — Texas, 2022.

Petras JK, Elrod MG, Ty M, et al.  MMWR Morb Mortal Wkly Rep 2022;71:1597–1598.

2021年10月にインドから輸入した部屋用アロマスプレーに関連して4人が類鼻疽になったことがわかった。

アロマスプレーが発生源だとわかった後で、テキサス保健省はテキサスの患者の家族が飼っていたアライグマが問題をスプレーボトルを破壊して液体を被り、その2週間後の2021年4月3日に神経性類鼻疽症状を発症して3日後に死んだことを知った。死体は布で包んで家族の土地に埋められた。テキサスの気候はB. pseudomalleiに適しているため、CDCは2022年4月19日に死体の周辺の土壌や近くの川などの環境検体を採取し周辺を除染した。アライグマの死体からは病原体が検出されたが環境からは検出されなかった

 

その他

-SCIENCE VOLUME 378|ISSUE 6625|16 DEC 2022

2022年今年の革新特集号

ニュースを一目で

News at a glance

・一部伐採された森林で生命は繁栄できる

世界最大規模の12年間の研究で、選択的伐採は植物の生長を促し古い森より動物の植物摂取が増加し、破壊された生態系と見なすことに疑問を提示する。Natureに発表

・カリフォルニアのポスドクが新しい契約を承認

約一ヶ月にわたるストライキを終えて賃金と福利厚生増加で合意

・Zantac訴訟は科学で合意しない

胸焼けの薬Zantacのせいでがんになったと主張してメーカーを訴えた数千人の原告はその主張の信頼できる科学的根拠を提示できなかった。フロリダ地方裁判所の判事が先週訴えを棄却した。2020年にFDAが有効成分ラニチジンの不純物としてN-ニトロソジメチルアミンが含まれるためリコールしていた。しかしこの決定は全国の他の数千の訴訟には直接影響しない。

 

SCIENCEINSIDER

古生物学者が恐竜を殺した小惑星のデータをねつ造したと非難される

Paleontologist accused of faking data in dino-killing asteroid paper

 

配列決定プロジェクトは20万人の新生児の病気の遺伝子を調べる

Sequencing projects will screen 200,000 newborns for disease genes

英国とニューヨーク市のプロジェクトはコストと倫理の問題に直面

 

-SMC NZ

このクリスマスにCovidを避ける方法-専門家の反応

How to avoid spreading Covid this Christmas – Expert Reaction

14 December 2022

https://www.sciencemediacentre.co.nz/2022/12/14/how-to-avoid-spreading-covid-this-christmas-expert-reaction/

Covid-19患者が増加し続けていてこの夏は初めての感染拡大中のホリデー

年末のパーティーや親族の集まりが計画されているので、安全なイベントのためのガイドが提供されている

(コメント略。夏なので外でのパーティを勧めていたりする)

 

-Nature

Natureの2022年重大ニュース

Nature’s biggest news stories of 2022

15 December 2022

https://www.nature.com/articles/d41586-022-04384-y

ロシアのウクライナ侵攻

Webb宇宙望遠鏡が天文学者を喜ばせる

AIがタンパク質構造を予測

サル痘が世界に拡散

月のリバイバル

気候変動に資金

オミクロンの子孫がパンデミックを駆動する

豚の臓器がヒトに移植された

選挙と科学

環境推進始まる

 

-馬鹿な考え:有機食品は販売期限切れ?

The big idea: has organic food passed its sell-by date?

Julian Baggini Mon 12 Dec 2022

https://www.theguardian.com/books/2022/dec/12/the-big-idea-has-organic-food-passed-its-sell-by-date

環境や身体の病気を治すと謳ってきたオーガニック運動は高い期待に応えられない

英国では10年安定してゆっくり成長してきた有機食品と飲料の売り上げが昨年2.1%低下した。さらに冷徹な事実は10年も毎年大きく拡大していると豪語してきたにも関わらず、いまだ食品と飲料市場全体のたった1.8%にしかなっていない。10年前は1.2%だった。従って今年の低下が一時的だったとしても、ほとんどの食品と飲料がオーガニックになるには800年かかる計算だった。

さらに重要な課題は、一部の信者以外は、有機で世界を食べさせることができると考えていないことである。有機農業で収量が落ちることには広範な合意があり、有機農業を増やすと土地が必要になる。英国の計算では完全に有機にすると温室効果ガスの排出が増え生物多様性も減る。

(長い記事略。食料価格が上がっているのでオーガニックが切られている。当然。)

 

-雌鶏のゲノム編集は何十億羽ものひよこの殺処分を終わらせるかもしれない

Gene-edited hens may end cull of billions of chicks

By Pallab Ghosh

https://www.bbc.com/news/science-environment-63937438

イスラエルの研究者がメスのひよこしか生まれない卵を産むゲノム編集雌鶏を開発したという。この研究を支援したのは動物福祉団体Compassion in World Farmingである。

 

-農業技術を拒否することは高くつく可能性がある

Rejecting ag technology can be costly

By Stuart Smyth & Robert Paarlberg  December 8, 2022

https://www.producer.com/opinion/rejecting-ag-technology-can-be-costly/

過去25年、多くの政府が農業バイオテクノロジーとGM作物を認可するかどうかの決断に直面してきた。認可した国は高い収量と温室効果ガス排出抑制の恩恵を得、GMを採用しなかった国は農業生産性が低いことが明らかになった

アフリカ諸国のGMトウモロコシ採用の最大のベネフィットは使用農薬の減少ではなく生産量の倍増である。飢餓と栄養不良の削減は値段をつけることのできないベネフィットである。