2023-01-20

[MFDS]コーティングフライパンについて学びましょう!

添加物基準課 2023-01-05

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=46939

□ 食薬処は食品を調理する際によく使用するコーティングフライパン製品について、消費者が正しく選択して使用するための安全情報を提供する。

○ 今回の情報は最近インターネットショッピングモールなどでチタンコーティング、ダイヤモンドコーティングなど添加剤を強調する広告で、フッ素樹脂コーティングフライパンを販売する事例が増えたことで、消費者が実際の材質など関連情報を正しく知って選択できるように支援するために用意した。

○ 主な内容はコーティングフライパンの、▲種類とコーティング材質、▲安全管理状況、▲購入・使用時の注意事項など。

 

1.フライパンの種類とコーティング材質

〇 フライパンは一般に金属を主材料に作られており、コーティングされたものとコーティングされていないものがある。

○(コーティングされていないフライパン)ステンレス、鋳鉄などの金属素材で作られており、耐久性に優れているが、食べ物が焦げ付きやすいという短所がある。

○(コーティングフライパン)アルミなどの金属素材の上にフッ素樹脂やセラミック材などでコーティングされており、食べ物が焦げ付かず調理や管理がしやすい長所がある。

- 一部のコーティングされたフライパンの中に、チタンコーティング、ダイヤモンドコーティングなどと広告して販売する製品があるが、これらの製品はフッ素樹脂に該当物質を少量添加してコーティングしたもので、フッ素樹脂コーティングに相当する。

 

2.安全管理状況

○ 金属製フライパンは「金属製」、フッ素樹脂がコーティングされたフライパンは「フッ素樹脂」、セラミックがコーティングされたフライパンは「陶磁器」で基準・規格(溶出規格)*を設定し管理している。

*(金属製)鉛、カドミウム、ニッケル、六価クロムなど、(フッ素樹脂)鉛、過マンガン酸カリウム消費量など、(陶磁器)鉛、カドミウム

- 食薬処は食器類など器具・容器・包装の基準・規格に対する再評価を毎年実施し(’15年~)、その結果に基づいて基準・規格を改正するなど安全管理を行っている。

- また、フッ素樹脂の基準・規格などについて、▲諸外国基準・規格調査資料、▲フッ素樹脂コーティング製品45種(フライパン31種、類似製品14種)の溶出規格に対するモニタリング結果(基準・規格共に適合)など、関連情報を総合的に検討して再評価を実施(’21年)した結果、現在設定されている基準・規格は適切な水準であると判断した。

○ 参考に、過フッ化物の一種で有害論があったパーフルオロオクタン酸(PFOA)は、過去にフライパンのコーティング剤として使用されるフッ素樹脂の製造時に加工補助剤として使用されていたが、PFOAを使用しない製造技術が開発され、これ以上使用されておらず、現在、食品用器具・容器・包装製造時にも使用を禁止している。

 

3.購入・使用時の注意事項

○(購入前・後)器具・容器・包装の場合は材質名*を表示事項に表示するよう規定しており、コーティングフライパンを購入する際は製品の表示事項からコーティング材質を確認することができる。

* 合成樹脂は材質名(フッ素樹脂など)の表示が義務付けられている。

- 新品を初めて使用するときは、埃など異物が付着している可能性があるので洗浄する必要があり、洗浄後、フライパンに食用油を塗って加熱する過程を3~4回程度繰り返し油をコーティングして慣らすと長持ちする。

○(調理時)パスタ用、ステーキ用など特定用途で製造・販売されるフライパンの場合には、なるべく該当用途で使用することを勧める。

- コーティングフライパンの場合は空の状態で長時間加熱するとコーティング層が損傷する可能性があるので注意が必要である。

- コーティングフライパンを長持ちさせるには調理時に表面を傷つけない材質(木材やプラスチックなど)の調理器具を使用することを勧める。

○(洗浄・管理)洗浄の際は金属のたわしなどは使わず、柔らかい材質のものを使用しなければならない。

- また、長期間使用してコーティングが剥がれたり、破損したフライパンは、食べ物がこびりつきやすくなるので使用せずに交換する。

<添付>

1.「コーティングフライパン」の正しい使い方(カードニュース)

2.各部門の担当者、連絡先

 

[MFDS] [報道参考] 有害物質が検出された健康機能食品の回収措置

健康機能食品政策課2023-01-04

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=46936

□ 食品医薬品安全処は健康機能食品専門業者が製造・販売した「紅参製品」を収去検査した結果、有害物質である「タダラフィル」が検出(1.28 mg/g)されたため、該当製品を販売中止して回収措置する。回収対象は、賞味期限が2023年2月7日と表示された製品。

* タダラフィル:(基準)不検出

 

[MFDS]輸入食品の迅速通関を拡大し、食品原料の需給安定性を確保

輸入食品政策課2022-12-30

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=46932

□ 食品医薬品安全処は食品原料の安定供給のために計画輸入迅速通関*対象を拡大することを主な内容とする「輸入食品安全管理特別法施行規則」一部改正案を12月30日に立法予告する。

* i)過去3年間、年平均5回以上輸入され、ii)不適合履歴がない、iii)優秀輸入業者**登録食品を対象に、輸入申告後直ちに迅速に通関させる制度で、2020年から導入・施行

** 輸入者が取引する海外製造所を国内基準に従って点検・管理し、当該海外製造所が食薬処の現地調査で適合判定されれば、輸入者を優秀輸入業者として登録

 

□ 主な内容は、①計画輸入迅速通関対象拡大、②同社同一輸入食品分類要件の改善、③直接購入海外食品などに対する搬入停止対象原料・成分の指定・解除基準と手続き新設、④回収・廃棄命令違反時の行政処分基準新設などである。

○ 今回の改正案は食薬処が8月に発表した食医薬規制革新100大課題*のうち、迅速通関対象・要件を合理的に改正(①、②)し、輸入食品の安全管理を強化する内容で、「輸入食品安全管理特別法」が改正・公布(’22.6.10.改訂、’23.6.11.施行)されることにより、法律で委任した事項とその施行に必要な事項(③、④)を定めるために設けられた。

*(35番)計画輸入迅速通関制度の拡大、(81番)同一輸入食品の分類要件の改善

 

①食品原料の安定供給のために計画輸入迅速通関制度の適用対象を、現在の優秀輸入業者が輸入する製品から自社製造用用途の精製・加工用原料と食品添加物である食用香料まで拡大する。

- 精製・加工用原料(例:原糖、油脂など)を「食品」として流通するためには、製造業者で別途製造工程を経た後、最終製品に対して自家品質検査などを実施しなければならず、食用香料の場合は国際的に安全性が検証された物質のみ香料成分としてリストされている点などを考慮して、計画輸入迅速通関対象として追加する。

- 計画輸入迅速通関対象が拡大するとより多くの輸入食品の通関所要時間が短縮され、物流コストの節減、輸入原料など原材料の需給が円滑になると期待する。

 

②輸入加工食品に対する効率的管理のために、最初に輸入申告される製品の場合は精密検査を、以後、製造国、海外製造所、製造方法、原材料名、製品名など5つの要件が同じ同一業者・同一食品の場合には書類・無作為検査を実施している。

- 今後、効率的な輸入検査と輸入者負担軽減のために製品名が変わっても製造国、海外製造所、製造方法、原材料名が同じであれば同一業者・同一食品と認め、通関段階で書類または無作為検査を受けられるようにした。

 

③国民の健康に有害影響の恐れがあり、搬入停止の必要がある直接購入海外食品の原料・成分に対する指定・解除の基準と手続きを新設し、消費者が海外から直接購入する海外食品などに対する安全管理を強化する。

-(指定・解除基準)麻薬類、専門・一般医薬品、勃起不全治療剤などの不正物質、食品に使用できない原料などを搬入停止対象原料・成分として定め、搬入停止対象に指定された原料・成分が食品原料として認定されたり、国際機関などで人体の健康を害する恐れがないと認められた場合などに該当するときは指定を解除する。

-(指定・解除手続き)搬入停止対象原料・成分を指定または解除する際には、原料・成分特性に応じて構成された委員会の審議・議決を経て、原料・成分の名称または異名、指定・解除事由、指定日・解除日を発表し、インターネットのホームページに掲載する。

 

④有害食品などの回収に関する措置を行わない、差し押さえ・廃棄を拒否・妨害・回避する行為に対する行政処分基準を設け、営業者の回収・廃棄遵守率を高め、輸入食品による危害を防止し、流通段階の行政秩序を維持する。

 

[MFDS]オンライン販売人気製品、消費者の目で安全を守る!

危害予防政策課 2022-12-30

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=46931

□ 食品医薬品安全処は韓国消費者団体協議会と共に最近、消費者の関心が高まっているシミ・ソバカス・イボ除去効果を強調し、オンラインで販売している製品を対象に虚偽・誇大広告の有無などの点検を実施した。

○ 今回の点検は去る5月に発足した食薬消費者監視団「コンシューマーアイズ」活動の一環であり、6月から3ヶ月間実施したオンライン虚偽・誇大広告モニタリング、消費者申告相談事例などに基づいて消費者被害が予想される製品を選定し、安全管理実態を確認するために推進した。

○ 事前モニタリングで選定されたシミ・ソバカス・イボ除去製品全12製品について虚偽・誇大広告点検の結果、医学的効能・効果を標榜したり、機能性化粧品と誤認・混同させる虚偽・誇大広告製品10件を確認し、成分検査の結果ではヒドロキノン*が2製品**から検出された。

* シミ、ソバカスなど皮膚の過剰な色素沈着を抑制する成分で、高濃度で接触すると紅斑接触性皮膚炎、白斑などを起こすことがある

** すべて輸入製品であり、イボ除去を強調して表示・広告した製品

○ 食薬処はコンシューマーアイズが確認した違反情報を基に、該当製品を広告・販売するサイトを停止して、関連法令に基づき違反業者に対し行政処分などの措置を行う予定である。

□ 今回のコンシューマーアイズは、マムカフェ(19件)、中古取引プラットフォーム(5件)、ライブコマース(10件)を中心に虚偽・誇大広告など食医薬製品に対するモニタリング(’22.6.1.~8.24.)を実施し、違反事項について食薬処と韓国消費者団体協議会が共同で迅速に対応・措置した。

〇 コンシューマーアイズ活動の成果を活用して消費者向けの教育・広報コンテンツを制作・配信している。映像は食薬処YouTubeチャンネルで確認できる。

<添付>

1.コンシューマーアイズ、オンラインモニタリングの主な結果

2.コンシューマーアイズ構成団体及びシンボルマーク

3.コンシューマーアイズ活動前後の認識調査結果

4.各部門の担当者、連絡先

 

[MFDS]食薬処、「食医薬規制革新100大課題」 50%推進率を示す

規制改革法務担当官2022-12-29

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=46928

□ 食品医薬品安全処は8月11日に発表した「食医薬規制革新100大課題」が50%の推進率を示し円滑に進行していると発表した。

○ 「食医薬規制革新100大課題」は「新政府規制革新方案*」と「国際基準を先導する食医薬行政革新方案**」の一環として設けられた。

* 新政府の本格的な規制革新推進のために規制革新長官会議(’22.5.24.)で事前議論された「新政府規制革新方案」発表(’22.6.14,国務総理)

** 新政府の国政課題である「バイオ・デジタルヘルスグローバル中心国家跳躍」達成のための推進戦略の一環として「国際基準を先導する食医薬行政革新方案」発表(’22.7.28,食薬処)

○ 食薬処は食医薬分野革新製品の迅速な市場参入と国内食医薬産業のグローバル競争力強化を支援すると同時に、国民の安全・健康を最優先に置き、時代・環境変化に合わない規制を廃止・緩和するために、▲新産業支援、▲国民の不便・負担改善、▲国際調和、▲手続的規制解消4分野の100課題を発掘し推進中である。

○ 100大課題は12月末を基準として50課題が完了したり制度化に着手され50%の推進率を示し、分野別には、▲新産業支援37%、▲国民の不便・負担改善56%、▲国際調和46%、▲手続的規制解消52%で推進されている。

□ 分野別主な完了課題(制度化着手を含む)の説明。(食品のみ)

○(未来食品原料の認定拡大)新技術適用食品は食薬処に安全性の資料などを提出して、食品原料として認定されなければならないが、その対象が農・畜・水産物などに限定されており、多様に開発される未来食品原料の認定に制約があった。

- 細胞培養食品など新技術を適用した未来食品原料まで食品原料認定対象を拡大するための制度化に着手*し、細胞培養食品スタートアップなど16業者の迅速な市場参入が可能となった。

* 「食品衛生法施行規則」立法予告(’22.10.31~12.12.)

○(多様な形態の患者用栄養調整食品許容)患者用栄養調剤食品の場合、液状・ゲル・顆粒・粉末形態でしか製造できなかったが、今後はムース、クッキーなど多様な形態で製造できるよう制度化に着手*した。

* 「食品の基準及び規格」行政予告(’22.9.30~11.30.)

〇(集団給食所の施設基準合理的改善)集団給食所の調理場と食事場所は同じ場所に設置するように規定しており、面積が広い大規模産業団地の場合、給食施設と作業現場との間の移動距離が遠くても別の食事場所を設けることができず給食利用者の不便さがあった。

- 集団給食所の調理場とは別の場所に食事場所を設置できるように施設基準を改善し、給食所利用者の利便性が増加し、給食所運営者の調理場追加設置による設置費用と運営費の節約が可能となった。

○(食肉即席販売工業の販売範囲拡大)食肉即席販売工業は現在、最終消費者への直接販売のみ許可されており、多様な消費者の購買アクセシビリティが制限されていたが、食肉即席販売工業者が直接作ったソーセージ、ハム、トンカツなど食肉加工品を一般飲食店などで購入できるよう制度化に着手*した。

*「畜産物衛生管理法施行規則」立法予告(’22.9.30〜11.9)

○(食品消費期限表示制施行啓道期間付与)2023年1月1日から施行される消費期限表示制について施行日以後1年間の啓道期間を置き、既存の賞味期限表示包装紙を使い切るまで使用を許容することにより、包装紙交換・ステッカー処理など費用負担を緩和して資源浪費を防止した。

<添付>

1.食医薬規制革新100大課題推進状況

2.食医薬規制革新100大課題完了・制度化着手状況

3.食医薬規制革新100大課題別推進状況

 

[MFDS]食品に表示・広告を禁止する韓薬類似名称の範囲拡大

食品表示広告政策 2022-12-29

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=46927

□ 食品医薬品安全処は食品に表示・広告を禁止する韓薬処方名の類似名称範囲を拡大し、食品に大麻成分の名称・含有量表示・広告を禁止することを主な内容とする「食品等の不当な表示または広告の内容基準」告示改正案を2022年12月29日に行政予告し、2023年2月27日まで意見を受け付ける。

○ 今回の改正案は食品などを医薬品として認識させたり、製品の効能と関係のない成分を強調して消費者を欺く表示・広告を禁止することで消費者に正しい情報を提供し、不当広告による消費者被害を防止するために用意した。

□ 主な内容は、①食品等に表示・広告を禁止する韓薬処方名類似名称の範囲拡大、②食品等にカンナビジオール(CBD)、テトラヒドロカンナビノール(THC)など大麻成分の名称・含有量表示・広告禁止の根拠新設などである。

①現在、韓薬の処方名とこれと類似する名称(92個指定)*を使用した表示・広告は、食品などを医薬品として認識する恐れのある不当な表示・広告として禁止している。

* 韓薬処方名類似名称:共振丸(共進丸、共振元など)、瓊玉膏(日本語:けいぎょくこう)(瓊玉錠、瓊玉瀑など)、十全大補湯(十全大補煎、十全大補液など)など92種指定

○ しかし、92個の禁止リストに含まれずに韓薬処方名と製剤名を組合わせた韓薬処方名類似名称などを用いて表示・広告する事例*が多数発生しているため、禁止された韓薬類似名称の範囲を拡大する。

* 調査の結果、禁止された韓薬類似名称に該当しない新しい類似名称のうち、共振丸・瓊玉膏の類似名称の割合が約85%を占める

- 特に共振丸、瓊玉膏と製剤名を組合わせた形で食品などを表示・広告する事例が多く、共振または瓊玉と韓薬製剤名*(33個)などを含めて組合わせた名称を利用した表示・広告を禁止する。

*製剤名:湯、煎、酒、薬酒、薬炉など33個  

- 併せて、十全大補前、大補丸、大補団など、その他の韓薬処方名に対する類似名称25個を禁止リストに追加反映した。

 

②CBDとTHCは麻薬(大麻)成分で大麻種子油など食品製造過程で完全に除去されずに微量残存する可能性があるため、その含有量を基準値以下に厳しく管理*している。

* CBD(麻薬成分、てんかん治療薬)20 mg/kg以下/THC(麻薬成分)10 mg/kg以下

- ただし、大麻種子油製品などにCBDなどの名称と含有量を強調表示して、製品が大麻成分の効能があるかのように表示・広告する事例*が発生している。

* (例)CBD高含有量、CBD 0000 mg含有など

- 食薬処は消費者の誤認・混同を防止するために、食品などに大麻の効能・効果と関連があると認識されるCBD、THCなど類似の名称やその含有量を表示することを禁止する規定を新設する。

 

[RIVM]マイクロプラスチックの環境影響研究の緊急な必要性

Urgent need for more research into environmental effects of microplastics

01/18/2023

https://www.rivm.nl/en/news/urgent-need-for-more-research-into-environmental-effects-of-microplastics

 

-環境中マイクロプラスチックの知識課題

Knowledge agenda Microplastics in the environment

18-01-2023

https://www.rivm.nl/en/bibcite/reference/356991

マイクロプラスチックについての研究は多いがその知見の良い概要がない。そのため有効な解決法のためにどんな知識が足りないのかが明確ではない。そこでRIVMはマイクロプラスチックが環境に有害なのかどうかを決めるために必要な知識の概要を作った

報告書本文オランダ語

 

[CDC]MMWR

妊娠者の飲酒、スクリーニング、簡単な介入-24米国法域、2017及び2019年

Alcohol Use, Screening, and Brief Intervention Among Pregnant Persons — 24 U.S. Jurisdictions, 2017 and 2019.

Luong J, Board A, Gosdin L, et al. MMWR Morb Mortal Wkly Rep 2023;72:55–62. DOI: http://dx.doi.org/10.15585/mmwr.mm7203a2

最も最近の通院で、妊娠している人の80%が飲酒について尋ねられた;過去30日間に飲酒した人のうちわずか16%しか医療従事者から禁酒あるいは減酒を助言されてない。アルコールスクリーニングは教育レベルの低い妊婦で低い格差がある。

(Pregnant womanだったのがPregnant Personになっている。Motherは“birthing people”だそう)

 

[DWI]「難分解性、流動性、有害物質-イングランドとウェールズの飲料水へのリスク」(フェーズ2)研究報告書発表

Publication of research report “Persistent, Mobile and Toxic Substances – Risk to drinking water in England & Wales” (Phase 2)

18 January 2023

https://www.dwi.gov.uk/publication-of-research-report-persistent-mobile-and-toxic-substances-risk-to-drinking-water-in-england-wales-phase-2/

22のPMT(難分解性、流動性、有害)物質の飲料水へのリスクの可能性を理解するためのプロジェクトの報告 要約と全文は以下から

Persistent, Mobile and Toxic Substances – Risk to Drinking Water in England & Wales (Phase2)

https://www.dwi.gov.uk/research/completed-research/risk-assessment-chemical/persistent-mobile-and-toxic-substances-risk-to-drinking-water-in-england-wales-phase2/

 

[USDA]2025食事ガイドライン助言員会発表!

Announcing the 2025 Dietary Guidelines Advisory Committee!     

Jan 19, 2023

https://www.usda.gov/media/blog/2023/01/19/announcing-2025-dietary-guidelines-advisory-committee

委員20名発表。2023年1月19日からこの委員会が仕事をする期間中ずっとパブリックコメントを受け付ける。最初の会合は2023年2月9-10日、ライブWebキャストで後悔される。詳細は以下から

https://www.dietaryguidelines.gov/2025-advisory-committee

 

[FTC]FTC命令はパイレックスガラス製造業者に中国産を米国産と虚偽の主張をしたことで支払いを要求

FTC Order Requires Pyrex Glass Manufacturer to Pay for Falsely Claiming Chinese Products Were Made in USA

January 18, 2023

https://www.ftc.gov/news-events/news/press-releases/2023/01/ftc-order-requires-pyrex-glass-manufacturer-pay-falsely-claiming-chinese-products-were-made-usa

また詐欺的主張を止めるよう要求

FTCは、パイレックスブランドの台所用品や家庭用品を製造しているInstant Brands社が、一部を中国から輸入していたのに全てのガラスの計量カップが米国産と虚偽の主張をしていたことに対応した。

(コロナで需要が急増して輸入したとのこと)

 

[EPA]EPAは2024-2027会計年度の全国執行及び法令遵守イニシアチブに環境正義、気候変動、PFASを加えることを提案

EPA Proposes to Add Environmental Justice, Climate Change, and PFAS to National Enforcement and Compliance Initiatives for FY 2024-2027

January 19, 2023

https://www.epa.gov/newsreleases/epa-proposes-add-environmental-justice-climate-change-and-pfas-national-enforcement

EPAは4年ごとにリソースを重点配分する問題を選んでいる。FY 2024-2027に標題の課題を加えることを提案し60日間パブリックコメントを募集する

 

[NASEM]子ども環境健康 ワークショップの概要

Children's Environmental Health

Proceedings of a Workshop (2023)

https://nap.nationalacademies.org/catalog/26848/childrens-environmental-health-proceedings-of-a-workshop

子宮内、乳児期、幼児期、青少年期の環境暴露の影響を探る、2022年8月に開催したワークショップの概要。疫学、毒性学、用量反応方法論、暴露科学の専門家が環境ハザードへの脆弱性周辺の知識のギャップや公共政策を進めるためのチャンスなどを探った。

 

[NASEM]感染症全国下水サーベイランスはさらなる投資に値する

National Wastewater Surveillance for Infectious Diseases Worthy of Further Investment, Says New Report

January 19, 2023

https://www.nationalacademies.org/news/2023/01/national-wastewater-surveillance-for-infectious-diseases-worthy-of-further-investment-says-new

 

-公衆衛生のための下水に基づく疾患サーベイランス

Wastewater-based Disease Surveillance for Public Health Action

(2023)

https://nap.nationalacademies.org/catalog/26767/wastewater-based-disease-surveillance-for-public-health-action

CDCの要請により作成した報告書

 

SMC UK

亜硝酸添加物と2型糖尿病リスク増加の関連についての研究への専門家の反応

expert reaction to study on association of nitrite additives with increased risk of type 2 diabetes

JANUARY 17, 2023

https://www.sciencemediacentre.org/expert-reaction-to-study-on-association-of-nitrite-additives-with-increased-risk-of-type-2-diabetes/

PLOS Medicineに発表された研究が硝酸と亜硝酸への食事暴露と2型糖尿病リスクについて調べた

King’s College London栄養と食事名誉教授Tom Sanders教授

この研究の根本的弱点は食品添加物の摂取量推定方法である。

上述の理由からこの論文で報告されているデータは信頼できない

(長い記事、多くの指摘)

Reading大学栄養と食品科学教授Gunter Kuhnle,教授

硝酸と亜硝酸は栄養研究の大問題の例として魅力的な化合物である。ビートの根のように硝酸の多い食品を健康によいと勧める人もいればがんなどの病気の原因になると信じている人もいる。どちらも根拠に基づいていて、科学者と消費者が事実を探るのはとても難しい。それが硝酸禁止や硝酸無添加商品を販売しようとする政治や商売上の関心と結びつくとさらに悪化する。しかしこの研究は添加物が2型糖尿病リスクをあげることを支持しない。

(以下説明略)

Aston大学登録栄養士で上級教育助手Duane Mellor博士

これはNutriNet-Santéコホートのもう一つの解析である。

(指摘略)

2型糖尿病発症リスクを減らす最良の方法は、運動と適正体重維持と多様な食品を食べることだろう

 

フィリピン農業省稲研究所

Malusogライス(ゴールデンライス)収穫された

Malusog Rice harvested

DEC - 28 - 2022

https://www.philrice.gov.ph/malusog-rice-harvested/

βカロテン豊富なMalusogライス100トン以上が初めて収穫された。これはビタミンA欠乏リスクのある就学前の子ども、妊娠中あるいは授乳中の母親のいる家庭に配布される。

現在商用栽培のために種子を増やしていて、2024年後半には完全商用されると期待されている。

 

論文

-多くの人が昆虫をもう一つの持続可能な将来の食品の源とみている

Most people see insects as an alternative and sustainable source of food for the future

19-JAN-2023

https://www.eurekalert.org/news-releases/977111

カタルーニャ・オベルタ大学のFoodLab研究グループは昆虫摂取受容を改善する指標を同定

International Journal of Environmental Research and Public Healthに発表された1034人への調査。86%は昆虫を食べたことはない。食べない理由は嫌悪感(38%)、習慣がない(15%)、安全性に疑問(9%)、文化的理由(6%)など。それにも関わらず一定の条件下では昆虫を食べることへの意見は改善する。

 

-CRISPRゲノム編集技術の10年に光をあてるレビュー

Review highlights 10 years of CRISPR genome editing technology

19-JAN-2023

https://www.eurekalert.org/news-releases/976745

Science

CRISPR-Cas9がゲノム編集技術として発表されてから10年、このツールは生物学研究を大きく変えた

CRISPR technology: A decade of genome editing is only the beginning

JOY Y. WANG et al., SCIENCE 20 Jan 2023 Vol 379, Issue 6629

 

-飛行機の廃水検査はCOVID時代の飛行機旅行対策の「失敗」を示す

Testing of plane wastewater showed ‘failure’ of COVID-era air travel measures

19-JAN-2023

https://www.eurekalert.org/news-releases/976838

COVID制限下で英国の3つの空港に到着したほぼ全ての飛行機廃水にSARS CoV-2ウイルスがあった、PLOS Global Public Healthに発表された新しい研究

出発前と到着二日後の検査要求の有無でもほとんど差はなかった。

(身に覚えがあっても検査さえ陰性ならいいと考える人がある程度いるということだろう)

 

-頻繁にネイルをすると手のDNAが傷つくかも

Getting Your Nails Done Frequently Could Damage The DNA in Your Hands

19 January 2023 ByCARLY CASSELLA

https://www.sciencealert.com/getting-your-nails-done-frequently-could-damage-the-dna-in-your-hands

ネイルサロンの紫外線ランプの安全性についての研究は少ない。今回カリフォルニア大学San Diego校とピッツバーグ大学の研究者による新しい研究がこの見過ごされてきた商社によるダメージの根拠を明らかにした。

 

DNA damage and somatic mutations in mammalian cells after irradiation with a nail polish dryer

Maria Zhivagui, et al.,

Nature Communications volume 14, Article number: 276 (2023)

https://www.nature.com/articles/s41467-023-35876-8

 

-いかに我々の微生物叢が家族や友人、隣人によって形作られているか

How our microbiome is shaped by family, friends and even neighbours

18 January 2023 Ewen Callaway

https://www.nature.com/articles/d41586-023-00118-w

個人の生涯にわたる社会的接触が人体に健康や病気に影響する可能性のある微生物を蒔く

Natureに1月18日に発表された世界中の数千人の腸と口の微生物叢を調べた研究によると、同じ家に住む人は微生物叢が似ている。このことは微生物叢機能不全に関連する可能性のある病気-がんや糖尿病を含む-が一部は伝染性である可能性を示唆する。

また西洋文化の人々でも他の地域の人と同程度の同居人共有があった。Cornell大学の微生物叢研究者Ilana Britoはこの知見に驚いた。西洋の集団は公衆衛生インフラが優れているなどの理由で微生物叢の伝達が検出しにくいと予想していた。

(驚くことに驚く。あんなにベタベタ接触して衛生的だと思ってるんだ?)

 

その他

-大麻と子どもは混ぜるな。Dr. Roneet Levとのインタビュー

Marijuana And Kids Don't Mix. An Interview With Dr. Roneet Lev

By Josh Bloom — January 18, 2023

https://www.acsh.org/news/2023/01/18/marijuana-and-kids-dont-mix-interview-dr-roneet-lev-16824

あなたはおそらく最近子どもが大麻グミを食べて問題をおこしたことについて読んだことがあるだろう。救急医で依存の専門家Dr. Roneet Levが何が起こっているのかインタビューで語る

インタビュー略。子どもを守るために大麻キャンディは禁止すべきと主張。大人が大麻を使用するのにキャンディである必要はないだろう

(食用色素どころではない)

 

-ダンスフロアにフェンタニル検査紙?パーティ参加者は新しい現実に直面

Fentanyl Test Strips on the Dance Floor? Partygoers Face New Reality

By Sara Ashley O'Brien and Julie Wernau

Updated Jan. 18, 2023

https://www.wsj.com/articles/fentanyl-test-strips-party-culture-bars-restaurants-testing-11673993170?st=24dliade7xfi0jh&reflink=desktopwebshare_permalink

シンガーソングライターKalie Shorrが外出の際に必ず持っていくのは:財布、鍵、そしてフェンタニル検査紙である。

「クラブに行くとダンスフロアで人々がコカインを取り出すのでそれにフェンタニルが含まれるかどうか調べる」彼女は最近姉妹と友人を薬物過剰使用事故で失った。他の人が死ぬのを防ぎたい。

コカインを少量水に溶かして検査紙を浸ける。数分待つと陽性なら線が一本、陰性なら二本現れる。

ダンスフロアでフェンタニル検査紙が使われるということはフェンタニルがアメリカの隅々にまで浸透したことを意味する。慢性の薬物使用者だけではなく、たまたま十代が危険な薬物の犠牲になる可能性がある。フェンタニル検査紙はコンドームのような公衆衛生ツールである。

(コカインならいいみたいに聞こえなくもない。PFASがほんの少し検出されただけで大騒ぎする一方でこれだから)

 

-心臓の健康のためにダイエタリーサプリメントを使わないように

Don’t buy into dietary supplements for heart health

February 1, 2023

By Matthew Solan, Executive Editor, Harvard Men's Health Watch

https://www.health.harvard.edu/heart-health/dont-buy-into-dietary-supplements-for-heart-health

 

-がんの人はダイエタリーサプリメントをとることに慎重であるべき

People With Cancer Should Be Wary of Taking Dietary Supplements

Written by Lindsey Konkel Neabore

https://www.webmd.com/cancer/news/20230119/people-with-cancer-should-be-wary-of-taking-dietary-supplements

がん栄養士Lisa Cianciottaは、しばしば患者が「友人がこれが効くという」あるいは「インターネットでがんに効くと書いてあった」と言って抗酸化サプリメントを取り出すのを見てきた。抗酸化サプリメントは一見無害そうだが、患者の化学療法や放射線治療に干渉する可能性がある

最近の研究では、医療提供者の80%はハーブサプリメントと医薬品の相互作用が問題になると信じているが、なぜなのかを説明できるのはわずか15%だった。

(一部のみ)

 

-鳥のための卵の値段?Portage郡の農家がなぜ卵のコストが増加しているのかを説明する

Egg prices for the birds? Portage County farmers explain why the cost for eggs is rising

Jan 19. 2023

https://www.record-courier.com/story/news/local/2023/01/19/why-are-egg-prices-so-high-portage-county-farmers-explain-price-hikes/69799373007/

卵が値上がりしていてオハイオ北部では普通の卵が1ダース4-5ドルである。プレミアブランドはもっと高い。卵農家によると原因はトリインフルエンザだけではない。飼料や肥料や卵の容器のコストも上がっている。トリインフルエンザ以外の病気やミンクなどの捕食者対策も必要である。冬は卵を産む回数も減る。

 

-スコットランドのインフルエンザ死が過去20年で最も多い

Scotland's weekly flu deaths reach highest level in 20 years

https://www.bbc.com/news/uk-scotland-64332435

先週のインフルエンザによる死亡は121人でその前の91人から増加した。Covid死も増加していて前の週の84人から101人になった。全原因での死亡は2020で5年平均より29%多い。

インフルエンザが12月に急増したためで、現在はピークから減少している。NHSには前例のないプレッシャーがかかっていて医師会長は「NHSスコットランドは壊れていて今の形では存続できない」と警告している。彼は国レベルでの医療改革を求めている。