[FSA]リスクアセスメント
12の飼料添加物用途の安全性評価
Safety assessments of twelve feed additive applications
25 May 2023
動物飼料に使用される飼料添加物に関する12の申請に対する安全性評価をまとめた。
11飼料添加物についてはEFSAの評価をレビューし、3-ニトロオキシプロパノールについてはFSA/FSSが完全評価を行った。いずれも意図された使用濃度で安全と結論した。
[FSA]2022年北アイルランドの健康的な食品バスケットの費用はどのくらいか?
What is the cost of a healthy food basket in Northern Ireland in 2022?
23 May 2023
本報告書では、4つのタイプの世帯(両親に就学前と小学生の子ども二人、両親に小学生と中学生の子ども、片親に就学前と小学生の子ども二人、年金一人暮らしの女性)における最小必須食品バスケットコストについて紹介する。
[FDA]警告文書
-H.E.A.L. Marketplace
MAY 12, 2023
未承認の医薬品、不正表示の問題。チンキ剤、ハーブ製品を含む。
[ヘルスカナダ]改定通知
-冷燻製サーモン製品への金の使用を拡大するための許可着色剤リストの改定に関する修正通知
Notice of Modification to the List of Permitted Colouring Agents to Extend the Use of Gold to Cold Smoked Salmon Products
2023-05-24
ヘルスカナダは、冷燻製のそのまま喫食可能なサーモン製品の表面に金フレークを飾りとして使用する許可を求める食品添加物申請の市販前安全性評価を完了した。着色剤の許可リストを修正し、使用を拡大した。
[HK]法令違反等
-野菜の漬物サンプルに含まれる保存料が基準値を超え検出される
Preservative exceeds legal limit in pickled vegetable sample
Tuesday, May 23, 2023
https://www.cfs.gov.hk/english/unsat_samples/20230523_10336.html
野菜の漬物に基準値500 ppmを超える1000 ppmの二酸化硫黄の保存料が含まれていた。
[SFA]農場から食卓まで:1つの緑色のロゴがどのようにして地元の農産物を後押しするか
From Farm to Table: How one green logo is aiming to give local produce a boost
24 May 2023
シンガポールの農場から食卓まで(FTT)認定プログラムや食糧レジリエンスの構築と緑色のロゴの関係について紹介。
[EU]欧州対がん週間2023:EU4Healthが支援したがんプロジェクトを紹介する
European Week Against Cancer 2023: showcasing EU4Health supported cancer projects
25/05/2023
https://ec.europa.eu/newsroom/sante/items/788797/en
5月31日の世界禁煙デーを最終日とする5月25日から31日の欧州対がん週間にあわせて欧州対がん計画に貢献するEU4Healthが支援したがんプロジェクトを紹介するウェビナーを開催する。5月25日。
[FSANZ]食品基準通知
Notification Circular 244-23
26 May 2023
https://www.foodstandards.gov.au/code/changes/circulars/Pages/Notification%20circular%20244-23.aspx
改訂No.219
・加工助剤としてのGM Bacillus subtilis由来αアミラーゼ
論文
-ブラジルのカードチーズと職人によるモッツァレラ検体から毒素が検出される
Toxins are detected in samples of curd cheese and artisan mozzarella in Brazil
25-MAY-2023
https://www.eurekalert.org/news-releases/990498
アフラトキシンM1。Toxinsに発表。
全ての検体から検出されたが推奨基準0.25 μg/kg超過はなかった
-高校生が飲酒しなくなったわけ
Why high school kids are saying no to alcohol
25-MAY-2023
https://www.eurekalert.org/news-releases/990542
Drug and Alcohol Reviewに発表されたニュージーランドの14-17才への1999-2001年と2022年のインタビューの比較。過去20年でこの年代の飲酒が劇的に減った。20年前の高校生は定期的に飲酒していて12才までにほぼ全員が友人との飲酒経験をもっていた。週に1-2回は飲酒していて毎週中毒になっていた。それが今では3/4は全く飲まないあるいはたまに家族と飲む程度になった。理由はパーティーに行かなくてもSNSがあるから。
(学校では友達はできないのだろうか?)
その他
-SCIENCE
VOLUME 380|ISSUE 6647|26 MAY 2023
表紙と特集は舌
(P776 ニュースを一目で で韓国の野党党首Lee Jae-myungの福島原子力発電所処理水の海洋放出についての「飲めるほど安全なら、飲料水に使うべきだ」という発言をトップに掲載。どういう意図なのかわからない。)
-SMC UK
ベジタリアンとビーガン食と血中コレステロールと脂肪濃度を調べた試験の解析への専門家の反応
expert reaction to analysis of trials looking at vegetarian and vegan diets and levels of cholesterol and fats in the blood
MAY 25, 2023
European Heart Journalに発表されたメタ解析がベジタリアンとビーガンの食事と血中脂質を調べた
Aston大学医学部栄養士で上級教育助手Duane Mellor博士
これはこれまで発表された各種ベジタリアンとビーガン食と雑食を比較した臨床試験のコレステロールとアパリポタンパクBへの影響についての興味深い解析である。各試験によりビーガンやベジタリアン、さらには雑食のヒトの肉の摂取量に相当違いがあることを認識する必要がある。さらにコレステロールとアパリポタンパクBの削減効果が最も多きい試験は、ビーガン食を推進する人達が行ったものであることにも注意。
菜食心血管リスクにとって利益となる可能性があるがこれらは良く計画されたもので不足しがちなビタミンを含むことが重要である。食生活を変えようと思ったら専門家に相談するのが役立つだろう
英国心臓財団上級栄養士Tracy Parker
この大規模解析は既にわかっていることを支持する:植物の多い食事は心臓と環境に良い。しかしこの研究は短期間厳密な菜食に従った人達だけを調べたもので、人によっては一貫して菜食を長期に続けるのは難しい。肉や魚を含む地中海スタイルの食事の方が従うのが簡単な人もいるだろう。もし食生活を健康にしたいなら、英国政府の薦めるEatwellガイドから始めるのが良いだろう
Quadram研究所栄養研究者で名誉フェローIan Johnson博士
この新しい報告は現行の食事ガイドラインに一致する。菜食では必須ビタミンやミネラルが不足することがあるのでサプリメントの使用を検討しなければならない
Queen’s University Belfast栄養予防医学教授で世界食料安全保障研究所学際研究部長Aedin Cassidy教授
Sheffield大学心臓学教授Robert Storey教授
King’s College London栄養と食事名誉教授Tom Sanders教授
Quadram研究所主任研究員Martin Warren教授