2019-01-24

[ANSES]ANSESは赤ちゃんのおむつの安全性改善を助言

ANSES recommends improving baby diaper safety

23/01/2019

https://www.anses.fr/en/content/anses-recommends-improving-baby-diaper-safety

本日ANSESは赤ちゃん用おむつに存在する化学物質のリスク評価を発表した。使い捨ておむつとその使用について行った試験にもとづき、いくつかの化合物は安全性閾値を超過していた。そのためANSESはこれらの排除あるいは削減を助言する。また市販のおむつについてこれら化合物の監視も助言する。そして最後に、これらの製品にもっと厳しい規制枠組みが必要だと強調する。

フランスではほとんどの赤ちゃんが使い捨ておむつを使っていて最初の3年で約4000のおむつを使う。ANSESはおむつに含まれる化学物質の赤ちゃんの健康へのリスクについて評価するよう依頼された。おむつの安全性リスク評価は世界で初めてである。

ANSESの評価は2016年から2018年の間にSCLINCが行った分析に基づく。この分析で多数の有害化合物を検出し、例えば尿で溶出して皮膚に長期間接触する可能性がある。一部は意図的に添加される香料などで他には原材料の汚染や製造工程由来のPCBやダイオキシンやフランやPAHなどである。こうしたデータをもとに検出された濃度がリスクとなるかどうかを評価した。その結果現実的な使用条件でいくつかの化合物が閾値を超えることを示した。問題の化合物は香料 (ブチルフェニルメチルプロピオナール- Lilial®, ヒドロキシイソヘキシル3-シクロヘキセンカルボキサルデヒド- Lyral®), ある種の多環芳香族炭化水素(PAHs), PCB-126, および全ての  DL-PCBs, ダイオキシンおよびフランである。ANSESはこれらの排除あるいは削減を薦める。そのため製造業者に以下を助言する

・全ての香料の使用を止める、特に皮膚感作性のあるもの

・原材料のコントロール

・製造工程改善

評価書本文はフランス語

(シナリオがいまいちよくわからないけれど(経皮吸収100%を仮定しているよう)ダイオキシンの値はEPA 2012を使っていてEFSAの最新値ではない

日本はパンツ型の使用が多いらしい、布おむつを使うのはほぼアジアだけ。3才でおむつしているのは4.8%といった数字が掲載されている。

極微量の香料より排泄後すぐ替え(られ)ないことのほうが悪影響が大きいような気がするのだがそれは無視?)

 

[BfR]ナノテクノロジーに関する第三回合同シンポジウム

3nd Joint Symposium on Nanotechnology

(09.04.2019 - 10.04.2019)

https://www.bfr.bund.de/en/event/3nd_joint_symposium_on_nanotechnology-239588.html

 

[ASA]ASA裁定

ASA Ruling on Red Bull Company Ltd

16 January 2019

https://www.asa.org.uk/rulings/red-bull-company-ltd-a18-467245.html

ロンドン地下鉄のポスターでRed Bullが集中力を高める効果があるような表現がある。これが健康強調表示ではないかという申し立てがあった。企業側からは「4時に帰ろう」キャンペーンに参加したもので示唆ではないという釈明。ASAは漫画の台詞「早く終わる秘密~」とレッドブルの「翼を授ける」というトレードマークは全体として健康強調表示に相当すると判断し、EU認可リストにないので基準違反。

 

[ヘルスカナダ]カナダフードガイド

Canada’s food guide

Date modified: 2019-01-21

https://food-guide.canada.ca/en/

一新

・毎日多様な健康的食品を食べよう

たくさんの野菜と果物、タンパク源となる食品、全粒穀物、飲み物は水

・健康的な食生活は食べるもの以上のこと

食習慣に気を配ろう、料理をしよう、楽しもう、一緒に食べよう

(肉と乳製品を減らして植物ベースに、という「進歩的」なもの)

 

報道

カナダの新しいフードガイドは肉と乳製品を犠牲にして植物ベースにシフト

Canada’s new food guide shifts toward plant-based diets at expense of meat, dairy

https://www.theglobeandmail.com/canada/article-new-food-guide-shifts-toward-plant-based-foods/

火曜日に発表された新しいガイドはこれまでのガイドをラジカルに更新した。「肉」と「乳製品」のカテゴリーを別にせずサービングサイズや数字も無くなった。そうではなく、よりシンプルに、お皿のイメージを選んだ。半分は野菜や果物で、残りの半分を全粒穀物と「タンパク質」に分けた。この「タンパク質」は新しいカテゴリーで、その中に肉と乳製品と植物由来のひよこ豆や豆腐のような食品が含まれる。そしてこのタンパク質の中でも、植物由来のものを多くするように薦める。

このシフトは、肉と乳業界が強力にロビー活動をしたにも関わらずおこった。またジュースは最早果物の摂取源ではない。

乳業界はミルクが重要な栄養摂取源であるという声明を発表している。健康推進団体は概ね新しいガイドを称賛している。

 

[FSSAI]栄養補助製品の包装表示の欠陥をチェックするよう指示する文書

Letter to keep check on labelling defects on package of Nutraceutical Products. (Uploaded on: 22.01.2019)

https://fssai.gov.in/dam/jcr:0abf0003-8a7a-4ab9-a124-b9f06c482c17/Letter_Check_Label_Supplements_22_01_2019.pdf

栄養補助食品/健康サプリメント製品でゼラチンカプセルに入ったものや動物由来成分を含むものにベジタリアンと表示されているものがあると報告されている。これは食品安全基準規制違反である。そのような製品の販売はチェックするように

(州の取り締まり担当者向け文書)

 

[FSANZ]オーストラリア食品組成データベース

Australian Food Composition Database         

January 2019

http://www.foodstandards.gov.au/science/monitoringnutrients/afcd/Pages/default.aspx

機能更新

カフェインも含まれさらに充実

 

-食品基準通知

Notification Circular 71–19

23 January 2019   

http://www.foodstandards.gov.au/code/changes/circulars/Pages/NotificationCircular7119.aspx

改訂No.183

食品添加物としての羅漢果抽出物、スーパーハイオレイン紅花系統26及び40由来食品、レバウジオシドMの酵素による産生、食品添加物としてのローズマリー抽出物

など

 

論文

-農場の堆肥は温室効果ガスの排出を増加させる-冬でも

Farm manure boosts greenhouse gas emissions -- even in winter

22-Jan-2019

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2019-01/uov-fmb012219.php

Soil Science Society of America Journalに発表された研究によると春と夏の堆肥の使用が冬の温室効果ガス(特に亜酸化窒素)排出を劇的に増加させる

 

-米国の職場で広く入手可能な食品:元気のもとかハザードか?

Widely available food in US workplaces: Perk or hazard?

22-Jan-2019

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2019-01/e-waf011719.php

Journal of the Academy of Nutrition and Dieteticsに発表されたCDCの研究。雇用されている成人の約1/4は少なくとも週に一回食品や飲料を職場でもらう。それらはしばしばカロリーが高く精製された穀物を使い砂糖や塩が添加されている。カフェテリアや自動販売機、会議やイベントの際に健康的な選択肢を提供することができる。その方法の一つは食品提供ガイドラインと健康的会議方針を労働環境改善努力に組み入れることである。

(役所の会議は水しかないので合格でオフィスグリコは失格と?アメリカの学会巨大激甘ドーナツ無料とかやってるような)

 

-砂糖の少ない食事は非アルコール性脂肪肝疾患のある少年に有効

Study shows low-sugar diet effective in boys with nonalcoholic fatty liver disease

22-Jan-2019

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2019-01/uoc--ssl012219.php

JAMA。食品や飲料に添加されているものと天然にフルーツジュースに含まれる遊離の糖が少ない食事の影響を11-16才のNAFLD40人の少年を二群に分けて8週間で調べた。

 

おまけ

健康のためには白米を玄米に変えるべき?

1/17() 成田崇信

https://news.yahoo.co.jp/byline/naritatakanobu/20190117-00111482/

ここで全粒穀物の栄養比較しているのだけれどこれは国によって結構違う

とりあえず穀物のDietary fibreは豪州データベースではこんな感じ

Rice, brown, uncooked  3.5 g/100g

Oats, hulled, uncooked 8.6g

Oats, rolled, uncooked 9.5g

Barley, pearl, uncooked 13.1g

Buckwheat groats, uncooked 5g

Triticale, grain, uncooked 14.4g

Wheat, whole, uncooked 11.4g

Spelt, uncooked, 8.8

Maize, grits, uncooked 2.7g

Cornmeal (polenta), uncooked 2.9g

成田さんの言うように小麦・大麦主体の食事を全粒穀物にするのとコメ・トウモロコシ主体の食事を全粒にするのは同じではないような?

そして日本の場合消費者の好みで穀類の精製度は高くしている(つまり繊維少なめ)ようだ

 

(記事タイトルの日付は一日ずれています、23日の日付で別記事をアップしているため)

 

2019-01-23

[BfR]「フェイクニュース」の時代に、科学はどうやって自己主張できるか? 

ドイツ連邦リスク評価研究所、第7回関係者会議における発表と議論

How can science assert itself in the age of “fake news”?

Presentations and discussions on a topical subject at the 7th Stakeholder Conference of the German Federal Institute for Risk Assessment

BfR Communication No. 041/2018 from 13 December 2018

https://www.bfr.bund.de/cm/349/how-can-science-assert-itself-in-the-age-of-fake-news.pdf

「フェイクニュース」という言葉は少々使い古したものになりつつある。それは人々を操る目的でメディアに拡散される虚偽のニュースを表す。多くの場合、すぐにそれとはわからない政治的なメッセージと関連している。ねつ造された研究(フェイクサイエンス)と疑似科学的な「プレデタージャーナル」(フェイクジャーナル)について同時多発的に湧き上がる報告と共に、科学はますます頻繁にフェイクニュースの標的になりつつある。さまざまな理由から、ここに科学自体に対する批判が加わる。

科学的根拠のある主張-例えば気候の研究や植物保護製品の健康評価-は人々が共感したりしなかったりできるただの意見とされる。確固たる事実が、そう思われているだけのこととすり替えられる。この科学への信頼の危機こそが、ドイツ連邦リスク評価研究所が2018年11月15日、ベルリン・ミッテのKaiserin-Friedrich Institutionの講堂において、「すべて嘘?真実が多数ある時代の科学」を標題に、著名な講演者を迎えて第7回関係者会議を開催した大きな理由である。この会議における発表と議論の概要を以下に示す。

 少なくとも理論上は、フェイクニュースの問題は簡単に解決できる。「科学とは、事柄とその事柄がそうなったことの説明との一致である」は、連邦食品農業省の食品安全および獣医衛生部門長であるBernhard KühnleがDudenの辞書から引用した定義である。この真実を目指す上で、例えば消費者保護のような分野では、科学は不可欠である。Kühnle氏によれば、科学的評価は、食品企業にとってと同様消費者保護機関による信頼できる決断の確固とした土台となるものである。それはまた、人々が健康でバランスの取れた食事を好むように促すものとなるべきである。「科学は信頼でき、頼れる情報源として強化され保護されなければならない」とKühnle氏は述べた。科学はフェイクニュースの回避に役立つ。

科学は隠されてはならない

 その責務を正しく実行するためには、科学は公明正大にして最高品質でなければならない、とKühnle氏は要求した。科学的研究および公表は、政治的審議および経済的利益から独立していなければならない。「公表の用意があるものについて、何も隠してはならない」。

 この訴えの対象となる分野-政治、貿易と産業、メディアと市民社会-にも義務があるとKühnle氏は言う:「真実を扱うことに戦術はない」。つまり、科学は自分たちの立場や利益を支持するときだけ良く、矛盾するときには疑わしい、ということではない。「無農薬農業を熱心に支持するために、植物保護製品の専門的なリスク評価を行う人々の信用を落とす必要はない」とKühnle氏は述べた。科学的根拠に基づく事実は、政治的および社会的な議論に代わるものではなく、議論の基盤を形成するものである。

グリホサート:全ての人が専門家?

 ソーシャルメディアバブルの中で生き、そこで読んでいることすべてを信じる人たちがいる、とドイツ連邦政府の食品農業委員会委員長であるAlois Gerig(CDU / CSU)は語った。「彼らは自ら騙されようとしている。」 この一例は、有効成分グリホサートを含む植物保護製品についての、客観性を欠き時にヒステリックな議論である。突然、ドイツにはこの問題に関してメディアによって一方向に動かされる8000万人の専門家が登場した。こうした動きには、「感情的、道徳的、そして二極化」な傾向がある。事実と意見の境界があいまいになり、複雑な科学的背景を持った報告が減っていく。「インターネットの時代では、事実(ファクト)と偽物(フェイク)を見分けることがはるかに困難になっている」とGerig氏は述べている。

 前の講演者と同様、Gerig氏はフェイクニュースに関する議論では、科学は重要な役割を担うと考えている。BfRは良い科学的な活動の一例である:「あなた方(BfR)は我々に本当のリスクを認識されてくれる。」 「ポスト事実の時代」では、フェイクニュースとの闘いは科学だけに任されるべきではなく、社会全体が直面する課題であるとしている。マスコミやソーシャルメディアもまた、より多くの社会的責任を担うべきである。Gerig氏はまた、信頼できる科学的情報が提供されるインターネット上のプラットフォーム-「より優れたウィキペディア」-も想定できるとした。

思慮深さではなくスピードが議論を決める

 最初のつぶやき、最初のニュース速報、そして政治家が発信するフェイスブック・タイムラインからの最初の引用が、その話題がメディアでどのように扱われるかを決定する、と連邦政府食品農業委員会副委員長のCarina Konrad(FDP)は批判した。彼女はAlois Gerig氏同様、自身が農家である。「スピードは表面的なものにつながる」とKonrad氏は言う。その結果は時に、植物保護製品や動物福祉などの複雑な農業問題に関する意見を操作しようとする試みとなる。このことが影響を受ける農家たちを苛立たせる。「若者はもはや両親から農場を引き継ぎたいと思わない」と彼女は報告した。

Konrad氏にとって、課題は合理的な決定の出発点としてデータをもとにすることである。大衆操作に対抗するためには、さらなる教育も必要である。「フェイクニュースはただ消費されるだけで、疑問視されない」とKonrad氏は言う。学校でも情報はまた月並みで一方に偏った方法で伝えられている、とこの政治家は6年生である娘の例を使って批判した。畜産業の話題を扱うとき、有機農法は自家製有機飼料と、慣行農法は抗生物質と関連させていた。彼女が促して慣行農法を行う農場へ一度訪問しただけで、授業の過程で生じたいくつかの偏見は払拭された、とKonrad氏は報告した。

スターリンの法廷での詐欺

 科学にもフェイク?BfR会長のProfessor Dr. Dr. Andreas Henselは彼の発表の中で、多構造で、根本的にはそれほど新しくはない問題のいくつかの面に焦点を当てた。1930年代と1940年代のソビエト連邦では、ロシアの生物学者Trofim Lysenkoがスターリンの実験を偽造した。これは古典的な遺伝学を反証し、種の形質転換を証明することを目的としていた。データや測定結果の操作のように、不正は常に明白であるとは限らない。特定の概念にフィットするように方法や結果を恣意的に使用すること(「チェリーピッキング:いいとこ取り」)や、一方的でしばしば思想的な動機による結果の解釈はよくあることだ。

 1996年にNASAの科学者たちが隕石に発見した「火星のミミズ」を発見したように、時に希望的観測が混乱を招くことがある。この種の間違いはそれ自体非難すべきものではない。なぜなら、たとえ最終的に不正確であると証明されたとしても、科学は新しいアイデアから生まれるものでもあるからである。しかし、「間違い(wrong)」と「偽造(faked)」の間には大きな違いがある。

 研究者には、自分のキャリアを伸ばしたいという願望、助成金の獲得競争、論文発表への圧力(「論文発表か死か」)、あるいは自分たちの良い評判を維持することなど、虚偽を行うさまざまな動機がある。フェイクサイエンスが招く結果は過小評価されるべきではない。科学と影響を受けた研究機関の信頼性は世間の目にさらされてダメージを受ける。ねつ造された研究結果はまた、例えば健康リスクを評価するとき、または結果を再現しようとするとき、結局は行き詰まる。

 研究が発表される前の徹底的な精査(査読)、透明性、品質保証措置および独立性は、Hensel氏の見解によれば不正防止のための最も重要な手段の一つである。科学者にとって、「正しい」科学はここでのコインの片側にすぎない。Hensel氏によると、それはまた世間の疑問に答えることに他ならない。「まだやるべきことがたくさんある」とBfR長官は述べた。

リスク評価:科学は失敗している?

 リスク評価に係る分野で可能なことにおいて我々はまだ遅れを取っている、とProfessor Wilfried Kühling(University of Halle-Wittenbergおよび環境保全NGO、Bund für Umwelt und Natur Deutschland:BUNDの科学諮問委員会メンバー)は、高圧送電線の近くで暮らす子供たちの白血病予防の例を挙げて批判した。子供における白血病の危険性がおよそ0.2マイクロテスラの磁場強度から有意に増加することは、もう何十年間も科学的に証明されている。この事実に従った法的拘束力のある保護基準は、現在の制限値100マイクロテスラよりも500倍低くなるはずである。「科学は役立たずなのか」とKühling氏は問いかけた。

 Kühling氏はまた、環境健康リスクを評価する際には、これまで以上にさまざまな影響要因(飲料水および空気中の発がん性物質、可塑剤、騒音、放射線およびストレスなど)の複合効果により重きを置くこと、また各専門分野が分野の境界を超えることを提案した。特に検討の対象となる計画立案過程において、法に裏打ちされた予防措置によってかなりの改善がここで達成される可能性がある。基準や規制値に関しては、科学の判断だけが対象ではなく、専門家に加えて社会的集団も関与するべきである。「解決策は共同評価プロセスにある」とKühling氏は述べた。

不確実性は強み

 人生は不確かであるが、我々はそれでもかなり上手くやっているように見える。子供たちをどこの学校に行かせようか。貯金で何をするべきだろうか。科学にのみ、我々は完全な確実性を期待する。絶対的な確実性を発していない科学者はすぐに信頼できないと言われる。これが気候研究がしばしば「フェイク」だと批判される理由である。なぜなら、気候研究はいまだ可能性を相手にしなければならないからである。しかし、これこそが科学の特別な強みであると、哲学者にして物理学者であるRafaela Hillerbrandは考えた。「科学的声明はその不確実性にもかかわらず、ではなく、その不確実性がゆえに、信頼できるのだ」とKarlsruhe Institute of Technologyの教授は言った。「気候変動を予測するのに、ニュートンの重力の法則を適用するときと同程度の精度を期待することはできない。」 このような理由で科学を信用しない人は同じように科学的方法をないがしろにする-危険な動きである。

 科学を批判する人たちは科学は多くの意見の一つだと言うが、そうではない。それでも、科学的結果について伝える場合、事実だけを述べて常に存在する不確実性について言及しないのは間違っている、とHillerbrand氏は述べた。特にこの「オルタナティブ」ファクトの時代においては、これらが(真実の代わりに存在するフェイクの事実や不確実性が隠された事実)崇拝の対象や宗教の代わりになることを許してはならない。

普通の人たちは操られることと不信の狭間に

フェイクニュースについての議論は「虚偽の事実についてではなく、むしろ専門家への信頼の欠如についてである」と「Science Media Center」の科学ジャーナリスト、Volker Stollorzは述べている。「同時に力のある人々は、一度人々の習慣や感情の操り方を発見してしまえば、どのようにデジタルコミュニケーションというプラットフォームで最もばかばかしいことを拡散できるかをよく知っている。」 これはフェイクニュースというよりも、ターゲットを絞った情報操作である:「欺くことおよび操ることを目的として、ひそかにコミュニケーションプロセスに送り込まれた意図的に歪められた情報」。

 このデジタル時代においては、虚偽情報、嘘、そしてうわさは世界中にまたたくまに拡散する。過激で感情的なものは何でもソーシャルメディアで関心を集める。最も大きな声で叫んだものが、より多くの人に注目されがちである。Stollorz氏の見解では、この種の「デジタル環境汚染」は、その間にも民主的な制度を危険にさらすことさえある。ポピュリストたちはそのメガホンで、複雑で多様なメッセージを発する人々や、科学者やジャーナリストのような物事を本当に徹底的に調べたいと思う人々の声をかき消してしまう。状況は科学ジャーナリスト-「死にゆく種族」-にとって特に深刻である。なぜなら彼らは徹底的な研究のために必要な時間と資源を持っておらず、そしてそれは科学によってますます支配されている世界において不可欠なのである。

公衆と科学:4つの基本原則

「フェイクサイエンス」にまつわる議論は、批判的な目で見られてきた科学者たちの仕業だけではない。Thomas Hestermann教授(Macromedia University、ハンブルグおよびベルリン)は発表の中で、彼らがどのように世間一般と向き合うことができるかについて論じた。「それはすべてイメージに依存する」とHestermann氏は、病気の動物たちの写真が大衆に衝撃を与えたアザラシの大量死について言及した。

 態度も重要である。有毒なゴミ捨て場の周辺でダイオキシンが発見されたことを受け、ドイツのある連邦州の報道官がカメラの前で深い関与の代わりに無関心を示した。 これは、テレビ報道が示すように、悪い例である。「決定的な側面は、情報の「中身」だけでなく、「どのように」情報を出すかでもある。」とHestermann氏は説明した。

 「すべてはポジティブな事例に依存する」がHestermann氏の三つ目の仮説で、かれはこの仮説を「ロボットジャーナリズム」の例を挙げて説明した。我々から仕事を奪うコンピュータについての 「Der Spiegel」マガジン(Hestermann氏はそれを「憂鬱な将来展望のためのジャーナル」と呼ぶ)の悲観的なタイトルの話は間違いであることが証明された-完全雇用を見れば明らかだ。一方で、電子的「筆記者」は厄介な仕事からジャーナリストを解放している、とこの科学者はシュツットガルト地区での微粒子測定に関するテキストの例を使って示した。それらは事前に準備されたテキストモジュールを使用してコンピュータによって書かれており、「Stuttgarter Zeitung」でオンラインでアクセスすることができる。

 公に話をする人には勇気も必要だ。Hestermann氏は、スイスの科学者全体のたった4%がメディア声明の50%を寄稿しているという調査結果を引用した。これは、大多数の人が報道、ラジオ、テレビに出ることはほとんどないということを意味する。「サイエンス・スラム(Science slams:科学者が自分の研究について、限られた時間内で専門外の人にいかに楽しく伝えることができるかを競うイベント)」は科学者の仕事を発表する新しい方法である。これは恥さらしにもなるが、同時に医学生Giulia Endersの例のように、サクセスストーリーの始まりにもなり得る。彼女のベストセラー「Gut」は、スラムでの発表から始まったものである。

フェイクジャーナルはフェイクサイエンスではない

 科学に対するある程度の懐疑論は、一般大衆の間だけでなく、科学界の中にも存在する、と神経科学者のProfessor Ulrich Dirnagl(ベルリン医科大学(シャリテー:Charité))は、「Nature」誌が実施した調査の例を使用して示した。この調査によると、研究者の90%は、中程度から明確な再現性の危機があり、それが科学的結果をある程度しか信頼できるものにしないと考えている。しかし、「フェイクサイエンス-嘘の工場」という見出しで行われた、影響力のあるメディアによる「詐欺ジャーナル」に関する科学の扇動的な批判は、ポイントを外している。「プレデタージャーナル」に記載されたというだけで、その科学はフェイクだとは言えない。この種の主張は科学システムの本当の弱点から注意をそらしてしまう。

 Dirnagl氏の見解では、本当の問題は、単に研究者の目的に合わないからという理由でデータが公表されていないことである。専門分野によって、このことはすべての研究の40%から50%以上に当てはまる、とこの医師は推定している。「物語」もまた結果を歪める。統計的なトリックによって、結果は物語に「収まる」まで操作される。一方良いニュースには、Dirnagl氏の見解によると、透明性と科学的開放性を保証する「bioRxiv」や「Open Science Framework」などのライフサイエンス分野における研究のための新しい出版フォーマットなどがある。

 「論文発表か死か」は教授としてのキャリアを得る必須指標である-Dirnagl氏の見解ではこれは破滅的な展開である。なぜなら、科学論文発表の数はインパクトファクター(研究が掲載されている雑誌の論文の引用頻度)と同じくらい、質の測定としては貧弱だからである。数はより少ないがより信頼性の高い研究が発表され、科学者が彼らの専門分野または社会における真の影響に沿って評価されたほうがいい、とDirnagl氏は述べた。量の多さ(mass)ではなく質の高さ(class)である。

科学:信頼できるが不確実性がある

 続く登壇で、「部屋の中の象」とは「不確実性」を意味する言葉である、と神経内科医Ulrich Dirnaglは述べた。それは弱さではなく強さとして、可能性と洞察力の限界の認識として、哲学者Rafaela Hillerbrandが先に説明したように、科学において極めて重要な意味を持つ。Dirnagl氏は、それを重要な側面として公の場で議論することを提案した。しかし科学的な相互関係の微妙な評価は、「7秒の声明」や1つのツイートでは不可能である。

 メディア科学者のThomas Hestermannは、普通の人々は科学には不確実性ではなく、信頼性を期待していると反論した。ジャーナリストのVolker Stollorzはまた、科学を政治的決定の基盤として信頼できる知識を提供する「精神的な下水処理場」と見る。一方、不確実性の認識は、政治によって即座に利用される。例えば、気候変動における対応不足が次のモットーに沿って正当化される:「ええ、でもすべては不確かでありまして・・・」。

 科学的発見は実際のところ、どのくらい信頼できるのか。Dirnagl氏は、今日の報道ではチョコレートを食べることを勧め、明日にはリンゴを、そしてその次の日は赤ワインがお気に入りとなる「いわゆる栄養科学」の例を使ってこの問題を提起した。この「今日はこれ、明日はこれ」という態度が、新聞読者に恣意的で勝手であるという感情を呼び起こすのだ、とジャーナリストで会議の司会者であるSascha Karberg(Der Tagesspiegel、ベルリン)は言う。

研究者たちは「公となるリスク」に直面し、インタビューやトークショーで楽観主義を広め、「恐怖によって動かされる多くの真実の世界」で前向きな話をする勇気を出すべきだとHestermann氏は述べた。BUNDの代表であるWilfried Kühlingも、同僚たちに象牙の塔(ivory tower:俗事から遠く離れた場所)を離れ、たとえ時には自分を追い詰めることになるとしても、自分の信念を公に表明するよう求めた。

 インターネットを検索する者は誰でも、すぐに多くの真実に行き当たる。BfR長官のAndreas Henselは、「そこには事実に興味がない広大な世界が広がっている」とコメントした。人々は自分の携帯電話上の情報がどれほど信頼できるものなのか自分自身に問わなければならない。結局また、知識とは信用の問題となってしまうのだろうか?

 

[EFSA]2017年の新興リスクに関するEFSAの活動

EFSA's activities on emerging risks in 2017

14 January 2019

https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-1522

新興リスクに関するEFSAの活動の主な目的は、(i) EFSAの付託領域の新興リスクを同定するための活動を行うこと、(ii) 新興リスクの同定方法やアプローチを開発し改善することである。この技術報告書は、新興リスク同定手順に含まれるすべてのグループの活動、2017年の間に確認された問題、開発された方法論の説明、共同作業に関して要約している。EFSAの知見のネットワークには、新興リスク情報交換ネットワーク(Emerging Risks Exchange Network)、新興リスクについての関係者による討論グループ(StaDG-ER)、EFSAの科学ユニット、科学パネル、科学委員会及びその作業グループが含まれている。様々な関係者が利用する新興リスク同定手順の概要が示された。

脆弱性や変化の原動力を同定するための世界的規模のフードチェーン分析の適用可能性に関するプロジェクト (AQUARIUS)、並びに新興リスク同定のための方法論と共同利用ツールの開発(DEMETER)及び欧州のシガテラに関するデータ収集(EuroCigua)の2件が継続されている。化学物質のスクリーニング方法の適用に関する新しいプロジェクト(REACH 2)が開始された。

2017年には全部で17件の潜在的な新興問題が議論された。この問題は事前に定義された一連の基準、a) 新しいハザード、b) 新しい暴露又は暴露の増加、c) 新しい感受性の強いグループ、d) 新しい原動力、を評価した)。また、EFSAの定義に従って5件の問題が新興問題ではないと考えられた。

<潜在的な新興問題(下線項目が化学ハザードに分類されている>

  • フードサプリメントや茶へのブラックコホシュの使用に関連するリスク
  • 南米におけるジカウイルスのベクター管理に使用される農薬の残留により起こりうる食品汚染(シフェノトリン、フェノトリン、メトプレン、ナレド、ノバルロン、テメホス及びプラレトリン、ペルメトリン、レスメトリン)
  • 食品部門へのナノエマルションの使用(野菜オイルで野菜製品の表面コーティングする)
  • RNA農薬
  • 2017年収穫期における小麦の黒さび病と黄さび病の拡大
  • 小麦粉の志賀毒素産生性大腸菌(E. coli O121)
  • β-メチルアミノ-L-アラニン(BMAA(非タンパク性アミノ酸で神経毒があり慢性的な神経変性を起こす可能性をもつ。気候変動と富栄養化により発生したシアノバクテリアが産生することについて)
  • アゾール耐性Aspergillus spp.によるヒト感染の増加
  • 有機シリコン界面活性剤アジュバント(OSS
  • 2016年ベルギーでツマアカスズメバチ(Vespa velutina nigrithorax)におけるMokuウイルスの初めての発見
  • オランダにおけるBrucella suis
  • アフリカ豚コレラ-豚の群れにおけるバイオセキュリティの評価
  • 強化食品に含まれる栄養素の高用量に関連する潜在的リスク 

以前に同定された問題に関する知見や措置の発展についてのフォローアップは極めて難しく、新興リスクの同定は、確認された問題の数ではなくその工程自体に基づくべきである。EFSA(EFSAのユニット、EFSAのネットワーク、パネル、作業グループ)とEU機関と国際機関内の科学的コミュニティとのより良い協力はEFSAに優先事項であるが、その手順をより効果的にするために、入手可能な多大なデータや情報量を管理するデータ管理システムやデジタル連携基盤が必要である。

 

[EFSA]意見等

-ベンチマーク用量モデリングのためのソフトウェア

Software for Benchmark Dose Modelling

14 January 2019

https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-1489

 ベンチマーク用量モデリングをウェブ上でできるようにしたアプリケーションの開発に関する報告。

-七面鳥肥育用、交配用に育てている七面鳥用、マイナー家禽種肥育用あるいは産卵のための育成用としての飼料添加物としてのB‐Act® (Bacillus licheniformis DSM 28710)の安全性と有効性

Safety and efficacy of B‐Act® (Bacillus licheniformis DSM 28710) as a feed additive for turkeys for fattening, turkeys reared for breeding and minor poultry species for fattening or raised for laying

EFSA Journal 2019;17(1):5536  14 January 2019

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5536

B‐Act®はBacillus licheniformis株の生きた胞子を含む製剤である。この種は安全性を評価するのに、安全性推定(QPS)アプローチが適切だと考えられている。以前の意見で、この株はQPSアプローチの基準に合っていることが分かった。この添加物の他の成分からの懸念は予想されないので、B‐Act®は対象種、消費者、環境に安全だと想定される。推奨用量1.6 × 109コロニー形成単位 (CFU)/kg 飼料で B‐Act®は七面鳥肥育用に有効である可能性がある。同じ用量がマイナー家禽種の肥育用や産卵のための育成用に提案されているので、この結論はこれらの種に拡大/ 外挿できる。以前に出されたコクシジウム症のB‐Act®の互換性に関する結論は、対象種用コクシジウム症の最大認可濃度が鳥用のそれと同等/ それより低ければ、現在の申請に適用する。

 

-鶏肥育用Deccox® (デコキネート)の安全性と有効性

 

Safety and efficacy of Deccox® (decoquinate) for chickens for fattening

EFSA Journal 2019;17(1):5541 14 January 2019

 

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5541

有効成分としてデコキネートを含むDeccox®は、用量範囲20–40 mg/kg完全飼料で鶏肥育用のコクシジウム症の予防として使用することを意図している。提案されている使用で鶏、消費者、使用者、環境にとって安全である。コクシジウム症予防については根拠不十分であった。

 

-遺伝子組換えトウモロコシMON 89034 × 1507 × MON 88017 × 59122 × DAS‐40278‐9及び起源に関わらない全ての組み合わせの食品及び飼料としての使用、輸入、加工のための認可申請(EFSA‐GMO‐NL‐2013‐113)についての評価

Assessment of genetically modified maize MON 89034 × 1507 × MON 88017 × 59122 × DAS‐40278‐9 and subcombinations independently of their origin for food and feed uses, import and processing under Regulation (EC) No 1829/2003 (application EFSA‐GMO‐NL‐2013‐113)

EFSA Journal 2019;17(1):5521 14 January 2019

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5521

トウモロコシ MON 89034 × 1507 × MON 88017 × 59122 × DAS‐40278‐9 (5‐イベントスタックトウモロコシ)は、従来品と5シングルトウモロコシイベントMON 89034、1507、MON 88017、59122、DAS‐40278‐9を掛け合わせて生産された。GMOパネルは以前にこの5シングルトウモロコシイベントとその11の組み合わせを評価し、安全上の懸念を確認しなかった。このシングルトウモロコシイベントやその11の組み合わせの、最初の安全性の結論を修正するような新しいデータは確認されなかった。分子特性、比較分析(農学的、表現型及び組成特性)や毒性、アレルギー誘発性および栄養評価の結果は、シングルトウモロコシイベントの組み合わせや、その5-イベントスタックトウモロコシに新たに発現したタンパク質の組み合わせは、食品及び飼料の安全性や栄養上の懸念を生じないことを示した。GMOパネルは、この申請書で説明されているように、この5-イベントスタックトウモロコシは、調べた非GM対象品種や非GM参照種と同じように安全で栄養上等しいと結論した。この5-イベントスタックトウモロコシが環境に偶然放出されても、環境上の安全性の懸念は生じない。GMOパネルは実験データが提出されていない14のトウモロコシの組み合わせのシングルイベントで相互作用の可能性を評価し、それらはシングルイベント、以前に評価した組み合わせ、この5-イベントスタックトウモロコシと同様に安全で栄養価が等しいことが予想されると結論した。市販後環境モニタリング計画と報告間隔はこの5-イベントスタックトウモロコシの使用意図に従っている。食品/飼料の市販後モニタリングは必要ないと考えられている。GMOパネルは、この5-イベントスタックトウモロコシとその組み合わせは、ヒトと動物の健康と環境についての潜在的影響に関して、非GM比較対照種や調べた非GM参照種と同様に安全だと結論した。

 

-EC規則No 1829/2003 (申請 EFSA‐GMO‐RX‐009)の下で認可更新のための遺伝子組換えダイズA2704‐12の評価

Assessment of genetically modified soybean A2704‐12 for renewal of authorisation under Regulation (EC) No 1829/2003 (application EFSA‐GMO‐RX‐009)

EFSA Journal 2019;17(1):5523  14 January

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5521

2019EFSAの遺伝子組換え生物に関するパネルは、除草剤耐性遺伝子組換えダイズA2704‐12の、EU内での栽培を除く、食品及び飼料としての使用、輸入、加工の認可申請の更新のために提出されたデータの科学的リスク評価を出すよう求められた。受け取ったデータは、市販後環境モニタリング報告、文献の系統的検索と評価、バイオインフォマティック解析更新、申請のために行われた試験や追加文書などが含まれる。さらに、申請者は現在販売中の、またこの先何年か後に販売することを意図した商用品種のダイズA2704‐12イベントについての配列データを提出した。GMOパネルは、認可期間中に確認され、最初の申請で以前に評価されていない、新しいハザード、暴露の変化、新しい科学的不確実性の可能性についてこれらのデータを評価した。GMOパネルは、EFSA‐GMO‐RX‐009の認可更新に、ダイズA2704‐12の元のリスク評価の結論を変える新しいハザード、暴露の変化、あるいは科学的不確実性の証拠はないと結論した。

-香料グループ評価208改訂3(FGE.208Rev3)についての科学的意見:FGE.19の化学サブグループ2.2の環や側鎖、前駆体に α,β-不飽和脂環式アルデヒドの遺伝毒性データについての検討

Scientific Opinion on Flavouring Group Evaluation 208 Revision 3 (FGE.208Rev3): consideration of genotoxicity data on alicyclic aldehydes with α,β‐unsaturation in ring/side‐chain and precursors from chemical subgroup 2.2 of FGE.19

EFSA Journal 2019;17(1):5569 11 January 2019

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5569

FGE.208Rev1では、代表する1物質[FL‐no: 05.117]についての遺伝毒性試験を評価し、in vivoで遺伝毒性だと分かった。物質[FL‐no: 05.117]は4物質([FL‐no: 05.121, 09.272, 09.899,09.900])と共にユニオンリストから除外された。

FGE.208Rev2では、入手可能なデータが疑わしいと考えられるミルテナール [FL‐no: 05.106]以外の、5香料物質[FL‐no: 02.060, 02.091, 05.106, 09.278, 09.302]の遺伝毒性試験を評価し、遺伝毒性の懸念は除外できた。

FGE.208Rev3では、評価中の物質の追加の遺伝毒性試験(細菌を用いる復帰突然変異試験とin vivo骨髄赤血球小核試験と肝臓十二指腸のコメットアッセイの組み合わせ)を提出した。これらの新データを基にして、パネルはミルテナール[FL‐no: 05.106]の遺伝毒性の懸念は除外できたと結論した。

2019-01-22

[BfR] 燻蒸コンテナを介した健康被害:専門家は研究結果と監督官庁による測定値について議論する

Health risks through fumigated containers: Experts discuss research results and values measured by control authorities 

BfR Communication No 001/2019 of 10 January 2019

https://www.bfr.bund.de/cm/349/health-risks-through-fumigated-containers-experts-discuss-research-results-and-values-measured-by-control-authorities.pdf

コンテナで海を経由して輸送される製品は、しばしば害虫防護のため殺生物剤によって燻蒸される。これに加えて、製品はしばしば洗浄や製造過程から生じることがある発がん性のある1,2-ジクロロエタンのような揮発性有機溶剤を含む。

20181116日、ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)にて開催された会議では、科学、モニタリング、行政、貿易及び産業界からの36人の専門家が、健康に関するこの種の物質の影響を将来の対応の必要性とあわせて話し合った。

参加者は20181116日の専門家のワークショップにて、燻蒸されたコンテナによる健康被害に関する以下の側面を話し合った:

適切な燻蒸とラベル表示

ホスフィンのような燻蒸に認可される一般的な物質はたいてい短期間で蒸発する。もし適切に使用されるならば、現在の知識によると、消費者へのリスクはありそうにない。

しかし、ワークショップではっきりしたことは、多くの場合、コンテナは適切に燻蒸されていない及び/又は問題のコンテナは、あったとしてもマーク及び表示がはっきりせず、その結果それらを正しく取り扱うことができない。これはコンテナの荷物の積み下ろしあるいは搬出する人が暴露するリスクを隠してしまう。

揮発性有機溶剤

認可された殺生物剤以外に、揮発性有機溶剤の高頻度の検出の問題がある。これらの物質はコンテナの洗浄や製品自体から生じる。

 特に、発がん性1,2-ジクロロエタンは多く検出されてきた。いくつかのコンテナ内の空気中に、ppmレンジで1,2-ジクロロエタン濃度が測定された。これは、溶剤ガスが抜けていく積荷製品を下ろす人すべてに最初に最大の健康被害を与える。

1,2-ジクロロエタンは燻蒸された製品からゆっくりと放出される。ガスを取り除くのに最大で2か月かかり、これは消費者や小売店の職員も1,2-ジクロロエタンあるいは他の揮発性溶剤に接触する可能性があるということである。

コンテナ内の揮発性物質の分析が技術的に求められている。コンテナ内の空気をいかに深刻に汚染しているかを判断するためには、コンテナが換気される前に測定を行わなければならない。

健康リスク評価の観点からすれば、殺生物剤として認可された一連のる燻蒸剤超える健康被害を与える可能性のある物質も記録する必要がある。しかし、これは測定方法の欠如のため、今のところは、完全には可能でない。このため、ワークショップ参加者間での継続的な情報交換、特に更なる揮発性溶剤を測定するための方法の開発に関する情報交換が有益だと考えられた。燻蒸されたコンテナで輸送される製品により引き起こされる健康被害に対する防護の提供は、市場のモニタリングと消費者の健康保護に責任を持つ行政が直面する共有の課題である。

研究プロジェクト:ひまわりの種の芳香に与える燻蒸の影響

ヒトに対する直接の影響の可能性は別にして、研究プロジェクトは食品に関する影響についても焦点をあてた。BfRとユリウスキューンドイツ連邦栽培植物研究所は、殺生物剤のホスフィンと溶剤の1,2-ジクロロエタンを使用してする燻蒸するとをひまわりの種の香りが変わることを示した。

他の農業用製品とでも、品質に関する影響が存在するかどうかがBfRにおける今後の調査のテーマである。

 

[ODS]ナイアシン

Niacin

Fact Sheet for Health Professionals

Updated: January 15, 2019

https://ods.od.nih.gov/factsheets/Niacin-HealthProfessional/

医療関係者向けファクトシート更新:January 15, 2019

Recommended Intakesセクションにおいて、ナイアシンの推奨量が6か月までの乳児に対してはナイアシン当量ではないことの説明を追加

https://ods.od.nih.gov/factsheets/Niacin-HealthProfessional/#change

 

[HK]フィリピン漁業水産資源局(BFAR)がフィリピンのCentral Luzon県、 Calabarzon県、Bicol県及びVisayas 地域で貝を捕獲しないよう赤潮警告を発表したことがメディア報道された

The media reported that the Philippines’ Bureau of Fisheries and Aquatic Resources (BFAR) has issued red tide warning for shellfishes collected in several provinces in Central Luzon, Calabarzon, Bicol and the Visayas region in Philippines based on the latest laboratory results. 

18 January 2019

https://www.cfs.gov.hk/english/rc/subject/files/20190118_1.pdf

 

[香港] 法令違反。包装パイナップルジュースが栄養表示規則に違反している

Prepackaged Pineapple juice not in compliance with nutrition label rules

Friday, January 18, 2019

https://www.cfs.gov.hk/english/unsat_samples/20190118_7309.html

食品安全センターが検査したところ、南アフリカのCeresブランドのCeres 100% Juice Blend Pineapple (1L)において、エネルギーが48kJ/100mLという申告のところ、222kJ/100mLであった。

 

[FSA] Evolution Foods は表示されない亜硫酸塩のため3製品を回収措置

Evolution Foods recalls three products because of undeclared sulphites

18 January 2019

https://www.food.gov.uk/news-alerts/alert/fsa-aa-07-2019

Evolution Foods Ltdはラベル表示のない亜硫酸塩を含むため、Natural Selection Omega Seed MixNatural Selection Goji Berries、及びAldi Foodie Market Rainforest Bounty3製品を回収措置。製品写真あり。

 

[IARC]IARCモノグラフ前文2019改訂

2019 Revised Preamble to the IARC Monographs

18 January 2019

https://www.iarc.fr/news-events/2019-revised-preamble-to-the-iarc-monographs/

 

-ヒト発がんハザード同定についてのIARCモノグラフ 前文 

IARC Monographs on the Identification of Carcinogenic Hazards to Humans

PREAMBLE Amended January 2019

https://monographs.iarc.fr/wp-content/uploads/2019/01/Preamble-2019.pdf

2019年改訂で

“発がんリスク評価発がんハザード同定に変えた

ハザードとリスクの違いは基本的なものであり、このモノグラフはたとえリスクが低くてもハザードを同定する

(さらっと重要なところ変えてる。そういうものなのだから許認可制の農薬や医薬品には手を出さなきゃいいのに。もうモノグラフの役割は終わってる)

 

[CFIA]食品安全に関する新しい規制が本日発効

New regulations on food safety come into force today

January 15, 2019,

https://www.canada.ca/en/food-inspection-agency/news/2019/01/new-regulations-on-food-safety-come-into-force-today.html

カナダ人のための安全な食品規制Safe Food for Canadians Regulations (SFCR)発効

 

[CFIA]意向通知:カナダのウォッカ基準改定

Notice of intent: Amendments to Canada's vodka standard

http://www.inspection.gc.ca/about-the-cfia/accountability/consultations-and-engagement/notice-of-intent/eng/1547142819027/1547142850073

原料作物や製造時に使用するものの拡大、表示など

改定案に2019315日まで意見募集

 

[DH]子どもの肥満に関連する食品のプロモーションを制限する:意見募集

Restricting promotions of food linked to childhood obesity: public asked views

Published 12 January 2019

https://www.gov.uk/government/news/restricting-promotions-of-food-linked-to-childhood-obesity-public-asked-views

脂肪塩砂糖の多い食品や飲料の販売促進制限について12週間の意見募集

1.「一つ買ったらもう一つおまけ」のような販促を制限する

2.レジ周辺や通路の端、店舗の入り口でそれらを販促することを制限する

ことについて意見を求める

 

[FSSAI]メディアコーナー

食品の品質についての「ニセの」コンテンツを削除せよと政府がFacebook, Googleに言う

Remove 'fake' content on food quality, govt tells Facebook, Google

Jan 21

https://fssai.gov.in/dam/jcr:5baca6d0-f731-49aa-91d2-ea8338e1b719/FSSAI_News_Social_TOI_21_01_2019.pdf

政府はGoogleFacebookにインドの食品の安全性と品質について間違った情報を広める「虚偽で悪意のある」動画やその他のコンテンツを取り下げるよう指導した。「ニセの」情報は食品の安全性を担う機関への公衆の信頼を毀損している。この指導はFSSAIからの苦情を受けてIT大臣が発したもの

(インドは政府自身が代替医療推進中なのだけれどどう整合性とるんだろうか?どうせ無理だから言っただけ?)

 

[FSAI]Wicklowの学生がBT 若い科学者イベントでFSAI特別賞を受賞

Wicklow Student Wins FSAI Special Award at BT Young Scientist

Thursday, 17 January 2019

https://www.fsai.ie/news_centre/press_releases/bt_young_scientist_award_17012019.html

金曜日のBT Young Scientist & Technology ExhibitionFSAIRían Byrneに特別賞を与えた。FSAIがこのイベントで賞を出すのはこれが最初で、この賞は食品安全分野で消費者の健康を守る可能性を示す最良のプロジェクトに与えられる。Ríanのプロジェクトは「ハチミツのヒドロキシメチルフルフラール(HMF)濃度はハチミツの品質やヒト健康に影響するか?」である。

 

SMC NZ

-卵、ピーナッツを早期から食べるとアレルギー予防になるかもしれない-ニュースから

Early diet of eggs, peanuts may prevent allergies – In the News

14 January 2019

https://www.sciencemediacentre.co.nz/2019/01/14/early-diet-of-eggs-peanuts-may-prevent-allergies-in-the-news/

乳児の食事に最初の一年のうちに卵とピーナッツを含めるとアレルギー予防に役立つ、新しいオーストラリアのガイドラインによると

Medical Journal of Australiaにオーストラリア臨床免疫アレルギー学会が発表した新しいガイドラインでは乳児の食事に約6か月齢から卵やピーナッツを導入することを示唆している(ただし4か月より前にはしない)

このガイドラインが地元メディアで取り上げられた

 

-十代で大麻を一度吸うとあなたの脳が変わるかもしれない-専門家の反応

Smoking cannabis once as a teen can change your brain – Expert Reaction

Published: 15 January 2019

https://www.sciencemediacentre.co.nz/2019/01/15/smoking-cannabis-once-as-a-teen-can-change-your-brain-expert-reaction/

オーストラリアの研究者らによる小規模試験で、一回か二回だけ大麻を吸ったことがある十代は全く吸ったことのない十代と比べて脳の構造と認知が変化するという。SMCは以下のコメントを集めた

(以下6人のコメント略。関心が高いのだな)

 

SMC UK

-持続可能なフードシステムからの健康的食事についてのEAT–Lancet委員会への専門家の反応

expert reaction to the EAT–Lancet Commission report on healthy diets from sustainable food systems’

January 16, 2019

http://www.sciencemediacentre.org/expert-reaction-to-the-eat-lancet-commission-report-on-healthy-diets-from-sustainable-food-systems/

The Lancetに発表された研究が健康を増進し地球へのダメージを避けるために食事と食糧生産は変わる必要があると主張する

LSHTMグローバルヘルスのための食品と栄養教授Alan Dangour教授

この解析は我々の食生活を変えることが健康に大きな利益があり同時に環境負荷を相当減らせることを示した。この知見は新しいものではないが、これまでに行われたもののうちで最も進歩したものである。委員会は全ての人に「健康的食事」を推奨している。世界の人々は驚くほど異なる食生活をしている。「健康的食事」はほとんどの国にとって相当な食習慣の変更を要求する。大きな問題は集団がそのような食習慣の変更ができるかどうか、広く受容されるかどうかである。委員会の重要な政策助言は伝統的な政府機関を横断し、多くの国で実施には困難が伴うであろう。

この重要な解析はヒトの健康と地球の健康には重要な関連があることを強調する。

Southampton大学生態学教授Guy Poppy教授

世界のフードシステムは複雑で地球と環境に良くない。食糧生産システムとヒトの食行動を変えることは社会にとって最大の課題の一つである。この委員会は相互に関連する課題についてシステムアプローチをとり地球と健康にとってよい食事を明確に示した。これらの助言にしたがうビジネスシステムを開発しヒトの食行動を「徐々に変える」必要がある

Wellcomeの「我々の惑星我々の健康」計画部長Howard Frumkin博士

食事、健康、環境の関連はよく知られてきたが今まで持続可能なフードシステムから健康的な食事をすることは科学に基づくガイドラインが無いため妨げられてきた。この報告は全ての答えではないが根拠に基づいた出発点を提供する

 

論文

-批判者から転身した信者は他者を揺さぶることができるか?遺伝子組換え食品の場合

Can a critic-turned-believer sway others? The case of genetically modified foods

17-Jan-2019

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2019-01/appc-cac011719.php

科学において議論の多い問題の一方の強力な提唱者が今や反対側になったと公表したときに何がおこる?過去の研究ではそのような「転換メッセージ」は効果的説得技術かもしれないことが示唆されているが、実際の効果はよくわかっていない。

今回Annenberg公共政策センターがGM食品についてそのような転換メッセージが人々の態度に影響することを示した。

英国の環境活動家Mark LynasGM反対派から推進者に変わったことについて話す動画を使って、研究者らはLynasの物語が直接的な推進メッセージより大きな影響を持つことを発見した。Public Understanding of Scienceに発表。

(こういう「物語の力」で人を動かすのは「理解」というのだろうか)

 

-Natureワールドビュー

シャットダウンは研究に長い影を落とすだろう

Shutdown will cast a long shadow over research

Anne Jefferson  18 January 2019

https://www.nature.com/articles/d41586-019-00207-9

(米国の話)

 

-Natureニュース

英国の科学者はどうやって混乱に満ちた合意無しのEU離脱に備えているか

How UK scientists are preparing for a chaotic no-deal Brexit

Elizabeth Gibney 17 January 2019

https://www.nature.com/articles/d41586-019-00191-0

(英国の話)

 

-シャットダウンの傷み拡大

Pain spreads from shutdown

Science  18 Jan 2019:Vol. 363, Issue 6424, pp. 216

米国政府のシャットダウンによる科学への影響拡大

 

-コンゴでは、ウイルスと膨大なフェイクニュースと戦っている

In Congo, fighting a virus and a groundswell of fake news

Laura Spinney

Science  18 Jan 2019:Vol. 363, Issue 6424, pp. 213-214

(あちこち抜粋)

コンゴ民主共和国(DRC)でのエボラの流行は、フェイクニュースとの戦いについての自然実験となっている。議論の多い大統領選挙期間に紛争地域で発生したため、この流行には患者の治療やウイルスの拡散対策が阻害される可能性のある陰謀論と政治による歪曲の下地が揃っていた。公衆衛生担当者は間違った情報への対策にかつてないないほどの膨大な努力をしてきているが、エボラ対応の成功も失敗も物語をコントロールする人によるだろうという。

UNICEFCarlos Navarro Coloradoは「私はいつもチームのみんなに我々は二つのアウトブレイクと戦っている、エボラと恐怖である、と言っている」という。「情報が全てである」

西アフリカでは恐怖から人々が病院を避け病気の人は治療されないままである。政府や国際援助者への不信は高く噂が蔓延している。DRCの現在はまさにそうである。20189月には反対派政治家が政府の実験室がエボラをつくってBeniの人々を殲滅しようとしていると地元ラジオで主張した。さらにメルクのワクチンは不妊にするという噂もある。国の選挙委員会は1226日にエボラ流行地域を選挙から除外すると決め、次の日エボラ評価センターが抗議で攻撃された。反対派は委員会の決定を非難しているもののエボラへの対応は守られるべきだとした。このことを医療担当者は小さいが意味のある勝利だと見ている。WHOMichael Ryanは「我々はコミュニティーのマインドを政治とエボラを分離するようにし、それが役立った」という。それは対応にあたった各機関の社会科学者のおかげである。地域に関与する人たちと一緒に、労働力の1/3を占めた。彼らの役割の一部はウイルスの拡散する社会ネットワークを描き出すことだったが、同時にコミュニティーの「認識」についての情報も集めた。また若い人たちをリクルートしてDRCの情報チャンネルであるWhatsAppで出回っている間違った情報を報告するよう依頼した。噂が流れると、専門家は正確な情報を流して対抗した。間違った情報を繰り返さないように注意した、研究によると最良の方法は虚偽のニュースを人々が「忘れ」て事実を強化することだからである。エボラサバイバーの支援も役立った。これまでのところ対応側は情報戦争には勝っていると信じている

 

その他

-リコペンサプリメントレビュー

コンシューマーラボ

Lycopene Supplements Review

Initial Posting: 1/13/19  Last Update: 1/15/19 

https://www.consumerlab.com/reviews/lycopene_supplements_review/lycopene/

全てのリコペンサプリメントが表示されるものを含むわけではないことを明らかにした

ある製品は表示されている量の59%で、同じ量のリコペンを得る費用は7セントから58セントまで多様だった

 

-農家の娘:グリホサートは怖くない。でもそれを悪者にしようという運動は恐ろしい

Farmer’s Daughter: Glyphosate isn’t scary. The movement to demonize it is, though

By Amanda Zaluckyj, The Farmer’s Daughter USA∙

Published: January 18, 2019

https://www.agdaily.com/insights/farmers-daughter-glyphosate-isnt-scary-the-movement-to-demonize-it-is-though/

反グリホサート運動をしている人たち、EWGやオーガニック消費者団体など、はお金持ちで組織化されていて力をもっている。その能力はほんの数年でグリホサート禁止を勝ち取ったことで再認識させられる。我々は草の根から消費者に直接話しかける努力をしている。そしてこれらの組織的運動についても多くの人が知るようになった。次はもう少し上手にやれることを期待する。

 

-がんとインターネットが出会うとき

When Cancer Meets the Internet

By Jane E. Brody Jan. 21, 2019

https://www.nytimes.com/2019/01/21/well/live/when-cancer-meets-the-internet.html

Google先生は必ずしも何が最良かは知らない

(ネット上の情報について。信頼できるサイトを紹介しつつも最良なのはあなたのはことをよく知っているかかりつけ医であることを強調)

 

-糞便移植の研究者が「スーパーうんち」ドナーを同定

Faecal transplant researchers identify 'super-pooper' donors

Mon 21 Jan 2019

https://www.theguardian.com/science/2019/jan/21/faecal-transplant-researchers-identify-super-pooper-donors

一部のドナー由来の便移植が他のよりはるかに有効であることを発見

 

-2019年流行のホットな新しい健康食品

These are the hot new health food trends for 2019

22 Jan  2019     Laura Barry

https://www.bhg.com.au/2019-health-food-trends

2019年の流行はこれ!

1.カリフラワー コメやジャガイモやパスタなど白いものの代用

2.海藻の酢の物(オメガ3

3.太平洋沿岸食品(ドラゴンフルーツ、グアバ、エビ等)

4.日本の調味料 (みそ、ゆず、山椒、ポン酢)

5.ビーガンとニセ肉

6.ケトダイエット

7.麻の実

8.スーパーフードPeruvian Cape gooseberry、ブロッコリースプラウト

Flannerys Organic & Wholefoods Storeの専門家の意見だそう。「オーガニック」や「健康」が単なるファッションであることがよくわかる)

 

-反ワクチンの見解が世界の健康へのトップ脅威のひとつ:WHO

Anti-vaccination views among top threats to global health: WHO

January 20, 2019

https://www.ctvnews.ca/health/anti-vaccination-views-among-top-threats-to-global-health-who-1.4261310

WHOによると世界のヒト健康への10の最大の脅威の中に気候変動の拡大と恐ろしい病気の予防接種を拒否することが含まれている。

エボラや世界的インフルエンザの大流行などは何年も警告してきているものだが、新しいもので最も目をひくのは「ワクチン躊躇」である。他の脅威が生物や環境の課題なのに対してこれは違う、とヨーク大学のグローバルヘルス教授Steven Hoffmanは言う。「これは脅威となるのは社会的行動である」

(テレビのニュースサイトであってもWHOのサイトにちゃんとリンクしている)

2019年のグローバルヘルスへの10の脅威

Ten threats to global health in 2019

https://www.who.int/emergencies/ten-threats-to-global-health-in-2019

・大気汚染と気候変動

・非伝染性疾患(タバコ・運動不足・飲酒・食事・大気汚染)

・インフルエンザパンデミック

・フラジャイルで脆弱な状況(干ばつ・飢饉・難民・紛争等)

・抗菌剤耐性

・エボラ及び脅威の高い病原体

・貧弱なプライマリーヘルスケア

・ワクチン躊躇

・デング

HIV

 

-科学者は次のパンデミックを止めるため遺伝子編集鶏を作る

Scientists make gene-edited chickens in bid to halt next pandemic

January 22, 2019

https://www.reuters.com/article/us-health-pandemic-chickens/scientists-make-gene-edited-chickens-in-bid-to-halt-next-pandemic-idUSKCN1PG007

英国の科学者がトリインフルエンザの侵入に必要なタンパク質の一部を除去することで感染しないようにする研究をしていて最初の鶏が今年後半に孵化するだろう

 

-Mcgill大学科学と社会オフィス

Office for Science and Society

https://mcgill.ca/oss/

ナンセンス(無意味)とセンス(知性)を分離する

話題になったニュースの解説をしている(動画多い)

デンタルフロスは毒か?

リコリスキャンディを食べる習慣

Squishies(スクイーズ、おもちゃ)問題

Dr. Joe Schwarczの動画シリーズは本棚のアヒルのおもちゃが気になる)