2019-05-20

[HK] マカオ民政総署大楼(IACM)の食品安全センター(CSA)及びカリフォルニア州公衆衛生局(CDPH)より米国のカリフォルニア産Purely Elizabethのグラノーラバーに異物混入汚染(プラスチック、石またはガラス)のため回収措置

The Food Safety Centre (CSA) of the Civic and Municipal Affairs Bureau of Macau (IACM) and the California Department of Public Health (CDPH) - Recall of Granola and Bars in California, USA by Purely Elizabeth due to foreign matter contamination (may include plastic, rocks or glass).

18 May 2019 1

https://www.cfs.gov.hk/english/rc/subject/files/20190518_1.pdf

 

[HK] 法令違反

-包装餃子が栄養表示規則に違反している

Prepackaged dumpling not in compliance with nutrition label rules

Thursday, May 16, 2019

https://www.cfs.gov.hk/english/unsat_samples/20190516_7454.html

食品安全センターが検査したところ、タイ産の餃子において、糖質が0.8g/100gという申告のところ、1.5g/100g検出であった。

 

-食品安全センターは包装冷凍オオサンショウウオのサンプルに微量のマラカイトグリーンを検出する

Trace amount of malachite green in a Prepackaged Frozen Giant Salamander sample

Friday, May 17, 2019

https://www.cfs.gov.hk/english/unsat_samples/20190517_7456.html

食品安全センター及び食物環境衛生署は、オオサンショウウオのサンプルに22ppbのマラカイトグリーンを検出したと発表した。

(中国オオサンショウウオの冷凍肉!養殖してるらしいけど)

 

[ヘルスカナダ]助言: 未承認の健康製品は深刻な健康被害を引き起こす可能性がある2019517 – Part1、 2

Unauthorized products may pose serious health risks (May 17, 2019 - Part 1)

http://healthycanadians.gc.ca/recall-alert-rappel-avis/hc-sc/2019/69975a-eng.php

Unauthorized products may pose serious health risks (May 17, 2019 - Part 2)

http://healthycanadians.gc.ca/recall-alert-rappel-avis/hc-sc/2019/69977a-eng.php

May 17, 2019

ヘルスカナダは精力剤、減量製品、活力剤または「ポッパーズ」とされるものとして販売される未承認の健康製品に危険な成分を検出する。表示されない成分(カーダリン、ジメチルアミラミン(DMAA)、クロラムフェニコール、ポッパーズ(亜硝酸エステルを含む)、ラウオルフィア、選択的アンドロゲン受容体モジュレーター(SARMs)、シルデナフィル、タダラフィル、ヨヒンビン)が検出された。製品写真あり。

 

[TGA]広告:苦情と結果

Advertising: Complaints and outcomes

17 May 2019

https://www.tga.gov.au/advertising-complaints-and-outcomes

TGAは簡単にオンラインで苦情を申し立てられる新たなウェブフォームを導入した。

 

[TGA]TGAPeptide Clinics Australiaの広告違反に対する措置を続ける

TGA continues action against Peptide Clinics Australia for alleged advertising breaches

17 May 2019

https://www.tga.gov.au/media-release/tga-continues-action-against-peptide-clinics-australia-alleged-advertising-breaches

TGAは医薬品法1989及び医薬品広告法2015の違反のPeptide Clinics Australia (Peptide Clinics Pty Ltd)に対し、去年11月に手続きを開始した。

(ボディービル及びフィットネス業界でよく使われている肌を日焼け色にする注射用製品メラノタンIIをネットで宣伝・販売した)

 

[FSA] Birmingham Halal Abattoir (UK 4496)は安全でない可能性があるため、食肉及びペットフード製品を回収措置

Birmingham Halal Abattoir (UK 4496) recalls meat and pet food products because they may be unsafe

8 May 2019

https://www.food.gov.uk/news-alerts/alert/fsa-prin-21-2019

Birmingham Halal Abattoir (UK 4496)はヒトやペットフードには適さない肉を含む可能性があるため、羊肉とラム肉及びペットフードを回収措置。

 

[FSAI] オクラトキシンAのため、Holland and Barrett Lucky liquorice rootsの回収措置

Recall of a Batch of Holland and Barrett Lucky Liquorice Roots Due to Ochratoxin A

Friday, 17 May 2019

https://www.fsai.ie/news_centre/food_alerts/lucky_liquorice.html

リコリスの根の菓子に高濃度のオクラトキシンAが検出された。製品写真あり。

 

[NYC]電子タバコ

E-cigarettes

https://www1.nyc.gov/site/doh/health/publications/health-bulletin/health-bulletin-120.page

若者の電子タバコ使用急増が心配すべき事態である

ニコチン量は少なくはなく、長期健康リスクは不明である

各種言語でのファクトシートなど

 

[ProMED]ボツリヌス症 アルゼンチン:市販ハマス、手作り保存食

Botulism - Argentina: commercial hummus, homemade preserves

2019-05-18

http://www.promedmail.org/post/6475199

Date: Sat 18 May 2019 Source: Food Safety News [edited

ハマスに関連するボツリヌス症2例がアルゼンチン保健当局によって確認された。ハマスはブエノスアイレスのPalermoTsuki Macro Veganブランドのもの。当局が製造施設を監視し加工販売禁止を命令し全てのハマスの回収を命じた

(「健康食品店」で売っているようなものを作っている会社のよう。こんなのもあった。ビン入り甘酒 ナチュラルでマクロビでビーガンだって。そんなことよりまともな衛生管理対策すればいいのに。

Amazake Natural  Macrobiótica 

https://tsukimacrovegan.mercadoshops.com.ar/amazake-natural-360cc-macrobiotica-166996622xJM

 

[FAO]世界ミツバチデー

World Bee Day | 20 May

http://www.fao.org/pollination/world-bee-day/en/

ミツバチだけではなく、蝶、鳥、コウモリなどの授粉媒介者の保護を目指す

(コウモリを可愛らしく見せようとして感染症の媒介者としての側面を無視したらダメでしょうに。毒蛾は?)

 

[CDC]健康的な夏の仕事と遊びのためのCDC8つのTIPS

Friday, May 16, 2019

https://www.cdc.gov/media/releases/2019/p0517-eight-tips-healthy-summer.html

海外旅行安全性

泳ぐときの安全

若い労働者の安全と健康

暑さや日光からの保護

子どもの健康と安全

予防接種は最新に

食品安全

昆虫から身を守る

 

[USDA]USDAは動物ゲノミクスの新しい展望を発表

The USDA Announces New Vision for Animal Genomics

By Sandra Avant May 16, 2019

https://www.ars.usda.gov/news-events/news/research-news/2019/the-usda-announces-new-vision-for-animal-genomics/

Frontiers and Geneticsに発表した青写真が、2018-2027の動物ゲノミクスの研究や資金提供のガイドとなる。

タイトルは"ゲノム(遺伝子の集合体)からフェノム(現象の集合体)へ:動物の健康と生産と福祉を向上させるGenome to Phenome: Improving Animal Health, Production and Well-Being."

 

SMC UK

-砂糖入り飲料、フルーツジュース、米国成人の早期死亡リスクを調べた研究への専門家の反応

expert reaction to study looking at sugary drinks, fruit juice and risk of premature death in US adults

May 17, 2019

http://www.sciencemediacentre.org/expert-reaction-to-study-looking-at-sugary-drinks-fruit-juice-and-risk-of-premature-death-in-us-adults/

JAMA Network Openに発表された研究が、フルーツジュースを含む砂糖入り飲料の摂取量の多さが死亡率の高さと関連することを示唆する

PHE主任栄養士Alison Tedstone博士

この研究は砂糖入り飲料摂取が虫歯とカロリー増加と体重増加と不健康に寄与することを再確認する。現行の助言は、砂糖入り飲料は水、低脂肪乳および砂糖の少ないあるいはダイエット飲料に交換すること、である。野菜や果物ジュースは15単位のうちに入るが1150 mLまで。

Open大学応用統計学名誉教授Kevin McConway教授

これは統計学的には妥当な良い研究でその知見には納得できる。しかし結果は少々複雑でいくつかの重要な限界がある。まず観察研究であること。それから米国の脳卒中の極めて多い地域の人たちが多い調査であること。もともとの参加者の1/3は食品と飲料についてのデータを出さなかったので研究に含まれていない。そしてCHDによる死亡は全体でたった168で、死亡率の差の推定はそれほど正確ではない。

(詳しく説明があるが略)

Reading大学栄養と健康准教授Gunter Kuhnle博士

これは重要な研究である、特にフルーツジュースがしばしば「健康的」とみなされるので。

英国では150mLのフルーツジュースは15単位の野菜や果物に含めることができるが、これはこの研究で死亡率が少し上がることが示された量の半分以下である。従ってこの研究から一日コップ一杯のジュースに問題があるとは示唆されない。

 

-環境毒素と将来世代の生殖能力についての学会要旨への専門家の反応

expert reaction to conference abstract on environmental toxins and fertility of future generations

May 19, 2019

http://www.sciencemediacentre.org/expert-reaction-to-conference-abstract-unpublished-work-on-environmental-toxins-and-fertility-of-future-generations/

欧州内分泌学会年次会合の学会要旨に提示された研究が、環境汚染物質への暴露が脳の発達に影響して数世代に渡って性的発達と生殖能力に影響すると示唆する

Edinburgh大学生殖健康MRCセンター小児内分泌相談医でグループリーダーRod Mitchell博士

要旨に提示されている限られた情報からでは科学や実験方法の妥当性について結論できない。結論を出す前にしっかりしたピアレビューが必要である。またこれまでの研究から齧歯類での妊娠中の化学物質暴露で示された影響はヒトに直接あてはまらないことにも注意が必要であろう。仮にこの研究がしっかりしたものだとしても、そのような混合物暴露がヒトであてはまるかどうかについてはさらに研究が必要だろう。

Edinburgh大学生殖健康MRCセンター名誉教授Richard Sharpe教授

基本的にこの研究で示された類の知見、妊娠中に何らかの暴露をするとその後の世代に何らかの影響がみられる、はこれまでの知見にあっている。メカニズムとしてはエピジェネティック/行動を介すると想定されているが、そのようなメカニズムの直接的証拠はまだ提示されていない。従って報告された知見そのものはありそうなことである。

私が懸念するのは全体的な解釈で、特に誘発された変化は内分泌撹乱物質混合物によるというが混合物の一つは医薬品(パラセタモール)である。そして妊娠中にパラセタモールを治療量使用するとラット、マウス、ヒトで子孫の生殖に影響することが既に示されている。このことから、この研究で観察された影響の全て/ほとんどがパラセタモールによるもので他の化合物は関係ない可能性がある。強力な作用のある医薬品を汚染物質に比べて非常に高濃度混ぜるのは、極微量の環境汚染物質の影響を調べるのにあまり向かないだろう。対照群なしに混合物の影響だと言うことはできない。

さらにEDCの暴露量についても懸念がある。この手の研究の著者らは暴露量はヒトが暴露されている量と同程度だと言うがそのような研究を良く読むと実際に使った量は3桁も多かったりして日常生活で暴露されている量を反映していることは滅多にない;実際の数値がないので本当にヒトにあてはまる暴露量なのかどうか確信できない。

最後に、多世代試験は科学的に厳密に行うのは極めて難しい。詳細がないのでこの研究の質についてはわからない。

Imperial College London生殖内分泌臨床上級講師Channa Jayasena博士

世界的に生殖率は低下していてEDCや人工の化学物質が原因だと疑う人たちがいる。いくつかの研究で性的発達がEDCに影響される可能性を報告している。この研究ではラットを妊娠中にEDCに暴露しその子どもや孫に影響があることを示した。ヒトでEDCを研究する場合の大きな問題は、全てのヒトが暴露されているので臨床試験ができないことである。この予備的研究は結論を出す前に全結果が発表される必要があるがEDCのヒト健康への悪影響の可能性を強調する。

Open大学応用統計学名誉教授Kevin McConway教授

この研究の重要性や質について決める前にたくさんの質問がある。統計学者としてはどれだけの数の動物が使われて結果をどう統計的に処理したのか知りたい。プレスリリースと学会要旨には何の答えもないので全く判断できない。

LSHTM薬理疫学教授Stephen Evans教授

方法や結果の記述には数字が全くなく評価できない。こんなふうに製品を混合して使うことはメカニズムの理解を不可能にする。

 

(プレスリリースは以下 学会公式

Environmental toxins can impair sexual development and fertility of future generations

19-May-2019

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2019-05/esoe-etc051519.php

a mixture of common EDCs」とあるだけで何を使ったかは全く記載されていない、これでパラセタモール使ってるのならひどい(要旨を見られるのは会員のみ)。いつものことだが欧州内分泌学会のEDC関連プレスは誇大で信用できない。)

 

その他

-何故「運動しよう」が運動にならなかったのか

Why Let’s Move Didn’t Move

By Shari Portnoy — May 17, 2019

https://www.acsh.org/news/2019/05/17/why-let%E2%80%99s-move-didn%E2%80%99t-move-14035

ミシェル・オバマの回想録Becoming6か月で1000万部売れた。ランダムハウスの社長は「過去最高の売り上げになった自伝」という。彼女のLet’s Move Childcareの成功率なら、子どもの肥満は根絶されているはずだが。大統領夫人は子どもの肥満と戦いより健康的な国にする計画だった。目標は「子どもの世話をしている人たちに、子供たちが健康的な人生のスタートをきれるように力を与える」ことでとても良い考えのようだったが実際にやったことはウェブサイトと紙だけだった。

うまくいかなかった理由はいくつかある。一つはリーダーシップで、ホワイトハウスの栄養政策部長は正規の栄養教育を受けていなかった。彼はアシスタントシェフから抜擢された。アメリカには教育を受けた登録栄養士が7万人もいるのに。

もう一つの理由は運営と監視がなかったこと。健康的な食品と運動を推進するためのチェックリストが保育園に配られたが園長は面倒な事務仕事が増えただけでフォローアップはなかった。それでもLet’s Moveホワはイトハウスのウェブサイトには政権の成果として掲載されている

(大統領夫人があまり大きな権限を持っていても困るような・・いずれにせよそんなに簡単に「みんなが健康的ライフスタイルに変わる」ことはないだろう)

 

-Lancet

エディトリアル

認知症リスクを減らす

Reducing the risk of dementia

The Lancet  Vol.393 | Number 10185 | May 18, 2019 p2009

WHOの認知症行動計画について。

リスク削減対策として強く勧めている運動と禁煙、根拠は弱いが推奨可能な高血圧と糖尿病の管理、食事と体重。現時点で根拠は質が低いが認知機能訓練や刺激を勧めることを選んだが小さい頃の教育を外したのは残念。

 

Lancetワールドレポート

デンバーがシロシビンキノコを脱犯罪化

Denver votes to decriminalise psilocybin mushrooms

Paul Webster

The Lancet  Vol.393 | Number 10185 | May 18, 2019 p2023

地元の投票で、いわゆるマジックマッシュルームの使用が犯罪ではなくなる可能性がある。合法化には州や連邦の対策が必要である。マジックマッシュルームを使いやすくしようとする動きはカリフォルニアやオレゴンでもある。大麻同様にシロシビンキノコを娯楽用に使おうとする動きには研究者らの関心もある。シロシビンの臨床試験は多数行われている。シロシビンのほうが大麻より心理学的リスクは高い

 

-米国がん研究所がナノテク研究センターをキャンセル

Scienceニュース

U.S. cancer institute cancels nanotech research centers

By Robert F. ServiceMay. 17, 2019

https://www.sciencemag.org/news/2019/05/us-cancer-institute-cancels-nanotech-research-centers

NCIがこれまで長い間運営してきたがんナノテクノロジーエクセレンスセンターCenters of Cancer Nanotechnology Excellence (CCNEs)への資金提供を中止する。この変更はナノテクノロジーが新興分野からより成熟した分野への「自然な移行」である、とNCIPiotr Grodzinskiは言う。「7ナノテクノロジーへの関心が減ったという意味ではない」。

それでもがんナノテクノロジーの専門家はこの決定を打撃だとみる。

NCI2005年に5年計画で8部門のCCNEsを作り第二期では92015年からの第三期では6つのプロジェクトに資金が提供された。15年で合計33000万ドルと、追加の7000万ドルが提供された

 

-ペットとオーナーが牛結核になって高級キャットフードリコール

Luxury cat food recalled after pets and owners develop bovine tuberculosis

https://www.independent.co.uk/news/uk/home-news/cat-food-recall-tuberculosis-wild-venison-natural-instinct-university-of-edinburgh-a8920606.html

猫だけではなくオーナーも2人病気になっているようだ

 

猫の結核は生のペットフードに関連するかもしれない、研究が示唆

Cat TB cases may be linked to raw pet food diet, study suggests

May 14, 2019

https://www.ed.ac.uk/vet/news-events/news-and-archive/2019-news/cat-tb-cases-may-be-linked-to-raw-pet-food-diet-st

これまで英国の猫13頭ほどが罹っている。専門家はヒトへのリスクは非常に低いと強調

検査の結果通常牛結核を引き起こすMycobacterium bovisに感染していた。さらに同じ家に住むが症状のない7頭の猫にも感染が確認された

共通するのはNatural Instinctという市販のペットフードブランドのWild Venison(野生の鹿)

Conor O’Halloran et al. Tuberculosis due to Mycobacterium bovis in pet cats associated with feeding a commercial raw food diet. Journal of Feline Medicine and Surgery, 2019

 

(この会社にはFSA2018年に警告出してる。この時は規定を守っていないという理由

Natural Instinct recalls Wild Venison (Natural Cat Food) as some of the ingredients were not inspected in line with EU requirements

11 December 2018

https://www.food.gov.uk/news-alerts/alert/fsa-prin-65-2018

ナチュラルで100%生で(冷凍らしい)病気になる、のが望みなわけ?)

 

2019-05-17

[EFSA]意見等

-GM植物野外試験の比較試験の統計的評価、及びGM植物食品/飼料の安全性の毒性学的試験評価のための準備支援についての年次報告書– Lot 1:包括的統計分析(2018)

Annual Report on preparatory support for the statistical evaluation of the comparative assessment of GM plant field trials and for the evaluation of toxicological studies for GM plant food/feed safety – Lot 1: Comparative statistical analysis (2018)

15 May 2019

https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-1621

EFSAGMOパネルは、遺伝子組換え(GM)植物市販認可申請の準備と提出のための申請を指導し支援するために、GM植物や由来する食品と飼料のリスク評価を行う際に検討すべき問題や原則、概念、必要なデータが記載されたGM植物や由来する食品と飼料のリスク評価のためのガイダンスを作成している。この包括契約の目的は、EFSAGMOパネルに統計学的支援をすることである。この報告書では2018年に行われたタスクと結果を説明している。2018年中の申請の統計分析評価は、ガイダンス文書で述べている要求を概ね満たしていた。しかしながら、評価された申請のほとんどで少数の不履行が報告され、対策された。

 

-GM植物野外試験の比較試験の統計的評価、及びGM植物食品/飼料の安全性の毒性学的試験評価のための準備支援についての年次報告書– Lot 1:包括的統計分析(2017)

Annual Report on preparatory support for the statistical evaluation of the comparative assessment of GM plant field trials and for the evaluation of toxicological studies for GM plant food/feed safety – Lot 1: Comparative statistical analysis (2017)

15 May 2019

https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-1620

 

-遺伝子組換えBacillus subtilis (NBA)由来食品酵素α-アミラーゼの安全性評価

Safety evaluation of the food enzyme alphaamylase from a genetically modified Bacillus subtilis (strain NBA)

EFSA Journal 2019;17(5):5681  14 May 2019

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5681

この食品酵素α-アミラーゼ(4αdグルカングルカノヒドロラーゼ glucanohydrolase; EC 3.2.1.1)DSM Food Specialities B.V社が遺伝子組換えBacillus subtilis NBA株で生産している。このα-アミラーゼは焼成工程での使用を意図している。この遺伝子組換えは安全上の懸念を生じず、この食品酵素に生産生物の生きた細胞や組換え DNA は含まれない。この親株は安全性適格推定(QPS)と見なされるために必要な資格に合い、そのため安全だと推定される。この生産株に細胞毒性はなく、導入された遺伝子組換えは安全上の懸念を生じないため、この親株の安全性の推定がこの生産株に拡大されている。さらに製造状況を考慮して、この食品酵素の安全性に関する結論はこの生産株に関するQPSアプローチに従って出された。しかしながら、パネルはアレルゲン性の評価以外に毒性試験は必要ないと考えている。これは、この生産株のQPSステータスに基づき、この生産や加工終了段階にハザードがないことに基づいている。焼成工程に推奨される最大使用量と欧州食品安全機関(EFSA)の包括的欧州食品摂取データベースの個別データに基づき、食事暴露は欧州人で最大0.093 mg TOS/kg体重/日だと推定された。パネルは、意図した使用状況でこの食品酵素への食事暴露におけるアレルギー誘発性リスクや誘発反応は除外できないが、そのような反応が生じる可能性は低いと考えた。提出されたデータに基づき、パネルはこの食品酵素は意図した使用状況で安全上の懸念を生じないと結論した。

 

[EFSA]EFSAは加盟候補国での初のフォーカルポイント会議を通して協力を推進する

EFSA pushes cooperation forward through first Focal Point meeting in pre-accession country

15 May 2019

https://www.efsa.europa.eu/en/press/news/190515

EFSAの第39回フォーカルポイントネットワーク会議は、ボスニアヘルツェゴビナのサラエボで2019522-23日に開催される予定である。加盟国が加盟候補国で会合するのはこれが初めてである。

参加者は会議前日のワークショップで、欧州科学技術協力機構(COST)のプログラムへの参加方法を学び、共同発議や提携について議論する。

「私達はEFSAを協力仲介者だと理解している。これに続くワークショップや同様の取り組みは、知識を伝達できるよう意図している。加盟国と加盟候補国との新たな協力体制の創造につながるよう期待している」とEFSAの長官Bernhard Url氏は述べた。

フォーカルポイントネットワークとは?

フォーカルポイントネットワークはEU28加盟国、アイスランド、ノルウェー、スイスのオブザーバー、プレ加盟国のメンバーから成る。情報交換、ネットワーク、信頼関係を促進し、EUのリスク評価能力を構築し、EFSAと加盟国が実施する科学的作業の普及活動を拡大するのに重要な役割を果たす。

この会議の議題項目には、加盟国と加盟候補国との間の協力、フォーカルポイントの役割の説明、EFSAの助成金と調達に関する教育が含まれる。

EU拡大

加盟候補国には現在、アルバニア、ボスニアヘルツェゴビナ、コソボ、モンテネグロ、北マケドニア、セルビア、トルコが含まれている。

 

[CDC]公共あるいは住居でのプール用化学物質による傷害-米国2008–2017、およびニューヨーク 2018

Pool Chemical Injuries in Public and Residential Settings — United States, 2008–2017, and New York, 2018

Weekly / May 17, 2019 / 68(19);433–438

https://www.cdc.gov/mmwr/volumes/68/wr/mm6819a2.htm?s_cid=mm6819a2_w

プール用化学物質は泳ぐ人を病気から守るが間違った取り扱いで傷害の原因となる。2008–2017年の間、年間4535件の救急外来訪問につながったと推定される。最も多いのは化合物のフューム、蒸気、ガスを吸い込んだ、子どもの手の届くところにおいた、泳ぐ直前に水に入れた、である。使用方法を良く読んで使うこと。異なる製品を混ぜないこと。そして決して水の中でおしっこやうんちをしないこと。

 

論文

-自主規制は子供たちを不健康な食品の広告から守らない、Wollongong大学が言う

Self regulation isn’t protecting children from unhealthy food advertising, UOW says

by Freya Lucas May 16

https://thesector.com.au/2019/05/16/self-regulation-isnt-protecting-children-from-unhealthy-food-advertising-uow-says/

Obesity Reviewsに発表された22ヶ国の研究(日本は入っていないようだ)

 

-コロラド大学がオリーブオイルの分類を単純化

The University of Cordoba has simplified the method to categorize olive oil

16-May-2019

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2019-05/uoc-tuo051619.php

FOOD CHEMISTRY

(オリーブ油は偽装が多いことで有名)

 

-子どもを完全菜食で育てている親は訴追すべきである、ベルギーの医師が言う

Parents who raise children as vegans should be prosecuted, say Belgian doctors

16 May 2019

https://www.telegraph.co.uk/news/2019/05/16/parents-raise-children-vegans-should-prosecuted-say-belgian/

Royal Academy of Medicine of Belgiumに発表された意見。

 

超加工食品論文関連

SMC UK

加工食品、カロリー摂取、体重増加を調べた研究への専門家の反応

expert reaction to study looking at processed food, calorie consumption and weight gain

May 16, 2019

http://www.sciencemediacentre.org/expert-reaction-to-study-looking-at-processed-food-calorie-consumption-and-weight-gain/

Cell Metabolismに発表された研究がマクロ栄養素とカロリー含量をあわせた食事で人々は超加工食だとより多く食べて体重が増えることを発見した

Quadramバイオサイエンス研究所名誉フェローで栄養研究者Ian Johnson博士

これは魅力的で骨の折れる研究であるが、未加工と超加工として提供された食品の違いが多いので解釈が極めて難しい。例えばエネルギーと栄養素と食物繊維をあわせていても、未加工食では遥かに多くの野菜と果物と全粒穀物を提供していて、提供された食物繊維の物理的性質がかなり違う。この研究では多くの興味深い疑問が提示されたが、あまりにも変数が多いので説得力が無く、「超加工」という幅広い概念を使うより単純にエネルギー摂取量の違いで説明するほうが役にたつだろう。

Reading大学食品バイオテクノロジー教授Bob Rastall教授

この研究は自由摂取なので、この研究が実際に示したのは人々が「未加工」とされるものより加工食品のほうを好むということが全てである。このことに誰が驚くだろうか?彼らは「超加工」食品をより多く食べて、その結果エネルギー摂取量が増えて体重が増えた。もし食品の加工の影響を知りたいのなら各群の食品の栄養をあわせて食べる量もコントロールして加工だけ違うようにする必要がある。この研究は用語のもう一つの問題点も明らかにした。「未加工食品」などというものはない。全ての食品が農場から食卓に運ばれることを確実にするためになんらかの処理をされている。

Reading大学栄養と健康准教授Gunter Kuhnle博士

これは良くデザインされた良く実施された興味深い研究であるが、結果は驚くべきものではない。参加者は超加工食品のほうが食べやすかったのだろう、より早くそしてより多く食べた。この研究で極めて興味深い結果はエネルギーあたりの費用である:超加工食品のほうが66%未加工より安価だった、そしてこのことが公衆衛生の視点からは意味がある。

しかしもっと難しいのは結果の解釈である。「加工食品」という単語は「不健康な」食品全てを記述するための何でも入れられるフレーズになった-ほとんどの食品が加工されていて、加工は食べやすさと安全性と保存のために重要である。著者らが使ったNOVA分類によると冷蔵、冷凍、包装も「加工」であり、バターやチーズやパンも加工食品である。「超加工」分類は恣意的なもので、実際の加工プロセスによる分類ではなく加工の意図による(「超加工の目的は便利で魅力的で付加価値の高い食品を作ること」とある)。例えば加工済冷凍食品は、実際の加工工程は「加工」食品に含まれる食品より少なくても「超加工」に分類される。従って著者自身が指摘しているように、NOVA分類は広範囲にわたって批判されている。

 

Scienceニュース

「超加工」食品はあなたに多く食べさせるかも、臨床試験が示唆

‘Ultraprocessed’ foods may make you eat more, clinical trial suggests

By Kelly ServickMay. 16, 2019

https://www.sciencemag.org/news/2019/05/ultraprocessed-foods-may-make-you-eat-more-clinical-trial-suggests

ボランティアに加工しない食事と加工の多い食事をたべてもらったところ、栄養やカロリーが同程度でも加工した食事を食べたほうが多く食べて体重も増えた。

この研究に参加していないルイジアナ州立大学の肥満研究者Steven Heymsfieldはこの研究を加工食品の健康についての画期的研究だと言うが食事間のコントロールがとれているのか疑問だという研究者もいる。

「加工食品」の定義には議論がある。販売されているほぼ全ての食品はなんらかの加工がされている。一部の加工は栄養に影響する。一部の研究では加工食品の多い食生活と肥満やがんや早期死亡リスクが関連することを発見しているが因果関係を示したものはない。それでも一部の保健当局は加工が肥満の流行の原因だとしてブラジルは公式ガイドラインで加工食品を制限するよう薦めている。

国立糖尿病消化器病腎臓病研究所の生理学者Kevin Hall20人の健康なボランティアに自由を拘束するためそれぞれ6000ドルを払って28日間研究所内で外出無しに過ごさせた。自分の体重変化に気がつかないようにゆるい服を着せて「超加工食」あるいは「最小限加工食」を2週間食べ、それから食事を交換して2週間食べてもらった。分類にはNOVA分類を使った。加工食品側には包装済み朝食シリアル、甘いヨーグルト、缶詰ラビオリ、ホットドッグなどが含まれ、最小限加工側にはオートミール、茹で野菜、サラダ、グリルチキンなどが含まれる。参加者にはひとつ大きな自由があった-食べる量は好きにできた。お腹いっぱい食べたら、研究チームが残した量を量って摂取量を計算した。それぞれの食事の二週目までに、平均すると超加工食の場合1日あたり500カロリー多く摂っていた。この余分なカロリーが2週間で約1kgの体重増加につながった。Cell Metabolismに発表。

(食べる量が多くなって体重が増えたことがどうして「加工食品が栄養以外に影響があることの証明」になるのかわからない。加工食品の栄養成分表からのカロリー計算の値はそこまで正確ではないし。写真見ると料理はしないほうがいいことになりそう-実際ブラジルでは切っただけ、茹でただけ、味はできるだけつけない、ことを勧めているけど)

 

NIHの研究が高度に加工された食品は食べ過ぎと体重増加を引き起こすことを発見

NIH study finds heavily processed foods cause overeating and weight gain

16-May-2019

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2019-05/niod-nsf051419.php

この種のRCTでは最初の小規模試験

(これによると「提供」したのが同じカロリーの食事ということらしい

例えば朝食は超加工群は クリームチーズとターキーベーコンのベーグル、一方未加工群はバナナとオートミールとクルミとスキムミルク。どっちが食べたいかって言われたら歴然。でも参加者の回答はどっちも魅力では同じ、らしいのだが。未加工のほうがお金も手間もかかるという。スキムミルクって全乳より加工されていると思うんだがそれは未加工でいいらしい。)

 

今週のSciencenature

-市民探偵が一世紀前のミシガンの工場の汚染を暴露、全国に影響

Scienceニュース

Citizen sleuths exposed pollution from a century-old Michigan factory, with nationwide implications

By Sara TalposMay. 16, 2019 ,

https://www.sciencemag.org/news/2019/05/citizen-sleuths-exposed-pollution-century-old-michigan-factory-nationwide-implications

もう一世紀以上に渡って、Rogue River川岸には皮なめし工場が並びこの国の人気のある靴に使われる皮を作っていた。工場からは酷い臭いがでたが、約6000人を養っていた。「それはお金の臭いだった」と地元住人はいう。しかし靴の流通が変わり2009年にWolverine Worldwideは工場を閉鎖した。2010年に再開発の申請を行い、会社の弁護士は「既知の汚染はない」と言っていた。

この近くに25年以上住んでいるピアノ教師でライターのLynn McIntoshは疑った。皮なめし工場はたくさんお有害化合物を使い汚染を出していた。そこで彼女らは市や州に再開発の前に環境を調べるよう要請した。しかしそれは拒絶され彼女ら少人数の仲間が独自に調査をした。後にConcerned Citizens for Responsible Remediation (CCRR)と名付けられたこのグループは皮なめし工場の環境汚染の根拠を明らかにしミシガンやそれ以外の州にも大きな影響を与えた。工場は防水性靴用皮を作るのに何トンものPFAS類を使っていた。Wolverineは州に再開発を申請したときにはどんな化学物質も漏れていないと述べていたが調べてはいなかった。CCRRの仕事は米国の飲料水中で最高濃度の部類のPFAS汚染を検出することにつながり、ミシガン州全体での前例のない調査につながった。Wolverineなどの企業への何百もの訴訟につながった。そしてミシガンをPFASを巡る科学的政治的法的論争の戦場にした。

McIntoshらは今や10年前には想像もしなかったふうに注目されている

(以下歴史や経緯等詳しく記述。昔の工場の写真等大変興味深い)

 

-米国の科学に二つの脅威

Scienceエディトリアル

Two threats to U.S. science

Bruce Alberts1, Venkatesh Narayanamurti

Science  17 May 2019:Vol. 364, Issue 6441, pp. 613

研究費の問題とアメリカ生まれでない人の排除

 

-気候科学者は飛行機に乗らないという

Climate scientists say no to flying

Katie Langin

Science  17 May 2019:Vol. 364, Issue 6441, pp. 621

例えばNo Fly Climate Sciというウェブサイトでは約200人の学者が飛行機はできるだけ使わないと誓約している

反論もある

 

-ニュースを一目で

News at a glance

Science  17 May 2019:Vol. 364, Issue 6441, pp. 614-615

カリフォルニアがよく使われている農薬を禁止

カリフォルニアが農場近傍で暴露される胎児や乳児の脳の発達にリスクとなるとして殺虫剤クロルピリホスを禁止する。先週クロルピリホスを含む数十の製品の認可を約二年かけて廃止し始めると発表した。ハワイは昨年クロルピリホスの禁止を発表したが、カリフォルニアの農家のほうがアーモンドやブドウや柑橘類に遥かに多く使用している。クロルピリホスの神経発達影響に関する根拠が増えたためEPA2015年に全国での禁止を決めたもののトランプ政権下でそれを取り消した。連邦裁判所判事の委員会がEPAにこの化合物を禁止せよと2018年に伝え、そのEPAの決定期限が7月である

 

-ヘビに噛まれる危機はより良い抗毒素のために1億米ドルの資金を得る

Natureニュース

Snakebite crisis gets US$100-million boost for better antivenoms

16 May 2019 Quirin Schiermeier

https://www.nature.com/articles/d41586-019-01557-0

Wellcome Trustが長い間無視されてきた健康問題のために研究推進を開始

ヘビに噛まれて毎年数万人が死亡しているが、一部は治療がたった一種類の毒素にしか効果のない古い抗毒素を使っていることによる。Wellcome Trust516日に発表した計画は既存の治療法の改善と異なるヘビ毒を治療できる抗毒素の開発を支援する

 

-オーストラリアの選挙は気候変動への役割をどう決めるか

How Australia’s election will decide its role in climate change

16 May 2019  Adam Morton

https://www.nature.com/articles/d41586-019-01543-6

結果によってはオーストラリアは世界の地球温暖化対策のリーダーになるか、あるいは遅れをとるかになる

オーストラリアの選挙は気候変動政策を巡って激しい戦いになっている。気候変動の影響を最も強く経験している国の一つでありかつ一人あたりの二酸化炭素の排出量が世界でも多く世界の石炭の1/3を輸出している。

 

-ペトリ皿の中の脳、赤ちゃんのデザイン:人間にとってそれは何を意味するのか

Nature書評

Brain in a dish, babies by design: what it means to be human

13 May 2019  Natalie Kofler

https://www.nature.com/articles/d41586-019-01502-1

Natureのもと編集者であるPhilip Ball による「人間の育て方:我々は何者でどうやって作られるのかを巡る冒険How to Grow a Human: Adventures in Who We Are and How We Are Made , William Collins (2019)の書評

導入は著者の皮膚細胞を研究者がリプログラムして作った神経細胞の集まりである「ミニ脳」

Ballはよくある主張である遺伝子が生命の「青写真」であるという言説に反対する-我々はそれ以上のものである。

Ball×かの答えが存在しないグレーな領域や複雑性が君臨する領域に我々を誘うことで我々の将来についての情報を与えられた上での対話を促す。CRISPRゲノム編集や脳や胚の培養モデルのような新しい技術の倫理的社会的意味の議論になると曖昧さはさらに大きくなる。ゲノム編集で知能が決められる時代に公平性を確保するにはどうすればいいのだろう?痛みや記憶や感情を経験している可能性のある、人体の外で育てられるヒトの臓器に対する倫理的責務をどう理解すればいい?我々の自己同一性や権利や死という概念を曖昧にする革新を探りつつ、Ballは我々に何故、どうして、と問う。

(一部のみ。Shinya Yamanakaにも言及。生物学がわかっていないヒトが的はずれな論評をすることが多い日本に翻訳で紹介してくれないかな。倫理的課題が圧倒的に大きいのは人間の遺伝子操作のほうなのに生協ですらGM植物に反対しつつiPSに前のめりなのは不思議。https://www.kyoto.coop/topics/ac82ca5fa473a3a2960311d33ad6d7a8967c481d.pdf

 

その他

-モントリオールの病院で子供たちの大麻中毒が急増

Montreal hospital sees spike in children with cannabis intoxication

May 16, 2019

https://www.ctvnews.ca/health/montreal-hospital-sees-spike-in-children-with-cannabis-intoxication-1.4426134

昨年の秋に大麻が合法化されてから子供たちの中毒が急増している

3-4日に一人だったのが短時間のうちに9人といった状況に。親の中には(医師からの叱責を恐れて)病院に連れて行きたくない人もいるだろうが躊躇うべきではない。

 

-遺伝子自己実験をした「バイオハッカー」が保健当局により捜査される

Genetic self-experimenting “biohacker” under investigation by health officials

Beth Mole- 5/17/2019,

https://arstechnica.com/science/2019/05/biohacker-who-tried-to-alter-his-dna-probed-for-illegally-practicing-medicine/

Josiah Zaynerは筋肉増強目的で自分にCRISPRを注射した

カリフォルニア州当局から無免許で医療行為をした疑いで調べられる

 

-カナダはコカインの使用では世界第二位(そしてそのことについて葛藤している):報告書

Canada ranks second in the world for cocaine use (and feeling conflicted about it): Report

conflicted

https://www.highrivertimes.com/news/canada/canada-ranks-second-in-the-world-for-cocaine-use-and-feeling-conflicted-about-it-report/wcm/cb7c63d1-51cd-40a6-bd40-d9270721b61c

カナダのコカインの値段は1gあたり約85ドルで他の平均120ドルより安く、止めるのを難しくしている可能性

The Global Drug Survey 2019による

 

2019-05-16

[FDA] FDAは製造品質基準の重大な違反で消費者にリスクを与えるホメオパシーと表示する製品の製造業者に警告する

FDA warns manufacturers of products labeled as homeopathic for putting consumers at risk with significant violations of manufacturing quality standards

May 14, 2019

https://www.fda.gov/news-events/press-announcements/fda-warns-manufacturers-products-labeled-homeopathic-putting-consumers-risk-significant-violations

FDAは医薬品適正製造基準(CGMP)規則の重大な違反をしている、ホメオパシーと表示する製品を製造する5企業に対し警告文書を掲載した。4つの警告文書は、無菌製剤とされているが滅菌の証明がなく、消費者への重大な安全性リスクを引き起こすホメオパシーと表示する製品を共同で製造する企業に適用する。もう1つの文書は一つの企業の製造工程の適切な設計、監視及び管理を保証するためのシステム不履行の概要を記す。

(中略)

ホメオパシーと表示する製品はFDAによりいかなる使用にも認可されておらず、安全性、有効性及び品質に対する現代の基準を満たさない可能性がある。ホメオパシーと表示する製品は植物;健康なまたは疾患のある動物またはヒト;鉱物及び化学物質に由来する成分を含む様々な物質から作ることができる。これらの製品はしばしば認可された処方薬及び市販薬の天然の安全かつ効果的な代用品として宣伝され、市場で広く入手可能である。これらの未認可の医薬品は、不適切に製造されている場合、汚染を引き起こす原因になり、重大かつ回復できない被害さえ引き起こす可能性があり、または十分検査されていない、あるいは患者に開示されていない有効成分を含んでいる可能性がある。

WePackItAllとして事業を行っている、Kadesh Inc.U.S. Continental Marketing, Inc.Fill It Pack It, Inc.、及びBershtel Enterprises LLCに対して発せられた警告文書は、製造、加工及び包装に関わる不適切な方法、施設あるいは管理のためCGMP要件に従っていないと述べている。これらの企業は、合同で、ホメオパシーと表示するPuriton Eye Relief Dropsの製造及び包装を行う。FDAは多数のサンプルを検査し、これらの点眼薬は殺菌されておらず、眼感染症を引き起こす可能性があり、pH値が高いため、緑内障、角膜瘢痕及び失明のような眼の損傷の原因となる可能性があることがわかった。Kadeshは製造施設における非無菌生産条件により201811月に自主回収を発表した。

もう1つの警告文書はNewton Laboratoriesに対し、ヒト用医薬品のCGMP及び不正表示違反同時に未認可の新規動物用医薬品の違反について発せられた。ホメオパシーと表示する企業製品の中には乳幼児や子供向け症状の治療に適応されるものもあり、有害影響を引き起こす可能性のある、マチン、ベラドンナ、アコナイト及びカロライナジャスミンのような成分から製造されている。例えば、マチンは毒性が高く齧歯動物を殺すのに使用される、よく研究された毒であるストリキニーネを含む。適切な製造管理なしでそのような製品を製造することは、消費者にとって中毒リスクをもつ強力な医薬品となるかもしれない。

 

[NHS]関節痛に使用するサプリメントは心疾患のリスクを減らす可能性がある

Supplement used for joint pain may reduce risk of heart disease

Wednesday May 15 2019

https://www.nhs.uk/news/food-and-diet/supplement-used-joint-pain-may-reduce-risk-heart-disease/

「グルコサミンサプリメントは心臓リスクを『減らすかもしれない』」とBBC Newsは報道する。

研究者は英国の40歳から69歳の約50万人の成人の食生活及びライフスタイルを分析し、彼らを平均7年間追跡した。

研究者は関節痛及び関節硬直の症状を軽減するために服用される食品サプリメントであるグルコサミンを定期的に飲んでいる人は心疾患あるいは脳卒中の発症率が約15%低い可能性があることを発見した。

関節痛のためにグルコサミンを飲んでいる人もいるが、その効果のエビデンスにかけるため、いまではNHSでは関節痛のために処方されていない。

研究者はグルコサミンが心疾患の発症の1要因である炎症を減らす可能性があると述べた。

これは観察研究でありグルコサミンを飲んでいた人が心疾患や脳卒中になったのが少ない理由が、グルコサミンが原因であるかどうかわからない

例えば、食品サプリメントを飲む人は一般的に健康的なライフスタイルを送るだろう。

循環器疾患のリスクを減らす方法は以下で見ることができる。

https://www.nhs.uk/conditions/cardiovascular-disease/#prevention

 

[ヘルスカナダ] 革新的な治療の選択肢と最先端の計画と研究への投資を介し、オピオイド危機に取り組む

Addressing the opioid crisis through innovative treatment options and investments in frontline projects and research

2019-05-15

https://www.canada.ca/en/health-canada/news/2019/05/backgrounder-addressing-the-opioid-crisis-through-innovative-treatment-options-and-investments-in-frontline-projects-and-research.html

本日、カナダ保健省のGinette Petitpas Taylorは深刻なオピオイド使用障害に対する治療を求める人が、2つの新たな治療選択肢を利用できるようになるだろうと発表した。

 

-カナダ政府はオピオイド使用の新たな治療の選択肢を認め、オンタリオ州における研究、治療及び被害削減計画を支持する

Government of Canada approves new treatment options for opioid use disorder and supports research, treatment and harm reduction projects in Ontario

May 15, 2019 

https://www.canada.ca/en/health-canada/news/2019/05/government-of-canada-approves-new-treatment-options-for-opioid-use-disorder-and-supports-research-treatment-and-harm-reduction-projects-in-ontario.html

 

-カナダ政府は規制物質の違法製造及び売買防止に役立つよう規制変更をする

Government of Canada changes regulations to help prevent illegal production and trafficking of controlled substances

May 15, 2019

https://www.canada.ca/en/health-canada/news/2019/05/government-of-canada-changes-regulations-to-help-prevent-illegal-production-and-trafficking-of-controlled-substances.html

本日、カナダ政府は規制物質の違法売買及び製造の取り組みに役立つよう新規規制修正案を発表した。

 

 

[EU]概念実証試験としてのアレルギー警告検査

Allergy Alert Test (AAT) as a proof-of-concept study

SCCS/1607/19 - 10 May 2019

https://ec.europa.eu/health/sites/health/files/scientific_committees/consumer_safety/docs/sccs_o_229.pdf

2019712日まで意見募集

染髪料のアレルギーテストに関して

多くの商品に使用前に皮膚でアレルギーテストをするように助言されているがそのような自己テストには偽陰性による間違った判断と、皮膚に暴露することによるアレルギー誘発リスクの増加という負の側面がある。さらに標準的テスト法はなく消費者が警告を判断できると想定している。テスト方法の標準化(AAT)が提案されたがそれに対してSCCSは基本的な問題は解決されていないという意見

 

 

[NASEM]消費者製品に使用されている有機ハロゲン難燃剤は単一クラスとしてはハザード評価できないが、サブクラスに分類して評価できる、と新しい報告書は言う

Organohalogen Flame Retardants Used in Consumer Products Cannot Be Assessed for Hazards as a Single Class, But Can Be Assessed in Subclasses, Says New Report

May 15, 2019

http://www8.nationalacademies.org/onpinews/newsitem.aspx?RecordID=25412&_ga=2.264061129.458407606.1557983819-645473810.1529290877

NASEMの新しい報告書は消費者製品安全性委員会(CPSC)向けに、一部の消費者製品に使われている非重合有機ハロゲン難燃性添加剤(OFRs)のハザード評価の方法についてガイドラインを提供する。

OFRsは化学構造、物理化学的性質、予想される生物学的活性に応じてサブクラスに分類できる。14のサブクラスを同定しクラスごとにハザード評価が行える。

CPSCは団体や個人から乳幼児用製品や布張り家具、マットレス、プラスチックの電気製品ケースにOFRsを使うことを禁止するよう要請されていて、要請者はこのクラスの全ての化合物が有害で消費者に健康リスクがあると主張している。CPSCは請願を承諾することを投票で決めたものの禁止すべきかどうかを決める前にハザード評価を行わなければならず、そのためNASEMにガイダンスを要請していた。

A Class Approach to Hazard Assessment of Organohalogen Flame Retardants

(2019)

https://www.nap.edu/catalog/25412/a-class-approach-to-hazard-assessment-of-organohalogen-flame-retardants

 

(防火性能を満たすために難燃剤を使っていたので禁止したらどうするのかな?)

 

[NASEM]環境健康意志決定のための新興科学 常設委員会

Emerging Science for Environmental Health Decisions

-今後のイベント アルゴリズム、大気汚染、有害アウトカム経路:環境健康研究と意志決定を進歩させるために人工知能と機械学習を梃子にする

Algorithms, Air Pollution, and Adverse Outcome Pathways: Leveraging Artificial Intelligence and Machine Learning to Advance Environmental Health Research and Decisions

June 6-7, 2019

http://nas-sites.org/emergingscience/#upcoming

 

-個人の環境暴露を測定する

Measuring Personal Environmental Exposures

https://www.nap.edu/catalog/24711/measuring-personal-environmental-exposures-proceedings-of-a-workshop-in-brief

ワークショップの概要

 

-環境健康研究を進歩させるためのシングルセルと単一分子解析ツールの期待

The Promise of Single Cell and Single Molecule Analysis Tools to Advance Environmental Health Research

http://nas-sites.org/emergingscience/meetings/personal-exposure-measurement/the-promise-of-single-cell-and-single-molecule-analysis/the-promise-of-single-cell-and-single-molecule-analysis-tools-to-advance-environmental-health-research-workshop-videos-and-presentations/

201937-8日のワークショップのプレゼンと動画

 

[FSANZ]食品基準通知

Notification Circular 80–19              

16 May 2019

http://www.foodstandards.gov.au/code/changes/circulars/Pages/NotificationCircular8019.aspx

新規申請と提案

・ステビオール配糖体の酵素による生産:遺伝子組換え大腸菌由来酵素を使ったバイオ転換により作るステビオール配糖体の新しい仕様についての認可申請

意見募集

・フォローアップミルクの最小タンパク量

認可とフォーラム通知

L-カルニチン

・加工助剤としてのGM Aspergillus niger由来グルコアミラーゼ

MRL

 

-フォローアップミルクの最小タンパク量についての意見募集

Call for comment on minimum protein in follow-on formula

16/05/2019

http://www.foodstandards.gov.au/media/Pages/cfs-min-protein-follow-on-formula.aspx

2019613日まで

0.45 g/100 kJから 0.38 g/100 kJへの引き下げ提案

 

SMC

-全国空気の質検査サービスによる屋内空気の汚染データの発表についての専門家の反応

SMC UK

expert reaction to data published by the national air quality testing services on indoor air pollution

May 15, 2019

http://www.sciencemediacentre.org/expert-reaction-to-data-published-by-the-national-air-quality-testing-services-on-indoor-air-pollution/

Manchester大学大気組成教授Hugh Coe博士

この研究は屋内汚染も戸外同様に重要であることを協調する。この報告は論文ではなくピアレビューもされていないが極めて明確に家の中で行う調理やストーブで木を燃やすことのような日常活動が超微細粒子の重要な発生源であることを示している

Essex大学環境科学教授Ian Colbeck教授

戸外より屋内空気のほうが汚染が多いという事実はもう何年も前から知られていた。屋内濃度は換気や住人の活動によって日々変動する。ディーゼル由来のような大気中粒子状物質と健康の関連については良く報告されている。英国では微粒子は毎年29000人程度の死亡と関連する。

微粒子の屋内発生源は多数あり、その健康影響は物理的性質や化学組成、微生物などによって異なる。有害影響の可能性についての完全な根拠がない中では、予防原則に従って全てのタイプの粒子を減らすことがより良い健康につながるだろう。

今後数ヶ月間、屋内空気については注目が高まるだろう。NICEが自宅での空気の汚染を減らすための一連の対策についてのガイドラインを発表する予定である

Leicester大学環境健康持続可能性センター副所長John Gulliver教授

このデータを見るときにはどのくらいの住居でどのくらいの測定が行われたのかを問うことが重要である。おそらくこの研究に含まれていない一部の住居は、換気が良く屋内超微粒子(UFP)はもっと少ないだろう。そしてUFPの唯一の主要発生源は調理なので調理の種類や温度や油でUFPやその他汚染物質の数は減るので、この種の仕事には大きなサンプルサイズが重要である。

(以下プレスリリースへの反論略))

York大学大気科学国立センター大気化学教授Alastair Lewis教授

これはピアレビューされた科学研究ではなくNGOが行った短い一日のスナップショットである。善意で行われたものではあるがそれほどしっかりしたものではない。一時的に濃度が高くなるところにだけ注目することで誤解を招く可能性がある。戸外の大気の質は年というタイムスケールで日々の変動や天気による変動を均して考えられる。従って真に意味のある比較のためにはもっと長期間測定する必要があるだろう。一部の人にとっては屋内空気汚染のほうが戸外より多い可能性があるというメッセージは事実かもしれないがこのデータはそれを証明していない。

(「予防原則」によると料理はしないほうがいいそうです・・)

 

-調査は持続可能なシラス漁業についての世論を示す

SMC NZ

Survey shows public behind sustainable whitebait fishery – Expert Reaction

16 May 2019

https://www.sciencemediacentre.co.nz/2019/05/16/survey-shows-public-behind-sustainable-whitebait-fishery-expert-reaction/

シラス漁業についての世論調査の結果、90%は持続可能な漁業への努力を支持する

2900人が完了した保全省の調査。

カンタベリー大学海洋生態学研究グループ生物学者Mike Hickford博士

ニュージーランドの将来のシラス管理について手続きが進んでいることを歓迎する

 

-薬物使用ドライバー検査-専門家の反応

SMC NZ

Drug driver testing – Expert Reaction

15 May 2019

https://www.sciencemediacentre.co.nz/2019/05/15/drug-driver-testing-expert-reaction/

政府が薬物ドライバー検査で交通安全が改善できるかどうかパブリックコメントを募集している

運転者の薬物検査はアルコール検査ほど単純ではない。警察大臣のStuart Nash はアルコールだろうと医薬品だろうと娯楽用ドラッグだろうと、運転する人がそれで能力を損なわれているべきではない、という。同時に薬物や飲酒に関連した死亡事故のデータも発表されている。20141月から20185月の交通事故により死亡したドライバーの血液の解析から、29%は飲酒、27%は大麻使用、10%はメタンフェタミン使用、15%は他の薬物を使用していた。政府は薬物の検査法やどのような状況で検査すべきか、どの薬物を検査すべきか、警察は薬物使用運転をどう扱うべきかなどの意見を求めている。

 

論文

-The Lancet Global Health: 世界では7人に1人の赤ちゃんが低体重で生まれている

The Lancet Global Health: 1 in 7 babies worldwide born with a low birthweight

15-May-2019

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2019-05/tl-tlg051319.php

2015年に低体重(2500g未満、国ごとに調整はしている)で生まれた赤ちゃんは2050万人で90%以上が低から中所得国

 

-中国は短期的にフェンタニルの輸出を制限しそうにない

China unlikely to curb fentanyl exports in short-term

15-May-2019

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2019-05/rc-cut051319.php

新しいRANDの報告書ではアジア諸国の違法薬物政策の動向について報告している。さらに中国の世界へのフェンタニル供給源としての役割を検討している。中国には5000以上の医薬品製造業者があり中央政府がフェンタニル製造者の取り締まりを約束しているものの規制を実行する手段が乏しい

 

-合法大麻は慢性痛を減らすが怪我や交通事故を増やす

Legal marijuana reduces chronic pain, but increases injuries and car accidents

15-May-2019

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2019-05/uoc--lmr051319.php

コロラドの大麻合法化後全体の入院は変わらず

娯楽用大麻の合法化は濫用、過剰使用による怪我、事故の増加と関連するが全体の医療費はあまり変わらなかった。BMJ Open

 

-シンガポールが研究者の激しい抗議の後「フェイクニュース」法を通過させた

Natureニュース

Singapore passes ‘fake news’ law following researcher outcry

Mark Zastrow

https://www.nature.com/articles/d41586-019-01542-7

学者はこの規制は学術的議論を窒息させる可能性があるという

シンガポール議会が公衆の関心に害を与える「事実について虚偽を述べ」拡散させることを禁止する法律を通過させた。学術的議論が抑制される可能性があるとして研究者や人権団体が反対していた。

この「オンライン虚偽と改ざんからの保護法」はシンガポールの大臣に、ソーシャルメディアやメッセージ伝達プラットフォームに対して虚偽とみなされるものの削除や修正を要求する権限を与える。罰則には最大10年の拘禁や100万シンガポールドルの罰金が科せられる。

学者の一集団がこれについて懸念を表明する文書を教育大臣に送付し、教育大臣は自然科学の研究はデータに基づいている限り虚偽とはみなされないだろうと議会で話している。