[ヘルスカナダ]ヘルスカナダは飲料水中の鉛の新しいガイドラインを設定

Health Canada Sets New Guideline for Lead in Drinking Water

March 8, 2019

https://www.canada.ca/en/health-canada/news/2019/03/health-canada-sets-new-guideline-for-lead-in-drinking-water-latest-in-series-of-government-actions-to-protect-canadians-from-exposure-to-lead.html

ニュースリリース

鉛暴露からカナダ人を守る政府の一連の措置、最新ニュース

 カナダ政府は、全てのカナダ人の健康を守り、鉛を含む有害物質から環境を保護することを約束している。最新の科学に基づき、カナダ保健省は、州、準州及びその他の連邦機関と協力し、飲料水ガイドラインを更新して、1992年に設定された最大許容濃度0.01 mg/Lを0.005 mg/Lに引き下げた。

カナダ人における鉛濃度は過去30年で大きく減少している。これは、以下における鉛の使用制限を含むカナダ政府による鉛暴露を減らすための強力な措置のおかげである。

製錬所、製鉄所、製油所及び鉱業

ガソリン

塗料、陶磁器、ガラス製品、やかん、コード付きウィンドウカバー、化粧品及び医薬品

その他のナチュラルヘルス製品および消費者製品、特に子供向け

鉛濃度が大幅に削減されている一方で、この金属はいまだ我々を取り巻く世界で見つけることができる。鉛は通常、配水及び配管システムの部品から浸出して飲料水中に存在する。鉛は歴史的にサービスライン(家や仕事場を道路の水道本管に接続するパイプ)と接続金具及びはんだで使用された。1975年まで、鉛はカナダのNational Plumbing Codeに基づくパイプの許容材料であったため、より古い家や古い地域に存在する可能性が高い。鉛はこれらの配管システムの部品に長年使用されてきたため、カナダの飲料水システムには現在でもこれらの鉛成分の一部が残っている可能性がある。そのため、全ての管轄区域が飲料水中の鉛の最大濃度に関する新しいガイドラインに適合できるようになるまでには時間がかかると予想される。

カナダにおける全ての管轄区域は鉛への曝露を減らす必要性に同意している。カナダ保健省は、新しいガイドラインの実施について、州、準州及びその他の連邦機関を引き続き支援する。我々はまた、州、準州、およびカナダ先住民サービスを含むその他の連邦機関と協力し、飲料水における鉛濃度の健康影響について懸念する自治体及びカナダ人に正確で適切な情報を提供する。

 

カナダの飲料水水質に関するガイドライン:ガイドライン技術文書-鉛

Guidelines for Canadian Drinking Water Quality: Guideline Technical Document – Lead

https://www.canada.ca/en/health-canada/services/publications/healthy-living/guidelines-canadian-drinking-water-quality-guideline-technical-document-lead.html

1.0 ガイドライン

飲料水中の総鉛の最大許容濃度(MAC: maximum acceptable concentration)は、水道で採取した水のサンプルに基づき、またサンプリングする建物の種類に適したプロトコルを使用した上で、0.005 mg / L(5 µg / L)となっている。飲料水中の鉛濃度を合理的に達成可能な限り低く(またはALARA)維持するため、あらゆる努力を惜しむべきではない。

2.0 エグゼクティブ・サマリー

鉛は通常、配水および配管システムの構成要素からの浸出の結果として飲料水中に存在し、特に攻撃性の(腐食性の)水で見られる。鉛は歴史的にサービスライン、はんだ及び接続金具で広く使用され、そのためより古い家や地域で飲料水中に存在する可能性が高い。

このガイドラインの技術文書は、飲料水中の鉛に関連して特定された全ての健康リスクを見直し評価する。文書はまた新しい研究とアプローチを評価し、適切な対策と分析技術の有用性と限界を考慮する。この文書に含まれる情報は、飲料水配水システムにおける腐食防止に関するガイダンスにある情報を補足するものである。

2.1 健康影響

無機鉛化合物は、実験動物での所見に基づき、おそらくヒトに対して発がん性ありと分類されている。しかしがんは、ヒトで懸念される主な健康影響ではない。

 ヒトにおける鉛の毒性は、血中鉛濃度(BLL: blood lead levels)に基づき広く文書化されている。これまでに研究されてきた影響には、成人の血圧上昇および腎機能障害、並びに子供の認知および行動における有害影響が含まれる。今日までに観察された最も強い関連は、子供におけるBLLの増加と知能指数(IQ)スコアの減少との間にあり、これが懸念される重要な健康上のエンドポイントである。その濃度以下では有害な神経発達作用と関連しなくなるとする鉛の閾値は同定されていない。MAC(最大許容濃度)は子供の神経発達影響に関連する飲料水濃度を超えるため、飲料水中の鉛濃度は合理的に達成可能な限り低く(またはALARA)維持するために、あらゆる努力をするべきである。

2.2 暴露

鉛は自然に、またヒトの活動の結果として、環境中に一般に存在する。カナダ人は、水、食料、空気、土壌および消費者製品中に存在する少量の鉛に暴露されている。鉛は歴史的に飲料水の分配や配管システム、塗料やガソリンの添加剤として使用されてきた。ガソリンや塗料などの製品から鉛が大幅に減少したことは、平均的な成人集団にとって食料や飲料水がより重要な鉛暴露源になったことを意味する。有鉛ガソリンがまだ使用されている可能性がある競馬場や空港など、特定の汚染源の近くに居住する個人にとっては、吸入もまた重要な暴露源となり得る。

2.3 分析および対策

飲料水ガイドラインの確立には、汚染物質を測定する能力を考慮しなければならない。 飲料水中の総鉛の分析にはいくつかの方法があり、MAC以下の飲料水中の総鉛を確実に測定するための分析方法が利用可能である。

 ガイドライン策定プロセスでは、MACに適合するよう飲料水から汚染物質を除去する能力についても考慮している。処理工場で鉛を効率的に除去する処理技術はあるが、地方自治体の処理だけでは水道水の鉛をMAC以下の濃度へ減らすための有効な戦略ではないかもしれない。これは、配水および配管システムに鉛が含まれている可能性があるためで、これらのシステムでの腐食により鉛は水中に浸出する可能性がある。したがって、地方自治体レベルで飲料水からの鉛への暴露を最小限に抑えるための最善の方法は、全サービスラインを廃棄し、配水および処理システムの腐食を抑制することである。

 飲料水の鉛の主な発生源は配水および配管システムの部品からの浸出であるため、飲料水処理装置は、住居レベルでの飲料水からの鉛への暴露を減らすための効果的な選択肢である。ただし、フィルターは定期的に交換する必要があり、システムは継続的なメンテナンスを必要とするため、これらの使用を恒久的な解決策と見なすべきではない。

2.4国際社会の判断

飲料水に関する諸外国や国際機関のガイドライン、基準、及び/又はガイダンスは、評価の時期、主要な研究の選択、異なる消費率、体重、配分係数の使用など、方針やアプローチの違いによって異なると考えられる。

 さまざまな組織が飲料水中の鉛の値を設定している。US EPAは、飲料水中の鉛の最大汚染濃度を設定していないが、最大汚染濃度の目標値をゼロに設定し、処理に基づく鉛及び銅の規則(Lead and Copper Rule)の中でアクションレベルを0.015 mg/L(15 µg/L)に設定している。 ただし、この規則は現在見直し中である。WHOは0.01 mg/L(10 µg/L)の暫定飲料水水質ガイドラインを設定し、EU指令は0.01 mg/L(10 µg/L)のパラメーター値を含み、そしてオーストラリア国立保健医療研究委員会は、飲料水中の鉛について0.01 mg/L(10 µg / L)のガイドライン値を設定している。

 

飲料水:鉛についてどう思う?

Drinking water: what about lead?

https://www.canada.ca/en/health-canada/services/environmental-workplace-health/reports-publications/water-quality/what-about-lead.html

 消費者向けの概要。

 

[ANSES]食物アレルギー:リスクを予防するために情報を改善

Food allergies: improve information to prevent risks

15/02/2019

https://www.anses.fr/en/content/food-allergies-improve-information-prevent-risks

 食習慣の絶え間ない変化と新規食品の販売により、食物アレルギーは常に公衆衛生上の懸念である。専門家による評価の結果、フランスでは食物アレルギーの有病率に関するデータが不足していることが判明した。そこで食物アレルギーをより確実に監視するため、ANSESは一連の勧告を出すこととし、また食物アレルギーの影響を受ける消費者同様、医師にもまたより良い情報を提供することを推奨する。

 新しい習慣、新しい食べ物、新しい加工方法はすべて、食物アレルギーに影響を与える可能性がある。アレルギーの発生を測定し、新しいアレルゲンを特定することは、食品由来のアレルギーリスクへの予防ならびに最も深刻な症状であるアナフィラキシーショックの予防に役立つかもしれない重要な公衆衛生上の問題である。このような背景からANSESは、新しい科学的データを検討し、この問題への対応を改善するためのガイドラインを提案するよう保健省から求められた。

フランスにおける食物アレルギーの頻度をより理解する

専門家による評価報告書の中で、ANSESはフランスにおける食物アレルギーの有病率の進展は現時点で利用可能なデータに基づいて決定することはできないと強調した。確かに、アレルギーのこうした進展を監視する仕組みはなく、現在の研究では有病率の値を比較することはできない。重篤なアレルギー反応に関するデータを含む発生率データは不十分で、そのためデータは国家の状況を正確に描いていない。

こうした見解に基づき、ANSESは、食物アレルギーに関する研究および調査をより効果的に導くために、公的機関が食物アレルゲンに関するデータを収集するための仕組み、ならびにアレルギーの発生率または有病率の評価を改善するべきであると勧告する。

新たなアレルゲンの同定

Allergo Vigilance® Network(RAV)が受け取った報告により、いくつかの新興アレルゲンを特定することが可能となった:ソバ、小型反すう動物(山羊や羊)のミルク、キウイ、松の実、α-ガラクトース(哺乳類の肉に含まれる)、エンドウ及びレンズ豆である。これらのアレルゲンは、アナフィラキシー、すなわち重篤なアレルギー反応のリスクがあり、そのリスクは時に欧州規制No.1169/2011のAnnex IIへの記載が義務付けられている特定アレルゲンのリスクよりも高い。従って、ANSESは、重篤なアレルギーリスクの予防のため、報告義務のある食品アレルゲンのリストを定期的に更新することを勧告する。

この評価では、アルコールやタバコなど、RAVに報告された成人の重症アナフィラキシーの症例における悪化要因も強調している。

医師および消費者への情報の改善

食物アレルギーに関する公式の勧告がない限り、ANSESは専門センターの範疇にないアレルギー患者のケアとフォローアップを改善するため、医師のための適正実施ガイドの作成が適切であると考える。

消費者への情報に関しては、アレルギーを持つ人々が自宅以外での食事に関する情報にアクセスできるようにすることが不可欠であり、欧州ではすでに集団的飲食およびケータリング販売のための規定が存在する(欧州規制No.1169/2011)。専門家による評価では、海外旅行中に食事をする時、アレルギーのある人々のリスクが増大することも明らかとなった。この意味で、ANSESは、海外旅行または飛行機で旅行する場合のアレルギーのある人々のためのガイドを起草することを提案する。

より一般的には、人間工学、情報へのアクセスのしやすさ、消費者行動への影響、および情報要件の対象となる製品の妥当性、特に予防的ラベリングの実施における妥当性、などに関する規則の効果について評価を行うことを勧告する。

 

[ANSES]「代替」清缶プロセス:ANSESの助言

(清缶とは配管内のスケールの発生や腐食を抑制すること)

"Alternative" anti-scale processes: ANSES's recommendations

21/02/2019

https://www.anses.fr/en/content/alternative-anti-scale-processes-ansess-recommendations

本日、ANSESは飲料水分配システムにおけるいわゆる代替清缶(Alt-AS)プロセスに関する意見と報告を発表する。我々はまず、Alt-AS製造業者および販売業者は、自らが販売するプロセスおよび製品の安全性および有効性の根拠を提供する責任があることを強調したい。そしてこの点に関し、利用可能なデータが限られていることに失望を表明する。ANSESは、消費者が飲料水処理製品およびプロセスを購入する際に情報に基づいた選択を可能にするために消費者に提供される情報を改善すること、これらのプロセスの標準化および認証化を開発すること、そして規制を更新することを推奨する。

 飲料水は栄養バランスに必須な栄養素、カルシウムの潜在的な供給源である。 しかし、過剰なカルシウム、炭酸塩および炭酸水素塩を含有する水は、特に家庭用給湯配管および機器においてライムスケール(limescale: 石灰鱗)の堆積を引き起こすこともある。このライムスケールは、技術的および経済的な悪影響(配管内の水圧障害、機器の誤動作、より高いエネルギー消費、機器の寿命の短縮)をもたらす可能性がある。このような配管や機器への「硬」水の影響を減らすために、清缶水処理製品およびプロセス(WTP&Ps)が使用されている。

 これらのWTP&Pには、水道水質への測定可能な影響(pHの低下、ならびにカルシウムおよびマグネシウム濃度の低下)に基づいて保健省によって承認された、いわゆる「従来の」装置が含まれている。新しい清缶プロセス(代替またはAlt-ASとして知られている)の出現と急増により、保健総局(Directorate General for Health)はそれらの使用に関連する健康上のリスクを評価するようANSESに公式に要請することとなった。ANSESの専門家による評価は、水の化学組成を変化させる可能性がある技術である犠牲陽極電解または触媒作用を使用したAlt-ASプロセスに焦点を当てた。

ANSESの結論と推奨

 科学文献においても、または業界の専門家によって提供された根拠においても、これらのシステムの安全性または有効性に関する十分なデータがないため、ANSESは亜鉛陽極電解または触媒作用を使用するAlt-ASプロセスの安全性および有効性に関して結論を出すことはできない。 それでも、専門家らは、利用可能な根拠からこれらのシステムの安全性と有効性を評価するための推奨事項をいくつか作成した。

 専門家の評価では、ライムスケールの蓄積という水の特性に効果的に作用するAlt-AS処理が、たとえ全体の化学組成を変えないとしても、炭酸カルシウム(CaCO3)粒子の放出を促進し、濁度(水の曇り具合)を増し、腐食およびバイオフィルムの堆積を緩和することによって水質に間接的な効果をもたらすことを示した。

 ANSESはこうした所見を考慮した上で、Alt-ASプロセスには、いわゆる「従来の」WTP&Psと同様に、水質に対する影響における有効性と安全性に関して、直接および間接的影響の両方を考慮した十分な実証が必要だと考える。

 ANSESはまた、標準化と認証の開発を奨励する。これは、家庭内の配管に配置され、すでに水質要件を満たしている水に使用される機器を評価および承認するためのスキームの中心になるかもしれない部分である。

 これを達成するために、ANSESは飲料水処理製品とプロセスに適用される規制を更新することも推奨する。なぜならそれらはまだ "Alt-AS"プロセスを考慮に入れていないからである。

 最後に、ANSESはユーザーに情報を提供する努力を継続し倍増する必要性を強調する。これは、家庭用WTP&Psを購入するとき、蛇口から出る飲料水の品質に関して彼らが情報に基づいた選択ができるようにするためである。専門的な知識が不足していることが多い、この広範囲に多様な人々に対し、次のことを通知する必要がある:

           自宅に供給される飲料水の質を理解する重要性について。

           供給される水の質および保全が必要な機器に関して、自宅のシステムに追加のWTP&Pを設置することの実用性を検証する必要性について;例えば、水の硬度が15°f (フランスの尺度 - 水の硬度の測定単位)未満の場合、従来のまたは代替清缶プロセスの使用が正当化されることはほとんどない。

           購入しようとしているWTP&Pの有効性と安全性。それらを販売している会社の強調表示は自分たちの必要性と一致しているかどうかを確かめるため。

           飲料や食料として使うために、こうした処理を受けていない冷水の供給を維持する必要性。

           相互接続や逆流のリスクを防ぐために守るべき技術的な設置規則。

           処理システムの適切かつ定期的なメンテナンスの必要性。

 

[ProMED]抗生物質耐性-米国:柑橘の木にストレプトマイシン散布、EPA

Antibiotic resistance - USA: spraying streptomycin on citrus trees, EPA

2019-03-19

http://www.promedmail.org/post/6372775

Date: Fri 15 Mar 2019 Source: Consumer Reports Advocacy [edited]

コンシューマーレポートがEPAに柑橘類の病気の治療用にストレプトマイシンを使うことを認める決定案を取り消すよう強く求める。EPAに提出した意見で、耐性ができてヒトの病気の治療効果が減ると言っている。

(編集注に関連リンク多数)

 

Natureニュース

フロリダの困っている果樹園に抗生物質が大量に散布される計画

Antibiotics set to flood Florida’s troubled orange orchards

19 March 2019

https://www.nature.com/articles/d41586-019-00878-4

柑橘類の災難と戦う必死の計画に公衆衛生提唱者と科学者が懸念

来月にもフロリダのオレンジの木は白い花を咲かせ次の季節の始まりを告げるだろう。しかし今年は風に乗っていつもと違うものが吹き付けられるだろう。農家はフロリダの柑橘類を10年以上殺してきた細菌病であるカンキツグリーニング病と戦うために二種類の抗生物質を数万キログラム散布する予定である。

EPAが生産者にストレプトマイシンとオキシテトラサイクリンをルーチンの処理方法として認める手続き中で、この春の最初の若葉から年に数回散布する。最終的に44万キログラムの薬物を使う可能性がある。これら抗生物質はヒトの治療薬として使われ、他の作物にも使われたことはあるが今回のスケールは大きく、公衆衛生活動家や研究者は警鐘を鳴らしている。

EPAの計画に公式に反対しているKeep Antibiotics Working(抗生物質の効果を温存しよう)の上級アナリストSteven Roachは「監視の乏しい巨大な実験をしようとしている」という。これまで抗生物質使用量を減らそうという対策が10年以上続けられてきた中で生産者が抗生物質の使用を増やすよう求めるのは驚きである。この計画で一部のヒトの病原体に抗生物質耐性が増加する可能性も懸念される

一方で生産者はどんなことでもやってみたい。カンキツグリーニング病はフロリダの柑橘産業を損なってきた。病気が流行してから栽培面積は半分になりある推定によると州の柑橘類の90%が感染している。絶望は深刻である。

抗生物質を作物に長期間使用した場合の科学的根拠はあまりない。害についても研究者により意見は分かれる

長期的には病気に耐性のある木を科学者が交配できることが希望だが、すぐにはできないだろう。それまで業界が生き残る方法を探るしかない。

(いろいろ略。今のままだと日本はフロリダの柑橘類輸入できなくなるけど。)

 

[WHO]WHO専門家委員会はヒトゲノム編集についての強力な国際的管理への道を拓く

WHO expert panel paves way for strong international governance on human genome editing

19 March 2019

https://www.who.int/news-room/detail/19-03-2019-who-expert-panel-paves-way-for-strong-international-governance-on-human-genome-editing

 

[FSSAI]ガイダンスノート:豆とベサン(ひよこ豆粉)の安全性確保

Guidance Note related to "Ensuring safety of pulses & besan". (Uploaded on: 15.03.2019)

https://fssai.gov.in/dam/jcr:3097c018-dd08-4e98-a14e-36ca47a6390e/Guidance_Note_Pulses_Besan_15_03_2019.pdf

豆はインドの食事の多くを占め、菜食者にとっては主なタンパク源である。しかししばしば石や小石が意図的に加えられる。またキマメ(Cajanus cajan)を見た目が似ていて安価なグラスピー(Lathyrus sativus、有毒)と混ぜられる。色素で着色されることもある。見た目を良くするため健康に悪いメタニルイエローなどが使われる。

ベサンはベンガルグラム(ひよこ豆)の粉でありインド料理によく使われているが値段が高いのでしばしばトウモロコシやコメやグラスピーの粉と混ぜられている。色を良くするためメタニルイエローなどが使われる。この文書は異物混入された豆やベサンを買わないように消費者を啓発する

(混入物は他に昆虫、齧歯類の糞、バッカク、チョウセンアサガオの種、クロム酸鉛など。

食品だから安全です、みたいなノーテンキなことは言えない)

 

論文

-The Lancet Psychiatry:強力な大麻の毎日の使用は精神病の率の高さと関連

The Lancet Psychiatry: Daily use and high potency cannabis linked to higher rates of psychosis

19-Mar-2019

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2019-03/tl-pss031819.php

欧州11ヶ所での症例対照研究

 

-たとえ低用量の合成カンナビノイドでも認知能力を低下させる

Even low doses of synthetic cannabinoids can impair cognitive performance

19-Mar-2019

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2019-03/mali-eld031919.php

合成カンナビノイドJWH-018を2mg吸入すると思考や記憶を有意に障害し反応時間を遅くし混乱と解離を増やす。Cannabis and Cannabinoid Researchに発表されたプラセボ対照クロスオーバー試験。JWH-018はスパイスやK2と呼ばれる違法薬物に検出されている。

 

その他

-議論の多い栄養士をメルボルン大学に入れるなという呼びかけ

Calls to ban controversial nutritionist from University of Melbourne

By Henrietta Cook March 19, 2019

https://www.theage.com.au/national/victoria/calls-to-ban-controversial-nutritionist-from-university-of-melbourne-20190319-p515fa.html

科学者や医師らが、高脂肪食ががんを「飢えさせる」と主張する栄養士によるセミナーをキャンセルするようメルボルン大学に要請している

「Bring Back The Fat脂肪を呼び戻せ」の著者Christine Cronauが全国講演会の一環としてこの高名な大学で低炭水化物高脂肪食の利点を話す予定である。それに対して1200名の科学者や医師などからなるFriends of Science in Medicineが大学にイベント中止を求める文書を送った。2017年にはCronau 氏はMurdoch, Adelaide, South Australiaおよび Edith Cowanの4大学でセミナーを計画していたが同様に抗議を受けてキャンセルしている

 

-培養肉:未来のチキンの味覚試験

Lab-grown meat: Taste-testing chicken of the future

by  Lexy Savvides   | March 19, 2019

https://www.cnet.com/news/visit-to-nearby-asteroid-bennu-reveals-rubble-trouble-and-the-seeds-of-life/

培養鶏肉で作ったチキンナゲットの味見(動画)

(鶏ほど飼料効率の良い家畜の、しかもナゲットに、培養肉なんてわりにあわない。動物を殺さないことだけを求めているんだな)

 

-子どもの予防接種義務化に反対していた政治家が水痘で入院

Politician opposed to mandatory childhood vaccinations hospitalised with chickenpox

March 20, 20192

https://www.news.com.au/lifestyle/health/politician-opposed-to-mandatory-childhood-vaccinations-hospitalised-with-chickenpox/news-story/3fb2b6fb4b5008d7b998dec3e28176dd

イタリアの極右政党のMassimiliano Fedrigaが水痘で4日間入院していた。さらに自分の子どもには予防接種をしていたことも発覚

 

-ワクチン反対活動家が子どもを亡くした母親を攻撃

Anti-vaxers attack mothers whose children have died

https://edition.cnn.com/videos/health/2019/03/19/anti-vax-harassment.cnn/video/playlists/top-news-videos/

インフルエンザで子どもを亡くし、予防接種の大切さを訴える母親に対して反ワクチン派が攻撃しているというニュース。

(反ワクチン運動の酷さを強調するニュースが増えた。)

 

-遺伝子編集食品は安全、日本の委員会が結論

Scienceニュース

Gene-edited foods are safe, Japanese panel concludes

By Dennis Normile Mar. 19, 2019

http://www.sciencemag.org/news/2019/03/gene-edited-foods-are-safe-japanese-panel-concludes

日本では、遺伝子組換え食品は表示しなければならないが、助言委員会はそれが遺伝子編集食品にもあてはまるかどうかは言わなかった

日本は、昨日の助言委員会の合意が厚生労働省に採用されれば、ある基準にあてはまる限り、遺伝子編集食品を安全性評価無しに消費者に販売することを認めるだろう。NHKに対して新潟大学の内分泌学者で委員会の議長Hirohito Soneは「伝統的交配法と遺伝子編集に安全性についてはほとんど違いはない」と語った。

遺伝子編集食品の規制については世界的に議論が盛んである。科学者や規制担当者は別の生物から遺伝子を移す遺伝子組換えと、CRISPRのような新しい技術を使って生物の中のある種の遺伝子を失活させたり変えたりする遺伝子編集との違いを認識している。だからFDAは昨年ほとんどの遺伝子編集食品は規制対象ではないだろうと結論した。しかし欧州司法裁判所は遺伝子編集作物をこれまでの遺伝子組換え植物と同じ長期にわたる認可プロセスを経なければならないと判断した。今回日本は米国に倣った。

消費者団体はこの助言案に反対している。日本消費者連盟は「遺伝子組換え食品はいらない!」をスローガンに全ての遺伝子編集作物の規制と安全性評価と表示を要求する署名を集めている。消費者が新しい技術を受け入れるかどうかはまだわからない。日本はGM食品の販売を認めているが人々の慎重さが摂取を制限し農家は栽培していない。しかし相当量のGM加工食品や飼料を輸入している。日本の研究者はゲノム編集ジャガイモやコメやチキンや魚を研究していると報告されている。「懸念を緩和するには新しい技術の丁寧な説明が必要だろう」とSoneは言う。

(消費者団体はマイナーな日消連ではなく消団連をとりあげて欲しかったかも)

2019-03-19

[EU]査察

米国―輸出管理‐植栽用植物と種子

United States―Export Controls - plants for planting and seeds

25/02/2019

http://ec.europa.eu/food/audits-analysis/audit_reports/details.cfm?rep_id=4097

2018年9月10~21日に米国で実施された、EU輸出用植栽植物と種子の輸出管理システムを評価するための査察。米国の植物健康管理システムは整備され、EU輸出用の生産地と積送品の検査はよく組織化されている。だが、各州の実務でEUに規制されている特定有害生物(HOs)、特に有害菌Xfの除去が必ずしも保証されているわけではない。Xfに感染しやすいことが知られている植物の米国からの輸入に植物の健康リスクがあることが違反事例から分かった。XfのEU阻止は植物検疫手段関連の国際基準の規定やEU規則に従ってフォローアップされる。だが、HOsの存在以外の理由による阻止の組織的なフォローアップがないため、これらの阻止は繰り返し発生している。

 

[EU]医療機器中フタル酸についてのパブリックコメント募集

Public consultation on phthalates in medical devices

https://ec.europa.eu/health/scientific_committees/consultations/public_consultations/scheer_consultation_08_en

SCHEERが本日発表した、ある種の医療機器に、発がん性、変異原性、生殖毒性あるいは内分泌撹乱性である(CMR/ED)フタル酸類が存在することのベネフィット-リスク評価(BRA)についての予備的ガイドラインについて、意見募集を行う

このガイドラインで用いられているアプローチは他のCMR/ED物質についても使われるだろう。またこのガイドラインの有用性について3年の経験の後評価することも勧める。

募集期間は2019年4月29日まで。

ガイドライン

https://ec.europa.eu/health/sites/health/files/scientific_committees/scheer/docs/scheer_o_015.pdf

BRAの枠組み

使用シナリオ

ステップ1:医療機器成分の組成の性質の記述。CMR/EDの存在と濃度の同定

ステップ2:CMR/EDの機能と使用の記述

ステップ3:CMR/EDリスクの評価

 

非使用シナリオ

ステップ4:可能性のある代用品のリスト作成

ステップ5:候補物質の同定

ステップ6:代用品候補の記述

ステップ7:代用品のリスク評価

 

フタル酸と代用品候補の評価

ステップ8:機能、性能比較

ステップ9:リスク比較

ステップ10:ベネフィットとリスクの比較

 

不確実性解析では5段階スケールを推奨

 

[EFSA]意見等

-全ての動物種用技術的飼料添加物(衛生状態促進剤)としてのギ酸ナトリウムの有効性

Efficacy of sodium formate as a technological feed additive (hygiene condition enhancer) for all animal species

EFSA Journal 2019;17(3):5645 15 March 2019

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5645

ギ酸ナトリウムは最大濃度10,000 mg ギ酸相当量/kg完全飼料で全ての動物種に安全だと考えられている(例外として豚の最大濃度12,000 mg ギ酸相当量/kg 完全飼料は安全だと考えられている)。ギ酸ナトリウムは消費者と環境に安全だと考えられる。ギ酸ナトリウムには飼料の有効性を論証するためのデータが少なく、ギ酸ナトリウム液の追加データが評価された。ギ酸ナトリウム液は提案使用量で全ての動物種の飼料原料に衛生状態促進剤として有効な可能性がある。

 

-チアクロプリドの農薬リスク評価ピアレビュー

Peer review of the pesticide risk assessment of the active substance thiacloprid

EFSA Journal 2019;17(3):5595 14 March 2019

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5595

ナタネ葉とトウモロコシ種子処理の殺虫剤としての使用。情報不足と懸念が確認された。

 

-ブロッコリーのフルオピラムの既存MRL改訂

Modification of the existing maximum residue level for fluopyram in broccoli

EFSA Journal 2019;17(3):5624 14 March 2019

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5624

検証された定量限界(LOQ) 0.01 mg/kgでブロッコリーのフルオピラムの残留物を管理する適切な実施分析手段が得られた。リスク評価結果に基づき、報告された農業規範によるブロッコリーへのフルオピラムの使用から生じる残留物の短期及び長期摂取は毒性学的参照値を超える消費者暴露とはならず、従って消費者の健康リスクになりそうもない。

 

[MFDS]日本産輸入食品の放射能検査の結果

輸入検査課 2019-03-08

http://www.mfds.go.kr/brd/m_100/view.do?seq=43028

2019.2.22〜2019.3.7

 

[MFDS]貝類毒素発生及び検査の現状

農畜水産物安全課 2019-03-08

http://www.mfds.go.kr/brd/m_74/view.do?seq=43228

2019年3月8日現在、韓国の沿岸主要貝類の養殖場や周辺海域で採取した貝類の麻痺性貝毒の発生状況

採取禁止海域 慶南昌原市ナンポリ

検査および発生状況

<ムール貝類>

慶南昌原市ナンポリ基準超過検出(0.82mg / kg)(*目安:0.8 mg / kg以下)

 

[MFDS]幻覚物質である亜酸化窒素の誤用防止のために関係省庁と共に総力対応 

添加物基準課 2019-03-06

http://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=43297

環境省と食品医薬品安全処、警察庁、外交部は、食品添加物用途で販売される亜酸化窒素*を購入した後、幻覚を目的に吸引する事例が継続して発生しているため、誤用を防止して国民の健康を保護するために亜酸化窒素に対する流通管理を強化する。

   * 亜酸化窒素: 医療用補助麻酔剤、ホイップクリームの製造に使われる食品添加物、半導体洗浄剤(工業用)など、多様な用途で使われる化学物質

環境省は、2017年7月に「化学物質管理法施行令」を改正して、亜酸化窒素を幻覚物質として指定し、亜酸化窒素を吸引する目的のための所持、販売を禁止*した。

    *違反時3年以下の懲役または5千万ウォン以下の罰金(「化学物質管理法」第22条)

しかし、最近食品添加物として販売されている亜酸化窒素(ホイッピングガス)を購入した後、吸いこむ事例が頻繁に発生しているため追加的な対策作りが必要になった。

    * 釜山居酒屋で亜酸化窒素吸入疑いで20代男女検挙(’19. 1. 31.)、江南区で20代男女亜酸化窒素吸入後、警察に自主申告‧逮捕(’19. 2.。 12.) など

□ まず、食品添加物として販売される亜酸化窒素の小型容器(カートリッジ)販売が禁止される。

○ 食薬処は、食品添加物である亜酸化窒素をコンピュータ・ネットワーク(オンライン)で個人が購入して幻覚目的に使われるのを防止するために「食品添加物基準及び規格」改正案を3月中に行政予告する予定。

○ 改正案は、幻覚を目的に無分別な購買が行われないようにホイップクリームの製造用の小型容器(カートリッジ)亜酸化窒素製品の製造‧輸入‧流通を全面禁止し、亜酸化窒素は、2.5L以上の高圧金属製の容器にのみ充填するようにした。

   *高圧金属製の容器に充填された亜酸化窒素は、「高圧ガス安全管理法」によって取り扱い・管理される

○ ただし、コーヒー専門店、ベーカリーなど食品販売所は亜酸化窒素ガス容器を設置しなければならない状況を考慮して営業者が準備できるように告示施行後1年の猶予期間を置く予定である。

□ また、亜酸化窒素の誤用防止のための取り締まりと広報が強化される計画である。

○ 警察庁は亜酸化窒素吸入、吸入目的所持、不法販売‧提供行為に対する取り締まりを強化する計画である。

○ 環境省は3~6月の期間中に集中してサイバー監視期間を運営して、コンピュータ・ネットワーク(オンライン)上で幻覚目的と疑われる亜酸化窒素販売‧流通掲示物を監視‧摘発して関係機関に措置する計画である。

○ また、食薬処は家庭でホイップクリームを作る時には亜酸化窒素の代わりに二酸化炭素容器(カートリッジ)を使用したり、スプレーホイップクリーム製品を使用するように勧告して、告示の施行に先立って法違反事例が発生しないように亜酸化窒素改正案の広報を強化する計画である。

○ 外交部は韓国人観光客を相手にした亜酸化窒素風船(別名ハッピーバルーン)販売事例が最近東南アジア諸国で頻繁に発生しているため、亜酸化窒素の不法吸入時処罰されることがあるという点*及び注意事項などを海外安全旅行情報案内放送及び外交部などを通じて積極的に広報する計画である。

     * 海外で不法吸引したとしても属人主義によって国内で処罰

□ 政府関係者は、「亜酸化窒素は、繰り返し吸入すると窒息する可能性があり、ひどければ低酸素症で死亡に至ることがある」と述べ、「国民も幻覚物質の危険性を正しく認識して、必ず指定された用途にのみ使い、関連不法行為を知った場合、警察に積極的に申告(112)するように願う」と発表した。

 

[MFDS]生活の中の微細粉塵の対処法 

サイバー調査団 2019-03-06

http://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=43296

□ 食品医薬品安全処は、今年の微細粉塵・黄砂が頻繁に発生することに備えて、医療用マスクの購入及び使用要領、目薬・コンタクトレンズ使用時の注意事項、食品保管及び摂取時の注意事項など分野別安全管理情報を提供する。

■ 医薬外品保健用マスクの正しい使い方

○ 医薬外品として許可された「保健用マスク」は、一般マスクと違い微細粒子を取り除く性能を持っているので、微細粒子‧黄砂から呼吸器を保護するためには保健用マスクを着用しなければならない。

  医薬外品で許可された保健用マスクは95社543個製品('19. 3. 5.基準)ある。

○ 許可された「保健用マスク」製品には、粒子の遮断性能を表わす「KF80」、「KF94」、「KF99」の文字が表示されているが、「KF」の後に付いた数字が大きいほど微細粒子遮断効果がさらに大きいが、呼吸が困難になる不便があるので微細粒子‧黄砂発生のレベル、個人別呼吸量などを考慮して製品を選択するのが望ましい。

   「KF80」は、平均0.6㎛サイズの微細粒子を80%以上取り除くことができ「KF94」、「KF99」は、平均0.4㎛サイズの微細粒子をそれぞれ94%、99%以上取り除くことができる。

   ※ KF(Korea Filter): 保健用マスクは、KF文字後に数字を表示して、該当製品の微細粒子遮断性能を表わす。

○ 保健用マスクは、洗濯すると変形して機能を維持することができないので、洗濯せずに、一回使用した製品は、ほこりや細菌に汚染していることがあるので、再使用しない。

また、タオルやティッシュなどを重ね当てすると密着力が低下して微細粒子遮断効果が落ちる、着用後にマスクの外側を触ってはいけない。

○ 妊婦、呼吸器‧心血管疾患者、子供、老弱者などマスク着用で呼吸が不便な場合には使用を中止しなければならず、必要に応じて医者など専門家に相談する必要がある。

■ 目薬使用時の注意事項

■ コンタクトレンズ使用時注意要領

■ 個人洗浄用化粧品使用時注意事項

■ 食品保管及び摂取時の注意事項

○ 包装されていない食材などを保管する時には、プラスチック袋あるいはカバーがある衛生容器に密封して保管し、屋外に保存・保管している場合、室内に移さなければならない。

○ 食品を料理する時には、微細粉塵がキッチンに入ってこないように窓を閉めた後、料理して、果物や野菜は使用前にきれいな水で十分に洗って使う。

   2次汚染を防止するために、手洗いなど個人衛生管理も徹底的にしなければならない

○ また、微細粉塵‧黄砂発生時の料理器具などを洗浄、殺菌消毒して残存汚れなどを除去した後使わなければならない。

○ 国内の許可された健康機能食品の中には、微細粉塵や黄砂による呼吸器疾患に効果があったり、これを予防する機能性製品はないので健康機能食品の購入時に虚偽・誇大広告に注意しなければならない。

食薬処は、微細粉塵・黄砂がひどい時にはなるべく外出を控えて、外出時には医薬外品として許可された保健用マスクを着用して、外出後には必ず顔と手足をきれいに洗うなど衛生管理を徹底するのが重要であると呼びかけた。

 

[MFDS] [報道参考資料] 食品医薬品安全処、第3期食医薬ソーシャルコミュニケーター113名に委嘱 

疎通協力課 2019-03-05

http://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=43293

□ 食品医薬品安全処はブログ、SNSなどのオンラインで正しい食品医薬品安全情報を知らせて国民とコミュニケーションを強化するために、「第3期食品医薬品ソーシャルコミュニケーター」別名「食品医薬品アベンジャーズ」)113人を選抜して、6日に委嘱する。

○「‘第3期食品医薬品ソーシャルコミュニケーター」は、国民とのコミュニケーションが必要な医薬安全オープンフォーラム、食品放射能などのコミュニケーションテーマを持って‘19年3月から12月まで正しい食品医薬品安全情報を知らせる役割を遂行する予定。

コミュニケーションテーマについて国民の目線に合わせてSNSで通知し、イベント現場訪問‧体験共有‧国民の利益のためのアンケート調査などの活動も行う。

  * 食品医薬品ソーシャルコミュニケーター1期(100人)と2期(189人)は、食品添加物を正しく知る、正しい食品の購入・保管要領、飲食店の衛生等級制、食品安全の日など食品医薬品安全コンテンツを製作して、情報を共有する活動を進行

○ 委嘱式は3月6日食薬処で開催され、活動終了後優秀活動者を選定して表彰する予定。

 

[MFDS]春シーズンの水産物貝類毒素の安全管理強化 

農畜水産物安全課 2019-03-04

http://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=43292

食品医薬品安全処長と海洋水産部は、最近、気候変動で貝類毒素検出時期が早くなっているため、3月4日から6月までムール貝、アサリ、ホヤなど水産物に対する回収‧検査と貝類毒素発生の懸念海域に対する安全性調査を強化する。

   *検査項目及び基準: 麻痺性貝毒0.8㎎/㎏、下痢性貝毒0.16㎎/㎏

 

[MFDS]残留農薬の基準を超える輸入ニンニクの芽の回収措置 

輸入流通安全課 2019-02-28

http://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=43291

□中国産‘輸入ニンニクの芽‘から残留農薬‘プロシミドン’が、基準(0.05㎎/㎏)超過(1.90㎎/㎏、0.54㎎/㎏)検出され、該当製品を販売中断及び回収措置する

 

[MFDS] [報道参考資料] 健康機能食品のビタミン・無機質9種の再評価実施 

食品基準課 2019-02-28

http://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=43290

□ 食品医薬品安全処は、‘19年には、健康機能食品原料のうち、ベータカロチン、カリウムなどビタミン・ミネラル9種を対象に再評価を実施する。

     * ベータカロチン、ビタミンK、ビタミンB1,ビタミンB2,パントテン酸、ビタミンB12,ビオチン、カリウム、クロム

○ 今年再評価対象であるビタミン・無機質9種は、 ‘19年12月に評価結果を発表する予定。

   - また、‘20年の再評価対象原料の紅参、アロエゲル、難消化デキストリン3種に対する予備調査も実施する予定。

○ 参考に、健康機能食品の再評価は、機能性原料を認定後、10年が経過した原料を対象とする周期的再評価と新しい情報事項などが確認されて実施する臨時的再評価で実施していて、 安全性と機能性に対する再評価結果をもとに、健康機能食品審議委員会の審議を経た後、認定事項の維持‧変更または取り消しなどの後続措置が行われる。

 

[MFDS]牛乳及び水産物の残留物質検査結果の発表 

農畜水産物安全課 2019-02-28

http://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=43288

□ 政府は、国民の高まった食の安全要求に適合するように、牛乳及び水産物に対する体系的な残留物質安全管理のために国の残留物質検査プログラムの導入を推進している。

○ 国の残留物質検査プログラムは検査規模、検査項目、検査結果による評価及び対策などを国が全体として設計し実施し、より体系的で総合的な管理が行われるようにしようとするもので、このための基礎資料確保のために、昨年原乳及び水産物に対する動物用医薬品及び農薬など残留物質の汚染レベルを試験的に調査した。

原乳(市販流通販売されている乳製品の原料)の場合、農場及び集乳所で採取した計336件について抗生物質、農薬、カビ毒など計67項目の調査を実施した結果、

○ 原乳11件で抗生物質が残留許容基準値を超過し、該当原乳は全量廃棄されて市場に流通しなかった。

  抗生物質以外の農薬やカビ毒では残留許容基準値を超過していない。

○ 現在すべての原乳で抗生物質を常時検査して、不適合(‘18年基準0.02%)の場合廃棄して、市場流通を遮断している。

□ 水産物では18品目計540件について動物用医薬品、禁止物質、重金属、環境由来の物質など22項目を調査した結果、

○ 養殖淡水うなぎ1件から使用が禁止されたニトロフラン代謝物が検出され該当製品は廃棄した。その他の水産物は全て基準に適合した。

 

[MFDS]市販流通加工食品、着色料使用安全なレベル

 添加物包装課 2019-02-27

http://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=43285

□ 食品医薬品安全処食品医薬品安全評価院は、市中に流通している加工食品を対象に食用タール色素の使用実態を調査し評価した結果、安全なレベルだと発表した。

○ 今回の調査は、加工食品に含まれている食品添加物である食用タール色素(9種)の含量を調査して、国民健康栄養調査をもとに、摂取レベルを評価して、国民の健康に与える影響を確認するために行った。

* 食用タール色素(9種): 食品に色を付与したり、元の色を復元させるために使う食品添加物で食用色素緑色3号(アルミニウムレーキ含む)、赤色2号(アルミニウムレーキ含む)、赤色3号、赤色40号(アルミニウムレーキ含む)、赤色102号、青色1号(アルミニウムレーキ含む)、青色2号(アルミニウムレーキ込み)、黄色4号(アルミニウムレーキ含む)、黄色5号(アルミニウムレーキ含む)

    * 食用タール色素は、国際食品添加物専門家委員会(JECFA)及び欧州食品安全庁(EFSA)などで安全性が確認された品目でCODEX、EU、日本など全世界的に広く使われている

○ 調査方法は、着色料が使われるお菓子、キャンディー類、チョコレート加工品など41食品1,454個の製品を中心に食用タール色素(9種)の含量を分析した。

□ 調査結果、回収‧検査した1,454個の製品で着色料が使用基準に適合した。検出量(最小不検出~最大288mg/kg)を根拠に実施した評価でも、人体に懸念がないレベルだった。

○ 食品の種類ごとの平均含量をもとに、一日暴露量を推定した結果、食用タール色素9種のうち赤色3号が相対的に高い暴露量を示したが、一日摂取許容量(0.1 mg/kg bw/day)に比べ0.52%(0.52 µg/kg bw/day)で非常に安全なレベルだった。

■ 着色料正しく知る

○ 食用色素は、食品を作るときに色を付与したり、本来の色を復元させる食品添加物で、現在食品に使用可能な食用色素は食用タール色素9種を含むクチナシ黄色素、紅花色素など計72種が指定されている。

    *これらは、アメリカ、ヨーロッパ連合、日本など多くの国で食品に許可

○ 食用色素は一日摂取許容量(ADI)を設定して、ADIを超えないように使用対象食品や使用量を制限していて、ADI以内で摂取すると安全です。 

○ 食用タール色素が使われた加工食品の包装には、原材料名及び含量に名称と用途を一緒に表示するようにしており、[例:食用色素黄色4号(着色料)]消費者が確認して選択することができる。

<参考>1.食用タール色素の一日摂取量許容量(ADI)

       2.食用タール色素の含有量の分析結果

       3.食用タール色素の食品タイプ摂取寄与率

       4.食用タール色素の摂取レベル

       5.子供と着色料広報資料

 

[ODS]ODSのファクトシートはビタミンB群のダイエタリーサプリメントに関する不明瞭さを改善する

Special Supplement -ODS Fact Sheets Cut the Confusion on B Vitamin Dietary Supplements

March 12, 2019

https://ods.od.nih.gov/News/Special_Supplement_-_March_12_2019.aspx

ダイエタリーサプリメントは高価で、ビタミンBの中には摂り過ぎると害になるものがある。例えばビタミンB6は定期的に大量に摂取すると、深刻な神経損傷を引き起こす可能性があり、ナイアシンの過剰摂取は紅潮、頭痛、発疹及びめまいを引き起こすことがある。一方、ビタミンB12はいくら摂取しても安全と思われている。ODSが完了した最新の一連のビタミンBのファクトシートは重要な栄養素について知っておくべきことをまとめたものである。

 

[HK] 法令違反サンプル

-包装フルーツグラノーラが栄養表示規則に違反している

Prepackaged Fruit Granola not in compliance with food label rules

Friday, March 15, 2019

https://www.cfs.gov.hk/english/unsat_samples/20190315_7376.html

食品安全センターが検査したところ、日本のフルーツグラノーラにおいて、砂糖が11.3g中0.8g(100g中7.08g)という申告のところ、100g中11.3g検出であった。

 

-缶入りロブスタービスクが栄養表示規則に違反している

Canned lobster bisque not in compliance with nutrition label rules

Friday, March 15, 2019

https://www.cfs.gov.hk/english/unsat_samples/20190315_7375.html

食品安全センターが検査したところ、ドイツのロブスタービスクにおいて、飽和脂肪酸が100g中0.1g、総脂質100g中1.6gという申告のところ、それぞれ100g中0.87g、5.8g検出であった。

 

[TGA]安全性警告:Make Coarser Make Bigger カプセル

18 March 2019

https://www.tga.gov.au/alert/make-coarser-make-bigger-capsules

TGA検査により、Make Coarser Make Bigger カプセルに示されない成分2-メルカプトベンゾチアゾール、ジクロフェナク及びグリベンクラミドを検出した。製品写真あり。

 

[FDA]警告文書 Ruben's Inc. 11/6/18

November 06, 2018

https://www.fda.gov/ICECI/EnforcementActions/WarningLetters/ucm632674.htm

食品のCGMP違反、製造、包装及び衛生管理、不純品の問題。

 

[FDA]FDAは意図的異物混入規則ガイダンス案について検討する公聴会を開催する

FDA to Hold Public Meeting to Discuss Intentional Adulteration Rule Draft Guidance

March 18, 2019

https://www.fda.gov/Food/NewsEvents/ConstituentUpdates/ucm633240.htm

2019年4月17日

 

[IARC]フランス、ノルウェー、米国の農業コホートにおける非ホジキンリンパ腫のリスクと農薬使用:AGRICOHコンソーシアムのプール解析

Pesticide use and risk of non-Hodgkin lymphoid malignancies in agricultural cohorts from France, Norway and the USA: a pooled analysis from the AGRICOH consortium

International Journal of Epidemiology

18 March 2019

https://www.iarc.fr/news-events/pesticide-use-and-risk-of-non-hodgkin-lymphoid-malignancies-in-agricultural-cohorts-from-france-norway-and-the-usa-a-pooled-analysis-from-the-agricoh-consortium/

IARCが議長を務める運営委員会が調整した研究がInternational Journal of Epidemiologyに発表された

https://academic.oup.com/ije/advance-article/doi/10.1093/ije/dyz017/5382278

オープンアクセス

316270人の農家の3 574 815人年観察で2430のNHLが診断された。ほとんどのメタハザード比で関連はなかった。33の農薬有効成分とNHLのサブタイプの組み合わせでは正と負の関連がいくつか検出された(暴露評価は育てた作物の自己申告からの推定)

 

[DH]脂肪砂糖塩の多い食品の広告制限:意見募集

Restrictions on adverts for food high in fat, sugar and salt: public asked for views

18 March 2019

https://www.gov.uk/government/news/restrictions-on-adverts-for-food-high-in-fat-sugar-and-salt-public-asked-for-views

政府は脂肪砂糖塩の多い食品や飲料のテレビやオンラインでの広告について午後9時を分岐点とする提案に意見募集

広告制限を強化する提案。バターやオイルなどの日用品には適用しない

以下から

Further advertising restrictions for products high in fat, salt and sugar

https://www.gov.uk/government/consultations/further-advertising-restrictions-for-products-high-in-fat-salt-and-sugar

2019年6月10日まで

 

[ヘルスカナダ]保健大臣からのメッセージ-全国中毒予防週間2019

Message from the Minister of Health – National Poison Prevention Week 2019 - March 17-23, 2019

https://www.canada.ca/en/health-canada/news/2019/03/message-from-the-minister-of-health--national-poison-prevention-week-2019---march-17-23-2019.html

全国中毒予防週間に、日常生活で暴露されている毒に注意するよう呼びかける。毒のあるものというと最初に農薬や洗浄剤が思い浮かぶだろうが実際にはどんなものでも不適切な使用方法では毒になる。例えばタバコより毒性が低いと宣伝されている電子タバコのリキッドは極少量でも飲み込むと中毒になる。また大麻についても注意をよびかけたい

 

論文

-乳幼児のアトピー疾患への早期栄養介入の影響:母親の食事制限、授乳、加水分解乳、及びアレルギー成分を含む離乳食の導入時期

米国小児科学会臨床レポート

The Effects of Early Nutritional Interventions on the Development of Atopic Disease in Infants and Children: The Role of Maternal Dietary Restriction, Breastfeeding, Hydrolyzed Formulas, and Timing of Introduction of Allergenic Complementary Foods

March 2019

From the American Academy of Pediatrics

Clinical Report

https://pediatrics.aappublications.org/content/early/2019/03/15/peds.2019-0281

母親の食事制限は支持しない

母乳のみで育てることは3-4か月まで。

加水分解乳児用ミルクに根拠はない(捏造論文だったもの)

アレルギー誘発成分を含む食品の導入を遅らせることに根拠はなく、ピーナッツの早期導入がピーナッツアレルギー予防になる可能性についての根拠がある

 

-専門学会の臨床ガイドラインはしばしば偏っている

Clinical guidelines from specialty societies often biased

18-Mar-2019

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2019-03/cmaj-cgf031219.php

CMAJ。「専門性バイアス」として知られる現象。専門分野の治療法を勧める傾向がある。例えば泌尿器専門家はPSA検査を勧めるが他の診療科のほうが多いとPSAは勧めない。

(大体の分野でそう。だから評価が必要)

 

-飲まない人もアルコールの害に苦しんでいるかもしれない、研究が示唆

People who don't drink may still suffer harms from alcohol, study suggests

18-Mar-2019

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2019-03/bc-pwd031419.php

BMC Medicineに発表された2014年のドイツでアルコールによる他者への害を評価した研究。妊娠中の飲酒、交通事故、飲酒による暴力を評価した結果、第三者への害も相当であり、飲酒者を公衆衛生問題と認識する必要があると結論。

 

-砂糖入り飲料は心血管系疾患による死亡リスクの増加に関連しているかもしれない

Sugary drinks may be associated with an increased risk of death from cardiovascular diseases

18-Mar-2019

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2019-03/aha-sdm031419.php

Circulationに発表された新しい研究によると、炭酸飲料やスポーツドリンクのような砂糖で甘くした飲料を頻繁に飲むことは心血管系疾患による死亡と、より少ない程度でがんによる死亡リスク増加に関連していた。

1日1杯の砂糖入り飲料を人工甘味料飲料に置き換えると僅かにリスクが低下することに関連するが、1日4杯以上の人工甘味料入り飲料を飲むことは女性の死亡リスクの高さに関連した。しかし砂糖入り飲料ほどの強い関連はなかった。

 

砂糖入り飲料を多く摂取することは死亡リスクの増加と関連

Higher consumption of sugary beverages linked with increased risk of mortality

18-Mar-2019

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2019-03/htcs-hco031419.php

同じ研究だがこれは大学からのプレスリリース。↑は雑誌(米国心臓協会)からのプレスリリース。微妙にニュアンスが違っていて、大学発のほうがより過激になっている。米国心臓協会は飲料は水がベストではあるが砂糖入り飲料の代用品としての人工甘味料は選択肢になると言っているが大学発プレスリリースでは人工甘味料は大量に摂るべきではないと言っている。

 

そしてこれがメディアになると

コークやダイエットコークを毎日飲むと「若くして死ぬリスクが増える」

Drinking Coke or Diet Coke everyday 'increases your risk of dying young'

https://www.mirror.co.uk/news/uk-news/drinking-coke-diet-coke-everyday-14152783

 

-研究者らはEUでは2019年の全てのがんによる死亡は140万人と予想

Researchers predict 1.4 million deaths from all cancers in 2019 in the EU

18-Mar-2019

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2019-03/esfm-rp1031519.php

乳がんでの死亡率はEUでは減少するがポーランドでは増加

Annals of Oncologyに発表。乳がんによる死亡率は2014年の10万人あたり14.6から13.4に減るものの、高齢人口が増加しているため死亡総数は増加する。ポーランドなどの東欧はあまり良くない予測がされていて診断と治療に改善が必要。

 

-心疾患と脳卒中予防のためのACC/AHAガイダンス

ACC/AHA guidance for preventing heart disease, stroke released

18-Mar-2019

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2019-03/acoc-agf031719.php

米国心臓病学会(ACC)と米国心臓協会(AHA)による2019心血管系疾患一次予防ガイドラインが第68回ACC年次会合で発表され、同時にCirculationに発表された。全ての心血管系イベントの80%以上がライフスタイルの変更で予防できる、とガイドラインを作成したRoger S. Blumenthal教授は言う。

ガイドラインによると、最初に個人のリスク評価から始まる。それから健康的ライフスタイルへの変更を強調し、最新の研究に基づき現実的な助言を提供する。助言には以下のようなものが含まれる:健康的な食生活、定期的に運動する、健康体重維持、タバコは吸わない

アスピリンの使用については、心臓発作の既往症がある人、ステントが入っている人などは命を救う薬になるが健康な人が定期的に使うことについてはそれほど明確な根拠はないためごく希にしか使うべきではないとしている。LDL濃度が高いあるいは2型糖尿病などのリスク要因がある人にはライフスタイルの変更とともにスタチンを推奨すべき

2019 ACC/AHA Guideline on the Primary Prevention of Cardiovascular Disease

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S073510971933877X?via%3Dihub

 

-シーフードの誤表示率はMSCエコラベルのある製品では1%以下で世界平均は30%

Seafood mislabeling rate less than 1 percent for products with MSC ecolabel vs. global average of 30 percent

18-Mar-2019

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2019-03/msc-sfi031219.php

Current Biologyに発表された、1400以上のMSCラベル製品のDNAバーコーディング調査。1389検体は正しく13はそうではなかった

(水産物のエコラベル、日本ではほとんどみない)

 

-犬猫は完全菜食にすべき?オーナーの1/3はペットを菜食にすることに関心がある、研究が発見

Should cats and dogs go vegan? One third of owners interested in switching pets to plant-based diets, study finds

March 18, 2019

https://nationalpost.com/news/canada/should-cats-and-dogs-go-vegan-one-third-of-owners-interested-in-switching-pets-to-plant-based-diets-study-finds

餌を菜食にしようとするペット所有者が増えている-しかしネコは肉を食べないと生きられない

Guelph大学の調査ではペット所有者の35%がペットを菜食にすることに関心を示した。

PloS One

Plant-based (vegan) diets for pets: A survey of pet owner attitudes and feeding practices

https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0210806

最近の調査によるとカナダ人の20%近くが食事から肉を減らしたり完全に排除したりしている。カナダの自称菜食主義者は130万人で完全菜食主義者は466000人で過去最高である。彼らはペットにも肉なしを求める場合がある。しかし最近英国のネコの飼い主が完全菜食餌をネコに与えて動物愛護法違反で警告された。ネコは完全菜食にはなれない。

 

その他

-CBDオイル製品が魔法の治癒を約束する。しかしその誇大宣伝を科学は支持するか?

CBD oil products promise miracle cures. But does science support the hype?

March 18, 2019,

By Timothy Caulfield, Canada Research Chair in Health Law and Policy at the University of Alberta

https://www.nbcnews.com/think/opinion/cbd-oil-products-promise-miracle-cures-does-science-support-hype-ncna984216

今年のオスカーでのハイヒールに耐えるためにMelissa McCarthyはつま先にCBDオイルを塗った。USマガジンとWomen’s Healthはそれを「天才!」と讃えた。何十年もの間に、大麻製品は「殺人、精神異常、死」の象徴から人気の健康用品に変貌した。過去の大麻の悪者扱いは歴史的に複雑でしばしば非合理的だった。だからリスクから利益への逆方向への振り子の振れはある程度は妥当であるが、それにしても大麻を巡る分化の変化は劇的である。私は大局的には大麻の合法化は良いと思う。摂取の管理や研究を認めるのに役立つだろう。しかし現在の大麻を巡る誇大な宣伝は問題である。特に健康に良いと宣伝されているのがCBDで、しばしば万能薬として宣伝されている。シャンプーや練り歯磨きや石けんやローションに入っていてプロのアスリートが回復促進作用があると宣伝しアンチエイジング化合物という。イヌやネコ用のCBDサプリメントまである。マーサ・スチュワートが世界最大の大麻製品業者のひとつCanopy Growと組んだので一連のペット用品にも出てくるだろう。そしてより重大な健康問題、ADHDや自閉症、不安、痛みなどの治療用にも宣伝されている。CBDは市場に溢れ、2022年までには220億ドル市場になるだろうと推定されている。

しかし報道やお金やポップカルチャーの全てがポジティブであるが、科学は極めて曖昧なままである。面白い化合物ではあり合法化で研究が進むだろうが、宣伝されているほとんどのことに根拠はない。ヒトでの研究はあまりない。

大麻を巡ってはそれが「ナチュラル」であるとみなされてウェルネス業界に歓迎されている。多くの代替療法実施者が大麻をナチュラルで及び/又はオーガニックな医薬品代替品として宣伝している。さらに大麻を買うことはイデオロギーとして巨大製薬業界への反抗と信じられている。大麻の有用性は生命医学産業複合体によって隠されてきたという。ナチュラルニュースのようなウェブサイトがそのような宣伝をしている。そしてもちろんセレブが大きな役割を果たしている。Melissa McCarthyが使っていると報道するだけでいい、科学的根拠は必要ない。

こうした誇大広告が何故問題なのか?人々の不正確で間違った認識につながる。FDAが指摘するように、根拠のない治療法の詐欺的販売は公衆衛生上の相当な懸念である。その中には患者が適切な治療を受けることがなくなることも含まれる。また大麻のリスクも見過ごされている。

近い将来、大麻のリスクやベネフィットについてもっとよくわかるようになることを期待するが、今はまだそうなっていない。現時点では大麻に関連する騒動を無視するのがいいだろう。

 

 

 

-スーパーフードか脳卒中リスクか…卵の真実は?

Superfood or stroke risk...what's the truth about eggs?

By Madeleine Howell 

 18 March 2019 •

https://www.telegraph.co.uk/health-fitness/nutrition/superfood-stroke-riskwhats-truth-eggs/

 

-FDA長官は反ワクチンは国の健康危機をもたらす可能性があると言う

The FDA's top leader says anti-vaxxers could bring about a national health crisis

https://www.businessinsider.com/scott-gottlieb-fda-vaccines-key-fix-for-us-health-system-2019-3

Scott Gottlieb長官はBusiness Insiderに対して米国の反ワクチン運動の盛り上がりには対処する必要があると語った

 

2019-03-08

[EFSA]意見

-アナトーEの安全性と、食品添加物として使用される際のアナトー着色成分ビキシン及びノルビキシン(E 160b)の暴露

Safety of annatto E and the exposure to the annatto colouring principles bixin and norbixin (E 160b) when used as a food additive

EFSA Journal 2019;17(3):5626  13 March 2019

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5626

食品添加物及び香料に関する科学的パネル(FAF)は、新しく提案した使用と使用量を考慮して、アナトーEの安全性評価と、食品添加物として使用される際のアナトー着色成分ビキシン及びノルビキシン(E 160b)の暴露評価についての科学的意見を提出した。2016年にEFSAの食品添加物及び食品に添加される栄養源に関するパネル(ANS)は、食品添加物としてのアナトー抽出物の安全性に関する科学的意見を採択した。その意見でパネルは、許容一日摂取量(ADI) 6 mg ビキシン/kg 体重(bw)/日とADI 0.3 mgノルビキシン/kg bw/日を導出するのに毒性学的データベースは十分だと結論した。パネルはアナトーEの安全性を結論できなかった。アナトー(E 160b)、ビキシン及びノルビキシンベースのアナトー抽出物の食事暴露は、EC規則No 1333/2008付属書類で設定された最大許容量(MPLs)、食品企業が提出した使用量、使用拡大申請による提案使用量を考慮して推定された。ビキシンの暴露概算は、使用拡大提案を含む全ての集団グループと全ての詳細暴露シナリオでADI以下だった。ノルビキシンでは、いくつかの集団グループの95パーセンタイルでの使用拡大で超過が観察された。新たに提案した使用と使用量を考慮した着色成分ビキシンとノルビキシンの暴露評価に関する2017年のEFSAの声明では、ビキシンの食事暴露はADIを越えなかった。ノルビキシンでは、食事暴露は幼児と子供の高摂取量(95パーセンタイル)ADIを超えた。現在の意見でパネルは、食品着色料アナトーEは遺伝毒性の懸念を生じないと結論した。それにより、2つの着色成分ビキシンとノルビキシンに2016年に設定されたADIは、アナトーEにも適用できる。ビキシンの暴露概算でADI6 mg/kg bw /日を超えるものはなかった。ノルビキシンのADI1か国の詳細暴露評価シナリオで幼児の高摂取量(p95)で達した。パネルは不確実性や暴露の過大評価の可能性が非常に高いことを考慮して、暴露量は健康上の懸念を生じないと結論した。

 

-鶏肥育用Probion forte® (Bacillus subtilis KCCM 10941P及びBacillus coagulans KCCM 11093P)の安全性と有効性

Safety and efficacy of Probion forte® (Bacillus subtilis KCCM 10941P and Bacillus coagulans KCCM 11093P) for chickens for fattening

EFSA Journal 2019;17(3):5644 12 March 2019

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5644

この2つの細菌種は安全性適格推定(QPS)アプローチに適していると考えられるが、得られたデータが不十分で、この添加物の安全性と有効性の結論を出せなかった。新しい細胞毒性試験、新しい感作試験、新しい3つの有効性試験が提出されたが、この株の潜在的な毒素産生性を除外できず、Probion Forte®の対象種と消費者の安全性と有効性を結論できなかった。

 

[EU]RASFF Week11-2019

警報通知(Alert Notifications

フランス産ジャガイモのチアベンダゾール(0.77 mg/kg)及びフロニカミド(0.25 mg/kg)、フランス産冷凍緑豆にシロバナヨウシュチョウセンアサガオの存在、スロバキア産原料イラン産レーズンのオクラトキシンA (22.7 µg/kg)、シリア産クルディスタンピクルスの未承認着色料ローダミンB (>2000 µg/kg)、ドイツ産ピスタチオのオクラトキシンA (67 µg/kg)、ベトナム産冷凍メカジキステーキの水銀(1.68 mg/kg)、ガーナ産パーム油の未承認着色料スーダン4 (60 µg/kg)

注意喚起情報(information for attention

フランス産チルドメカジキフィレの水銀(1.2 mg/kg)、ベトナム産冷凍マカジキぶつ切りのカドミウム(0.08 mg/kg)及び水銀(1.78 mg/kg)、エジプト産酢漬けのカブの着色料エリスロシン(E127)非表示(3.5 mg/kg)2,4-ジニトロフェノール (DNP)のオンライン販売、米国産チルド真空パックメカジキフィレの水銀(0.74 mg/kg)、アルゼンチン産ピーナッツのアフラトキシン(B1 = 4.73 µg/kg)、スペイン産チルドメカジキの水銀(2.0 mg/kg)

フォローアップ用情報(information for follow-up

チェコ共和国産;スイス産;ドイツ産;産出国不明オイルドロップの未承認新規食品成分カンナビジオール(CBD)、インド産オランダ経由バスマティ米の包装からのミネラルオイルの溶出(18 mg/kg)、ポーランド産ライ麦粉のオクラトキシンA (7.25 µg/kg)

通関拒否通知(Border Rejections

インド産チリの未承認物質ペルメトリン(0.24 mg/kg)、ケニア産白豆の未承認物質メタミドホス(0.06 mg/kg)及びアセフェート(0.14 mg/kg)、米国産殻付きピスタチオのアフラトキシン(B1 = 12; Tot. = 13.7 µg/kg)、イスラエル産乾燥成型魚用飼料に反芻動物のDNAの存在、アゼルバイジャン産有機ヘーゼルナッツ穀粒のアフラトキシン(B1 = 35.05; Tot. = 39.06 µg/kg)、インドネシア産ナツメグのアフラトキシン(B1 = 31.3; Tot. = 48.9 µg/kg)、エジプト産殻付きピーナッツのアフラトキシン(B1 = 44.9; Tot. = 52.3 µg/kgB1 = 52.9; Tot. = 59.4 µg/kg)、ジョージア産ヘーゼルナッツのアフラトキシン(B1 = 7.2 µg/kg)、トルコ産乾燥イチジクのアフラトキシン(B1 = 39; Tot. = 78 µg/kg)、トルコ産乾燥アプリコットの亜硫酸塩高含有(2521 mg/kg)、米国産殻をとったアーモンドのアフラトキシン(B1 = 13.05; Tot. = 42,9 µg/kg)

 

[FDA]農作物安全性のための農業用水要件履行のための新しいツールと科学の発展についてのFDA長官Scott Gottliebと副長官Frank Yiannasの声明

Statement from FDA Commissioner Scott Gottlieb, M.D., and Deputy Commissioner Frank Yiannas on advancing new tools and science for implementing agricultural water requirements for produce safety

March 15, 2019

https://www.fda.gov/NewsEvents/Newsroom/PressAnnouncements/ucm633586.htm

先に提案されていた農業用水要件法令遵守日の延期を最終化するにあたり、最近のロメインレタスでのアウトブレイク事例で学んだことを組み入れて連邦基準の実行可能性を確保するために追加の時間をどう使うかについて最新情報を提供する

(プロなら安全な水以外使うなという話なのだが家庭菜園とか適当なたまり水使うよね)

 

[USDA]USDA APHISは収量が多く除草剤に耐性の遺伝子組換え大豆の規制解除申請のための植物害虫リスク評価案と環境評価案を発表

USDA APHIS Announces Availability of Draft Plant Pest Risk Assessment and Draft Environmental Assessment for Petition to Deregulate GE Soybean for Increased Yield and Herbicide Resistance

Last Modified: Mar 15, 2019

https://www.aphis.usda.gov/aphis/newsroom/news/sa_by_date/sa-2019/ge-soybean

30日間意見募集

Verdeca LLC 社のIND-00410-5

 

[USDA]APHISは害虫と病気のウェブページを発表

APHIS Launches Webpage for Pests and Diseases

Last Modified: Mar 14, 2019

https://www.aphis.usda.gov/aphis/newsroom/stakeholder-info/sa_by_date/2019/sa-03/pest-disease

Pests and Diseases

https://www.aphis.usda.gov/aphis/resources/pests-diseases/pests-and-diseases/pests-and-diseases

 

[USDA]リンゴ果樹園には多様なハチのコミュニティがベスト

ARS

Diverse Bee Communities Best for Apple Orchards

By Jan Suszkiw  March 15, 2019

https://www.ars.usda.gov/news-events/news/research-news/2019/diverse-bee-communities-best-for-apple-orchards/

ミツバチだけがリンゴの花の授粉媒介者ではない、マルハナバチ、コハナバチ、mason bee(マメコバチ?)、その他たくさんの種類も、そして多い方がいい。Scienceに最近発表された研究。

 

論文

-卵好きにとって悪いニュース

Bad news for egg lovers

15-Mar-2019

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2019-03/nu-bn031319.php

卵とコレステロールの多量摂取は心疾患と死亡リスクを高くする

JAMA。約3万人の成人の最大31年のデータを調べて、1300mgのコレステロール摂取は心血管系疾患の17%と死亡で18%の高いリスクに関連する。米国人の食事で最もコレステロールが多いのは卵の黄身で、平均成人週に3-4個の卵、一日300mgのコレステロールを摂っている。この研究は米国食事ガイドラインの再評価の必要性を示唆する、と著者らは言う

Associations of Dietary Cholesterol or Egg Consumption With Incident Cardiovascular Disease and Mortality

2019/03/19

https://jamanetwork.com/journals/jama/fullarticle/2728487

 

-食事由来のコレステロールあるいは卵を食べることと心血管系疾患や死亡との関連とは何か?

What is association of dietary cholesterol or eating eggs with risk of cardiovascular disease, death?

15-Mar-2019

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2019-03/jn-wia031419.php

JAMA

 

SMC UK

卵とコレステロールと心疾患を調べた研究への専門家の反応

expert reaction to study looking at eggs, cholesterol and heart disease

March 15, 2019

http://www.sciencemediacentre.org/expert-reaction-to-study-looking-at-eggs-cholesterol-and-heart-disease/

JAMAの研究への反応

英国心臓財団上級栄養士Victoria Taylor

心臓と循環器の疾患に関連した卵の役割についてはたくさんの議論がある。この研究は卵を多く食べるヒトはコレステロールが多いために心疾患リスクが高いことを示唆する。しかしこの種の研究は関連を示すのみで因果関係は示せず、この関連の背景についてはさらなる研究が必要である。健康的な食生活はバランスが全てである。もしあなたが何かをたくさん食べれば、他の健康上の利益がある可能性のある食品を食べる余地が無くなる。卵は栄養が豊富で、この研究では食べる量を問題にしているが調理法や何と一緒に食べているかも重要である。例えばポーチドエッグを全粒穀物トーストにのせたものは伝統的ベーコンソーセージ目玉焼きより健康的であろう

Open大学応用統計学名誉教授Kevin McConway教授

これは適切な統計手法を用いた注意深い研究である。結果は多数の人数に基づく。しかしそれでも卵とコレステロールと死亡率の関連への質問の答えに近づくことはできない。

この種の研究の基本的問題は何が原因で何がおこったのかを決められないということである。なぜなら、例えば卵を多く食べるヒトはあまり食べないヒトと比べて他にも食べるものに違いがあるだろう。そのような他の要因が原因かもしれない。研究者らはそのことを指摘していて、これまでの研究が一貫していないのはそのためかもしれないと言う。そこで統計学的に相当な努力をしている。しかしそれでも卵やコレステロールが死亡率の高さの原因だとは言えない。また彼らの発見した関連はそれほど強くないことも指摘するのが重要だろう(略)

他にもたくさんの注意すべき理由がある。卵の摂取とコレステロールの指標は研究により異なる方法で測定されていて、重要なのはおおくがたった一回である。長くて30年、平均17.5年もの間には人々の食事は変わるだろう。また米国では参考になるかもしれないが他国ではそうではないかもしれない。

この研究が悪いというのではない、むしろとても質が高い、少なくとも統計については。しかしこれはとても難しい分野であることを強調したい。多くの文脈の異なる研究を横断して系統的に調べることが前進する方向だろうが、それにはまだ至っていない。

King’s College London栄養と食事名誉教授Tom Sanders教授

血中コレステロール濃度に対して食事由来のコレステロールはあまり影響が大きくない。300mgのコレステロールを卵で食べてもらうとLDL濃度が0.15 mmol/L増加し(約4%増)、これはCVDリスクを3%増やすと予想される。典型的なCVDリスクがその後10年で10%の非喫煙者の55才男性だと、これが0.3%増えることになる。

この新しい報告は米国の地域ベースのコホート研究6つの合計29615人のデータをまとめた。米国人の人種の多様性を反映したところが強みである。弱点は食事調査が最初の一回だけであること、卵の摂取が不健康なライフスタイル(喫煙、肉の多さ、野菜果物の少なさ)と強く関連することである。習慣として強い関連のある要因の交絡を排除するのは不可能である(略)

この手の研究は関連を示すのみで因果関係は示せない。しかしながら教訓とすべきは、一緒に発表されたエディトリアルでも支持されているが、たくさんの肉と卵を含む典型的な米国風食生活は心血管系の健康状態の悪さと関連するということだろう。しかし私はこれが米国にのみあてはまると思う

 

その他

-The Lancetエディトリアル

WHO改革は混乱が続く

WHO reform continues to confuse

Editorial|Volume 393, ISSUE 10176, P1071, March 16, 2019

発表を巡ってスタッフや関係者とのコミュニケーションがとれていない様子を報告

 

富を増やすには健康への投資が重要

Investment in health is key to boosting wealth

Editorial|Volume 393, ISSUE 10176, P1072, March 16, 2019

G20健康開発パートナーシップが発表した「健康的な国、持続可能な経済」報告書発表に寄せて

Healthy nations, sustainable economies: How innovation can better ensure health for all

05 Mar 2019

https://www.mmv.org/newsroom/publications/healthy-nations-sustainable-economies-how-innovation-can-better-ensure-health

 

日本の大学病院の無償労働医師

Unpaid doctors in Japanese university hospitals

Kenji Shibuya Nobuya Unno

Volume 393, ISSUE 10176, P1096-1097, March 16,2019

(渋谷先生が大学病院での若い医師の無償労働慣行をLancetに告発)

 

-カナダ医療微生物学と感染症学会意見表明

カナダの感染症専門家はライム病への長期抗生物質治療をしないよう注意を呼びかける

Canada’s infectious disease experts caution against prolonged courses of antibiotics for Lyme disease

March 17, 2019

https://www.ammi.ca/Update/183.ENG.pdf

(ライム病が増加している中、主流ではない医師に、疾患として認定されていない「慢性ライム病」と診断されて長期にわたって抗生物質投与を受けている場合があるので注意をよびかけている

参考http://natrom.hatenablog.com/entry/20130618/p1

 

-何千人もの科学者が子どもたちの気候変動ストライキを支持

Natureニュース

Thousands of scientists are backing the kids striking for climate change

14 March 2019

https://www.nature.com/articles/d41586-019-00861-z

世界中の子どもたちが学校を出て政府に地球温暖化対策をもっと進めるよう強く求めた

写真はロンドン

 

-ホメオパシーサプリメント業者の見下げ果てた反ワクチンドル箱

Homeopathy Supplement Peddler's Despicable Anti-Vaccine Goldmine

By Josh Bloom — March 16, 2019

https://www.acsh.org/news/2019/03/16/homeopathy-supplement-peddlers-despicable-anti-vaccine-goldmine-13880

Liddell Laboratories社の販売している「ワクチンデトックスホメオパシー」(予防接種の有害影響をデトックスすると宣伝)などについて

 

-クライストチャーチのモスクの攻撃-専門家の反応

SMC NZ

Christchurch mosque attacks – Expert Reaction

Published: 15 March 2019

https://www.sciencemediacentre.co.nz/2019/03/15/christchurch-mosque-attacks-expert-reaction/

略。ショッキングなニュースを見ることについての影響やメディアの報道のありかたなど。インチキ専門家による犯人の診断などではない)

 

-食品の流行:2019年は何がホット(かそうでない)か

Food Trends: What’s Hot (and Not) in 2019

http://www.berkeleywellness.com/healthy-eating/food/slideshow/food-trends-whats-hot-and-not-2019

栄養士へのアンケートの結果

1.発酵食品

2.アボカド

3.種子

4.古代の穀物

5.エキゾチックフルーツ

6.ブルーベリー

7.ビート

8.ナッツ

9.ココナツ製品

10.乳製品でないミルク

11.選外:ケール、サーモン、お茶、抹茶

 

-デンマーク全粒穀物パートナーシップ

Danish Whole Grain Partnership

https://www.fuldkorn.dk/english/

デンマークでは全粒穀物の主な摂取源はライ麦とオート麦であるが推奨量の30%しか食べていない。そこでより多くの全粒穀物を食べるよ介入する。

EUがこれを欧州全域に拡大するための研究を募集中