[MFDS]日本産輸入食品の放射能検査の結果
輸入検査管理課
2021.12.10〜2021.12.16
https://www.mfds.go.kr/brd/m_100/view.do?seq=43238
2021.12.3〜2021.12.9
https://www.mfds.go.kr/brd/m_100/view.do?seq=43237
[MFDS] [部署合同] 福島原子力発電所汚染水放出実施計画案提出に伴う緊急関係次官会議開催
輸入食品政策課 2021-12-21
https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=46018
‣ 日本側の一方的な汚染水海洋放出手続きの進行に深刻な懸念表明
‣ 原安委、日原子力規制委員会に遺憾表明書簡発送
‣ 時間制限のない十分な検討と徹底した検証要求
‣ 国民安全を最優先、海洋環境・食品安全確保のために必要なすべての措置施行
□ 政府は12月21日(14時)、政府ソウル庁舎で国務調整室長主宰の「福島原子力発電所汚染水放出対応関係次官会議」を、ソウルとセジョンをつないで緊急に開催した。
* 9省庁(国調室・外交部・原案委・海事部・科学技術部・環境部・食薬処・福祉部・文体省)
○ 今日の会議は、東京電力が原子力発電所汚染海洋放出実施計画案*を日本原子力規制委員会に提出(今日14時)することにともない、これに応じて汎政府レベルの対応方案議論のために開催した。
*「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請
□ 今回、東京電力が提出した実施計画案は原子力発電所汚染水を海洋放出するのに必要な関連施設および運営方法、汚染水濃度分析、取水・放水方法などに対する内容として、実際の汚染水放出のための必須手続きである、日本原子力規制委員会の審査を要請したものである。
□ これまで政府は周辺国と十分な協議なしで事故原子力発電所汚染水を海洋放出することの不当性に対して、日本政府に契機時ごとに問題を提起してきた。
○ これまで繰り返してきた懸念表明と我が国の持続的な海洋放出撤回要求にもかかわらず、一方的に汚染水海洋放出を推進するための手続きを進めることに対して、再度深刻な懸念を表明し、外交経路でもこのような我が国の立場を伝える予定である。
□ 一方、我が国の透明な情報提供および誠実な協議要求にもかかわらず、日本側が十分に説明していない部分について詳細な解明を要請する内容を入れた政府次元の重点質問要求書も、昨日、日本政府に伝達した。
○ また、今回の東京電力の実施計画案提出に対して、我が原子力安全委員会は日本の原子力規制委員会に書簡を発送するとともに、今日午後、別途説明会による汚染水海洋放出手続きの強行に対する遺憾を再度表明して、実施計画に対する時間制限のない十分な検討と、客観的・独立的審査要求および我が国に対する透明な情報公開を要求する計画である。
□ 政府は今後も国民の健康と安全を最優先に、海洋環境と食品安全を確保するために必要なすべての措置を実施していく。
(韓国は処理水とはいわず汚染水と言い続ける。)
[MFDS]医薬品成分含有の海外食品を販売した23業者を摘発
危害事犯中央調査団 2021-12-20
https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=46015
□ 食品医薬品安全処は、食品に使用が禁止されている医薬品成分が含まれた海外食品を輸入・販売したり購入代行して、「輸入食品安全管理特別法」と「食品衛生法」に違反した23社の事業者を摘発し、起訴意見で検察に送検した。
○ 食薬処は、最近、海外食品を購入代行する事例が多くなり、国内基準に合わない海外食品が流通しているという情報を入手して今回の捜査に着手した。
* 購入代行輸入件数:(’18年)200万4,397件(前年比11.01%↑)、(’19年)252万498件(25.75%↑)、(‘20年)329万7,653件(30.83%↑)、(‘21.11月基準)370万2,634件
○ 調査の結果、これらは海外食品を輸入・販売または購入を代行して、営業登録をしていない、または営業者であるが輸入申告をしない方法で6,698個の海外食品(販売金額1億3,943万ウォン)を国内に搬入・流通したことが確認された。
□ 流通した製品を回収・検査した結果、食品に使用が禁止された医薬品成分であるビンポセチン(血流改善剤)6.52〜34.2 mg/g、カバイン(不安治療剤)3.52〜51.6 mg/g、センノシド(便秘治療剤)A 2.17〜6.02 mg/g、センノシドB 3.36〜9.06 mg/gが検出された。
○ ビンポセチンはめまい、頭痛、胸焼けを引き起こしたり、流産や胎児の発達に有害な影響を及ぼすことがあり、カバインは眠気、記憶力の減少、震えを誘発することがある。センノシドは下痢、腹痛、嘔吐などの副作用を引き起こすことがある。
<添付>
1.ビンポセチン検出海外食品 Life Extension Cognitex Elite
2.カバイン検出海外食品 Kava-6、Kava Stress Reliefなど
3.センノシド検出海外食品 日本薬局方センナ(医薬品)、ULTRA SLIMハーブ茶、等
[MFDS]国民請願安全検査、市中流通の「食塩」安全
食品管理総括課/顧客支援担当官 2021-12-14
https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=46003
□ 食品医薬品安全処は国民請願安全検査制でピンクソルト*、天日塩などオンラインで販売されている食塩81製品を回収して基準・規格である重金属・不溶分**項目を検査した結果、全て適合した。
* ヒマラヤ鉱山で生産されたピンク色を帯びた天然岩塩(その他塩)
** 重金属(mg/kg):ヒ素(0.5以下)、鉛(2.0以下)、カドミウム(0.5以下)、水銀(0.1以下)/不溶分(%):塩を水に溶かしたときに溶けない成分で、天日塩(0.15以下)、再製塩(0.02以下)、燃焼・溶融塩(3.0以下)、精製塩(0.02以下)、その他塩(0.15以下)
○ 参考に、国民推薦が進行中の請願は、ドリップ式コーヒー包装紙、カプセルコーヒー、ごま油、テープ型ゼリー、酵素食品に対する安全性検査の要求などで、国民の多くの関心と参加を要請した。
[MFDS] [報道参考] 小規模食品業者の現場改善事例集の発刊
食品安全政策課 2021-12-14
https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=46000
□ 食品医薬品安全処は、小規模食品業者で発生した主な法令違反事項の改善事例を入れた「小規模食品業者の現場改善事例集」を12月14日製作・配布する。
○ 今回の事例集は、小規模食品会社が参考にできるように既存法令違反・改善事例を提供して、自律的な食品衛生管理を強化するための支援を行い、食品製造・加工業者などの衛生水準を向上させるのために用意した。
<添付>
1.「小規模食品業者の現場改善事例集」主要内容
- 現場改善事例
[EPA]EPAの新しい報告書は気候変動が米国の季節イベントと人々の健康と環境にどう影響しているのかを示す
EPA’s New Report Shows How Climate Change is Influencing Seasonal Events in the U.S. and Impacting Peoples’ Health and Environment
December 21, 2021
EPAは新しい報告書「季節性と気候変動:米国で観察された根拠のレビュー」を発表した
熱波の頻度上昇、山火事と花粉の季節の延長などはヒトの健康に影響する
[EPA]EPAは飲料水中のPFASの程度をより良く理解するために全国モニタリングを発表
EPA Announces Nationwide Monitoring Effort to Better Understand Extent of PFAS in Drinking Water
December 20, 2021
飲料水中の29のPFAS化合物とリチウムについて、全国モニタリングを行うため第5規制対象ではない汚染物質のモニタリング規則(UCMR 5)を最終化した
[FSANZ]食品基準通知
Notification Circular 184-21
23 December 2021
https://www.foodstandards.gov.au/code/changes/circulars/Pages/NotificationCircular184-21.aspx
新規申請と提案
・二枚貝のマリンバイオトキシン基準のハーモナイゼーション
・GM Trichoderma reesei由来セリンエンドペプチダーゼ
[WHO]2021年重要グローバルヘルスの節目
10 key global health moments from 2021
20 December 2021
https://www.who.int/news-room/spotlight/10-key-global-health-moments-from-2021
グローバルヘルスにおいて壮大な努力の1年だった。ここに10のハイライトを示す
・COVID-19対応における革新と不平等
・危機はおこり持続する イエメン、シリア、アフガニスタン等
・医療サービスの課題に取り組む
・女性のより大きな貢献と課題
・マラリアワクチン
・糖尿病対策新たに強化
・喫煙者減少
・認知症に警告
・気候対策に健康関連主張
・より強いWHOへ
[USDA]ペンシルベニア動物園のカナダリンクスにCOVID-19確認
Confirmation of COVID-19 in a Canada Lynx at a Pennsylvania Zoo
Dec 21, 2021
https://www.aphis.usda.gov/aphis/newsroom/stakeholder-info/sa_by_date/sa-2021/sa-12/covid-lynx-pa
(かわいい写真)
これまでアメリカの動物で確認された事例のまとめは以下
Confirmed cases in animals
https://www.aphis.usda.gov/aphis/dashboards/tableau/sars-dashboard
(犬猫が多いのは仕方ないとしても動物園で結構感染しているのはどうして?)
論文
-超加工食品の害を説明するにはタバコスタイルの健康キャンペーンが必要
Tobacco-style health campaigns needed to spell out ultra processed food harms
21-DEC-2021
https://www.eurekalert.org/news-releases/938280
人々はこれらの宣伝されている製品の害を知らない、より強力な健康警告が必要、と公衆衛生専門家が強く求める
BMJ Global Health
「警告:超加工」-本当の食品ではない食品に警告するよう呼びかける
‘Warning: ultra-processed’ — A call for warnings on foods that aren’t really foods
Trish Cotter, Alexey Kotov, Shuo Wang, Nandita Murukutla
https://gh.bmj.com/content/6/12/e007240
(論文ではなくコメント。1stのTrish Cotterの所属はVital Strategies という団体https://www.vitalstrategies.org/。食品に対して「危険、触るな食べるな」という警告を要求する過激さ。災害用備蓄とかしないのだろうか?こういうのをちゃんと批判しないと公衆衛生への信頼が毀損されると思うのだがBMJは既に過激派だし。)
-マクドナルドは低から中所得国の子どもに焦点をあわせているようだ、ソーシャルメディアの投稿が示唆する
McDonald’s seems to be focusing on kids in lower-middle income countries, social media posts suggest
21-DEC-2021
https://www.eurekalert.org/news-releases/938256
BMJ Nutrition Prevention & Healthに発表された15カ国でのソーシャルメディアマーケティングの解析。4ヶ月間の合計849の投稿を同定し、高所得国より低から中所得国での投稿数が多かった。
(マクドナルドが嫌いだということはわかった。宣伝規制がある国で投稿が少ないのは当然のような。4ヶ月で108件の投稿が「激しい宣伝」なのか)
-COVID-19パンデミック中のイングランドの高齢成人の精神衛生と福祉の急性及び長期変化
Immediate and Longer-Term Changes in the Mental Health and Well-being of Older Adults in England During the COVID-19 Pandemic
December 22, 2021
https://jamanetwork.com/journals/jamapsychiatry/fullarticle/2787196
高齢者はパンデミックによる心理的ストレッサーに上手に適応できなかった、政策は心理的介入やサービス提供を行うべき
-生物学的パラドクスががんの謎に新たな知見を提供する
A biological paradox offers new insights into the mystery of cancer
22-DEC-2021
https://www.eurekalert.org/news-releases/938805
動物に細胞が多いほど、長く生きるほど突然変異が蓄積してがんにつながる可能性があると考えられるが、象や鯨のような大きな長生き動物はがんが少ない。この謎をPetoのパラドクスとよぶ。Natureに発表された新しい研究で、191種110148個体の動物園の哺乳類の記録を解析した。その結果、がん死亡リスクは身体の大きさや寿命と概ね関係なかった。パラドクスの解決は、より大きくより長く進化してきた種は同時にがんへの耐性も進化させてきたことにある
(同じ種(人間)の中では身体サイズが大きい方ががんリスクが高い)
-ドイツの2018/2019冬のCampylobacter enteritisピークの調査
Investigating the Campylobacter enteritis winter peak in Germany, 2018/2019
Bettina M. Rosner et al.,
Scientific Reports volume 11, Article number: 22902 (2021)
https://www.nature.com/articles/s41598-021-02423-8
クリスマスと新年の休暇後のカンピロバクター症のピークの原因として鶏肉フォンデュとラクレットグリルが関連
(微生物だけどおもしろかったので。生の鶏肉を食卓に出すんだ?)
-Nature エディトリアル
岐路に立つ持続可能性
Sustainability at the crossroads
21 December 2021
https://www.nature.com/articles/d41586-021-03781-z
SDGsを介して2021年を振り返る
2021年:多数の危機の年
気候危機と闘う
捉えどころの無い生物多様性保護
フードシステム改良
国連センターからの強い動き
協力と内包
将来を見据える
-Nature’s 10
https://www.nature.com/immersive/d41586-021-03621-0/index.html
2021年の科学を形作る10人
Winnie Byanyima: ワクチン戦士
Friederike Otto: 気候探偵
Zhang Rongqiao: 火星探索者
Timnit Gebru: AI 倫理のリーダー
Tulio de Oliveira: 変異株追跡者
John Jumper: タンパク質予想者
Victoria Tauli-Corpuz: 先住民擁護者
Guillaume Cabanac: 偽装探偵
Meaghan Kall: COVIDコミュニケーター(公務員で、職務ではないが政府のデータを説明した、ボスは勧めもせず止めもせず、)
Janet Woodcock: 医薬品主任
-Natureニュース
中国の致死的実験室爆発はより広範な安全上の恐れを強調する
Fatal lab explosion in China highlights wider safety fears
22 December 2021 Andrew Silver
https://www.nature.com/articles/d41586-021-03589-x
大学の実験室で爆発があって死者が出たことで中国の科学者が標準的安全性プロトコールと監視の欠如を懸念する
10月に中国の大学(南京航空航天大学)で実験室の爆発があって二人が死亡した。状況はよくわかっていない。中国では大学の実験室でしばしば爆発と化学の学生を含む死亡が報告されている。
その他
-スリランカは食料危機を警告した次の日に農業大臣を解職
Sri Lanka sacks agriculture secy day after he warned of food crisis
by Press Trust of India December 23, 2021
Gotabaya Rajapaksa大統領は農業大臣Udith Jayasinghe博士を排除してDMLD Bandaranayakeにした。Jayasinghe氏が食料危機の可能性を警告しその事態の緩和策を示唆したためと観測筋はみている
-「ホメオパシーと予防接種には明確な概念上の類似点がある」ノー、そんなものはない
“There is a clear conceptual similarity between homeopathy and vaccination” NO, THERE ISN’T!
Edzard Ernst
Wednesday 22 December 2021
ドイツでは反ワクチン運動は驚くほど強力で、それが予防接種率の違いの主な理由の一つである。その少なからぬ部分は、ドイツでたくさんの反ワクチンプラクティショナーがいることによる。ドイツ古典的ホメオパシー協会が最近発表した記事を紹介する
(以下略。)