2020-06-26

[TGA]TGAは医療用大麻製品を違法に一般向けに宣伝しているという苦情を精査する

TGA to review complaints of alleged non-compliant advertising of medicinal cannabis products to the public

23 June 2020

https://www.tga.gov.au/media-release/tga-review-complaints-alleged-non-compliant-advertising-medicinal-cannabis-products-public

オーストラリア薬品・医薬品行政局(TGA)は医療用大麻製品を違法に一般に広告しているという苦情の精査を開始した。

TGAは法律違反に関連した多数の事業者に向けて違法行為をやめるよう指示する通告を出している。回答者の大多数は法を遵守するようになっている。私たちはそうでない人たちのための適切な行動を検討している。

TGAのコンプライアンスの焦点は3つある。1つは、必要に応じて提供されている医療用大麻製品には、1967年麻薬法・1989年医薬品法("TG Act")・1956年(輸入禁止)税関規則で適切な承認を得ている製品と同じ品質や安全性の基準を満たしていない可能性があるということである。

販売されている医療用大麻製品は規制検査を受けていないため、消費者がリスクにさらされている可能性のある苦情を優先している。

2番目に、毒物基準[1]の表4あるいは8の物質である大麻と大麻由来品は、一般向けに宣伝できない。これは、事業者が医療用大麻の情報を発表する際に、その情報が使用や供給を促進しないようにするために注意が必要だということを意味している。

最後に、重大な病気や状態、異常への言及は、医療用品の広告に使用する前にTGAの事前承認が必要で、制限表現あるいは禁止表現のいずれかである。承認されていない説明を使用するのはTG法違反の可能性もある。

公衆衛生の意義を反映して、TG法違反には刑法上の罰や民事上の罰則が適用される。「処方薬のみ」や「規制薬物」の非合法供給に関連する州法や準州法にも刑法上の罰が適用される可能性がある。

オーストラリアでの医療用大麻製品の入手に関するさらなる情報は、TGAのウェブサイト上で、また麻薬取締局から入手できる。TGAのウェブサイトには医療用大麻製品に関わる企業向けの具体的な広告ガイダンス資料もある。

脚注[1]  https://www.legislation.gov.au/Search/poisons%20standard

 

[ODS]ODS ニュースレター

The Scoop - Summer 2020

https://ods.od.nih.gov/News/The_Scoop_-_Summer_2020.aspx

パンデミック中にダイエタリーサプリメントを摂るべきか?

多くの人たちのように、あなたもこの前例のない時代に免疫力を高め、健康全般を改善するためにダイエタリーサプリメントを摂るべきかどうか疑問に思うかもしれない。例えば亜鉛やビタミンCを摂るかどうか、銅はCOVID-19ウイルスを死滅させるかどうか尋ねる人もいる。

どのビタミン、ミネラル、他のダイエタリーサプリメントにもCOVID-19の予防や治療ができるという科学的証拠はない。実際に、米国食品医薬品局(FDA)は、この感染症の予防、治療、治癒を主張する製品を販売する多くの企業に警告文書を発行している。

医療従事者や米国疾病予防管理センター(CDC)はあなたや周りの人をCOVID-19から守る方法の最良の情報源である。亜鉛、ビタミンC、他の栄養素について知っておくべきことはここにある。

・誰もが健康のためにビタミン類やミネラル類を必要としている。主に年齢や性別に基づく必要量は、食品や飲料から得たものと、摂取したサプリメントを含んでいる。だから、ビタミンやミネラルサプリメントが必要かどうかは、摂取した食品や飲料から既にどのくらい得ているかによる。

・ビタミンとミネラルは体内で固有の役割を担っている。例えばカルシウムは骨を強く保つ役割がある。肺から体の他の部分に酸素を運ぶヘモグロビンを作るには鉄が必要である。

・私たちの身体は健康的な免疫システムのために栄養素を必要とする。鉄、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンEを含む特定の栄養素は免疫システムを強く保つのに役立つ。そのため、不足すると免疫が弱まり、病気になる可能性が高くなる。だが不足しなければ、ビタミン類やミネラル類を多く取っても免疫を高めることはない。1袋の酵母を必要とするパンを焼くようなものである。酵母を追加しても役に立たない。

・多量のビタミン類やミネラル類は健康問題の原因となる可能性がある。多くのビタミン類やミネラル類は高用量では安全でないため「上限値(upper limits)」がある。例えば亜鉛を取りすぎると吐き気や嘔吐を引き起こす可能性があり、多量の銅は肝臓傷害の原因となりうる。更に、ビタミンEなど多くの栄養素は、特定の薬と相互作用したり干渉する可能性がある。

・健康や強い免疫システムのために栄養価の高い様々な食品を食べることに焦点を置く。果物、野菜、全粒穀物、タンパク質を含む健康的な食事パターンに従うと、身体が必要とする栄養素を得るのに役立つ。

・医療従事者が推奨する場合は、サプリメントを摂ろう。ダイエタリーサプリメントは状況によっては推奨されるため、助言を得るために医療従事者と話そう。例えば、喫煙者は非喫煙者より多くのビタミンCが必要で、高齢者や肌が黒い人は十分なビタミンDを得られない可能性があり、ベジタリアンは亜鉛やビタミンB12を十分得られない可能性がある。

ダイエタリーサプリメントを摂ると決めたなら、ファクトシートを調べてみよう。

・ダイエタリーサプリメントを摂る前に考えるべきことをもっと学ぶためにここから始めよう。

・マルチビタミン類と年齢やライフステージに基づいた選び方についてもっと学ぼう。

・全てのビタミン類やミネラル類の推奨量、良い食料源、上限値を知るために個々のビタミンとミネラルについてのODSファクトシートを参照しよう。

COVID-19と健康に関する連邦政府の情報源

・NIH 米国国立精神衛生研究所のウェブページ、COVID-19パンデミック中の精神衛生支援

https://www.nimh.nih.gov/news/science-news/2020/supporting-mental-health-during-the-covid-19-pandemic.shtml

・NIH アメリカ国立補完統合衛生センターウェブページ、クローズアップ:コロナウイルスと「代替」医療

https://www.nccih.nih.gov/health/in-the-news-coronavirus-and-alternative-treatments

・連邦政府のコロナウイルス(COVID-19)ウェブサイトからの最新の公衆衛生情報

https://www.coronavirus.gov/

ダイエタリーサプリメントについてもっと質問がある?栄養補助食品局(ODS)に尋ねよう。

ODSは消費者、医療従事者、学生、その他の人たちからの質問に答えてダイエタリーサプリメントの成分についての一般的な情報を提供している。ODSは特定の医薬品の質問に答えたり、紹介したり、ダイエタリーサプリメントの使用に関する個人的ガイダンスを与えたりすることはできないが、ODS職員の登録栄養士は各問い合わせに答え、役に立つ科学的根拠に基づいた情報を与える。ダイエタリーサプリメントについての質問をODSに送ろう。https://ods.od.nih.gov/About/Contact_Us.aspx

COVID-19は新たに出現した、急速に進化する状況である。

CDCから最新の公衆衛生情報を得よう。https://www.coronavirus.govext

NIHから最新の研究情報を得よう。https://www.nih.gov/coronavirus

 

[MFDS]日本産輸入食品の放射能検査の結果

輸入検査管理課 

-2020-06-19

https://www.mfds.go.kr/brd/m_100/view.do?seq=43142

2020.6.12〜2020.6.18

 

-2020-06-12

https://www.mfds.go.kr/brd/m_100/view.do?seq=43141

2020.6.5〜2020.6.11

 

[MFDS] [報道参考】食品消費期限表示制導入の議論オープンフォーラム開催 

疎通協力課/食品表示広告制作TF 2020-06-24

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=44339

□ 食品医薬品安全処は、24日、消費者団体‧学界‧業界とともに「消費者中心の食品消費期限表示制導入方案」をテーマに「第2回食・医薬安全オープンフォーラム2020」をポストタワーで開催する。

〇 今回のフォーラムは、コロナ19 で現場参加人員を先着順50 人以内に制限し、食薬処ユーチューブなどを通じて生中継する予定。

〇 今回のテーマは、これまで消費者が食品流通期限*を廃棄時点と誤認識して、正常の製品であるのに消費されず捨てられる問題が起こってきたが、これの解消策として消費期限**導入の必要性に多様な意見を集めようと選ばれた。

* 賞味期限:製品を製造してから消費者に販売が許可される期限

** 消費期限:表示された保管条件で消費しても安全に異常がない期限

□ 一方、「高カフェイン飲料関連の子供の食生活安全管理の強化」をテーマに開催された第1回オープンフォーラムの提案である、▲高カフェイン飲料の消費者教育・広報、▲製造・販売段階カフェイン低減化と関連して、

〇 子供・青少年など対象別オーダーメイド型コンテンツを開発して、教育省とコラボレーションを通じた教育普及など多様な教育・広報を推進しており、カフェイン低減化製品がたくさん開発されるように、海外の事例を分析して業界の自発的な参加も奨励する予定。

 

[MFDS]非公開SNS活用組織的虚偽、誇大広告業者の点検結果を発表 

サイバー調査団2020-06-23

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=44335

□ 食品医薬品安全処は、カカオストーリーなど非公開SNSチャネルを通じて偽体験記を含む不当広告を制作・配布した企業13ヶ所(流通専門販売業7ヶ所、通信販売業など6ヶ所)を摘発し、行政処分と告発措置した。

〇 また、食品製造加工業の登録せずにダイエット標榜製品を作成し納品した業者1ヶ所も一緒に摘発し告発措置し、その製品は差し押さえ・廃棄した。

* 流通専門販売業:食品や食品添加物を自ら製造・加工せず食品製造・加工業者又は食品添加物の製造者に依頼して製造・加工した食品または食品添加物を自分の商標で流通・販売する営業

 

□ 調査の結果、今回摘発された業者は、既存フェイスブック・インスタグラムなどに広告する方式とは異なり、カカオストーリー・ネイバーバンドなどに友だち追加で特定対象者にだけ虚偽・誇大広告をしてきたことが確認された。

〇 また、取り締まりを避けるために監視が活発な平日昼時間帯を巧妙に避け、夜や週末・祝日に虚偽・誇大広告を集中的に流布するなどの手法を使っていた。

不当な広告の主な内容は、▲偽体験記を活用したり、原材料効能・効果を標榜してダイエットに役立つなど、消費者を欺瞞する広告(13件)、▲紅麹などが高血圧・糖尿病・高脂血症に役立つなどの病気予防・治療効果の広告(3件)、▲むくみ除去など事実と違う内容の虚偽・誇大広告(2件)など。

〇 特に摘発された業者のうち4ヶ所は、同じ場所や近隣地域に事業所を構えてダイエット・むくみ関連製品を企画・開発してきた。

特にこれらが企画した製品中には、食品製造加工業の登録をしていない無登録業者農業会社法人が不法製造した12の製品を確認し、現場で全量差し押さえ・廃棄措置した。

- また、これらは虚偽誇大広告手法を密かに共有して、自分たちが運営しているチャネルまたはアカウントに他の業者の製品までアップロードさせる方法で販売手数料(約20%)を得ていた。

 

[MFDS]子供嗜好食品フランチャイズ店でも栄養表示の拡大推進 

食生活栄養安全政策課 2020-06-19

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=44326

□ 食品医薬品安全処は、子供嗜好食品*調理・販売店中店舗数50以上のフランチャイズ店舗でも栄養成分とアレルギー誘発原材料表示を義務化するように「子供食生活安全管理特別法」施行令改正案を、6月19日に立法予告する

〇 これまで、消費者の知る権利を満たす健康的な食生活管理のために、100以上の店舗を持つ大型フランチャイズは栄養成分*とアレルギー誘発原料**を使用した製品に該当成分を表示してきた。

* 栄養成分:カロリー、タンパク質、飽和脂肪、糖類、ナトリウムなど5種

** アレルギー誘発原料:卵類(家禽のみ)、牛乳、ピーナッツ、小麦、えびなど22種

 

[MFDS] [報道参考]食薬処、子供の食生活文化の改善を支援 

食生活栄養安全政策課/食中毒予防課 2020-06-19

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=44325

□ 食品医薬品安全処は、最近、保育園・幼稚園の登園が増えており、適切な子供の食生活文化拡散のためのマニュアルを配布するなど、子どもの給食で生活防疫が実践されるように積極的に支援に乗り出すと明らかにしました。

〇 食薬処は、9日、国務総理主宰「第21回食品安全政策委員会」で感染症拡散防止のために、政府次元での韓国民の食事文化の改善を推進することを報告した。

まず、全国の225の子供給食管理支援センターを通じて、小規模保育園・幼稚園の給食施設の衛生・安全点検を実施して生活防疫教育を実施するなど現場支援を実施する予定。

〇 ただし、コロナ19で現場支援が不可能な場合は、オンライン教育などで代替して状況が好転するようオンサイトサポートを実施。

〇 また、生活の中の距離をおくことを給食文化で継続できるように教師、調理従事者、保護者など対象別給食安全規則と実践方法*を入れたマニュアルを製作して、子供給食管理支援センターを通じて、全国の保育園、幼稚園に配布する予定。

* 効果的な現場支援のために生活防疫チェックリストと教育コンテンツを追加開発中

対象別給食安全規則主要内容

(院長)出入り者発熱チェック、出退勤管理、定期的教育の実施など

(教師)手洗い、ひとりで食べ物を食べること、食事後マスク着用指導など

(調理師)清潔な服装、マスク着用、調理中対話禁止、調理器具の消毒など

(親)公務外の施設出入りの最小化、個人食器の使用協力など

(子供)手洗い、友達と距離をおく、マスク着用、食事中会話禁止など

<添付> 1.保育園・幼稚園生活防疫マニュアル

<添付> 2.子供ポスター、カードニュース

 

[MFDS] [報道参考]バジル、輸入者が自ら安全性を証明すれば輸入可能 

輸入検査管理課 2020-06-18

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=44319

食品医薬品安全処は、タイから輸入されるバジルについて輸入者が残留農薬検査など安全性を立証すれば国内に持ちこむことができる「検査命令」を来る25日から施行する。

〇 今回の検査命令は、タイ産バジルで残留農薬不適合が繰り返し発生したため輸入者の安全管理義務を強化した措置。

 

[MFDS]家庭簡便食など多消費食品取扱店の点検結果 

食品安全管理課 2020-06-16

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=44312

□ 食品医薬品安全処は、最近、コロナ19拡散で非対面形の消費が増加しているため、過去4月から全国17の市・道とともに家庭簡便食製造・販売業者、配達専門店、無人カフェ・コンビニなど食品取扱店の合計1,988ヶ所を点検して、食品衛生法に違反した38ヶ所を摘発した。

〇 主な違反については、▲健康診断未実施(15ヶ所)、▲衛生不良(9ヶ所)、▲施設基準違反(5ヶ所)、▲流通期限経過製品の保管及び使用(3ヶ所)、▲保管基準違反(2ヶ所)、▲衛生教育未履修など違反(4ヶ所)など。

□ 一方、食薬処は、衛生・安全管理が特に要求される離乳食、患者用栄養食など特殊用途食品を製造する業者合計501ヶ所を点検した結果、違反業者6ヶ所を摘発して行政処分などの措置をした。

〇 主な違反については、▲自己品質検査未実施(2ヶ所)、▲営業事項変更未申告(2ヶ所)、▲健康診断未実施(1ヶ所)、▲作業日誌未作成(1ヶ所)など。

 

[MFDS]残留農薬基準を超える輸入山椒の回収措置 

輸入流通安全課 2020-06-12

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=44301

□ 食品医薬品安全処は、中国産 「山椒」から残留農薬(イミダクロプリド*)が基準値(0.05㎎/㎏)を超過検出(0.10㎎/㎏)され、該当製品を販売中断して回収措置

 

[MFDS]「共に食品安全、健康な大韓民国」 

食品安全政策課 2020-06-12

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=44297

□ 食品医薬品安全処は、第19回食品安全の日記念式を「共に食品安全、健康な大韓民国」をテーマに6月12日開催する。

○ 食薬処は、食品安全の重要性を呼び覚まして国民的共感拡散のために5月14日を「食品安全の日」と指定して運営している

□ 食薬処長は、この日の記念式で「健康な人生を享受するにあたって食品安全の重要性に対する国民認識が持続し広がるように努力する。」として、「食品の生産・流通などすべての段階で皆が受け持ったところの役割に最善を尽くすことを頼む。」とのべた。

○ 同時に、新薬処は、コロナ19危機を克服して、次のコロナ時代に備えることができるように食品従事者マスク着用、飲食店は手消毒装置完備、食事は個別に盛るなど新しい食品安全管理環境醸成のための制度改善などを推進している。

 

[MFDS]食中毒菌、国家資源として管理して分譲も可能になる 

微生物課 2020-06-11

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=44288

□ 食品医薬品安全処は、食品医薬品安全評価院食中毒菌資源センターが中心疾病管理本部から「食中毒菌病原体資源専門バンク」*(以下「食中毒菌専門バンク」)に指定されたと発表した。

〇 食中毒菌分野で専門バンク指定は今回が初めて、既存病原体資源専門バンクではウイルス・人獣共通感染症などの分野に計6ヶ所が指定されている。

○ 食中毒菌資源センター*は、今回の指定で食品から分離した食中毒菌を国家資源として保存・管理して分譲もできるようになった。

* 食中毒の原因究明向上を目的に2017年に構築して、現在約12,000種の菌株収集・保管

- 主な役割は、▲食中毒菌の収集と特性分析、▲活用等のための食中毒菌の資源化、▲国家病原体資源登載と分譲など。

< 添付 >

1.分野別病原体資源専門銀行の運営現況

2.食薬処食中毒菌資源センターの主な施設

 

[MFDS]目玉形ゼリーなど 「販売してはいけません!」 

食生活栄養安全政策課 2020-06-11

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=44287

□ 食品医薬品安全処は、最近、インターネットショッピングモールを通じて目玉形など嫌悪感を与えるゼリーなどを国内に持ち込む事例があり、これに対して取り締まりを実施して積極的に広報する。

〇 人の頭・目など人体の特定の部位の形状に嫌悪感を与えたり、お金・花札など射幸心を助長する絵柄・フレーズがある子供嗜好食品(以下、「情緒阻害食品」)は、製造・輸入・販売などが禁止されている。

* 根拠法:「子供の食生活安全管理特別法」第9条

□ 食薬処は、5月20日から6月17日までに文具店、コンビニなど子供食品安全保護区*内調理・販売店を対象に、子供情緒阻害食品販売の有無を集中的に取り締まっている。

* 学校と該当学校境界線から直線距離200メートル範囲内の区域

〇 また、情緒阻害食品の、▲輸入販売禁止事項、▲商品の種類、▲指導・点検現況、▲消費者申告要領などを含む広報物を製作して全国地方自治体に配布する予定。

<添付>広報物資料

 

[MFDS] [報道参考]食薬処、輸入食品販売業者非対面指導・点検 

輸入流通安全課 2020-06-10

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=44283

□ 食品医薬品安全処は、コロナ19 拡散防止のため対面接触を最小限にしようと、今月10日から7月31日まで輸入食品販売業者90に対する指導・点検を非対面方式で試験運用する。

〇 これまでの指導・点検は企業を直接訪問していたが、今回は全体の30の点検項目のうち22については、営業者が書類を提出し食薬処が評価し、残りの項目は、営業者自ら現場点検した結果を提出させて検討する。

〇 このため、点検対象業者は、輸入申告確認書と取引明細書等の関連書類と自己点検表を管轄地方食薬庁に提出しなければならず、提出書類が不十分だったり連絡が取れないなど現場確認が避けられない業者は、現場点検を実施する予定。

食薬処は、輸入食品の販売店非対面指導・点検を試験運用した後、不備や問題などを補って拡大運営する計画である。

 

[RIVM]オランダの抗菌剤耐性は変わらない

Antimicrobial resistance stable in the Netherlands

06/25/2020

https://www.rivm.nl/en/news/antimicrobial-resistance-stable-in-netherlands

NethMap/MARAN 2019年次報告書発表

NethMap 2020: Consumption of antimicrobial agents and antimicrobial resistance among medically important bacteria in the Netherlands in 2019 / MARAN 2020: Monitoring of Antimicrobial Resistance and Antibiotic Usage in Animals in the Netherlands in 2019

https://www.rivm.nl/publicaties/nethmap-2020-consumption-of-antimicrobial-agents

 

[CDC]CDCはコンゴ東部での2018年エボラアウトブレイクの終息を知らせる

CDC Marks the End of the 2018 Ebola Outbreak in Eastern Democratic Republic of the Congo

JUNE 25, 2020

https://www.cdc.gov/media/releases/2020/p0625-cdc-marks-end-2018-ebola-outbreak.html

 

[CDC]CDCはCOVID-19重症リスクのある人のリストを拡大

CDC updates, expands list of people at risk of severe COVID-19 illness

June 25, 2020

https://www.cdc.gov/media/releases/2020/p0625-update-expands-covid-19.html

高齢者と既往症のある人がリスクが高いことに変わりはないがより詳細に示した

年齢に関しては特定の閾値を設定せず、年齢とともにリスクが増え、他の要因とは独立したリスク要因である

 

[IARC]IARCモノグラフ ある種の芳香族アミンと関連化合物の発がん性評価

IARC Monographs evaluation of the carcinogenicity of some aromatic amines and related compounds

26 June 2020

https://www.iarc.fr/news-events/iarc-monographs-evaluation-of-the-carcinogenicity-of-some-aromatic-amines-and-related-compounds/

会合はCOVID-19パンデミックのためリモートで開催され、要約はLancet Oncolにオンライン発表された

Q & A

IARC Monographs Volume 127: Some Aromatic Amines and Related Compounds

Questions & Answers

https://www.iarc.fr/wp-content/uploads/2020/06/QA_Monographs_Volume-127.pdf

アニリン、ortho-アニシジン、ortho-ニトロアニソール Group 2A

アニリン塩酸、ortho-アニシジン塩酸  Group 2A

クペロン(Cupferron) Group 2B

分類はがんリスクではなく、同じ分類のものでもリスクは大きく異なる

インフォグラフィック

https://www.iarc.fr/wp-content/uploads/2020/06/Infographic_Monographs_Volume-127.jpg

構造式と使用、暴露集団とあわせて

 

論文

-タバコ、電子タバコ、水パイプの初めての危険性比較

First comparison of dangers of tobacco cigarettes, e-cigarettes and waterpipes

25-JUN-2020

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-06/esoc-fco062420.php

どんな方法でも、喫煙は血管を硬くし炎症とDNA傷害を引き起こし多様な健康問題につながる。European Heart Journalに発表されたレビュー

 

-相当数のハラル肉食者は「気絶させた」肉への変更を説得できるかもしれない

Significant number of Halal meat-eaters might be persuaded to switch to 'stunned' meat

25-JUN-2020

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-06/b-sno062420.php

Vet Record

英国ではハラル肉業界が急拡大している。イスラム教徒は肉を食べる量が平均以上でイングランドでの人口も増えている。しかし動物を気絶させないで屠殺することには動物の福祉上の問題がある。ニュージーランドではコーランに記載されていない気絶させてからの屠殺にハラル認定をしていて英国でも同様のモデルを検討する必要があるかもしれない

 

-がんサバイバーは食事の質を過剰推定する、このトピックについての最初の研究が発見

Cancer survivors overestimate the quality of their diets, finds first study on the topic

25-JUN-2020

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-06/gmu-cso062520.php

European Journal of Clinical Nutritionに発表されたNHANESのデータを解析した研究。2361人のがんサバイバーと23114人のがんでない人と健康的食事スコア(HEI) 2010で比較。がんサバイバーの食事の質は過去10年で改善しておらず、一般的にがんサバイバーの食事の質は一般人よりは健康的だが貧弱である。高齢者、収入あるいは教育レベルの高い、ヒスパニックのがんサバイバーのほうが食事の質を過剰推定する。また食事の質を過剰推定する人の方が過小推定する人より全体的に貧弱な食事である

 

-調査:MS患者に代替医療が広がっている

Survey: Alternative medicine is widespread among people with MS

25-JUN-2020

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-06/ohs-sam062520.php

2018年にオレゴンとサウスウエストワシントンで行った1000人以上のMS患者の調査で、圧倒的多数が補完代替医療を使っていて、多くが大麻であることを発見。Multiple Sclerosis and Related Disorders

・81%がビタミンやミネラルやハーブなどのダイエタリーサプリメントを使っている、20年前の同様の調査では65%だったので増加している

・39%がマインドフルネスやマッサージを使っている、以前は14%

・81%が症状の管理目的で運動を使っている、2001年は67%

大麻は約30%

 

Science

-Scienceエディトリアル

説得力のある言葉だけでは十分ではない

Persuasive words are not enough

  1. Holden Thorp

Science  26 Jun 2020:Vol. 368, Issue 6498, pp. 1405

我々の生活や地球にとって、科学的知見のコミュニケーションは重要な役割を果たす。私は立場上編集者やジャーナリストや科学者が世界に科学情報を伝えるために日々協力しているのを目撃している。最近の発見スピードの速さから、知見を伝える仕事はかつてなく忙しい。しかしそうした努力が一般の人々の科学の受容に大きなポジティブな影響を与えていないのは何故だろう?

世界がCOVID-19を宥めるのに苦闘する中、かなりの人々がマスクや社会的距離でパンデミックの拡大を遅らせる事実を無視している。もしワクチンが入手可能になっても、反ワクチン活動家の活躍で予防接種を拒否する人達が出て集団免疫は危機に晒されるだろう。特にアメリカでは科学否定論が長く存続し、指導者層にもあり、大統領ですら気候変動を否定し副大統領は創造論者で地球の年齢はたった6000年だと信じている。

私は読者や関係者からどうやってこの科学否定の問題を解決できるだろうという話を何度も聞いてきた。多くがScience誌がもっと上手に物語を語れるようになる必要性を示唆した。私はそうは思わない。もう一世紀以上、Scienceは信頼できる思慮に満ちた科学情報を伝えてきた。もちろん、より多くの人々にアクセスできるようにメッセージを単純化することはできるだろう。いつだって改善の余地はある。でもそれがこの危険な問題の最重要ポイントだろうか?

(略)

科学コミュニティはデジタルの巨大なデマ情報との戦いに負けつつある。どんなに素晴らしい高所からの論説も、科学コミュニケーションの教科書通りでも、目立った変化はもたらさない。この戦いに勝利するためには科学を貶めるために使われてきた洗練された同じツールを使いこなすしかない。ソーシャルメディア企業はプラットフォームの間違った使用方法であってもデマに対策するのを尻込みしているためこの仕事は困難である。しかし我々は少なくとも、完璧な説得力のある言葉をみつけさえすれば誰もが突然事実を事実として認識する、という考えから抜け出せる。

 

-ニュースを一目で

News at a glance

Science  26 Jun 2020:Vol. 368, Issue 6498, pp. 1406-1407

・マスク研究炎上

6月11日にPNASに発表されたCOVID-19伝染予防にマスクが「最も効果的手段」と主張した論文に欠陥があると指摘する手紙が40人以上の科学者の署名つきで出された。問題の論文はノーベル賞を受賞した大気化学者Mario Molinaによるもので、PNASがMolinaのような科学アカデミー会員にレビューワーを選べるようにしている方針に対しても疑問が提示されている。Molinaは自分の論文を擁護している。

・ステロイド不足を恐れる

WHOがデキサメタゾンの生産増を要請

・批判者がワトソンの名前を削るよう頼む

最近のBlack Lives Matter運動に関連して、有名な博士課程プログラムWatson School of Biological Sciencesからノーベル賞受賞者であるワトソンの名前を除くよう学生や卒業生が要望している。ワトソンが人種差別主義者だから。James Watson博士は現在92才だが、取材できていない

 

-Scienceニュース

動物研究の土台の一つを置き換える時?

Is it time to replace one of the cornerstones of animal research?

By David GrimmJun. 25, 2020 ,

https://www.sciencemag.org/news/2020/06/it-time-replace-one-cornerstones-animal-research

昨年は実験動物の福祉において最も影響力のある概念の一つ-3Rsの60周年だった。1959年に「人道的実験技術の基本」の本に初めて概要を示された3Rsは世界中の実験動物規制の基礎となった。

しかし生命医学研究では毎年数百万の動物が使われ続け、連邦機関に動物の使用を減らし使う場合には正当性を示すことを求める規制が導入され、一部の人達が3Rsそのものを置き換える時だと主張する。先週の実験動物学会でGeorgetown 大学倫理学名誉教授Tom Beauchampが「動物実験の倫理には大きな進歩があり、最早十分ではなくなった」と語った。Beauchampは最近3Rsの代わりになるだろう6つの基本原則を提示している

BeauchampとGeorge Washington 大学の生命倫理学者David DeGraziaにScienceがインタビューした。

(インタビュー略。その実験はほんとうにやる価値があるのかどうかを3Rsでは考慮していない。まだキャッチコピーはない)

 

-EPAは科学助言委員に研究費を受け取っている人を禁止することを諦める

EPA gives up on barring grantees from science advisory panels

By Sean Reilly, E&E News Jun. 25, 2020 ,

https://www.sciencemag.org/news/2020/06/epa-gives-barring-grantees-science-advisory-panels

EPAは2月の裁判官の判断に抗わないことを決めた。これにより2017年に当時のScott Pruitt長官により導入された規則は無効になった。

(利益相反を理由に環境問題を研究している人たちが排除されていた)

 

その他

-バイエルはグリホサート除草剤ががんをおこすというインチキ主張について法廷弁護士の強請に屈する

Bayer Surrenders to Trial-Lawyer Extortion Over Bogus Glyphosate Weedkiller Cancer Claims

RONALD BAILEY | 6.24.2020

https://reason.com/2020/06/24/bayer-surrenders-to-trial-lawyer-extortion-over-bogus-glyphosate-weedkiller-cancer-claims/

バイエルは100億ドルの資金決済に合意

バイエルはラウンドアップブランドのグリホサート除草剤を巡る現在の訴えと将来の訴訟の可能性に対応するための100億ドルの決済資金を作ることで合意した。また同時に「これは嘘をついていたり悪事を行ったことを認めることを含まないことを強調することが重要である」と述べている。「膨大な科学がラウンドアップはがんの原因ではないことを示しており、この裁判で主張された病気の原因ではない」と加えた。言い方を変えると、会社は法廷弁護士の強請に屈した。

(以下この件の説明略)

基本:活動家が行った、科学的にはインチキな強請は成功した

 

-SMC UK

タバコ、電子タバコ、水パイプの身体と臨床アウトカムへの影響のレビューに対する専門家の反応

expert reaction to review of the effects of tobacco cigarettes, e-cigarettes and waterpipe use on the body and clinical outcomes

JUNE 26, 2020

https://www.sciencemediacentre.org/expert-reaction-to-review-of-the-effects-of-tobacco-cigarettes-e-cigarettes-and-waterpipe-use-on-the-body-and-clinical-outcomes/

European Heart Journalに発表されたレビューがタバコ、電子タバコ、水パイプの身体と臨床アウトカムへの影響を調べた

Nottingham大学呼吸医学相談医で英国タバコアルコール研究センター長John Britton教授

この論文はニコチン使用リスクに関する系統的でない根拠の概要を提供し、信頼性には疑問がある

Imperial College London呼吸医学准教授Nick Hopkinson博士

この論文の文献検索条件は定義されておらずたくさんの疑問がある

Dundee大学心血管系医学と治療薬教授Jacob George教授

この出版物を研究と呼ぶべきではない

University College London (UCL)タバコアルコール研究グループ副部長Jamie Brown教授

研究をどう選んで分類したのかを透明にすることが必須である

(詳細略、全員批判的)

2020-06-25

[FDA]FDAは動物用製品の輸出に役立つ新たなオンラインポータルを開始する

FDA Launches New Online Portal to Assist Industry with Exporting Animal Products

June 22, 2020

https://www.fda.gov/animal-veterinary/cvm-updates/fda-launches-new-online-portal-assist-industry-exporting-animal-products

FDAは動物用食品、医薬品、医薬品機器製造業者向け輸出用電子証明書の新たなオンラインシステムを開始する。

 

[FDA]警告文書

- North Isle Wellness Center

June 19, 2020

https://www.fda.gov/inspections-compliance-enforcement-and-criminal-investigations/warning-letters/north-isle-wellness-center-607947-06192020

コロナウィルス疾患2019(COVID-19)に関連する未承認かつ不正製品。メチレンブルー製品を含む。

 

- BHP Holdings Inc.dba BioPure Healing Products

June 17, 2020

https://www.fda.gov/inspections-compliance-enforcement-and-criminal-investigations/warning-letters/bhp-holdings-inc-dba-biopure-healing-products-597687-06172020

ダイエタリーサプリメントのCGMP製造、包装または保管管理、不純品、不正表示の問題。

 

- Raw Juicery,Inc.

June 11, 2020

https://www.fda.gov/inspections-compliance-enforcement-and-criminal-investigations/warning-letters/raw-juicery-inc-598594-06112020

果汁飲料HACCP、食品CGMP、不純品、衛生管理の問題。

 

- Diamond Rock Food Imports Inc.

June 08, 2020

https://www.fda.gov/inspections-compliance-enforcement-and-criminal-investigations/warning-letters/diamond-rock-food-imports-inc-607128-06082020

FSVP違反の問題。

 

[ヘルスカナダ] COVID-19関連健康製品

Health Product advertising incidents related to COVID-19

2020-06-18

https://www.canada.ca/en/health-canada/services/drugs-health-products/covid19-industry/health-product-advertising-incidents.html

ヘルスカナダ対応のCOVID-19関連の広告違反情報の更新。

医薬品、医療機器、ナチュラルヘルス製品等 現在178

 

[ヘルスカナダ] 食品の賞味期限及び消費期限:知っておくべきこと

Best-before and expiration date of foods: what you should know

June 22, 2020

https://healthycanadians.gc.ca/recall-alert-rappel-avis/hc-sc/2020/73383a-eng.php

COVID-19パンデミック中多くの市民が、食品の買い出しを制限し、家庭の食品を食べ切ろうとしているので、ヘルスカナダは食品に関する消費期限と賞味期限の重要な情報を提供する。

賞味期限(best-before date)を過ぎた食品でも購入したり食べたりできる

消費期限(expiration date)が過ぎた食品は買ったり食べたりしない

 

[FSS] 食品事業者及び従業員向けCOVID-19ガイダンス

COVID-19 Guidance for Food Business Operators and Their Employees

19 Jun 2020

https://www.foodstandards.gov.scot/publications-and-research/publications/covid-19-guidance-business-operators-and-their-employees

スコットランド政府のCOVID-19に関する決定事項を反映し、ガイダンス更新。

 

[HK] ニュースレター

Food Safety Focus

June 2020

https://www.cfs.gov.hk/english/multimedia/multimedia_pub/files/FSF167_2020_06_17.pdf

掲載項目

-加熱不十分な牛肉バーガーやステーキによる食中毒について

-スナック中の高糖分を避けよう

-リンゴジュース中の基準値越えの高濃度のパツリン

-COVID-19中のビュッフェスタイルにおける特別な衛生上の注意

 

[HK] 法令違反

-オーガニック玄米スパゲッティのサンプルから基準値超過のカドミウムが検出された

Organic brown rice spaghetti sample detected with cadmium exceeding legal limit

Wednesday, June 24, 2020

https://www.cfs.gov.hk/english/unsat_samples/20200624_8004.html

台湾産オーガニック玄米スパゲッティから0.15ppmのカドミウムが検出された。

最大基準0.1 ppm

 

-乾燥イチジクが栄養表示規則に違反

Prepacked Dried figs not in compliance with nutrition label rules

Wednesday, June 24, 2020

https://www.cfs.gov.hk/english/unsat_samples/20200624_8005.html

韓国産イチジクが、糖分19.6g /100gという申告のところ、糖分43.6g /100gであった。

 

[BfR]肉製品とコロナウイルス:伝染しそうにない

Meat products and coronavirus: transmission unlikely

24.06.2020

https://www.bfr.bund.de/cm/349/meat-products-and-coronavirus-transmission-unlikely.pdf

(肉処理施設での集団感染を受けて)

 

[USDA]GEジャガイモの規制解除拡大申請に意見募集

APHIS

Availability of Deregulation Extension Request for GE Potato

Jun 24, 2020

https://www.aphis.usda.gov/aphis/newsroom/stakeholder-info/sa_by_date/sa-2020/sa-06/ge-potatoes

Simplot社から葉枯れ病耐性、還元糖削減、アクリルアミドと痛みによる黒点が減るように遺伝子組換えされたジャガイモSnowden Z6 (Z6 ポテト)に規制解除の拡大申請があった。既にこれらの性質を持つ同社のInnate W8 Russet Burbankジャガイモ (W8ポテト)が規制解除されている。

意見募集は2020年7月27日まで

 

論文

-白血病に関連する血液細胞の突然変異は年をとるにつれ避けられない

Blood cell mutations linked to leukemias are inevitable as we age

24-JUN-2020

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-06/r-bcm062220.php

理研からNatureに発表された論文

日本人特有の白血病発症メカニズムの解明へ

-バイオバンク・ジャパンデータベースの活用による成果-

https://www.riken.jp/press/2020/20200625_1/index.html

(理研のプレスリリースにはEurekalertに使われているイラストはないし英語と日本語でタイトルも違うんだけど)

 

-がん研究が如何にして化学物質が複雑な細胞の突然変異を起こすかを示す

Cancer study shows how chemicals cause complex cell mutations

24-JUN-2020

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-06/uoe-css062320.php

がん細胞につながる突然変異の特定の組み合わせを同定した。Nature。

Pervasive lesion segregation shapes cancer genome evolution

https://www.nature.com/articles/s41586-020-2435-1

 

-5Gワイヤレスネットワーク暴露による未知の健康ハザードリスクは「極めて低い」

'Very low' risk of unknown health hazards from exposure to 5G wireless networks

24-JUN-2020

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-06/wkh-lr062320.php

保健物理学会公式ジャーナルであるHealth Physicsに掲載された専門家レビュー。

オンラインでのデマに対抗する

IEEE Committee on Man and Radiation—Comar Technical Information Statement

Health and Safety Issues Concerning Exposure of the General Public to Electromagnetic Energy from 5G Wireless Communications Networks

https://journals.lww.com/health-physics/pages/articleviewer.aspx?year=9000&issue=00000&article=99768&type=Abstract&utm_source=press&utm_medium=press&utm_campaign=hp_5g_pr_062420

 

-山火事の煙は直ちに健康への有害影響がある:ブリティッシュコロンビア大学の研究

Wildfire smoke has immediate harmful health effects: UBC study

24-JUN-2020

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-06/uobc-wsh062320.php

Environmental Health Perspectives.

 

-子どもの肥満がこの種の研究で初めて複数の環境要因と関連

Childhood obesity linked to multiple environmental factors in first-of-its-kind study

24-JUN-2020

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-06/ksom-col062320.php

欧州6カ国の6-11才の約1300人の子どもの妊娠中の77子ども期の96の173の要因とBMIの関連を調べた。最も大きな関連があったのは妊娠中の母親の喫煙と生まれてからの受動喫煙。それから屋内と屋外の大気汚染への暴露。人口密度が高い地域に住む子どものBMIが高かったが施設の多いところの学校へ通う子どものBMIは低かった

Environmental Health Perspectives.

(エクスポソームと言っているがこれまでわかっている社会経済的地位との関係のような)

 

-極端に分かれたツイートがアメリカ議会のCOVID-19メッセージの深い分断を明らかにする

Polarized tweets reveal deep divisions in congressional COVID-19 messaging

24-JUN-2020

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-06/aaft-ptr062420.php

意見の一致は見つけにくい Science Advances

2020年1月17日から3月31日の間の議員のCOVID-19関連ツイートを解析したところ民主党と共和党で党により速やかに極端に分かれ、政治的コンセンサスはないことを明らかにした。アメリカの政治家が危機に際して常に分断してきたわけではなく、例えば2001年9月11日のテロリスト攻撃の時には合同声明を出している

 

-遠-UVC光が安全に空気中コロナウイルスを殺す

Far-UVC light safely kills airborne coronaviruses

24-JUN-2020

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-06/cuim-fls062420.php

Scientific Reportsに発表された222nmの光による空気中ウイルスへの影響についての研究

(皮膚を通さないから安全、と言っているけれどエネルギーが高いのでずっと照射し続けて本当に大丈夫なのかどうか。ブルーライト(380~500nm)で危険だと言っている人達はどうする)

 

-遺伝子組換えコメが高血圧ラットの血圧を下げる

Transgenic rice lowers blood pressure of hypertensive rats

24-JUN-2020

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-06/acs-trl061920.php

稲に9つのACE阻害ペプチドと血管拡張ペプチド遺伝子を導入し、そのコメから抽出したタンパク質をラットに与えた。Journal of Agricultural and Food Chemistry

 

-飼料添加物が乳牛の腸からのメタン排出を減らす

Feed additive reduces enteric methane emissions in dairy cows

24-JUN-2020

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-06/e-far062420.php

3-ニトロオキシプロパノール(3-NOP)を配合飼料に1kgあたり 40 から 200 mg加えた場合メタン排出が22-40%減少したという実験結果が Journal of Dairy Scienceに発表された

 

その他

-Natureコメント

モデルが社会の役にたつ5つの方法:宣言

Five ways to ensure that models serve society: a manifesto

24 JUNE 2020  Andrea Saltelli et al.,

https://www.nature.com/articles/d41586-020-01812-9

パンデミックの政治学はいかに予測が透明で、非難ではなく知見を導入するために謙虚であることが必要であるかを強調する

COVID-19パンデミックは、問題の緊急性、利害関係、価値観、不確実性がぶつかる中で科学のあり方がどう変わるべきかを描き出す。

コロナウイルスパンデミックのずっと前には統計学者はp値のハッキングのような悪行を、特にそれが政策に影響する場合には、どうやって予防するかについて議論していた。現在はコンピューターモデルが脚光を浴び、政治家が自分たちの政策を「科学」によって決められたものとして提示している。しかしこのパンデミックについては現在どんな研究者も正確で信頼できる数値を提供できるだけの状況にない。わからないとわかっていることの中には罹患率や致命率そして集団の中でのウイルスの再生産率などがある。無症状感染者数にはたくさんの推定があり大きく異なる。季節性や免疫についてすらあまりわかっていないし、多様な複雑な社会の中で社会的距離をとる介入の影響は言うまでもなくよくわかっていない。

数学モデルは将来の感染者数、入院者数、死亡数について多様なシナリオで極めて不確実な数値を作り出す。理解を助けるためのモデルを使うというより、しばしば政治的敵対者があらかじめ決まっている意図を正当化するのに使っている。予測が政治の下僕にならないように、モデラーや意思決定者、市民は新しい社会的規範を確立する必要がある。モデラーはそのモデルにふさわしい以上の確実さで予測してはならないし政治家は彼らが選んだモデルの説明責任を免れるべきではない。

モデルは適切に使われれば社会に貢献できる、おそらく最もよく知られているのは天気予報に使われているものだろう。それらは予想と現実によって何百万回も磨かれてきた。そして多様な使用者にコミュニケーションするツールがある。

ここに責任ある数学モデル優良規範を宣言する

・想定assumptionsに注意する 不確実性と感度を評価する

・破滅につながる過剰さhubrisに注意 複雑さは妥当性の敵になる

・枠組みframingに注意 目的と文脈

・帰結consequencesに注意 数値化が裏目に出ることもある。概ね正しい方向から正確に間違っていることに導く可能性がある

・わかっていないことunknownsに注意

・疑問であって答えではない 数学モデルは疑問を探るための方法でそれが答えだと言うのは危険である

モデルの想定や限界は公開して正直に評価されなければならない。プロセスと倫理も知能と同じくらい問題である。良いモデリングはモデラーだけではできない。それは社会活動である

(コロナで注目されているけれど、現実を反映しないモデル研究はもともとたくさんあった。○○で肥満が減る、というものだと全て外れているけれど反省の兆しはない)

 

-缶詰食品の見直し

A Fresh Look at Canned Foods

June 24, 2020

https://www.berkeleywellness.com/healthy-eating/food/article/fresh-look-canned-foods

コロナウイルスパンデミックはほぼ全ての人に食べ方だけではなく相当なライフスタイルの変更を促した。これまで外食に頼っていた人は自宅で料理を学び、熟練の調理師は生鮮食品を減らし加工食品を多く含む新たなレシピを開発している。アメリカ人が備蓄したいもののリストにトイレットペーパーとハンドサニタイザーに缶詰食品が加わった。缶詰食品について以下に示す。

何故、どうやって缶詰にする?

缶詰はどのくらい保つ?

缶詰の野菜や果物は生鮮のものと比べて栄養は?

缶詰のメリットは?

缶詰を選ぶとき気をつける点は?

BPAについては?

他に知っておくべきことは?

缶以外 冷凍や乾物

他缶詰の歴史やレシピ

 

-専門家に聞こう「甲状腺サポート」サプリメントは減量に役立つ?

Do ‘Thyroid Support’ Supplements Aid in Weight Loss?

by WELLNESS LETTER  June 26, 2020

https://www.berkeleywellness.com/supplements/other-supplements/article/do-thyroid-support-supplements-aid-weight-loss

Q: 「甲状腺サポート」サプリメントは宣伝されているとおりに私に減量の助けとエネルギーを与えてくれる?

A:我々はそれらを使用しないように強く助言する。数年前Thyroidに発表された研究が市販の10製品を分析したところ、9製品から動物の甲状腺ホルモンが検出されている。それらは医薬品としてFDAの規制対象であり、ダイエタリーサプリメントに使うのは違法である。どの製品もラベルには表示していなかった。いくつかの製品は推奨量を使用すると甲状腺機能低下症を治療する処方薬と同程度の量になる。さらにいくつかには高用量のヨウ素が含まれ、それも甲状腺機能に影響する。必要のないときに医師の監視なく甲状腺ホルモンを摂ることは重大な影響を起こしうる。決して適切な診断無しに甲状腺サプリメントを摂らないように。

2020-06-24

[RIVM]1-tert-ブトキシプロパン-2-オールの変異原性と発がん性についての入手可能なデータの概要

An overview of the available data on the mutagenicity and carcinogenicity of 1-tert-butoxypropan-2-ol

23-06-2020

https://www.rivm.nl/publicaties/overview-of-available-data-on-mutagenicity-and-carcinogenicity-of-1-tert-butoxypropan-2

溶剤。報告書本文は英語

 

[RIVM]下水研究:オランダの新型コロナウイルスは減少

Sewage research: decline of novel coronavirus in the Netherlands

06/23/2020

https://www.rivm.nl/en/news/sewage-research-decline-of-novel-coronavirus-in-netherlands

毎週全国29箇所の下水中のウイルスの存在を調べた

 

[FSSAI]メディアコーナー

-きちんと包装されていない食用油の販売禁止は異物混入をチェックできる:SEA

Ban on sale of loose edible oils can check adulteration: SEA

22 JUNE 2020

https://fssai.gov.in/upload/media/FSSAI_News_Edible_Outlook_23_06_2020.pdf

マスタードオイルの異物混入問題を受けて政府の委員会が調査することになり、業界団体は、この国の異物混入の脅威に対応するには、ルースな食用油の販売を禁止することだけが解決法だという

インド溶媒抽出業協会(SEA)会長Atul Chaturvediは「ルースオイルの販売はインドでは公式にはもう何年も前から禁止されている。しかし法が執行されたことはない」という

履行しない理由は貧しい人に悪影響があるからだと当局が言う

 

-コロナウイルス:FSSAIは免疫強化のための植物ベースの食品を推奨するよう求められる

Coronavirus: FSSAI urged to promote plant-based food as immunity builder

22-06-2020

https://fssai.gov.in/upload/media/FSSAI_News_Covid_TOI_23_06_2020.pdf

FSSAIが肉店や屠殺場に食品衛生と安全ガイドラインを発表したのを受けて、インド動物愛護協会がFSSAIに植物ベースの食品を勧めるよう求めた

(菜食の人達は白血球が少ないなどと言っている。)

 

[Codex]CCEXEC79バーチャル会合/ Codex 委員会最初のオンラインセッション確定

CCEXEC79 to meet virtually / First online session of a Codex committee confirmed

23/06/2020

http://www.fao.org/fao-who-codexalimentarius/news-and-events/news-details/en/c/1295247/

Codexの公式会合としては初のバーチャル会合

 

[FAO]気候変動:食品安全に関する負担の中身を調べる

Climate change: Unpacking the burden on food safety

2020

http://www.fao.org/documents/card/en/c/ca8185en/

(報告書) 

気候変動は我々の生態系にかつてないダメージを与えている。これまで気候変動による食料安全保障への影響についてはよく知られているが、食品安全が受ける影響についてはあまり注目されていない。本報告は、気候変動に関連した食品安全問題を同定し、その影響を推定した。

 気候変動により将来的に予測される、また現在生じている食品安全への影響の両方に関する情報を、主に文献レビューをもとに検討した。データは、科学資料、本、メディア報告書、FAO/WHO/国連環境計画(UNEP)などの各種国連機関の報告書などから集めた。文献などの科学資料はGoogle Scholar、Web of Science及びPubMedで2010年1月から2020年2月を対象に調査した。食品安全に関係するハザードとして、以下の項目についてまとめている:食品媒介病原菌及び寄生虫、青粉(algal blooms)、重金属(例:水系へのヒ素流出による汚染、海洋環境のメチル水銀)、農薬(昆虫の地域分布やライフサイクルの変化による影響)、カビ毒(例:気温上昇による汚染拡大)、新興問題及び情報収集(マイクロプラスチック、新規食品生産システム、新規食品素材、地球工学、技術的進歩とデジタル化)。 

気候変動は多くの食品安全ハザードと複雑に関係しており、食品汚染は持続可能な開発目標の達成にとっても脅威となる問題である。気候変動に直面している中で、タイムリーな地域、国、国際的な協力による総体的で分野を横断した包括的なアプローチ、つまり「ワンヘルス」アプローチに基づく取り組みが必要である。食品汚染リスクを管理することがフードチェーンに関係する全ての人の役割である。優良実践ガイドラインや効果的な食品安全システムの採用、そして食品安全基準の執行や、地域と国際レベルでの規制的枠組みの調和が必須である。また、有効なモニタリングやサーベイランスシステムと、迅速な警告システムも重要である。消費者による食品安全への影響も見落とすことはできない。消費者の選択や食事パターンは変化しており、消費者に健康的な選択をさせる責任は、国、消費者団体、メディア、科学者らにある。気候変動が食品安全にどのような影響を及ぼすのかは、まだ多くが不明で、それを解明するための科学的研究が必須である。そして国の機関、科学者、研究コミュニティには、人々が気候に関連する決定を入手可能な最善の知識に基づき行える環境作りのために、効果的なコミュニケーションを行う責任がある。

 

[WHO]COVID-19テクニカルガイド

COVID-19と授乳

Breastfeeding and COVID-19

23 June 2020

https://www.who.int/publications/i/item/10665332639

2020年5月15日までの文献を検討して母子感染や母乳中のウイルス検出事例を確認。それでもなお乳児のCOVID-19は軽症で、母乳を与えないことで乳児の死亡率が14倍になる、等から、母親が感染していても母子はずっと一緒にいて母乳を与えることを勧める

(相変わらず結論ありき。熱があるときくらい授乳を休んだっていいだろう。一口でもミルクを飲んだら二度と母乳に戻らないと信じているかのよう)

 

[FDA]COVID-19パンデミック中の食品表示変更についてのFDAの暫定的方針に関するQ & A

Questions and Answers on FDA’s Temporary Policy on Food Labeling Changes During the COVID-19 Pandemic

06/18/2020

https://www.fda.gov/food/food-safety-during-emergencies/questions-and-answers-fdas-temporary-policy-food-labeling-changes-during-covid-19-pandemic

何故FDAは、限定的な状況下で、包装ラベルは変更せずにマイナーな組成変更を行う柔軟性を製造業者に提供するのか?

2020年5月22日に、この暫定的な政策に関するガイダンスを発表した。マイナーな組成変更(ある原料を除く、代替原料を使用など)は、健康問題や安全上の問題とはならず、最終製品の大幅な変更にもつながらない。食品業者がFDAに対して、パンデミックの中、生産や流通の流れを減速させずに一時的な組成変更を反映したラベル変更を行うことは出来ない状況であり、それに関連して不足が生じているとの助言をした。

消費者はそのような変更をどのように知ればいい?

FDAは製造業者に対し、マイナーな組成変更をして、そのことを製品ラベルに記載しないのであれば、代わりにウェブサイト上や店頭で伝えるよう勧める。

食物アレルギーの人々は懸念すべき?

規制の暫定的柔軟性は健康や安全上の問題がある場合には該当しないため、それに当てはまる8つの主要アレルゲンについては、ラベル変更せずに代替成分として使用することはできない。FDAガイダンスに記したように、食物アレルゲン、グルテン、亜硫酸塩、又は一部のヒトが反応を生じることが知られているその他の成分(例:グルタミン酸塩)を代替成分にすべきではない。一部のヒトが反応を生じる可能性のあることが知られている全ての成分をガイダンスに列記しているわけではなく、製造業者は、諸外国で主要アレルゲンとして認められているもの(例:ゴマ、セロリ、ルーピン、ソバ、二枚貝、マスタード)を代替成分として用いることは避けるべきである。

この柔軟性は永久なのか?

米国における公衆衛生危機の間のみの適用としているが、サプライチェーンの状況にもよる。暫定方針の適用期間の延長は次のことを踏まえて検討される:1)COVID-19ガイダンス文書について寄せられたコメント、2)執行自由裁量の対象の特性、3)ガイダンス実施による経験、4)FDAの公衆衛生上の使命と法的義務。

 

論文

-企業は2018年に砂糖入り飲料とエネルギードリンクの広告に10億ドル以上を使った

Companies spent more than $1 billion in ads for sugary drinks and energy drinks in 2018

23-JUN-2020

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-06/urcf-csm061820.php

コネチカット大学食品政策と肥満Rudd センターによる新しい報告書Sugary Drinks FACTS 2020。半分以上が炭酸飲料とそのブランドのプロモーションで2013年に比べて41%以上増加

 

-ウェットティッシュと衛生用品がアイルランドの水系のマイクロプラスチック汚染源となることがわかった

Wet wipes and sanitary products found to be microplastic pollutants in Irish waters

23-JUN-2020

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-06/nuoi-wwa062320.php

GALWAY国立大学の研究が、ウェットティッシュと生理用ナプキンが海洋環境中のマイクロプラスチック繊維の過小推定されている発生源であることを発見した。さらにこの研究で調べた「水に流せる」と表示されているウェットティッシュブランドの50%がプラスチック繊維を含んでいた

Water Researchに発表されたMutton島、Bell港、Bellacragherの堆積物調査。信じがたいことに、Mutton島のマイクロプラスチック繊維の91%がウェットティッシュと生理用ナプキン由来である可能性が高い。Mutton島は下水由来のごみが流れ着く可能性が高い

(生理用品トイレに流す?)

 

-「組織で飼われている」猫の福祉に懸念

Welfare concerns highlighted over 'institutional hoarding' of cats

23-JUN-2020

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-06/s-wch062320.php

Journal of Feline Medicine and Surgeryに発表された、3年間にTHSに引き取られた371頭の飼い猫の状況報告

(いきなり「動物を衝動的に飼うのは、人間のあまり理解されていない精神疾患である」って書いてある)

 

-あなたは抱擁好き?それは遺伝かも

Are you a hugger? It might be hereditary

23-JUN-2020

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-06/uoa-aya062320.php

Communication Monographsに発表された双子での愛情表現行動研究。女性では遺伝するようだが男性ではそうではないように見える

人との定期的な愛情表現を特に望む”hugger”はCOVID-19による'皮膚接触欠乏skin hunger'に困難を感じているだろう

(文化だと思うんだが。ハグが親しさや愛情の表現、だと伝染病対策は難しい)

 

-研究:大気汚染は国の収入に関わらず心血管系疾患の主要リスクである

Study: Air pollution major risk for cardiovascular disease regardless of country income

23-JUN-2020

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-06/osu-sap062320.php

低所得国から高所得国まで、微粒子大気汚染への長期暴露は心血管系疾患の主要寄与因子である。大気汚染の僅かな削減であっても疾患リスクの削減になり得る。全体としてPM 2.5の1m3あたり10マイクログラムの増加につき全ての心血管系イベントの5%増加に関連する。The Lancet Planetary Health

 

その他

-Natureニュース

Trumpは外国の学者の新たなビザを一時中断する

Trump to suspend new visas for foreign scholars

23 JUNE 2020  Nidhi Subbaraman & Alexandra Witze

https://www.nature.com/articles/d41586-020-01885-6

最近の行動は米国の科学界全体に不安と混乱の種を蒔く

 

-Natureエディトリアル

WHOを抜けることはTrumpの考えるほど簡単ではないだろう

Getting out of the World Health Organization might not be as easy as Trump thinks

23 JUNE 2020

https://www.nature.com/articles/d41586-020-01847-y

加盟国が抜ける手続きはない。米国は残って中からWHOの改革を助けるべきだ

 

-SMC NZ

国境でのCOVID-19検査-専門家の反応

COVID-19 testing at the border – Expert Reaction

Published: 23 June 2020

https://www.sciencemediacentre.co.nz/2020/06/23/covid-19-testing-at-the-border/

政府が国境近くで働く人達のCOVID-19検査方法の変更を発表した

航空機の乗員や国境に面して働く全ての人に定期健康チェックと無症状でも検査をする。鼻水や喉の痛みなどがあって病院に来た人は全員COVID-19検査

(賛否両方。一般病院での検査については臨床の人は意味がなくやりすぎ、計算機科学専攻の人と検査会社の人は検査賛成。NZ政府は排除eliminationを目指しているので患者がゼロでないと安全ではないことになっている)

 

-商業施設でのマスク義務が金曜日に始まる

Mask mandate in local commercial establishments to begin Friday

Taylor Campbell  Windsor Star

https://windsorstar.com/news/local-news/mask-mandate-in-local-commercial-establishments-to-begin-friday

カナダのWindsorのニュース 

命令されることへの反発、閉所恐怖症だからしない、等、マスクについて語る

 

-Halifax警察が新しい形のフェンタニルがこの地域に出回っていることを警告

Halifax police warn of new form of fentanyl circulating in area

CBC News · Posted: Jun 23, 2020

https://www.cbc.ca/news/canada/nova-scotia/halifax-police-warn-new-fentanyl-opioid-1.5623557

それらは明るい緑であるが、警察は他の色のもあると信じる

写真あり

約7グラムの明るい緑色で舗装された歩道に絵を描くときに使うチョークのような堅さ

 

-バイエルがカリフォルニアのラウンドアップ警告を阻止する判決を勝ち取る

Bayer Wins Ruling Blocking California’s Roundup Warning

By Joel Rosenblatt 2020年6月23日

https://www.bloomberg.com/news/articles/2020-06-22/bayer-wins-court-ruling-blocking-california-s-roundup-warning

カリフォルニア州のProposition 65による警告要求は言論の自由に違反と判断

 

-ジカンバの使用継続について裁判所がEPAの味方につく

Court sides with EPA on continued dicamba use

Jacqui Fatka | Jun 22, 2020

https://www.feedstuffs.com/news/court-sides-epa-continued-dicamba-use

EPAの在庫使用許可を無効にする申し立ては却下された

さらにCropLife Americaと生産者連合の意見書提出を認めた

ジカンバ耐性種子が既に6400万エーカー植えられていてジカンバ以外の代用品が数週間で入手できる見込みはない。ジカンバがないと大豆や綿の収量減は50%にもなると予想される

 

-バージニアの弁護士が2億ドルの強請計画で有罪

Virginia attorneys plead guilty to $200 million extortion scheme

By WHSV newsroom Published: Jun. 20, 2020

https://www.whsv.com/content/news/Virginia-attorneys-plead-guilty-to-200-million-extortion-scheme-571375721.html?ref=721

ラウンドアップ除草剤の健康リスクに関するモンサント社への訴訟において化学企業を強請ろうとした二人の弁護士を連邦裁判所が金曜日に有罪を認めた

Timothy Litzenburg 38才とDaniel Kincheloe 41才。

(グリホサートの発がん性主張って正義でも科学でもなく、強欲の産物なので乗るべきではない、のだけど)

 

-スウェーデンの介護施設でのCovid-19方針に疑問

Questions raised about Sweden’s Covid-19 policy on nursing homes

by Michael Cook | 20 Jun 2020

https://www.bioedge.org/bioethics/questions-raised-about-swedens-covid-19-policy-on-nursing-homes/13479

スウェーデンのCovid-19死者の約半分が介護施設の入居者である。保健当局は高齢者の親族からその扱いについてたくさんの苦情を受け取っている。共通しているのは介護施設でCovid-19疑いとされた場合直ちに緩和ケアになりモルヒネを与えられ酸素や点滴は拒否されたということである。これは多くの人にとって死の宣告であった。問題は国の保健福祉委員会の発行したガイドラインにあるようだ。パンデミック初期に、医師は患者を生物学的年齢と健康状態と回復予測に基づいて治療前にトリアージすることを示唆していた。これにより病院のICUは圧倒されることがなかった。病院に空きがあっても高齢者は治療されなかった。スウェーデンのICUは80%を超えなかった。