2023-12-07

[Codex]プレスリリース

-第46回コーデックス総会への道を開く:第85回執行委員会がローマで開幕

Paving the way for CAC46: CCEXEC85 kicks off in Rome

20/11/2023

https://www.fao.org/fao-who-codexalimentarius/news-and-events/news-details/en/c/1664406/

FAOのMaria Helena Semedo副事務局長が、2023年11月20日から24日までローマで開催される第85回コーデックス執行委員会(CCEXEC85)への参加者を歓迎した。彼女はその中で、コーデックスは消費者の健康を守り、公正な貿易を確保する国際食品規格を策定する一方で、農業食料システムをより持続可能なものにする政策やプログラムの導入と実施を支援することにより、農業食料システムの変革を推進する上で中心的な役割を果たすことができると強調した。今週、CCEXEC85は、コーデックスが2030年以降、食品と貿易に関する多国間システムの一部として活動するための道筋を描く、新たなコーデックス戦略計画2026-2031について討議する。

 

-Steve Wearne議長:「効果的かつ効率的な総会の開催は、共通の責任である」

Steve Wearne: "Ensuring an effective and efficient Commission meeting is a shared responsibility"

24/11/2023

https://www.fao.org/fao-who-codexalimentarius/news-and-events/news-details/en/c/1664808/

第46回コーデックス総会(CAC46)がFAO本部(ローマ)で来週開幕するのを前に、コーデックス事務局がSteve Wearne CAC議長(英国)にインタビューを行った。Steve Wearne議長は、総会について、また議長としての意気込みやコーデックス60周年について、次のように述べた:

2023年は14の部会が物理的会合での開催に戻り、主な作業は引き続き、規格、ガイドライン、実施規範の技術的内容を精緻化することであった。今年も、CAC46での討議、できれば採択に向けて、食品中の添加物や汚染物質、残留農薬や動物用医薬品に関する何百もの新しい基準値、そしてガイドラインや実施規範が作成された。CAC46は、議長として2回目の開催となる。昨年と同じ一般的なアプローチを予定しているが、効果的かつ効率的な総会の開催はメンバーやオブザーバーの共有の責任である。個々の意見や懸念事項については、事前に他の参加者と率直に話し合い、合意を見出す努力をしてほしい。我々もまた、常に話し合いには前向きである。今年はコーデックス60周年でもある。外部環境の変化にどのように対応するのか、他の多国間機関とどのように協力し、これらの課題と将来の食料システムの変革に共に取り組むのか、コーデックスの今後が問われている。我々は現在広く協議を行い、コーデックスの次期戦略計画について検討している。

 

-第46回コーデックス委員会総会(CAC46)/祝福の時:そして重要な新しいテキストを考える時

CAC46 / A time to celebrate – and to consider key new texts

26/11/2023

https://www.fao.org/fao-who-codexalimentarius/news-and-events/news-details/en/c/1666763/

コーデックス委員会(CAC)は、1963年の初会合から60年を経て、今週ローマで46回目の総会を開催する。コーデックスのメンバー及びオブザーバーは、この記念すべき年を祝うと同時に、今年の会合に至るまでの過去のマイルストーンを再訪し、同時にコーデックスにとって次の60年がどのようなものであるかを考える。

総会としてもまた、今週中に多くのことを議論しなければならない。志賀毒素産生性大腸菌(STEC)制御のためのガイドライン、食品製造・加工における水の安全な使用と再利用のためのガイドライン、規制の枠組みにおける遠隔監査・検査の利用に関する原則とガイドライン、フォローアップフォーミュラに関する規格(CXS 156-1986)の改訂などが採択される予定である。また、牛の成長促進剤であるジルパテロール塩酸塩の最大基準値の設定に、大きな関心が寄せられている。加えて、コーデックスの意思決定プロセスにおける科学の役割と、その他の要素をどの程度考慮するかに関する原則声明の適用について議論する予定となっている。

*CAC46

https://www.fao.org/fao-who-codexalimentarius/meetings/detail/en/?meeting=CAC&session=46

 

-第46回コーデックス総会(CAC46)/コーデックス規格設定60周年を祝う

CAC46/ Codex celebrates 60 years of standards setting

27/11/2023

https://www.fao.org/fao-who-codexalimentarius/news-and-events/news-details/en/c/1667208/

第46回コーデックス総会(CAC)は、同総会の規格設定60周年を祝う式典で幕を開け、コーデックスの過去、未来、関連性がさまざまな専門家によって議論され、コーデックスへの長年の貢献が認められた。FAO食品システム・食品安全局長で暫定コーデックス事務局長のCorinna Hawkes氏が司会を務めた開会セッションでは、FAO事務局長Qu Dongyu博士とWHO事務局長のTedros Ghebreyesus博士からコーデックスの重要性と委員会が持続可能な開発目標の達成に果たせる役割について話を聞いた。

*関連情報

CAC46ニュース

第46回コーデックス総会(CAC46)/FAOとWHOの両事務局長、今年のコーデックス総会開幕、60周年を祝う

CAC46/ Directors-General of FAO and WHO open this year’s Codex Alimentarius Commission meeting with 60th anniversary wishes

27/11/2023

https://www.fao.org/fao-who-codexalimentarius/news-and-events/news-details/en/c/1667032/

CAC46が11月27日、FAO本部で、1963年の第1回から60周年を記念して開会された。FAO事務局長Qu Dongyu博士は、約160カ国から訪れたコーデックスメンバー及びオブザーバー組織からの700人以上の代表者を歓迎し、WHO事務局長のTedros Ghebreyesus博士はビデオメッセージでコーデックスの記念日を祝福した。1週間にわたる会議の中で、国際食品規格として採択するためのさまざまな文書案を討議する。

FAOニュース

コーデックス、食品安全における60年の節目

Codex Alimentarius: 60-year milestone in food safety

27/11/2023

https://www.fao.org/newsroom/detail/codex-alimentarius--60-year-milestone-in-food-safety/en

世界的な食品規格委員会であるコーデックスは本日、設立60周年を記念する特別式典を開催し、年次総会を開始した。60年にわたる活動の中で、何百ものガイドラインや実施規範、何千もの基準値を採択し、世界中の食品の安全な生産、保管、流通のための世界的な基準となってきた。

 

-第46回コーデックス総会(CAC46)/ ジルパテロールの最大残留基準値が採択される

CAC46/ Maximum residue limits for zilpaterol adopted by Codex Alimentarius Commission

28/11/2023

https://www.fao.org/fao-who-codexalimentarius/news-and-events/news-details/en/c/1668145/

コーデックス総会では、ジルパテロール塩酸塩の最大残留基準値(MRLs)の採択を投票により決定した。MRLは何年もの間、議論の対象となっており、Steve Wearne議長は、「時間がないことを認識し、この問題をCAC46で解決しなければならないという焦りを感じている」と明言していた。

MRLsの最終採択の決定は、先に採択の討議(ステップ8)に進めるか否かを議論した後に行われたものである。

FAO/WHO合同食品添加物専門家委員会(JECFA)は、勧告したMRL案を満たすジルパテロールが食品中に残留していても、食事暴露によるヒトの健康に対する有害影響を示唆する根拠やデータはないと結論づけている。成長促進剤の問題は、一般的にCAC内で論争の的となるテーマであり、ジルパテロールは10年以上にわたって議論の対象となってきた。新たなデータが入手可能になり、メンバーがこの問題を再検討する必要性を表明しない限り、議論は終了する。

 

-FAO-WHO第46回コーデックス総会が新規格を採択

FAO-WHO 46th session of the Codex Alimentarius Commission adopts new standards

27/11/2023

https://www.fao.org/newsroom/detail/fao-who-46th-session-of-the-codex-alimentarius-commission-adopts-new-standards/en

国連の食品規格策定組織であるコーデックス委員会は、11月27日から2023年12月2日まで、食品の安全性と品質に関する規格を採択するための会合を開催する。第46回コーデックス総会で採択された規格の簡単な説明は、採択され次第、本サイトに掲載する。

生牛肉、生鮮葉物野菜、未殺菌乳及び未殺菌乳から製造されたチーズ、スプラウト類における志賀毒素産生性大腸菌(STEC)の管理のためのガイドライン(採択- 2023.11.27)

食品生産・加工における水の安全な使用及び再利用に関するガイドライン(採択- 2023.11.27)

フォローアップフォーミュラの規格(CXS 156-1986)の改訂(採択- 2023.11.28)

食品添加物の一般規格:液体ミルク(プレーン)中のクエン酸三ナトリウムの規定の収載(採択- 2023.11.28)

塩酸ジルパテロールのMRLs(牛の腎臓、肝臓、筋肉)(投票で採択- 2023.11.28)

キャッサバ及びキャッサバ加工品中のかび毒汚染の防止及び低減に関する実施規範(採択- 2023.11.28)

規制の枠組みにおける遠隔監査及び監視利用に関する原則及びガイドライン(採択- 2023.11.29)

食品及び飼料の分類(CXA 4-1989)の改訂(採択- 2023.11.29)

*詳細はCAC46の情報ページへ

https://www.fao.org/fao-who-codexalimentarius/meetings/detail/en/?meeting=CAC&session=46

 

-CODEX誌2023年版発売中!

CODEX magazine 2023 edition out now!

28/11/2023

https://www.fao.org/fao-who-codexalimentarius/news-and-events/news-details/en/c/1665513/

コーデックス誌2023年版は、11月27日から12月2日までローマのFAO本部で開催されるコーデックス60周年記念総会(CAC46)に先駆けて発行された。通常のCODEX誌の特集に加え、この特別号では、1963年の最初の部会会合からこの記念すべき年まで、Codexの歴史における重要な節目を取り上げ、現代的で適切なCodexの将来がどのようなものになるか、またどのようにしなければならないかについて、さまざまな意見を検討する。

*コーデックス誌2023年版:Codex – 60 years of standards

https://www.fao.org/documents/card/en/c/cc8700en

 

[BfR]異なる魚種の摂取によるPCDD/F及びダイオキシン様PCB並びにPFASの摂取に関する暴露評価

Exposure assessment for the intake of PCDD/Fs and dioxin-like PCBs as well as PFAS

through the consumption of different fish species

27 September 2023

https://www.bfr.bund.de/cm/349/exposure-assessment-for-the-intake-of-pcdd-fs-and-dioxin-like-pcbs-as-well-as-pfas-through-the-consumption-of-different-fish-species.pdf

魚介類の多くはビタミンや微量元素を豊富に含むが、脂肪に蓄積する望ましくない物質を含むこともある。ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は、消費者が魚を週に1~3皿(各150 g)食べるときに摂取する、望ましくない物質の量を計算した。物質を以下2つに分けた:

ダイオキシン類(PCDD/Fs)及びダイオキシン様(dl)PCB類は、人的活動(ダイオキシンの場合は、森林火災や火山噴火によっても)を通じて環境に流入する長寿命の汚染物質である。

パー及びポリフルオロアルキル化合物(PFAS)は、工業プロセスに由来する有機フッ素化合物のグループであり、特に含浸剤(撥水剤)、屋外用衣類及び泡消火剤に含まれている。

これらの環境汚染物質の汚染実態は、地域で大きく異なる。この点は計算で考慮され、異なる魚種の平均及び高値に関して評価を行った。魚介類に関するデータは利用できなかった。

PCDD/F-PCBsの平均値が最も高いのは、ウナギ、サメ(sharks)/サメの燻製(curled strips of smoked dogfish)、ブリーム(bream:コイ科の淡水魚)である。最も低い値は、タラ(codfish)とマグロである。PFASについては、平均値が最も高いのはスズキ(perch)似の淡水魚とウナギであり、最も低いのはスケトウダラ(pollock)/アラスカスケトウダラ、マグロ、パンガス(pangas)ナマズであった。使用した汚染実態データは、公的食品サーベイランス当局が実施する様々な計画で入手した。ドイツ市場全体に対するサンプルの代表性に関する結論は得られなかった。

それぞれの摂取量を、欧州食品安全機関(EFSA)の健康影響に基づくガイダンス値(耐容週間摂取量:TWI)と比較した。EFSAのPCDD/F-PCBsに関するTWIは2 pg/kg体/週である。このTWIは、ウナギ、燻製サメの細巻、ブリーム、マス、ニシン、カマス(pike)、そしてダイオキシン及びPCBsを平均値の濃度で含む他の魚の週に1食の摂取量ですでに超える。PCDD/F-PCBsの最低摂取量は、タラ、マグロ、ニジマスを摂取した場合であった。PFASに関するEFSAのTWIは4.4 ng/kg体重/週である。現時点での仮説の暴露評価を行った魚数種では、4つのPFASの総TWIは、週に1食と仮定した場合にすでに超えた。

PCDD/F-PCBs及びPFASはフードチェーンにおいて望ましくない物質である。ここ数十年の間に、法的規則によりヒトが環境に放出するこれらの物質の量はかなり減少し、食品からの摂取量はかなり減少した。しかし、低減のための努力は継続するべきで、PFASについては2023年3月に欧州化学品庁(ECHA)に規制案が提出された。これはBfRも参加して準備したものである。

PCDD/F-PCBsは、主に脂肪の多い魚のような脂肪を多く含む動物性食品中に存在している。消費者がそのような食品の摂取を制限すれば、これらの物質の摂取量を減らすことができる。しかし、魚の摂取を考慮する際には、汚染物質のレベルだけに注目するのではなく、ビタミン、微量元素、多価不飽和脂肪酸の摂取による健康上の利点にも焦点を当てるべきである。

 

[ODS]ファクトシート

アシュワガンダ:ストレス、不安、睡眠に効くのか?

-Ashwagandha: Is it helpful for stress, anxiety, or sleep?

Fact Sheet for Consumers

December 4, 2023

https://ods.od.nih.gov/factsheets/Ashwagandha-Consumer/

 アシュワガンダ(インドニンジンやウィンターチェリーとしても知られる植物)に関して消費者向け情報追加。

 

[ODS]ODSニュースレター -2023秋/冬

ODS Update Fall/Winter2023

December 6, 2023

https://content.govdelivery.com/accounts/USNIHODS/bulletins/37e33dd

ODSディレクターのメッセージ、ファクトシートの更新情報、ODSセミナー情報、ODS文献情報、など

 

[CFIA]様々なブランドのカフェイン入りエナジードリンクは、カフェイン含有量とラベルの問題により安全ではない可能性がある

Various brands of caffeinated energy drinks may be unsafe due to caffeine content and labelling issues

2023-12-04

https://recalls-rappels.canada.ca/en/alert-recall/various-brands-caffeinated-energy-drinks-may-be-unsafe-due-caffeine-content-and

CFIAはカフェイン入り飲料を摂取する場合の摂取量に関し、注意を呼び掛ける。リコール製品の情報更新。

 

[MPI] Valueブランドのレモネード風味ソフトドリンク

Value brand Lemonade Flavoured Soft Drink

06 December 2023

https://www.mpi.govt.nz/food-safety-home/food-recalls-and-complaints/recalled-food-products/value-brand-lemonade-flavoured-soft-drink/

Foodstuffs Own Brands Ltdは、フェニルアラニンのため、ValueブランドのLemonade Flavoured Soft Drink(レモネード風味飲料)の特定のバッチをリコール。

フェニルケトン尿症ではない人にとっては影響はない

 

[MPI]公衆衛生警告:Kawhia地域の貝類バイオトキシン警告

Public health warning: shellfish biotoxin alert for Kawhia

06 December 2023

https://www.mpi.govt.nz/news/media-releases/public-health-warning-shellfish-biotoxin-alert-for-kawhia/

ニュージーランド食品安全はKawhia地域で貝類の採取や採れた貝類の消費を控えるよう公衆衛生警告を発した。採取したイガイのサンプルで、麻痺性貝毒のレベルが安全基準値を上回った。

 

[TGA]規則を遵守したコンテンツの作成をすること

Create content that plays by the rules

5 December 2023

https://www.tga.gov.au/news/blog/create-content-plays-rules

オンラインでの医薬品(ビタミンやミネラルを含む)、医療機器、更にはほとんどの日焼け止め製品の宣伝については、厳格な規則が設けられている。ソーシャルメディアインフルエンサーのような人向けに、コンテンツを作成する際に注意すべき4点について説明する。

1.あなたがプロモーションしようとしている製品がどのような規則の対象になるのか知る

2.製品を保証しようとするなら言っていいことと言えないことの違いを知る

3.お金をもらっている場合の規則を知る。支払いにはお金の他にギフトや割引など多数の形態があり、どんな場合でも義務がある

4.必要な情報源を知る

 

[FSA]FSAは偽装ブランドのチョコレートバーの食品安全リスクについて警告する

FSA warns about food safety risk from fake branded chocolate bars

4 December 2023

https://www.food.gov.uk/news-alerts/news/fsa-warns-about-food-safety-risk-from-fake-branded-chocolate-bars

 英国食品基準庁(FSA)は、食品基準庁(FSA)は、安全上の理由から、偽物の「Wonka bars」又は「Prime」チョコレートバーを購入したり食べたりしないよう国民に警告している。27 November 2023の「Cali-Gold」チョコレートバーの問題に関連する。

https://www.food.gov.uk/news-alerts/news/fsa-warns-about-cali-gold-chocolate-bars-making-people-ill

 

[FDA]警告文書

- GCHNC LLC dba Hemp XR/Gate City Hemp dba Hemp XR/Allaziya Enterprises, LLC dba Hemp XR

SEPTEMBER 28, 2023

https://www.fda.gov/inspections-compliance-enforcement-and-criminal-investigations/warning-letters/gchnc-llc-dba-hemp-xrgate-city-hemp-dba-hemp-xrallaziya-enterprises-llc-dba-hemp-xr-656057-09282023

 市販前認可、不純物の問題。クッキーやグミに食品添加物としてDelta-8テトラヒドロカンナビジオール(THC)やカンナビジオール(CBD)が含まれる。

 

[FDA]鉛濃度上昇の調査:シナモンアップルソースパウチ(2023年11月)

Investigation of Elevated Lead Levels: Cinnamon Applesauce Pouches (November 2023)

December 5, 2023

https://www.fda.gov/food/outbreaks-foodborne-illness/investigation-elevated-lead-levels-cinnamon-applesauce-pouches-november-2023?utm_medium=email&utm_source=govdelivery

更新情報。2023年12月5日の時点で、米国食品医薬品局(FDA)はリコール製品に関連する可能性のある有害事象の報告を64件受け取った。現在までに、確認された苦情申し立て人、又は有害事象が報告された人は6歳未満である。報告書には、対象製品の摂取後3か月以内の血中鉛濃度が、全血3.5 µg/d以上の鉛であることを記載したものがあった。

 

[FDA]FDA、USDA、EPAが米国の食品ロスと廃棄を削減するための国家戦略を提案する

FDA, USDA and EPA Propose National Strategy to Reduce U.S. Food Loss and Waste

December 04, 2023

https://www.fda.gov/news-events/press-announcements/fda-usda-and-epa-propose-national-strategy-reduce-us-food-loss-and-waste

米国食品医薬品局(FDA)、米国農務省(USDA)、米国環境保護庁(EPA)は、2030年までに米国の食品ロスと廃棄を50%削減するという国家目標に向けた前進を推進する国家戦略を発表した。

 

[HK]食品中の有害物質規則(改正)2021が本日発効する

Harmful Substances in Food (Amendment) Regulation 2021 enters into full force today

December, 1 2023 (Friday)

https://www.cfs.gov.hk/english/press/20231201_10669.html

食品中の有害物質(改正)規則2021が発効し、主要な油である部分水素添加油(PHO)を規定する。工業的に製造されたトランス脂肪酸(IP-TFA)の供給源であり、食品への含有が禁止される。関連するマーク及びラベル表示の要件も、並行して発効する。

以下、改正規則に関する詳細。

https://www.cfs.gov.hk/english/whatsnew/whatsnew_fstr/whatsnew_fstr_Food_Regulations_Harmful_Substances.html

 

[HK]法令違反

-包装済みごま油が栄養表示規則に違反

Prepackaged Sesame Oil not in compliance with nutrition label rules

December, 1 2023 (Friday)

https://www.cfs.gov.hk/english/unsat_samples/20231201_10671.html

ごま油の飽和脂肪酸、トランス脂肪酸がそれぞれ4.9 g/100 g、0.1 g/100 gという表示のところ8.8 g/100 g、0.27 g/100 gの検出であった。

 

-包装済み黒ごま油が栄養表示規則に違反

Prepackaged Sesame Oil not in compliance with nutrition label rules

December, 1 2023 (Friday)

https://www.cfs.gov.hk/english/unsat_samples/20231201_10672.html

台湾産黒ごま油のトランス脂肪酸が0 g/100 gという表示のところ0.75 g/100 gの検出であった。

 

-ベルギー連邦フードチェーン安全庁は、基準値超過の残留農薬(クロルピリホス)のため、ベルギーにおけるTRS Asia's Finest FoodsブランドのTurmeric powder Haldi製品のリコールに関して通知する

The Federal Agency for the Safety of the Food Chain of Belgium –A notice regarding a recall of TRS Asia's Finest Foods brand Turmeric powder Haldi product in Belgium due to excessive level of chlorpyrifos residues.

5 December 2023

https://www.cfs.gov.hk/english/rc/subject/files/20231205_1.pdf

 

[SFA]Tangs Marketの食品用トレイにネズミが乗っている動画に関するSFA-NEA共同声明

SFA-NEA joint statement on video of rat on food tray at Tangs Market

28 November 2023

https://www.sfa.gov.sg/docs/default-source/default-document-library/sfa-nea-joint-statement-on-rat-on-food-tray-at-tangs.pdf

シンガポール食品庁(SFA)と国家環境庁(NEA)は、Tangs Marketで2回の合同検査を実施し、持ち帰り用の食料品店、共用エリアや天井に害虫やネズミの侵入の兆候がないか検査した。SFAとNEAは、食品の安全を守り、げっ歯類問題を根絶するために、措置の有効性を監視し続ける。

 

[RIVM]肉と乳製品の代用品データを更新した新しいバージョンのNEVO

New version of NEVO with updated data on meat and dairy substitutes

Publication date 01-12-2023

https://www.rivm.nl/en/news/new-version-of-nevo-with-updated-data-on-meat-and-dairy-substitutes

オランダ食品組成データベース(NEVO)の新しいバージョンを発表した

NEVO Online

https://nevo-online.rivm.nl/Home/En

(英語)

 

[COT]2023年12月12日の会合

COT Meeting: 12th December 2023

Last updated: 05 December 2023

https://cot.food.gov.uk/COT%20Meeting%3A%2012th%20December%202023

議題

・10月17日の会合の議事録

https://cot.food.gov.uk/Draft%20Minutes%20of%20the%2017th%20October%20%202023%20COT%20Meeting

・責任ある栄養評議会からの文書と食品サプリメントの規制に関する背景情報

https://cot.food.gov.uk/Matters%20Arising:%20Letter%20from%20Council%20for%20Responsible%20Nutrition

サプリメントの業界団体から、COTの会議の議事録で委員が「サプリメントは「灰色の空間」に存在する」と述べたと記録されていることに懸念表明

・ディスカッションペーパー:英国の魚介類中の新興マリンバイオトキシンのリスク-ペクテノトキシングループ

https://cot.food.gov.uk/Risk%20of%20emerging%20marine%20biotoxins%20in%20British%20shellfish%20%E2%80%93%20Pectenotoxin%20group

・スコーピングペーパー:マリンバイオトキシンに関連する英国水系から収穫した二枚貝の摂取によるヒト健康リスクについての助言

https://cot.food.gov.uk/Advice%20on%20the%20risk%20to%20human%20health%20from%20consumption%20of%20bivalve%20molluscs%20(shellfish)%20harvested%20from%20UK%20waters%20associated%20with%20marine%20biotoxins

・妊娠中のショウガサプリメント使用の安全性に関する第二次声明案

・ビスフェノールA

情報提供のためのディスカッションペーパー:RIVMのビスフェノールAパート2

https://cot.food.gov.uk/Bisphenol%20A:%20The%20Dutch%20National%20Institute%20for%20Public%20Health%20and%20the%20Environment%20(RIVM),%20BPA%20Part%202

b)ディスカッションペーパー:追加情報

https://cot.food.gov.uk/Bisphenol%20A%20(BPA):%20Additional%20information

・ポリ塩素化ナフタレン類についてのEFSAの意見案

・植物ベースの飲料作業委員会-第一次案

・Saccharomyces cerevisiaeを使って発酵により生産したステビオール配糖体についてのAEJEG助言案

・2-ヒドロキシ-4-メトキシベンズアルデヒドの食品への新たな香料としての使用認可申請の安全性に関する助言

 

[ASA]ASA裁定

-ASA Ruling on South African Foods Ltd t/a Candy Store 4 You

06 December 2023

https://www.asa.org.uk/rulings/south-african-foods-ltd-a23-1202159-south-african-foods-ltd.html

アフィリエーターがTikTokに投稿した「シーソルトが体をアルカリ性にして病気予防」「ミネラルが服慣れるので脳の機能を改善したりする」「血圧を上げない」などの内容が広告基準違反。企業側は投稿内容を管理していないと主張したがアフィリエーターと企業の両方に注意。

 

-ASA Ruling on Air France-KLM

06 December 2023

https://www.asa.org.uk/rulings/air-france-klm-a23-1206006-air-france-klm.html

環境負荷の高い飛行機の、「環境保護にコミット」「より持続可能な旅」のような主張には相当なレベルの根拠が必要

 

-ASA Ruling on Deutsche Lufthansa AG t/a Lufthansa

06 December 2023

https://www.asa.org.uk/rulings/deutsche-lufthansa-ag-a23-1206007-deutsche-lufthansa-ag.html

“Fly more sustainably”の意味が明確ではない

 

[USDA]USDAの国立農業統計局は日米交流を主催

USDA’s National Agricultural Statistics Service Hosts Japan-U.S. Exchange

Dec 06, 2023

https://www.usda.gov/media/blog/2023/12/06/usdas-national-agricultural-statistics-service-hosts-japan-us-exchange

(農林水産省統計部の職員?)

 

[FSSAI]プレスリリース

-インド代表が第46回コーデックス総会で賞賛される

Indian delegation receives accolade at the 46th Session of the Codex Alimentarius Commission [Updated on:04-12-2023]

https://www.fssai.gov.in/upload/uploadfiles/files/Press%20Release_FSSAI%20receives%20accolades_Codex_Eng.pdf

スパイスと料理用ハーブ部会でコーデックスに貢献してきた。

 

-コーデックスはインドの雑穀基準を称賛

Codex Alimentarius Commission Praises India’s Standards on Millets [Updated on:04-12-2023]

https://pib.gov.in/PressReleasePage.aspx?PRID=1981504

雑穀の世界基準設定に向けた前進として

 

[WHO]出版物

-酒税政策と運営についてのWHO技術的マニュアル

WHO technical manual on alcohol tax policy and administration

5 December 2023

https://www.who.int/publications/i/item/9789240082793

 

-酒税利用についての世界的報告書2023

Global report on the use of alcohol taxes, 2023

5 December 2023

https://www.who.int/publications/i/item/9789240086104

 

-砂糖入り飲料税利用についての世界的報告書2023

Global report on the use of sugar-sweetened beverage taxes, 2023

5 December 2023

https://www.who.int/publications/i/item/9789240084995

(砂糖とアルコールがほぼ同じ有害物のように扱われている。わりとひどい)

 

[MFDS]日本産輸入食品の放射能検査の結果

輸入検査管理課

2023.11.17〜2023.11.23

https://www.mfds.go.kr/brd/m_100/view.do?seq=43354

2023.11.10〜2023.11.16

https://www.mfds.go.kr/brd/m_100/view.do?seq=43353

2023.11.3〜2023.11.9

https://www.mfds.go.kr/brd/m_100/view.do?seq=43352

 

[MFDS]アプラスで結んだ協力、国内食品のベトナム輸出拡大につながる

グローバル輸出戦略担当官 2023-11-20

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=47792

食品医薬品安全処は、ベトナム食品庁(VFA*)と緊密に協力し、韓国からベトナムに輸出する健康機能食品の現地輸入許可手続きを簡素化したと発表した。

*ベトナム食品庁(VFA):Vietnam Food Administration

今回の手続き簡素化は、今年5月に韓国主導でアジア太平洋食品規制機関長協議体(APFRAS、アプラス)*が設立された後、加盟国間の規制調和に向けた協議手続きがより円滑になり、協議期間も短縮された代表的な事例である。

* 急変する食品環境・グローバルイシューにアジア太平洋地域食品規制機関が連帯して対応し、食品分野のグローバル共通課題解決と規制調和を図るための世界初の食品規制機関長級協議体(会員国:韓国、オーストラリア、ニュージーランド、ベトナム、フィリピン、インドネシア、中国、シンガポール)

<添付> アプラス会議の写真

 

[MFDS]このような海外直輸入食品を購入する際は注意してください!

輸入流通安全課 2023-11-20

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=47791

食品医薬品安全処は関税庁と共に、特送貨物と国際郵便で輸入される海外直輸入食品に対する安全性集中検査を11月20日から12月1日までの2週間実施する。

今回の検査は、米国の大規模割引イベントであるブラックフライデー(11.24)を迎え急増する海外直輸入物量に便乗し、有害成分を含む食品が国内に搬入されるのを阻止するために行われた。

検査の結果、有害成分が確認された場合には通関過程で廃棄または返送されるなど国内搬入が制限されるため、消費者は海外直輸入食品を購入する前に該当食品に有害成分が含まれているか食品安全国ホームページ「海外直輸入食品オール(ALL)*」で先に確認することが重要である。

アクセス:①食品安全国(www.foodsafetykorea.go.kr)から「海外直輸入食品オール(ALL)」にアクセス/②食品安全国>有害・予防>海外直輸入情報>海外直輸入食品オール(ALL)

<添付>

1.国内搬入停止対象原料・成分が確認された製品例

2.「海外直輸入食品オール(ALL)」ホームページ

 

[MFDS]食薬処、ビタミンK2を健康機能食品成分として許容推進

添加物基準課 2023-11-15

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=47779

食品医薬品安全処処長は、ビタミンK2を製造するジーエフ・パーメンテック(食品添加物製造業)を11月15日に訪問し、健康機能食品の原料として使用される栄養成分の拡大に関する規制革新課題の推進状況を点検した。

食薬処は今年6月に発表した「食医薬規制革新2.0課題」の一環として、諸外国ではすでに使用しているが、韓国では認められていなかった健康機能食品の栄養成分原料の拡大を推進しており、その最初の事例として消費者の需要が高いビタミンK2を健康機能食品成分として認定する課題を推進している。

<課題の詳細>

○(タイトル)「諸外国認定原料を認めて健康機能食品の価格競争力が上がります」(55番)

○(内容)健康機能食品の原料として使用される栄養成分の拡大

-(背景)ビタミンK2サプリメントが海外直輸入の形で多く販売されており、業界から栄養成分として許容建議

-(既存)健康機能食品の栄養成分はビタミン、ミネラル、食物繊維、タンパク質などであり、該当原料は食品添加物公典に登録されたもののみ使用可能。

-(推進現況)ビタミンK2を新規食品添加物として認める内容の「食品添加物の基準及び規格」告示改正案行政予告(’23.9月~)

食薬処長は最新バイオ技術を活用してビタミンK2を生産する現場を見学し、ビタミンK2を食品添加物として許容することによる期待効果など現場の意見を聴取した。

この日、ジーエフ・パーメンテック代表は「国内で開発した独自の技術*でビタミンK2の製造に成功したが、これまで国内の健康機能食品などに使用できず残念だった」とし、「今後、直接生産したビタミンK2を健康機能食品などに活用し、韓国国民の健康に役立つことを願う」と述べた。

* 微生物発酵によりビタミンK2を生産した後、超臨界抽出法により精製し、活性を維持するためにカプセル化技術を適用

 

[MFDS] [報道参考] 鉛基準を超過検出した「果菜ジュース」の回収措置 

食品管理総括課2023-11-24

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=47804

食品医薬品安全処は、食品製造・加工業者が製造・販売した「りんごジュース(食品タイプ:果菜ジュース)」から、鉛が基準値(0.05 mg/kg以下)より超過検出(0.07 mg/kg)されたため、該当製品を販売中止して回収措置する。

 

[MFDS]食薬処、「代替食品表示ガイドライン」を設け、食品産業活性化支援

食品表示広告政策課 2023-11-27

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=47807

食品医薬品安全処は、植物性原料などを使用して動物性食品と同様に作った「代替食品*」を製品に表示しようとする営業者が遵守しなければならない基準と方法を提示する「代替食品の表示ガイドライン」を作成・配布すると明らかにした。

* 代替食品:動物性原料の代わりに植物性原料、微生物、食用昆虫、細胞培養物などを主原料として使用し、既存食品と同様の形態、味、組織感などを持つように製造したことを表示して販売する食品

今回のガイドラインは、代替食品に対する消費者の関心が高まり世界的に関連市場が急成長*するにつれ、代替食品の特性を説明できる表示・広告を可能にすることにより、関連業界の多様な製品開発を支援する一方、消費者の知る権利と選択権を保障するために設けられた。

* 世界代替食品市場規模:(’19年)103.5億ドル→(’25年)178.3億ドル見通し(出典:韓国農村経済研究院,’23.3月)

①ガイドラインの適用範囲は、代替食品を製造・加工・輸入・小分けする営業者が代替食品の容器又は包装に代替食品であることを表示する場合に適用する。

②表示しなければならない項目には、代替食品の主表示面*に「代替食品」であることを明確に示す、▲「代替食品」用語、▲動物性食品などと誤認・混同しないようにする製品名、▲動物性原料含有の有無など、3項目すべて表示しなければならない。

* 主表示面:容器・包装の表示面のうち商標、ロゴなどが印刷されており、消費者が食品や食品添加物を購入する際に通常見ることができる面

③代替食品に表示しなければならない3項目の詳細表示方法は以下の通りである。

「代替食品」という用語は、消費者が簡単に確認できるように14 pt以上の文字で表示しなければならない。

製品名は「植物性製品」であることを強調したり、代替した原材料の名称を含む場合に限り、プルコギ、ハンバーグなど動物性食品に使用される料理名などを使用できる。ただし、誤解を避けるために「牛肉」「豚肉」「牛乳」「卵」などの一次産物の名称は代替食品の製品名に使用できない。

<製品名の表示方法*>

√植物性製品であることを強調した名称(「植物性」+〇〇〇)

* 例)ベジタブルハンバーグ(料理名)、ベジタブルプルコギ(料理名))

√代替した原材料名を強調した名称(「原材料名」+〇〇〇)

* 例)大豆で作ったハンバーグ、大豆で作ったプルコギ

√動物性原材料名・料理名などが含まれておらず、消費者の誤認・混同の懸念のない名称

* 例)ヴィーガンソイプルコギ、ベジボール、プラントボール

* 3つの中から1つを選択し、代替食品の製品名で表示

また、動物性原料が含まれていない事実を12 pt以上の文字で表示しなければならない。ただし、食品製造に使用されたソースや調味料などに動物性原料が微量に含まれている場合には、その事実を同じ大きさで表示しなければならない。

*(例)「肉が入っていません」または「肉無添加」/「原材料中〇〇調味料には動物性原料〇〇が使用されています」

ちなみに、「代替食品の表示ガイドライン」を遵守する場合に限り、現在不当な表示・広告で禁止している他の食品タイプの名称(例:ソーセージ、ハムなど)を使用したり、使用していない原材料を強調(例:MEAT FREEなど)する表示・広告を例外的に使用できるようにした。

* 積極行政委員会で関連法令改正前まで「代替食品の表示ガイドライン」を優先施行できるよう審議・議決(‘23.9.26)

食薬処は、これまでのガイドラインの整備過程で各界の意見を反映するために消費者団体、畜産団体、食品業界、学界、関係省庁などが参加する「代替食品表示協議体(‘22.10.~’23.8.)」を運営し、代替食品の表示基準・方式に対する十分な意見を収束するなど議論過程を経た。今後もガイドラインを運営する過程で消費者・営業者など各界の意見をさらに取りまとめ不備点を補完して関連法令を改正していく予定である。

食薬処は、消費者が代替食品を購入する場合、代替食品の主表示面に表示される代替食品、製品名、動物性原料含有の有無など3点を確認してから購入することを求め、今後も消費者の健康と選択権確保のための情報提供を強化し、より安全な食品消費環境が造成されるよう努力する。

<添付>

1.代替食品の主表示面表示の例

2.主な質疑応答

 

[MFDS] [報道参考] 食薬処、抗生物質耐性予防のための実践方法を提供

畜産物安全政策課 2023-11-22

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=47795

食品医薬品安全処は「世界抗生物質耐性認識週間*」を迎え、国民に抗生物質耐性**予防のための実践方法を提供する。

今回の動画は抗生物質耐性菌に汚染された食品摂取で耐性が人に伝播され、生存を脅かすなど深刻な問題を発生させる懸念があるため、抗生物質耐性に対する国民の警戒心を高めるために制作した。

* 世界保健機関(WHO)は2019年、人類の生存を脅かす10の脅威の一つとして「抗生物質耐性菌」を選定

まず、生産者は食品由来の抗生物質耐性を減らすために病気のない健康な家畜などを生産するよう務め、抗生物質は必ず必要な場合にのみ使用しなければならない。また、食品加工・流通業者は作業場と流通環境を衛生的に管理し、食品や作業者が耐性菌に汚染されるのを防止しなければならない。

消費者は普段から手洗い、定期的な運動などで兔疫を強化し、予防接種など感染予防規則を遵守しなければならない。また、食材は十分に洗浄して豚肉などは完全に火が通るように加熱・調理して摂取しなければならない。

また、病気で抗生物質を処方された場合、抗生物質をすべて服用する前に症状が改善しても、医師の処方に応じて服用期間と用法を守らなければならない。

参考までに、食薬処は食品製造・加工、流通環境などに対する抗生物質耐性菌モニタリングを持続的に実施し、その結果を農食品部、環境部など関係部署と共有して抗生物質耐性低減統合監視体系を構築している。

<添付> 抗生物質耐性予防のための実践方法(カードニュース)

 

その他

-FDAにポピーシード中のアヘン類の量を規制することを求める法案

Bill would force the FDA to regulate the amount of opiates in poppy seeds

By News Desk on December 5, 2023

https://www.foodsafetynews.com/2023/12/bill-would-force-fda-to-regulate-amount-of-opiates-in-popped-seeds/

いくつかの消費者団体が組んでポピーシードのアヘン汚染を管理する法案を支持している。

EUでは2022年に汚染上限(アヘンアルカロイドの上限、ポピーシードに20 mg/kg、ポピーシードを含むベーカリー類に1.50mg/kg)を設定した。アメリカでも同様の基準を要求。

 

-英国の肥満の問題はいつも誰かのせい

Britain’s obesity problem is always someone else’s fault

MADELINE GRANT 6 December 2023 • 7:00am

https://www.telegraph.co.uk/news/2023/12/06/britains-obesity-problem-always-someone-elses-fault/

専門家は運動と健康的食文化の役割を軽視し課税や規制を好む

1960年代から70年代のBBCのアーカイブを見ると肥満の人がいない。今はサイズが大きくなった。そのためより劇的な対応を求める声が大きい。今週、政府の「食の皇帝」Henry Dimblebyが大臣にジャンクフードをタバコのように警告包装すべきと強く求めた。既に砂糖税が導入済みで広告は制限されていてレストランはカロリー表示が義務である。しかし問題は文化にあり、こうした介入がしばしばうまくいかない

 

-SMC UK

多くの妊娠女性が現代の食生活から十分な必須栄養素を摂っていないことを示唆する研究への専門家の反応

expert reaction to study suggesting many pregnant women may not be getting essential nutrients they need from modern diets

DECEMBER 5, 2023

https://www.sciencemediacentre.org/expert-reaction-to-study-suggesting-many-pregnant-women-may-not-be-getting-essential-nutrients-they-need-from-modern-diets/

PLOS Medicineに発表された研究が妊娠女性の栄誉状態を調べた

Aston大学医学部登録栄養士で上級講師Duane Mellor博士

この研究は英国、シンガポール、ニュージーランドの女性で妊娠中の血中濃度への栄養サプリメントの影響を調べた興味深いRCTである。妊娠中のビタミンやミネラル濃度の低下によって女性と赤ちゃんにリスクがあるかもしれないと示唆する。低下の一部は妊娠中の血液(血漿)量の増加で説明できる可能性があるものの、著者らは濃度の低下は欠乏を意味する可能性があると主張する。しかしこの論文では妊娠中に実際に健康状態が変化したか、生まれた赤ちゃんの健康状態は報告していない。さらに研究の多くがこの研究で使われたサプリメントを開発したネスレの人で、利益相反がある。葉酸サプリメントが二分脊椎リスクを減らすことを示した先の研究とは違って、この研究では母子に何のベネフィットも示されていない。

妊娠中に健康的で多様な食事をとることは重要だが、ビタミンAのように摂りすぎに害があるものもある。従って葉酸以外は推奨摂取量を超えるビタミンやミネラルを摂ることは勧められない

Reading大学食品栄養健康研究所所長フードチェーン栄養教授Ian Givens教授

英国の雑食者は乳製品と肉と魚で約80%のビタミンB12、65%のビタミンDを摂っている。ただし食事からのビタミンDは1日約3マイクログラムで、サプリメントが必要である。著者が示唆するように、動物由来食品を植物由来に置き換える傾向が続けばビタミンB12とビタミンDが十分でないリスクが増える。このことは考慮する必要がある。

 

-Nature Volume 624 Issue 7990, 7 December 2023

表紙は体内時計

特集で、加齢のプロセスは個人間で違うだけではなく臓器間でも違うことをとりあげる

エディトリアル

より良い科学で企業によるグリーンウォッシュ行為に対抗する

Combat corporate greenwashing with better science

05 December 2023

https://www.nature.com/articles/d41586-023-03815-8

 

-コンシューマーラボ

偽物ではない、本物のビタミンやサプリメントをオンラインで買うには

Where to Safely Buy Real Vitamins and Supplements Online, Not Fakes or Counterfeits

Updated December 05, 2023

https://www.consumerlab.com/answers/avoid-counterfeit-supplements/counterfeit-supplements/

最近Amazonでのニセサプリメントの販売やその報道が増加している。偽物を買わないための方法

1.ブランドのウェブサイトから直接購入する

2.もしアマゾンを使うなら

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