2020-09-17

[MPI] グリホサート

Glyphosate

Last reviewed: 24 Aug 2020

https://www.mpi.govt.nz/food-safety/food-safety-for-consumers/whats-in-our-food/safe-levels-of-contaminants-in-food/agricultural-compounds-and-residues/glyphosate/

ニュージーランドの食品安全規制機関として、ニュージーランドの食品安全局の第一の優先事項は消費者の健康と福祉である。除草剤のグリホサートの使用の監視と管理方法について調べよう。 

グリホサートの背景

グリホサートはニュージーランドを含め、世界で最も広く使用される除草剤である。

そのままにしておくと、農場、果樹園及び庭園の生産物に影響を与えることになるさまざまな雑草を除草する。

この除草剤は、最もよく知られているブランドのRoundupなどで約90製品で使用されている。

蜂蜜のグリホサート検査

ニュージーランド食品安全は2017/2018年 及び2018/2019年のグリホサート残留に対する蜂蜜サンプルのターゲット調査を実施した。販売されている蜂蜜から採取したサンプルはすべてにおいて規制値を超えたグリホサート残留はなく、食品安全の懸念はなかった。

新鮮な蜂蜜の少数が規制値を超えたグリホサート残留を示し、これらのサンプルに関連する食品安全性の懸念はなかった。

これは、グリホサート残留値0.1 mg/kg(ニュージーランドのMRL設定値)の含まれた蜂蜜を食べている5歳児は、世界保健機関のグリホサート許容一日摂取量に達するには、生涯にわたっておおよそ毎日約230kgの蜂蜜を食べる必要がある。

これらの調査結果は残留濃度と検出頻度は海外の他の報告書と研究で発表された物と比較し、同等あるいはより低いということを示す。

蜂蜜の残留農薬成分結果:

https://www.mpi.govt.nz/dmsdocument/39578-new-zealand-national-chemical-residues-programme-report-results-for-agricultural-compound-residues-in-honey

ニュージーランド食品安全レター - ニュージーランド蜂蜜の安全性を確定する検査:

https://www.mpi.govt.nz/dmsdocument/41725-glyphosate-in-honey-nzfs-assurance

ニュージーランドのグリホサートに関する認可された使用

ニュージーランドではグリホサート製品の焦点は雑草管理のためである。「ラウンドアップレディ」耐性農作物(つまり、グリホサートに耐性を持つよう品種改良されたあるいは遺伝子組み換えされた作物)はない。

登録グリホサート製品のリストとその認可表示のACVM登録:

https://eatsafe.nzfsa.govt.nz/web/public/acvm-register

規制、監視及び検査

ニュージーランド食品安全は、最大残留基準値(MRL)を設定し、また調査と検査を実施することで規則を介してグリホサートの使用を監視し、管理する。

グリホサート使用の規制管理

農作物に使用されるグリホサート製品は、農薬及び動物用医薬品(ACVM)法のもと登録が必要である。これには化学性質の完全な科学評価、製造情報及び動植物の安全性及び食品中の残留農薬を含む。ラベルのような管理がACVM法(農薬及び動物用医薬品法)のもと、リスクを管理するために、製品に表示される。この規制制度は海外の適正規範を模範としている。

最大残留基準値(MRL)の設定

ニュージーランド食品安全は食品中の除草剤を含め農薬に対する最大残留基準(MRLs)を設定する。

残留農薬成分に対するMRLs:https://www.mpi.govt.nz/processing/agricultural-compounds-and-vet-medicines/maximum-residue-levels-for-agricultural-compounds/

監視、調査及び検査

ニュージーランド食品安全は化学残留を監視し、定期的な調査を実施する。また、食事暴露作物、適正農業規範あるいは取引懸念を標的に定期的に検査する。以下を検査した:

・2014/2015年に生の牛乳だけでなく、販売業者の加工した新鮮な牛乳とクリームの検査‐残留は検出されなかった

https://www.mpi.govt.nz/food-safety/food-safety-for-consumers/whats-in-our-food/safe-levels-of-contaminants-in-food/agricultural-compounds-and-residues/glyphosate/#milk

・2015/2016年のエンドウ豆の検査‐残留は検出されなかった

https://www.mpi.govt.nz/food-safety/food-safety-for-consumers/whats-in-our-food/safe-levels-of-contaminants-in-food/agricultural-compounds-and-residues/glyphosate/#pea

・2015/2016年の小麦の検査‐食品安全性の懸念レベルは検出されなかった

https://www.mpi.govt.nz/food-safety/food-safety-for-consumers/whats-in-our-food/safe-levels-of-contaminants-in-food/agricultural-compounds-and-residues/glyphosate/#pea

・2017/2018年と2018/2019年の蜂蜜の検査‐食品安全性の懸念レベルは検出されなかった

https://www.mpi.govt.nz/food-safety/food-safety-for-consumers/whats-in-our-food/safe-levels-of-contaminants-in-food/agricultural-compounds-and-residues/glyphosate/#honey

EPAが設定したグリホサートに関するその他の規則

環境保護局(ニュージーランドEPA)は、環境、健康と安全性のために、グリホサートのようなハザードとなる物質の製造、輸入、使用、保管及び輸送を規制する。ニュージーランドEPAはニュージーランドでのグリホサートの使用を許可した。

グリホサートに関するEPAの情報:

https://epa.govt.nz/assets/Uploads/Documents/Everyday-Environment/Publications/About-Glyphosate-information-sheet.pdf

ニュージーランドの牛乳にはグリホサートは検出されなかった

検査では、ニュージーランドの牛乳にはグリホサートは検出されなかった。

ニュージーランド食品安全は、ニュージーランドの牛乳にグリホサートの残留がある可能性について懸念する団体により2015年に働きかけがあった。ニュージーランド食品安全はもっている情報に基づき、グリホサートの残留はありそうにないと考えた。さらに、もし、グリホサートの残留が検出されても、食品安全性の懸念になることはほぼありそうにないとした。

働きかけがあり、予防措置として、我々は積極的に、販売店の牛乳とクリーム及び未加工の生の牛乳の中のグリホサートとその代謝産物の集中的な検査プログラムを実施した。

これらの検査において発見された残留物はなかった。実施された検査は認可された検査方法を使用し正式認可のある研究所で行われた。

この集中的な検査プログラムのすべての結果は、ニュージーランド政府の全国化学汚染物質プログラムに従い実施されたこれまでの牛乳に対するグリホサートの検査と一致している。この結果により、牛乳のグリホサート残留がその使用からは予期されないという我々の評価を再確認した。このすべての情報に基づき、消費者は食品安全の懸念はないと確信を持つべきである。

  • 全国化学汚染物質プログラム–加工新鮮牛乳調査2015 [PDF, 130 KB]

https://www.mpi.govt.nz/dmsdocument/26419-national-chemical-contaminants-programme-processed-fresh-milk-survey-2015

エンドウ豆と小麦のグリホサート調査

食品残留調査プログラム(FRSP)は、植物由来の食品に対し、病気を管理するために農場で定期的に使用される農薬残留成分を定期的に調査する。調査プログラムの目的はニュージーランドの生産者や輸入業者が適正農業規範に従っているか確認するためである。適正農業規範とはその目的を達成するために、業者が最小限の量の農薬を使用するということである。

残留濃度は食品安全性を保証しながら、適正農業規範を執行するためにある、MRL(最大残留基準)に比較し検査される。

2015/2016年の調査結果

ニュージーランド食品安全は2015/2016年の調査においてエンドウ豆と小麦のグリホサート残留を検査した。60のエンドウ豆のサンプルにおいてグリホサート残留は検出されなかった。グリホサート残留は小麦のサンプル60のうち26に検出された。これらのサンプルのうち20がMRL(最大残留基準値)0.1 mg/kgを超過したグリホサートが含まれていた。

結果は評価され、食品安全性の懸念はないと示された。最も高濃度検出(5.9 mg/kg)でも、世界保健機関のグリホサート許容一日摂取量に到達するには、平均的な成人が生涯、毎日小麦由来の製品を14kg消費しなければならない。

追加調査

小麦のサンプルの濃度は予期されたものより高く思われるため、ニュージーランド食品安全は原因の調査を開始した。高い残留濃度であった理由ははっきりしていない。しかし、穀物における収穫前の雑草管理のためにグリホサートを使用するすべての使用者が、ラベルにある使用方法をはっきりわかっていないということは確認した。

結果として、ニュージーランド食品安全は、穀物の収穫前雑草管理用の表示文書を明確に一貫したものへと見直した。これは穀物の雑草管理に使用される場合のグリホサートの残留情報の見直しを含む。

2015/16年食品残留調査プログラム(FRSP)報告書[PDF, 447 KB]

https://www.mpi.govt.nz/dmsdocument/19922-the-20152016-report-on-pesticides-in-fresh-and-frozen-produce-a-survey-under-the-food-residues-surveillance-programme-frsp

海外レビュー

ニュージーランド食品安全は主要な海外の食品安全機関からのグリホサートに関する研究や意見に応じ、見直し対応をする。

・国際連合食糧農業機関/世界保健機関 

  国際連合食糧農業機関/世界保健機関 は、2004年の残留農薬に関する共同会議(JMPR)にてグリホサートの毒性と食事上のリスクの詳細をレビューした。グリホサートの毒性は非常に低いと結論付けた。

2015年の国際がん研究機関の報告書の知見を含め、2016年に再度グリホサートをレビューした。消費者の食事による暴露の健康リスクは非常に低いと結論付けた。

ニュージーランド食品安全はニュージーランド及び海外の消費者に対するグリホサートの食事によるリスクの評価の中のJMPR(残留農薬に関する共同会議)の両方の報告書の結論に意見が一致した。

2016 JMPR 報告書

http://apps.who.int/iris/bitstream/10665/255000/1/9789241655323-eng.pdf

2004 JMPR 報告書 – Inchem ウェブサイト

http://www.inchem.org/documents/jmpr/jmpmono/v2004pr01.pdf

・国際がん研究機関(IARC)

国際がん研究機関(IARC)は2015年3月にグリホサートはおそらくヒトに対して発がん性があると決定したと発表した。

ニュージーランド食品安全は2015年7月にIARCの報告書をレビューし、IARCはハザード評価を行ったが、リスク評価ではないと結論付けた。

これはIARCが、グリホサート暴露がいかなる状況でもがんにつながる可能性があるかどうか、その状況が現実的であるかどうかを調べたということを意味する。

例えば、求められる服用量が、ヒトが暴露する可能性があると信じられる服用量であるかどうかである。

ニュージーランド食品安全の見解は、IARCデータがグリホサート使用者(例、農家、家庭菜園者)に対する信頼できるリスクを示しておらず、あるいはニュージーランド最大残留基準値に従ったグリホサート残留の製品を食べた人にとって信頼できるリスクを示していない、というものである。

IARCのグリホサートプレス発表

http://www.iarc.fr/en/media-centre/iarcnews/pdf/MonographVolume112.pdf

・欧州食品安全機関のレビュー 

欧州食品安全機関は2015年11月にグリホサートのレビューを発表した。EFSAはそのレビューの一環としてIARCの知見を調べた。

EFSAのレビューではグリホサートはヒトへの発がん性リスクは引き起こさない、また、グリホサートを含む農薬製品は欧州連合では引き続き登録できることになると決定した。

欧州食品安全機関のグリホサートサマリー

http://www.efsa.europa.eu/sites/default/files/corporate_publications/files/efsaexplainsglyphosate151112en.pdf

欧州食品安全機関の2015年11月グリホサートのプレス発表

http://www.efsa.europa.eu/en/press/news/151112

・米国環境保護庁のレビュー

2019年4月、米国環境保護庁(US EPA)は、グリホサート暫定登録審査決定案を発表し意見募集した。この対策の一部として、US EPAはグリホサートが現在の表示方法にしたがって使用される場合、公衆衛生にいかなるリスクもなく、グリホサートは発がん性物質ではないということを発見している。

US EPAの科学者はグリホサートの入手可能なデータの独立的な評価を実施し、以下を発見した:

・グリホサートの現在の使用ではいかなるヒトの健康リスクもない:グリホサート製品は表示の使用方法に従い安全に使用することができる。現在の登録されている使用から子供あるいは成人にとってリスクはない。

・子供がよりグリホサートに対し敏感であるということは認められない:様々な数多くの研究を評価し、US EPAは子供がグリホサートによる子宮内暴露あるいは出生後暴露に対しより敏感であるという兆候はなかった。ヒトの健康リスク評価の一環として、US EPAは乳幼児、子供、出産可能年齢の女性を含めたすべての人を評価し、グリホサート残留のある食品を摂取後の懸念リスクはないと発見した。US EPAはグリホサートで処理された居住地域に入るあるいは遊ぶ子供の懸念リスクもないことを発見した。

・グリホサートががんを引き起こすエビデンスはない:US EPAは、グリホサートはヒトにとって 発がん性はありそうにないと結論付けた。US EPAは国際がん研究機関(IARC)よりもより有意に広大なかつ現実的なデータセットを考慮した。US EPAのデータベースはグリホサートの登録を支援するために提出された研究、公開文献でUS EPAが確認した研究を含む。米国環境保護庁のがん分類は、カナダ保健省病害虫管理規制局、オーストラリア農薬・動物用医薬品局、欧州食品安全機関、欧州化学物質庁、ドイツ労働安全衛生研究所、ニュージーランド環境保護局、及び日本食品安全委員会を含む海外の専門家パネルや規制機関と一致している。

・グリホサートはが外因性内分泌かく乱化学物質であるという兆候はない:グリホサートはUS EPAの内分泌かく乱化学物質スクリーニングプログラムの下、第一段階のスクリーニングTier Iが行われた。入手可能なすべての情報に基づき、根拠の重み付けアプローチを用い、現存するデータは、グリホサートにはエストロゲン、アンドロゲンあるいは甲状腺信号経路に相互作用する可能性があるということは示さないという結論を出した。スクリーニングプログラムでは、グリホサートの追加検査の必要性を示さなかった。

グリホサートは広く使われているため、微量の残留が新鮮な果物、野菜、シリアル、及び他の食品や飲料にみられる可能性がある。しかし、これらは微量で消費者にとって懸念はない。

US EPAウェブサイトのグリホサート情報

https://www.epa.gov/ingredients-used-pesticide-products/glyphosate

 

詳細

グリホサートの規則と監視[PDF, 315 KB]

https://www.mpi.govt.nz/dmsdocument/10538-regulation-and-monitoring-of-glyphosate

食品残留調査プログラム

https://www.mpi.govt.nz/food-safety/food-monitoring-and-surveillance/food-residues-survey-programme/

国内化学汚染物質プログラム

https://www.mpi.govt.nz/food-safety/food-monitoring-and-surveillance/monitoring-programmes-under-the-animal-products-act/national-chemical-contaminants-programme/

国内化学物質残留プログラム

https://www.mpi.govt.nz/food-safety/food-monitoring-and-surveillance/monitoring-programmes-under-the-animal-products-act/national-chemical-residues-programme/

MPI食品監視プラグラム

https://www.mpi.govt.nz/food-safety/food-monitoring-and-surveillance/

ACVM 法1997 – ニュージーランド法律ウェブサイト

http://www.legislation.govt.nz/act/public/1997/0087/latest/DLM414577.html

 

[HK] 菜心サンプルから基準値超過の残留農薬が検出された

Pesticide residue exceeds legal limit in Choisum sample

Wednesday September 16, 2020

https://www.cfs.gov.hk/english/unsat_samples/20200916_8129.html

菜心から7.3ppmのアセタミプリドが検出された。

 

[FSS]学生にとって最も重要な食品安全の注意事項

Top food safety tips for students

16 September 2020

https://www.foodstandards.gov.scot/news-and-alerts/top-food-safety-tips-for-students

初めて一人暮らしをする学生向けの食品衛生上の注意事項。スーパーで使える商品券のくじ付き

 

[ヘルスカナダ] 助言:未承認の製品は深刻な健康リスクを引き起こす可能性がある

(September 16, 2020: Part 1/2)

Unauthorized products may pose serious health risks (September 16, 2020: Part 1/2) September 16, 2020

https://healthycanadians.gc.ca/recall-alert-rappel-avis/hc-sc/2020/73915a-eng.php

https://healthycanadians.gc.ca/recall-alert-rappel-avis/hc-sc/2020/73935a-eng.php

ヘルスカナダは精力剤、減量用、活力剤あるいは「ポッパーズ」として販売されている未承認の健康製品には危険な成分が含まれている可能性があり、深刻な健康リスクを引き起こす可能性がある健康製品に関して市民に助言し、情報を更新している。掲載の製品はベタメタゾンジプロピオン酸エステル、クロベタゾールプロピオン酸エステル、カルダリン、ダポキセチン、L-ドパ、硫酸ネオマイシン、ラウオルフィア、選択的アンドロゲン受容体、シルデナフィル、タダラフィル、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンK、ヨヒンビンを含む。製品写真あり。

 

[FSAI] HiPPは効果のない HiPP Anti-Reflux調製粉乳の一部を回収措置

HiPP Recalls an Ineffective Batch of HiPP Anti-Reflux Formula

Monday, 14 September 2020

https://www.fsai.ie/news_centre/food_alerts/HiPP_reflux.html

HiPP UK Ltdはとろみが十分でなく、乳幼児の逆流や吐き戻しに効果がないため、Anti-Reflux 調製粉乳を一部回収措置

 

[FDA]警告文書

- GMS International Foods Inc.

August 27, 2020

https://www.fda.gov/inspections-compliance-enforcement-and-criminal-investigations/warning-letters/gms-international-foods-inc-609156-08272020

FSVP違反の問題。

 

[FDA]FDAはイリノイ州拠点の食品製造業者の度重なる食品安全違反に対し、農産物安全規則に従い、初めて禁止命令を発する

FDA issues first injunction under Produce Safety Rule to Illinois-based food manufacturer for repeated food safety violations

09/15/2020

https://www.fda.gov/news-events/press-announcements/fda-issues-first-injunction-under-produce-safety-rule-illinois-based-food-manufacturer-repeated-food

FDAはイリノイ州拠点のスプラウト及び大豆製品の食品製造業者Fortune Food Product, Inc.は法令に従い、是正措置を講じるまで生産を中止することに同意したと発表した。

 

[ODS] ファクトシート更新

-ビタミンD

Vitamin D

Fact Sheet for Health Professionals

September 11, 2020

https://ods.od.nih.gov/factsheets/VitaminD-HealthProfessional/

ビタミンDファクトシートを包括的にレビューし、広範囲に改訂。

https://ods.od.nih.gov/factsheets/VitaminD-HealthProfessional/#change

 

[ODS] ODSは25周年を迎える

ODS Marks Its 25th Anniversary

https://ods.od.nih.gov/About/ODS25thanniversary.aspx

ODSは25周年を迎え、ダイエタリーサプリメントに関する知識と理解を強化するために、今後もシンポジウムやイベントを行っていく。

  

[FAO]Google とFAOは全ての人向けの新しいビッグデータツールを発表

Google and FAO launch new Big Data tool for all

16 September 2020

http://www.fao.org/news/story/en/item/1307921/icode/

Earth Mapは気候や環境に関する重要な傾向を示す地図と統計を提供

http://www.fao.org/earthmap.org

 

論文

-研究が栄養表示Nutri-Scoreを使うことがより健康的な食品選択を促すことを支持

Study supports use of the nutrition label Nutri-Score to encourage healthier food choices

16-SEP-2020

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-09/b-ssu091420.php

BMJに発表。スコアの低い食品を多く食べることと全原因およびがん、心臓・肺・消化器系疾患による死亡率の高さと関連する。EPIC研究参加者の501594人の食事をFSAの栄養プロファイリングシステムでスコア計算したもの

(食生活が良好な人がスコアが高いだろうというだけのような。ラベルの消費者の購入行動への影響はわからないのでは)

 

-プラスチックの残存性

The persistence of plastic

16-SEP-2020

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-09/uoc--tpo091620.php

PLOS ONEに発表されたカリフォルニア大学サンタバーバラ校の研究で、我々が洗濯で環境に放出している合成マイクロ繊維の量が海や川や湖で巻き上げられている量と同程度でまもなくそれを超えるだろうことを発見した

1950年から2016年の間に衣類の洗濯で560万トンの合成微小繊維が排出されそのうち290万トンは水系に2.5万トンは地上に(そのうち60万トンが埋め立て)排出されたと推定

(あまり洗濯するな、だそうです。アメリカの洗濯機って糸くず取りネットが標準装備でないらしいんだけど?ゴミ燃やさない国なので日本は参考にできない)

 

-コクラン迅速レビューはCOVID-19のスクリーニングの有効性を探る

Cochrane Rapid Review investigates the effectiveness of screening for COVID-19

Tuesday, September 15, 2020

https://www.cochrane.org/news/cochrane-rapid-review-investigates-effectiveness-screening-covid-19

スクリーニングは症状のない人の病気を同定することを目指す。COVID-19ウイルスを持っている人は一見健康そうあるいは軽い症状しかない場合がある。感染者を見つけて他人から離し適切なケアを求めさせるのが重要である。間違った同定は不必要な隔離とさらなる検査につながる。感染しているのに感染していないと判断することはウイルスを拡散させる可能性がある。

COVID-19のスクリーニングには体温チェック、旅行や接触についての質問、迅速検査などが含まれる。

このレビューでは22の研究を同定した。ほとんどの研究は欠点があり知見への信頼性は限定的である。

結論として、健康そうな人の一時スクリーニングは感染者を見逃す可能性が高い。複数の方法の組み合わせが有用かどうかはわからない。

感染者が増えるとスクリーニングで見つかる人は増えるだろう。しかしながらスクリーニングでは見逃しがあるため、公衆衛生対策を続けることが極めて重要なままである。

 

-オーストラリアでは全てのものがあなたを殺したがっている、木さえも

Everything in Australia wants to kill you, even our trees

By Olivana Lathouris Sep 17, 2020

https://www.9news.com.au/national/australian-stinging-tree-has-poison-similar-to-scorpions-and-spiders-study-university-of-queensland-finds/59942272-0ffb-43ca-8353-d2316e6a5c81

オーストラリアには世界で最も有毒な蛇25種類、おそろしいい毒蜘蛛、ホオジロザメがいるが、新しい研究によると地元の植物も殺人能力がある。世界で最も有毒な植物のひとつ、Gympie-Gympie刺す木が、蛇や蜘蛛や蠍と同じ毒をもつことを研究者が明らかにした。Science Advances

クイーンズランド大学分子生命科学研究所のIrina Vetter准教授らが新しい種類の毒素を発見し、木にちなんで'gympietides(ギンピーチド?)'と名付けた。

この木は約5mmの針のような毛状突起に覆われているが、皮膚に触れると皮下注射のように毒素を注入する。その痛みは極めて特徴的に長く続く(時に数ヶ月)

毒素は全く新しいものだがその三次元構造はイモガイ毒素とよく似ていて作用は同じ

写真はこっちのほうが痛そう

https://www.abc.net.au/news/2020-09-17/stinging-tree-toxins-similar-cone-snail-venom-queensland/12669088

 

Native stinging tree toxins match the pain of spiders and scorpions

16-SEP-2020

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-09/uoq-nst091420.php

 

その他

-Natureニュース特集

迅速コロナウイルス検査:できることとできないこと

Fast coronavirus tests: what they can and can't do

16 SEPTEMBER 2020  Giorgia Guglielmi

https://www.nature.com/articles/d41586-020-02661-2

迅速抗原検査は数分以内感染しているかどうかわかるようにデザインされている。それはゲームチェンジャーになるか?

(PCR含む検査についてのあれこれ)

最後のみ

たとえ検査で陰性であっても、人々は手を洗いマスクをし大人数で集まることを避け続けなければならない。検査はこのウイルスをコントロールするために行わなければならない基本的対策の代わりにはならない。

(「検査陰性だから安心」、というのが一番やってはいけないことなので、「安心のための検査」というのは存在しない、なのにそれが求められる)

 

-Scienceニュース

トルコの科学者と医師がCOVID-19政策を批判して犯罪捜査に直面

Turkish scientists and physicians face criminal investigations after criticizing COVID-19 policies

By Kristen McTighe Sep. 16, 2020

https://www.sciencemag.org/news/2020/09/turkish-scientists-and-physicians-face-criminal-investigations-after-criticizing-covid

トルコUludağ大学の著名な公衆衛生専門家Kayıhan Palaは4月に自分が刑事告発されていることを知ってショックを受けた。Palaはトルコ医師会のCOVID-19モニタリンググループメンバーで、地元ウェブサイトでインタビューを受けコロナウイルスの患者や死亡者は政府が発表しているより多いだろうことを示す研究をシェアした。Bursa地方知事の告発によると彼を「公衆にデマを伝え」「パニックをおこした」と非難している。

健康危機について話すのが仕事だとPalaはその告訴の却下を求めたが、検察当局は大学に調査を求めた。9月1日になってようやく大学がPalaは職務に従ったと結論した。

しかしこれは珍しいことではない。トルコ当局は危機についての情報をコントロールし批判を抑えるために裁判を使った嫌がらせや監督者による調査を使う。3月から、医師会リーダーを始め政府の方針や情報について伝統メディアやソーシャルメディアで議論した医師らを捜査対象にしてきた。

(以下詳細データは公表されず研究には事前認可が必要でメディアはほぼ政府支持で批判ができないトルコの状況について)

 

ハンセン病からCOVID-19まで、如何に烙印が流行との戦いを困難にするか

From leprosy to COVID-19, how stigma makes it harder to fight epidemics

By Vaishnavi ChandrashekharSep. 16, 2020

https://www.sciencemag.org/news/2020/09/leprosy-covid-19-how-stigma-makes-it-harder-fight-epidemics

インド、ムンバイから

4月末に歯科医Azmera Shaikhは新型コロナウルス陽性になり熱が出て痛く、同じく検査陽性の母親と一緒にアパートを出て救急車に乗ろうとしたときに、何十人もの近所の人が手に携帯電話を持って並んでいるのに驚いた。彼女たちの病院への出発の写真や動画がWhatsAppとFacebookに出回った。「私たちは娯楽だった。私たちはこの町の物笑いの種だった」Shaikhはいう。

ShaikhはNPOの医師団体のメンバーとして東ムンバイのスラムで働いていてパンデミックによる恐怖と不信を見てきた。スラムでは感染したと見なされるおそれから検査キャンプを作ることを認められないこともあった。しかし彼女は自分の住居の教育レベルの高い中流階級の人達も同じだとは思わなかった。彼女の家族が隔離されて買い物やゴミ捨てが難しくなった時、近所の誰も助けてくれなかった。そのことが「病気そのものよりもトラウマになっている」とShaikhは言う。

同様のことが世界中で起こっている。インドチェンナイの医師の中には検査陽性だった場合のトラブルを理由に検査を避けている。検査が必要だと理解していてもスティグマがそれを阻害する。こうした反応は疫病の歴史で何度も繰り返されてきた。

(以下ハンセン病、HIV、チフスのメアリー等の歴史略)

Shaikhは、課題は、人々が「我々はCOVID-19患者とではなく、COVID-19と戦わなければならない」ことを理解するのを助けることである、という。

 

-ゲノム編集した葉枯れ病耐性コメがUSDAとコロンビアの規制機関に認められた

Gene-edited, blight-resistant rice approved by USDA, Colombian regulators

Ximena Gonzalez | Agronegocios | September 17, 2020

https://geneticliteracyproject.org/2020/09/17/gene-edited-blight-resistant-rice-approved-by-usda-colombian-regulators/

(スペイン語の記事の英語翻訳)

Instituto Colombiano Agropecuario (ICA)とUSDAがゲノム編集コメはGMOではなく、通常の植物として規制されると結論した

Xanthomonas oryzae耐性

 

(これのことかな

Re: Confirmation of the regulatory status of genome edited rice with resistance to bacterial blight

https://www.aphis.usda.gov/biotechnology/downloads/reg_loi/20-143-01_air_response_signed.pdf

USDAがGMOでないと判断したものは結構たくさんある

https://www.aphis.usda.gov/aphis/ourfocus/biotechnology/am-i-regulated/Regulated_Article_Letters_of_Inquiry)

 

-スウェーデンはコロナウイルス感染は低いままで欧州の急増を回避している

Sweden spared European surge as coronavirus infections stay low

Wed 16 Sep 2020

https://www.theguardian.com/world/2020/sep/15/sweden-records-its-fewest-daily-covid-19-cases-since-march

主任疫学者はこれを「持続可能な」アプローチのおかげだという

(ずっと非難されてきたスウェーデン、ここしばらく評価が上昇し続けている。ただしオーストラリアとニュージーランドの人ははやたら貶している。どちらも「科学」を標榜している。)

 

-Covidの撹乱で英国の数千人の脳卒中患者が障害を負ったままに

Covid disruption leaves thousands of UK stroke patients disabled

Thu 17 Sep 2020

https://www.theguardian.com/society/2020/sep/17/covid-disruption-leaves-thousands-of-uk-stroke-patients-disabled

NHSの治療がパンデミック中に中断されたために、何千人もの脳卒中患者が避けられたはずの障害を負った、報告書が主張する。

脳卒中になった患者が血栓溶解薬や手術を受けることが困難になり、リハビリも中止された、と脳卒中協会が言う。

脳卒中専門医は4月に脳卒中で病院に来る人が13%減り、パンデミック中に自宅で脳卒中で死亡する人がいつもより52%多かったという。

 

2020-09-16

[MFDS]日本産輸入食品の放射能検査の結果

輸入検査管理課 

-2020-09-04

https://www.mfds.go.kr/brd/m_100/view.do?seq=43154

2020.8.28〜2020.9.3

 

-2020-08-28

https://www.mfds.go.kr/brd/m_100/view.do?seq=43153

2020.8.21〜2020.8.27

 

[MFDS]液状茶を健康機能食品に変身・不法搬出した業者摘発 

食品安全現場調査TF 2020-09-08

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=44579

□ 食品医薬品安全処は、紅参製品(液状茶)に健康機能食品マークなどを付けて、健康機能食品として製造したA業者(食品製造業者)と、これをベトナムに違法搬出したB業者(輸出業者)を摘発した。

○ これらの業者が違法に製造・流通した量は3,840kg(1万6千本、240g / 瓶)、時価8,150万ウォン相当であり、一般食品である液状茶を健康機能食品に変身させてベトナムに輸出するという情報があり、1日から3日まで現場取締りを実施した。

○ 取り締まりの結果、昨年12月にA業者は、「高麗紅参精365ゴールド(液状茶)」 480kg(2千本)を製造してB業者が提供した「健康機能食品6年紅参精365ゴールド(紅参濃縮液20%)」と表示されたラベルを貼るなど違法に製造し、

- B業者は全量480kg(2千本)、950万ウォンを受け輸出申告せずにベトナムに搬出した。

○ また、今年2月A業者は、同じ製品3,360kg(1万4千本)、時価7,200万ウォン相当を製造してB業者に無表示状態で供給して、

- B業者は無表示製品に優秀健康機能食品製造基準(GMP)認証マークなどを付けて、健康機能食品に変身させ、流通期限2年を3年と偽り表示した。

- 以後B業者は、偽の健康機能食品3,360kg(1万4千本)のうち336kg(1千400本、約884万ウォン相当)をベトナムに搬出し、2,981kg(1万2千422本)、時価6,316万ウォン相当を搬出直前に押収された。

○ 食薬処は、一般食品を健康機能食品に変身させて製造・流通した業者を「食品などの表示・広告に関する法律」違反で摘発して管轄自治体に行政処分を依頼して警察に告発措置した。

< 添付 > 1. 違反業者の現況

< 添付 > 2. 健康機能食品に変身した製品の写真

< 添付 > 3. 液状茶と健康機能食品Q&A

 

添付3

液状茶と健康機能食品Q&A

Q 1. 液状茶とは何ですか?

▶ 液状茶は植物性原料を主原料とし、抽出などの方法で作られたシロップ状または液状の嗜好性食品を指します。

Q 2. .紅参製品(健康機能食品)とは何ですか?

▶ 高麗人参(Panax ginseng CA Meyer )を蒸して乾燥した紅参を原材料にして粉末化したり、原材料を水やアルコールで抽出して濾過するか、濾過した後、濃縮または食品微生物で発酵して製造したもので機能成分であるジンセノシド(Rg1、Rb1とRg3 合計)を2.5〜34 mg / g 含有している必要があります。

Q 3. 優秀健康機能食品製造基準(GMP)とは何ですか?

▶ 優秀な健康機能食品の製造および品質管理のために、健康機能食品製造業者が衛生的な製造設備などを備え、これにより健康機能食品を製造する制度です。

Q 4. 消費者が健康機能食品であることを確認する方法は?

▶ 食品医薬品安全処で開発した「私の手の中(安)食品安全情報アプリ」や「食品安全国(www.foodsafetykorea.go.kr)」サイトで、確認しようとする製品の「製造元及び所在地」、「製品名」などを検索すると、健康機能食品が登録されているかどうかを確認することができます

 

[MFDS] [報道参考] 健康機能食品の新しい機能性評価ガイドブックを用意 

栄養機能研究課 2020-09-03

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=44569

□ 食品医薬品安全処食品医薬品安全評価院は、「呼吸器(気管・気管支)健康*および歯茎の健康**に役立つことがあります」に対する「健康機能食品機能性評価ガイド(ガイドブック)」を、来る3日から評価院ホームページで提供する。

* 呼吸器(気管・気管支)健康:環境的要因などによる軽症の慢性咳、喘息状態の一般人で、気管及び気管支の炎症状態などの改善

* 歯茎の健康:老化などにより歯茎が弱くなったり、腫れて出血する状態の一般人で、歯肉の炎症状態などの改善

○ 今回のガイドブックは、微細粉塵などの環境変化や人口の高齢化などで消費者の関心と市場需要を反映して用意しており、ヒト試験での主要な評価指標(バイオマーカー)を提供している。

○ 主な内容は、▲機能性別作用機序、▲バイオマーカー選定、▲バイオマーカー別説明及び測定方法、▲人体適用試験対象者、▲試験設計時考慮事項など。

□ 食薬処は、今回の評価ガイドブックを通じて呼吸器(気管・気管支)健康と歯茎健康関連健康機能食品の原料開発が活性化されるきっかけになると期待し、産業界の開発需要などを反映した新たな機能性評価ガイドブックを継続的に提供していく計画である。

○ 詳細は、食品医薬品安全評価院ホームページ(www.nifds.go.kr)→電子請願→申請者ガイドブック」で確認できる

 

[MFDS] [報道参考] オキアミ油製品、輸入者自ら安全性を立証すれば輸入可能 

輸入検査管理課 2020-08-31

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=44560

□ 食品医薬品安全処は、オキアミ油製品の輸入者がエトキシキン及び残留溶媒5種*検査等で安全性を立証すれば国内に持ち込むことができる「検査命令※」を9月1日から施行する。

* 残留溶媒5種:ヘキサン、アセトン、メチルアルコール、酢酸エチル、イソプロピルアルコール

※ 検査命令:「輸入食品安全管理特別法」第22条の規定により、輸入食品中不適合率が高い、又は、国内・外で危害発生の懸念が提起された食品について、輸入者自らが食薬処長が指定した試験検査機関で精密検査を受け適切な場合にのみ輸入申告する制度

☞ 現在、スモーク乾燥魚肉(ベンゾピレン)など16品目運営

○ 今回の検査命令は、オキアミ油製品で抗酸化剤エトキシキンとヘキサンなどの抽出溶媒不適合が繰り返し発生することにより、輸入者の安全管理義務を強化した措置である。

○ 併せて、検査命令終了が残り少ないコリアンダーなど3品目に対しては不適合が繰り返し発生することにより、検査命令を1年間さらに延長する予定。

*検査命令再指定対象

対象国

対象品目

検査項目

タイ、ベトナム

コリアンダー

農薬5種(クロルピリホス、シペルメトリン、アゾキシストロビン、プロクロラズ、フィプロニル)

全ての国

 

ドラムスティック(別名:モリンガ)を50%以上含有した粉末

金属性異物

インド

冷凍・冷蔵白足エビ

ニトロフラン系(AOZ / AMOZ / AHD /ニトロフラゾン/ニトロビン)

 

[MFDS]粉ミルク製品、オンライン虚偽・誇大広告点検結果発表 

サイバー調査団 2020-08-27

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=44554

□ 食品医薬品安全処は、今年から(「20.1.1)表示・広告する前に自律審議*を受けなければならない調剤乳類**を対象に、オンラインホームページ(サイト)1,099件を点検した結果、審議違反など479件を摘発してホームページ遮断要請とともに行政処分などの措置する計画だと明らかにしました。

* 自律審議:製品広告前の広告について事前に審議を受けなければならず、対象は健康機能食品と特殊用途食品(調剤乳類と調剤食など)がある

○ 今回の点検は、乳・幼児が摂取する調製乳類製品に対して、自律審議を受けずに広告したり医薬品や健康機能食品と認識する恐れがある不当な広告から消費者被害を防ぎ、適切な情報提供のために実施した。

□ 主な摘発については、▲国内製造、輸入製品について広告審議を受けていないか、審議結果の通り広告していない審議違反(453件)、購買代行及び海外個人輸入製品について、▲病気治療・予防効果標榜(8 件)、▲健康機能食品と誤認・混同広告(6 件)、▲消費者欺瞞広告(12 件)。

○ (審議違反)自律審議を受けずに広告又は審議結果と違う内容で、「調剤乳類」販売ホームページで「成長期用調剤食(2,3段階)」広告と混用して広告

○ (病気治療・予防標榜)「便秘解消」、「便秘」に悩まされている赤ちゃんのための解決策」などの表現を使用して、製品が便秘解消に効果があるように広告

○ (健康機能食品として誤認・混同)「赤ちゃんの免疫システムを最適に〜」、「腸の機能の改善に役立つプロバイオティクス含有」、「腸運動スムーズ」などの表現を使用して、製品が免疫機能と腸の健康を支援する健康機能食品のような広告

○ (消費者欺瞞)「母乳に最も近い成分構成」、「母乳と最も似た成分だからです」、「ママの母乳に似た製造粉ミルクで〜」、「母乳のいろいろな段階に相当する粉ミルクを開発〜」などの表現を使用して、母乳と同じか、母乳よりも良いものと消費者を欺瞞する広告など

 

[MFDS]2019年食品産業の生産実績規模81兆77億ウォン 

食品安全政策課 2020-08-27

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=44553

□ 食品医薬品安全処は、'19年国内食品産業*生産実績は81兆77億ウォンで、'18年(78兆9,070億ウォン)に比べ2.7%増加し、最近3年間('17年〜'19年)年平均3.9%**で着実に成長しており、特に健康機能食品は、14.6%***の高い年平均成長率が見られると発表した。

* 食品産業:食品など(加工食品、食品添加物を含む)、畜産物(食肉包装肉、食肉、乳加工品、卵加工品)、健康機能食品、容器・包装類の製造・加工産業を包括

**('17)75兆580億ウォン(2.4%↑)→('18)78兆9,070億ウォン(5.1%↑)→('19)81兆77億ウォン(2.7%↑)

***('17)1兆4,819億ウォン(0.7%↑)→('18)1兆7,288億ウォン(16.6%↑)→('19)1兆9,464億ウォン(12.6%↑)

○ '19 年食品産業生産実績は、国内製造業総生産(GDP)比で16.7%、国内総生産(GDP)の4.2%を占める。

□ 昨年、韓国食品市場の主な特徴は、▲[食品]食肉製品は変わらず強勢、即席摂取・利便性食品は最も大きく成長、▲[飲料]コーヒーと炭酸飲料増加、牛乳類減少持続、▲ [健康機能食品]紅参製品強勢持続、プロバイオティクス急成長、▲[業種]業種別、全般的に成長傾向維持、▲[業者]生産実績1兆ウォン以上5社、上位順位変動など。

< 添付 >  2019年食品・畜産物・健康機能食品生産実績統計参考資料

 

[MFDS]タルトチェリー製品、オンライン虚偽・誇大広告点検結果発表 

サイバー調査団 2020-08-25

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=44543

□ 食品医薬品安全処は、睡眠誘導、免疫力増強、炎症除去などを標榜したタルトチェリー製品を対象に、オンラインサイト380件を点検した結果、138件を摘発してサイト遮断要請とともに、違反業者には行政処分する計画である。

タルトチェリー(Tart cherry、Sour cherry、Prunus cerasus):バラ科、サクラ属の一種で、一般チェリーよりも酸味が強く、sour cherryとも呼ばれる。

主な産地では、トルコ、ロシア、ポーランド、アメリカ、イランなど(FAO、2016)

○ 今回の点検は、最近の健康情報番組などを通じて知られるタルトチェリー製品の需要が急増したため、不当な広告から消費者被害を予防し適切な情報提供のために、去る7月から実施した。

□ 主な摘発については、▲疾病予防・治療効果標榜など(20件)、▲医薬品と誤認・混同(21 件)、▲一般食品を健康機能食品として誤認・混同広告等(44 件)、▲体組織の効能・効果標榜・虚偽・誇大広告(15 件)、▲原材料の効能・効果を標榜した消費者詐欺広告(38件)など。

○ (疾病予防・治療効果標榜)「不眠症」、「慢性炎症緩和」、「筋肉痛症」、「痛風予防」、「関節炎症の予防」などの疾病名を言及して病気の予防や治療に効能・効果があると広告

○ (健康機能食品誤認・混同)「抗酸化効果」、「免疫機能強化」、「疲労回復」、「関節及び結合組織健康」などの表現で、消費者が健康機能食品と誤認または混同しかねない広告

○ (消費者欺瞞広告)「タルトチェリーは、細胞の損傷を防ぎ、肌を健康にする役割」、「□□は抗酸化物質」、「◇◇は、神経細胞保護、炎症誘発減少、△△は抗酸化効果の助け」など、原材料の効能・効果を広告

□ 今回の点検とともに、「民間広告検証団*」は、タルトチェリー製品の「睡眠誘導、抗酸化、痛み緩和」など優れた効果があるということは、医学的根拠が不足している虚偽・誇大広告であり、

○ タルトチェリー製品は医薬品ではなく一般的な食品なので、病気の予防や治療に効能があるなどの表現は不適切な広告と判断しました。

* 民間広告検証団:新たに流行したり、医学的効能などを標榜する表示・広告を検証するために、'19年医師・教授(食品栄養学)などの専門家43人で構成

 

□ 食薬処は、不当な広告行為根絶のために故意・常習違反業者に対しては行政処分や告発措置など強硬に対応する予定であり、

○ タルトチェリー製品購入時に不当な広告などに惑わされないよう呼びかけた。

< 添付 >

  1. 不当な広告事例
  2. カードニュース

 

[WHO]30億人以上の人々が食品中の有害なトランス脂肪から保護された

More than 3 billion people protected from harmful trans fat in their food

9 September 2020

https://www.who.int/news-room/detail/09-09-2020-more-than-3-billion-people-protected-from-harmful-trans-fat-in-their-food

-しかし、トランス脂肪が原因の冠動脈性心疾患による死亡が最も多い15ヵ国のうち11ヵ国で、未だこの物質を排除するための行動を起こしていない-

 WHOが世界のフードサプライから工業的に生産されるトランス脂肪を排除する野心的な取り組みを開始して2年、これまでに58ヵ国が、2021年末までに32億人の保護につながる法律を導入すると報告している。しかし、依然として100ヵ国以上が、これらの有害物質を自国のフードサプライから排除する行動を起こす必要がある。

 工業的に生産されるトランス脂肪の摂取は、年間約50万人の冠動脈性心疾患による死亡の原因となっていると推定される。

 WHOのTedros Adhanom Ghebreyesus事務局長は、次のように述べている。

「全世界がCOVID-19パンデミックと戦っている今、我々は人々の健康を守るためにあらゆる努力をしなければならない。そこには、コロナウイルスに対して人々をより脆弱にし、早期死亡の可能性のある非感染性疾患を予防するため、出来る限りの措置を講じるということを必ず含めなければならない。2023年までにトランス脂肪を排除するという我々の目標に遅延は許されない。」

 世界全体でトランス脂肪の摂取に関連する死亡の約3分の2を15ヵ国が占めている。このうち4ヵ国(カナダ、ラトビア、スロベニア、米国)は、2017年以降、全ての食品で工業的に生産されるトランス脂肪を油脂の2%とする義務的な基準を設定する、又は部分水素添加油(PHO)を禁止するかのいずれかの方法で、WHOが推奨するベストプラクティス政策を実施している。しかし、残りの11ヵ国(アゼルバイジャン、バングラデシュ、ブータン、エクアドル、エジプト、インド、イラン、メキシコ、ネパール、パキスタン、韓国)は、依然として迅速な行動を起こす必要がある。

 今回発表する報告書では2つの有望な傾向を強調する。まず、国が行動を起こす時、ほとんどの場合、制限の緩い政策ではなくベストプラクティス政策を採用している。昨年にブラジル、トルコ、ナイジェリアで通過又は導入された新しい政策措置は全てWHOのベストプラクティス政策の基準を満たしている。以前は制限の緩やかな措置を講じていたインドなどの国々では、現在、ベストプラクティスに合わせて政策を更新中である。次に、複数の国については、基準を設定する地域規制がますます一般的になり、2023年までに地球規模での廃絶に向けた動きを加速する有望な戦略となりつつある。2019年には、欧州連合がベストプラクティス政策を可決し、またWHO米州地域/汎米保健機構に加盟する35ヵ国全てが、2025年までに工業的に生産されたトランス脂肪を排除するとした地域行動計画を満場一致で承認した。この2つの地域的取り組みを合わせると、50ヵ国以上において、これまでトランス脂肪規制により保護されていなかった10億人をさらに保護できる可能性を持つ。

有望な進捗にもかかわらず、地域や国の所得レベルによって政策適用範囲に重大な格差が残る。2019年と2020年に可決されたものを含め、これまでのほとんどの政策措置は高所得国とWHO米州・欧州地域で行われてきた。ベストプラクティス政策は、高中所得国7ヵ国と高所得国33ヵ国で採用されており、低所得国や低中所得国ではまだそうした動きはない。

メモ:

工業的に生産されるトランス脂肪は、マーガリンやギーなどの植物性硬化脂肪に含まれており、スナック菓子、焼き菓子、揚げ物によく含まれる。製造業者は、保存期間が長く、他の脂肪よりも安価であるため、しばしばそれらの脂肪を使用するが、味や価格に影響を与えない、より健康的な代替品が利用可能である。

WHOはトランス脂肪の摂取量を総エネルギー摂取量の1%未満に制限することを推奨しており、これは2,000カロリーの食事では2.2 g/日未満に相当する。2023年までに工業的に生産されるトランス脂肪のない世界を実現するため、WHOは各国に以下のことを推奨する。

工業的に生産されるトランス脂肪をすべての食品で油脂の2%までとする義務的な基準を設定する、又は部分水素添加油(PHO)を禁止するというベストプラクティス政策を策定、実行する。

食品中のトランス脂肪を測定・監視する検査機関の能力など、モニタリング機構に投資する。

トランス脂肪政策の恩恵をより広く得られるようにするため、地域や亜地域での規制を提唱する。

 この報告書は、非感染性疾患(NCDs)に関する2020国際行動週間(9月7~13日)に合わせて公表する。

*WHO報告書

COUNTDOWN TO 2023

WHO Report on Global Trans Fat Elimination 2020

https://apps.who.int/iris/bitstream/handle/10665/334170/9789240010178-eng.pdf

 

[Codex]貿易と食品安全に関するFAO COVID-19対応にはコーデックス規格と地域部会が「鍵」となる

Codex standards and regional committees key to FAO COVID-19 response on trade and food safety

03/09/2020

http://www.fao.org/fao-who-codexalimentarius/news-and-events/news-details/en/c/1305954/

COVID-19パンデミックは、世界と地域の貿易に未曾有の影響を与えることになるだろう。WTOによると、2020年の世界貿易取引は32%も低下する可能性がある。

FAO COVID-19対応と復興計画の一環として作成した新しい政策ガイダンスは、現在の不況が飢餓と栄養不良をどの程度増加させているのかを説明する。科学に基づかない食品安全措置を含む一時的な貿易制限が、状況を悪化させ、サプライチェーンの混乱を生んだ。そのためガイダンスは、予測可能な貿易環境を構築するために、政策上の障害に対処する必要性があると述べている。

政策ガイダンスは、コーデックス規格にとって、そして地域調整部会などの地域貿易ネットワークや基盤にとって鍵となる5つの行動を特定した。4年計画(2020-2024)で5,000万米ドルを投資し、地域レベルでの農業バリューチェーンに係わる規制環境の整備、科学に基づいた規格(例:コーデックス規格)の導入と利用、食品安全システムの相互理解と統一化といった規制上の連携を強化する。

*FAO COVID-19 Response and Recovery Programme - Trade and food safety standards

http://www.fao.org/documents/card/en/c/cb0299en

 計画の狙いは、COVID-19パンデミックによる緊急課題に取り組み、貿易に影響を与える構造的な制約に対処することである。地域間の貿易に焦点をあてつつ、国際貿易を強化し増大させることを目標とする。

<5つの行動>

・農産品の貿易と貿易政策の評価を実施する:包括的評価と深く掘り下げる評価(例:COVID-19に関連した市場状況、e-コマース、デジタル化について)など。

・多面的な関係者からなる地域の貿易ネットワークと基盤づくり:FAO/WHO地域調整部会、国際食品安全機関ネットワークなどによる貿易政策の協調の推進など。

・貿易の円滑化:デジタル化、SPSを遵守しリスクに基づく決定と科学に基づく規格を策定するための食品安全・植物検疫上の規制システムの構築、国際規格の導入と利用の推進、食品安全分析の試験所を改善するためのインフラ整備、WTOルール・地域貿易協定・国際文書への準拠を促進するための貿易政策と合意。

・地域及び国に特化した市場情報システム(農業市場情報システム:AMIS)と早期警告システムの構築など。

・国及び地域機関の能力開発:トレーニングマニュアルの作成など。

 

[BfR]羊や牛のレバーを食べることがPFASの総摂取量に相当寄与する

The consumption of sheep or beef liver can contribute considerably to the total intake of per- and polyfluoroalkyl substances (PFAS)

10.09.2020

https://www.bfr.bund.de/cm/349/the-consumption-of-sheep-or-beef-liver-can-contribute-considerably-to-the-total-intake-of-per-and-polyfluoroalkyl-substances-pfas.pdf

 パー及びポリフルオロアルキル化合物(PFAS)は、その独特な技術的特性のために様々な産業や消費者製品に使用されてきた工業化学物質である。難分解性のため、あらゆるところで検出される:環境、フードチェーン、ヒトなど。

 ニーダーザクセン州食品・農業・消費者製品省が、2019年全国残留管理計画で採取したサンプルをもとに羊と牛のレバー(肝臓)のPFAS濃度に関する報告書を作成した。BfRは、そのデータを様々な州から得た2007~2020年のデータと比較し、大きな違いは見られないと結論した。BfRは、羊と牛のレバーのPFAS濃度によるヒトへのリスクを評価するため、各州から得られた、これらのより包括的なデータを利用した。暴露量の推定にはパーフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)、パーフルオロオクタン酸(PFOA)、パーフルオロヘキサン酸(PFHxA)、パーフルオロノナン酸(PFNA)、パーフルオロドデカン酸(PFDoDA)及びパーフルオロヘキサンスルホン酸(PFHxS)の6化合物のデータを用いた。

 総合してBfRは、羊及び牛のレバーは、それらを消費する人々の総PFAS摂取量(食品、飲料水由来)に相当寄与すると結論した。少なくとも羊又は牛のレバーの多量消費者(UB、95パーセンタイル消費量)では、一つの食品の消費でも、EFSAが設定した耐容週間摂取量(TWI)に対して相当な割合となる。特にPFOSの暴露源になる(牛レバー多量消費者でTWIの38%、羊レバー多量消費者では39%)。PFOAについては、PFOSと比べるとその度合いは小さい(牛レバー多量消費者でTWIの18%、羊レバー多量消費者で11%)。

*EFSAのTWI:PFOS 13 ng/kg体重、PFOA 6 ng/kg体重

*UB(upper bound):検出限界値(LOD)未満はLOD値を、LOD以上定量限界値(LOQ)未満はLOQ値を採用

 

[DHSC]政策説明書

公衆衛生の未来:国立研究保護研究所(NIHP)とその他公衆衛生機能

The future of public health: the National Institute for Health Protection and other public health functions

15 September 2020

https://www.gov.uk/government/publications/the-future-of-public-health-the-nihp-and-other-public-health-functions/the-future-of-public-health-the-national-institute-for-health-protection-and-other-public-health-functions

 

[PHE]健康保護報告:イングランドでのCovid-19パンデミックによる物理的距離をとる対策の子どもの予防接種数への影響

Health Protection Report

Volume 14 Number 16  14 September 2020

Impact of physical distancing measures due to Covid-19 pandemic in England on childhood vaccination counts

https://assets.publishing.service.gov.uk/government/uploads/system/uploads/attachment_data/file/917224/hpr1620_chldhd-VC.pdf

・子どもの12-18ヶ月でのMMRと6ヶ月での6価ワクチン(DTaP/IPV/Hib/HepB) の接種数は2020年3月の物理的距離をとる対策導入時に、2019年同時期に比べて低下した。その後増加して前年同程度に落ち着いている

・この最初の減少はCovid-19に関するステイホームメッセージが定期予防接種は継続するというメッセージを圧倒したことと関連する可能性がある

(コミュニケーションの問題として)

 

[FAO]COVID-19は既に食糧危機だった国の急性飢餓を増やしている

COVID-19 impacts driving up acute hunger in countries already in food crisis

15 September 2020

http://www.fao.org/news/story/en/item/1307458/icode/

本日食糧危機に対抗するグローバルネットワーク(GNAFC)が最新のデータを発表するハイレベルイベントを開催した

 

[FAO]FAOの食糧農業指標報告書は持続可能開発目標達成への前進がないことを強調

FAO report on food and agriculture indicators underscores lack of progress in achieving the Sustainable Development Goals

15 September 2020

http://www.fao.org/news/story/en/item/1307140/icode/

本日発表された新しい報告によると世界は既に2030年までの持続可能開発目標達成への道から外れていてCOVID-19パンデミックはさらに達成とモニタリングを困難にした。

 

[WHO]第75回国連総会へのWHOの三つのメッセージ

WHO’s three messages for UN75

15 September 2020

https://www.who.int/news-room/detail/15-09-2020-who-s-three-messages-for-un75

最初はCOVID-19ツールへの公平なアクセス

二つ目は持続可能な開発目標達成への機運を維持すること

最後に次のパンデミックへの準備

 

[Medsafe]Medsafeは肝障害と関連する違法に販売されている医薬品の供給を予防する

Medsafe takes action to prevent the supply of illegally marketed medicine linked to liver harm

15 September 2020

https://www.medsafe.govt.nz/publications/media/2020/ArthremWithdrawal.asp

Medsafeは、製品を市場から排除することに合意したためArthrem製品に関するPromisia Integrative社に対する起訴を取り下げる。この合意はPromisiaが医薬品法違反を認め、重大な肝障害と関連するArthremの製造、宣伝、販売をやめることを意味する。

2018年にMedsafeはArthremに含まれるArtemisia annua(クソニンジン)抽出物とそれを使った人の肝障害に関連する可能性があると警告した。この警告にも関わらず、PromisiaはArthremをニュージーランドと海外の両方で販売し続けたためMedsafeは2019年に起訴した。

医薬品法により、治療目的で販売されるヒトに投与されるものは医薬品であり、先にMedsafeによる認可がなければ販売できない。PromisiaはArthremを治療目的で無認可販売していた。MedsafeはArthremがダイエタリーサプリメントに見せかけて治療目的で販売されていたと主張する。

 

関連

SMC NZ

肝障害と関連するサプリメントが陳列棚から取り除かれる–専門家の反応

Supplement linked to liver harm taken off shelves – Expert Reaction

16 September 2020

https://www.sciencemediacentre.co.nz/2020/09/16/supplement-linked-to-liver-harm-taken-off-shelves-expert-reaction/

ウェリントンビクトリア大学産官学部Jessica Lai准教授

医薬品法1981では、規制認可がなければ誰も医薬品を販売・配布できない。Medsafeがこの認可をする。Medsafeはリスクと医薬品としての治療価値の可能性を評価する。

医薬品としての規制上の認可を得るにはお金がかかる、安全性と有効性の根拠を提出しなければならない。

一方ダイエタリーサプリメントは認可の必要がない。それは食品安全制度の中で規制されている。しかしながらArthremの状況は、「医薬品」と「ダイエタリーサプリメント」の法的境界線が曖昧であることの問題を強調する。この曖昧な領域の製品は、規制のコストとプロセスを割けてサプリメントとして販売したくなる。

Arthremの例は我々はダイエタリーサプリメントにより厳しい規制が必要だろうことを示す。

(クソニンジンを関節用として売っているのはほぼニュージーランドだけのようだが。普通はアルテミシニンとマラリアの関連が宣伝される)

 

[FDA]FDAの2018会計年度の農薬解析は一貫した傾向を示す

FDA’s FY 2018 Pesticide Analysis Demonstrates Consistent Trends

September 15, 2020

https://www.fda.gov/food/cfsan-constituent-updates/fdas-fy-2018-pesticide-analysis-demonstrates-consistent-trends

あとで

 

論文

-ARSの研究者らがバランスのとれた炭水化物と脂肪の摂取がある種の病気を予防する可能性を示した

ARS Research Shows Balanced Carbohydrate and Fat Intake Can Prevent Certain Diseases

By Autumn Canaday September 15, 2020

https://www.ars.usda.gov/news-events/news/research-news/2020/ars-research-shows-balanced-carbohydrate-and-fat-intake-can-prevent-certain-diseases/

炭水化物と脂肪の摂取がCPT1Aのエピジェネティクスを介して代謝疾患リスクに関連する

Carbohydrate and fat intake associated with risk of metabolic diseases through epigenetics of CPT1A

The American Journal of Clinical Nutrition

https://academic.oup.com/ajcn/advance-article/doi/10.1093/ajcn/nqaa233/5905767

オープンアクセス

 

-2019年の電子タバコと大麻の使用は大学生の年齢で増加

Vaping, marijuana use in 2019 rose in college-age adults

15-SEP-2020

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-09/niod-vmu091520.php

過去30日間に大麻を吸入したと回答した大学生は2017年の5.2%から2019年の14%に増加。大学に入っていない同年代では2017年の7.8%から2019年の17%に増加。

ニコチンの吸入は大学生で6.1%から22%に、大学に入っていない人で7.9%から18%に増加。米国立薬物濫用研究所の報告。

 

-自然:岐路に立つ人類、国連が新しい世界生物多様性展望報告書で警告

Nature: Humanity at a crossroads, UN warns in new Global Biodiversity Outlook report

15-SEP-2020

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-09/tca-nha091020.php

2010年に愛知生物多様性目標として設定された、2020年までの20の目標の最終報告で、新たなポスト2020枠組みに向けた基礎を提供する

(農業漁業が環境破壊要因とみなされているので提言として肉魚を食べる量を減らし食品廃棄を減らし食生活を改善せよと。)

 

Scienceニュース

「警告ランプが点滅している」。報告書は各国が生物多様性を守るのに失敗していることを発見

‘The warning lights are flashing.’ Report finds nations failing to protect biodiversity

By Erik StokstadSep. 15, 2020 ,

https://www.sciencemag.org/news/2020/09/warning-lights-are-flashing-report-finds-nations-failing-protect-biodiversity

 

その他

-Natureニュース

パンデミック中に死産率が劇的に増加

Stillbirth rate rises dramatically during pandemic

Clare Watson  15 SEPTEMBER 2020

https://www.nature.com/articles/d41586-020-02618-5

妊娠サービスの撹乱が死産増加と関連する新しいデータが出てきたことから研究者らは出産前ケアの必要性を強調

The Lancet Global Healthに報告されたネパールのデータと同様の傾向がロンドンの大病院でも報告された。インドでも同様で、妊婦が病院に行けなかったことと関連すると考えられている。パンデミックの妊娠への影響についてはさらに探る必要がある。

 

-Natureワールドビュー

各国のCOVID-19対応における思い上がりの役割を調べる

Study the role of hubris in nations’ COVID-19 response

15 SEPTEMBER 2020  Martha Lincoln

https://www.nature.com/articles/d41586-020-02596-8

自国を際立っていると見なしていた国の多くがパンデミックの扱いが悪い

ベトナムの疾患アウトブレイクの研究をしていた人類学者として、私は米国とベトナムのCOVID-19経験の違いに心を動かされる。

昨年、米国はSARS-CoV-2のようなウイルスに直面した場合の準備が最も良くできている国の一つと考えられていた。他に英国、ブラジル、チリが含まれる。包括的世界ヘルスセキュリティ指標の上位国だ。しかしパンデミックが始まるとこれらの国の結果は最も悪い方になっている。これをどう説明できる?

これらの国に共通するのは「特異性exceptionalism」-自分を例外と見なし、何らかの形で他の国とは違うと考える。

(以下略。まだ早いのではと思うが)

 

-ミシガンの10の郡で拒否権無しの空中蚊(を殺す)散布が計画された

Aerial mosquito spraying planned in 10 Michigan counties with no opt-out option

Updated Sep 14

https://www.mlive.com/news/2020/09/aerial-mosquito-spraying-planned-in-10-michigan-counties-with-no-opt-out-option.html

州の保健省が、致死性の蚊媒介疾患である東部ウマ脳炎 (EEE)が確認された10郡で、殺虫剤の空中散布を行うことを決めた。今年22頭のウマで確認されヒトでは報告されていない。ウマのワクチンはあるがヒトのワクチンはない。昨年はミシガンで10人が感染して6人が死亡した。

昨年の空中散布の提案は、患者の多かった南西ミシガンで激しいバックラッシュにあい、Kalamazoo郡では拒否に十分な住人が集められて散布できなかった。ミシガン農業地方開発省は緊急ルールを発行して事前通知や住人参加プロセスを一時的に停止した。EEEのヒトと動物両方への深刻さから支持される。ピレスリン類過敏症の人は散布時に屋内にいることで暴露が減らせる。

保健省は人々に蚊に刺されないように薦め続ける

(リスク認知が歪んでいて、実際に死者がいても仮想のリスクの方が大きく感じられる)

 

-コロナウイルス:オタワでは症状のない人々が検査の列を塞いでいる、担当者が言う

Coronavirus: Asymptomatic people clog testing line ups in Ottawa, officials say

By Craig Lord Global News September 15, 2020

https://globalnews.ca/news/7336989/coronavirus-asymptomatic-testing-long-lines-ottawa/

検査をする必要のない人があまりにも多く行列するので、オタワのコロナウイスル検査需要の増加が市の検査能力を疲弊させている

オタワ病院、東オンタリオ子ども病院、オタワ公衆衛生庁が共同声明で検査を求める人が過去最高になったと言っている

新たな需要の引き金は子どもが学校に戻る家族である

症状のない人が、最近暴露されたかもしれないあるいはこれから集会に行く計画で「安心のために」検査を求めている。しかし検査で陰性であることは「偽りの安心感」になる可能性がある。症状のない人の検査の価値は低い。

(検査の理解って難しいんだな)

 

-GMOでない害虫耐性ひまわりの畑がフランスの反バイテク「ボランティア死神」によって破壊された

Non-GMO pest-resistant sunflower field destroyed by French anti-biotech ‘Volunteer Reapers’

Emmanuelle Ducros | L'Opinion | September 16, 2020

https://geneticliteracyproject.org/2020/09/16/non-gmo-pest-resistant-sunflower-field-destroyed-by-french-anti-biotech-volunteer-reapers/

フランス語の記事を翻訳したもの

Rodezからそう遠くない2ヘクタールの実験農場のひまわりが、反GMO運動の60人の刈り取りボランティアによって破壊された。しかしこのひまわりはGMOではなく、農薬使用を減らすために耐性の品種を作ろうとしていた。フランスでは種子会社や研究者へのこの手の暴徒は極めて頻繁だが、非難されることは滅多にない

フランス種子組合のRachel Blumel会長は「我々は農業生態学研究を加速するよう言われているが、この手の処罰されることのない暴力が何年にもわたる実験をダメにする。司法は彼らを止めない」と嘆き悲しむ。

 

-SMC UK

「SARS-CoV-2ゲノムの普通でない特徴が自然の進化より洗練された実験室での改変を示唆しその合成経路の可能性を描写する」と題されたプレプリントへの専門家の反応

expert reaction to preprint entitled ‘Unusual features of the SARS-CoV-2 genome suggesting sophisticated laboratory modification rather than natural evolution and delineation of its probable synthetic route’

SEPTEMBER 15, 2020

https://www.sciencemediacentre.org/expert-reaction-to-preprint-entitled-unusual-features-of-the-sars-cov-2-genome-suggesting-sophisticated-laboratory-modification-rather-than-natural-evolution-and-delineation-of-its-probable-s/

Bath大学微生物病理准教授Andrew Preston博士

このプレプリントに信頼性はない。ゲノムの客観的解釈に基づいていない、解釈はデータによって支持されず概ね説明されてない宣言である。使われている言葉は陰謀論である。著者の所属はニューヨークの法の支配学会と法の支配財団で、ウェブサイトによるとこの団体の目的は「中国の人々に、中華人民共和国の政治システムから独立して法の支配する国で生きられるようにする」「中国の腐敗を暴露する」である。

Southampton大学グローバルヘルス上級研究員Michael Head博士

この人工ウイルス陰謀論はパンデミックの間ずっと出回り続けている。既に何度も否定されている。この原稿はピアレビューされておらず、何のデータも提供されていない

(そもそもプレプリントをメディアが報道してきている現状がおかしいので)

 

COVID-19検査問題についての専門家のコメント

expert comment about COVID-19 testing issues

SEPTEMBER 15, 2020

Leeds大学医学部准教授Stephen Griffin博士

政府は月を目指すより地にしっかり両足をつけることを考えた方が良い

Sussex大学ビジネススクール科学政策研究ユニット研究員Joshua Moon博士

何故政府が言っている検査能力の2/3で検査できなくなったのか。それがわからないと10月には1日50万の検査ができるという約束が信用できない

Oxford大学Rosalind Franklin研究所長James Naismith FRS FRSE FmedSci教授

人々の信頼と効果的隔離がなければ一日何百万件検査したとしても問題は解決されないだろう

(一部のみ)

2020-09-15

[RIVM]オランダにおける食品と飲料水からの硝酸と亜硝酸の複合暴露

Combined exposure to nitrate and nitrite via food and drinking water in The Netherlands

14-09-2020

https://www.rivm.nl/publicaties/combined-exposure-to-nitrate-and-nitrite-via-food-and-drinking-water-in-netherlands

RIVMはオランダ人の硝酸と亜硝酸の合計の曝露量を初めて推定した。その推定からは望ましい量より摂取量が多い可能性が示されたがどのくらい多いのかを正確に確実にするにはデータが十分ではない。

人々の主な摂取源は野菜、特に葉物野菜と果物である。野菜や果物には亜硝酸の有害影響より大きな健康へのポジティブな影響があり、野菜や果物を食べる量を減らす理由はない。

より良く計算するには野菜や果物の硝酸/亜硝酸データがもっと必要である。また添加されているものではなく肉に天然に存在する硝酸や亜硝酸についても。さらに人体中で硝酸が亜硝酸に変換される程度についても知ることが重要である。

硝酸と亜硝酸摂取量を可能な限り低くするには、飲料水と水源の硝酸濃度を可能な限り低くすることと保存料としての使用上限を減らすことなどが選択肢である。

 

[RIVM]15年間の事故解析:2004-2018年の主要ハザード企業での有害物質が関連する事故の事例、帰結、その他の特徴

Fifteen years of incident analysis : Causes, consequences, and other characteristics of incidents with hazardous substances at major hazard companies in the period 2004-2018

14-09-2020

https://www.rivm.nl/publicaties/fifteen-years-of-incident-analysis-causes-consequences-and-other-characteristics-of

化学企業でおこった有害物質が関与する326のインシデントを解析した。合計215人が傷害を負い5人が死亡している。

有害物質が放出されたのは90%、火事あるいは爆発が28%。ほとんどの事故は通常の労働(60%)あるいはメンテナンス中(20%)におこっている。

 

論文

-薬物使用疾患はCOVID-19感受性と関連

Substance use disorders linked to COVID-19 susceptibility

14-SEP-2020

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-09/niod-sud091420.php

Molecular Psychiatryに発表された研究によると薬物使用疾患(SUDs)の人はCOVID-19とその合併症にかかりやすい。米国の数百万人の匿名化電子健康記録を解析し、SUDは全研究集団の10.3%なのに対してCOVID-19患者の15.6%を占める。特に最近SUDと診断された場合が影響が大きく、薬物としてはオピオイドが最も強く次いでたばこ。

 

-有害金属は学生の健康と成績に影響しうる、RUDN大学の研究者が言う

Toxic metals can affect student health performance, say scientists from RUDN university

14-SEP-2020

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-09/ru-tmc091420.php

世界の異なる国の大学一年生の組織中重金属濃度が高いと健康や成績に悪影響があると研究者らが言う。Environmental Science and Pollution

ロシアで最も外国人学生が多いRUDN大学に来た48カ国の学生274人の髪と尿の重金属濃度を測定した。

(それだけ。健康と成績はこれからの予定。見出しはほぼ詐欺)

 

その他

-Nature書評

化学療法の有毒な歴史

The poisonous history of chemotherapy

14 SEPTEMBER 2020  Heidi Ledford

https://www.nature.com/articles/d41586-020-02605-w

第二次世界大戦の惨劇はがん治療法反対運動を活発にさせた、とJennet Conantは主張する

「大いなる秘密:がんとの戦いの始まりとなった機密にされた第二次世界大戦の悲劇The Great Secret: The Classified World War II Disaster that Launched the War on Cancer 」の書評

1943年の12月2日、ドイツ軍はイタリアの港町Bariを攻撃した。少なくとも1000人が死亡し17の船が沈んだ。その船の一つはマスタードガス爆弾2000を運んでいた。

そのガス-実際には液体-は沈むタンカーの油と混ざって恐ろしい混合物を作り泳いで逃げた船乗りの皮膚にまとわりついた。地元の病院に運ばれた多くの人は毒に浸かった衣類の上から毛布にくるまれ、治療を待つ間に運命が決まった。苦闘は数時間あるいは数日後に始まり、看護師は膨れて水ぶくれができて一時的に目が見えなくなった人々だらけの病室に呆然とした。

この本はこの悲惨な夜を生々しく描き、それからこの化学兵器の真実を探ろうとする軍医を描く。彼の努力ががん化学療法の発展に貢献したとJennet Conantは主張する。

この本は二人の英雄を描く。アメリカの化学兵器専門家Stewart Alexanderと医師Cornelius ‘Dusty’ Rhoadsである。化学療法の歴史の本。

(主人公はいい人ではない)

 

-Scienceニュース

気候変動否定論者に米国主要科学組織のトップの役割が与えられた

Climate change denialist given top role at major U.S. science agency

By Scott Waldman, E&E NewsSep. 14, 2020 ,

https://www.sciencemag.org/news/2020/09/climate-change-denialist-given-top-role-major-us-science-agency

E&E Newsから

国立海洋大気庁(NOAA)の管理職に気候変動を否定する議論の多い研究者、Delaware大学のDavid Legates地理教授、が雇われた。

 

-フィリピンの農家はBtナスで収益増を期待

Filipino Farmers Expect to Gain More Profit from Bt Eggplant

By Kristine Grace N. Tome September 9, 2020

http://www.isaaa.org/blog/entry/default.asp?BlogDate=9/9/2020

ISAAAのBtナス紹介記事

 

-食品虐め

Food Bullying

https://causematters.com/foodbullying/

2019年11月発売のMichele Payn 著の本のサイト

あなたの食品は地球を害している。

あなたはそれを子どもに与えるの?!?

発音できないものは食べないように。

あなたの食べ方は間違っている。

などなど、あなたの食品の選択に罪悪感を感じさせる言葉がある。「食品虐め:戯言を買わない方法Food Bullying: How to Avoid Buying B.S.」は5.75兆ドルの食品宣伝販売業者とセレブの広告塔があなたに知って欲しくないことを暴露する。あなたが優れていると信じ込まされている食品の宣伝が実際は戯言だったとしたら?

食品は宣伝ラベルとデマが人々の食の選択について虐め悪魔化する為に使われる戦場になった。自分の必要性と好みで選択した食について他の人がどう考えるかでストレスを感じることを止めることができたら?食品に関する間違った提示の衝撃的観察は偽りの栄養環境宣伝を解明しあなたが虐めを認識し自分の選択を擁護する訳に立つだろう

 

-あるTikTokユーザーがアスピリンフェイスマスクでニキビが治ったという-しかしそれは安全?

A TikTok User Says Aspirin Face Masks Got Rid of Her Acne—But How Safe Is This?

By Leah Groth September 14, 2020

https://www.health.com/beauty/skincare/aspirin-face-mask-acne-tiktok

アスピリン錠剤を砕いて水と混ぜて顔に塗るという動画が2日で130万回再生、84700のlikeがついた。しかしこれはやるべきではない。皮膚刺激性がある。ニキビにはニキビ用の薬を。

(アメリカってアスピリンの裸錠剤、欠けたり割れたりしたのが入っている大きなボトルで売ってるから。なんであんなにアスピリン好きなんだろう?)

 

-マイリー・サイラスが完全菜食をやめた、最初に魚を食べたとき泣いたという

Miley Cyrus quits vegan diet, says she cried the first time she ate fish

07 SEP 2020

https://cnalifestyle.channelnewsasia.com/trending/miley-cyrus-quits-vegan-diet-cried-first-time-she-ate-fish-13087784

彼女は「脳がちゃんと働いていない」と感じたと告白

27才の歌手で女優のマイリー・サイラスは何年も厳格な菜食をしてきて健康がダメになったと感じたと暴露。「私は栄養不良だった」

サイラスはこの告白は多くの人を怒らせるだろうことを知っているという。既に批判がある

(長年、というけれど菜食宣言は24才の時らしい

マイリー・サイラスが生涯ビーガン宣言?!

2017年7月18日

https://www.vogue.co.jp/celebrity/news/2017-07/18/miley-cyrus

 

-検査室が需要に苦闘しコロナウイルス検査がなくなった

Coronavirus tests run out as labs struggle with demand

Tuesday September 15 2020

https://www.thetimes.co.uk/article/coronavirus-tests-run-out-as-labs-struggle-with-demand-hqvpq9ls3

最も患者の多い10箇所のホットスポットでコロナウイルス検査はできず、不足は数週間続く可能性がある。

大臣はこれほど多くの人が検査を求めるとは予想していなかったことを認め、検査への「無分別な需要」を制限する計画をたてている。

現在毎日20万件以上の検査が行われているが、需要はそれを上回る。国中でケアホームや学校に通う子どもたちに全員検査を求めたことが不足の理由とされている。

数百人のウイルス症状のある人が検査結果を受け取るのに5日以上待たされている。

(だれでもいつでも検査できるとか言ったから。イギリスは公衆衛生の学問では世界一でもっと上手にやると思っていたんだけど)

 

-「急増するアルコールの誤用」がサービスを圧倒する可能性

'Soaring alcohol misuse' could overwhelm service

https://www.bbc.com/news/health-54151481

イングランドの依存症サービスがアルコール誤用者の急増に苦労している

推定ではイングランドのハイリスク飲酒は2月は480万人だったのが6月は840万人

 

-がんの検査や治療がロックダウン中半分になった、医療保険データが示す

Cancer tests and procedures halved during lockdown, Medicare data shows

Sep 14, 2020 By Emily McPherson

https://www.9news.com.au/national/coronavirus-cancer-tests-and-procedures-halved-during-lockdown-medicare-data-shows/af7ee61d-c84a-4ad7-a21e-3179338bb6ee

COVID-19によるオーストラリアの最初のロックダウン中がんの検査や治療が急減した。Cancer Australiaの報告によると4月から5月のデータからは最もよくあるがんの診断が50%減った。この知見は、何ヶ月にもわたって医療の専門家が患者にパンデミック中でも必要な医療は遅らせずに受けるよう警告し続けてきた後である。

全国的には数字は改善しているがビクトリアの患者はまだ懸念が大きく改善していない。