[EFSA]クロルピリホス-メチルの農薬ピアレビューの観点からヒトの健康評価の入手可能な結果について最新の声明
Updated statement on the available outcomes of the human health assessment in the context of the pesticides peer review of the active substance chlorpyrifos‐methyl
EFSA Journal 2019;17(11):5908 26 November 2019
https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5908
Statement on the available outcomes of the human health assessment in the context of the pesticides peer review of the active substance chlorpyrifos-methyl
28 August 2019
https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5810
の更新
以前の声明で確認された懸念は維持されている。
[ANSES]加工品における食品添加物使用の変化
Changes in the use of food additives in processed products
20/11/2019
https://www.anses.fr/en/content/changes-use-food-additives-processed-products
ANSESは本日、ANSESとINRAが共同運営するOQALI食品観測所の一環で、フランス市場で入手できる加工品における添加物使用のレビューを発表した。30,000製品以上収集したデータを用いて、この研究は食品中の添加物の存在の変化も明らかにした。製品の大多数は少なくとも1つの添加物を含むが、特定の食品分類でより多く使用されている。一般に、ほとんどの一般的な添加物の使用は減少していて、最も頻繁にみられる食品添加物46のうちの4つだけが、特定用途で増加している。この結果はこれらの物質への消費者暴露をよりよく評価するのに役立つ。
食品添加物は製品の様々な段階で技術的目的のために食品に意図的に添加される物質である。その使用は、事前リスク評価に基づいて認可された添加物リストを定め、その使用条件を規定するEC規則No 1333/2008で管理されている。この規則は、農業食品産業の添加物の使用に関して所有するデータを欧州機関と共有するよう加盟国に求めている。
食品添加物の使用変化についての画期的な研究
10年以上、OQALIは製品包装データから供給される食品の栄養の質を明らかにするための研究を行っている。これに関連して、OQALI はフランスで市販されている食品の添加物の使用における変化を分析する研究を開始した。
本日発表されたこの研究では、2008年から2016年の間に収集した30,000以上の製品に基づいた30食品区分(菓子を除く)にある添加物のレビューを提共している。食品添加物使用の変化は20食品区分についても研究された。
特定用途
2008-2016年の期間中に、分析された食品の78%は、成分リストの中の少なくとも1つの添加物をあげた。他方、ごく少数の添加物は頻繁に使用されていた。現在認可されているおよそ400の添加物のうち、42の添加物が少なくとも食品の2%に、8つの添加物だけで少なくとも食品の10%に確認された。
最も頻繁に使用されている添加物は、
・クエン酸(E330)、主にpH調整剤として使用され、製品の23%にあげられる。
・加工澱粉、主に増粘剤として使用され、製品の22%に関連している。
・レシチン(E322)、特に乳化剤として使用され、製品の17%にある。
研究した製品の53%には3種類未満の添加物が含まれ、製品の4%には少なくとも10の添加物を使用していた。これらは主に冷凍されたパンとデザート(16%)、新鮮デリカテッセン製品(15%)、アイスクリームとシャーベット(12%)だった。
市場区分によると、ナショナルブランドは添加物のない製品が最も多く(27%)、次いで小売店独自ブランド(21%)、それから低価格製品(エントリーレベルの自社ブランド製品の20%と、ディスカウントアウトレット製品の19%)だった。
使用減少傾向
加工製品の添加物の使用は、当該期間で全体的に減少している。傾向データが入手できる20分類では、添加物のない食品数は2010年代初期以降、製品の13.7% から18.3%に増えている。
この添加物使用の減少は全ての市場区分に見られ、ほとんどの製品分類、特に生鮮デリカテッセン製品(添加物のない製品が13ポイント増加)で減少している。さらに、同じ製品で添加物の数が減っている。
しかしながら、最も一般的に使用されている46添加物のうち4つの添加物、すなわち食品着色料として使用されるカロテノイド類(E160a)+2ポイント、膨張剤として使用される炭酸ナトリウム(E500)+1ポイント、ゲル化剤として使用されるペクチン(E440)+0.4ポイント、食品着色料として使用されるアントシアニン(E163)+0.3ポイント、が増加している。さらに、主にアスコルビン酸など抗酸化剤の使用による添加物入りフルーツピュレ製品の数は明らかに増えている(+10 ポイント)。
よりよい消費者暴露評価のための貴重なデータ
フランスの添加物使用の国家モニタリングに貢献するこのOQALI報告書は、欧州食品安全機関(EFSA)、食品添加物のリスク評価を担当するEU団体に転送された。
また、添加物への暴露の特性評価の改善を可能にすることにより、健康リスク評価や食品の品質の継続的改善に寄与するために、全てのデータは公開される。
この結果は後に、他の製品分類における変化についてのデータで強化され、特に着色料を使用する製菓類に拡大されるだろう。
最後に、これは、新たな技術処理の使用や製品の保存可能期間の縮小、あるいは他の物質による代替など、食品企業が食品添加物に替えて使用する代替法を監視するのに役立つだろう。
[CFIA]2019-11-25食品安全検査報告
2019-11-25 Food Safety Testing Bulletin
グルテンフリーオート麦を含む製品中の非表示のグルテン(2016-2017)
この調査の主な目的は、グルテンフリーオート麦を含む製品の非表示のグルテンの存在と量に関するベースライン情報を得ることである。300件のサンプルが検査され、そのサンプルのうちの2.7% (8)に非表示のグルテンが含まれていることが分かった。非表示のグルテンの最大の陽性結果はシリアル製品に関係していた。
1つの陽性結果がフォローアップのためCFIAの食品安全回収事務局に転送され、この製品は消費者への健康リスクを示さないと決定された。CFIAが取った全てのフォローアップ活動の範囲は、健康リスク評価が決定したように、汚染物質の深刻さと結果として生じる健康上の懸念に基づいている。
選択したスパイス、油糧種子、米、米製品中のアフラトキシン(2015-2016)
アフラトキシンはアスペルギルス菌が生産したマイコトキシンの一種(天然に生じる、有毒な二次代謝産物)である。高温多湿の状態と植物の成長や保管中の虫害は、食品中のアフラトキシンの存在につながる、アフラトキシンを生産する菌の成長を促進することがある。アフラトキシンはナッツ、ナッツ製品、乾燥食品、穀物、スパイス、カカオ豆に生じることが知られている。この調査はスパイス、油糧種子(ヒマワリ種子など)、米、米製品を対象とした。
カナダ市場の食品に存在するアフラトキシンの量を調べるために、CFIAはアフラトキシンを含みそうな食品の小売調査を行った。この調査では、981製品がサンプリングされた。アフラトキシンは検査したサンプルの11%に見られた。現在カナダのスパイス、油糧種子、米、米製品にアフラトキシンの限度はないが、ナッツとナッツ製品の総アフラトキシンには15 ppbの制限がある。アフラトキシン量が消費者に有害かどうかを決めるために、ヘルスカナダの化学物質安全局は、アフラトキシンの全ての高濃度検出結果をレビューした。この調査で検出された量はカナダ人の摂取に安全だと考えられ、製品のリコールは不要だった。
[FSAI] 食品会議は我々のプラスチック包装の使用を探る
Food Conference Explores Our Use of Plastic Packaging
Thursday, 21 November 2019
https://www.fsai.ie/news_centre/press_releases/FSCC_open_meeting_21112019.html
FSAIの食品安全諮問委員会は、専門家や一般市民も参加の食品分野のプラスチック使用に関する公開討論を開催した。
FSAI、CEOのDr Pamela Byrneは、増大するプラスチック生産量とその廃棄、また関連業の雇用者数に触れ、「包装による食品の安全性と保存、炭素放出の回避、食品の情報提供、追跡可能な表示等の必要なことを維持しつつ、環境に悪影響を与えない包装とプラスチック代替が必要で、新たな研究が必要とされる」と述べた。
食品安全諮問委員会のRay Boweは、プラスチック問題は市民の懸念だが、業界は食品安全のための包装策が必要で、世界の食品分野のプラスチックは現在分岐点だ、と説明する。
Zero Waste Ireland のJack O’Sullivanは、使い捨てのために、プラスチックを製造すべきでないと、人々や業界のプラスチックの使い方に完全な改革を求めた。再利用でき、リサイクルできる植物性材質から製造される多くの代替物がある、と述べた。
ダブリン工科大学物理学部のProf. Gordon Chambersは、マイクロプラスチックに焦点を当て、社会のプラスチック依存の断ち切りと過去のプラスチック使用によるごみの問題について話した。
Nestlé UK and IrelandのAnna Turrellは、プラスチックの循環経済のために産業、政府及び市民社会と協力し取り組むことが必要不可欠と述べ、ネスレが2025年までに世界中の製品ラインの100%リサイクル可能あるいは再利用可能包装を実現する約束と投資について説明した。
[HK]違反
-包装漬物のサンプルから基準値超過の保存料が検出され、食品表示規則に違反
Prepackaged preserved mustard sample detected with excessive preservative and in breach of food labelling regulation
Wednesday, November 27, 2019
https://www.cfs.gov.hk/english/press/20191127_7713.html
食品安全センター及び食物環境衛生署は、包装漬物サンプルに申告のない保存料の二酸化硫黄が検出され、濃度が451ppmであったと発表した。
-果物サンプルに基準値超過の残留農薬
Excessive pesticide residues found in 1 fruit sample
Wednesday, November 27, 2019
https://www.cfs.gov.hk/english/unsat_samples/20191127_7711.html
食品安全センターが検査したところ、いちごにおいて、トリクロルホンが最大残留基準値0.1ppmのところ、0.42ppm検出であった。
[Health Canada] 助言:ブリティッシュコロンビア州サレーのDutta Health Centre-Ayurvedic Clinicが販売する製品は深刻な健康被害をもたらす可能性があるとヘルスカナダは警告する
Health Canada warns that products sold by Dutta Health Centre-Ayurvedic Clinic in Surrey, B.C., may pose health risks
November 26, 2019
https://healthycanadians.gc.ca/recall-alert-rappel-avis/hc-sc/2019/71700a-eng.php
ヘルスカナダはutta Health Centre-Ayurvedic Clinicが販売するアーユルヴェーダ製品は深刻な健康被害をもたらす可能性があると市民に警告する。製品に鉛と水銀が検出された。
[FDA]消費者情報。大麻及び大麻抽出化合物及びCBDを含む製品に関して知っておくべき(及びFDAが取り組んでいる)こと
What You Need to Know (And What We’re Working to Find Out) About Products Containing Cannabis or Cannabis-derived Compounds, Including CBD
11/25/2019
情報更新。
[FDA]FDAは安全性の懸念を詳細に示し、カンナビジオールを含む製品各種を違法に販売する15企業に警告する
FDA warns 15 companies for illegally selling various products containing cannabidiol as agency details safety concerns
November 25, 2019
FDAは本日、連邦食品・医薬品・化粧品法(FD&C Act)に違反し、カンナビジオールを含む製品各種を販売する15企業に警告文書を発した。
警告文書
- Natural Native LLC
November 22, 2019
未承認の医薬品、ダイエタリーサプリメントの表示、不正表示、ヒト用食品の不良、未承認の動物用医薬品、動物用食品の不良、カンナビジオール(CBD)の問題。以下同様
- Private I Salon, LLC
November 22, 2019
- CDRL Nutritional, Inc.
November 22, 2019
- Red Pill Medical Inc.
November 22, 2019
- Apex Hemp Oil LLC
November 22, 2019
- Daddy Burt Hemp Co
November 22, 2019
- Sabai Ventures Ltd
November 22, 2019
- Organix Industries, Inc. dba Plant Organix
November 22, 2019
- Noli Oil, LLC
November 22, 2019
- Bella Rose Labs
November 22, 2019
- Sunflora, Inc./The CBD Store, LLC dba Your CBD Store
November 22, 2019
- Infinite Product Company LLLP DBA Infinite CBD
November 22, 2019
Mr. Pink Collections, LLC
November 22, 2019
Whole Leaf Organics, LLC
November 22, 2019
- KOI CBD LLC
November 22, 2019
[FDA]警告文書
- California Cereal Products
November 19, 2019
CGMP規則違反、製造、包装または衛生管理、不良品の問題。
- EPH Technologies, Inc.
November 18, 2019
オピオイドの離脱症状緩和に有効と宣伝しているアミノ酸等混合液Detoxoplexが未承認の医薬品、不正表示。
[FDA]リコール: Northern Fisheries LTDは自主的にマグロの回収を拡大する
Northern Fisheries LTD. Voluntary Expanded Tuna Recall Press Release
November 25, 2019
Northern Fisheries LTDは冷凍天然キハダマグロTuna Medallions(ベトナム製品)をヒスタミン濃度の上昇の可能性のため、自主回収の拡大。
[EU]SCHEER
-スクイーズおもちゃから放出されるある種の有機化合物についてのワーキンググループの2019年11月19日の会合の議事録
Minutes of the Working Group meeting on certain organic chemicals emitted from squishy toys of 19 November 2019
https://ec.europa.eu/health/sites/health/files/scientific_committees/scheer/docs/scheer_miwg_149.pdf
最終意見の期限は2020年秋
-電子タバコワーキンググループの2019年11月12日の会合の議事録
Minutes of the Working Group meeting on on e-cigarettes of 12 November 2019
https://ec.europa.eu/health/sites/health/files/scientific_committees/scheer/docs/scheer_miwg_148.pdf
最終意見の期限は2020年9/10月
[FAO]地中海食やその他の伝統的食事を消費者の皿に取り戻す
Putting Mediterranean and other traditional diets back on the consumer’s plate
27 November 2019
http://www.fao.org/news/story/en/item/1253018/icode/
持続可能な開発に向けた努力を進めるために伝統的健康的食生活と食事の多様性は守り推進されるべきである
地中海食の理解を深めることを目的にしたイタリア政府とFAOの共催するイベントの報告
(地中海地方で地中海食が実践されていない理由があるんだろう、それを無視して昔に帰れと言っても。traditional Japanese Dietや South of China's Regional Cuisineが健康的とか言ってるがそう?New Nordic Dietに至っては全く「伝統的」ではないのだけれど。この辺はふわっとしたイメージだけで語られることが多くて)
[Codex]新規出版物:コーデックス栄養参照値
New publication: Codex nutrient reference values
27/11/2019
http://www.fao.org/fao-who-codexalimentarius/news-and-events/news-details/en/c/1253051/
Codex nutrient reference values
2019
http://www.fao.org/documents/card/en/c/ca6969en
論文
-法の執行により押収された肺傷害患者に使われていた電子タバコ製品の特徴-ミネソタ、2018と2019年
Characteristics of E-cigarette, or Vaping, Products Used by Patients with Associated Lung Injury and Products Seized by Law Enforcement — Minnesota, 2018 and 2019.
MMWR / November 27, 2019 / 68(47);1096-1100
Joanne Taylor et al.,
https://www.cdc.gov/mmwr/volumes/68/wr/mm6847e1.htm?s_cid=mm6847e1_w
ミネソタの12人のEVALI患者のうち11人が提出した違法THC含有製品にビタミンE酢酸(トコフェロール酢酸エステル)が含まれていた。2019年9月に押収した20のTHC含有製品にビタミンE酢酸が含まれていたがEVALIアウトブレイク以前の2018年に押収された10製品にはビタミンE酢酸が含まれていなかった。このことはさらにEVALIにおけるビタミンE酢酸の役割の可能性を支持する。
-認知機能強化ダイエタリーサプリメントにピラセタムの存在
Presence of Piracetam in Cognitive Enhancement Dietary Supplements
Pieter A. Cohen et al., JAMA Intern Med
November 25, 2019
https://jamanetwork.com/journals/jamainternalmedicine/fullarticle/2755291
ピラセタムは欧州では認知機能不全や認知症に処方されているがコクランレビューでは有効性の根拠は乏しく米国では認可されていない。FDAはピラセタムをダイエタリーサプリメントとして販売できないとしているが、方の執行が限られるため販売されている。入手した5ブランド10サプリメントを分析したところ4ブランド8検体からピラセタムを検出した。量は一回使用当たり831-1542mgで、表示されている量の85-118%であった。摂取量は医薬品としての使用量を超える場合があり有害影響の可能性がある。
-今日の「なんだって?」:トランプ支持者はグルテンフリーの可能性が高い
Today in 'Huh!?!?!': Trump supporters are more likely to be gluten-free
November 26, 2019 Laura Brehaut
https://nationalpost.com/life/food/today-in-huh-trump-supporters-are-more-likely-to-be-gluten-free
食品に基づく政治的ステレオタイプが沸騰しそう
Agriculture and Human Valuesに発表された研究によると、グルテン過敏症はリベラルだけではなく右派とも親しい。グルテンフリーピザやクッキーを求めるのは両方である。
一般的なステレオタイプは「西海岸のリベラル」がグルテン不耐であるというものだが、そうではない。
昨年のGallup世論調査ではリベラルのアメリカ人は保守派より菜食主義者である可能性が5.5倍、完全菜食は2.5倍だった。
-大腸菌が二酸化炭素を食べるように組換えられた
Natureニュース
- coli bacteria engineered to eat carbon dioxide
27 NOVEMBER 2019 Ewen Callaway
https://www.nature.com/articles/d41586-019-03679-x
技術が細菌をエネルギーや食糧の生物工場に変えられる
研究者が糖やその他の有機分子の代わりに二酸化炭素を消費して成長する大腸菌系統を作った。これは画期的一歩である。Cellに発表
-ある種のネオニコチノイドの使用はマルハナバチに利益がある可能性がある、新しい研究が発見
The use of certain neonicotinoids could benefit bumblebees, new study finds
27-NOV-2019
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2019-11/lu-tuo112719.php
Lund大学とスウェーデン農業科学大学の研究者らによると、全てのネオニコチノイドがミツバチに負の影響があるわけではない。新しい研究はある種のネオニコチノイドの使用はマルハナバチと受粉に有益であることを示す。Science of the Total Environment
-ネオニコチノイド:EUのモラトリアムにも関わらず、ミツバチはまだリスクに
Neonicotinoids: Despite EU moratorium, bees still at risk
27-NOV-2019
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2019-11/c-nde112719.php
2013年以降EUは作物への3つのネオニコチノイドの使用を制限している。しかしCNRSと INRAとInstitut de l'Abeille (ITSAP)の研究者らはこれらの殺虫剤が、特にイミダクロプリドがいまだに研究対象の農地の48%のセイヨウアブラナの蜜から検出できることをScience of the Total Environmentに発表した。フランスの研究。フランスでは2018年9月に完全禁止にしている
(量が減っていても検出されるのはダメだから完全禁止しろと主張。ミツバチが実際にどうなっているかより農薬禁止が目的なんだ)
-貝の伝染するがんが大西洋を越えて拡大している
Contagious cancer in shellfish is spreading across the Atlantic Ocean
27-NOV-2019
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2019-11/cuim-cci112719.php
eLife。タスマニアデビルと犬の伝染性のがんは同種の生物に伝染するが貝のがんは異なる種類の二枚貝にも伝染する。フランスとチリの貝のがんを調べたところ遺伝的に同一であった。貝を食べるヒトには影響はない
その他
-中国の大臣が大学長による論文の二重投稿を調査する
Natureニュース
Chinese ministry investigates duplications in papers by university president
27 NOVEMBER 2019 Andrew Silver
https://www.nature.com/articles/d41586-019-03599-w
また4雑誌が、科学者たちがTwitter とPubPeerで画像について疑問を提示したためCao Xuetaoの共著論文を精査しているという
Cao Xuetaoは天津のNankai大学の学長で彼のチームは中国でのがん免疫療法開発のパイオニアで、彼は中国における研究の高潔性強化を強く訴えてきた。
-プロバイオティクスは免疫機能を強化し病気を予防できるか?
米国小児科学会ニュース
Can probiotics enhance immune function, prevent disease?
Cody Meissner, M.D., FAAP
November 27, 2019
https://www.aappublications.org/news/2019/11/27/idsnapshot112719
プレバイオティクス、プロバイオティクス、ダイエタリーサプリメントについての3部作の最初のもの
-ドイツの農家がグリホサート禁止に反対してベルリンのストリートをブロック
German farmers block Berlin streets to oppose glyphosate ban
26 Nov 2019 | Rei Geyssens
火曜日に5000台以上のトラックがベルリンの道路を塞いだ
-メキシコ環境大臣がグリホサートの輸入を拒否
Mexican Environment Ministry rejects glyphosate imports
27 Nov 2019
Víctor Toledo環境大臣が今秋1000トンのグリホサートの輸入を予防原則を引用して拒否した
-タイが抗議を受けてパラコートとクロルピリホスの禁止を延期しグリホサートの禁止は覆す
Thailand Postpones Ban on Paraquat and Chlorpyrifos, Reverses Ban on Glyphosate Following Protests
Dan Jacobs|27 November 2019
農業大臣が健康への懸念によって12月1日から禁止する予定だったが農家の生活と輸出に壊滅的影響があるという国内外から抗議と警告を受けた。
-警戒製品表示が消費者のGMOへの恐怖を悪用している
Cagey product labelling exploits consumer GMO fears
Neil Lyon, November 12, 2019
https://www.graincentral.com/news/cagey-product-labelling-exploits-consumer-gmo-fears/
ブリスベンで開催された国際熱帯農業(TropAg)学会での、カリフォルニア大学食品と農業リテラシー研究所創設理事のPamela Ronald教授の基調講演。
遺伝子組換え食品の安全性については広範な科学的合意があるにも関わらず、消費者の懸念をお金儲けに使おうとする製品ラベルが増加している。
(例に出ている写真は水とヒマラヤピンクソルトのGMOフリーラベル。機能は無添加表示と一緒)
-どの植物ベースのバーガーが実際ビーガン?
WHICH PLANT-BASED BURGERS ARE ACTUALLY VEGAN? BURGER KING, DENNY'S, DUNKIN', CARL'S JR, WHITE CASTLE?
BY SEREN MORRIS ON 11/21/19
一人の完全菜食主義者(ビーガン)がバーガーキングを訴えた、植物ベースのバーガーを肉のそばで調理したためビーガンフレンドリーではないという理由で。バーガーキングはImpossible Whopperはビーガンやベジタリアン用ではないと言っているものの「植物ベース」という用語が菜食主義の同義語になっているために混乱があるのだろう。原告はバーガーキングを虚偽宣伝だと非難している。食品に動物成分が含まれていなくても、ビーガンやベジタリアンは肉の汚染がある食品は食べないだろう。ではファストフードレストランで販売されている一連の新しい「植物ベース」の肉代用品のうちどれがほんとうにビーガンだろう?これらの製品に使われている肉代用品はImpossible Foodsと Beyond Meatが作っていてこれらは完全にビーガンフレンドリーである。しかしトッピングや調理法によってはビーガンに適さない。
(以下各社製品の説明。ほとんどの場合ビーガンをターゲットにはしていない。なぜ菜食主義なのにハンバーガー屋に行って文句言うのか)
-それはライフスタイル。それは文化。それはケト(糖質制限)
It’s a lifestyle. It’s a culture. It’s keto.
Nov 27, 2019,
https://www.vox.com/2019/11/27/20985635/keto-diet-weight-loss-podcast
VoxのJulia Belluzがこの極端なダイエット現象について説明する
(流行中)
-電子タバコのリキッドによる子供の中毒増加
E-LIQUID CHILD POISONING ON THE RISE
MEGAN HAGGAN 26/11/2019
https://ajp.com.au/news/e-liquid-child-poisoning-on-the-rise/
ビクトリア州政府は、電子タバコのリキッドがますます危険になっていると懸念を表明
Jenny Mikakos保健相はビクトリア中毒情報センターのデータを公表して、電子タバコのリキッドのニコチン濃度がますます多くなっていることと子供がリキッドで中毒になる件数が増えていることを示した。
放送済みリキッドの標準ニコチン濃度は0.06-0.38%である。過去2年の新しいデータでは10%以上のニコチンを含むものが7件ありオンラインではさらに高濃度のものが販売されている。そして中毒情報センターに電話があったリキッドによる中毒は今年38件で子ども17件、2018年の子どもの事故12件より増えている。2018年に18か月の赤ちゃんが電子タバコのリキッドで死亡して以降、州政府は子どもへの注意を呼びかけている