[FSAI]窒息のリスクの可能性があるため、カップゼリーを一部リコール
Recall of a Batch of Jelly Cups due to a possible choking risk
Friday, 23 December 2022
https://www.fsai.ie/news_centre/food_alerts/jelly_cups_recall.aspx
中国産ゼリーカップは、許可されていない特定のゲル化剤が存在し、窒息の危険性があるため、リコール。製品写真有り。
[HK]法令違反等
-包装済みうどんのサンプルが栄養表示規則に違反
Prepackaged udon sample not in compliance with nutrition label rules
December, 23 2022 (Friday)
https://www.cfs.gov.hk/english/unsat_samples/20221223_10046.html
日本産包装済みうどんのサンプルにおいてビタミンAが188 µg/100 g、ベータカロテンが1810 µg/100 gという表示のところ、ビタミンAが118 µg/100 g、ベータカロテンが710 µg/100 gの検出であった。
[RIVM]ZZSを含む農薬の研究
Study into pesticides containing ZZS
12/22/2022
https://www.rivm.nl/en/news/study-into-pesticides-containing-zzs
RIVMの調査でオランダで市販されている農薬の約20%が‘オランダの極めて懸念される物質Dutch Substances of Very High Concern’ (ZZS)を含むことがわかった。これらの物質は環境と公衆衛生に害をもたらす可能性がある。オランダとEUはこれらの物質の環境中への存在は最小限にするために働いている。オランダではZZSの排出については規制があり農薬使用はEUの規制対象である。これらの規制が一部の懸念物質は禁止したり置換すべきと規定したりしている。しかしながら農薬中の懸念物質とZZSは同一では無く、RIVMはこれらの定義を調和することを勧める。
Inventory of Dutch Substances of Very High Concern in pesticides
22-12-2022
https://www.rivm.nl/publicaties/inventarisatie-zeer-zorgwekkende-stoffen-in-bestrijdingsmiddelen
[ProMED]食中毒-オーストラリア(第三報):有毒ほうれん草製品、リコール
Foodborne illness - Australia (03): toxic spinach products, recall
2022-12-27
https://promedmail.org/promed-post/?id=8707472
Date: Wed 21 Dec 2022 Source: The Hindu [edited]
オーストラリアのスーパーマーケットが100人以上が幻覚を経験し少なくとも54人が病院での治療を必要としたベビーほうれん草のバッチをリコールした。当局はほうれん草に汚染があったと信じている、と2022年12月18日にThe New York Timesが報道した。
生産したのはRiviera Farmsで雑草のコンタミがあったと言われる。症状は抗コリン性症候群で、ナス科の植物に存在する物質が疑われる
[USDA]USDAは遺伝子組換えを用いて開発したアメリカグリの規制解除のための環境文書へのパブリックコメント期間を延長する
USDA Extends Public Comment Period on Environmental Documents for Deregulation of American Chestnut Developed Using Genetic Engineering
Dec 23, 2022
https://www.aphis.usda.gov/aphis/newsroom/stakeholder-info/sa_by_date/sa-2022/suny-chestnut
2022年11月10日に2022年12月27日までの45日間と発表したがさらに30日延長する
その他
-食品安全の顔:FSISのJoseph Smithに会う
Faces of Food Safety: Meet Joseph Smith of the FSIS
By U.S. Department of Agriculture on December 26, 2022
https://www.foodsafetynews.com/2022/12/faces-of-food-safety-meet-joseph-smith-of-the-fsis/
シカゴ地方消費者安全検査官consumer safety inspector (CSI)のJoseph SmithはFSISで約10年働いている。彼のキャリアは2013年2月に、検査官が病欠や年次休暇の時だけ働く一時雇用者として始まり、CSIに昇進した。彼は働きながら学び続けてさらなる昇進、いつか農務長官にまで、を目指している
(仕事内容略)
-Nutrafolはその詐欺的育毛宣伝を捨てる必要がある
TINA.org
Nutrafol Needs to Shed Its Deceptive Hair Growth Claims
Dec 05, 2022
https://truthinadvertising.org/articles/nutrafol-needs-to-shed-its-deceptive-hair-growth-claims/
消費者製品大企業であるUnilever傘下で「臨床的に根拠のある髪をそだてる」と宣伝しているNutrafolにはそのような根拠はない
FDAが認可している医薬品はフィナステリドとミノキシジルの2つのみである。Nutrafolはアシュワガンダやクルクミン、マメスプラウトなどの成分の混合物のサプリメントである。企業が根拠としている研究には欠陥がある。
-スポーツ科学の懐疑的ガイド
「後ろ歩き」の退化した世界
The Skeptic’s Guide to Sports Science
The Backward World of ‘Retro Walking’
Nick Tiller
December 1, 2022
https://skepticalinquirer.org/exclusive/the-backward-world-of-retro-walking/
医学の知識に関しては、古代は現代の標準からは未発達である。体液説や迷信など。古代の理論が正しかったことのひとつは運動で、病気予防には歩くことが大事とされた。
最近ウェルネス業界で「後ろ歩き」が流行していて各種健康効果が宣伝されている。研究は少ないにも関わらず、宣伝は根拠をはるかに凌ぐ。2011年より前には後ろ歩きについての研究はほぼなかった。PubMed検索ではたった22しかなく、そのうち8つは後ろ歩きはアウトカムであり6つは関係なく、後ろ歩きの影響をみた研究は4つだけである。発表されている論文は商用の宣伝を支持しない
-SMC UK
重症高血圧の人でのコーヒーと緑茶の摂取と心臓死を調べた研究への専門家の反応
expert reaction to study looking at coffee and green tea consumption and heart deaths in people with severe high blood pressure
DECEMBER 21, 2022
Journal of the American Heart Associationに発表された研究が高血圧のある/ない人でのコーヒーと緑茶の摂取と心血管疾患死を調べた
King’s College London栄養と食事名誉教授Tom Sanders教授
この研究は重症高血圧の人でのコーヒーの摂取量の多さと心血管死(CVD)に僅かに統計的有意な関連を示唆する。しかしこの分類の数は少なく、全体としてはコーヒーとCVDに関連はない。従って偶然の可能性がある。
この研究は日本人を長期間フォローしたもので、参加者はコーヒー摂取についてベースラインで一回聞かれただけで最大19年フォローしている。5年ごとに尋ねればもっと信頼できただろう。UKバイオバンクのより大規模な研究では毎日3カップのコーヒーを飲む人はCVDリスクが17%低かった。従ってこの研究は重症高血圧の人のコーヒーについて助言をするだけの十分な根拠を提供しない。
英国栄養財団栄養科学者Simon Steenson博士
(研究の欠点多数指摘)
(日本の研究。わりと厳しい評価。UKバイオバンクに比べられたら…。ただ論文の論調は確かにheavy coffee consumption should be avoidedのような表現とか、弱い根拠で強い主張をしているようだ)
中国の現在のCOVID状況への専門家の反応
expert reaction to current COVID situation in China
DECEMBER 22, 2022
https://www.sciencemediacentre.org/expert-reaction-to-current-covid-situation-in-china-2/
Oxford 大学パンデミック化学研究所感染と免疫Ashall 教授でOxford ワクチングループ長Sir Andrew Pollard教授
UEA医学教授Paul Hunter教授
(中国の問題はワクチン接種キャンペーン後もゼロコロナを続けたこと。NZのように接種後すぐに開放すれば、被害は出るとしてもワクチンの効果があるなかで感染できたのに、とのこと。でもかつて中国の科学者、外国ワクチンのあら探しばっかりやってたような。)