[Defra]自然への壊滅的影響が新しいゴミ対策キャンペーンで強調される
Devastating impact on nature highlighted in new campaign to fight litter
30 November 2018
‘持っている、ゴミ箱に捨てるKeep it, Bin it’キャンペーン開始
[PHE]ガイダンス ニトロベンゼン：健康影響、事故管理と毒性
Nitrobenzene: health effects, incident management and toxicology
Last updated 30 November 2018
毒性の概要を更新
[MHRA]ガイダンス 化学物質の安全性試験のGLP
Good laboratory practice (GLP) for safety tests on chemicals
Last updated 30 November 2018
https://www.gov.uk/guidance/good-laboratory-practice-glp-for-safety-tests-on-chemicals
[ProMED]一酸化炭素中毒 米国（第二報）：（イリノイ）
Carbon monoxide poisoning - USA (02): (IL)
2018-12-02
http://www.promedmail.org/post/6176862
Date: Sat 1 Dec 2018 Source: ABC 7 Chicago [edited]
11月30日の金曜日の夜、レストランRed Robinが24人の客が高濃度の一酸化炭素で病気になって閉鎖された。午後7:22頃、2ダースの客が食事中に具合が悪くなって消防が空気を調べたところ一酸化炭素濃度が400ppmだった。4人が入院20人は救急隊員によって処置された
[CDC]Betty Bumpers の人生についてのCDC長官の声明
CDC Director’s Statement on Life of Betty Bumpers
December 1, 2018
https://www.cdc.gov/media/releases/2018/p1201-betty-bumpers.html
CDCは本日アメリカの公衆衛生の偉大な英雄であるBetty Bumpersの人生を称賛する。
アーカンソー州のファーストレディとして、ミセスBumpersは彼女の州がこの国で最も子どもの予防接種率が低いことを知ってショックを受けた。彼女の「全ての子どもに74年までに予防接種を」キャンペーンは政府や学会、民間からの協力を得た。やがてアーカンソーは米国で最も予防接種率の高い州になった。その成功を受けてCDCは国の予防接種キャンペーンを行った。カーター大統領の時代にミセスBumpersは学校に入るときに予防接種を要求しているのが17州だけということを伝え、大統領夫人とともに労力を惜しまず全ての州の入学時の予防接種を義務化することに成功した。
我々CDCはこの偉大なアメリカ人の逝去を悼む。
Betty Lou Flanagan Bumpers
http://www.ruebelfuneralhome.com/obituaryindividual.php?id=2395
（予防接種のような公衆衛生って政治だよねぇ・・）
[FAO]FAO at COP24
UN Climate Change Conference (COP24)
http://www.fao.org/climate-change/international-fora/major-events/cop-24/en/
2018年12月2-14日、ポーランド
[NASEM]余剰プルトニウムの希釈と廃棄を進めるなら、信頼を構築しエネルギー省国家核安全保障庁の計画に情報を与えるためには独立したレビューと環境評価が必要
Independent Reviews, Environmental Assessments Needed to Build Trust and Inform DOE NNSA’s Plans if it Proceeds with the Dilution and Disposal Process of Surplus Plutonium
放射性廃棄物隔離試験施設（WIPP）での余剰プルトニウムを廃棄するのに希釈と廃棄アプローチを採用するなら、DOEは一般の人々の信頼を構築し意志決定をより良いものにするために二つの独立したレビューチームを使うべきだ、とNASEMの新しい暫定報告書が言う。
[USDA]FSISは微生物学的及び残留化合物サンプリング年次計画を発表
FSIS Releases Annual Plans on Microbiological and Chemical Residue Sampling Programs
Nov. 30, 2018
USDAのFSISは2019会計年度の年次サンプリング計画と残留物質サンプリング計画、およびFSISサンプリングプロジェクトの2018年次目録を発表した。
2019残留物質サンプリング計画は、肉、家禽、卵の公衆衛生上の懸念となる化合物のサンプリングプロセスに関する情報を提供する
-Sampling Programs
-Residue Sampling Plans - "Blue Book"
（Blue Bookが計画でRed Bookは結果）
[FSSAI]全国ミルク安全性品質調査2018に関する2018年11月13日の暫定報告書
Interim Report dated 13th Nov. 2018 regarding National Milk Safety and Quality Survey, 2018. (Uploaded on: 27.11.2018)
（話題の報告。
「安全上の問題」のかなりの部分がアフラトキシンM1。つまり餌にアフラトキシンが含まれている。インドだからねぇ、カビ生やさない管理は難しいけれど大事。ここでカビを防ぐための武器である農薬とGM技術による品種改良に反対する有機農業推進派が活躍しているということが何を意味するか、くらいすぐわかるよね？）
論文
-何故患者は医師に嘘をつくのか
Why patients lie to their doctors
30-Nov-2018
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2018-11/uouh-wpl112618.php
審査されることへの恐れと恥ずかしさが理由にある
JAMA Network Openに発表された研究。調査した60-80%の人は健康に関係する可能性のある情報を医師に率直に伝えない。食事や運動、医師の助言に従っていないことについては1/3以上が正直に話さない。理由としては評価されたくない、説教されたくない、単純に恥ずかしい、など。
-紅麹を含む食品サプリメントへの有害反応：FAERS とCAERS報告システムの比較解析
Adverse Events to Food Supplements Containing Red Yeast Rice: Comparative Analysis of FAERS and CAERS Reporting Systems.
Raschi E, Girardi A, Poluzzi E, Forcesi E, Menniti-Ippolito F, Mazzanti G, De Ponti F.
Drug Saf. 2018 Aug;41(8):745-752.
イタリアの研究者によるFDAのデータベース解析
FAERSは医薬品副作用情報収集システム、CAERSはCFSANの有害事象報告システム
-プロポリスキャンディによるアレルギー性接触性口内炎
Allergic contact stomatitis caused by propolis candies.
Martínez Pallás I, et al.,
Contact Dermatitis. 2018 Jun;78(6):418-419.
-危険な間違い：事故によるカフェイン大量摂取
Dangerous mistake: an accidental caffeine overdose.
Andrade A, et al.,
BMJ Case Rep. 2018 Jun 8;2018. pii: bcr-2018-224185.
https://casereports.bmj.com/content/2018/bcr-2018-224185.long
32才の女性がプレワークアウトサプリメントとして無水カフェイン5000mgを摂取して救急
（計量スプーンを間違えた、らしいのだが（写真有り）、無水カフェイン粉末をそんなに気安く使うのはどうか）
-自家製スープを摂取したあとのシイタケ皮膚炎
Shiitake Dermatitis After Consumption of Homemade Soup.
Maher AM, Ward CE, Pratt M.
Dermatitis. 2018 Jan/Feb;29(1):43-44
-THE LANCET
健康と気候変動についてのランセットカウントダウン2018報告：次の世紀のために各国の健康を形作る
The 2018 report of the Lancet Countdown on health and climate change: shaping the health of nations for centuries to come
November 28, 2018
https://www.thelancet.com/climate-and-health
日本政府のHPV予防接種再開を超えて
Beyond resumption of the Japanese Government's recommendation of the HPV vaccine
Yutaka Ueda et al.,
THE LANCET Oncology, Volume 19,ISSUE 12, P1563-1564, December 01, 2018
https://www.thelancet.com/journals/lanonc/article/PIIS1470-2045(18)30573-4/fulltext
編集オススメにあげられていたコメント
エディトリアルは電子タバコ
電子タバコ－新しい製品、古いトリック
E-cigarettes—new product, old tricks
https://www.thelancet.com/journals/lanonc/article/PIIS1470-2045(18)30853-2/fulltext
最初は害の少ないタバコ代用品として売られ始めやがて新たな依存原因となっている
その他
-NHSイングランドの超低カロリー食予備試験計画への専門家の反応
UK SMC
expert reaction to NHS England plan to pilot very low calorie diets
November 30, 2018
NHSイングランドの、糖尿病予防計画の一環として超低カロリー食を試験する計画への反応
Oxford大学食事と集団の健康教授Susan Jebb教授
超低カロリー食がNHSで利用可能になることは糖尿病の人にとっては期待できる。これは良い知らせである。多くの医者は2型糖尿病は治らないと信じているしこのような治療法は極一部の限られた極めて意志の強い人が専門病院で監視下でしかできないと考えてきた。しかしDROPLETと DiRECT試験は選別していないプライマリーケアでの有効性を示した。
Glasgow大学代謝医学教授Naveed Sattar教授
タイムリーで根拠がある
Edinburgh大学糖尿病と内分泌准教授Shareen Forbes博士
2型糖尿病が減量で緩解することを示した研究が多数ある。重要な臨床試験である。
-英国の胎児性アルコールスペクトラム疾患（FASD）有病率についてのスクリーニング研究への専門家の反応
expert reaction to screening study on uk prevalence of fetal alcohol spectrum disorders (FASD)
Preventative Medicineに発表された研究がFASDは英国における重大な公衆衛生上の懸念であると示唆する
王立産科婦人科学会（RCOG）広報で産科相談医Virginia Beckett博士
この大規模研究の結果は懸念材料である。飲酒が止められない妊婦は相談するように
University College London上級協力研究員James Doidge博士
スクリーニングには偽陽性が多い
Open大学応用統計学名誉教授Kevin McConway教授
幾分かの有用な情報を提供するがこれだけを頼りにFASDの頻度を推定することはできない
王立小児及び子どもの健康学会(RCPCH) Christopher Steer博士
Bristol大学小児周産期疫学名誉教授Jean Golding教授
Kevin McConway教授からの追加情報（長い）
略
（いくらなんでも17%は高すぎだろうというのが主流）
-プラスチックについての新しい報告書－ニュースから
SMC NZ
New report on plastics- In the News
03 December 2018
https://www.sciencemediacentre.co.nz/2018/12/03/new-report-on-plastics-in-the-news/
新しい報告書は、ニュージーランドはリサイクルに頼ることをすぐに終わりにしなければならず、プラスチックの使用を減らすためにかつてない努力を必要とする、という
今月持続可能なビジネスネットワークの循環経済加速機関Circular Economy Accelerator (CEA)が報告書を発表した。CEAのJames Griffen長官はラジオNZに対してリサイクルでは問題解決にならないと語った。
最大の課題は消費者の行動変化。
各種報道へのリンク
-「壮大な科学の失敗の物語」：NIHのFrancis Collins所長がCRISPRベビー研究の後遺症について熟考する
Scienceニュース
An ‘epic scientific misadventure’: NIH head Francis Collins ponders fallout from CRISPR baby study
By Jon CohenNov. 30, 2018
NIHのFrancis Collins所長が発表した声明には「恐ろしく不幸な」「間違った考え」「壮大な科学の失敗の物語」「国際的倫理基準からの逸脱」「極秘に行われた」「正当性が全く疑わしい」といった言葉が並ぶ。
ScienceInsiderとのQ & A
Natureニュース
最初のCRISPRベビー：残る6つの疑問
First CRISPR babies: six questions that remain
30 November 2018 David Cyranoski
https://www.nature.com/articles/d41586-018-07607-3
-個別化医療の統計学的落とし穴
Natureコメント
Statistical pitfalls of personalized medicine
27 November 2018 Stephen Senn
https://www.nature.com/articles/d41586-018-07535-2
誤解を招く用語と恣意的分割が医薬品の試験を妨害し個人向けに調整された医薬品への偽りの希望を与える、とStephen Sennが警告する
（絵が面白かったのとSubsequence, not consequenceというフレーズ（何かをやったからそうなったというのが帰結consequenceで、たまたま時系列的に後でおこったというのがSubsequence。単なるSubsequenceを帰結だと解釈している場合が多々ある）
-製品レビュー ヒト、イヌ、ネコ用タウリンサプリメントレビュー
コンシューマーラボ
Taurine Supplements Review for People, Dogs, and Cats
11/30/18
https://www.consumerlab.com/reviews/taurine-supplements-review/taurine/
