[EU]RASFF Week48-2020
警報通知(Alert Notifications)
オランダ産ベルギーで包装したポップコーン用トウモロコシのスコポラミン(14.6 µg/kg)、中国産スペイン経由陶製カップからのコバルトの溶出(0.453245 mg/l)、ポルトガル産冷凍コウイカのカドミウム(6.3 mg/kg)、エジプト産ドイツ経由ブドウの葉のチオファネートメチル(11.2 mg/kg)・未承認物質クロルピリホス(0.11 mg/kg)及びカルベンダジム(0.10 mg/kg)、ポルトガル産缶入りザルガイに使用した生きたザルガイの下痢性貝毒(DSP)オカダ酸(> 320 µg/kg)、イタリア産缶入りトマトジュースのカットトマトの変化した官能特性(匂いと味)・スズ(314 mg/kg)・鉄高含有(453 mg/kg)及び鉛高含有(0.24 mg/kg)、英国産食品サプリメントの未承認市販(医薬品パンクレアチン含有)、チェコ共和国産小麦のデオキシニバレノール(DON)、オランダ産ブロッコリーの未承認物質ジチオカルバメート(7.25 mg/kg)、中国産陶製装飾カップからのヒ素(0.75 mg/kg)及びコバルト(0.43 mg/kg)の溶出、フランス産子牛と子豚用補完飼料の鉛(76.9 mg/kg)、ポーランドで製造・原料イタリア産スペインで包装した乳幼児用グルテン及び乳糖フリーの米ベース製品のカドミウム(0.067 mg/kg)、シリア産オランダ経由ベジタブルギーのグリシジルエステル類(1954 µg/kg)、韓国産オーストリア経由乾燥海藻のヨウ素高含有(304 mg/kg)、スペイン産タイセイヨウヤイト(スマ)の水銀(1.5 mg/kg)、
注意喚起情報(information for attention)
カメルーン産チリペッパー粉末の未承認着色料オレンジⅡ(> 0.5 mg/kg)、ベトナム産冷凍全形丸イカ(コウイカ)のカドミウム(2.5 mg/kg)、スペイン産真空パック解凍メカジキの水銀(1.63 mg/kg)、オンライン販売されている2,4-ジニトロフェノール(DNP)、トルコ産乾燥イチジクのオクラトキシンA (124.5 µg/kg)、スリランカ産ツボクサの未承認物質プロフェノホス(20 mg/kg)、スペイン産解凍真空パックメカジキロインの水銀(1.6 mg/kg)、ベルギー産チルドサバのダイオキシン(10.4 pg WHO TEQ/g)、
フォローアップ用情報(information for follow-up)
日本産オランダ経由陶製装飾ボウルからのコバルトの溶出(1.20 mg/l)、オーストラリア産英国経由及びオランダ経由バスマティ米の未承認物質トリシクラゾール、
通関拒否通知(Border Rejections)
トルコ産ペッパーの未承認物質クロルピリホス-メチル(0.241 mg/kg;0.242 mg/kg ;0.411 mg/kg;0.247 mg/kg;0.233 mg/kg)、トルコ産ペッパーのピリダベン(0.361 mg/kg;1.757 mg/kg)及び未承認物質クロルピリホス-メチル(0.345 mg/kg;0.547 mg/kg)、トルコ産オレンジの未承認物質クロルピリホス-メチル(0.188 mg/kg)、カメルーン産緑コーヒー豆の未承認物質クロルピリホス(0.076 mg/kg)、インド産チリパウダーのアフラトキシン(B1 = 9.5; Tot. = 10.1 µg/kg)、トルコ産オレンジのプロクロラズ(2.722 mg/kg)・未承認物質クロルピリホス(0.049 mg/kg)及びクロルピリホス-メチル (0.066 mg/kg)、トルコ産乾燥イチジクのアフラトキシン(B1 = 87.2; Tot. = 170.8 µg/kg;B1 = 28.9 µg/kg)、ナイジェリア産クリクリスパイスピーナッツスナックのアフラトキシン(B1 = 23.1; Tot. = 27.3 µg/kg)、中国産メラミン製子供用装飾食器セットからのホルムアルデヒドの溶出(最大 23.3 mg/kg)、イラン産チョウザメのキャビア(オオチョウザメ)の未承認物質ロイコクリスタルバイオレット、ノルウェー産モルトビールの未承認新規食品成分(カバノアナタケ)、米国産殻付きピーナッツのアフラトキシン(B1 = 29.7; Tot. = 33.8 µg/kg)、トルコ産殻付きピスタチオのアフラトキシン(B1 = 44; Tot. = 47 µg/kg)、メキシコ産アマランスウエハースの着色料植物性炭素(E153)の未承認使用、インド産チリパウダーのアフラトキシン(B1 = 18.8; Tot. = 19.5 µg/kg)、タイ産冷凍全形イカのカドミウム(1.6 mg/kg)、米国産ソフトドリンクの安息香酸(E210)高含有 (387 mg/l)、イラン産ピスタチオ穀粒のアフラトキシン(B1 = 23; Tot. = 25 µg/kg)、パキスタン産ドライフルーツミックスの着色料サンセットイエローFCF(E110)高含有(72 mg/kg)、トルコ産ザクロのブプロフェジン(0.223 mg/kg)及びアセタミプリド(0.729 mg/kg)、アルゼンチン産殻をとったピーナッツのフモニシン(B1 = 2.7 µg/kg)、モロッコ産キャラメルの香りのするフラン用調理粉の着色料サンセットイエローFCF(E110)高含有(136 mg/kg)、トルコ産ペッパーのピリダベン(1.043 mg/kg)及びホスチアゼート(0.123 mg/kg)、
エチレンオキシドの検出
警報通知(Alert Notifications)
デンマーク産ライ麦クリスプブレッド(4.7 mg/kg)、ドイツ産一部イタリアで瓶詰めしたゴマ油(8.3 mg/kg)、インド産英国経由ゴマ(27.6 mg/k)、インド産ドイツ経由皮むきゴマ(0.091 mg/kg)、インド産ドイツ経由ゴマ(> 5 mg/kg;0.57 mg/kg)、チェコ共和国産有機クラッカーに使用したゴマ、インド産皮むきゴマ(>5.0 mg/kg)、インド産ゴマ(24.31 mg/kg)、インド産オランダ経由有機皮むきゴマ(2.7 mg/kg;> 5.0 mg/kg)、インド産オランダ経由炒りゴマ(3 mg/kg)、オランダ産白ゴマ(22.5 mg/kg)、インド産有機ゴマ(1.7 mg/kg;1.7 mg/kg)、フランス産バーガーブレッドに使用したゴマ(0.25 mg/kg)、インド産ドイツ経由有機ゴマ(1.6 mg/kg)、インド産有機皮むきゴマ(0.32 mg/kg;2.7 mg/kg)、インド産ドイツ経由有機皮むきゴマ(> 5.0 mg/kg)、スペインおよびフランス産種子ミックスに使用した有機ゴマ( 最大 0.68 mg/kg)、インド産イタリア経由有機ゴマ(3.7 mg/kg)、オランダ産各種製品に使用した皮むきゴマ(2 mg/kg)、オランダ産ゴマ(2.1 mg/kg;1.1 mg/kg;1.0 mg/kg)、オランダ産炒りゴマ(0.9 mg/kg;1.1 mg/kg)、オランダ産各種製品に使用したゴマ(1.1 mg/kg)、オランダ産皮むきゴマ(0.82 mg/kg)、ベルギー産冷凍有機パンに使用したインド産ドイツ経由ゴマ(0.044 mg/kg)、インド産皮むきゴマ(0.31 mg/kg)、オランダ産チーズスティックに使用したインド産皮むき有機ゴマ(35 mg/kg)、インド産皮むき炒りゴマ(1.1 mg/kg)、インド産オランダ経由皮むき白ゴマ、インド産オランダ経由有機皮むきゴマ、インド産イタリア経由ゴマ(1.9 mg/kg)、スウェーデン産サラダに使用したデンマーク産ゴマ、インド産イタリア経由グルテンフリーブレッドに使用したゴマ(> 0.4 mg/kg)、オランダ産有機ゴマミックス(8.75 mg/kg)、
注意喚起情報(information for attention)
インド産ゴマ(8.7及び 5.5 mg/kg;22 mg/kg;> 0.4 mg/kg)、インド産有機皮むきゴマ(0.79 mg/kg;0.074 mg/kg)、スペイン産タヒニ、インド産皮むきゴマ(40 mg/kg;8.1 mg/kg)、インド産有機ゴマ(> 5 mg/kg)、
[EFSA]意見等
-フード及び飼料チェーンへのナノサイエンスとナノテクノロジー適用の環境リスク評価(ERA)
Environmental Risk Assessment (ERA) of the application of nanoscience and nanotechnology in the food and feed chain
19 November 2020
https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-1948
フードチェーンと飼料チェーンへのナノ物質の新たな適用が展開されるにつれて、ナノ物質の環境リスク評価(ERA)の実践に関する明確なガイダンスはますます重要になっている。EFSAからの要請で、この報告書はナノ物質のERAに関連する情報を編纂している。これはフード及び飼料チェーンにナノサイエンスとナノテクノロジーを適用するERAの将来のガイダンス準備でEFSAを支援するはずである。既存のERAのガイダンス文書では、ナノ固有の性質との関連など、ナノ物質特有の問題を取り扱う妥当性を分析した。それぞれナノ特有の問題はERAの各別々の段階でその問題に対処するために既存の手段を簡単にレビューすることで対処された。暴露評価ではナノ物質の挙動と運命は平衡分配で記述されずある種のナノ物質固有の運命プロセスは既存のモデリングツールやデフォルト値の導出には含まれないないため、現在のアプローチには修正が必要である。ハザードとリスクキャラクタリゼーションでは、暴露メディア中でのナノ物質の挙動と運命を適切に記載することにより、計量や用量基準に主な修正が必要とされる。これらの適用は、特定の取り込みメカニズムとナノ物質の生物学的利用能の問題や、(慢性)毒性研究の結果に関するナノ固有の性質の影響に対処するために必要とされる。さらに、環境中のナノ物質適用に予想される結果に関連して、試験対象種の妥当性を検討する必要がある。概して、他のEU機関(ECHA、EMAなど)や手段開発に関する団体(OECD、ISOなど) と協力して、ナノ物質のERAのガイダンスにおける作業の重複や矛盾する推奨事項を避けるよう助言されている。
-植物のゲノム編集の評価に適した既存のガイダンス
Existing guidance appropriate for assessment of genome editing in plants
24 November 2020
https://www.efsa.europa.eu/en/news/existing-guidance-appropriate-assessment-genome-editing-plants
植物のDNAを改訂するゲノム編集技術は、植物に新しいDNAを導入する従来の品種改良や技術より多くの危険をもたらすことはない、とEFSAの評価は結論している。
この科学的意見は様々なゲノム編集技術、部位特異的DNA切断酵素-1(SDN-1)、部位特異的DNA切断酵素-2技術(SDN-2)、部位特異的突然変異誘発(ODM) を用いて生産した植物に焦点を当てている。これらは、新しいDNAを導入せずにゲノムの特定領域を変更するため、2012年にEFSAが評価した部位特異的DNA切断酵素-3(SDN-3)とは異なる。
遺伝子組換え植物のリスク評価の既存のガイダンスはこの3つの新しい技術の評価に適用できると専門家は結論した。だが、新しいDNAがないため、リスク評価に必要なデータがより少なくなる可能性がある。
ゲノム編集は高精度で動物、植物、微生物のDNAを変更する。この技術にはがんや遺伝性疾患の新しい治療から家畜の筋肉量を増やすことまで、幅広い用途がある。
耐病性、干ばつ耐性、強化された栄養プロファイルなど望ましい特性のある植物を生産するのにも使うことができる。だが、ゲノム編集がヒトの健康や環境に有害影響を与えることにつながる恐れがあるという社会的な懸念がある。
現在EUでは、ゲノム編集された生物は、認可前に、GMO法に定められた規定により安全性評価を受ける必要がある。
これらの植物のEUでの展開が検討される前に、適切なリスク評価ガイドラインの必要性を認め、欧州委員会は、遺伝子組換え植物のリスク評価のガイドラインがODM、 SDN-1、SDN-2で生産した植物のリスク評価に使えるかどうか評価するようEFSAに依頼した。
この科学的意見は新しいゲノム技術に関する進行中の委員会の研究にも情報提供するだろう。
今月初めにEFSAは、緊密に関連する技術である遺伝子ドライブを含む遺伝子組換え昆虫に関する科学的意見を発表した。
[SFA]代替タンパク質の安全性
Safety of Alternative Protein
Saturday, November 21, 2020
https://www.sfa.gov.sg/food-information/risk-at-a-glance/safety-of-alternative-protein
代替タンパク質の安全性
シンガポールは革新的な都市として、現在各国が直面する困難な問題を解決するために新たな手段を試みる企業や組織のエコシステムをもっている。代替タンパク質などの革新的な製品は、比較的少ない土地と労働力で、また気候変動に強い持続可能な方法で生産できるため、食品の課題に対処できる可能性がある。この発展に対応するためにシンガポール食品庁は、シンガポールで販売される前に代替タンパク質製品が私達の食品安全基準に合うことを確認するための規制の枠組みを整備した。
この記事では代替タンパク質に関する情報や、それらは食べても安全かどうか、地方のスーパーマーケットのあなたの好きなバーガーのパティが、実際は代替タンパク質製品かどうかをどうやって調べることができるかについての情報を提供する。
代替タンパク質とは?
代替タンパク質とは、動物由来ではないタンパク質のことである。ダイズや小麦タンパクで作られた植物ベースの「疑似肉」製品などの代替タンパク質には、私達の食事で長く伝統的に機能しているものもある。
しかしながら、管理された状況下で育てられた培養肉または細胞ベースの肉や、特定種の藻、菌類(マイコプロテイン)、昆虫など、食品として摂取歴のない他の代替タンパク質の形態もある。シンガポールでは、これらの代替タンパク質は新規食品と見なされ、市販食品での使用が認可される前に安全性を評価されなければならない。
代替タンパク質は食べても安全?
企業が食品を開発する時、新規であろうとなかろうと、食品の安全性は最重要検討事項でなければならない。
SFAは食品としての摂取歴のない代替タンパク質製品を生産する企業に、毒性、アレルギー誘発性、生産手段の安全性、摂取から生じる食事暴露などを含む、潜在的な食品安全リスクをカバーする安全性評価を実施するよう求めている。彼らは製造工程で使用される原料や、これらの工程が食品安全のリスクを防ぐためにどのように管理されているかについての詳細情報も提供しなければならない。
SFAは潜在的な食品安全問題が対処されているかを確認するために、これらの安全性評価をレビューすることにしている。
安全性評価が厳密にレビューされていることを保証するために、SFAは科学的助言を提供するための新規食品安全性専門家作業グループを2020年3月に設立した。専門家の作業グループは、アジア全域の健康製品規制システムの強化を追求する、規制の卓越性センター長が議長を務めている。このグループは、公的部門(A*STAR, HPB)からの食物毒性学、バイオインフォマティクス、栄養学、疫学の分野の4人の主要な専門家、公衆衛生政策の経験がある医師、そして食品科学、食品技術、食品微生物学(NUS, NTU)の3人の著名な大学教授、の8人の専門家で構成されている。
SFAは最新の動向に後れを取らないよう、食品の安全性を確保するために私達の安全性評価の検討事項を更新し続けるつもりである。
SFAがシンガポールでの代替タンパク質の販売を許可している理由は?
食品の安全性は、それが新規食品となると、SFAの最重要検討事項である。食品としての摂取歴のない代替タンパク質は、SFAが安全性を評価し、摂取するのに安全であることが分かった後にしか販売は許可されない。
消費者は、代替タンパク質を食べているかどうか、どのようにしてわかるのか?
肉のように製品に表示するだけでなく、シンガポールであらかじめ包装されている代替タンパク質製品を販売する企業は、消費者がこれらの製品を消費するかどうか決める際に情報に基づいて決定することができるように、本質を示すために、「疑似」、「培養」、「植物ベース」といった限定用語を製品包装に表示することが要求されるだろう。
そのような限定用語の例は、植物タンパク質(ダイズや小麦など)から作られていて肉を含まない「疑似肉」製品や、すり身魚ペーストで作られた「カニカマ」の表示に見つけられる。
食品施設も販売されている食品の本質を顧客に明確に伝える必要がある。例えば、消費者に対して培養肉を従来通り生産した肉と偽って伝えることは許されない。
適切なセーフガードがある。代替タンパク質製品を販売し、販売されている食品の本質を偽って伝えているとみなされた食品業者や施設は、食品販売法に基づいて有罪判決を受ける可能性がある。
[SFA] 食品安全規制基準
Food Safety Regulatory Limits
Thursday, November 26, 2020
https://www.sfa.gov.sg/regulatory-limits
食品安全規制基準の概要、食品添加物の基準、食品汚染物質の基準に関する説明とデータベース。
[HK]Food Safety Focus
- 芽の出たジャガイモを食べて安全?
18 Nov 2020
https://www.cfs.gov.hk/english/multimedia/multimedia_pub/multimedia_pub_fsf_172_03.html
最近、芽の出たジャガイモは食べられるかどうかについてオンラインで議論されている。実際には、グリコアルカロイドを多く含む恐れがあるため、発芽塊茎を皿に乗せるのは賢明ではない。
グリコアルカロイドはジャガイモ植物の全ての部分で発生する自然に生成される毒素である。花、発芽、表皮に集中するが、塊茎の含有量ははるかに少ない。グリコアルカロイドは熱安定性があるので調理では分解されない。多量のグリコアルカロイドを含む食品を摂取すると、吐き気や下痢など胃腸の不快感の原因となる可能性がある。
グリコアルカロイド形成を最小化するために、ジャガイモは乾燥した冷暗所に保存した方が良い。ジャガイモを購入する際には、傷、へこみ、腐った部分のない、無傷のものを選んでください。長期保管は避けた方が良い。皮をむき、損傷(傷、へこみなど)、腐食、緑色になっているところ、発芽のある部分を取り除くこと。疑わしい場合は、ジャガイモ全体を捨ててください。
- ヘチマとその他ウリ科の果実と野菜の苦味
18 Nov 2020
https://www.cfs.gov.hk/english/multimedia/multimedia_pub/multimedia_pub_fsf_172_04.html
最近、自分で育てた苦みのあるヘチマを摂取した後で数日間下痢に苦しむ人の事例が報道されている。
ヘチマ、ズッキーニ、キュウリ、ゴーヤ、カボチャ、スイカなど、多くの一般に消費される果実や野菜が含まれているウリ科の植物の果実が、時々自然にかなりの量のククルビタシンを形成する可能性があることが知られている。ククルビタシンは少量では苦みを与えるが、かなりの量を摂取すると、吐き気、胃の痙攣、下痢の原因となることがある。苦みのあるウリ科の果実の摂取による食中毒事例は世界中で報告されている。
一般に消費されるウリ科の果実は苦くないが、復帰突然変異した植物が苦い種類のウリ科植物と交配種を形成したり、不利な成長条件や昆虫がはびこることからストレスを受けると、たまにククルビタシンが蓄積することがある。果実や野菜の味が苦くなったり、普通の味と違う場合は、消費者はそれらの摂取を避けた方が良く、摂取後に気分が悪くなったら直ちに医師の診察を受けて下さい。
[HK] 法令違反
-キャラメルシロップから未認可の保存料が検出された
Caramel Syrup detected with non-permitted preservative
Friday, November 27, 2020
https://www.cfs.gov.hk/english/unsat_samples/20201127_8304.html
米国産キャラメルシロップからソルビン酸324ppmが検出された。
-チョコレートのファッジアイシングから基準値超過のソルビン酸保存料が検出された
Chocolate Fudge Icing detected with preservative sorbic acid exceeding legal limit
Friday, November 27, 2020
https://www.cfs.gov.hk/english/unsat_samples/20201127_8303.html
ギリシア産チョコレートのファッジアイシングから基準値超過のソルビン酸1180ppmが検出された。
-ポメロのサンプル2件から基準値超過の農薬が検出された
2 pomelo samples detected with pesticide residue exceeding legal limit
Thursday, November 26, 2020
https://www.cfs.gov.hk/english/unsat_samples/20201126_8291.html
ポメロのサンプルにプロフェノホスが0.42、0.46ppmそれぞれ検出された。
-食品安全センターはエチレンオキシドのためフランス産チョコレート菓子製品を食べないよう市民に呼び掛ける
CFS urges public not to consume chocolate sweets from France with possible presence of ethylene oxide
Thursday, November 26, 2020
https://www.cfs.gov.hk/english/press/20201126_8297.html
食品安全センター及び食物環境衛生署は、エチレンオキシドを含むごま種子のため、フランス産チョコレート菓子製品を食べないよう市民に呼び掛けた。
-包装ナツメヤシのサンプルが食品医薬品規則に違反Prepackaged dates sample not in compliance with Food and Drugs (Composition and Labelling) Regulations
Tuesday, November 24, 2020
https://www.cfs.gov.hk/english/unsat_samples/20201124_8286.html
ナツメヤシにソルビン酸含有の申告がないが、118ppmが検出された。
[FSA]FSAは地方自治体の食品法執行報告書を公表する
FSA publishes local authority food law enforcement report
27 November 2020
https://www.food.gov.uk/news-alerts/news/fsa-publishes-local-authority-food-law-enforcement-report
2019/20年の地方自治体によって提供された情報をFSAがまとめ、イングランド、ウェールズ、及び北アイルランドの法執行状況に関する統計の詳細を公表した。
[FSA]EUは小売店の肉(豚肉及び牛肉/鶏肉)に関する抗菌剤耐性の調査をまとめた
EU Harmonised Survey of Antimicrobial Resistance (AMR) on retail meats (Pork and Beef/Chicken)
24 November 2020
この調査では小売店での牛、豚及び鶏の生肉の抗菌剤耐性を調べた。
[CFIA] カナダの食品安全問題に対する対応を強化
Strengthening Canada's response to food safety issues
November 27, 2020
カナダ政府はカナダ食品安全情報ネットワークを公式に立ち上げた。食品安全問題や食品由来の疾病によりよく予測、発見及び対応するために国中の食品安全専門家の役に立つ新たな食品安全プラットフォームである。
https://www.inspection.gc.ca/science-and-research/cfsin/eng/1525378586176/1525378959647
[MPI]リコール
Higher LivingブランドのGreen Tea Hemp
Higher Living Organic brand Green Tea Hemp
27 November 2020
House of Fine Foods Ltdは、製品が組成及び表示要件を満たしていないためHigher LivingブランドのGreen Tea Hempすべてを回収している。大麻の種子でなく葉を使用しており、CBD及びTHCが食品に許可されていない濃度である。製品写真あり。
[ヘルスカナダ] 助言:未承認の製品は深刻な健康リスクを引き起こす可能性がある
Unauthorized products may pose serious health risks
November 25, 2020
https://healthycanadians.gc.ca/recall-alert-rappel-avis/hc-sc/2020/74389a-eng.php
ヘルスカナダは精力剤、減量用、活力剤あるいは「ポッパーズ」として販売されている未承認の健康製品には危険な成分が含まれている可能性があり、深刻な健康リスクを引き起こす可能性がある健康製品に関して市民に助言し、情報を更新している。掲載の製品はCardarine、ダポキセチン、flibanserin、選択的アンドロゲン受容体モジュレーター(SARM)、シルデナフィル、タダラフィル、ヨヒンビンを含む。製品写真あり。
[CFIA]COVID-19パンデミック中にカナダ市民を守るために食品検査を優先順位づけする
Prioritizing food inspections to help protect Canadians during COVID-19
2020-11-25
CFIAのCOVID-19禍での食品に関連する取り組み。
施設に基づくリスク評価(ERA)モデルを使ってカナダの食品を安全に維持するために必要な活動やサービスの優先順位をつけることができた。障害調整生命年とERAを用いて査察の優先順位をつけた。安全上のリスクが高い食品はより多くの監視が必要である。これにより乳製品、メープル、卵、蜂蜜部門の監視や予防対策を優先した。
[CFIA] リコール
-通知‐認可されていない食品成分のため、センナ葉の回収措置
Updated Food Recall Warning - Certain Isagenix brand Isalean products may be unsafe due to over-fortification of vitamins
November 24, 2020
-リコール警告更新情報。Isagenix ブランドのIsalean 製品の一部は過剰なビタミン強化のため安全でない可能性がある
Updated Food Recall Warning - Certain Isagenix brand Isalean products may be unsafe due to over-fortification of vitamins
November 24, 2020
食品回収警告の追加製品情報。製品写真あり。
[ODS] ファクトシート更新
-クロム
Chromium
Fact Sheet for Consumers
November 24, 2020
https://ods.od.nih.gov/factsheets/chromium-Consumer/
消費者向けファクトシートを新規追加。
[FDA] あなたの家族を詐欺的インフルエンザ製品から守ろう
Protect Your Family From Fraudulent Flu Products
11/12/2020
https://www.fda.gov/consumers/consumer-updates/protect-your-family-fraudulent-flu-products
インフルエンザの季節には、詐欺業者がコロナウィルス(COVID-19)やその他の感染症を懸念する消費者に、FDAによる安全性や有効性の評価あるいは承認がない、予防、緩和、治療あるいは治癒を表示する詐欺商品を販売するかもしれない。
インフルエンザワクチンが最善の予防である
インフルエンザは入院や死に至ることもある深刻な病気であり、米国疾病管理予防センター(CDC)は、生後6か月以上のすべての人、特に、幼児、65歳以上の成人及び慢性疾患をもつ人を含め深刻な合併症のリスクが高い人は、予防のためワクチン接種を推奨する。
・インフルエンザに罹患した場合、抗ウイルス薬は疾病を軽く、回復を早くできる。抗ウイルス薬は発症後2日以内に開始すると最も効果がある。
・インフルエンザ暴露された場合、抗ウイルス薬が病気予防に役立つかもしれない。
インフルエンザ及び抗ウイルス薬の詐欺製品の種類
店頭(OTC)(処方なし)では、インフルエンザを予防、緩和、治療あるいは治癒する医薬品の販売は違法だが、関連する解熱薬及び筋肉の痛み、鼻づまりその他の症状を緩和する医薬品は購入が合法である。関連するダイエタリーサプリメント、普通の伝統的食品(ハーブティー等)、装置(エアフィルターや光線療法)は、FDAによる安全性と有効性の評価がない。詐欺製品による必要な医学的治療の遅れや中止による被害、また、成分による予期しない副作用や他の医薬品との相互作用の恐れがある。詐欺製品に見られる表示:
・インフルエンザあるいはその他の感染症の重症化とその期間を減らそう。
・インフルエンザワクチンなしに自然に免疫を高めよう。
・インフルエンザワクチンの安全かつ有効な代替。
・インフルエンザあるいはウイルス感染を予防する。
・インフルエンザあるいはウイルス感染の効果的な治療である。
・インフルエンザあるいはウイルス感染からの早期回復。
・インフルエンザあるいはウイルス感染と闘う体内の自然な免疫防御をサポート。
オンライン薬局が安全かどうか調べよう
オンライン薬局のように見えるが、実際は未承認の不正な医薬品を販売する違法な活動のウェブサイトが多く存在する。FDAのBeSafeRx(https://www.fda.gov/drugs/quick-tips-buying-medicines-over-internet/besaferx-your-source-online-pharmacy-information)にてオンラインでの安全な処方薬の購入方法を紹介する。治療や製品の質問は医療従事者や医師に相談すること。
[FDA]公示
-Body Shape Weight Loss Systemは表示されない医薬品成分を含む
Public Notification: Body Shape Weight Loss System contains hidden drug ingredients
11-24-2020
FDAは減量製品として販売されているBody Shape Weight Loss Systemがシブトラミンとフルオキセチンを含むため、購入、使用しないよう消費者に助言している。製品写真あり。
-Stree Overlordは表示されない医薬品成分を含む
Public Notification: Stree Overlord contains hidden drug ingredient
11-24-2020
シルデナフィル、シプロフロキサシンを含む
-V8 Super Energyは表示されない医薬品成分を含む
Public Notification: V8 Super Energy contains hidden drug ingredient
11-24-2020
シルデナフィルを含む。製品写真あり。
-U.S.A Viagraは表示されない医薬品成分を含む
Public Notification: U.S.A Viagra contains hidden drug ingredient
11-24-2020
同上。以下同じ
Rhinozen 69 Platinum 25000は表示されない医薬品成分を含む
Public Notification: Rhinozen 69 Platinum 25000 contains hidden drug ingredient
11-24-2020
Rhino 99 Extreme 90000 は表示されない医薬品成分を含む
Public Notification: Rhino 99 Extreme 90000 contains hidden drug ingredient
11-24-2020
Rhino 96 Platinum 77000は表示されない医薬品成分を含む
Public Notification: Rhino 96 Platinum 77000 contains hidden drug ingredient
11-24-2020
Rhino 69 Power 500K は表示されない医薬品成分を含む
Public Notification: Rhino 69 Power 500K contains hidden drug ingredient
11-24-2020
Rhino 69 Platinum 75000は表示されない医薬品成分を含む
Public Notification: Rhino 69 Platinum 75000 contains hidden drug ingredient
11-24-2020
Rhino 8 Platinum 80000 は表示されない医薬品成分を含む
Public Notification: Rhino 8 Platinum 80000 contains hidden drug ingredient
11-24-2020
Magnum XXL 9800は表示されない医薬品成分を含む
Public Notification: Magnum XXL 9800 contains hidden drug ingredient
11-24-2020
Magnum XXL 50Kは表示されない医薬品成分を含む
Public Notification: Magnum XXL 50K contains hidden drug ingredient
11-24-2020
Herb Viagra Male Sexual Stimulantは表示されない医薬品成分を含む
Public Notification: Herb Viagra Male Sexual Stimulant contains hidden drug ingredient
11-24-2020
Bigger Longer More Time More Sperms (sic) は表示されない医薬品成分を含む
Public Notification: Bigger Longer More Time More Sperms (sic) contains hidden drug ingredient
11-24-2020
[COT]COT/COM/COC年次報告書2019
COT/COM/COC Annual Report 2019
26 November 2020
https://cot.food.gov.uk/COTCOMCOCAnnualReport2019
COT
葉酸の耐容上限摂取量(TUL)、乳幼児の食事中の汚染物質によるリスクの可能性についての包括的声明、子どもと青少年の食事中の「エネルギードリンク」によるリスクの可能性についての声明、乳幼児の食事中のマンガンの健康影響についての声明、リン酸ベースの難燃剤と神経発達毒性の可能性についての声明、EFSAのフタル酸への意見、リスク評価における疫学と毒性学的根拠の統合と合成についてのワーキンググループ、他に進行中の作業として乳幼児の食事中の化学物質リスク、生体異物の腸内細菌叢への影響、マイクロプラスチック暴露のリスクの可能性、ターメリックサプリメントの肝毒性、内分泌攪乱物質のリスク評価、電子タバコの毒性学的リスク、化学物質リスク評価におけるPBPKモデリング、1-5才の子どもの植物ベースの飲料レビュー、環境健康安全性代替試験戦略、ダイオキシンとダイオキシン様PCB
COM
COMガイダンスシリーズ更新、ToxTracker、食品添加物としてのアゾジカルボンアミドの使用によるヒト健康リスク、カンナビジオールの遺伝毒性レビュー、パツリンの遺伝毒性レビュー、ホライゾンスキャンニング
COC
化学発がん再考、論文発表:実験的および汎がんゲノム解析がヒト発がんにアクリルアミド暴露が広く寄与していることを明らかに、非遺伝毒性発がん物物質と試験と評価についてのOECD統合アプローチ(IATA)更新、ToxTracker、電子タバコの毒性学的リスク-発がん性について更新、ホライゾンスキャンニング
[COT]合同専門家委員会
Joint Expert Groups
27 November 2020
https://cot.food.gov.uk/jointexpertgroups
3つの合同専門家委員会(動物飼料と飼料添加物(AFFAJEG)、添加物酵素その他規制対象製品(AERJEG)、食品接触物質(FCMJEG))の委員発表
[COT]2020年12月1日の会合の議題とペーパー
COT Meeting: 1st December 2020
https://cot.food.gov.uk/COTMeeting1stDecember2020
・ダイオキシンTDIのレビュー
9月にEFSAのTDI設定の根拠を見なおす必要があると結論したが、リソースが限られていることなどからアプローチの仕方を検討していた。10月の会議で明確な科学的質問を作る必要があるとされ小グループで詳細な議論を行うことになった。そこで提案されたのは生殖系、特に男性生殖系パラメーターに的を絞った系統的レビュー等。
・マイクロプラスチック暴露によるリスクの可能性についての包括的声明案
・電子タバコのニコチン
・EFSAの食品中パーフルオロアルキル物質に関する意見への声明案
PODの設定に使われた根拠は十分ではなく、ワクチン応答低下の病理学的帰結は不明である。この影響がTWIとどう関係するのか不明である。2020年3月にEFSAがパブリックコメントを求めたときのTWIは8 µg/kg bw per weekだったのに発表された意見は4.4µg/kg bw per weekだった。
・カンナビジオールの吸入暴露に関連する有害影響の可能性
[Codex]CCNASWPがパンデミック中のコーデックス戦略計画実施に対応する
CCNASWP addressing implementation of the Codex Strategic Plan during the pandemic
26/11/2020
http://www.fao.org/fao-who-codexalimentarius/news-and-events/news-details/en/c/1333426/
[ASA]セルフケア広告に注意
Taking care with ads for self-care
CAP News 26 Nov 2020
https://www.asa.org.uk/news/taking-care-with-ads-for-self-care.html
セルフケアとは個人が自分自身のために健康や福祉やウェルネスを守り、改善しようとして行う行動のことを指す。現在進行中のパンデミックのため、今年は全ての人にとって相当な困難がありおそらくセルフケアはかつてなく重要であろう。
マーケティングの視点からは、「セルフケア」は食品やサプリメント、体重管理製品や大体医療法を含む治療用品、OTC医薬品や医療機器などの多様な製品やサービスを含む。ここにそれらの宣伝の祭に考慮する必要のあることを示す。
・食品と食品サプリメント
健康と福祉にはバランスのとれた食生活が重要だが、食品や飲料やサプリメントの宣伝業者は食品と健康との関連を示唆する広告文言を制限する特別な規則があることに注意すべきである。CAPの助言はこの規則とEU規制について概要を説明している。
パンデミック中には特に注意が必要で、ASAはビタミンサプリメントが免疫機能を強化できウイルス対策になる可能性があると示唆した広告は違反と判断している。我々のこれまでの記事で免疫系に言及した食品広告のリスクについて、特にCOVID-19パンデミックの文脈で、議論している。
・医薬品と医療機器
・体重管理と痩身用製品
[WHO]全ての運動がより良い健康にプラスになる-WHOがいう
Every move counts towards better health – says WHO
25 November 2020
https://www.who.int/news/item/25-11-2020-every-move-counts-towards-better-health-says-who
新しい、運動と座りがちな行動についてのWHOガイドライン発表。全ての年齢の全ての人が活動的になれ、あらゆる種類の動きがプラスになることを強調。
(ステイホームと同じ口で言うことに疑問は感じないのだろうか)
論文
-日本からのエビデンス:HPV予防接種は高悪性度子宮頸病変予防に有効
IARC
Evidence from Japan: HPV vaccination is effective against high-grade cervical lesions
25 November 2020
BMC Infectious DiseasesにIARCと日本の共同研究者により発表された新しい研究がHPVワクチンは若い女性の子宮頸前がん病変リスクを有意に低くしたことを報告。
2015年4月から2017年3月の間に子宮頸がん検診を受けた20-29才の女性37000人以上のデータ。このうち12-16才でHPVワクチン接種済みは11%。子宮頸部上皮内がんグレード2以上に対するワクチンの有効性は76%、グレード3以上に対しては91%。
-がん予防のための携帯電話メッセージのカバー率と受容性:ラテンアメリカの国での集団ベースの研究
IARC
Coverage and acceptability of mobile phone messages for cancer prevention: a population-based study in a Latin American country
23 November 2020
Journal of Cancer Educationに発表されたコロンビアでの予備的研究。SMS、ボイスメッセージ、ウェブページなどの情報を、受容できると答える人は多いが実際に参加し読んだり聞いたりする人は少ない
-ドイツの研究者が世界最大の既知植物種リストを編集
German researchers compile world's largest inventory of known plant species
26-NOV-2020
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-11/gcfi-grc112420.php
維管束植物のライプツィヒカタログThe Leipzig Catalogue of Vascular Plants (LCVP)は1,315,562の学名を含む。Scientific Dataに発表
-肥満は個人だけの責任ではない
Obesity is not only the individual's responsibility
25-NOV-2020
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-11/ku-oin112520.php
PLOS ONEに発表された神戸大学大学院医学研究科による神戸市民調査の結果
2018年の2万人の市民調査に回答した5425人のデータから、女性においては社会経済的背景と肥満に関連があるが男性では関連はなかった。回答者のうち男性の27.2%が肥満で女性は10%
(タイトルがおかしい。女性の10%だから単純計算で5%の問題をメインであるかのようにして欧米の主流派の主張に寄せている)
-鉄の点滴はアフリカの地方の貧血治療に有効であることが証明された
Iron infusion proves effective to treat anaemia in Rural Africa
25-NOV-2020
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-11/stap-iip112520.php
The Lancet Global Healthに発表された第三相臨床試験。Bagamoyo と Dar es Salaamの分娩後の女性に経口鉄錠剤あるいは鉄点滴を与えた。6週間後のヘモグロリン量の正常化は点滴で81%、経口錠剤で51%。さらに点滴群は1年後もヘモグロビンは改善が続いていた
その他
-SMC UK
クリスマスの制限緩和にさらなる専門家コメント
more expert comment on lifting of restrictions over Christmas
NOVEMBER 25, 2020
https://www.sciencemediacentre.org/more-expert-comment-on-lifting-of-restrictions-over-christmas/
ジャーナリストからの質問が多かったためさらに追加
6人。
(ニュアンスの異なる意見。感染増加は避けられないとは思っているようだ。英国の状況であっても脅迫的言い方は避けている模様。このへんのコミュニケーションは難しい。世界中で試されているのは「専門家」も。)
-Natureニュース
アイスランドは如何にしてCOVIDを科学で叩いたか
How Iceland hammered COVID with science
25 NOVEMBER 2020 Megan Scudellari
https://www.nature.com/articles/d41586-020-03284-3
この小さな島国はコロナウイルスの封じ込めと研究のために膨大な科学を投入した。何を学んだかを示す
(ヒトゲノム解析を行っていた企業deCODEジェネティクス社が最前線で活躍。もともとアイスランドは国民のゲノム解析で有名。ある意味国民の遺伝子情報が国の資源となっていた。他の国の参考にはなりにくいのでは)
-Scienceニュース
世界がCOVID-19ワクチンを推進する中、中国は友達を作り協定を結ぶことを目指す
With global push for COVID-19 vaccines, China aims to win friends and cut deals
By Jon Cohen Nov. 25, 2020
世界で初めてCOVID-19ワクチンを受けた人々は臨床試験の一環ではなかった。この歴史的イベントはテレビや新聞で報道されることはなく企業が声明を発表することもなかった。
2月29日に中国軍の准将であるウイルス学者Chen Weiと6人の軍の科学者が実験的COVID-19ワクチンを接種された
(以下中国のワクチンに関する長い記事。途上国と国内の一般人は中国の古典的技術による不活化ワクチン等を使い、先進国と中国富裕層は洗練された最新技術を使った欧米製薬企業のワクチンを使うことになるかもという記事。)
-インドはCOVID-19ワクチン試験にもっと透明性が必要、批判者が言う
India needs more transparency in its COVID-19 vaccine trials, critics say
By Shreya Dasgupta Nov. 25, 2020