2021-11-15

[EFSA]意見等

-新規食品としての塩化ニコチンアミドリボシドの使用拡大

Extension of use of nicotinamide riboside chloride as a novel food pursuant to Regulation (EU) 2015/2283

EFSA Journal 2021;19(11):6843  12 November 2021

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6843

(科学的意見)

欧州委員会からの要請を受けて、栄養・新規食品及び食物アレルゲンに関するEFSAのパネル(NDA)は、EU規則に従って新規食品(NF)ニコチンアミドリボシド塩化物 (NRC)の使用拡大の安全性に関する意見を出すよう求められた。この評価では、一般人に最大300 mg/日の量で「食事代替製品」と「栄養ドリンクミックス」の、成人に最大500 mg/日の量で特別医療目的用食品(FSMP) と体重管理用総食事代替品(TDRWC) (EU規則No 609/2013により)のNRCの使用を扱う。安全性評価に関連するラットの90日間経口投与毒性試験のデータにベンチマーク用量モデリングが実施された。乳児のニコチンアミドの耐用上限摂取量(UL)がないことや、乳児の推定摂取量とモデルで推定されたベンチマーク用量(BMDL05)の信頼下限値との間の狭い暴露マージンを考慮して、パネルは、提案した使用条件で「食事代替製品」や「栄養ドリンクミックス」でこのNFの使用の安全性は確率されていないと結論した。FSMPとTDRWCに提案された最大使用量は、成人のニコチンアミドの現在のUL 900 mg/日より少ない 210 mg ニコチンアミド/日の摂取量に相当する。パネルは、このNFはFSMP と TDRWCで使用する純粋なニコチンアミドと同様に安全だと考えた。だがパネルは、生理学的必要量より相当多い量でニコチンアミド(またはその前駆体)を摂取すると、経路によっては有害影響を起こす可能性があると示す実験データに留意した。パネルは、更なる調査が必要で、ニコチンアミドのULの再評価が必要かもしれないと考えた。

 

-香料グループ評価414 (FGE.414)に関する科学的意見:2‐ヒドロキシ‐4‐メトキシベンズアルデヒド

Scientific opinion on flavouring group evaluation 414 (FGE.414): 2‐hydroxy‐4‐methoxybenzaldehyde

EFSA Journal 2021;19(11):6883  11 November 2021

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6883

(科学的意見)

食品添加物及び香料に関するEFSAのパネル(FAF)は、EC規則No 1331/2008に従って、新しい香料物質として2‐ヒドロキシ‐4‐メトキシベンズアルデヒド[FL‐no: 05.229]の安全性を評価するよう要請された。2‐ヒドロキシ‐4‐メトキシベンズアルデヒドは化学グループ23に属し(EC規則 No 1565/2000)、FGE.52及び FGE.20Rev4で評価されたヒドロキシ-及びアルコキシ-環置換ベンジル誘導体に構造的に関連している。パネルは、食品中や食品上に使用される香料リスク評価に必要なデータについてのEFSAのガイダンスによると、グループベースのアプローチでこの候補物質を評価するのに構造的/代謝的類似性は十分だと考えた。 [FL‐no: 05.229]の製造工程、組成、安定性について提出された情報は十分だと考えられた。この物質で実施した研究から、パネルは遺伝毒性に関する懸念はないと結論した。代謝の可能性のQSAR評価に基づき、また構造的に関連する物質からの情報に基づき、様々な代謝ルートが予想されるが、無害な代謝物が形成されるだけである。

[FL‐no: 05.229]の暴露推定量(子どもと成人それぞれ24 と60 μg/人/日)は、その構造学的クラス(I)の毒性学的懸念値(TTC)未満だった。その結果、毒性研究は必要なく、パネルは、2‐ヒドロキシ‐4‐メトキシベンズアルデヒドは意図した使用と使用量で香料物質として使用する際に安全上の懸念はないと、手順のステップA3で結論した。2‐ヒドロキシ‐4‐メトキシベンズアルデヒドと3つの構造的に関連する物質の累積暴露推定量(成人と子どもにそれぞれ2.4 と6.2 mg/kg 体重 (bw) /日)は構造クラスIのTTC以上だが、これらの構造的に関連する物質の1つであるバニリンのADI(許容一日摂取量) 0‐10 mg/kg bw /日未満である。そのため、これらの4物質[FL‐no: 05.015, 05.018, 05.229 and 09.749]の累積暴露も安全上の懸念を生じない。

 

-アシュラムの農薬リスク評価ピアレビュー更新(異型はアシュラムナトリウムとして評価)

Updated peer review of the pesticide risk assessment of the active substance asulam (variant evaluated asulam‐sodium)

EFSA Journal 2021;19(11):6921 11 November 2021

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6921

(農薬の結論)

情報不足と懸念が確認された。非化学的手段を含む他の入手可能な方法で阻止できない植物の健康への重大な危険を管理する除草剤としてのアシュラムナトリウムの必要性に関するデータの評価も示された。

 

[EU]RASFF2021(1107-1113)

警報通知(Alert Notifications)

ブラジル産オランダ経由マンゴーのホルメタネート、ドイツ産原料ハンガリー産有機亜麻仁ミールのアフラトキシン及びトロパンアルカロイド、フランス産有機トウモロコシ粉のトロパンアルカロイド、ドイツ産食品サプリメントのTHC、中国産台所用品からの一級芳香族アミンの溶出、エジプト産ポーランド経由乾燥バジルのクロロタロニル、フランス産抹茶入りリカバリードリンクの水銀、ポーランド産食品サプリメントのエチレンオキシド、ポルトガル産食品サプリメントのタダラフィル、

注意喚起情報(information for attention)

ロシア産冷凍セイヨウダラのヒ素、南アフリカ産オレンジのプロピコナゾール、スペイン産解凍メカジキの水銀、タイ産コリアンダーの葉のクロルピリホス高含有、エクアドル産有機ココアパウダーのカドミウム高含有、モロッコ産オレンジのイマザリル、英国産冷凍ニシイワシのヒスタミン、エジプト産マンダリンのジメトエートのMRL超過、イタリア産ネクタリンのクロルピリホスのMRL超過、ドイツ産食品サプリメントの2-クロロエタノール、スリランカ産有機シナモンのエチレンオキシド、トルコ産生鮮レモンのクロルピリホス、

通関拒否通知(Border Rejections)

トルコ産マンダリンのフェンバレレート、トルコ産マンダリンのクロルピリホス(複数あり)、トルコ産乾燥イチジクのアフラトキシン(複数あり)、エクアドル産ドラゴンフルーツのジメトエート及びオメトエート、ウクライナ産インスタント麺スープのエチレンオキシド、米国産飼料用ピーナッツのアフラトキシン、エジプト産ピーナッツのアフラトキシン、トルコ産殻付きピスタチオのアフラトキシン(複数あり)、トルコ産煎った塩味ピスタチオのアフラトキシン、トルコ産マンダリンのプロクロラズ、パキスタン産チャプリケバブ用スパイスミックスのアフラトキシンB1、

 

[MFDS]日本産輸入食品の放射能検査の結果

輸入検査管理課

2021.10.29〜2021.11.4

https://www.mfds.go.kr/brd/m_100/view.do?seq=43231

2021.10.22〜2021.10.28

https://www.mfds.go.kr/brd/m_100/view.do?seq=43229

 

[MFDS]さらに便利で新しくなった「私の手の中」アプリをご覧下さい

統合食品データ企画課 2021-11-08             

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=45901

□ 食品医薬品安全処はスマートフォンでも便利に食品情報を確認できるように、新しく改編した食品安全情報アプリケーション(アプリ)「私の手の中」サービスを11月8日からリリースする。

○ 「私の手の中」はスマートフォンを活用して、いつでもどこでも国内製造・輸入食品や業者の検索はもちろん、不正・不良食品を申告できるように開発された。

○ 今回の改編は、国民認識調査の結果などを反映して、日常生活で安全な食品を選択する助けになるように消費者関心コンテンツを追加して、アプリの性能と使用者利便性を高めた。

○ 主な改編内容は、▲健康機能食品と有害物質情報追加新設、▲国内・輸入食品や業者情報などを使用者中心に利便性改善(デザイン、検索項目・速度、地図表示など)などである。

○ (健康機能食品)健康機能食品の機能性情報と原料・製品データを連携して、人体図の神経系、消化・代謝系などアイコンを選択すると、機能性原料情報と関連製品の詳細情報を一度に確認できる。

○ (有害物質)最近、消費者の関心が高まった生活中の有害物質と関連した暴露要因、検出量、人体への影響、安全管理基準、生活中の予防法などをe-bookで手軽に提供する。

○ (国内食品)製品名の検索またはバーコードを撮影すると、賞味期限、回収・販売中止かどうかが表示され、テーマ別検索でHACCP製品と高熱量・低栄養食品のみを別々に検索できる。

○ (輸入食品)製品名で検索すると、輸入申告された製品かどうかとともに、製造(輸出)国、海外製造業所、賞味期限などを簡単に確認できる。

○ (食品業者)業者名検索でHACCP・GMP業者かどうか、行政処分の有無を確認でき、特に飲食店の場合には飲食店衛生等級業者、ナトリウム低減実践飲食店情報も知ることができる。

○ (その他)「卵情報」では、産卵日、生産者情報、飼育環境などを確認でき、また「消費者報告1399」を選択すると、不正・不良食品疑い製品をすぐに報告することが可能。

<添付>

1.食品安全情報必須アプリ「私の手の中」利用方法(カードニュース)

2.食品安全情報必須アプリ「私の手の中」イベント画面

 

[MFDS]コーヒー専門店でもカフェイン含有量を確認して選択してください

食品表示広告政策課 2021-11-05

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=45893

□ 食品医薬品安全処は、コーヒー専門店*などで販売する高カフェイン食品(コーヒー、茶類)のカフェイン含有量、注意事項表示方法などを用意することを主な内容とする「食品等の表示基準」一部改正案を11月5日改正・告示する。

* 店舗数100以上のフランチャイズ型食品接客店(コーヒー、製菓・製パンなど)

□ 主な内容は、▲店舗数100以上のフランチャイズ型食品接客店で調理・販売するコーヒー・茶類のカフェイン表示基準を用意、▲「砂糖無添加」、「無加糖」表示可能要件の変更、▲非アルコール食品の表示可読性の向上、▲給食用即席摂取食品の表示事項を書類形式で提供許容、▲透明包装された自然状態食品の内容量表示免除、▲卵殻表示義務者拡大など。

<消費者情報提供強化>

○ 高カフェイン摂取による副作用を予防するために、コーヒー専門店などで調理・販売される食品(コーヒー・茶類*)の総カフェイン含有量と注意事項**を自律的に表示・案内できる基準を新設した。

* 1 mL当たりカフェインを0.15 mg以上含有した液体食品中のコーヒー・茶類

** 高カフェイン含有表示、子供・妊婦・カフェイン敏感者のための注意事項表示

○ 消費者に正しい情報を提供して選択権を確保し、表示基準の国際調和*のために「砂糖無添加」、「無加糖」の表示基準を改正した。

* (国内)「無糖」と「砂糖無添加」・「無加糖」基準が同じ(糖類0.5 g / 100 g未満)、(外国)Codex、ヨーロッパ、アメリカ、日本などでは「無砂糖」(糖類0.5 g / 100 g未満)と「砂糖無添加」・「無加糖」(糖類、糖類が入った原料などを添加していない場合)基準を別々に運営

- 現在、「無糖」、「砂糖無添加」、「無加糖」表示は、食品製造時に糖類を使用せず、製造工程中の含有量を低くして、最終製品の含有量が糖類0.5 g / 100 g 未満の場合に表示することができる。今後は、「砂糖無添加」、「無加糖」表示*は、食品製造時に糖類などを使用せずに、食品自体の糖含有量が高くならないように製造する場合にのみ表示**できるようになる。

* 「無糖」の基準は従前と同じ

** ①糖類、②糖類を含む原料(ジャム)、③糖類代替原料(果物濃縮液)の使用禁止及び、④酵素分解などで食品自体の糖含有量が高くならない場合、表示許容

以下略

<貼付> 「食品等の表示基準」主な改正内容

 

[MFDS]第5次、子供の食生活安全管理総合計画(‘22~’24年)を発表

食生活栄養安全政策課2021-11-04

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=45888

□ 食品医薬品安全処は子供たちが正しい食生活習慣を持って健康に成長できるように、今後3年(’22~’24)の政策方向を含む、「第5次、子供食生活安全管理総合計画」を発表した。

○ 総合計画は「子供食生活安全管理特別法」により、3年ごとに関係部署と協議して作成する。

- 第5次総合計画の主な内容は、①健康な食生活環境づくり、②安全で栄養のある子供給食を提供、③子供の成長過程別オーダーメード型支援の多様化、④データ基盤政策推進の構築である。

 

①健康的な子供の食生活環境をつくる

○第一に、子供のメディア使用状況と環境変化に合わせて、子供が主に視聴するテレビ放送やYouTubeなどで高熱量・低栄養食品の広告規制を改善する。

○第二に、低塩・抵糖食品などの製造・販売を活性化して、子どもが健康的な食品を選択できる環境を拡大する。

○第三に、子供の生活空間の食品安全管理を強化する。

 

②全ての子供に安全で栄養のある給食を提供する

○最初に、全国すべての市、郡、地区内の子供給食管理支援センター(234施設)が設置されることにより、全ての小規模子供給食所が衛生・栄養管理の支援を受ける「子供給食管理支援センター(以下、地域センター)2.0時代」に飛躍する。

○第二に、子供給食所に対する食中毒予防管理を強化する。

○第三に、子供に栄養価の高いオーダーメード型給食の提供を支援する。

 

③子供の成長過程によりオーダーメード型食生活プログラムを多様に支援する。

○最初に、幼児から青少年まで年齢別特性に合わせた食生活教育プログラムを支援する。

○第二に、正しい食習慣と健康の価値を体験できるように、体験型・オンライン教育を拡大する。

○第三に、栄養不均衡が懸念される子供を訪ねて、現場教育を拡大。推進する。

 

④食品栄養情報などをビッグデータとして構築して、規制科学政策基盤を用意する。

○第一に、食品栄養成分データを収集・標準化して、データに基づいた子供食生活政策の方針を推進する。

○第二に、民間も健康的な食生活環境づくりに参加できる基盤を用意する。

○第三に、子供食生活政策優秀事例共有など海外交流を拡大して、自治体・両親・青少年が参加する「健康・安全食生活実践キャンペーン」や、青少年団体などと連携した参加型プログラムを運営する。

 

輸入食品情報、今すぐ写真で簡単に確認してください

[MFDS]デジタル輸入安全企画課 2021-11-01

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=45877

□ 食品医薬品安全処は、これまで輸入申告リストを中心に提供されていた輸入食品情報を、製品写真画像と安全情報を一緒に提供するなど、より使用者に優しい方法で輸入食品情報床サービスを改善して提供する。

* 輸入食品情報床(impfood.mfds.go.kr):輸入食品検索、不適合輸入食品情報、輸入禁止現況、統計資料など輸入食品関連情報を提供する輸入食品安全情報ポータルサイト

<添付>

1.「輸入食品フォトギャラリー」の利用方法

2.「輸入食品統計サービス」の利用方法

  1. 使用者オーダーメード型情報サービスの活用事例

 

[MFDS]秋季珍味のエビ、正しく知っておいしく召し上がってください!

農水産物安全政策課 2021-11-01

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=45876

□ 食品医薬品安全処は、秋の珍味として人気があるエビを購入する時に、「天然コウライエビ」と「養殖バナメイエビ」を正確に区別できる方法を案内する。

○ コウライエビとバナメイエビは、味は似ているが、比較的安いバナメイエビを高く購入する事例があり注意が必要である。

*コウライエビとバナメイエビの価格は2〜3倍違いがある

□ エビを選ぶときは、エビの皮が硬いか、体が透明でツヤがあるかを確認し、鮮度を確認して額角・足・尻尾色など、いくつかの特徴を見てコウライエビとバナメイエビを区別する。

○ まず、コウライエビとバナメイエビを最も簡単に区別する方法は、尻尾の色を確認することで、コウライエビの尻尾は緑色を帯びており、バナメイエビの尻尾は赤色を帯びている。

- 参考に、尻尾の色が濁ったり、ぼやけている場合は新鮮ではないという証拠なので、エビの尻尾の色を慎重に見て新鮮なものを選ぶようにする。

○ 第二に、鞭と呼ばれるひげと触覚でも区別できる。

- コウライエビのひげは自分の体長の2~3倍程度で、バナメイエビよりも長く、飲食店で調理されたエビがコウライエビかバナメイエビであるかを区別する方法として役に立つ。

- また、ひげと誤解することがあるエビの鼻の先端の触覚でも区別することができ、バナメイエビはとても短いが、コウライエビはひげに見えるほど長い。

○ 第三に、一般的に知られているエビの足色と額角の長さでも区別できる。

- バナメイエビは名称(whiteleg shrimp)からわかるように足が透明なような白色で、コウライエビは赤色を帯びている違いがある。熱するとバナメイエビとコウライエビとも赤く*変化するので区別が容易ではない。

* エビなどの甲殻類は「アスタキサンチン」という色素タンパク質のために熟すと赤く変わる

- バナメイエビの額角の長さは鼻先より短いが、コウライエビの額角は鼻先より長く先に出ており目で識別が可能だが、額角は漁獲または流通中に毀損される可能性があり区別基準として制限がある。

○第四に、天然産コウライエビは捕獲されて数分で死んでしまうため、水産市場などで生きているコウライエビに接しにくいので、水槽中で生きているエビはバナメイエビである可能性が高い。

□ 食薬処は今後も識別が難しい類似魚種による消費者被害を防ぐために、魚種の真偽の有無を判別する形態学的判別法*と遺伝子分析方法などを開発して、消費者と関連業界に持続的に公開するよう努める。

* 形態学的判別法:目で確認できる特徴で種類を区別する方法

<添付> コウライエビとバナメイエビのポスター

 

[FSANZ]食品基準通知

Notification Circular 178-21

15 November 2021

https://www.foodstandards.gov.au/code/changes/circulars/Pages/Notification%20Circular%20178-21.aspx

新規申請と提案

・加工助剤としてのMalbranchea cinnamomea由来セリンエンドペプチダーゼ遺伝子を含む組換えTrichoderma reesei系統由来セリンエンドペプチダーゼ

・加工助剤としての組換えTrichoderma reesei由来キモシン

 

[FDA]ゼロに向かって行動計画:有害元素暴露の影響と異なる重要な発達段階での栄養

Closer to Zero Action Plan: Impacts of Toxic Element Exposure and Nutrition at Different Crucial Developmental Stages

NOVEMBER 18, 2021

https://www.fda.gov/food/workshops-meetings-webinars-food-and-dietary-supplements/closer-zero-action-plan-impacts-toxic-element-exposure-and-nutrition-different-crucial-developmental

会合の議題と資料掲載

(スピーカーとパネリスト18人中14人が女性)

 

その他

-我々がHPVワクチンから学べること

What we can learn from the HPV vaccine

Christopher Labos MD, MSc | 12 Nov 2021

https://www.mcgill.ca/oss/article/health-and-nutrition/what-we-can-learn-hpv-vaccine

子宮頸がんは女性の最もよくある恐ろしいがんのひとつであったことを覚えておくのは時に難しい

HPVワクチンは1995年以降に生まれた女性から子宮頸がんをほぼ根絶した。

(中略)

残念ながらワクチンにはしばしば抵抗がありリスクを誇大に主張するニュースは役に立たない。HPVワクチンの危険性に関する今や悪名高いToronto Starの見出しは、新聞社が膨大なデータがあるのにそれを知らせなかったことを認めて取り下げざるを得なくなった。私は科学的に証明されたワクチンを広範に使うよう主張し続ける、なぜなら多くの人がワクチンを接種すれば病気になる人が減るのだから。シンプルなことだ。

(Toronto Starの報道の問題は2015年のこと、ワクチン接種した女性が害を被ったという「体験談」を報道し、批判により二週間で取り下げ。一方日本では…結局それが「ほぼ根絶」との違いを生んだ。情報は命を奪う力がある。)

 

-LANCETエディトリアル

インスリン100年:技術的成功、アクセスの失敗

100 years of insulin: a technical success but an access failure

THE LANCET Vol.398 | Number 10313 | Nov 13, 2021 P1777,

1921年にインスリンを単離、そして1922年にトロントで糖尿病による昏睡中の14才の少年に投与したことが画期的な科学と臨床の成果であった。しかしいまだに世界中でインスリンが入手可能になっていないのは政策と実行の失敗である。

この号はインスリン特集