[FSA]プレスリリース
-FSAは消費者を保護するための新たな輸入規制の提案を歓迎する
Food Standards Agency welcomes proposals for new import controls to protect consumers
5 April 2023
Border Target Operating Model(BTOM)の提案が発表された。これは、英国への輸入食品及び飼料製品に関する新しいグローバルな規制管理である。
-FSAはイングランド、ウェールズ、北アイルランドにおける近代化された食品衛生提供モデルの開発に関する協議を開始する
FSA launches consultation on developing a modernised food hygiene delivery model in England, Wales and Northern Ireland
3 April 2023
英国食品基準庁(FSA)は食品衛生評価制度(FHRS)を引き続き運用し、消費者の信頼を維持する近代化された食品衛生提供モデル(FHDM)の開発について、12週間意見を募集する。
[FDA]ニュース
-着色添加物認証に関する報告:2023会計年度第2四半期、1月1日-3月31日
Report on the Certification of Color Additives: 2nd Quarter, Fiscal Year 2023, January 1-March 31
04/03/2023
-FDA-SENASICA-Cofepris食品安全パートナーシップ
FDA-SENASICA-Cofepris Food Safety Partnership
04/03/2023
米国食品医薬品局(FDA)とメキシコの規制当局は、食品安全パートナーシップ(FSP)の合同運営委員会を開催し、4つの技術ワーキンググループで達成された食品安全の成果について議論した。
[FDA]警告文書
-Aspire Pharmaceuticals, Inc.
NOVEMBER 22, 2022
ダイエタリーサプリメントのCGMP違反、製造、包装、表示、保管、不純品の問題。
[ヘルスカナダ]リコール
-子ども用ジュエリーセット3製品Hot Focus Petite Boutique Tie-Dye Butterfly、Rainbow及びGlow in the Darkは、カドミウムが許容基準を超過したためリコール
Hot Focus Petite Boutique Tie-Dye Butterfly, Rainbow and Glow in the Dark children’s jewellery sets recalled due cadmium in excess of allowable limits
2023-04-04
カナダ消費者製品安全法の子ども用ジュエリー規則では、主に15歳未満の子ども用で、4.45 N以下の力を加えたときにジュエリーが小部品シリンダーに収まる場合、130 mg/kg以上の総カドミウムを含むものを輸入、宣伝、販売することは違法である。
-Kool Charmz Colours Strawberry、Heart & Arrow、及びAppleの子ども用付け替え可能なチャームは、鉛が許容基準を超過したためリコール
Kool Charmz Colours Strawberry, Heart & Arrow, and Apple Interchangeable charm recalled due to lead in excess of allowable limits
2023-04-04
カナダ消費者製品安全法の子ども用ジュエリー規則では、主に15歳未満の子ども用で、総鉛含有量が90 mg/kgを超える製品を輸入、宣伝、販売することは違法である。
-Noon & Night (N&N) Nitecaps:未承認の製品
Noon & Night (N&N) Nitecaps: unauthorized product
2023-04-04
https://recalls-rappels.canada.ca/en/alert-recall/noon-night-nn-nitecaps-unauthorized-product
カナダの市販認可なく販売されている製品のためリコール。成分にCBD(カンナビジオール)20 mgやメラトニン3 mgを含む。
[ヘルスカナダ]助言
-未承認の性的強化製品は深刻な健康被害をもたらす可能性がある
Unauthorized sexual enhancement products may pose serious health risks
2023-04-05
ヘルスカナダは深刻な健康上のリスクをもたらす可能性のある未承認の性的強化製品について助言する。対象製品の一覧及び製品写真あり。製品にシルデナフィル、タダラフィル、ヨヒンビンを含む。
-未承認の小林アイボン洗眼液とサンテFXネオがOceanbuyから押収され、深刻な健康リスクをもたらす可能性があるため、ウェブサイトから削除された
Unauthorized Kobayashi Eyebon Eye Wash and Sante FX Neo seized from Oceanbuy store and removed from website because it may pose serious health risks
2023-04-03
ヘルスカナダは未承認の製品、小林アイボン洗眼液とサンテFXネオについて消費者に注意を呼び掛ける。成分にアミノカプロン酸とネオスチグミンメチル硫酸塩が含まれている。
[HK]食品中のヨウ素
Iodine In Food
22 Mar 2023
https://www.cfs.gov.hk/english/programme/programme_fii/programme_fii.html
食品中のヨウ素に関する情報提供。
[NASEM]ヒト健康に影響する薬剤耐性真菌発達への植物農業実務の役割 ワークショップの概要
The Role of Plant Agricultural Practices on Development of Antimicrobial Resistant Fungi Affecting Human Health
Proceedings of a Workshop Series
(2023)
農業での抗真菌薬の使用と抗真菌剤耐性の関連、そのヒト健康への影響についてはわからないことがある。NASEMは2022年6月に標題のワークショップシリーズを開催した。その概要。
Nature Volume 616 Issue 7955, 6 April 2023
表紙はTumour promotion
1947年にIsaac Berenblumががんの発生は二段階のプロセスで、最初は健康な細胞に突然変異が入り、二番目に組織の炎症を介して腫瘍が増殖する、と提案した。今週号でCharles Swantonらが非小細胞肺がんのプロモーチョンにおける微小粒子の役割を研究し、Berenblumのモデルを確認した
-Natureニュース
大気汚染がどうして肺がんを誘発するか-DNAを傷害せずに
How air pollution causes lung cancer — without harming DNA
05 April 2023 Heidi Ledford
https://www.nature.com/articles/d41586-023-00989-z
マウスの研究は腫瘍の増殖が遺伝子突然変異より微小粒子による炎症で引き金をひかれることを示唆
Natureに発表された研究
大気汚染は世界中で肺腺がんによるものを含み何百万人もの人を死亡させているが、大気汚染による発がんメカニズムを調べるのは困難だった。メカニズムを知るため、Charles Swantonらは英国、カナダ、韓国、台湾の環境と疫学データを探り、タバコの煙の影響を減らすためにEGFR遺伝子変異のある肺がんに焦点を絞った。これら変異は喫煙者より非喫煙者の肺がんで多い。
研究チームはEGFR遺伝子変異のある肺がんは直径2.5マイクロメートル以下の粒子を吸収する大気汚染暴露と関連することを発見した。これら粒子は内燃エンジン、石炭火力発電所、木の燃焼で放出される。さらに研究チームはヒトがん関連EGFR遺伝子変異をもつ実験用マウスを作成し、大気汚染中にあるものと類似の粒子に暴露させたところ暴露のない対照群マウスより肺腫瘍ができる可能性が高かった。しかし肺がん発症率が高いにも関わらず、マウスの肺細胞の突然変異の数は増えなかった。そのかわり粒子曝露後数週間持続する炎症反応がみられた。
これらのことから大気汚染は加齢に伴って蓄積した既にDNA変異のある細胞の増殖を促すことを示唆する
Lung adenocarcinoma promotion by air pollutants
William Hill et al.,
Nature volume 616, pages159–167 (2023)
-Nature NEWS AND VIEWS
魚に関する政策決定を改善するために食卓にブルーフードを
Blue foods brought to the table to improve fish-policy decisions
Nanna Roos
https://www.nature.com/articles/d41586-023-00851-2
魚の多い食生活のベネフィットは何?栄養や健康だけではなく環境や経済や持続可能性にとっても。新しい枠組みが国や世界規模で利益とトレードオフを評価する枠組みを提供する
ブルーフード評価Blue Food Assessment (BFA)イニシアチブ(https://bluefood.earth/)の研究紹介
Four ways blue foods can help achieve food system ambitions across nations
Nature volume 616, pages104–112 (2023)
https://www.nature.com/articles/s41586-023-05737-x
オープンアクセス