[FDA]FDAは植物ベースの乳代替品のラベル表示に関するガイダンス案について意見募集を再開する
FDA Reopens Comment Period for the Draft Guidance on Labeling of Plant-Based Milk Alternatives
April 28, 2023
米国食品医薬品局(FDA)はガイダンス案:Labeling of Plant-Based Milk Alternatives and Voluntary Nutrient Statements: Guidance for Industryに関するコメントの受付を再度開始する。2023年7月31日まで。
[FDA]リコール
-Del Magueyは、健康リスクの可能性があるため、「Copitas」と呼ばれるメスカルを飲むために使用する販促用陶器カップの自主的リコールを発表する
Del Maguey Issues Voluntary Recall of Promotional Ceramicware Cups Called ‘Copitas’ -- Used for Drinking Mezcal Because of Possible Health Risk
May 01, 2023
Del Magueyは、「Copitas」と呼ばれる伝統的にメスカル(メキシコ特産蒸留酒)を飲むために使用される小型の職人用陶器カップの一部が、溶出する鉛がFDAガイダンスレベルを超える可能性があるため、自主的リコールを行っていることを発表した。
[FDA]警告文書
-Nose Slap LLC
APRIL 24, 2023
未承認の医薬品、不正表示の問題。製品は塩化アンモニウム、炭酸ナトリウム、精油を成分とし、覚醒剤としての使用を意図している。
[ヘルスカナダ]ヘルスカナダは子どもへの食品、飲料の広告制限に関する政策更新を発表する
Health Canada publishes policy update on restricting the advertising of food and beverages to children
April 25, 2023
ヘルスカナダの新しい政策更新では、テレビとデジタルメディアの広告を始めとし、子どもに対する食品と飲料の広告を制限するアプローチを提案する。
*インフォグラフィック
以下、意見募集に関して。
[ヘルスカナダ]改定通知
-Bacillus subtilis AR-651由来のα-アミラーゼをパン、小麦粉、全粒粉及び規格外ベーカリー製品に使用できるようにするための許可食品酵素リストの改定に関する修正通知
Notice of modification to the List of Permitted Food Enzymes to enable the use of alpha-Amylase from Bacillus subtilis AR-651 in bread, flour, whole wheat flour and unstandardized bakery products
2023-04-27
ヘルスカナダは、Bacillus subtilis AR-651由来のα-アミラーゼをパン、小麦粉、全粒粉及び規格外ベーカリー製品に使用する許可を求める食品添加物申請の市場前安全性評価を完了した。食品酵素の許可リストを修正し、使用を拡大した。
[ヘルスカナダ]リコール
- Ohkiseiyaku Chewable Kefir & Osakakuma Vit Jelly:未承認の製品
Ohkiseiyaku Chewable Kefir & Osakakuma Vit Jelly: unauthorized product
2023-04-27
Ohkiseiyaku Chewable Kefir & Osakakuma Vit Jellyは小児亜群における未承認の健康製品であるため、リコール。
-3-アミノ-2-オキサゾリジノンのため、Fresh Frozen Raw Vannamei White Shrimp IQFはリコール
Fresh Frozen Raw Vannamei White Shrimp IQF recalled due to 3-amino-2-oxazolidinone
2023-04-25
製品の新鮮冷凍生バナメイ白エビは、3-アミノ-2-オキサゾリジノンのため、リコール。
-特定の牡蠣が不法な捕獲許可により、リコール
Certain Oysters recalled due to improper harvest authorization
2023-04-21
[HK]CFSは包装済みポテトチップスとエビクラッカーの栄養表示に関するターゲット調査の結果を発表する
CFS announces test results of targeted surveillance on nutrition labelling of prepackaged potato chips and shrimp crackers
Tuesday, April 25, 2023
https://www.cfs.gov.hk/english/press/20230425_10291.html
食品安全センター(CFS)は包装済みポテトチップスとエビクラッカーの栄養表示に関する食品サーベイランスプロジェクトの調査結果を発表した。調査した40サンプルのうち、7サンプルは、砂糖、ナトリウム、飽和脂肪酸、総脂肪又は炭水化物の含有量が栄養表示に記載されている値と一致していなかったが、残りの33サンプルは合格であった。
[HK]法令違反等
-マカオ市政局食品安全部よりPearl River Bridge Brand Yellow Rock Sugar (珠江橋牌黃冰糖)のマカオの基準を上回る保存料の二酸化硫黄の注意喚起についての通知
The Department of Food Safety ( 食品安全廳 ) of the Macao Municipal Affairs Bureau (IAM) (市政署) – A notice regarding an alert of Pearl River Bridge Brand Yellow Rock Sugar (珠江橋牌黃冰糖) in Macao was found to contain a preservative, sulphur dioxide, at a level which exceeds the Macao standard.
28 April 2023
https://www.cfs.gov.hk/english/rc/subject/files/20230428_1.pdf
珠江橋牌ブランドの黃冰糖(氷砂糖)に基準値超過の二酸化硫黄が検出される。
-日本厚生労働省-基準値超過のヒ素のため阿蘇の満願水のリコール通知
The Ministry of Health, Labour and Welfare of Japan – A notice regarding a recall of 株式会社みずの里瓶裝水產品(阿蘇の満願水20L、シリカ効果500ml、シリカ効果2L、快350ml、快500ml、竹林水、巡りん) in Japan due to the excessive level of arsenic.
28 April 2023
https://www.cfs.gov.hk/english/rc/subject/files/20230428_2.pdf
(https://ifas.mhlw.go.jp/faspub/_link.do?i=IO_S020502&p=RCL202300892)
- Rappel Conso of France-ピロリジジンアルカロイドのため、フランスでのAROブランドのORIGAN ENTIER(ハーブ)1KGのリコール通知
Rappel Conso of France – A notice regarding a recall of ARO brand of ORIGAN ENTIER 1KG in France due to the presence of pyrrolizidine alkaloids
28 April 2023
https://www.cfs.gov.hk/english/rc/subject/files/20230428_4.pdf
[SFA]有効なライセンスなしで営業したとして14の食品施設に対して執行措置がとられた
Enforcement action taken against 14 food establishments for operating without a valid licence
28 April 2023
シンガポール食品庁(SFA)は、有効なライセンスなしで営業している14の食品施設に対して強制措置を講じた。今後、さらに5軒の飲食店に対して、同様の違反で強制措置がとられる予定である。
[RIVM]淡水及び海洋表層水中遊離のシアン化物の環境リスク限度。水枠組み指令の方法論による水質基準の提案
Environmental risk limits for free cyanide in fresh- and marine surface water. Proposal for water quality standards according to the methodology of the Water Framework Directive
01-05-2023
本文英語
シアン化物は天然及び人工両方に由来し各種の異なる形態で存在するが最も有害な遊離のシアン化物について新たな基準を提案した。既にオランダには地表水中遊離のシアン化物の基準があり、新しい基準は同様であるがその根拠がよりしっかりした。
水1Lあたり遊離のシアン化物0.22 microgram、海水では0.044 micrograms を安全と決定した。
論文
-完全菜食の食事パターンと運動の関連-横断オンライン調査
The Association between Vegan Dietary Patterns and Physical Activity—A Cross-Sectional Online Survey
Sandra Haider et al., Nutrients 2023, 15(8), 1847
https://www.mdpi.com/2072-6643/15/8/1847
合計516人の完全菜食参加者を含むオンライン調査。ビーガンの中の異なる食事パターンを解析した。この集団の平均年齢は28.0才、菜食期間2.6年で、「利便性優先」と「健康意識高い」の二つのグループが同定された。後者の方が運動量が多い。
(20代後半で2-3年流行にはまった、程度なら菜食による健康影響はあまりないだろう。「健康意識高い」ことでいろいろやることの影響と区別できない)
-乳幼児向け超加工食品;需要と供給のダイナミクス
Ultra-processed food for infants and toddlers; dynamics of supply and demand
Elizabeth K Dunford and Barry M Popkin
Bull World Health Organ.
2023 May 1; 101(5): 358–360. Published online 2023 Apr 6.
乳児に与えるものについては母乳推進に注力されてきて母乳代用品のマーケティング制限が開発されたがその他の子ども用食品については同様の制限はなく、そのため乳幼児用に超加工ベビーフードのようなものが宣伝されている。世界的には乳児用調整乳、フォローアップミルク、加工ベビーフードの摂取量が増加していて2030年には1200億米ドルの市場規模になると予想されている。歴史的に乳幼児は加工が最小限の食品を中心に食べてきたのが超加工食品に向かうことは異常な肥満や将来の悪い健康などの健康リスクとなり将来の食の好みに影響する可能性がある。重要な変化は乳幼児用食品に加えられる砂糖の量である。WHOの砂糖摂取助言は2才以上の子どもと成人向けである。ここでは欧州のEuromonitor Internationalのデータを使って乳幼児向けのミルクとベビーフード、砂糖量の販売傾向を評価した。
(乳児用調整乳を(栄養)添加物の多い超加工食品だから健康に悪いと主張するのは間違っている。ベビーフードに砂糖を加えて甘くしているなんてことはないと思うのだが他の国ではそうなのか?離乳食は歴史的に加工が少なかったとか何言ってんだとしか。大人用より手間かけて食べられるようにしてきたよ?でもWHOはベビーフードも粉ミルク同様に規制したい。)
その他
視点:作物バイオテクノロジーに背を向ける-ドイツNGOからリークされた文書が人々を操作するための「スキャンダラス」な戦略を明らかにする
Viewpoint: Perverting the science of crop biotechnology — Leaked document from German NGO illustrates its ‘scandalous’ strategy to manipulate the public
David Zaruk | May 2, 2023
ドイツの反バイオテクノロジーNGOからリークされた文書が手に入った。私はこれは公表する価値があると思うのでドイツ語の原文と英語翻訳を公表する。
NGOの反GMOキャンペーンは科学と事実に基づくものではないことを反GMO活動家は知っている。そこで戦略を練ったのだ。この文書は反バイテクNGOがどんな人達かを明らかにする
英語翻訳
https://riskmongerdotcom.files.wordpress.com/2023/04/aurelia-english-1.pdf
GMO推進側が科学に支持され気候変動への適応のために必要だといった効果的メッセージで成功しているため、遺伝子技術への反対活動には新しい、強い物語が必要
科学やリスクではなく、できるだけスキャンダラスで大声で、我々の標的となる聴衆に聞かせなければならない。それは可能か?可能である!気候運動がうまくやった例がある。感情と価値観に訴え、人道と親近感をアピールする。
「私たちは遺伝子組換えに反対なのではない、私たちは選択の自由を求めている」と主張しよう。
ゲノム編集などの新しい技術も遺伝子組換えである!
本物の食品、地域や国の特産物が生活の質。
グローバル化学や種子企業は我々の未来に居場所はない
など
Risk-Monger(著者)がこの文書を受け取ったのは、ドイツのNGOがドイツの最後の3つの原子力発電所の閉鎖を公式に祝福している日だった。この決定によりドイツ人の1/3はエネルギー不足に困窮し化石燃料依存が急増した。しかし活動家は勝った、そして彼らエリートにとっては勝つことが全てだった。
ドイツの環境活動家は他の欧州環境NGOより過激で暴力的で愚かである。歴史にはシュタイナーやヒトラーがいる
この内部戦略文書が出回っているのはミツバチキャンペーン団体、オーガニック食品小売店などを含む反GMO団体である
(長い説明一部のみ抜粋)