2023-11-28

[FSA]リコール

種類の不明なベリー混入の可能性があるため、TescoはGrowers Harvest Garden Peasをリコールする

Tesco recalls Growers Harvest Garden Peas because of possible contamination with an unknown type of berry

27 November 2023

https://www.food.gov.uk/news-alerts/alert/fsa-prin-43-2023

 ベリーの種類が不明なため、食べて安全でない可能性があるため、リコール。

 

[FSA]掲示義務化10周年を迎え、ウェールズ全土で最高衛生評価を獲得した食品事業者の数が過去最多になった

Record number of food businesses achieving top hygiene ratings across Wales as mandatory display turns 10

27 November 2023

https://www.food.gov.uk/news-alerts/news/record-number-of-food-businesses-achieving-top-hygiene-ratings-across-wales-as-mandatory-display-turns-10

 食品衛生格付けの表示義務化10周年を機に、ウェールズ食品企業の衛生格付けが大幅に改善された。ウェールズの食品企業の71%が最高の衛生評価5を取得し、これは10年前の44%から増加し、過去最高である。

 

[FSA]食物過敏症の子供及び成人における食品に対する反応とニアミス

Reactions and near misses to food in children and adults with food hypersensitivities

24 November 2023

https://www.food.gov.uk/research/food-hypersensitivity/reactions-and-near-misses-to-food-in-children-and-adults-with-food-hypersensitivities

 食物過敏症を患い、過去5年間に事故を起こした消費者を対象に、反応やニアミスに関連する状況を理解するための調査。

 

[FSS]食品法実施規範2019

Food Law Code of Practice 2019

27 November 2023

https://www.foodstandards.gov.scot/publications-and-research/publications/food-law-code-of-practice-scotland-2019

改訂された食品法実施規範(スコットランド)2019を公表する。以下を反映した変更を組み込む。

スコットランド規制当局の戦略的実施規範に基づく地方当局のより良い規則義務

スコットランド食品基準庁(FSS)の規制戦略

新規及び修正された法律(Scottish National Databaseの導入)

FSS 内のスコットランド食品犯罪及び事件ユニットの創設

 

[FSAI]リコール

安全でないレベルのデルタ-9-テトラヒドロカンナビノール(THC)の存在により、Funktional FoodsのThis Is Hemp Powderを一部リコール

Recall of a batch of Funktional Foods This Is Hemp Powder due to elevated levels of Delta‐9‐tetrahydrocannabinol (THC)

MONDAY, 27 NOVEMBER 2023

https://www.fsai.ie/news-and-alerts/food-alerts/recall-of-a-batch-of-funktional-foods-this-is-hemp

アイルランド食品安全局(FSAI)は、デルタ-9-テトラヒドロカンナビノール(THC)が欧州食品安全機関(EFSA)の急性参照用量を上回ったため、安全でない可能性があるとして、英国産Funktional FoodsのThis is Hemp Powder(ヘンプパウダー)をリコール。製品写真あり。

 

[FDA]告知

-FDAは低脂肪ヨーグルトと無脂肪ヨーグルトのSOIを取り消し、ヨーグルトの基準を改正する最終規則に関する小規模企業向けコンプライアンスガイドを発表する

FDA Releases Small Entity Compliance Guide on Final Rule To Revoke the SOIs for Lowfat Yogurt and Nonfat Yogurt and To Amend the Standard for Yogurt

November 27, 2023

https://www.fda.gov/food/cfsan-constituent-updates/fda-releases-small-entity-compliance-guide-final-rule-revoke-sois-lowfat-yogurt-and-nonfat-yogurt

米国食品医薬品局(FDA)は、Milk and Cream Products and Yogurt Products; Final Rule To Revoke the Standards for Lowfat Yogurt and Nonfat Yogurt and To Amend the Standard for Yogurt(乳及びクリーム製品及びヨーグルト製品;低脂肪ヨーグルトおよび無脂肪ヨーグルトの基準を撤回し、ヨーグルトの基準を改正するための最終規則)の最近の変更に準拠するために小規模事業者が取らなければならない行動を説明するのに役立つ小規模事業者コンプライアンスガイド(SECG)を発表した。以下、ガイダンス。

https://www.fda.gov/regulatory-information/search-fda-guidance-documents/small-entity-compliance-guide-milk-and-cream-products-and-yogurt-products-final-rule-revoke

 

-FDAはSeaview Fisheries LLCがコネチカット州で違法に収穫したカキ(CT-084-SS, AQ)をレストランと小売業者が提供又は販売しないよう、又、消費者が食べないよう助言する

FDA Advises Restaurants and Retailers Not to Serve or Sell and Consumers Not to Eat Oysters Illegally Harvested in Connecticut by Seaview Fisheries LLC (CT-084-SS, AQ)

11/21/2023

https://www.fda.gov/food/alerts-advisories-safety-information/fda-advises-restaurants-and-retailers-not-serve-or-sell-and-consumers-not-eat-oysters-illegally

2023年11月17日、コネチカット州農務省水産養殖局(CT DA/BA) は、違法に採取され汚染された可能性のあるカキのリコールをFDAに通知した。FDAは警告を発し、ロットL466B及び466Aのラベルが付いた牡蠣を食べないよう、又レストランや食品小売店には販売しないよう消費者に助言している。

 

[ヘルスカナダ]改定通知

-様々な食品の防腐剤としてマッシュルーム(Agaricus bisporus)由来のキトサンの使用を可能にするヘルスカナダの提案

Health Canada’s Proposal to Enable the Use of Chitosan from White Button Mushrooms (Agaricus bisporus) as a Preservative in Various Foods

November 20, 2023

https://www.canada.ca/en/health-canada/services/food-nutrition/public-involvement-partnerships/proposal-enable-use-chitosan-from-white-button-mushrooms.html

ヘルスカナダは、マッシュルーム(Agaricus bisporus)由来のキトサンを、150 ppm~1,500 ppmの範囲のレベルで多数の食品の防腐剤として使用を可能にする通知を発表した。

 

[ヘルスカナダ]カフェイン入り飲料

Caffeinated energy shots

2023-11-24

https://www.canada.ca/en/health-canada/services/drugs-health-products/natural-non-prescription/caffeinated-energy-shots.html

カフェイン入り飲料について、それら飲料の表示、報告について説明する。

 

[TGA]TGAの規制するもの、しないもの

Do you know what the TGA does and doesn't regulate?

22 November 2023

https://www.tga.gov.au/news/blog/do-you-know-what-tga-does-and-doesnt-regulate

TGAが規制していることと規制していない8つのことを紹介する。

 

[HK]法令違反等

-包装済みランチョンミートが栄養表示規則に違反する

Prepackaged Luncheon Meat not in compliance with nutrition label rules

November, 24 2023 (Friday)

https://www.cfs.gov.hk/english/unsat_samples/20231124_10652.html

中国産ランチョミート(ソーセージ用練り肉)が総脂肪6.6 g/100 g、飽和脂肪酸2.4 g/100 g、炭水化物13.8 g/100 gという表示のところそれぞれ15.3 g/100 g、6.2 g/100 g、3.9 g/100 gであった。

 

[SFA]2023 年シンガポール国際アグリフードウィークの主なハイライト

Key Highlights from Singapore International Agri-food Week 2023

24 Nov 2023

https://www.sfa.gov.sg/food-for-thought/article/detail/key-highlights-from-singapore-international-agri-food-week-2023

 2023年10月30日から11月2日まで開催されたシンガポール国際アグリフードウィーク(SIAW)には、約7,000人が参加した。イベントはアジアにおける持続可能な食料生産に焦点を当て、世界の主要な食料生産者、アグリビジネス事業者、起業家、投資家、研究機関、政策立案者が集まりディスカッションが行われた。

 

[RIVM]複合ライフスタイル介入参加者数が1年で2倍以上になった

Number of Combined Lifestyle Intervention participants more than doubles in one year

27-11-2023

https://www.rivm.nl/en/news/number-of-combined-lifestyle-intervention-participants-more-than-doubles-in-one-year

RIVMの年次報告書によると、複合ライフスタイル介入(CLI)に全国の82000人が参加していて多くが良い結果を得ている。

CLIは人々に健康的栄養、食習慣、運動についてガイダンスと助言を提供する。2019年から開始

 

[RIVM]ライム病の後に誰が症状を経験するか予想するのは課題のまま

Predicting who will experience symptoms after Lyme disease remains challenging

Publication date 27-11-2023

https://www.rivm.nl/en/news/predicting-who-will-experience-symptoms-after-lyme-disease-remains-challenging

毎年27000人がライム病と診断されるが、不運なことにそのうち25%が疲労や集中できない、痛みなどの慢性症状を残す。研究者らはその原因究明に苦労している。

 

[CCDC]計画研究:外来及び救急の中毒患者の特徴-中国、2019

Preplanned Studies: Characteristics of Poisoning Cases Admitted to Outpatient and Emergency Department — China, 2019

https://weekly.chinacdc.cn/en/article/doi/10.46234/ccdcw2023.197

2019年に国家傷害サーベイランスシステム(NISS)に記録された中毒症例は31382件で、62.85%が男性、44.13%が25-44才だった。82.60%が意図しない中毒で、暴露物質としてはアルコール(56.38%)、医薬品(14.21%)、農薬(9.78%)の順だった。

次いで一酸化炭素(4.04)、有害動植物(4.44)。他季節変動等記載

 

論文

-ヘアスタイリング製品に熱を混ぜることはあなたの健康に悪いかもしれない

Mixing heat with hair styling products may be bad for your health

27-NOV-2023

https://www.eurekalert.org/news-releases/1008947

Environmental Science & Technologyに報告された、ヘアケア製品中の揮発性有機化合物がスタイリングに熱を使うことで空気中濃度が増えるという研究

 

-オクラホマ大学とオクラホマ州立大学の協力でセマグルチド治療はアルコール使用疾患の驚くべき減少と関連することを発見

The University of Oklahoma and Oklahoma State University collaboration finds semaglutide treatment is associated with remarkable reductions in Alcohol Use Disorder symptoms

27-NOV-2023

https://www.eurekalert.org/news-releases/1009292

The Journal of Clinical Psychiatry

(食欲だけでなく薬物やアルコールが欲しい気持ちも抑制する?)

 

-健康:ライフスタイル助言により従うことががんリスクの低さに関連

Health: Greater adherence to lifestyle recommendations associated with lower cancer risk

27-NOV-2023

https://www.eurekalert.org/news-releases/1008937

世界がん研究財団/アメリカがん研究協会(WCRF/AICR)のがん予防助言に従うことが多いほど全がん合計あるいは乳がんのような個別のがんの一部のリスクの低さに関連する。BMC Medicineに発表

(WCRF/AICRずっと同じような論文出している)

 

その他

-革新の阻害

The Inhibition of Innovation

FALL 2023 • REGULATION

By David J. Bertioli and Henry I. Miller

https://www.cato.org/regulation/fall-2023/inhibition-innovation

公共政策を作る時には「科学に従え」という格言が薦められるが、それはそれほど単純ではない。説明しよう。

天体物理学者でサイエンスライターのEthan Siegelが最近書いた、「科学は世界について考える方法で、問いと調査のプロセスで、既知の関連知識の集合体である」。それは我々が何を知っているかを知ることを可能にする新たな情報や知識を得るための厳密なプロセスである「科学的方法」に基づく。

しかし科学そのものではなく、シンプルに科学的知識が政策をガイドすべきと言うのは不十分で、必須の成分が失われている:価値判断である。科学によって生み出された知識は我々に世界がどのようなもので「ある」かを、ますます正確に教えるが、世界がどのように「あるべき」かは語らない。この「である」と「あるべき」のギャップを埋めるのは理屈や論理ではない。それは価値判断、倫理、宗教、政治である。

価値判断が必要なのはトレードオフがあるからである。科学的知識は意思決定に情報を提供することはできるが解決はしない。同じ科学的知識をもとに異なる価値観から異なる決定がなされることがある。例えばサンフランシスコとロサンゼルスをつなぐカリフォルニアの高速鉄道プロジェクトは技術的に可能であるが、その費用が有意義かどうかは価値判断であり時とともに変わる。

遺伝子組換え

科学的知識と価値判断の相互作用は、原子力からフラッキング、遺伝子組換えまでの革新的技術にもあてはまる。遺伝子組換えを取り上げてみよう。

以下予防原則を含む長い考察

 

-メキシコのGMO貿易議論は間違った主張と取り下げられた研究をもとにしている

Mexican GMO Trade Dispute Relying On Faulty Claims, Retracted Research

Rob Wager

November 17, 2023

https://issuesinsights.com/2023/11/17/mexican-gmo-trade-dispute-relying-on-faulty-claims-retracted-research/

(スリランカ2.0とかいわれている)

 

-SMC UK

ニュージーランドが禁煙政策を覆す予定であることへの専門家の反応

expert reaction to New Zealand saying they’re going to overturn smoking ban legislation

NOVEMBER 27, 2023

https://www.sciencemediacentre.org/expert-reaction-to-new-zealand-saying-theyre-going-to-overturn-smoking-ban-legislation/

ニュージーランドが禁煙政策を覆そうとしているというニュースに科学者が反応

East Anglia大学Norwich医学部依存科学教授Caitlin Notley教授

ニュージーランドで喫煙を根絶しようとする進歩的アプローチが完全にひっくり返されようとしていることは極めて心配だ。

University College Londonタバコとアルコール研究グループ長Jamie Brown教授

ニュージーランドの対策は大胆なもので、喫煙による予防可能な死亡をたくさん避けることができた可能性が高い。それが破棄されるのは極めて残念だ

University College Londonタバコとアルコール研究グループ主任研究者Sarah Jackson博士

この決定は公衆衛生のためではないようだ。ニュージーランドはたばこ規制のリーダーだった。イングランドの無煙世代を作る提案はニュージーランドの規制に触発されたもので、ニュージーランドの反転はイングランドの政策の再検討リスクとなる可能性がある

ASH最高責任者Deborah Arnott

無煙世代政策撤回はニュージーランド国民党による純粋に政治的決定で、タバコ税が目的である。英国の解析では喫煙のコストのほうがタバコ税の収入の2倍になる。英国首相は無煙世代規制は前進させると明言している

 

-Cancer research uk

より長くより良く生きる-がん研究とケアのためのマニフェスト

Longer, better lives – a manifesto for cancer research and care

https://www.cancerresearchuk.org/about-us/we-develop-policy/manifesto-for-cancer-research-and-care

20240年までに毎年2万人のがん死を予防するために

5つのミッション

・英国の生命医学研究における世界的地位を回復する

・これまで以上にがん予防

・より早くがんを診断

・患者に革新の成果をより早く届け不平等を減らす

・国によるがんに打ち克つ運動を構築

 

-ハロウィーンではないのに何故マスクをする?

It’s Not Halloween, Why Wear A Mask?

By Chuck Dinerstein, MD, MBA — November 27, 2023

https://www.acsh.org/news/2023/11/27/it%E2%80%99s-not-halloween-why-wear-mask-17484

2022年7月の、公共の場での人々のマスク着用率は日本では86%、米国では43%、英国では21%、デンマークでは5%だった。日本だけではなく、アジアでは80%以上がマスクをしていた。どうしてだろう?

日頃ニューヨークで普通にしていてもアジア人のマスク着用率は他の人達より多いことに気がつく。それはCOVID前からそうでずっと続いている。一般に規制や文化のせいにされているが、最近International Journal of Disaster Risk Reductionに発表された研究が、日本人でのその要因を理解しようとした。

可能性のある要因

日本では社会的圧力、中国では国による圧力、そして米国では政治に基づく個人の選択がCOVID-19期間中のマスク使用の重要な要因として同定された。

論文

Bi-directional associations between mask usage and beliefs about reasons for masking before and after the downgrading of the legal status of COVID-19 in Japan: A longitudinal study

Michio Murakami , International Journal of Disaster Risk Reduction, Volume 97, 15 October 2023, 104072

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2212420923005526

(アメリカに住んでいてもアジア人はマスクをする理由?欧米は何故そんなにマスクが嫌なんだろうと思うのだが)