[FDA]プレスリリース
-栄養、健康的食品の選択肢及び包装前面表示の進歩
Advancing Nutrition, Healthy Food Options and Front-of-Package Labeling
10/17/2023
米国食品医薬品局(FDA)が包装前面表示システムの開発を含め、栄養に関する取り組みの大きな進歩を続けていることについて、FDA長官Robert M. Califfが説明する。
-FDAヒト用食品担当副長官は提案されたプログラム案のビジョン実現を約束する
FDA Deputy Commissioner for Human Foods Commits to Fulfilling Vision of Proposed Program
10/19/2023
FDAの食品媒介疾患の予防、栄養改善による食事関連の慢性疾患の減少、化学物質とダイエタリーサプリメントの安全な使用によるフードサプライの保護の3つの重点分野に焦点を当てた取り組みについて、ヒト用食品担当副長官James Jonesが説明する。
-消費者向け情報
ハロウィンの安全に関するヒント:コスチューム、キャンディ、カラーコンタクトレンズ
Halloween Safety Tips: Costumes, Candy, and Colored Contact Lenses
10/19/2023
ハロウィンでの食品安全、衣装やメイク、コンタクトレンズに関する注意事項を紹介する。お菓子に関する注意事項:もらったお菓子は家で確かめてから食べる、アレルゲン表示を確かめる、商品として包装されたもののみ食べる、窒息の恐れのあるお菓子に気を付ける、疑わしいものは捨てる、など。
[FDA]公示
The Rockは表示されない医薬品成分を含む
The Rock contains hidden drug ingredient
10-19-2023
https://www.fda.gov/drugs/medication-health-fraud/rock-contains-hidden-drug-ingredient
FDAの研究所分析により、性的強化製品として販売されているThe Rockに、シルデナフィルの含有が確認された。製品写真あり。
[MPI]動物や植物に使用される抗生物質の販売はほぼ4分の1の減少
Sales of antibiotics used in animals and plants down by nearly a quarter
24 October 2023
ニュージーランドにおける動物及び植物用抗生物質の総売上高は5年連続で減少し、2022年には23%減少した。抗菌剤耐性(AMR)を減らすための国家行動計画の一環として、以下に、2022年の動物及び植物用抗生物質の年間売上高の傾向をまとめている。
https://www.mpi.govt.nz/dmsdocument/59719-2022-Antibiotic-Agricultural-Compound-Sales-Analysis
[MPI]リコール
Masoor Daal
18 October 2023
Krishna Spices N Foodは製品に異物(錠剤(水銀を含む))が含まれている可能性があるとして、Masoor Daal(レンズマメ)の一部をリコールする。
[MPI]MPI年次報告書 2022/23
MPI annual report 2022/23
19 October 2023
https://www.mpi.govt.nz/about-mpi/corporate-publications/
PDF 12.9MB
[APVMA]APVMA年次報告書2022–23
APVMA Annual Report 2022–23
18/10/2023
https://apvma.gov.au/node/118641
[TGA]リコール
Recall: Ethical Nutrients Mega Magnesium Raspberry Powder
18 October 2023
Metagenics (Aust) Pty Ltdは、ピリドキシン(ビタミンB6)含有量が高いため、Ethical Nutrientsメガマグネシウム・ラズベリーパウダーの一部をリコールする。製造上の問題により、ピリドキシンの含有量がラベルに記載されている量の2倍になっており、1日の最大推奨用量100 mgをわずかに超えている。
[TGA]「Haytox」の販売と広告に関する警告
Warnings on supply and advertising of ‘Haytox’
19 October 2023
https://www.tga.gov.au/news/news/warnings-supply-and-advertising-haytox
「Haytox(鼻アレルギー用治療薬)」はオーストラリアTGAによって承認されておらず、治療用品登録簿(ARTG)にも登録されていない。TGAはこの製品を評価していないため、この製品の品質、安全性、または有効性を保証できないことを消費者に警告する。
[HK]CFSは食品安全命令に違反した疑いのある日本から輸入された水産物及び果物製品を調査する
CFS investigates suspected cases of breaching Food Safety Order on aquatic product and fruit imported from Japan
Friday, October 20, 2023
https://www.cfs.gov.hk/english/press/20231020_10573.html
食品安全センター(CFS)は日本から輸入された食品を検査した際に規制対象都道府県からの水産物及び果物製品が発見され、当該輸入業者に関連する食品安全命令の違反の疑いがあると発表した。
[HK]法令違反等
-包装済みアーモンドミルク飲料が栄養表示規則に違反する
Prepackaged almond milk not in compliance with nutrition label rules
October, 20 2023 (Friday)
https://www.cfs.gov.hk/english/unsat_samples/20231020_10571.html
タイ産アーモンドミルク飲料はビタミンB2が0.5 mg/100 mlという表示のところ、未検出であった。
-包装済みピーナッツバターが栄養表示規則に違反する
Prepackaged peanut butter not in compliance with nutrition label rules
October, 20 2023 (Friday)
https://www.cfs.gov.hk/english/unsat_samples/20231020_10572.html
インド産ピーナッツバターはナトリウムが63 mg/100 gという表示のところ、300 mg/100 gの検出であった。
-包装済みアーモンドミルク飲料が栄養表示規則に違反する
Prepackaged almond milk not in compliance with nutrition label rules
October, 20 2023 (Friday)
https://www.cfs.gov.hk/english/unsat_samples/20231020_10575.html
日本産アーモンドミルク飲料は炭水化物が11.5 g/100 mL、飽和脂肪酸が0.11 g/100 mLという表示のところ、それぞれ0.53 g/100 mL、0.23 g/100 mLであった。
[SFA]中国からの乳、乳製品及び乳を含有する製品の輸入に対するメラミン関連の要件を撤廃する
REMOVAL OF MELAMINE-RELATED REQUIREMENTS FOR IMPORT OF MILK, MILK PRODUCTS AND PRODUCTS CONTAINING MILK FROM CHINA
23 October 2023
シンガポール食品庁(SFA)は中国からの乳、乳製品及び乳を含有する製品のメラミン関連の輸入要件を見直す。
[DHSC]慈善団体は政府の無煙計画を支持
Charities voice support for government's smokefree plans
19 October 2023
https://www.gov.uk/government/news/charities-voice-support-for-governments-smokefree-plans
本日関係者が政府と会合して政府の煙のない計画を支持すると言う
[RIVM]報告書
-6価クロムによる有害健康影響と疾患。学術文献の第三次更新
Adverse health effects and diseases caused by chromium-6. Third update of the scientific literature
23-10-2023
-6価クロムの職業暴露と口腔・小腸・膵臓・前立腺・膀胱がんの関連を調べた疫学研究のメタ解析
Meta-analysis of epidemiological studies into the relationship between occupational exposure to chromium (VI) and cancers of the oral cavity, small intestine, pancreas, prostate and bladder
23-10-2023
-殺生物剤使用のリスク要因探索。執行、研究、政策のための助言
Exploration of the risk factors for biocidal use. Recommendations for enforcement, research and policy
18-10-2023
-影響を受けやすい地域の化学汚染物質の有害プレッシャーの性質決定。実行可能な性質決定のための方法とガイダンス
Characterisation of toxic pressure of chemical pollutants in vulnerable areas. Methods and guidance for operational characterisation
18-10-2023
[CDC] 報告
-フィールドからの報告:銃による殺人率、人種と民族別-米国、2019–2022
Notes from the Field: Firearm Homicide Rates, by Race and Ethnicity — United States, 2019–2022
Weekly / October 20, 2023 / 72(42);1149–1150
https://www.cdc.gov/mmwr/volumes/72/wr/mm7242a4.htm?s_cid=mm7242a4_w
米国の銃による殺人率は2019年から2020年まで急増し、過去20年以上見られなかったレベルに到達し、人種や民族による格差はさらに拡大した。2021年から2022年には減ったものの、2019年より高いままである。要因としてはこれまで続いている不平等がCOVID-19パンデミックにより拡大したことを含む多様な要因が考えられる。
-子どもと青少年の過体重、肥満、身体活動、食料安全保障の田舎と都市の差
Rural–Urban Differences in Overweight and Obesity, Physical Activity, and Food Security Among Children and Adolescents
https://www.cdc.gov/pcd/issues/2023/23_0136.htm?s_cid=pcd20e92_x
過体重、肥満は田舎の方が多い。食料不足や運動の田舎と都市部の格差は貧困が誘因のようだ
[WHO]子どもたちの未来:子どもの鉛中毒を終わらせる呼びかけ
Our children’s future: a call to end childhood lead poisoning
20 October 2023
https://www.who.int/news/item/20-10-2023-international-lead-poisoning-prevention-week-of-action--our-children-s-future--a-call-to-end-childhood-lead-poisoning
国際鉛中毒予防行動週間: 22–28 October 2023
[EPA]Biden-Harris政権は深刻な健康リスクとなることがわかっている有害化合物から公衆を守るためにトリクロロエチレンの禁止を提案
Biden-Harris Administration Proposes Ban on Trichloroethylene to Protect Public from Toxic Chemical Known to Cause Serious Health Risks
October 23, 2023
この提案は発がん物質暴露を減らすBiden大統領のがんムーンショットに沿ったもの
クリーニングや家具の清掃、脱脂剤、ブレーキクリーナー、タイヤ補修シーラントなどに使用されているトリクロロエチレン(TCE)の全ての使用を禁止する提案
論文
-毒キノコの解毒剤?(動画)
An antidote for deadly mushrooms? (video)
23-OCT-2023
https://www.eurekalert.org/news-releases/1005487
ACS動画シリーズ
αアマニチンの解毒剤ができるかも?
-気候は米国北部の湖の毒素濃度が高くなるリスクを増やしている
Climate is increasing risk of high toxin concentrations in Northern US lakes
23-OCT-2023
https://www.eurekalert.org/news-releases/1005582
Nature Water
水温が20-25℃になる水系がミクロシスチン濃度が危険な量になるリスクが最も大きい
-薬物使用状況下での授乳
Breastfeeding in the setting of substance use
23-OCT-2023
https://www.eurekalert.org/news-releases/1005583
周産期の非処方薬物使用の状況下での母乳開始に関する助言
その他
-Natureニュース
女性がアカデミック職を辞める主な理由は心を蝕む職場
Toxic workplaces are the main reason women leave academic jobs
20 October 2023 Saima Sidik
https://www.nature.com/articles/d41586-023-03251-8
女性はワーク-ライフバランスより職場の文化の問題によって追われると感じる
米国の数千人の大学人への調査
男性は給料が低い、論文出版圧力などが理由
-RFK Jr.は何年もワクチンへの恐怖と不信をかきたててきた。ここに紹介する人達は彼によって傷つけられた
RFK Jr. spent years stoking fear and mistrust of vaccines. These people were hurt by his work
BY MICHELLE R. SMITH AND ALI SWENSON, October 19, 2023
https://apnews.com/article/rfk-kennedy-election-vaccines-2ccde2df146f57b5e8c26e8494f0a16a
(APニュースの選挙関連調査報道)
12才のBraden Faheyはサッカー中に倒れて死亡した。それは両親の悪夢の始まりに過ぎなかった。数ヶ月後、悲しみの中にいる両親に届いたニュースは驚くべきもので、彼らの愛する息子の写真が、Robert F. Kennedy Jr.率いる反ワクチングループの出版した“原因不明Cause Unknown”という本のカバーになって、COVID予防接種が原因とされていた。Bradenはワクチンを接種しておらず死因は脳血管異形成である。誰も彼らに連絡や質問をせず、写真の使用を許可したこともない。出版社や著者に連絡をとろうとしたが誰も反応しなかった。
この話はKennedyのしてきたことのほんの一例である。
以下長い記事
(Robert F. Kennedy Jrをまともな情報源扱いしているところは信用しない方がいいという目印。こういうのとかhttps://kiroku-bito.com/shoku-anzen/)
-作物バイオテクノロジー:まだデマが勝っている?
Crop biotechnology: is misinformation still winning?
ROBERT PAARLBERG OCTOBER 17, 2023
https://allianceforscience.org/blog/2023/10/crop-biotechnology-is-misinformation-still-winning/
雑誌GM Crops and Foodが「GMに関する逸話とデマ」招待論文を発表し始めた。
私はこのプロジェクトに一部関わった。
私は仕事で何度も繰り返されるデマとの戦いに苦労してきた。この論文集を歓迎する。
(デマによって歪められたトピックとしてGMO、原子力、ヒトの進化、ワクチン、COVID-19、気候変動が挙げられている)
コレクション
GMO Narratives and Misinformation
https://www.tandfonline.com/journals/kgmc20/collections/gmo-narratives-and-misinformation
-持続可能な農業のための科学Science for Sustainable Agriculture (SSA)
シンクタンクはBBCの生徒向け情報の有機農業についての不正確な声明の修正を歓迎する
Think-tank welcomes BBC correcting inaccurate statements about organic farming in information aimed at school pupils
11 October 2023
https://www.scienceforsustainableagriculture.com/ssa-news-19
BBCはSSA の指摘によりBBC Bitesizeウェブサイトの異なる農法についての誤解を招く、事実として間違っている声明を改訂した。
「集約的農業は生物多様性を減らし汚染を増やす」「オーガニックミルクや牛肉は抗生物質を使わないで作られる」「有機農業は作物に農薬を使わない」といった記述が削除された。
SSAはBBCに、これらは事実として間違っていることを指摘していた。有機畜産はGMOを使って作ったものを含む抗生物質を使っているし、農薬も使っていて中には合成品より毒性が高く環境影響も大きいものがある。
また集約的農業が生物多様性を減らし汚染を増やすという主張は科学的根拠がない
BBCの教育部門のHelen Foulkes部長はSSAの文書に答えて、よりバランスのとれた、科学に基づいた情報に変更した。
SSAは、このことを歓迎し、また科学のために立ち上がることの重要性を示したと述べた。
農業の未来は、一部の人達が言うような、時間を巻き戻すことの中にはなく、ハイテク解決法と科学的データと根拠を用いて、革新とこれまでの知識や優良規範を組み合わせることによる。我々はBBCに新たな農業技術も取り上げることを強く希望する。
-全国菓子協会National Confectioners Association(NCA)
カリフォルニア州知事Newsom がある種の食品成分を禁止する法案(AB 418)に署名したことについてのNCAの声明
NCA Statement on California Governor Newsom Signing Bill (AB 418) to Ban Certain Food Ingredients
08 Oct 2023
カリフォルニアは再び科学ではなくメディアの注目に基づいて決定した。知事のこの法案の認可は消費者の食品安全への信頼を毀損し混乱を招くだろう。この法は、一貫した国の食品安全システムを、矛盾する州ごとの規制命令要件のパッチワークで置き換えることで食品のコストをあげる。FDAがこの重要なトピックに関与することを妨げる危険な先行きである。我々は食品の成分や添加物の安全性評価についてはFDAの科学的厳密さによるべきである。