2023-07-19

[EFSA]意見等

-EFSA戦略2027-科学、安全な食品、持続可能性

EFSA Strategy 2027 – Science, safe food, sustainability

13 July 2021

https://www.efsa.europa.eu/en/corporate-pubs/efsa-strategy-2027-science-safe-food-sustainability

EFSAは歴史的な時点を迎えている。2021年に一般食品法の改正が施行され、EU市民への責任が増した。グリーンディール活動、特に農場から食卓まで戦略、持続可能性のための化学物質戦略、生物多様性戦略などのEU全域の政策展開が発表され、今後数年間の活動の焦点を形成している。SARS-CoV-2のグローバルなパンデミックにより、これからも新しい働き方に適応する必要がある。これを背景として、EFSAは戦略2027を作成した。この文書では、EFSAがこの変化する環境にどのように対応するつもりかを示し、顧客、パートナー、利害関係者、一般人に提案する付加価値を説明している。

 

-非遺伝子組換えAspergillus tubingensis LYX株由来食品用酵素エンド-1,4-β-キシラナーゼの安全性評価

Safety evaluation of the food enzyme endo‐1,4‐β‐xylanase from the non‐genetically modified Aspergillus tubingensis strain LYX

EFSA Journal 2023;21(7):8085 12 July 2023

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/8085

(科学的意見)

食品用酵素エンド-1,4-β-キシラナーゼ(4-β-d-キシラン キシラノヒドロラーゼ, EC 3.2.1.8)は、DSM Food Specialties B.V.社が非遺伝子組換え微生物Aspergillus tubingensis LYX株で生産した。この食品用酵素にはこの生産菌の生きた細胞は含まれないと考えられる。焼成工程とシリアルベースの工程に使用することを意図している。この食品用酵素への食事暴露-総有機固形物(TOS)は、欧州人で最大0.106 mg TOS/kg体重/日と推定された。遺伝毒性試験は安全上の懸念を生じなかった。全身毒性はラットの90日間反復経口投与毒性試験で評価された。パネルは、調べた最大用量227 mg TOS/kg体重/日を無毒性量とし、食事暴露推定量と比較すると、暴露マージンは少なくとも2,142となった。既知のアレルゲンに対するこの食品用酵素アミノ酸配列の類似性を調査し、一致はなかった。パネルは、意図した使用条件下で食事暴露によるアレルギー反応リスクは除外できないが、その可能性は低いと考えた。提出されたデータに基づき、パネルは、この食品用酵素は意図した使用条件下で安全上の懸念を生じないと結論した。

 

-非遺伝子組換えAspergillus niger 294株由来食品用酵素セルラーゼの安全性評価

Safety evaluation of the food enzyme cellulase from the non‐genetically modified Aspergillus niger strain 294

EFSA Journal 2023;21(7):8098  12 July 2023

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/8098

(科学的意見)

食品用酵素セルラーゼ(4-(1,3;1,4)-β-d-グルカン-4-グルカノヒドロラーゼ; EC 3.1.2.4)は、Kerry Ingredients & Flavours Ltd社が非遺伝子組換えAspergillus niger 294株で生産した。この食品用酵素にはこの生産菌の生きた細胞は含まれないと考えられる。この食品用酵素は8つの製造工程、すなわち、焼成工程、シリアルベースの工程、醸造工程、デンプンやグルテン画分の生産用グルテン処理、ジュース生産用の果物と野菜の加工、ジュース以外の製品用果物と野菜の加工、蒸留アルコール生産、ワインとワインビネガーの生産で使用することを意図している。総有機固形物(TOS)の残留量は蒸留アルコール生産やデンプン及びグルテン画分の生産用グルテン処理中に除去されるため、食事暴露は残りの6つの食品製造工程だけに算出された。欧州人で最大5.706 mg TOS/kg体重/日と推定された。遺伝毒性試験は安全上の懸念を示さなかった。全身毒性はラットの90日間反復経口投与毒性試験で評価された。パネルは無毒性量を調べた最大用量794 mg TOS/kg体重/日とした。

各年齢集団に算出された暴露マージンは、184(乳児)、146(幼児)、139(子供)、219(青年)、305(成人)、441(高齢者)だった。既知のアレルゲンに対するこの食品用酵素のアミノ酸配列の類似性が調査され、4件の一致が見つかった。パネルは、意図した使用条件下(蒸留アルコール生産以外)で、食事暴露によるアレルギー反応リスクは除外できないが、その可能性は低いと考えた。提出したデータに基づき、パネルは、この食品用酵素は、青年、成人及び高齢者に意図した使用条件下で、安全上の懸念を生じないと結論した。

 

-各種作物と動物商品中のフルピラジフロン及びDFAの既存MRLsの改訂及びインポートトレランスの設定

Modification of the existing maximum residue levels and setting of import tolerances for flupyradifurone and DFA in various crops and animal commodities

EFSA Journal 2023;21(7):8081 12 July 2023

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/8081

(理由付き科学的意見)

 

-飼料添加物

Assessment of the processing conditions which make the Ambrosia seeds non‐viable

EFSA Journal 2023;21(7):8102 12 July 2023

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/8102

(科学的意見)

 

Safety and efficacy of a feed additive consisting of l‐valine produced by Corynebacterium glutamicum CGMCC 18932 for all animal species (Xinjiang Fufeng Biotechnologies Co., Ltd.)

EFSA Journal 2023;21(7):8104 12 July 2023

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/8104

(科学的意見)

 

[BfR]グリホサート-植物保護有効成分としての再評価に関するEFSAの情報が発表された

Glyphosate – EFSA information on re-evaluation as a plant protection active substance published

12.07.2023

https://www.bfr.bund.de/cm/349/glyphosate-efsa-information-on-re-evaluation-as-a-plant-protection-active-substance-published.pdf

欧州連合(EU)では、植物保護製品に使用される有効成分はリスクや有効性に関して定期的に再評価されている。欧州委員会(EC)は、グリホサートの再評価には膨大な書類が予想されるため、フランス、ハンガリー、オランダ、スウェーデンの加盟国4ヶ国を共同「報告担当国」として活動するよう任命した。このグループ(AGG –グリホサートに関する評価グループ)は、その後、EUレベルでの協議や決定の基礎として初期評価を作成した。

この報告書や欧州加盟国の管轄機関による広範なレビューに照らして、欧州食品安全機関(EFSA)は、本日、欧州委員会や加盟国と意見を共有した。(https://www.efsa.europa.eu/de/news/glyphosate-no-critical-areas-concern-data-gaps-identified). ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)もこのプロセスに関与した。EFSAの結論は、グリホサートがEUの承認済有効成分リストに残るかどうかについての欧州委員会の決定に反映される。

植物保護製品(PPP)の認可に先立ち、厳しい認可プロセスを経る必要がある。EU加盟国のPPPの認可は2段階プロセスである。まず、植物保護製品の有効成分がEUで認可され、次に、この有効成分を含むPPPsが認可可能となる(参照https://www.bfr.bund.de/de/pflanzenschutzmittel-240.html)。

グリホサートは現在、EUでPPPsの有効成分として2023年12月15日まで使用が認可されている。現在の承認は、EFSAの包括的評価に基づき、2017年に欧州委員会が与えた。その際、委員会は、当時グリホサートの分類や表示を欧州化学庁(ECHA)がどのようにレビューしたかも考慮した。

2019年12月12日、グリホサート更新グループ(GRG、EUにおけるグリホサートの承認更新を求める企業グループ)は、AGG、他の加盟国、EFSA、欧州委員会 に対して、2022年以降のグリホサートの認可更新を申請していた(注記:当初の承認期間は2022年12月15日終了)。規則(EC) No 1107/2009の規定通り、この申請によりEUの更新プロセスが開始された。

AGGは非常に広範な申請をレビューし、関連するEU規則(有効成分の更新手続きに関するEU委員会実施規則(EU) No 844/2012)の正式な要件を満たしていることを確認した。その後、入手可能な全てのデータや情報の包括的評価が行われ、ピアレビュープロセスを開始するためにEFSAに提出された。2023年7月6日、欧州委員会と加盟国にEFSAの結論が提出され、正式に現在の評価サイクルを終了することになる。

EFSA主導の評価と並行して、ECHAもEUの分類・表示及び包装(CLP)に関する規則(EC) No 1272/2008に基づき、グリホサートの分類と表示をレビューした。化学物質の分類は、物質の特性だけに基づいている。その物質とどのくらい接触する可能性があるか(暴露)は考慮しない。暴露はEFSAが主導するリスク評価プロセスの一環として考慮される。

ECHAのリスク評価委員会(RAC)は、すでに2022年に、グリホサートを発がん性物質とする分類は正当化されないと結論した。その結果、既存のハザード分類への変更は提案されなかった。

このEUの有効成分評価には常に少なくとも1つの製品が含まれている。

その結果、EUでは、有効成分(規則 (EU) No 283/2013)と製品(規則 (EU) No 284/2013)に別のデータが必要とされる(参照https://www.bfr.bund.de/de/fragen_und_antworten_zum_zulassungsverfahren_von_pflanzenschutzmitteln-192436.html)。PPPsの認可手続きはEUの有効成分評価の結果に基づき、全ての補助成分を含む特定のPPPの健康評価が含まれている。

数年間、BfRは混合物の評価に集中的に関与しており、そのための研究方法の更なる発展を積極的に提唱している。この話題に関する最新のコミュニケーション(Communication No. 025/2023 of 14 June 2023)が最近発表された。

(https://www.bfr.bund.de/cm/343/pflanzenschutzmittel-hohe-ma%C3%9Fstaebe-inder-risikobewertung-auch-bei-mischungen.pdf)

グリホサートに関するBfRのウェブサイトについての詳細は

https://www.bfr.bund.de/en/a-z_index/glyphosate-193962.html

 

[FDA]プレスリリース

-FDAは第三者の食品安全基準を評価するための自主的なパイロットプログラムからの整合性の調査結果を発表する

The FDA Announces Alignment Findings from Voluntary Pilot Program to Evaluate Third-Party Food Safety Standards

July 17, 2023

https://www.fda.gov/food/cfsan-constituent-updates/fda-announces-alignment-findings-voluntary-pilot-program-evaluate-third-party-food-safety-standards

米国食品医薬品局(FDA)はFDA食品安全近代化法(FSMA)を実施するために発行された2つの規則(ヒト用食品の予防管理(PC Human Food)及び農産物安全規則)の食品安全要件と民間の第三者食品安全監査基準の整合性を評価する自主的なパイロットプログラムの結果を発表する。調査結果は以下。

https://www.fda.gov/food/new-era-smarter-food-safety/fda-concludes-voluntary-pilot-program-evaluate-alignment-third-party-food-safety-standards-fsma

 

-シーフードの天然毒素とスコンブロイド魚中毒に関連する病気とアウトブレイクの調査表更新

Investigated Illnesses and Outbreaks Table Update for Seafood Related Natural Toxin and Scombrotoxin Fish Poisoning

July 14, 2023

https://www.fda.gov/food/outbreaks-foodborne-illness/how-report-seafood-related-toxin-and-scombrotoxin-fish-poisoning-illnesses

最新のスコンブロイド魚中毒(SFP)、シガテラ魚中毒(CFP)の発生状況が更新される。

 

-特定の食品成分の市販後評価に関してFDAが情報を更新する

FDA Update on Post-market Assessment of Certain Food Ingredients

July 12, 2023

https://www.fda.gov/food/cfsan-constituent-updates/fda-update-post-market-assessment-certain-food-ingredients

米国食品医薬品局(FDA)は本日、未承認の食品添加物であるため食品に安全に使用できないとFDAが判断した特定の食品成分の公開リストと、現在FDAが審査中の化学物質のリストを発表した。

 

-米国の食料と農業の安全性とレジリエンスの強化:120日間の暫定リスクレビュー

Strengthening the Security and Resilience of U.S. Food and Agriculture:120-Day Interim Risk Review

July 13, 2023

https://www.fda.gov/food/cfsan-constituent-updates/strengthening-security-and-resilience-us-food-and-agriculture120-day-interim-risk-review

FDA、米国農務省及び国土安全保障省は、120日間の食品・農業中間リスクレビューを公表した。これは、米国食品・農業部門に対する重大かつ緊急のリスクと、それらのリスクを軽減する方法についてのレビューを提供する。

 

-FDAはCovid-19時代の2つのFSMAガイダンスにおける執行裁量政策の期間を更新する

FDA Updates Duration of Enforcement Discretion Policies in Two COVID-19 Era FSMA Guidances

July 13, 2023

https://www.fda.gov/food/cfsan-constituent-updates/fda-updates-duration-enforcement-discretion-policies-two-covid-19-era-fsma-guidances

 「Temporary Policy Regarding Accredited Third-Party Certification Program Onsite Observation and Certificate Duration Requirements Due to COVID-19」及び「Temporary Policy Regarding Preventive Controls and FSVP Food Supplier Verification Onsite Audit Requirements Due to COVID-19」の2つの改定された暫定のガイダンスに記載の執行裁量政策は延長される。

 

[FDA]警告文書

-Bee Healthy Farms LLC

MAY 03, 2023

https://www.fda.gov/inspections-compliance-enforcement-and-criminal-investigations/warning-letters/bee-healthy-farms-llc-644012-05032023

州際通商法、ヒト用食品の不純品の問題。製品にプロポリス、ローヤルゼリーを含む。

 

-Sunshine Trading Company, Inc. dba Nova Tea and Nova Kratom

JULY 03, 2023

https://www.fda.gov/inspections-compliance-enforcement-and-criminal-investigations/warning-letters/sunshine-trading-company-inc-dba-nova-tea-and-nova-kratom-660633-07032023

未承認の医薬品の問題。製品にクラトム(Kratom)を含む。

 

-Brand Packaging Group, Inc.

MARCH 17, 2023

https://www.fda.gov/inspections-compliance-enforcement-and-criminal-investigations/warning-letters/brand-packaging-group-inc-633651-03172023

ダイエタリーサプリメントのCGMP、製造、包装、表示、保管管理、不純品の問題。

 

-New Manna Food

JUNE 12, 2023

https://www.fda.gov/inspections-compliance-enforcement-and-criminal-investigations/warning-letters/new-manna-food-652996-06122023

水産食品のHACCP、食品CGMP、不純品、不正表示の問題。

 

 

[HK]CFSのウェブページで日本食品に対して採用される新たな輸入規制措置について詳しく説明する

CFS webpage elaborates on new import control measures to be adopted over Japanese food

Friday, July 14, 2023

https://www.cfs.gov.hk/english/press/20230714_10413.html

日本の核廃水放出開始により、日本食品に対するさらなる輸入規制措置を実施する計画について政府が発表したことを受けて、食品安全センター(CFS)は、食品貿易の理解とタイムリーな準備を促進するための新しい措置に関連する情報とよくある質問と回答(FAQ)をウェブページに掲載したと発表した。

 

-食品汚染

Food Contaminants

14 Jul 2023

https://www.cfs.gov.hk/english/programme/programme_rafs/programme_rafs_fc_01_30_Nuclear_Event_and_Food_Safety.html

日本産輸入食品に対する規制措置について情報更新。

 

[HK]法令違反

-ベルギー連邦フードチェーン安全庁は、トロパンアルカロイドの含有量が高すぎるため、ベルギーにおけるDr. Schä rブランドのグルテンフリートースト「Knusperbrot Dunkel」製品のリコールに関して通知する

The Federal Agency for the Safety of the Food Chain of Belgium –A notice regarding a recall of Dr. Schä r brand Toast sans gluten «Knusperbrot Dunkel» product in Belgium due to an excessively high content of tropane alkaloids. 13 July 2023

https://www.cfs.gov.hk/english/rc/subject/files/20230713_3.pdf

 

-包装済みオリーブ野菜のサンプルが食品医薬品規則に違反

Prepackaged Vegetable with Olive sample not in compliance with Food and Drugs (Composition and Labelling) Regulations

July, 11 2023 (Tuesday)

https://www.cfs.gov.hk/english/unsat_samples/20230711_10405.html

香港産オリーブ野菜のサンプルからソルビン酸150 ppm検出されたが、表示がなかった。

 

-包装済みポップコーンのサンプルから許可されない保存料が検出された

Prepackaged popcorn sample detected with non-permitted preservative

Tuesday, July 11, 2023

https://www.cfs.gov.hk/english/unsat_samples/20230711_10408.html

香港産包装済みポップコーンから許可されない保存料Methyl para-hydroxybenzoateが36.7 ppm検出された。

 

[FSA]FSAはNFCUの追加調査権限に関する新たな協議を開始する

FSA launches new consultation on additional NFCU investigatory powers

10 July 2023

https://www.food.gov.uk/news-alerts/news/fsa-launches-new-consultation-on-additional-nfcu-investigatory-powers

英国食品基準庁(FSA)は国家食品犯罪ユニット(NFCU)の追加捜査権限案について新たな協議を開始した。食品犯罪担当官が合法的に敷地内に立ち入り、捜索を支援することを可能にする限定的な追加権限について意見を求めている。

 

[FSA]「致命的となりうる」プロテインパウダーを避けるよう消費者に要請

Consumers urged to avoid ‘potentially lethal’ protein powder

10 July 2023

https://www.food.gov.uk/news-alerts/news/consumers-urged-to-avoid-potentially-lethal-protein-powder

-食品基準庁(FSA)は、非常に高濃度のカフェインが含まれることが判明したプロテインパウダー製品を摂取しないよう人々に警告している-

FSAは、致命的となりうる量のカフェインが含まれるため、リコールされたプロテインパウダーを摂取しないよう消費者に要請している。Home Bargains社は賞味期限が2025年3月のSci-Mx Nutrition Ultra Muscle イチゴ味の1.5 kgの袋をリコールした。製品検査から、1食当たり5000 mg (5 g)以上のカフェインが含まれることが判明した。消費者が包装上の助言に従って1日に2回摂取すると、一日に10,000 mg (10g)以上の用量を取ることになる。ほとんどの人はカフェイン10 gが致死量となりうる。だが、特定の感受性の高い人では、3 g程度の低用量で死に至ることが確認されている。

FSAのインシデント責任者であるTina Potter氏は述べた:「この製品を購入した場合、それを摂取するリスクを取らないこと。高濃度のカフェインは、不安、不眠、興奮、動悸、下痢、落ち着きのなさの原因となり、精神疾患のある人は精神病が悪化する可能性がある。」「この場合、非常に高濃度のカフェインでは、結果はさらに深刻で、おそらく致死的にさえなる可能性がある。」

該当製品は、包装上の賞味期限の隣に記載されているバッチコード「W110429」で確認できる。

 

[FSA]リコール情報

-Home Bargainsは高濃度のカフェインのため、Sci-Mx Nutrition Ultra Muscle Strawberry Flavourをリコールする

Home Bargains recalls Sci-Mx Nutrition Ultra Muscle Strawberry Flavour because of high levels of caffeine

6 July 2023

https://www.food.gov.uk/news-alerts/alert/fsa-prin-19-2023

Home Bargainsは製品に高濃度のカフェインが検出されたため、Sci-Mx Nutrition Ultra Muscle Strawberry Flavorをリコールする(カフェイン含量記載なし)。

 

-Bumerang Ltdはロリポップの柄の先がとがっているためけがをする恐れがあるとしてCandy Stars Lollipopsをリコールする

Bumerang Ltd recalls Candy Stars Lollipops because the lollipop stick has sharp ends which could cause an injury.

10 July 2023

https://www.food.gov.uk/news-alerts/alert/fsa-prin-20-2023

ロリポップスティックの内部の柄の先端がとがっており、けがをする恐れがある。

 

[CFIA]カナダ食品検査庁は紛争中の領土からの輸入食品の原産地表示に関して協議を開始する

Canadian Food Inspection Agency launches consultation on origin labelling of imported foods from a contested territory

July 10, 2023

https://www.canada.ca/en/food-inspection-agency/news/2023/07/canadian-food-inspection-agency-launches-consultation-on-origin-labelling-of-imported-foods-from-a-contested-territory.html

カナダ食品検査庁(CFIA)は、紛争地域からの輸入食品の原産地表示方法について意見を求めるため、消費者やその他の関係者との協議を開始した。

 

[CFIA]リコール

-カフェイン入り飲料各種のリコール

Various brands of caffeinated drinks recalled

2023-07-12

https://recalls-rappels.canada.ca/en/alert-recall/various-brands-caffeinated-drinks-recalled

カフェイン含有量及び表示要件に関するさまざまな不適合のため、対象製品をリコール。

 

[SFA]トロパンアルカロイド(アトロピンとスコポラミン)の検出基準超過によるDr. Schär Knusperbrotのリコール

Recall of Dr. Schär Knusperbrot due to exceeding levels of tropane alkaloids (atropine and scopolamine)

11 July 2023 https://www.sfa.gov.sg/docs/default-source/default-document-library/updated-sfa-media-release---recall-of-dr-sch%C3%A4r-knusperbrot.pdf

 欧州委員会の食品及び飼料に関する緊急警告システム(RASFF)は、アトロピンとスコポラミンが検出されたため、Dr. SchärのKnusperbrotのリコールに関する通知を発表した。シンガポール食品庁(SFA)は対象製品のリコールを指示した。

 

[RIVM]沖合の風力発電:コーティングが環境に有害な可能性

Offshore wind turbines: coating potentially harmful to environment

18-07-2023

https://www.rivm.nl/en/news/offshore-wind-turbines-coating-potentially-harmful-to-environment

北海にますます多くの風力発電用風車が設置されている。これらの風車は腐食保護のために特定の金属やエポキシ樹脂でコートされている。RIVMは最悪シナリオでこれがヒトや環境に有害かどうか計算した。確実なのは特定の金属の使用は有害ではないが樹脂は有害である。現時点では実際にこうしたコーティングが使われているかどうかはわからない。さらにタービン翼からは破損によりプラスチックが放出される可能性がある。

報告書本文オランダ語

沖合風車由来化合物とプラスチック粒子のリスクの可能性の評価

Assessment of potential risks of chemicals and plastic particles from offshore wind turbines

18-07-2023

https://www.rivm.nl/publicaties/beoordeling-mogelijke-risicos-van-chemische-stoffen-en-plastic-deeltjes-van

 

 

[IARC]WHO腫瘍分類第5版7巻:小児腫瘍

Publication of the WHO Classification of Tumours, 5th Edition, Volume 7: Paediatric Tumours

18 July 2023

https://www.iarc.who.int/news-events/publication-of-the-who-classification-of-tumours-5th-edition-volume-7-paediatric-tumours/

印刷物として入手可能

 

 

[FSANZ]食品基準通知

Notification Circular 251-23

19 July 2023

https://www.foodstandards.gov.au/code/changes/circulars/Pages/Notification%20Circular%20251-23.aspx

・食品基準改定No.220

・リクエスト求む:2023 MRLハーモナイゼーション

 

[USDA]2025食事ガイドライン助言委員会の第三回会合が9月12-13日に開催される、口頭でのパブリックコメント含む

Third Meeting of the 2025 Dietary Guidelines Advisory Committee will be held on September 12-13, 2023, and will Include Oral Public Comments

Jul 18, 2023

https://www.usda.gov/media/blog/2023/07/18/third-meeting-2025-dietary-guidelines-advisory-committee-will-be-held

 

[DWI] 年次報告書

-飲料水2022-ウェールズの公共水-年次報告書発表

Drinking Water 2022 – Public Supplies Wales – Annual Report Published

14 July 2023

https://www.dwi.gov.uk/drinking-water-2022-public-supplies-wales-annual-report-published/

P49-51にPFASの検査結果記載

 

-飲料水2022-イングランドの公共水-年次報告書発表

Drinking Water 2022 – Public Supplies England – Annual Report Published

11 July 2023

https://www.dwi.gov.uk/drinking-water-2022-public-supplies-england-annual-report-published/

https://www.dwi.gov.uk/what-we-do/annual-report/drinking-water-2022/

まとめのデータ

Public Supplies England – Indicative raw water hazard sampling data

https://dwi-content.s3.eu-west-2.amazonaws.com/wp-content/uploads/2023/07/11133720/E02864254_DWI-Public-water-supplies-in-England-2022_Raw-water-data.pdf

PFOAは2601サンプル数 最大6.28µg/l で平均 0.01

PFOSは3080検体 最大28.577で平均0.35

(それよりラドン最大19.3Bq/Lとかヒ素最大148.35µg/lとかを気にした方がいいのでは)

 

[APVMA]プレスリリース

-APVMA声明:最終戦略レビュー報告書

APVMA statement: Final Strategic Review Report

14 July 2023

https://apvma.gov.au/node/115691

 

-APVMA声明:化学物質レビューについての大臣指示

APVMA statement: Ministerial Direction on chemical reviews

14 July 2023

https://apvma.gov.au/node/115701

農業水産林業大臣、Murray Wat上院議員がAPVMAに化学物質レビューの優先順位付けを要求する大臣指示を出したと発表した。指示を出すかどうかについて大臣はAPVMAと相談しておりAPVMAは協力している

17年以上再検討中の化合物(クロルピリホス、フェニトロチオン、ジアジノン、ジクワット、パラコート、マラチオン、フィプロニル、ネオマイシン)についての決定を促す

 

-動物用医薬品規制ニュースレター、2023年7月

Veterinary Medicines Regulatory Newsletter, July 2023

https://apvma.gov.au/node/115561

 

[FSSAI]防衛省とFSSAIは国軍の雑穀使用と健康的食生活と安全で栄養のある食品確保を推進する覚え書きに署名した

MoD & FSSAI sign MoU to promote use of millets & healthy eating practices among Armed Forces & ensure safe and nutritious food [Updated on:17-07-2023]

https://pib.gov.in/PressReleaseIframePage.aspx?PRID=1939187

FSSAIが開発した「防衛のための健康的レシピ」本を発表

(軍人は雑穀を食べろ、って何か違うような気がするのだけれど)

 

[WHO]WHOは脂肪と炭水化物のガイドラインを更新

WHO updates guidelines on fats and carbohydrates

17 July 2023

https://www.who.int/news/item/17-07-2023-who-updates-guidelines-on-fats-and-carbohydrates

WHOは最新の科学的根拠に基づいて総脂肪、飽和脂肪、トランス脂肪、炭水化物のガイダンスを更新した。3つの新しいガイドラインは不健康な体重増加と食事関連非伝染性疾患リスクを減らすための助言を含む

 

-成人と子どもの不健康な体重増加を予防するための総脂肪摂取:WHOガイドライン

Total fat intake for the prevention of unhealthy weight gain in adults and children: WHO guideline

17 July 2023

https://www.who.int/publications/i/item/9789240073654

1.成人の総脂肪摂取は総エネルギー摂取量の30%以下に(条件付き助言)

2.脂肪は主に不飽和脂肪を摂取し飽和脂肪は総エネルギー摂取量の10%以下、トランス脂肪は1%以下(強い助言)

 

-成人と子どもの飽和脂肪とトランス脂肪摂取:WHOガイドライン

Saturated fatty acid and trans-fatty acid intake for adults and children: WHO guideline

17 July 2023

https://www.who.int/publications/i/item/9789240073630

成人と子どもは飽和脂肪酸摂取量を総エネルギー摂取の10%まで減らす(強い助言)

2.飽和脂肪酸摂取量をさらに総エネルギー摂取の10%未満にまで減らすようWHOは示唆(条件付き助言)

3.飽和脂肪を多価不飽和脂肪(強い助言)、単価不飽和脂肪(条件付き助言)、天然食物繊維を含む食品の炭水化物(条件付き助言)に置き換えることを助言

 

-成人と子どもの炭水化物摂取:WHOガイドライン

Carbohydrate intake for adults and children: WHO guideline

17 July 2023

https://www.who.int/publications/i/item/9789240073593

1.2才以上の子どもの炭水化物摂取は主に全粒穀物・野菜・果物・豆からとることを勧める(強い助言)

2.成人は少なくとも1日400gの野菜と果物をとる(強い助言)

3.子どもと成人の野菜と果物については以下を助言(条件付き助言)

  • 2–5 才、少なくとも1日250 g
  • 6–9 才 少なくとも1日350 g
  • 10 才以上少なくとも1日400 g

4.成人は少なくとも1日25gの食品として摂取する天然食物繊維をとる(強い助言)

5.子どもと成人の食品として摂取する天然食物繊維については以下を助言(条件付き助言)

  • 2–5 才、少なくとも1日15 g
  • 6–9 才 少なくとも1日21 g
  • 10 才以上少なくとも1日25 g

 

(難デキとかを添加したものは食物繊維としては認めない、らしい)

 

論文

-COVID-19 パンデミック前と最中の25才以上の大麻関連救急外来-米国、2019-2022

Cannabis-Involved Emergency Department Visits Among Persons Aged <25 Years Before and During the COVID-19 Pandemic — United States, 2019–2022

Weekly / July 14, 2023 / 72(28);758–765

https://www.cdc.gov/mmwr/volumes/72/wr/mm7228a1.htm?s_cid=mm7228a1_w

若い人の大麻関連救急はCOVID-19 パンデミック中のほうが多かった。最も増加したのは10才以下と11-14才、11-14才の女の子が男の子より増加した。

 

-迅速統計:出生時の寿命、性別-全国バイタル統計システム、米国、2019-2021

QuickStats: Life Expectancy at Birth, by Sex — National Vital Statistics System, United States, 2019–2021

Weekly / July 14, 2023 / 72(28);775

https://www.cdc.gov/mmwr/volumes/72/wr/mm7228a5.htm?s_cid=mm722785_w

2019年から2021年の間に、総人口集団の寿命は78.8才から76.4才に2.4年縮んだ。男女ともに減少したが、男女間の寿命の差が5.1年から5.8年に拡大した

 

-フロリダのIndian川潟の窒素急増を悪化させているのは肥料ではなく下水

It’s sewage, not fertilizer fueling nitrogen surge in Florida’s Indian River Lagoon

18-JUL-2023

https://www.eurekalert.org/news-releases/995850

研究は肥料禁止の前後での水質を5年にわたって比較した

有害藻類の大発生や赤潮、魚やマナティを含む海洋性哺乳類の異常な死亡などのIndian Riverラグーンの環境問題は何十年にもわたって肥料の使用が原因だとされてきた。そして肥料の制限が実施された。Marine Pollution Bulletinに発表された研究によると、肥料禁止の効果は期待されたほどではなくむしろ状況は悪化している。最初に肥料が原因だと過剰に推定されてそれが人々の支持を集めたが、問題解決のためにはより包括的な対策が必要である。

 

-医学には信頼できない臨床試験が蔓延している:どれだけの試験がフェイクあるいは欠陥がある?

Medicine is plagued by untrustworthy clinical trials. How many studies are faked or flawed?

18 July 2023  Richard Van Noorden

https://www.nature.com/articles/d41586-023-02299-w

研究者は、分野によっては少なくとも臨床試験の1/4は問題があるあるいは完全に捏造であると示唆し、一部の研究者に警告する。彼らはもっと厳密な精査を強く求める

(最大規模で捏造したのが日本の医学研究者なので)

 

その他

-コンシューマーラボ

製品レビュー コラーゲンサプリメントレビュー

Collagen Supplements Review

Published July 13, 2023

https://www.consumerlab.com/reviews/collagen-supplements-review-peptides-hydrolysate/collagen/

コンシューマーラボの検査した製品ではコラーゲン含量は表示通り、製品により1日あたりの量は粉末で2.9gから20g、錠剤やカプセルで1.8gから6g。軟骨ベースの製品では特定成分で10mg。植物はコラーゲンを作らないので「ビーガンコラーゲン」などというものはない

(「ビーガンコラーゲン」ほんとに売ってる)

 

-超加工食品は裸の王様

The Emperor Of Ultra-Processed Foods Has No Clothes

By Chuck Dinerstein, MD, MBA — July 17, 2023

https://www.acsh.org/news/2023/07/17/emperor-ultra-processed-foods-has-no-clothes-17195

一般に流布している物語によると、超加工食品は邪悪で不健康で不自然である。しかしJournal of Nutritionに発表された新たな逆張り研究によると、91%超加工食品を含む食生活は典型的なアメリカ人の食事より健康的でアメリカ人のための食事ガイドラインに沿う。超加工食品を非難することについては、王様は裸だ

ARSの以下の論文について

Dietary Guidelines Meet NOVA: Developing a Menu for A Healthy Dietary Pattern Using Ultra-Processed Foods

The Journal of Nutrition Available online 24 June 2023

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0022316623724346?via%3Dihub

 

-国連フードシステムサミット+2見直しの節目

UN Food Systems Summit +2 Stocktaking Moment

https://www.unfoodsystemshub.org/fs-stocktaking-moment/

2023年7月24-26日ローマで開催

 

-アスパルテームは発がん性の可能性があるのか?

Is aspartame a possible carcinogen?

Christopher Labos MD, MSc | 14 Jul 2023

https://www.mcgill.ca/oss/article/medical-health-and-nutrition-you-asked/aspartame-possible-carcinogen

心配しないで-IARCがそう主張したと報道されているが、あなたはリスクにさらされるためには少なくとも1日12缶の人工甘味料入りダイエットソーダを飲まなければならない

初出はMontreal Gazette

あなたがIARCのことを知らなくても驚きではないが、IARCの仕事はきっと聞いたことがあるはずだ。数年前に、複数の見出しがホットドッグはタバコと同じくらい悪いと主張していたことを覚えているかもしれない。あなたの住んでいる地域によってはそれはハンバーガーだったり燻製肉だったりしたかもしれない。もちろんそれは間違っていて、喫煙のほうがはるかにあなたにとって悪い。

リークされた文書によると今回は再びIARCがアスパルテームを発がん性の可能性があると7月13日に宣言するらしい。オンラインでのパニックと警鐘を鳴らす見出しが予想されるが、実際のところそれは事実ではない。

この話を文脈に置くためには、IARCが何で何をしているかを理解する必要がある

(以下IARCの説明略。)

 

-ストレスを与えたラットとフルーツループス(ケロッグのシリアル)の馬鹿げた科学

The Loopy Science of Stressed Rats and Froot Loops

Joe Schwarcz PhD | 12 Jul 2023

https://www.mcgill.ca/oss/article/medical-critical-thinking/loopy-science-stressed-rats-and-froot-loops

一年に約500万、あるいは1分あたり約10報の学術論文が発表される。その多くは我々の知識を拡大せず、出版に疑問がある

もしあなたが雄ラットで毎日2時間ポリプロピレンチューブの中で動けない状態で過ごし、ペニスの完全性を維持したいと思うなら、フルーツループスを食べるのはやめたほうがいい。これがブラジルの研究者がピアレビューされた雑誌Heliyonに発表した論文の知見である。しかしあなたが人間なら、この論文にはフルーツループスが健康食品ではないという自明のことをほのめかす以外の意味のある情報は提供しないと私は思う。

私は基礎研究に反対するものではないが、研究には社会に利益をもたらす可能性が要求されるべきだ、特にそれが公的資金と動物の犠牲を伴う場合には。私はこの研究「ストレスを与えたラットのペニスの形態に与える食べると元気の出る食品からなる食生活の影響」がその基準を満たすとは思わない。

(以下この研究がいかに無意味かの紹介。)

 

-ダイエットコーク、ダイエットペプシなどの甘味料アスパルテームはWHOがん機関によって「発がん性の可能性がある」とみなされた

CSPI

Aspartame, a sweetener in Diet Coke, Diet Pepsi, and more deemed ‘possible carcinogen’ by WHO cancer agency

Updated: July 13, 2023

https://www.cspinet.org/statement/aspartame-sweetener-diet-coke-diet-pepsi-and-more-deemed-possible-carcinogen-who-cancer

CSPIの主任科学者Thomas Galligan博士の声明

この知見に消費者、食品製造業者、米国と世界中の食品安全担当者は心配すべきである

私はオブザーバーとしてリヨンにいた。

CSPIは長い間消費者にアスパルテームを避けるよう勧めてきた。理由は動物実験でがんができるからである。IARCの決定は、もっと決定的な「発がん物質の可能性が高い」ではなく「可能性が低い」になったのは全員一致ではない。一部の専門家が動物実験の根拠は十分だと結論した、そのためもっと高い分類になるはずだった。

(CSPIはIARCモノグラフにアスパルテームを候補として推していた団体で、Ramazziniの人とともにロイターにリークしたと疑われている。JECFAのことは一切言わないあたり、何がしたいのかわかりやすい)

 

-ブリュッセルはグリホサートは「完全再認可」するのに十分安全という

Brussels says glyphosate safe enough for ‘full’ re-approval

BY BARTOSZ BRZEZIŃSKI JULY 17, 2023

https://www.politico.eu/article/brussels-says-glyphosate-safe-enough-for-full-re-approval/

欧州委員会が引用した意見は、グリホサートの標準的15年間認可への道をひらく

リークされた文書案によると、欧州委員会はグリホサートを完全再認可する提案を準備中

(欧州の活動家、リークばかりしている。ルールを守る気のない人達を信頼するのは困難。)

 

-MSG-推進されてきた最大の食品神話の一つ

MSG — one of the largest food myths being pushed

by Michael Simpson2023-07-16

https://www.skepticalraptor.com/skepticalraptorblog.php/msg-myth-one-of-the-most-persistent-in-the-pseudoscience-of-food/

MSGのような食品添加物は人々にとって最も情熱的な問題の一つである。アスパルテーム、高果糖コーンシロップ、GMO、塩、砂糖、トランス脂肪、ポリソルベート80。私は食の疑似科学の中で最も広がっているのがMSGの神話だと思う。

(以下長い記事見出しのみ)

MSG神話の背景

真のMSG科学

MSG神話を打ち砕くさらなる科学

ちょっと待って、MSG神話にはまだある

MSGについて最良の科学的根拠

中華料理店症候群について

まとめ

 

-アスパルテームが心配?あなたの食事の「おそらく発がん性」のこれに注意

Concerned about aspartame? Beware of this other “probable carcinogen” on your plate

Kevin Folta | July 18, 2023

https://geneticliteracyproject.org/2023/07/18/concerned-about-aspartame-beware-of-this-other-probable-carcinogen-on-your-plate/

アスパルテームの発がん性の可能性分類が見出しに踊っているが、IARCは他にもよくある化合物を分類している。

ソーシャルメディアや伝統メディアがアスパルテームの使用を禁止せよと噴き上がっていて、環境活動家達がギアをトップに入れている。不正法律事務所がインターネットを巡回して犠牲者を探している。

しかしIARCは同じ評価でメチルオイゲノールをグループ2A、つまりアスパルテームより格上に分類しているのだ。Twitterの論理によればグループ2Aは危険なのでメチルオイゲノールは恐ろしい毒である。活動家はメチルオイゲノールを含む製品に「発がん性」の表示や禁止を要求しメチルオイゲノールを売っている会社は訴えられることになる。その毒が含まれるのは、エッセンシャルオイル、アロマセラピーキャンドル、それからバジルソースである。

メチルオイゲノールの事例はIARCが引き起こす化学物質恐怖症の偽善を強調する格好の事例である。メチルオイゲノールはティーツリーオイルやシトロネラ、ナツメグ、レモングラス、クローブ、オールスパイスの中心的成分である。メチルオイゲノールとその代謝物は、バナナかオレンジを食べたばかりのヒトの尿からほぼ100%検出されるだろう。それはグリホサートが検出されたとするpptレベルの濃度の何桁も高い濃度で存在する。

ポイントは単純である。IARCの古くさい分類システムは恥知らずな役者達によって活動家が標的とする産業で使われている化学を中傷するために動員されてきた。IARC分類とその注目を集めるニュースの見出しは訴訟と人々の意見の操作の最初のひどい一歩なのである。

アスパルテームやグリホサートの分類とメチルオイゲノールの分類へのメディアや活動家の反応の違いは如何に選択的に誤解させるように動いているかを描き出す。

IARCモノグラフに誘発される社会の激しい憤りは、弁護士のポケットを潤しつつ科学への信頼を破壊する。