2023-11-20

[HK]ニュースレター

Food Safety Focus

15 Nov 2023

https://www.cfs.gov.hk/english/multimedia/multimedia_pub/multimedia_pub_fsf.html

掲載項目

-フィトヘマグルチニン中毒

-旅行者への注意喚起:カンピロバクターアウトブレイクからの教訓

-食品由来の薬剤耐性の最小化

-エアーフライヤーを使用するための食品安全のヒント

 

-フィトヘマグルチニン中毒

https://www.cfs.gov.hk/english/multimedia/multimedia_pub/multimedia_pub_fsf_208_01.html

豆類は世界中で最も用途が広く、よく食べられている栄養価の高い食品の1つである。

だが、一般的な豆類(緑豆、インゲン豆など)やその他の豆類(赤インゲン豆、白インゲン豆など)を適切に処理せずに摂取すると、天然に存在する毒素フィトヘマグルチニンによる食中毒になる恐れがある。この記事ではフィトヘマグルチニン中毒に関する簡潔な情報を提供する。

豆類中のフィトヘマグルチニン毒素

レクチンは、植物や動物に様々な生物学的役割を果たす、広く存在する糖結合タンパク質である。だが、中には高濃度で有毒になる可能性があるものもある。レクチンの中でも毒性影響があることが知られているのは、マメ科植物の種子(すなわち豆類)に比較的高レベルで存在するフィトヘマグルチニンである。フィトヘマグルチニンは植物の害虫や病原菌に対する防御に関与している。

フィトヘマグルチニンは、その名の通り、多くの哺乳類の赤血球を凝集させ、細胞の代謝を妨げる可能性がある。さらに、フィトヘマグルチニンは抗栄養素で、ミネラル類、特にカルシウム、鉄、リン、亜鉛の吸収を妨げる可能性がある。

フィトヘマグルチニンは多くの豆類に含まれているが、その量は豆の種類により異なる。フィトヘマグルチニンの濃度は赤インゲン豆(インゲン豆Phaseolus vulgaris)で最も高い。別の種類のP. vulgarisである白インゲン豆には、赤インゲン豆の毒性量のおよそ1/3が含まれている。他方、ソラマメ(Vicia faba)には、赤インゲン豆に含まれるフィトヘマグルチニンの量の5%~10%しか含まれていない。ダイズ、サヤエンドウ、ササゲなど、香港で一般的に摂取される豆類は、他の地域でフィトヘマグルチニン中毒を引き起こすことが報告されている。同じ種類の豆でも栽培品種が異なると、フィトヘマグルチニン毒素のレベルに有意差がある可能性があるため、食中毒を避けるには、全ての豆類を摂取前に適切に調理する必要がある。

フィトヘマグルチニン中毒の臨床症状

フィトヘマグルチニン中毒の症状は、激しい腹痛、嘔吐、下痢などである。フィトヘマグルチニン中毒の特徴を以下の表にまとめた:

フィトヘマグルチニン中毒の特徴

死亡率:

一般的に命に関わらない

毒性量

4~5粒程の生豆で症状が出る可能性がある。

発症時間

 

通常、その製品の摂取後1~3時間以内に激しい吐き気と嘔吐で始まり、その後その時間内に下痢を発症する。

症状

 

上部下部消化管疾患。嘔吐は激しくなる可能性がある。嘔吐や下痢に加えて、人によっては腹痛も報告されている。

期間

 

通常、回復は早く、症状の発症後3~4時間以内に自然に治まるが、入院が必要な場合もある。

感受性の高い集団

 

年齢・性別を問わず全ての人々が等しく影響を受けやすいようだ。重症度は摂取した用量に関係する。

 

毒素の低減方法

湿式加熱調理はフィトヘマグルチニンの毒素を低減できる。完全に加熱調理した豆類と比べると、生のインゲンマメのフィトヘマグルチニンレベルは数百倍になる可能性がある。従って、十分に加熱調理した後に、ヒトの食事に食品としてフィトヘマグルチニンを含む豆類を使用しても懸念とはならない。だが、フィトヘマグルチニンを含む食品を沸点が低下する高地で調理する場合、低温調理法を採用する場合、熱伝導が不均一な状況では、特別な注意を払う必要がある。

フィトヘマグルチニン毒素を破壊するには、豆類を新鮮な水に浸して十分に茹でる必要がある(例えば、少なくとも12時間以上水に浸し、その後水中で10分以上激しく煮る)。以前の研究から、1時間85°Cで調理した後にフィトヘマグルチニン毒素が活性状態を維持していたことが示されていた。従って、毒素を破壊しない可能性があるため、豆類は土鍋やスロークッカーなどで低温で調理してはならない。他方、市販の缶詰の豆類は、徹底した加熱処理が施されているため、さらに調理しないで食べても安全である。

フィトヘマグルチニンの食品安全基準

フィトヘマグルチニンはFAO/WHO合同食品添加物専門家会議(JECFA)などの食品安全規制当局によって評価されておらず、リスク評価のための健康に基づく指標値も設定されていない。さらに、コーデックスによって設定された関連する食品安全基準値もない。にもかかわらず、4~5粒程の生豆を摂取すると症状を発症する可能性があることが報告されている。重要なのは、湿式加熱調理がフィトヘマグルチニンの毒性を除去する可能性があることである。消費者は生豆や十分加熱されていない豆類を食べてはいけない。

注意すべき重要なポイント

多くの種類の豆類には天然の毒素フィトヘマグルチニンが含まれている。生豆の摂取はフィトヘマグルチニン中毒を引き起こす可能性がある。

湿式加熱調理はフィトヘマグルチニンの毒性を除去できる。豆類は新鮮な水に浸して十分に茹でること(100°C)。例えば、土鍋やスロークッカーでは毒性を破壊しない可能性があるため、豆類を低温で調理してはならない。

缶詰の豆類はさらに調理しなくても安全に食べられる。

消費者や取引業者への助言

フィトヘマグルチニン毒素を破壊するには十分水に浸して加熱調理すること。

豆類は低温で調理してはならない。例えば、土鍋やスロークッカーでは毒素を破壊しない可能性がある。

生豆や十分調理されていない豆類を摂取してはならない。

 

[EU]RASFF 2023(1112-1118)

警報通知(Alert Notifications)

イタリア産フードサプリメントの上限を超えた二酸化硫黄非表示、エジプト産ギリシャ経由乾燥粉末スペアミントのクロルピリホス、エジプト産乾燥モロヘイヤのカルベンダジム及びジチオカルバメート、スペイン産冷凍アオザメの水銀、イタリア産ココアパウダーのカドミウム及びベンゾ(a)ピレン、スペイン産花粉のピロリジジンアルカロイド、フランス産CBDグミのTHC、ブルキナファソ産ナスのジメトエート及びオメトエート(複数あり)、インド産オランダ経由ターメリック粉末のクロルピリホス、マレーシア産オランダ経由ゼリーカップの未承認食品添加物(E407)、ドイツ産ラベージの根のPAH、スロバキア産ダイエタリーサプリメントの未承認物質タダラフィル及びシルデナフィル、ドイツ産乾燥ネギのカドミウム、トルコ産オーストリア経由赤唐辛子のフロニカミド、ポーランド産キビのクロルピリホス、

注意喚起情報(information for attention)

アップルのジメトエート・オメトエート・チアメトキサム・クロルピリホス及びカルベンダジム、フィリピン産英国経由乾燥マンゴーの亜硫酸塩高含有、中国産オランダで包装した唐辛子と大豆油のグリシジルエステル類超過、トルコ産梨のホスメット、英国産フードサプリメントのシルデナフィル及びタダラフィル、クッキーの3-MCPD及びグリシジルエステル類、トルコ産カプセルのシブトラミン、インド産冷凍エビの尻尾の亜硫酸塩非表示、米国産ピーナッツのアフラトキシンB1、スペイン産メカジキの水銀、アルバニア産トマトのフェナミホス、セルビア産チーズスプレッドのアフラトキシンM1、

通関拒否通知(Border Rejections)

ケニア産緑豆のメタミドホス、インド産ワサビノキのメタミドホス、インド産ワサビノキのフィプロニル、ケニア産有機粉末コーヒーのオクラトキシンA高含有、トルコ産乾燥イチジクのアフラトキシン(複数あり)、トルコ産ザクロのアセタミプリド、ブラジル産菓子の未承認添加物E171、中国産青果のフルキサピロキサド、アンゴラ産パッションフルーツのカドミウム、ブラジル産新規食品成分ヤシ( Syagrus coronata ) 、セルビア産カリフラワーのフルアジホップ-P、アラブ首長国連邦産小麦粉のクロルピリホスメチル、エジプト産塩漬けブドウの葉のアセタミプリド・ボスカリド・カルベンダジム・ベノミル/カルベンダジム・クロルピリホス・シフルフェナミド・ラムダシハロトリン・ジフェノコナゾール・ジニコナゾール・ルフェヌロン・ミクロブタニル・ペルメトリン・プロピコナゾール・テブコナゾール及びシフルトリン、中国産家禽肉製品の塩素酸塩(複数あり)、米国産フードサプリメントの未承認新規食品成分 Brevibacillus laterosporus、英国産ソースの未承認成分フェヌグリークの葉、インド産米のトリシクラゾール、

 

[EU]査察報告

-コートジボワール―水産物:査察報告書DG(SANTE)/2019-6862のフォローアップ

Cote d'Ivoire 2023-7893―Fishery products: follow up of audit report DG(SANTE)/2019-6862

12-10-2023

https://ec.europa.eu/food/audits-analysis/audit-report/details/4669

2023年3月1~8日に実施した、前回の査察結果の助言に対する是正措置を検証した、コートジボワールの水産物の査察結果。一部の助言は修正できたが、残りの4つの助言にはまだ特定のギャップがある。また、指定された管轄機関間の組織や協力など、公的管理システムに関連する特定の欠点が、提供する全体的な保証に悪影響を与えている。これは、EUに水産物を輸出する際にEU公的証明書が求める保証を完全に提供する管轄機関の能力を弱めている。

 

-マルタ―飼料の衛生に関する公的管理

Malta 2023-7698―Official controls on feed hygiene

11-10-2023

https://ec.europa.eu/food/audits-analysis/audit-report/details/4670

2023年5月8~19日に実施した、飼料衛生分野の公的管理の規則への遵守を検証することを目的としたマルタの査察結果。検査官の教育、ガイダンス文書、手順、チェックリストなど、公的資料管理システムに必要な要素の多くが実施され、リスクに基づくアプローチが公的飼料サンプリング計画に活用されている。リスクに基づいたアプローチは開発中で、まだ検査対象ではない。検査官の不正確な評価、HACCP計画におけるハザード同定と交差汚染検査、保持するサンプルの収集・保管の実践、非薬用と薬用飼料両方の法的処方と表示要件の遵守など、多くの欠点が飼料の公的管理の有効性を害していることがわかった。

 

-タイ―水産物

Thailand 2023-7758―Fishery products

06-10-2023

https://ec.europa.eu/food/audits-analysis/audit-report/details/4668

タイの法律やシステムのEU食品安全規則への遵守や、EU輸出用水産物のEU公的衛生証明書への遵守を確認する管理システムの能力を検証するために2023年5月9~17日に実施された査察。管轄機関は、EU輸出用水産物やその生産チェーンを含むほぼ適切な法的枠組みと適切な文書化手順に支えられて、公的管理、認証システムを実施している。EU輸出用生産チェーンに参加する全施設が含まれておらず、一次生産と非一次生産両方の漁船に適用される基準が食い違っており、管轄機関の保証能力に、限定的だが負の影響がある。

 

[EFSA]意見等

-ブドウのつるの殺菌剤として植物保護に使用される基本物質としての卵殻粉末の承認申請に関する総合的な結論

Overall conclusions on the application for approval of eggshell powder as a basic substance to be used in plant protection as a fungifuge on grapevines

EFSA Journal 2023;20(11):EN-8434 15 November 2023

https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-8434

 

-ブドウのつる、リンゴ、ジャガイモ、レタスの殺菌剤として植物保護に使用される基本物質としてのブドウの種子抽出物の承認申請に関する総合的な結論

Overall conclusions on the application for approval of grape seed extract as a basic substance to be used in plant protection as a fungicide on grapevines, apples, potatoes and lettuce

EFSA Journal 2023;20(11):EN-8435  15 November 2023

https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-8435

2件とも

(技術的報告書)

本報告書では、加盟国とEFSAとの協議結果をまとめ、この申請の主な調査結果と総合的な結論を含む、受け取った個別のコメントについてのEFSAの科学的見解を提示している。

 

-新規食品としてのE. coli W (ATCC 9637)の派生株(Escherichia coli SGR5)が生産した2’-フコシルラクトース(2’-FL)の安全性

Safety of 2′‐fucosyllactose (2’‐FL) produced by a derivative strain (Escherichia coli SGR5) of E. coli W (ATCC 9637) as a Novel Food pursuant to Regulation (EU) 2015/2283

EFSA Journal 2023;21(11):8333 14 November 2023

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/8333

(科学的意見)

欧州委員会からの要請を受けて、EFSAの栄養・新規食品及び食物アレルゲンに関するパネル(NDA)は、規則(EU) 2015/2283に従って、新規食品(NF)としての2’-フコシルラクトース(2’-FL)に関する意見を出すよう求められた。このNFは主にヒト同一ミルクオリゴ糖(HiMO) 2’-FLからなるが、d-ラクトース、l-フコース、フコシルガラクトース、ジフコシルラクトース、d-グルコース、d-ガラクトース及びその他の関連糖類の小さな画分も含まれている。このNFはE. coli W (ATCC 9637)の遺伝子組換え株(Escherichia coli SGR5)で発酵して生産した。このNFの同一性、製造工程、組成及び規格に関して提出されたデータから安全上の懸念は生じない。申請者は、2’-FLはすでに認可されEUのNFsリストに含まれているため、一般人を対象集団として、同じ用途や使用量を申請する。パネルは、入手可能な摂取推定量が最近のものではなく(2015年)、EFSAが用いたものとは異なるデータベース(2008–2010年の英国のデータ)に基づいていることに留意した。このため、パネルは、現在のEFSAのアプローチに従って、新たな摂取推定量を実施することを決定した。パネルは、食品成分として使用されるこのNFの95パーセンタイルの最大一日摂取量は、母乳で育てられている乳児に推定される自然の最大平均一日摂取量よりも多く、幼児ではわずかに多いことに留意した。申請者は使用量1.2 g/日で2’-FLの使用を乳児のフードサプリメント(FS) で延長することも提案している。FSに提案した使用により、結果として得られる乳児の推定摂取量は、母乳を与えられている乳児の2’-FLの自然摂取量の範囲内である。2’-FLを添加したその他の食品や母乳を同日に摂取する場合、FSの使用は意図されていない。パネルは、このNFは提案された使用条件下で安全だと結論した。

 

-葉酸塩の耐容上限摂取量に関する科学的意見

Scientific opinion on the tolerable upper intake level for folate

EFSA Journal 2023;21(11):8353 13 November 2023

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/8353

(科学的意見)

欧州委員会(EC)からの要請を受けて、EFSAの栄養・新規食品及び食物アレルゲンに関するパネル(NDA)は、葉酸/葉酸塩の耐容上限摂取量(UL)の改訂に関する科学的意見を出すよう求められた。葉酸塩(葉酸とその他の認可された形態、(6S)-5-メチルテトラヒドロ葉酸グルコサミン塩とl-5-メチルテトラヒドロ葉酸カルシウム塩を含む)の過剰摂取の優先的な健康有害影響、すなわち、コバラミン依存性神経障害、低コバラミン状態の人の認知機能の低下、結腸直腸がん、前立腺がんのリスクに関する根拠を評価するために、文献の体系的なレビューが実施された。葉酸塩の食事からの摂取と、認知機能の低下、結腸直腸がん、前立腺がんとの間の明確な因果関係についての結論を出すには、根拠が不十分である。コバラミン欠乏症患者における神経症状の進行リスクは、葉酸のULを設定するための非常に重要な影響だと考えられる。葉酸塩の摂取量とコバラミン欠乏症の人における巨赤芽球性貧血の消失との用量反応の特性評価を改善できる新たな根拠は発表されなかった。食品科学委員会が以前に設定した葉酸のULsは、全ての人口集団に維持されている。すなわち、妊婦と授乳中の女性を含む成人に1000 μg/日、1~3歳児に200 μg/日、4~6歳児に300 μg/日、7~10歳に400 μg/日、11~14歳に600 μg/日、15~17歳に800 μg/日である。生後4~11ヶ月の乳児にはUL 200 μg/日が設定されている。このULsは、認可されている使用条件下で、葉酸、(6S)-5-メチルテトラヒドロ葉酸グルコサミン塩、l-5-メチルテトラヒドロ葉酸カルシウム塩の複合摂取量に適用される。葉酸/5-メチルテトラヒドロ葉酸塩を高用量含むフードサプリメントの常用者を除き、欧州の集団で補完する葉酸塩のULsが超過する可能性は低い。

 

[FSA]安全性評価:Yarrowia lipolyticaから生産されるステビオール配糖体(E 960)の使用改訂に関する評価結果

Safety Assessment: Outcome of Assessment of the Modification of use of Steviol Glycosides (E 960) Produced by Yarrowia lipolytica

15 November 2023

https://www.food.gov.uk/research/research-projects/safety-assessment-outcome-of-assessment-of-the-modification-of-use-of-steviol-glycosides-e-960-produced-by-yarrowia-lipolytica

英国食品基準庁(FSA)とスコットランド食品基準庁(FSS)は、添加物、酵素及びそのほかの規制製品に関する共同専門家グループ(AEJEG)が実施したステビオール配糖体(E960)の現行製造方法の変更に関する評価について合意し、ステビオール配糖体の現行規格を修正し、高純度ステビオール配糖体を製造する代替方法としてY.lipolyticaによる単糖類(ブドウ糖)の菌類発酵を含めることを認めた。

 

[FSAI]食品安全会議は食品の持続可能性を探る

Food Safety Conference Explores Food Sustainability

THURSDAY, 16 NOVEMBER 2023

https://www.fsai.ie/news-and-alerts/latest-news/food-safety-conference-explores-food-sustainabilit

アイルランド食品安全局(FSAI)の食品安全諮問評議会は食品安全が食品の持続可能性とどのように相互作用するかを議論する公開会議を主催した。

 

[FDA]プレスリリース

-連邦判事がユタ州のダイエタリーサプリメント販売業者及びBalance of Nature Productsの製造業者に対する同意判決を下す

Federal Judge Enters Consent Decrees Against Utah-Based Dietary Supplement Distributor and Manufacturer of Balance of Nature Products

November 16, 2023

https://www.fda.gov/news-events/press-announcements/federal-judge-enters-consent-decrees-against-utah-based-dietary-supplement-distributor-and

 米国食品医薬品局(FDA)は、ダイエタリーサプリメントの販売業者、製造業者及び代表者2名は連邦裁判所から、米国医薬品化粧品法に基づく連邦規則及び要件に適合するまで製品の製造及び販売の停止を命じられたと発表した。未承認の医薬品や偽装となるような表示、不純品、複数の適正製造基準(CGMP)要件違反の問題があった。

 

-FDA海外オフィスの設立を振り返る

Looking Back at the Founding of the FDA Foreign Offices

November 16, 2023

https://www.fda.gov/international-programs/international-programs-news-speeches-and-publications/looking-back-founding-fda-foreign-offices

 FDA海外事務所開設15周年を記念して、FDAはSusan Winckler氏へのインタビューを発表した。海外事務所設立について、ヒト用食品プログラムに関するReagan-Udall評価にこの経験がどのような影響を与えたかについて話した。

 

-FDAにおける代替方の推進

Advancing Alternative Methods at FDA

11/16/2023

https://www.fda.gov/science-research/about-science-research-fda/advancing-alternative-methods-fda

 FDAはウェブページ「Advancing Alternatives Methods at FDA」を新しい情報と改訂されたフォーマットで更新した。規制上の使用のための新しい代替方法を推進するための FDAの継続的な取り組みに関するより詳細なコンテンツへのアクセスを容易にした。

 

-FDAは小売業者に対し、日用品に見せかけた違法な若者に向けた電子タバコの販売を中止するよう警告する

FDA Warns Retailers to Stop Selling Illegal Youth-Appealing E-Cigarettes Disguised as Everyday Items

11/16/2023

https://www.fda.gov/tobacco-products/ctp-newsroom/fda-warns-retailers-stop-selling-illegal-youth-appealing-e-cigarettes-disguised-everyday-items

 FDAはオンライン小売業者7社に対し、未承認の電子タバコを販売及び/又は流通させたとして警告書を発行した。未承認の電子タバコは、牛乳パック、ソフトドリンクボトル、スラッシュなどの青少年向けのおもちゃや飲み物の容器のように包装されている。

 

-内科教授協会でのRobert Califf長官の発言

Remarks by Commissioner Robert Califf to the Association of Professors of Medicine (APM)

November 15, 2023

https://www.fda.gov/news-events/speeches-fda-officials/remarks-commissioner-robert-califf-association-professors-medicine-apm-11152023

 FDAのRobert Califf長官がFDAの医学部門のシステムにおける変更点について説明する。

 

-Reagan Udall公聴会での包装前面表示に関するRobert Califf長官の発言

Remarks by FDA Commissioner Robert Califf at the Reagan Udall Public Meeting on Front of Package Labeling

November 16, 2023

https://www.fda.gov/news-events/speeches-fda-officials/remarks-fda-commissioner-robert-califf-reagan-udall-public-meeting-front-package-labeling-11162023

 FDAのRobert Califf長官が食品の包装前面表示の重要性について説明する。

 

[FDA]警告文書

-Prestige 22, Inc. d/b/a The Vapers World

NOVEMBER 16, 2023

https://www.fda.gov/inspections-compliance-enforcement-and-criminal-investigations/warning-letters/prestige-22-inc-dba-vapers-world-671630-11162023

家庭内喫煙防止及びタバコ規制法(Family Smoking Prevention and. Tobacco Control Act)、不正表示、不純品の問題。製品包装が、飲料容器を模倣している。

 

-Lingkey Co. Ltd. d/b/a Vape Hammer

NOVEMBER 16, 2023

https://www.fda.gov/inspections-compliance-enforcement-and-criminal-investigations/warning-letters/lingkey-co-ltd-dba-vape-hammer-671626-11162023

家庭内喫煙防止及びタバコ規制法、不正表示、不純品の問題。製品包装が、ソーダ飲料を模倣している。

 

-Pamirs Group Limited d/b/a VapeCig Wholesale

NOVEMBER 16, 2023

https://www.fda.gov/inspections-compliance-enforcement-and-criminal-investigations/warning-letters/pamirs-group-limited-dba-vapecig-wholesale-671617-11162023

家庭内喫煙防止及びタバコ規制法、不正表示、不純品の問題。製品が、おもちゃや食料品の包装を模倣している。

 

-Tyler Wholesale Supply LLC d/b/a BBW Supply

NOVEMBER 16, 2023

https://www.fda.gov/inspections-compliance-enforcement-and-criminal-investigations/warning-letters/tyler-wholesale-supply-llc-dba-bbw-supply-671628-11162023

家庭内喫煙防止及びタバコ規制法、不正表示、不純品の問題。製品包装が、飲料製品を模倣している。

 

-Vape Wholesale USA

NOVEMBER 16, 2023

https://www.fda.gov/inspections-compliance-enforcement-and-criminal-investigations/warning-letters/vape-wholesale-usa-671634-11162023

家庭内喫煙防止及びタバコ規制法、不正表示、不純品の問題。製品がおもちゃの携帯電話や飲料の容器を模倣している。

 

-Vapeify

NOVEMBER 16, 2023

https://www.fda.gov/inspections-compliance-enforcement-and-criminal-investigations/warning-letters/vapeify-671633-11162023

家庭内喫煙防止及びタバコ規制法、不正表示、不純品の問題。製品がおもちゃや飲料容器を模倣している。

 

-Dispo Mode

NOVEMBER 16, 2023

https://www.fda.gov/inspections-compliance-enforcement-and-criminal-investigations/warning-letters/dispo-mode-671629-11162023

家庭内喫煙防止及びタバコ規制法、不正表示、不純品の問題。製品包装が、飲料容器を模倣している。

 

[FDA]公示

-Notoginseng Formula Special Gout Granuleは表示されない医薬品成分を含む

Notoginseng Formula Special Gout Granule contains hidden drug ingredients

11-17-2023

https://www.fda.gov/drugs/medication-health-fraud/notoginseng-formula-special-gout-granule-contains-hidden-drug-ingredients

 FDAの研究所分析により、痛風の治療及び痛みの緩和のために販売されているNotoginseng Formula Special Gout Granuleに、製品表示ラベルにないデキサメタゾン及びジクロフェナクの含有が確認された。製品写真あり。

 

-Himalayan Pain Relief Teaは表示されない医薬品成分を含む

Himalayan Pain Relief Tea contains hidden drug ingredients

11-17-2023

https://www.fda.gov/drugs/medication-health-fraud/himalayan-pain-relief-tea-contains-hidden-drug-ingredients

 FDAの研究所分析により、痛みの緩和のための茶として販売されているHimalayan Pain Relief Teaに、製品表示ラベルにないジクロフェナク及びデキサメタゾンの含有が確認された。製品写真あり。

 

-Tepee Herbal Teaは表示されない医薬品成分を含む

Tepee Herbal Tea contains hidden drug ingredient

11-17-2023

https://www.fda.gov/drugs/medication-health-fraud/tepee-herbal-tea-contains-hidden-drug-ingredient

 FDAの研究所分析により、痛みの緩和のための茶として販売されているTepee Herbal Teaに、製品表示ラベルにないピロキシカムの含有が確認された。製品写真あり。

 

[MPI]プレスリリース

-スーパーバグ(薬剤耐性):戦いで役立つこと

Superbugs: how you can help fight back

17 November 2023

https://www.mpi.govt.nz/news/media-releases/superbugs-how-you-can-help-fight-back/

世界抗菌薬啓発週間(World Antimicrobial Awareness Week)を前に、薬剤耐性の予防に関して呼びかける。

 

-公衆衛生警告:北島の東海岸の貝類バイオトキシン警告の拡大

Public health warning: shellfish biotoxin alert for East Coast of North Island extended

17 November 2023

https://www.mpi.govt.nz/news/media-releases/public-health-warning-shellfish-biotoxin-alert-for-east-coast-of-north-island-extended/

ニュージーランド食品安全は北島東海岸で貝類の採取や採れた貝類の消費を控えるよう公衆衛生警告を発し、地域を拡大した。採取したイガイのサンプルで、麻痺性貝毒のレベルが安全基準値の3倍であった。

 

[FSANZ]食品基準通知

Notification Circular 270-23

​17 November 2023

https://www.foodstandards.gov.au/code/changes/circulars/Pages/Notification%20Circular%20270-23.aspx

新規申請と提案

・加工助剤としてのTrichoderma reesei由来トリアシルグリセロールリパーゼ

意見募集

・食品添加物としてのローズマリー抽出物-使用拡大

https://www.foodstandards.gov.au/media/Pages/Call-for-comment-to-extend-the-use-of-rosemary-extract-as-a-food-additive-.aspx

・特定医療目的食品の食品添加物としてのステビオール配糖体

https://www.foodstandards.gov.au/Pages/Call-for-comment-on-permitting-steviol-glycosides-as-a-food-additive-in-Foods-for-Special-Medical-Purposes.aspx

2023年12月15日まで

閣僚会議通知

・強調表示のための添加された糖の定義

 

[CDC] 大麻生産における致死的職業喘息-マサチューセッツ、2022

Fatal Occupational Asthma in Cannabis Production — Massachusetts, 2022

Weekly / November 17, 2023 / 72(46);1257–1261

https://www.cdc.gov/mmwr/volumes/72/wr/mm7246a2.htm?s_cid=mm7246a2_w

27才の女性が2021年5月20日に屋内での大麻栽培と加工施設で働きはじめた。作業場所には大麻が粉末化される場所が含まれた。7月後半、彼女は吐き気、味覚と臭いの消失、耳痛、咳のため雇い主がSARS-CoV-2検査を要求した。2回陰性で、二回目の診察の時に両側性広範性喘鳴が見られていた。患者の母親によると彼女は喘息の既往はないが仕事に関連してアレルギー症状があった。10月1日から彼女は大麻の花を細かくしてタバコを作る作業に移り、ダストへの暴露が増えた。他の従業員が咳が増えたと報告している。暴露を減らす対策がとられたが11月9日に仕事中に呼吸困難になり救急搬送された。救急処置によって寛解し治療を薦められた。2022年1月4日、彼女は同僚に息切れが悪化していると当たっている。その日咳が増えアルブテロール吸入薬を使ったが呼吸困難が悪化し救急車が到着する前に心停止。救命を試みて血液循環が再開したが意識が戻ることはなく2022年1月7日に脳死と診断され治療は中止された。

 

[WHO]出版物

-国連健康的加齢の10年進捗報告書、2021-2023

Progress report on the United Nations Decade of Healthy Ageing, 2021-2023

17 November 2023

https://www.who.int/publications/i/item/9789240079694

 

-母乳代用品のデジタルマーケティング制限のための規制対策ガイダンス

Guidance on regulatory measures aimed at restricting digital marketing of breast-milk substitutes

16 November 2023

https://www.who.int/publications/i/item/9789240084490

ベビーフードも含む

(災害時も母乳以外のものが使われる危機としか考えないらしい。)

 

論文

-欧州議会では緑の成長が合意の得られた立場としての重さを失う

Green growth loses weight as a consensus position in the European Parliament

17-NOV-2023

https://www.eurekalert.org/news-releases/1008459

欧州議会の政治家が、気候危機への取り組みとして、「緑の成長green growth」のみではなく脱成長post-growthや環境社会主義ecosocialistに支持的

Nature Sustainabilityに発表された政治エリートの見解解析。

(衰退に向かう欧州)

 

-EUと欧州経済圏の抗生物質使用量はパンデミック前のレベルに戻った

Consumption of antibiotics in the community back to pre-pandemic levels in the European Union and European Economic Area

17-NOV-2023

https://www.eurekalert.org/news-releases/1008482

Eurosurveillanceに発表されたデータ。

 

-IARCの主導した研究が毎年7カ国で、予防可能ながんで200万人が命を落としていることを発見

IARC

IARC-led study finds that 2 million lives are lost to preventable cancers each year across seven countries

16 November 2023

https://www.iarc.who.int/news-events/iarc-led-study-finds-that-2-million-lives-are-lost-to-preventable-cancers-each-year-across-seven-countries/

eClinicalMedicine,に発表された研究で、BRICSと英国、米国の喫煙、飲酒、過体重と肥満、HPV感染によるがん死への影響を調べた。喫煙が最大のがん死亡要因で130万人以上の死因である。また損失余命も検討し、この四つのリスク要因で毎年3000万年が失われ、そのうち2080万年が喫煙による

 

2020年の世界、地域、国の生涯発がん確率

Global, regional, and national lifetime probabilities of developing cancer in 2020

Rongshou Zheng et al., Sci Bull (Beijing). 2023 Nov 15;68(21):2620-2628

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/37821267/

一生の間にがんに罹患する可能性は2020年の世界では25.10%。男性26.27%、女性23.96%。国により相当違う。

 

-人々の血糖を下げるための大規模英国計画が実際有効

Natureニュース

Giant UK programme to lower people’s blood-sugar levels really works

15 November 2023 Heidi Ledford

https://www.nature.com/articles/d41586-023-03524-2

行動変容による糖尿病予防のために世界最大のキャンペーンの一つが公衆衛生上の利益を期待できる

200万人以上の医療記録の解析から、イングランドの糖尿病予防計画は、参加した人の血糖を下げ体重を減らした。これまで臨床試験でそのような行動アプローチは管理下では上手くいくことが示唆されていたが、この最新結果はリアルワールドでの根拠を提供する。

またいくつかの限界も示唆された。このNHS糖尿病予防計画のベネフィットは女性より男性のほうが明白で、この計画への参加を紹介された人の多くが参加しなかった。この計画は最低13回のセッションに参加しそこで健康的な食事や健康体重維持の方法のカウンセリングを受ける。参加資格は血糖が一定値以上の人である。

しかし脱落率の高さは懸念で、計画を紹介された人のうち実際に始めたのは1/3以下で、完了できたのはさらに少ない。そして計画に参加しない人の多くが特に糖尿病とその合併症のリスクの高いマイノリティ-エスニックの人達である

 

その他

-Natureニュース

EUは議論の多い除草剤グリホサートをさらに10年使うことを認める

EU allows use of controversial weedkiller glyphosate for 10 more years

17 November 2023 Barbara Casassus

https://www.nature.com/articles/d41586-023-03589-z

加盟国間の膠着状態の中、欧州委員会は継続使用を認可

(EFSAとECHAの評価に従った。でもむしろ科学を無視して欧州農業がスリランカのように壊滅してしまったほうが環境活動家(とIARC)の有害影響に早く目覚めて世界での総被害が小さいのではないかとすら思う。)

 

-コンシューマーラボ

製品レビュー 殻剥きクルミ(ハーフ&ピース)

Shelled Walnuts (Halves & Pieces)

Published November 16, 2023

https://www.consumerlab.com/reviews/walnuts-shelled-halves-pieces-chopped/walnuts/

いくつかの製品にはカビが多く、酸化の兆候があった。また多くはほとんどピースしか入っていないのにハーフ&ピースと誤解を招く表示があった

 

シナモンサプリメントとスパイスレビュー

Cinnamon Supplements and Spices Review

Updated November 16, 2023 ⓘ

https://www.consumerlab.com/reviews/cinnamon-supplements-review/cinnamon/

注意:一部のシナモン製品に高濃度の毒素

鉛、クマリン、サルモネラ検出

 

-DMSOは万能薬ではない。しかしFDAのパニックが神話を生んだ

DMSO Is Not a Cure-All. But the FDA’s Panic Over It Birthed a Myth.

Jonathan Jarry M.Sc. | 17 Nov 2023

https://www.mcgill.ca/oss/article/medical-critical-thinking-history/dmso-not-cure-all-fdas-panic-over-it-birthed-myth

製紙産業の副産物が、間違った時期と場所で医薬品候補になり、陰謀論が生じた

2013年の1351人のアメリカ成人を代表する人達へのオンライン調査で、FDAが医薬品企業の圧力で意図的に人々にがんの自然療法を受けることを妨害しているという主張に1/3以上が合意するというショッキングな数字が明らかになっている。DMSOの例はこの考え方がいかに広まっているかを示す。

ジメチルスルホキシド(DMSO)は1967年にロシアの化学者Alexander Zaytsevが初めて単離を報告した。それは木の繊維の分解時に生じる製紙業界の廃棄物で、1960年代初頭に紙製品製造業Crown Zellerbach社がその従業員の化学者Robert HerschlerにDMSOを何らかの形で商業利用できないかを尋ねた。Herschlerは地元の大学のStanley Jacob外科教授にアプローチした。彼は移植用に生体をごく低温で保存することに関心があり、英国のチームがDMSOは血球を保存する際の良い不凍剤になると報告していたからである。

Jacobは実験室でDMSOの実験をした。ここで医薬品としてのDMSOのオリジナルの物語が生じた。Jacobの助手の一人が火傷あるいは捻挫をしてJacobがDMSOを塗ったら魔法のように効いたようだ。

DMSOは速やかに効率よく皮膚から吸収され血流に入って代謝され肺から硫化ジメチルとして吐き出される。これは呼気をニンニク臭くする。そのことがJacobとHerschlerにDMSOの医薬品としての可能性を想像させた。それが学術研究を飛ばして地元新聞の一面を飾りNewsweekや Lifeが魔法のDMSOとして報道した。Crown Zellerbach社の株価は一時的に急騰した。製薬会社がCrown社に押しかけ、Crown社は1964年にいくつかの製薬会社に研究許可をだした。

1962年に米国では医薬品が認可される前に安全性と有効性の根拠が必要となり、DMSOはこの新しい規制の対象となった。MerckがFDAに提出したデータの中には動物実験での異常の発生やヒトでの死亡例が含まれ、FDAはDMSOは医薬品としては認可できないと決定し、Crown社の医薬品試験委託権限を取り消し、1965年にはWHOや米国の医師にDMSOは有害な可能性があるため未使用のものは全て回収するよう要請した。これによりアメリカでのDMSOのヒトへの使用は禁止された。

このことがDMSOの父であるJacob博士を巡る運動へと変わっていった。

(長い記事一部のみ)

 

-動画

卵の殻、かたつむり、石けん、膀胱結石

Cup o'Joe-Egg shells, snails, soap and bladder stones

https://www.youtube.com/watch?v=NIL3xyj89xw

18世紀に黒焦げの卵の殻とかたつむりと石けんとハーブの混合物が膀胱結石のレメディとして販売されていた話。おそらく卵の殻とカタツムリの殻に含まれるカルシウム由来の石灰が尿のpHをアルカリ性にして尿酸結石を溶かすのに役立ったのだろう

 

内分泌攪乱物質とベジタリアングーラッシュ(ハンガリー料理)の共通点は?

What do endocrine disruptors and vegetarian ghoulash have in common? | The Right Chemistry

https://www.youtube.com/watch?v=nW3QQxM6_e4

ベジタリアングーラッシュには肉の代わりに豆腐が使われている。ある女性が乳がんになって、医師から大豆を食べるなと言われたため食べられないと言うので調べてみたが大豆を食べることと乳がんの増加が関連する根拠はあまりなかった。女性ホルモンへの懸念は正当であるが食品としての大豆は懸念ではないようだ

 

-SCIENCE VOLUME 382|ISSUE 6672|17 NOV 2023

エディトリアル

科学、正義、エビデンス

Science, justice, and evidence

JENNIFER MNOOKIN  p. 741

米国の裁判における科学的根拠について

(裁判所で証言する「専門家」が必ずしも科学的コンセンサスを言わない問題)

 

特集 ブレインゲーム?

BRAIN GAMES?

BYCHARLES PILLER

内部告発者と元研究員はスター神経科学者Berislav Zlokovicは主要な脳卒中試験と重要なアルツハイマー研究でデータを操作した可能性があるという

3K3A-APC

4人のもと研究室メンバーが、Zlokovicのラボは威嚇の文化があって、常にデータを仮説にフィットするよう調整するよう要求されていたという

 

-グリホサートキャンペーン失敗のその後

An Ex-Post on the Failed Glyphosate Campaign

Posted by RISKMONGER on NOVEMBER 16, 2023

https://risk-monger.com/2023/11/16/an-ex-post-on-the-failed-glyphosate-campaign/

本日欧州植物動物食品飼料に関する常設委員会(PAFF委員会)が再びグリホサートの認可の賛成あるいは反対の特定多数決に至らなかった。最大の三カ国フランス、ドイツ、イタリアが「戦略的棄権」したため欧州委員会が権限を行使して今後10年の再認可を承認した。

私は25年ブリュッセルの溝を観察してきたが、こんなにあっさりと済むとは思わなかった。

今日の午後、怒り狂った活動家達がルクセンブルクの周辺のカフェで反農業の次の手を計画しているが、我々は何が起こったのかを評価すべきだろう。

若干の歴史

今後の怒りの爆発に備える-活動家の次の標的は各国レベル、スリランカの二の舞はどの国?

何故彼らは失敗したのか?-対話の欠如、あらゆるものに毒、歩み寄りの欠如、過剰な侮辱