[FSA]ウェールズ食品諮問委員会の公開会議―2023年5月11日
Open Meeting of Welsh Food Advisory Committee – 11 May 2023
5 May 2023
英国食品基準庁(FSA)のウェールズ食品諮問委員会は、2023年5月11日にカーディフで公開会議を開催する。議題は英国への輸入食品及び飼料製品に関する新しいグローバルな規制管理であるBorder Target Operating Model(BTOM)の案に焦点をあてる。
[FSA]商品コードとカテゴリーのリスト
List of commodity codes and categories
28 April 2023
https://www.food.gov.uk/research/research-projects/list-of-commodity-codes-and-categories
食品、飼料、POAO (動物由来製品)、FNAO (非動物由来食品)及び非食品項目のカテゴリーに割り当てられた、FSAの権限内の8桁の商品コードの包括的なリストを公表する。
[FDA]プレスリリース
-FDAは、覚醒やエネルギー増強を目的として販売しているNose Slap及びSoul Slap製品を購入または使用しないよう消費者に警告する
FDA warns consumers to not purchase or use Nose Slap and Soul Slap products marketed for alertness and energy boosting
5/1/2023
FDAは、覚醒を促し、エネルギーを高めるために販売されている未承認医薬品であるNose Slap及びSoul Slap製品を購入または使用しないよう消費者に警告している。これらの製品は吸入剤であり、主にアンモニアが含まれている。
-Robert M. Califf長官の「食は薬である全国サミット」での発言:「ヘルスケアの変革」
Remarks by Commissioner Robert M. Califf to the Food is Medicine National Summit: “Transforming Health Care”
04/28/2023
ヘルスケアの変革について、FDAの取り組みを4つの特定の優先事項をあげ、説明する。
-消費者向け情報
「Gluten-Free」がグルテン不使用を意味する
'Gluten-Free' Means What It Says
05/04/2023
https://www.fda.gov/consumers/consumer-updates/gluten-free-means-what-it-says
FDAは「グルテンフリー」の定義について説明する。
[FDA]警告文書
-Tager Online, Inc. DBA Volt Candy; Volt Candy Wholesale Club
APRIL 27, 2023
未承認の医薬品、不正表示の問題。PrimeZEN Black 6000製品のサンプルには、タダラフィルとシルデナフィルが含まれる。
-Promar Seafood S. de R.L.
MARCH 01, 2023
水産製品のHACCP、食品CGMP、不純品の問題。
-Juicer Connections, Inc.
APRIL 11, 2023
果汁製品のHACCP、食品CGMP、不純品、衛生管理の問題。
[FDA]公示
-Special Edition Platinum 10Kは表示されない医薬品成分を含む
Special Edition Platinum 10K contains hidden drug ingredients
05/04/2023
FDAの研究所分析により、性的強化製品として販売されているSpecial Edition Platinum 10Kに、タダラフィル及びバルデナフィルの含有が確認された。製品写真あり。
-Hard Steel 300Kは表示されない医薬品成分を含む
Hard Steel 300K contains hidden drug ingredients
05/04/2023
https://www.fda.gov/drugs/medication-health-fraud/hard-steel-300k-contains-hidden-drug-ingredients
FDAの研究所分析により、性的強化製品として販売されているHard Steel 300Kに、タダラフィルの含有が確認された。製品写真あり。
-Diamond Girl Liteは表示されない医薬品成分を含む
Diamond Girl Lite contains hidden drug ingredient
05/04/2023
https://www.fda.gov/drugs/medication-health-fraud/diamond-girl-lite-contains-hidden-drug-ingredient
FDAの研究所分析により、性的強化製品として販売されているDiamond Girl Liteに、シルデナフィルの含有が確認された。製品写真あり。
-Rhino 7S Type F3 7000は表示されない医薬品成分を含む
Rhino 7S Type F3 7000 contains hidden drug ingredients
05/05/2023
FDAの研究所分析により、性的強化製品として販売されているRhino 7S Type F3 7000に、シルデナフィル及びアセトアミノフェンの含有が確認された。製品写真あり。
-Power Plus Desireは表示されない医薬品成分を含む
Power Plus Desire contains hidden drug ingredient
05/05/2023
https://www.fda.gov/drugs/medication-health-fraud/power-plus-desire-contains-hidden-drug-ingredient
FDAの研究所分析により、性的強化製品として販売されているPower Plus Desireに、シルデナフィルの含有が確認された。製品写真あり。
-Platinum 69000 Rhino 69は表示されない医薬品成分を含む
Platinum 69000 Rhino 69 contains hidden drug ingredient
05/05/2023
FDAの研究所分析により、性的強化製品として販売されているPlatinum 69000 Rhino 69に、シルデナフィルの含有が確認された。製品写真あり。
-Mr. Strong Guy Honey For Himは表示されない医薬品成分を含む
Mr. Strong Guy Honey For Him contains hidden drug ingredient
05/05/2023
FDAの研究所分析により、性的強化製品として販売されているMr. Strong Guy Honey For Himに、シルデナフィルの含有が確認された。製品写真あり。
-MEGA 7G 700000は表示されない医薬品成分を含む
MEGA 7G 700000 contains hidden drug ingredients
05/05/2023
https://www.fda.gov/drugs/medication-health-fraud/mega-7g-700000-contains-hidden-drug-ingredients
FDAの研究所分析により、性的強化製品として販売されているMEGA 7G 700000に、シルデナフィル及びアセトアミノフェンの含有が確認された。製品写真あり。
-XXX Zone 40Kは表示されない医薬品成分を含む
XXX Zone 40K contains hidden drug ingredients
05/05/2023
https://www.fda.gov/drugs/medication-health-fraud/xxx-zone-40k-contains-hidden-drug-ingredients
FDAの研究所分析により、性的強化製品として販売されているXXX Zone 40Kに、シルデナフィル及びタダラフィルの含有が確認された。製品写真あり。
-Natural MiracleZEN GOLD 60000は表示されない医薬品成分を含む
Natural MiracleZEN GOLD 60000 contains hidden drug ingredients
05/05/2023
FDAの研究所分析により、性的強化製品として販売されているNatural MiracleZEN GOLD 60000に、シルデナフィル及びタダラフィルの含有が確認された。製品写真あり。
[RIVM]化学物質混合物への暴露はあまりにも多いように見え、健康リスクは不明
Exposure to combination of chemicals appears to be too high, health risks unclear
05/08/2023
https://www.rivm.nl/en/news/exposure-to-combination-of-chemicals-appears-high-health-risks-unclear
人々が摂取する食品と水には健康に影響する化合物が含まれる。その中には鉛のように脳の発達や知能に悪影響があることがわかっているものもある。欧州委員会の要請でRIVMと他の団体は重金属や難燃剤のような4つの化合物群の総摂取量についての探索的研究を行った。その結果、これら物質への暴露は高すぎるように見える。しかしながらそれが健康に与えるリスクの大きさは不明で、さらなる研究が必要である。
A case study of neurodevelopmental risks from combined exposures to lead, methyl-mercury, inorganic arsenic, polychlorinated biphenyls, polybrominated diphenyl ethers and fluoride
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S1438463923000585?via%3Dihub
混合物リスク評価(MRA)のケーススタディを行った
IQ低下で測定される認知機能の低下に関連する鉛、メチル水銀、無機ヒ素、フッ素、非ダイオキシン様PCB (NDL-PCBs)、ポリ臭化ジフェニルエーテル(PBDEs)について、影響の強さを鉛当量に換算する個別化改変型参照点アプローチ(mRPI)を適用した。欧州9カ国の幼児、子ども、青少年、18-45才の女性の4つの異なる年齢集団で評価した。全ての国で中央値の暴露量で複合耐容量を超過する。複雑な過小及び過剰推定パターンになる不確実性を同定した。
[DWI]飲料水報告書
Drinking Water 2022
https://www.dwi.gov.uk/what-we-do/annual-report/drinking-water-2022/
第四四半期:2022年10-12月
Quarter 4: October – December 2022
4 May 2023
事例報告に以下が含まれる
Cambridge Water – Duxford Airfield Borehole PFOS Detections
Duxford Boreholeからの原水にPFOSがTier3の>0.1 µg/L検出された事例についての調査。
Duxford飛行場で過去に使われた消火剤由来のPFOSが地下水を新しいガイダンス値を超過して汚染しているのに適切な対応がとられていない。さらに2022年の4月にPFASを含まない消火剤に変更されるまでPFOSが他のPFAS代用品に変えられがその代用品の影響の可能性や水中濃度について検討していない。
全ての水企業にPFASリスク評価を確実にするよう助言する
論文
-子どものフェンタニルによる死亡の国の傾向
National trends in pediatric deaths from fentanyl
8-MAY-2023
https://www.eurekalert.org/news-releases/988329
JAMA Pediatricsに発表された論文によると、成人での傾向を反映して、子どものフェンタニルによる死亡が2013年から増加し始めた。2013年と2021年では死亡率が30倍に増加した。急増したのは2018年からで、5才未満の子どもで6倍増えた。ピークは2020年と2021年で、COVID-19パンデミックがこの危機を悪化させたことを示唆する。
-大量飲酒するメタボリック症候群が最近のアルコール性肝障害関連死の急増に寄与しているかもしれない
Metabolic syndrome with heavy alcohol use may have contributed to recent surge in alcoholic liver disease-related mortality
8-MAY-2023
https://www.eurekalert.org/news-releases/988379
Annals of Internal Medicine.
-科学者は人気のCOVID消毒剤に懸念を提示
Scientists raise concerns about popular COVID disinfectants
9-MAY-2023
https://www.eurekalert.org/news-releases/988327
COVIDパンデミックは健康問題と薬剤耐性に関連し環境に害のある、必要のない抗菌剤の使用を増加させた。Environmental Science & Technologyで2ダース以上の科学者が警告。
四級アンモニウム化合物のレビュー。
-TikTokは最新のダンスと肝疾患についてのひどい情報を主催する
TikTok hosts the latest dance moves and bad information on liver disease
9-MAY-2023
https://www.eurekalert.org/news-releases/988073
研究は、肝疾患に関する投稿の約40%が虚偽または誤解を招くものであることを発見
Digestive Disease Week 2023での発表
最も目立つ不正確な主張は流行のダイエット法、「デトックス」ドリンク、ハーブレメディ。
その他
-デマ対策にはタイムリーなコミュニケーションが必須
Timely communication vital to tackle misinformation
By Joe Whitworth on May 9, 2023
https://www.foodsafetynews.com/2023/05/timely-communication-vital-to-tackle-misinformation/
FDAの食品政策対応事務所長代理Donald Praterによると、危機の際には規制機関はより早くコミュニケーションすることと正しいメッセージを伝えることのバランスを探らなければならない。Aberdeen でのIFAP欧州シンポジウムで参加者に語った。
「規制の立場から、我々は必ずしも上手にできず、十分な情報が得られるまで待つ。我々はタイムリーでなければならず、時には短いメッセージしかなくても。また影響を監視することも重要である。メッセージはちゃんと伝わったか?そのメッセージで聴衆は何をしたか?我々の期待通りの行動変容があったか?」
「人々は公衆衛生を害する方向の行動変化をすることがある。危機の際にはしばしば情報の真空状態が生じ、それが何かで埋められる。我々はしばしば正確さを期するあまりコミュニケーションが遅い。その間にギャップが有害情報で埋められてしまう可能性がある。」
「伝統的に、科学者はリスク評価や管理の役割を担ってきたがリスクコミュニケーションにももっと注目する必要がある。伝えるべきは単なるハザード以上のもので、暴露について伝えなければならず、もっと良いやり方がある。人々が何を心配しているのか聞く必要がある。それから根拠に基づいてリスクを伝える。」
近年消費者はますます多くの食品安全に関するデマや陰謀論の拡散に晒されている。デマは迅速に拡大して混乱をもたらし公衆衛生と政府や企業への信頼を毀損する。虚偽や歪んだ情報は小さな食品安全問題を大規模なメディア危機にすることがある。
デマの時代に必要なスキルはリスク評価者やリスク管理者の通常のスキルとは違う。我々はリスクコミュニケーターのスキルを価値あるものと評価し、不確実性を認めることに躊躇しない必要がある
-懐疑主義者のスポーツ科学ガイド
電気による筋肉刺激:悪魔は細部に宿る
The Skeptic’s Guide to Sports Science
Electric Muscle Stimulation: The Devil Is in the Detail
Nick Tiller April 27, 2023
https://skepticalinquirer.org/exclusive/electric-muscle-stimulation-the-devil-is-in-the-detail/
私はブルース・リーにはまったことがある。なのでブルース・リーがEMSの宣伝をしたとき、若かった私は疑わなかった。
EMSは1980年代から人気で、現在の宣伝も当時とほぼ同じである。商業的には少なくとも1800年代後半から売られている。EMSの学術研究は最近数十年のことで、無数の研究の結果は一致しない。肥満率が急増する中減量産業の利益も増加している。医薬品やサプリメントの効果があまりないためマーケティングがEMSを含む他のものにシフトしてきている。EMSのデータは説得力があるように思えるかもしれないが科学は明確ではない。細部こそが問題で、微妙な差違こそが問題である。
-がんサバイバーが鍼師が薬を止めれば甲状腺が再生すると約束したため入院
CBC
Cancer survivor hospitalized after acupuncturist promised to regrow thyroid if he stopped taking meds
Bethany Lindsay · CBC News · Posted: May 06, 2023
https://www.cbc.ca/news/health/acupuncture-discipline-cancer-false-claims-1.6832818
オンタリオの懲戒事例はいかに偽りの「魔法の」主張ががん患者を標的にしているかを強調する
S.K.ががんで甲状腺を失って17年、鍼で甲状腺が再生するという魔法の約束をされた。トロントの鍼師Kyung Chun Ohがそう言った。ただしそのためには手術後ずっと使っている医薬品を止めなければならないという。そして数ヶ月後、彼は命に関わる甲状腺機能低下で入院した。甲状腺は再生しなかった。それは不可能だ。
この事例はがん患者やサバイバーが魔法の結果の約束にいかに脆弱であるかを示す。代替医療の世界ではこれが非常に良くみられる。しかし代替医療だけの問題ではない。正統医学の世界でも見られる
(事例紹介)