2020-02-27

[EFSA]意見等

-全ての動物種用飼料の官能的添加物として使用する際のオリーブの葉の乾燥水性エタノール抽出物の安全性と有効性

Safety and efficacy of a dried aqueous ethanol extract of leaves from Olea europaea L. when used as a sensory additive in feed for all animal species

EFSA Journal 2020;18(2):6018  20 February 2020

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6018

 

-全ての動物種用香料として使用する際の化学グループ5に属する1‐オクテン‐3‐オール、1‐ペンテン‐3‐オール、1‐オクテン‐3‐オン、1‐アセトキシ‐3‐オクテン、イソプレゴール、 5‐メチル‐2‐ヘプテン‐4‐オン及び化学グループ8に属する イソプレゴンと α‐ダマスコンの安全性と有効性

Safety and efficacy of oct‐1‐en‐3‐ol, pent‐1‐en‐3‐ol, oct‐1‐en‐3‐one, oct‐1‐en‐3‐yl acetate, isopulegol and 5‐methylhept‐2‐en‐4‐one, belonging to chemical group 5 and of isopulegone and α‐damascone belonging to chemical group 8 when used as flavourings for all animal species

EFSA Journal 2020;18(2):6002  19 February 2020

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6002

 

-全ての動物種用官能的添加物として使用する際のレモンバームの葉の乾燥水性エタノール抽出物の安全性と有効性

Safety and efficacy of a dried aqueous ethanol extract of Melissa officinalis L. leaves when used as a sensory additive for all animal species

EFSA Journal 2020;18(2):6016  19 February 2020

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6016

 

-全ての動物種用香料化合物として使用する際の化学グループ21に属する4‐フェニル‐3‐ブテン‐2‐オン及びベンゾフェノンの安全性と有効性

Safety and efficacy of 4‐phenylbut‐3‐en‐2‐one and benzophenone belonging to chemical group 21 when used as flavouring compounds for all animal species

EFSA Journal 2020;18(2):6017  18 February 2020

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6017

 

-全ての動物種用Corynebacterium glutamicum KCCM 80189株で発酵して生産したl‐イソロイシンの安全性と有効性

Safety and efficacy of l‐isoleucine produced by fermentation with Corynebacterium glutamicum KCCM 80189 for all animal species

EFSA Journal 2020;18(2):6021  18 February 2020

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6021

 

-甘味料のハザード同定及びキャラクタリゼーション評価のためのプロトコール案についてのパブリックコメント募集結果

Outcome of the public consultation on a draft protocol for the assessment of hazard identification and characterisation of sweeteners

18 February 2020

https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-1803

この技術的報告書は甘味料のハザード同定及びキャラクタリゼーション評価の手順案についてのパブリックコメント募集結果を提示している。6団体から提出された23のコメントや、EFSAのそれらの対処方法は付属文書Aで見ることができる。

 

[EFSA]PFASパブリックコメント募集:意見案の説明

PFAS public consultation: draft opinion explained

24 February 2020

https://www.efsa.europa.eu/en/news/pfas-public-consultation-draft-opinion-explained

ポリフルオロアルキル化合物、あるいはPFASは、パーフルオロオクタン酸(PFOA)、パーフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)、パーフルオロノナン酸(PFNA)、パーフルオロヘキサンスルホン酸(PFHxS)、その他多くを含む人工化学物質のグループである。PFASは1940年代以降世界中の様々な業界で製造、使用されている。PFOA やPFOS、PFNA、PFHxSなどの特定のPFASは環境中やヒトの体内で分解せず、時間の経過とともに蓄積する可能性がある。PFASへの暴露は有害健康影響につながる可能性がある。ヒトは食品を通してなど様々な方法でPFASに暴露される可能性がある。食用植物を育てるのに使われる汚染された土壌や水から、飼料や水を介して動物の中でのこれらの物質の濃縮により、PFASを含む食品包装や食品加工中にPFASを含む設備を通して、食品は汚染される可能性がある。

Tanja Schwerdtle医学博士はEFSAのフードチェーンの汚染物質に関するパネル(CONTAM)のPFASsに関する意見の起草を支援する作業グループの議長で、現在2020年4月20日までパブリックコメントを募集している。

取り組んだ仕事について簡単に説明してください。主なポイントは?

私達は、体内に蓄積する4つの主なPFASsのグループ耐容週間摂取量(TWI)を提案し、最も暴露した集団を特定し、動物とヒトのPFASsへの暴露に関連する重要な影響を特定している。私達は、これらの4つのPFASsへの暴露に最も寄与する食品―飲料水、魚、果物、卵及びその派生製品も特定した。

専門家はなぜ個別のTWIsではなくグループTWIを設定したのですか?

2018年の以前の意見では、私達はPFOSに1つ、PFOAに1つの、2つのTWIsを設定した。この新しい意見案で私達は、その間入手できるようになった新しい科学的知見を考慮して、2018年に評価されたもの以外のPFASを含む、これら2つのTWIsを再評価している。これを行うにあたり私達は、昨年発表され、多数の化学物質への複合暴露を評価するための方法論とツールが提供された、EFSAの‘MixTox’ガイダンスを検討した。その結果、私達はヒトで観察された影響を基にして、PFOA、PFNA、PFHxS、PFOSに1つのグループTWI 8 ng/kg体重/週を設定した。

専門家たちはなぜ重要な影響(クリティカルエフェクト)を、コレステロールへの影響からワクチン接種に対する免疫系の反応の低下へと変えたのですか?

2018年の意見でEFSAは、一般的な公衆衛生問題である循環器疾患との関連により、コレステロールの増加を成人への重要な影響とした。

その間、動物とヒトのPFASの影響についての新しいデータが入手可能になり、PFASへの暴露とコレステロール値上昇との直接的な関連性を疑問視する新しい科学的研究が発表された。以前の評価で重要な影響として確認されていた、ワクチン接種に対する免疫系の反応の低下についてはそういうことはない。この提案された新しいTWIは血中コレステロールの増加などの起こりうる他の健康影響も防ぐ。

最も暴露されるグループは?このTWIは赤ちゃんも保護しますか?

EFSAの暴露評価によると乳児、幼児、その他の子供が最も暴露されている。妊婦と授乳中の女性が乳児の暴露への主な原因である。この新しいTWIは高い暴露から乳児を保護するように設定された。

現在の知見のギャップは?パブリックコメント募集中にどの側面に関してもっとフィードバックを受け取りたいですか?

私達は意見の全ての側面に関してフィードバックの受け取りに興味があり、歓迎する。特に、少ない量でPFASを検出することのできる、より感度の高い分析方法で得た広範な食品グループのより多くの発生データを受け取ることは役に立つだろう。私達が評価したこの4つのPFASだけでなく食品中に検出された他のものの相対的強さについてのさらなる情報も歓迎する。

様々な関係者は最終的な意見にどのように貢献できますか?

この科学的意見案は2020年4月20日までパブリックコメントを募集しており、フィードバックやコメントを送るのによい機会である。さらに、EFSAは3月12日に全ての人に公開されるブリュッセルでの技術会議を開催する予定である。その会議でEFSAはこの意見を起草するために従った方法を説明する予定で、私達は参加者からのあらゆる質問に答えるつもりである。ご意見お待ちしています!

・食品中のパーフルオロアルキル化合物の存在に関するヒトの健康へのリスクについての科学的意見案のパブリックコメント募集

Public consultation on the draft scientific opinion on the risks to human health related to the presence of perfluoroalkyl substances in food

24 February 2020

https://www.efsa.europa.eu/en/consultations/call/public-consultation-draft-scientific-opinion-risks-human-health

 

[HSA]COVID-19(コロナウイルス感染症2019)の予防や治療を主張する製品への助言

Advisory on products claiming to prevent or treat COVID-19 (Coronavirus Disease 2019)

21 Feb 2020

https://www.hsa.gov.sg/consumer-safety/articles//details/advisory-on-products-claiming-to-prevent-or-treat-covid-19-(coronavirus-disease-2019)

シンガポール健康科学庁(HSA)は、COVID-19 (コロナウイルス感染症 2019)の予防・治療を主張する健康製品、ハーブ、「クリップオン」製品を含む健康製品の国内あるいはオンラインでの購入に対して消費者に助言する。

消費者が心に留めるべきこと

・現在のところ、どの健康サプリメント、漢方薬、伝統医薬、ハーブ、「クリップオン」製品も、COVID-19の予防・保護・治療に役立つよう特に免疫系を強化するという証拠はない。

・「科学的証拠」の 広告内容は確認できない。販売業者によっては、彼らの製品がCOVID-19を含むウイルスを殺したり拡散を止めたりする「科学的研究」や「証拠」に基づいて開発されたと主張することもある。そのような主張は、しばしば、特にCOVID-19などの新たな感染症が懸念される場合、強固な科学的根拠に欠け、確認できない。

・ 不明なウェブサイト、オンラインフォーラム、ブログショップ、eメールで送られたチラシ、無免許あるいは不明な薬局からの健康製品の購入を避けること。それらの経営者は大抵不明で信頼できず、それらの製品がどこでどのように作られたか確信できない。それらは偽物だったり、有害成分が混入していたり、さもなければ安全でない可能性がある。品質が悪かったり、非衛生的な状態で製造された可能性もある。

・健康製品の疑わしい販売や広告を報告すること。

 

販売業者と小売業者への情報

HASは販売業者と小売業者に、彼らの販売する製品がCOVID-19などの感染症の予防・保護・治療ができるという虚偽及び誤解を招く主張をしないよう注意を呼び掛けている。

販売業者と小売業者は、健康製品が、COVID-19の原因である新型コロナウイルスを含む特定の微生物に対する、特定の感染症あるいは主張の有効性への主張や言及はできないということも注意された。

HASは、関連する法律に違反した場合、必要な強制措置を講じる。

 (「クリップオン」製品というのがどうも日本の会社の売っているものらしくて恥

https://www.8days.sg/liveandlearn/vanityandhealth/this-clip-on-mask-is-apparently-more-effective-than-surgical-12371286

https://ecom-japan.com/ecom/

くまモンが使われていたりする。二酸化塩素。以前消費者庁が根拠なしとして措置命令を出している「空間除菌」グッズ。)

 

[ANSES] 戸外での鉛暴露

Exposure to lead in outdoor areas

News of 07/02/2020

https://www.anses.fr/en/content/exposure-lead-outdoor-areas

(要約)

鉛は健康、特に子供にとって毒であり、環境汚染物質として、食品や浮遊粉塵を含め様々な媒体を汚染する可能性がある。本日発表の専門家評価で、ANSESは戸外の公共の場(舗装道路、道路、路上設置の公共物、遊び場など)の鉛汚染の粉塵が市民にとっての暴露源とし、子供や特定の職業の人は暴露の可能性が高いと指摘する。フランス保健労働省は、ANSESに粉塵による鉛暴露の特性について示すよう要請した。鉛の粉塵は、産業または小規模職場から放出され蓄積し、あるいは土壌浸食や建築成分の浸出から汚染される可能性もある。ノートルダム大聖堂の火災のように、偶発的な事故で汚染が起こることがある。

確認されたリスクにさらされている集団

一般の人や労働者の戸外の粉塵中の鉛暴露に関する科学的文献データはほとんどない。この汚染は血中鉛濃度に影響する可能性がある。最も高リスクの集団は子供と特定の労働者であり、暴露は主に口からの粉塵摂取で、特に口に手を入れる子供のリスクは高い。ANSESは子供の出入りが多い場所に特に焦点をあて、考慮すべきと結論づける。

汚染塵の摂取に関連する暴露の評価

戸外粉塵による鉛暴露の評価には、計算モデルやデータが不十分で食品、飲料水、屋内粉塵、大気等に比較した関する鉛暴露源の評価はできない。しかし、ANSESは戸外粉塵暴露の減少の重要性を強調し、その鉛暴露モデルに対するデータの必要性に言及する。

戸外の粉塵の口からの摂取による鉛暴露を減らす

ANSESは2017年のフランス公衆衛生評議会(HCSP)推奨のこまめな手洗いや屋内で靴を脱ぐといった予防策を繰り返すし言う。汚染リスクに敏感な人、子供は血中鉛濃度を測定すべきと言い、戸外粉塵に晒される労働者の血中鉛濃度から暴露測定することを推める。ANSESは2019年7月の意見書に従って、使用する値の更新を主張する。汚染表層物に接する労働者は、医療機関の監視を受けるべきと考える。ANSESの専門家評価の結果は、パリの戸外粉塵の鉛濃度を記録するイル=ド=フランス地域圏健康機関主導のプロセスに使用される。

 

[NHS] 夕食をたくさんとるより朝食をたくさん食べる方が燃焼しやすい?

Is it easier to burn off a big breakfast than a big dinner ?

Thursday 20 February 2020

https://www.nhs.uk/news/food-and-diet/it-easier-burn-big-breakfast-big-dinner/

「早く減量するには朝食をたくさん食べることーカロリーを『2倍燃焼する』だろう」とThe Sunは報道する。

夕食より朝食をたくさん食べるという助言は、長い間、体重を落とそうとする人に役立つ提案であった。一日の始まりに消費されるカロリーは、夜に消費されるカロリーより燃焼しやすいという考えである。

ドイツの研究者は、人は夕食後より朝食後により多くのカロリーを確かに燃焼するということを発見したと述べる。またたくさん朝食を食べると、午後や夕方に空腹を感じる程度が少ない。

しかし、研究にはすべて健康的な若い男性、16人が参加しただけであった。参加者の誰も減量しようとしておらず、研究は体重減少を測定しなかった。

毎日たくさん朝食を食べることが現実の状況下で体重減少につながるのか、あるいは結果が女性あるいは過体重または肥満が原因の健康問題をもつ人にもあてはまるのかどうかわからない。研究は3日間の研究室の実験だけで、参加男性にはセットの食事のみ与えられ、身体的活動はしなかった。

しかし、他の研究は健康的な朝食を食べることは、その日1日の残りを少食で過ごすのに役立つ可能性があると示唆した。これはダイエット中の人には、朝食を抜き、空腹になって後から食べようとするより役立つかもしれない。

体重を落とす必要があるなら、以下:

・安全な減量方法(https://www.nhs.uk/live-well/healthy-weight/start-losing-weight/

・健康的な朝食の考え方(朝食が嫌いな人へ)

https://www.nhs.uk/live-well/eat-well/healthy-breakfasts-recipes/

 

[ヘルスカナダ] リコール: Unomundoブランドのツナ腰肉及びステーキはヒスタミン高濃度のため回収措置

Unomundo brand tuna loins and steaks recalled due to histamine

February 25, 2020

https://healthycanadians.gc.ca/recall-alert-rappel-avis/inspection/2020/72413r-eng.php

Seven Seas LimitedはUnomundo ブランドのツナ腰肉及びステーキをヒスタミン高濃度のため市場から回収している。

 

[FDA]NASDA冬季政策会議でのStephen Hahnの発言

Remarks by Stephen Hahn to the NASDA Winter Policy Conference

February 26, 2020

https://www.fda.gov/news-events/speeches-fda-officials/remarks-stephen-hahn-nasda-winter-policy-conference-02262020

FDAとNational Association of State. Departments of Agriculture :NASDA(米国州農務局協会)の取り組み、葉物野菜、FSMA、よりスマートな食品安全の新時代、CBD、今後に関して。

 

[Defra]ポケット版食品統計

Food statistics pocketbook

Last updated 26 February 2020

https://www.gov.uk/government/statistics/food-statistics-pocketbook

更新

 

[BfR]研究プロジェクトの説明

-卵の微生物削減のためのUV/UV-LED照射の使用

Use of UV/UV-LED radiation for reduction of microorganisms on eggs (UVegg)

09/2018-10/2021

https://www.bfr.bund.de/en/use_of_uv_uv_led_radiation_for_reduction_of_microorganisms_on_eggs__uvegg_-244357.html

 

-動物の視点での重症度評価

Severity assessment from an animal's point of view

01/2017-12/2019

https://www.bfr.bund.de/en/severity_assessment_from_an_animals_point_of_view-244352.html

研究プロジェクトの説明

動物実験における重症度の評価について。動物福祉との関連

 

-FARMED:動物とヒトの現場検査用メタゲノミクスを用いた抗菌剤耐性と可動遺伝因子迅速検出

FARMED: Fast Antimicrobial Resistance and Mobile-Element Detection using metagenomics for animal and human on-site tests

01/2020-06/2022

https://www.bfr.bund.de/en/farmed__fast_antimicrobial_resistance_and_mobile_element_detection_using_metagenomics_for_animal_and_human_on_site_tests-244351.html

現在AMRや病原体の検出は培養をベースにしているがONT MinIONによる配列決定が使える可能性を探る

 

[Codex]WTO /貿易の技術的障害に関する協定がコーデックス参加を促す

WTO / Technical Barriers to Trade Agreement encourages participation in Codex

26/02/2020

http://www.fao.org/fao-who-codexalimentarius/news-and-events/news-details/en/c/1263719/

2020年2月26-27日、WTO TBT協定会議

 

論文

-女性の消防士と事務職のPFAS暴露を比較する

Comparing PFAS exposures in female firefighters and office workers

26-FEB-2020

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-02/acs-cpe022120.php

Environmental Science & Technology。サンフランシスコの事務職84人と消防士86人の血清中PFAS 12種類を分析。全部で8種類のPFASが検出されそのうち4種は全員から検出された。消防士の方がやや高濃度だったのは(最大2倍)PFNA, PFUnDA およびPFHxS。

 

-正常コレステロール濃度を維持したい成人にとって砂糖入り飲料は良くない選択

Sugary drinks a sour choice for adults trying to maintain normal cholesterol levels

26-FEB-2020

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-02/tuhs-sda022420.php

毎日砂糖入り飲料を飲む中高年はめったに飲まない人に比べてコレステロールとトリグリセリド濃度が異常値になるリスクが高い。Journal of the American Heart Associationに発表された米国の研究。100%フルーツジュースとダイエットドリンクでは一貫した関連は見られなかった。

 

-「ソーダ税」1年、研究者はこの法律が砂糖入り飲料の摂取に影響しなかったことを発見

One year into 'soda tax,' researchers find law did not affect sugary-beverage consumption

26-FEB-2020

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-02/du-oyi022620.php

フィラデルフィアが1オンスあたり1.5セントのソーダ税を導入して1年、新しい知見はこの法律がフィラデルフィア住民の飲むものに最小限の影響あるいは全く影響が無かったことを示す。International Journal of Environmental Research and Public Health に発表されたDrexel大学の研究。これまでの研究で課税により消費量が減ったと報告されているのは毎日砂糖入り飲料を飲む低所得層を調べていて今回の研究は集団ベースの典型的な成人を対象にしている。この集団で砂糖入り飲料を毎日飲むのは25%だけである、

 

-ラットもニューヨーカー!ゲノム研究がいかに齧歯類がニューヨークを征服しているかを明らかにする

Natureニュース

Rats are New Yorkers, too! Genome study reveals how rodents conquered the Big Apple

Ewen Callaway 26 FEBRUARY 2020

https://www.nature.com/articles/d41586-020-00501-x

行動や食や運動性に関与する遺伝子の変化が都市ラットの役に立った

ニューヨーク市のラットは適応性が取り柄である。彼らはピザやホットドッグやサラダすら食べ、5つの区のほぼ全ての街角に、地下鉄のトンネルから公園の砂場まで、住んでいる。

彼らのゲノムがその能力の由来を提供した。今月bioRxivに投稿された研究がニューヨークのラットの生存に役立ったであろう数十の陰電子を同定した。

ニューヨークのラット29匹の全ゲノム配列を決定し、祖先と考えられている中国の田舎の褐色ラットのゲノムと比較した

 

その他

黒いバナナを買う?

Would you buy a black banana?

Posted by RISKMONGER on FEBRUARY 24, 2020

https://risk-monger.com/2020/02/24/would-you-buy-a-black-banana/

食品廃棄を減らすためには何でもやるのが義務だったのを覚えている?2015年はそうだった。当時NGOやオーガニック産業のロビー団体は食品企業がいかに食品を無駄にしているかを示すキャンペーンをしていた。それから物語は変わって、今や自然は良いもので食品が腐るのは自然の一部である。何が変わった?

5年前、オーガニック団体は収量の低い有機栽培で世界を食べさせることができると言うために食べ物を無駄にするのを止めれば良いと言っていた(最大50%が捨てられていると彼らは主張し、その多くが世界的食品企業複合体のせいだと)。カビや病気の多いオーガニック食品のほうが早く傷むという論理的矛盾は別にしても、このキャンペーンは有機農業の収量の低さが世界の食糧安全保障に影響するという主張から目を逸らすための単なるレトリックだった。

それからさらに物語は馬鹿げた方向にゆがんでいった。食料安全保障や収量は最早全く問題では無く、現在のGeorge Monbiot のようなインフルエンサーは農業そのものがいらないとメディアに信じ込ませようとしている。「食品廃棄」は「肉」と輸入食品に再定義された。

最新の教義は食品が腐ることを賞賛することである。私は20年前に化学業界と仕事をして、食品の優れた包装が栄養の損失や食品汚染を防ぎ長持ちさせることができることを知った。プラスチック包装されたキュウリは包装しないキュウリより5倍長持ちした。袋に入ったレタスは西洋の食生活を大幅に改善した。新鮮なサラダを簡単に食べられるのは忙しい家庭の食卓にとっても公衆衛生上歓迎できる。

しかしプラスチックはナチュラルではない。それが狂信者の標的になった。今週、第三回大規模な包装拒否キャンペーンが始まり、聖人たちが地元のスーパーマーケットで我々の食品供給を守っているプラスチック包装をもう使うなと要求した(リンクあり)。反プラスチック活動家にとっては食品廃棄や汚染は問題では無い。臆病なスーパーマーケットは科学や製品の品質保持期限を気にもとめずそれに従う。

腐った食品はナチュラルで、我々はそれを賞賛する必要があるようだ。食品を包装や保存料で守ろうとするどんな試みも不自然であり望ましくない。

先週Burger Kingが「人工保存料を使っていないことの美しさ」というキャンペーンを行い、「食品化学物質フリー」のWhopperが34日後にどれだけカビだらけになったかを示した。Burger Kingは食品を守る手段は、特に牛肉を病原体から、望ましくないと考えているようだ。食品科学と公衆衛生と食品安全の何十年もの進歩と成果を忘れて。

(以下長い記事略。“Beauty of No Artificial Preservatives”を賞賛する感覚がわからない。食べ物が痛ましいしカビの胞子が大量に発生しているのが想像できて見たくない。)