[HK] 法令違反
米粉巻きのサンプルに基準値超過の保存料の安息香酸を検出した
Rice roll sample detected with preservative benzoic acid exceeding legal limit
Friday, January 8, 2021
https://www.cfs.gov.hk/english/unsat_samples/20210108_8430.html
米粉巻きのサンプルに保存料の安息香酸1400ppmが検出された。
[FSS]FSS専門家よるビタミンDに関する疑問と回答
Your questions on vitamin D answered by Food Standards Scotland’s expert
8 January 2021
FSSは食品から十分なビタミンD摂取は難しいため、ビタミンD10μgを含むサプリメントを毎日摂取するよう勧める。
[FSA]2021年1月1日から適用となる健康及び確認マークに関するガイダンス
Guidance on health and identification marks that apply from 1 January 2021
6 January 2021
肉、卵製品、魚、チーズ及び牛乳といった動物由来食品(POAO)に適用される健康及び確認マークの義務に関するガイダンスに関する情報。
[FSAI] 高濃度のデオキシニバレノール(DON)のためMakar Bakalieポップコーンの回収措置
Recall of a Batch of Makar Bakalie Popcorn Due to Elevated Deoxynivalenol (DON)
Thursday, 7 January 2021
https://www.fsai.ie/news_centre/food_alerts/makar_bakalie_popcorn.html
FSAIはデオキシニバレノール(DON)濃度がが基準値超過のため、Makar Bakalieポップコーンの回収措置。製品写真あり。
[FSAI] 食品事業における2020年の法の執行42件
42 Enforcement Orders Served on Food Businesses in 2020
Friday, 8 January 2021
https://www.fsai.ie/news_centre/press_releases/december_enforcements_08012021.html
FSAIは2020年食品安全法令違反で法執行が行われたのは42件で、2019年の125件と比較し67%減少した。
[FDA]FDA警告:致死濃度のアフラトキシンの可能性のためSportmixペットフードの回収措置
FDA Alert: Certain Lots of Sportmix Pet Food Recalled for Potentially Fatal Levels of Aflatoxin
Updated January 11, 2021
Midwestern Pet Foods, Inc.は、とうもろこしを含む追加の製品も対象とするリコールを拡大した。
[FDA]消費者情報。「グルテンフリー」表示の意味すること
'Gluten-Free' Means What It Says
01/11/2021
https://www.fda.gov/consumers/consumer-updates/gluten-free-means-what-it-says
グルテン、FDAのグルテンフリー定義、レストランでのグルテンフリー、副作用報告や表示懸念について。
[FDA]消費者と食品供給を保護するためにFDAの食品プログラム2020の成果
What FDA’s Foods Program Achieved in 2020 to Protect Consumers and the Food Supply
01/07/2021
FDAの食品計画のCOVID-19対応、よりスマートな食品安全の新時代の計画、人工知能の活用、食品トレーサビリティ規則の提案等に関するFrank Yiannasの発言。
[FDA]FDAは食用動物に対する医学的に重要な特定の抗菌薬の使用の期間を決定する方法に関する意見を募集する
FDA Seeks Public Comment on Potential Approach for Defining Durations of Use for Certain Medically Important Antimicrobial Drugs for Food Animals
January 8, 2021
このコンセプトペーパーは食品生産動物に医療用飼料を介して投与される医学的に重要な抗菌薬に焦点を当てる。現在使用期間の定められていない89の認可された動物用医薬品申請がある。2021年4月12日までこの文書へのパブリックコメントを募集する
[FDA]コロナウイルス(COVID-19)更新
Coronavirus (COVID-19) Update: January 8, 2021
https://www.fda.gov/news-events/press-announcements/coronavirus-covid-19-update-january-8-2021
(一部)
・Fusion Health and Vitality LLC、Fusion Ionz LLC及びMatthew Ryncarz のビタミンD及びホルデニンHClを含む製品の販売差し止め判決が認められた。
[ODS] ファクトシート更新
-ビタミンD
Vitamin D
Fact Sheet for Consumers
January 7, 2021
https://ods.od.nih.gov/factsheets/VitaminD-Consumer/
このファクトシートは包括的にレビューされ広範囲に改訂された。https://ods.od.nih.gov/factsheets/VitaminD-Consumer/#change
[NASEM]肥満解決に役立てるためにシステムアプリケーションを使う:ワークショップの概要
Using Systems Applications to Inform Obesity Solutions
2020年9月16日に開催されたバーチャル公開ワークショップの概要。システム思考やシステムアプローチなどのシステム科学のツールや方法論が肥満対応に役立つ可能性について探る
「全てのモデルは間違っている、しかし役に立つものもある」
図1:信頼できるモデル作成の「可能性のフロンティア」
食事ガイドラインが最近まで還元主義的アプローチで栄養素に基づく助言を出してきたが最近は食品や食生活パターンを強調するようになってきた、この方向に進めるためにもっとシステムアプローチでやれることがある、等。
限界としては人間の行動がほとんど予想できないことなど。
[NTP]ICCVAMの混合物評価のための非動物アプローチについての訓練ウェビナー;公開ウェビナー通知;登録情報
Interagency Coordinating Committee on the Validation of Alternative Methods Communities of Practice Webinar on Non-Animal Approaches for Mixtures Assessment; Notice of Public Webinar; Registration Information
01/11/2021
January 26, 2021
[BfR]コロナから守る:82%がより頻繁に換気
Protection against corona: 82 percent ventilate more frequently
11.01.2021
BfRコロナモニター 5–6 January 2021
https://www.bfr.bund.de/cm/349/210105-bfr-corona-monitor-en.pdf
対策のうち夜間外出制限が最も支持されていなくてその次が店舗の閉鎖、飲食店閉鎖、学校や保育園閉鎖
(学校より飲食店を開けていて欲しいのか。子どもの有無、年齢によって差が大きそう。
39才未満は社会的関係が最大の懸念、60才以上は身体的健康
9月は若年層は経済を最も心配していた。11月あたりから社会的関係が最大になっている。
身体の健康が最大の関心事であらゆる制限を他の年齢層より高く支持する高齢者と、これからの人生を生きるために必要な社会経済資本の毀損を心配している若年層の分断が大きくなっているだろうことが読み取れる。おそらく世界中で同じメカニズムで規制の効果が減っているのだろう。)
フィンランド食品局
-新理論:犬はヒトよりタンパク質を多く摂る利点があったから家畜化した
New theory: dogs were domesticated because they were able to take advantage of higher levels of protein consumption than humans
January 7/2021
Scientific Reportsに発表された最近の研究によると、オオカミの家畜化は気候が涼しい時だけ可能だった
フィンランド食品局とヘルシンキ大学等の研究
-Ii(イー)の中世Hamina墓地での研究からストロンチウムがどうやってヒトに入るかと死亡についての新しい知見
New findings on how strontium enters humans and on mobility from research at the medieval Hamina cemetery in Ii
January 8/2021
Archaeological and Anthropological Sciencesに発表された研究
(何でコロナ禍中に食品局でこんなことやっててプレスリリースまで出すのかよくわからないが)
[IARC]ニュースレター
IARC Newsletter - January 2021
https://www.iarc.who.int/wp-content/uploads/2021/01/IARC_Newsletter_January2021.pdf
1月は子宮頸癌啓発月間なのでWHOの子宮頸癌根絶目標について
Cervical Cancer Awareness Month 2021
https://www.iarc.who.int/infographics/cervical-cancer-awareness-month-2021/
インフォグラフィクス
[MPI]食用鳥の巣をWeChatで違法販売した販売者に31500ドルの罰金
Edible bird’s nest seller fined $31,500 for illegal foods for sale on WeChat
12 Jan 2021
オークランドの美容販売員がニュージーランドでは認められていない乾燥食用鳥の巣を、所有、販売、そしてソーシャルメディアWeChatを介して売ろうとしたことで31500ドルの罰金。アナツバメの巣には鳥の病気を運ぶ可能性がありバイオセキュリティリスクがある
[CFIA]カナダと英国はオーガニック食品貿易について話し合いがついた
Canada and the United Kingdom reach arrangement for trade of organic food
January 8, 2021
2021年1月1日から英国カナダ間有機同等性協定が発効する。
これによりカナダあるいは英国のオーガニック計画で認証された製品はカナダと英国でオーガニックと表示して販売される。
2020年にカナダは英国に約930万ドルの有機製品を輸出した。新しい協定は、既存のカナダ-EU協定をもとにしたものだが、英国とカナダの継続した市場アクセスを確実にする。
[ASA]アルコール:社交イベント
Alcohol: Social events
Advice online 08 Jan 2021
https://www.asa.org.uk/advice-online/alcohol-social-events.html
宣伝販売業者はアルコールが関係性や社交イベントの成功のための重要な成分であると示したり暗示したりしてはならない。飲酒している人たちをグループとして提示したり社交の場でアルコールが合法的に伴っているものとして伝えることはできても、宣伝業者はパーティーにおけるアルコールの役割を強調してはならない。もしアルコールがなければつまらないパーティーがアルコールのおかげで成功したと宣伝されたら、その広告は間違いなく違反である
[APHIS]カリフォルニア動物園でゴリラのCOVID-19確認
Confirmation of COVID-19 in Gorillas at a California Zoo
Jan 11, 2021
San Diego Zoo Safari Parkで3頭のゴリラにSARS-CoV-2を確認
おそらく飼育員から
論文
-不健康な食品を含むことは、それ以外は健康的な食生活のポジティブな影響を消失させる可能性がある
Including unhealthy foods may diminish positive effects of an otherwise healthy diet
8-JAN-2021
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2021-01/rumc-iuf010821.php
Alzheimer's & Dementia: The Journal of the Alzheimer's Associationに発表されたRush大学医療センターの研究者らによるシカゴ健康と加齢プロジェクト参加者5001人の観察研究。西洋食食品(揚げ物、精製穀物、甘いもの、赤肉加工肉)を減らした地中海食に近いほど認知機能の低下が遅かった。
(それさえなければ、って「それ」含めてが食生活なんだから)
-いくつかの中国の市の飲料水は高濃度の難分解性化合物が含まれる
Drinking water in several Chinese cities contains high levels of persistent chemicals
11-JAN-2021
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2021-01/bc-dwi010721.php
Environmental Sciences Europeに発表された北京清華大学のPFASSレビュー
-電子タバコを使用している若者は毎日タバコを使用するようになる可能性が三倍
Youth using e-cigarettes three times as likely to become daily cigarette smokers
11-JAN-2021
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2021-01/uoc--yue010721.php
Pediatricsに発表された米国の縦断研究
-研究が、大麻とタバコの煙に含まれる化合物由来の健康への脅威に新しい根拠を発見
Study finds new evidence of health threat from chemicals in marijuana and tobacco smoke
11-JAN-2021
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2021-01/dci-sfn010721.php
EClinicalMedicineに発表された喫煙者の血中と尿中の化学物質の分析。ナフタレン、アクリルアミド、アクリルニトリルなどの煙関連有害化合物濃度が喫煙者は非喫煙者より高い。しかし大麻しか吸わない人は喫煙者より濃度が低い
-コーヒー摂取量の多いことは前立腺がんリスクの低さと関連するかもしれない
Higher coffee intake may be linked to lower prostate cancer risk
11-JAN-2021
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2021-01/b-hci010721.php
追加のコーヒー一杯につき約1%リスク低下
BMJ Openに発表されたレビュー
-よくある食中毒病原体が希な脳腫瘍に関連することを研究が同定する
Study identifies exposure to common food-borne pathogen linked to rare brain cancer
11-JAN-2021
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2021-01/acs-sie010721.php
トキソプラズマ(T. gondii)抗体と神経膠腫発症リスクの関連。調理不十分な肉を食べないことが神経膠腫リスクを減らせる可能性を示唆
International Journal of Cancer
-画期的研究が腸内微生物と食事と病気の関連を明らかにする
Landmark study reveals link between gut microbes, diet and illnesses
11-JAN-2021
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2021-01/kcl-lsr011121.php
メタゲノミクスと血中化学物質プロファイリングを使った大規模国際研究が、肥満や糖尿病などのようなよくある病気のリスクの低さと関連する15の腸内微生物の一団を明らかにした。Nature Medicine
PREDICT 1 (Personalized Responses to Dietary Composition Trial 1)は英米の約1100人の参加者のマイクロバイオーム配列、詳細な食事情報、血中心代謝マーカーのデータを使った。さらに米国の参加者1000人を加えたPREDICT 2が2020年に予備調査完了予定で数ヶ月前にはPREDICT3が始まった
-Bulletin of the World Health Organization
Volume 99, Number 1, January, 1-76.
https://www.who.int/bulletin/volumes/99/1/en/
ニュース:学校閉鎖と十代の妊娠 アフガニスタン、カブール、ケニア等
研究:砂糖摂取削減対策の農家への影響
-Natureニュース
各国はどうやってCOVIDワクチン供給を拡大できるか?科学者は用量戦略を巡って意見が別れる
How can countries stretch COVID vaccine supplies? Scientists are divided over dosing strategies
11 JANUARY 2021 Heidi Ledford
https://www.nature.com/articles/d41586-021-00001-6
限られたワクチンの用量を制限から開放する努力はデータではなく絶望に誘引されていることに研究者は懸念
コロナウイルス感染急増の中で一部の国が限られた量のワクチンを投与量を減らしたり接種計画を変えたりしようとしている。しかしそのような対策の影響を示すデータは乏しい。
その他
-免疫強化についてのあなたの知識を強化しよう
Boost Your Knowledge about Boosting Your Immune System
Joe Schwarcz PhD | 6 Jan 2021
地元新聞の2ページにわたる広告で「あなたの免疫系を強化する」と約束する。キノコ抽出物、プロバイオティクス、コラーゲンサプリメント、異国のオイル、ミツバチプロポリス、「ケフィア-昆布茶発酵ブレンド」等々。直接COVID-19には言及していないが意味するメッセージは明確である。一見良さそうに聞こえるかもしれないが「免疫系を強化(免疫力を上げる)」というフレーズは科学的には無意味である。それはマーケティング用語である。
免疫系は筋肉のように運動で大きくできるようなものではない。貧しい食生活や運動不足、ストレス、加齢などで免疫応答が減弱することはあるがそれをサプリメントやジュースやカイロプラクティックで直したり調整したりはできない。仮に簡単に免疫が強化できるなら、それは関節炎などの自己免疫疾患につながる可能性がある。実際COVID-19の恐るべき合併症の一つが免疫の過剰反応であるサイトカインストームである。
免疫を強化できる方法は一つある、予防接種である。
-カール・セーガン博士はそれについて我々に警告していた
The Doctor Carl Sagan Warned Us About
Jonathan Jarry M.Sc. | 8 Jan 2021
https://www.mcgill.ca/oss/article/covid-19-critical-thinking/doctor-carl-sagan-warned-us-about
Christiane Northrup医師が直感で彼女のファンに医学は間違っていて魔法が事実だと語る
有名な科学コミュニケーターで天文学者のカール・セーガンが最後の著書「カール・セーガン科学と悪霊を語る」の第二章で記述していた予言-我々が再び迷信と暗闇の中に戻る-が現実になった。現代に迷信が消えることはなく、COVID-19パンデミックで人々が不安の中でオンライン情報を探る時間が長くなり、水晶や星占いの予言の人気も増えた。その中で典型的なのがChristiane Northrup医師である。彼女は産婦人科医でニューヨークタイムスのベストセラー本「女性の身体、女性の閉経期の知恵」の著者でOprah Winfreyのショーの常連で2013年のリーダースダイジェストにアメリカで最も信頼できる100人に名前を挙げられインスタグラムのフォローワー149000人フェイスブックのファン50万人以上をもつ。パンデミックの時に医師が注目されるのは当然だが、彼女は普通の医師ではない。毎晩10分の動画でパンデミックを否定しあらゆる魔法を宣伝する。
私は彼女の動画を一ヶ月分見て彼女の世界を理解しようとした。この平行宇宙ではインディゴチルドレン、未来から来たタイムトラベラー、岩をどけることで母なる地球に鍼を打つ風水師などがいてNorthrupは「眠れる獅子」や「戦士」と呼ぶ視聴者に行動を呼びかける。COVID-19パンデミックについてはワクチンを否定し感染症対策を否定する。何故医師がこんなファンタジーワールドの住人になってしまったのか?
直感ベースの医学-科学より直感を大切にしようという主張から始まったようだ
(COVID-19ワクチンに人工知能がインストールされていて接種すると染色体に組み込まれるとか主流メディアの放送を見ると催眠状態になるとか、前世でアトランティスに住んでいたとか世界は12月21日から水瓶座の時代になり人類が新たな種であるHomo illuminusに進化するとか。)
SMC UK
-戸外でのSARS-CoV-2の伝染と戸外でのフェイスマスクの使用
expert comments about outdoor transmission of SARS-CoV-2 and use of facemasks outdoors
JANUARY 11, 2021
今朝のBBCラジオ4のTodayでのChris Whittyのインタビューの後、ジャーナリストから戸外でのマスクの使用について質問を受け取った。そこで科学者からいくつかの一般的コメントを提供する
6人の意見。いまだに賛成と反対で意見がわかれている。
-来週から全国で無症状の人の検査が拡大実施されるという政府発表への専門家の反応
expert reaction to government announcement that asymptomatic testing is to be rolled out across country starting next week
JANUARY 10, 2021
10人以上のコメント。賛否両論。