2021-03-09

[MFDS]日本産輸入食品の放射能検査の結果

輸入検査管理課 2021-2-24

https://www.mfds.go.kr/brd/m_100/view.do?seq=43187

2021.2.5〜2021.2.18

 

[MFDS]無申告輸入ケイ酸マグネシウムを国産食品添加物と偽って販売した業者4ヶ所摘発 

食品安全現場調査TF 2021-02-23

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=45075

□ 食品医薬品安全処は、輸入申告せずに「ケイ酸マグネシウム*」を国内に取り寄せて、まるで国内産食品添加物であるかのように販売した業者4ヶ所を「食品衛生法」、「食品などの表示・広告に関する法律」違反の疑いで摘発して、該当製品回収命令と行政処分、捜査依頼した

* ケイ酸マグネシウム:濾過補助剤や凝固防止剤として使う食品添加物で、主に食用油を精製する目的で使用

<添付> 1.ケイ酸マグネシウムQ&A

<添付> 2.違反業者リストおよび違反内訳

<添付> 3.不適合製品写真

 

[MFDS] [報道参考] 食薬処、「食品安全国家認証制」オンライン説明会開催 

食品安全政策課 2021-02-22

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=45073

□ 食品医薬品安全処は、韓国食品安全管理認証院と共に、食品輸出業者を対象に2月25日「食品安全国家認証制*」 オンライン説明会を開催する。

○ 今回の説明会は、新生企業または、小規模食品業者を含む国内食品製造業者が生産する製品の海外市場進出を積極的に支援するために用意し、COVID-19拡散防止のために非対面(オンライン)方式で進行される。

○主要内容は、▲食品安全国家認証制関連政策方向、▲食品安全国家認証制支援事業案内、▲2020年モデル事業参加業者事例発表、▲主な輸出国(アメリカ、日本など)の輸出関連課題紹介などで、

- 特に、輸出相手国規制に対するオーダーメード型相談と安全性検査支援など食品安全国家認証制事業に対して具体的に紹介する予定。

食品安全国家認証制

※ 国内食品の海外進出を支援するために、輸出食品の安全性を国家が認証する制度で、次の二つ方向で推進

✓(制度開発)国際的に通用する基準に合わせた輸出食品の安全管理制度準備

-  HACCPにグローバル流通業社(コストコ、ウォルマートなど)が要求する、偽装食品(food fraud)、食品事故予防(food defence)、アレルギー管理など追加

✓(通関支援)輸出相手国規制情報提供、通関段階障害解消支援

- オーダーメード型規制相談(通関書類、施設登録、表示)、輸出前安全性事前検査、証明書発行

○ 参考に、昨年、食薬処と認証院は、食品安全国家認証制事業を示範的に推進した結果、2月中に参加業者製品の最初の貨物(ソース類、ナッツ類加工品0.7トン)が、アメリカに輸出される。

 

[MFDS] [報道参考] 輸入食品検査全進行過程を透明に公開します 

知能型輸入食品統合システム構築TF 2021-02-19

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=45067

□ 食品医薬品安全処は、’21年3月から輸入食品検査全過程を透明に公開することによって、輸入自己検査終了時点を計って製品出庫準備などができるように「輸入検査進行お知らせサービス」を拡大提供する。

○ 今回のお知らせサービスは、昨年9月に開催した「輸入食品情報サービス改善アイディア公募展」で採択されたもので、これまで輸入者が試験分析進行過程が分からなかったが、これからは、▲試験分析検体回収、▲分析開始、▲分析終了など検査進行状況を文字で提供される。

□ また、食薬処は、輸入時用「輸入食品アラート モバイル アプリ」を今年10月までに開発して、検査お知らせ以外にも輸入営業者業務に役に立つ安全情報を常時提供する予定。

 

[MFDS]COVID -19時代、輸入食品非対面現地調査強化 

現地実態調査課 2021-02-19

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=45065

□ 食品医薬品安全処は、COVID-19によって海外製造業所*(作業場)に対する現地調査が事実上困難になったため、非対面書類審査をより一層強化してスマートグラス** など先端装備を活用した映像遠隔現地調査を導入して、実効性をより一層強化する計画である。

* 海外製造業所:輸入食品などの生産・製造・加工・処理・包装・保管などをする海外施設で、輸入者などは輸入申告前まで我が国に輸出しようとする海外製造業所を、必ず食薬処に登録しなければならない。

** スマートグラス:映像送出のための光学レンズと、映像を受信する超小型ディスプレイを搭載して、現場の姿をリアルタイムで見ることができるようにするメガネ

○ (点検対象)輸入現況および危害情報などを分析して、海外35ヶ国460ヶ所に対して、▲輸入・流通不適合業者点検、▲国内外危害情報関連業者点検、▲‘20年書類未提出業者点検、▲特別衛生管理品目生産業所点検、▲優秀輸入業者新規登録などを進める。

○ (点検方法)営業者自らの点検結果と、作業場の衛生管理状態を確認できる資料を提出させて書類審査を実施し、現場確認が必要な場合、スマートグラスなどを活用して遠隔で製造工場をリアルタイム確認する。

- 食薬処は、スマートグラスなど先端映像装備を備えた現地サービス業者を選定して、審査者(食薬処)が海外製造業所の衛生脆弱区域を十分に映像で確認できるように作業区域をグループ化して、移動動線によりリアルタイムで点検する予定。

○ (点検結果活用)点検結果改善が必要な業者は通関段階で精密検査を強化して、不適合業者に対しては輸入中断措置して生産製品が国内に輸入されないように源泉遮断する。

* `20年非対面書類審査結果:33ヶ国460ヶ所を審査した結果、衛生管理不良1ヶ所(輸入中断)、製造工場でない業者24ヶ所(登録取り消し)、書類未提出業者76ヶ所(検査強化)に対して措置

 

[MFDS] [部署合同] 生産・流通・輸入段階残留農薬検査法一つに統一 

残留物質課 2021-02-18

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=45064

□ 食品医薬品安全処、食品医薬品安全評価院と国立農産物品質管理院は共同研究を通じて、農薬511種を3時間内に分析できる迅速検査法を開発して、農産物の生産・流通・輸入段階検査に全部適用する。

○ 農産物は、生産、流通、消費が短い時間におこるので、新鮮で安全な農産物供給のためには、残留農薬を迅速で正確に分析できる効率的な試験法が要求される。

- 今回開発された残留農薬迅速検査法は、分析条件最適化を通じて検査対象農薬が既存473種から511種に増え、分析時間短縮(7時間→3時間)と、試薬使用量を1/10に節約するなど分析効率を一層高め、

- 国際食品規格委員会(CODEX)の試験法開発ガイドライン*を遵守して、国際的に要求される水準の正確性を確保した。

* 選択性、正確度、精密度、定量限界、直線性、適用範囲、実験室間交差検証

□ 政府は、「食品衛生法」と「農水産物品質管理法」により、それぞれ異なって運営されている残留農薬試験法を、今回開発された迅速試験法に統一して、生産・流通・輸入段階残留農薬安全管理をより一層強化する計画である。

 

[MFDS]インターネット販売ダッチコーヒ(水出しコーヒー)7製品細菌数不適合 

食品安全現場調査TF/微生物課 2021-02-18

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=45062

□ 食品医薬品安全処は、インターネットショッピングモールで販売しているダッチコーヒー39製品を回収して細菌数と大腸菌群を検査した結果、7製品で細菌数が基準*を超過し、販売中断および廃棄措置した。

* 細菌数基準:n=5,c=1,m=100 CFU/mL**, M=1,000 CFU/mL

** 集落数:1m L当たり生きている微生物数(Colony Forming Unit,CFU)

 

[MFDS]中国産冷凍ヤママユガさなぎ回収措置 

輸入流通安全課 2021-02-16

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=45055

中国産冷凍ヤママユガさなぎ回収措置

□ 食品医薬品安全処は、輸入食品など輸入・販売業者が輸入・販売した「冷凍カイコさなぎ(昆虫加工食品)」が「ヤママユガさなぎ」と確認されたため、該当製品を販売中断および回収措置します。

※ カイコさなぎ(Bombyx mori L.)は食用可能、ヤママユガさなぎ(Antheraea pernyiまたはAntheraea yamamai)は、国内で食用として許容していない

 

[MFDS]ハムの中に血管!なぜそこで出てくる? 

畜産物安全政策課 2021-02-16

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=45054

□ 食品医薬品安全処は、畜産物異物に対する理解を高めようと、食肉加工品原料などが異質と誤解される事例も共に収録された「畜産物異物管理業務マニュアル」を配布する。

○ 今回の指針は、これまでの運営事例を基に異物申告処理手続きと基準を提示して、異物管理担当者に必要な現場調査ノウハウを提供しようと用意し、

○ 主な内容は、▲異物の定義、▲報告義務営業者および異物、▲異物別調査管轄機関、▲原因調査手続き、▲頻繁に発生する異物の調査事例、▲異物報告関連質疑応答など。

□ 食薬処は、’19.6.から畜産物異物報告制度を運営して、食肉と食肉加工品固有の特性から始まった一部誤解を減らして異物管理の効率性を高め、消費者が安心して摂取できるように代表的な誤認・混同事例三種類を紹介する。

①(血管が虫などに誤解)豚肉または、鶏肉ハムやチキンテンダーの場合、「中が空の円筒形または、細くて細長い形態の物質など」を、寄生虫や虫と誤解する場合があるが、- ハム・ソーセージや調味(ヤンニョム)肉などには、食肉の筋肉組織の他にも、血管、筋、神経、皮膚など、その他組織が含まれることがある。

②(検認表示や調味料(ヤンニョム))調味料(ヤンニョム)(コショウ、キウイ種)を、かび発生や虫などと誤解する場合、食肉の屠殺検査合格印や血斑(血豆)を異物と誤解する場合があるが、

- 検認(合格印)は食用色素を使っていて、韓牛は赤色、肉牛は緑色、乳牛・豚は青色で表示*している。

*(牛)肩・背中・脚など14ヶ所、(豚) 2~6ヶ所に検印表示

③(ハム・ソーセージの皮)ソーセージは食べ物の特性上、食肉を細かく粉砕・加工して作った練りものをケーシング(ソーセージ皮)に入れるのに、素材により食用(豚腸、コラーゲン)、非食用(セルロース、合成樹脂)があり、

- 手製ハムの場合、ハム網(網ケーシング)が含まれることがあるなど、食べることはできない非食用ケーシングは、必ず除去して摂取しなければならないので注意が必要。

<添付> 参考写真

 

[MFDS]たくさん輸入・消費される食品は何でしょうか! 

輸入食品政策課 2021-02-15

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=45047

□ 食品医薬品安全処は、’20年国内輸入された加工食品実績を分析した結果、国民が最も多く消費する輸入食品は、果・菜加工品、キムチ、ビールなど(精製、加工用食品原料除外)の順だったと明らかにした。

* `19年輸入食品など検査年譜 / ’20年輸入食品統合システム申告現況(暫定分)

○ 果・菜加工品は、‘19年27万5,424トンで、’20年2.1%増加し28万 1,222トンで3位から1位に上昇した。

- 昨年は、健康などに対する関心が増加して、タルトチェリーおよびザクロ、ニンジンなどを原料にした果実・野菜類濃縮液などの輸入が増加したのが原因。

* ‘19年対比’20年主な増加品目:タルトチェリー3トン→ 3,349トン(106倍 増)/ザクロ8,631トン→ 14,153トン(64% 増) /ニンジン3,422トン→ 4,874トン(42% 増)

○ 輸入キムチは、’19年まで最近3年間(‘17~’19年)年平均5.5%ずつ持続的に輸入量が増えたが、’20年には輸入が8.3%減少し28万1,021トンで、前年度と同一2位。

- 輸入キムチは、中国から99.9%輸入されて、レストラン(食品接客業者)等で主に使うため、COVID-19によって団体給食および外食が減少しキムチ輸入量も減少したと分析される。

○ 輸入ビールは、’19年36万2,027トンで輸入実績が1位だが、’20年には22.8%減少して3位に下がり、これは日本ビールなど輸入ビール販売が減って輸入が減ったためであり、日本ビールなど輸入ビールが国産ビールに代わっていると分析される。

- また、消費者が選択する酒類の多角化と、家で酒を楽しむ「家飲み」影響で、ワインなど果実酒輸入量が’19年5万3,231トン、’20年6万9,413トンで30.4%増加した。

○ また、上位品目に入らなかったが、コーヒー(飲料、調製コーヒーなど)の輸入量は、‘19年2万3,845トン、’20年2万 4,265トンで、同水準だが国内生産量は輸入量より34倍多いことが明らかになり、

- コーヒーの消費が増えて、国内生産時原料として使われる「コーヒー原豆」の輸入が着実に増加(最近3年間年平均5.5%増)したのが反映されたと見られる。

- 輸入国では、ブラジル産が21.3%、ベトナム産19.6%、コロンビア産18.2%、エチオピア7.7%、ペルー5.6%の順。

(注:韓国向けビールの輸出がゼロに 日本製の不買運動影響か

2019年11月28日

https://www.asahi.com/articles/ASMCX34TTMCXULFA001.html

韓国で日本ビールの輸入急増 不買運動弱化・販促イベント影響

2020.12.07

https://jp.yna.co.kr/view/AJP20201207001300882

 

[FSA]金属破片混入の可能性があり、DANONEはヨーグルト3製品を回収措置

Danone recalls three yogurt products because they may contain pieces of metal

8 March 2021

https://www.food.gov.uk/news-alerts/alert/fsa-prin-15-2021

ダノンヨーグルトのActivia Intensely Creamy Raspberry Yogurt、Activia Vanilla 0% Fat,No Added Sugar Yogurt及びLight and Free Peach Passion Fruit Greek Style Yogurtの回収措置。

 

[ヘルスカナダ]リコール

クレアチンパウダー(2021-03-05)

Creatine Powder (2021-03-05)

March 5, 2021

https://healthycanadians.gc.ca/recall-alert-rappel-avis/hc-sc/2021/75085r-eng.php

ヘルスカナダはGenex Nutraceuticalsのクレアチンパウダー製品が差し止められ、当該製品はカナダでの販売が許可されていない。

 

[BfR]コロナ:人口の半分近くが既に検査を受けた

Corona: Nearly half of the population has already gotten tested

08.03.2021

https://www.bfr.bund.de/en/press_information/2021/10/corona__nearly_half_of_the_population_has_already_gotten_tested-268707.html

BfRコロナモニター

43%がこのウイルスの検査を受けたことがある。コロナモニターは50週になった

コロナウイルスを封じ込めるために命令されている対策についての現在の気分は混合したものである。距離をとることとマスクについては90%を超える高い支持率であるが他は支持を失っている。例えば店舗の閉鎖は37%の支持率に低下した

BfR-Corona-Monitor | 2–3 March 2021

https://www.bfr.bund.de/cm/349/210302-bfr-corona-monitor-en.pdf

(コロナウイルス検査を受けた、は今回初めて加わった項目.ワクチンの支持率が低いような)

 

[COT]2021年3月23日の会合の議題

COT Meeting: 23rd March 2021

https://cot.food.gov.uk/COTMeeting23rdMarch2021

・妊娠前、妊娠中、授乳中のヨウ素過剰摂取の影響声明案

・HBM4EUバイオモニタリングプロジェクトのヒトバイオモニタリングガイダンス値開発

・CBD食品中CBDのリスクについて

・リスク評価における疫学と毒性学的根拠の統合について

・懸念となる化合物を評価する時のデータの妥当性と信頼性の評価についての非技術的声明案

 

[FSA]FSAブログ

-何故「アレルギーについて主張しよう」なのか?

Why Speak Up For Allergies?

Arvind Thandi, 食品過敏症チームリーダー, Posted on:2 March 2021

https://food.blog.gov.uk/2021/03/02/why-speak-up-for-allergies/

FSAは「アレルギーについて主張しよう」キャンペーンを始め、若い人々にレストランで注文するたびにアレルギーのことを主張するよう勧める。食品過敏症チームリーダーのArvind Thandiがこのキャンペーンの意図を説明する。

研究によると食物アレルギー反応を経験するリスクが高いのは若い人と子どもである。これにはいろいろな要因があるが、若い人はこれまで保護されていた家を出て大学に行って一人暮らしをするなどの重要な時期を経る。若者の多くは自分の食物アレルギー管理には一般的な自信をもっているがカフェやレストランでアレルギーについて話すことが少ない。特に以前も食べたことがある場合には。そのためFSAは「アレルギーについて主張しよう」キャンペーンを始めた。

 

-人々の力-FSAがどうやって市民科学を生かそうと計画しているか

People power - How the FSA plans to harness citizen science

Dr Rebecca Gillespie, 主任社会科学研究官, Posted on:5 March 2021

https://food.blog.gov.uk/2021/03/05/people-power-how-the-fsa-plans-to-harness-citizen-science/

英国科学週間2021に、市民科学をFSAの研究分野に応用する試みの第一歩を公表

新しい報告書「市民科学と食品:レビュー」は、政策決定の根拠を構築するのに市民や地域をどう関与させられるのかを探るプロジェクトの第一部である。

市民科学とは何?

全てに当てはまる単一の定義は無いが、基本的にはデータ収集やその他の共同創造方法で人々を参加させるプロジェクトである。参加者にとっては、市民科学は学習機会であり、科学的根拠への貢献と政策に影響を与えることによる満足が得られる。また我々にとっては、膨大な量の、広範な地域にわたる、他の方法では得がたいデータを比較的速やかに得られる。

それは根拠に基づく政策開発に役立ち、欧州研究科学革新委員会によって社会のための社会とともに働く科学の重要な一部として認められている。

FSAは革新的方法と優先的研究分野への応用探索の一環として市民科学に何ができるかを熱心に探ってきた。この報告書は研究コミュニティがFSAの必要とする根拠に沿った多くの研究を既に行ってきたことを示す。この中には英国や世界での魅力的な例が含まれる

市民科学と変わる世界

過去12ヶ月はこれまでになく我々が予期せぬ代わる世界に住んでいることを示した。そのため、科学コミュニティはCOVID-19危機の社会的、経済的、健康的影響や将来社会が直面する可能性のあるその他の課題の全体を探る方法として市民科学を生かすことで利益がえられるかもしれない。

この報告書はFSAの市民科学計画の最初の一歩である。我々は研究コミュニティの中の既存の専門能力を活用してネットワークを構築したい。次のステップは出資機関である英国研究革新と共同での研究募集である。5つの予備的プロジェクトに資金を提供する。2021年3月18日から募集。

 

報告書

Citizen science and food

https://www.food.gov.uk/research/research-projects/citizen-science-and-food

FSAの研究分野としては

食物過敏症&アレルギー

食品安全と基準の確保

食品規制の革新

将来のフードシステム

 

-#ChooseToChallenge(挑戦することを選ぶ)自信がない、でも時を知っている-国際女性デー

#ChooseToChallenge self-doubt but know when to embrace it - International Women's Day

Emily Miles, Chief Executive, Posted on:8 March 2021

https://food.blog.gov.uk/2021/03/08/choosetochallenge-self-doubt-but-know-when-to-embrace-it-international-womens-day/

国際女性デーに我々の長官Emily Milesが既成の秩序への挑戦について書く

 

論文

-「たくさんの灰色:世界的研究が魚を食べることの心臓への利益を濁らせる

‘Lot of grey’: Global study muddies water on heart benefits of eating fish

By Liam Mannix

March 9, 2021

https://www.smh.com.au/national/lot-of-grey-global-study-muddies-water-on-heart-benefits-of-eating-fish-20210308-p578rk.html

大規模研究が魚を食べることが心疾患を遠ざけることについて疑問を提示する。40カ国以上の191558人の数年以上のデータは、あなたが健康なら、魚を食べても心疾患系疾患や死亡の機会は減らないことを示唆する。

一方循環器疾患のある人では週に2回魚を食べることは有意に心疾患系疾患や死亡の機会を減らすようだ。これらの知見はこれまでのレビューと一致しない

Associations of Fish Consumption With Risk of Cardiovascular Disease and Mortality Among Individuals With or Without Vascular Disease From 58 Countries

JAMA Intern Med. Published online March 8, 2021

https://jamanetwork.com/journals/jamainternalmedicine/article-abstract/2777338

コメント

魚、心血管系疾患、死亡率-世界の根拠は?

Fish, Cardiovascular Disease, and Mortality—What Is the Global Evidence?

Dariush Mozaffarian

JAMA Intern Med. Published online March 8, 2021.

https://jamanetwork.com/journals/jamainternalmedicine/article-abstract/2777332

 

-飽くことなき大麻需要が膨大な二酸化炭素排出量につながる

Insatiable demand for cannabis has created a giant carbon footprint

8-MAR-2021

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2021-03/csu-idf030421.php

Nature Sustainability に発表された130億ドルの大麻産業の二酸化炭素排出量推定。

屋内での栽培による電気の使用が大きい

 

-「ラットの島」回復

'Island of Rats' recovers

8-MAR-2021

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2021-03/uoc--or030621.php

アラスカアリューシャン列島の1700年代からのラットの侵入と繁栄が、努力によって10年ほどで排除され自然が回復した。Rat Islands からHawadax Island に。Scientific Reports

 

-食糧不安が減量を困難にしているかもしれない、たとえ強力な介入があっても

Food insecurity may make losing weight more difficult, even with an intense intervention

8-MAR-2021

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2021-03/acop-fim030221.php

Annals of Internal Medicineに発表されたPROPEL (Promoting Successful Weight Loss in Primary Care in Louisiana)試験の事後解析。24ヶ月の強力なライフスタイルベースの減量介入で、食糧不安のある肥満者は食糧不足の不安の無い肥満者より減った体重が少なかった。2.7kgと5.2kg。

(アメリカのFood insecurityで肥満というのとほんとに食糧が無いのと同じ単語使わないで欲しい。食べ物無かったら生きていけないのに、太ってるのと同じようなものだと思ってもらっては困る。)

 

-90%の若い女性は自分の写真の投稿前にフィルターあるいは編集を使うと報告

90% of young women report using a filter or editing their photos before posting

8-MAR-2021

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2021-03/cul-9oy030821.php

英国。国際女性の日に発表された報告書。

 

-ロックダウンの影響は我々により劣った選択をさせる

The impact of lockdown drives us to make poorer choices

8-MAR-2021

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2021-03/uodc-tio030821.php

制限により誘発されたショックが我々の認知能力を低下させ市民責任感覚を毀損する

Scientific Reportsに発表されたスペイン、イタリア、英国の5000人の調査。これらの国は他国より厳しいロックダウンに直面した。ロックダウンの影響をより受けた人は認知能力の低下、よりリスクの高い意思決定、市民としての責任感の低下をより多く経験した。

 

-新しい研究は大麻のTHCが母乳に6週間残ることを示す

New research shows marijuana THC stays in breast milk for six weeks

8-MAR-2021

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2021-03/chc-nrs030821.php

JAMA Pediatricsに発表された濃度研究の結果は、妊娠と授乳中には大麻を使用しないことを支持する

 

-マイノリティ集団の肥満率の高さは体系的人種差別の産物か?

Are higher obesity rates in minority groups a product of systemic racism?

8-MAR-2021

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2021-03/mgh-aho030821.php

Journal of Internal Medicineに発表された展望が根拠と解決法を提供する

米国の黒人、先住民、有色人種(BIPOC)が他の集団に比べて肥満率が高いのはより大きな全体的な人種差別のせいである。著者等はその不平等の研究と解決のための10ポイントの戦略を提供する。

最初に、肥満と人種差別は関連する。差別によるストレスが肥満の重症度をあげる。そして減量法や医療へのアクセスが困難である。BIPOCの居住地域には不健康な食品を売る店が多い。そしてスーパーマーケットがあっても野菜や果物より加工食品のほうが安価であり、加工食品企業は不平等にBIPOC 向けに宣伝をしている

著者はThe Justice Initiative(正義の取り組み)のメンバー

(アジア系はそんなに肥満ではないので根拠として雑。)

 

その他

-The Right Chemistryシリーズ動画

「leaded coffee(鉛入りコーヒー)」という用語の使用について

Dr. Joe Schwarcz on the use of the term “leaded coffee".

4 Mar 2021

https://www.mcgill.ca/oss/article/health-videos/right-chemistry-leaded-coffee

(“leaded coffee"はカフェイン入りコーヒーという意味で、カフェインフリーはUnleaded coffeeというらしい。この動画は鉛の話)

 

-ヘルシーと宣伝されているスナックの半分以上は脂肪、塩、砂糖が多い

More than half of snacks marketed as healthy are high in fat, salt or sugar

Haroon Siddique Tue 9 Mar 2021

https://www.theguardian.com/food/2021/mar/09/snacks-marketed-as-healthy-high-in-fat-salt-sugar

Action on Saltが119のスナックを評価したところ一部は海水よりしょっぱい

Salt Surveys

http://www.actiononsalt.org.uk/salt-surveys/

 

-CDCは予防接種を完了した人が訪問できる方法について最初のガイドラインを発表

CDC Issues First Set of Guidelines on How Fully Vaccinated People Can Visit

Monday, March 8, 2021

https://www.cdc.gov/media/releases/2021/p0308-vaccinated-guidelines.html

・予防接種を完了した人同士なら屋内でマスクあるいは距離をとることなしに訪問できる

・予防接種をしていない他のもう一つの家庭には、全員が重症化リスクが低いならマスクあるいは距離をとることなしに訪問できる

・COVID-19の誰かと接触しても症状が無いなら隔離と検査をしなくていい

 

-オンタリオは米国の新しいガイドラインにもかかわらず予防接種を完了した人の規則を緩めることはない

Ontario 'nowhere near' loosening rules for fully vaccinated people despite new guidelines in U.S.: Yaffe

March 8, 2021

https://www.cp24.com/news/ontario-nowhere-near-loosening-rules-for-fully-vaccinated-people-despite-new-guidelines-in-u-s-yaffe-1.5338707

予防接種を完了した人の割合が少ないから

-SMC

間違えないで-パンデミック対応の中心に女性科学者がいる

Make no mistake about it – women scientists are at the heart of our response to the pandemic

By Fiona Fox  MARCH 5, 2021

https://www.sciencemediacentre.org/make-no-mistake-about-it-women-scientists-are-at-the-heart-of-our-response-to-the-pandemic/

このパンデミックにおける女性科学者の役割を巡るメディアでのコメントはこれまでのところ情けないほどネガティブであった。ニュースの見出しやツイッターで女性の専門家が注目されることはほぼなく女性の声は系統的に除外されてきた。

幸い私の経験はもっとポジティブである。パンデミック初期から素晴らしい女性科学者にインタビューしてきた。女性科学者が科学界の高位には少ないためメディアで報道されないのは驚くべきことではない。でも女性が少ないことは女性科学者が男性によって排除されていることを意味しない-私にとっては。

(以下たくさんの女性科学者の働きを紹介。組織の長が男性であることが多い)

 

-ドイツの議員がフェイスマスクスキャンダルで辞任

German lawmaker resigns over face mask scandal

https://www.dw.com/en/german-lawmaker-resigns-over-face-mask-scandal/a-56798497

コロナウイルスパンデミック中にマスクの調達で数万ユーロを稼いだことが暴露されてNikolas Löbel議員(メルケル首相のキリスト民主党)が辞意

 

-「彼女はただ私をハグしたかった」:英国の介護施設で対面訪問が戻って喜びの涙

'She just wanted to hug me': tears of joy as in-person visits return to English care homes

Robert Booth Mon 8 Mar 2021

https://www.theguardian.com/society/2021/mar/08/id-love-to-hold-his-hand-english-care-homes-weigh-up-risk-of-reopening

多くの介護施設で、施設の住人と愛する人との苦悩に満ちた1年の別離を経て人間の接触が再開した。予防接種率が上がって、検査陰性の家族または友人一人と会うことができるようになった新しい政府のガイドラインが発効した。

(学校も再開。どちらも感染リスクは上げるが政治家がリスクベネフィットバランスを判断して決めることとのこと。)

 

-アフリカでデマ情報と戦う:GMOsの教訓をCOVID-19にあてはめる

Battling misinformation wars in Africa: applying lessons from GMOs to COVID-19

March 9, 2021  Edward Mabaya, Ifeanyi M Nsofor, Sarah Evanega

https://theconversation.com/battling-misinformation-wars-in-africa-applying-lessons-from-gmos-to-covid-19-156183

COVID-19第二波がアフリカに拡がる中、事実と陰謀論の戦いも激しさを増している-特にワクチンの安全性を巡って。

過去30年アフリカの作物改良に努めてきた人にとっては、ワクチンを巡るデマの洪水は既視感がある。アフリカの栄養改善と生産性向上を阻んだ反GMO運動を思い出させる。我々GMO分野での研究者達はデマキャンペーンの力を大きく過小評価していた。

GM作物採用の失敗はアフリカに退化をもたらした。著者のうち2人はGMOの専門家で3人目はナイジェリアでCOVIDと戦う前線にいる医師である。我々はサイエンスコミュニケーションに関与していてGMOデマキャンペーンの経験から学ぶことがあると信じる

6つの教訓

・先手必勝:意見は一旦形成されると返るのが難しい

・西洋テクノロジーへの疑いに直面:アフリカの科学を使う、科学技術が西洋でしかおこらないという間違った逸話を中和する

・メッセージ同様メッセンジャーも重要:アフリカには自分たちの信頼できるメッセンジャーが必要

・イメージは数千の言葉に匹敵

・モグラたたき現象に対抗 :努力は継続する必要がある

・問題に集中 ワクチンは命を救う

ワクチンデマには命がかかっている