2021-09-30

[FAO]国際食品ロスと廃棄啓発デー

International Day of Awareness of Food Loss and Waste

http://www.fao.org/international-day-awareness-food-loss-waste/en/

1.食品をロスしたり無駄にする余地はない

2.食品ロスと廃棄を減らすことはフードシステムの持続可能性を強化し地球の健康を増進する強力な手段である

3.フードシステムの効率を改善し食品ロスと廃棄を減らすには技術革新とインフラへの投資が必要

4.余剰食品の回収と再分布は食料不足の人への食品のアクセス改善に貢献し食品廃棄を予防し経済環境社会的利益を確実にする

5.廃棄食品をコンポストにするほうが埋め立てよりましだが食品を無駄にしないことがまず先で環境影響を減らすより良い方法である

6.食品ロスと廃棄を減らすことのポジティブな影響を認識し最大限にするには良いガバナンスと人材開発と協力が必要である

 

-世界の2030目標を達成するには食品ロスと廃棄の災禍に緊急に取り組む必要がある

The scourge of food loss and waste needs to be urgently tackled to achieve the world's 2030 target

29 September 2021

http://www.fao.org/news/story/en/item/1441673/icode/

 

-削減、再利用、リサイクル:食品包装の合言葉

Reduce, reuse, recycle: a mantra for food packaging

29/09/2021

http://www.fao.org/fao-stories/article/en/c/1441299/

食品を安全に長持ちさせるために包装は重要な役割を果たす。重要なことは循環させること

 

(安全性と矛盾するところも突き詰めて欲しい。許容できるリスクレベルについての議論を避けないで)

 

[USDA]国際食品ロスと廃棄啓発デーの重要なメッセージ

Key Messages on the International Day of Awareness of Food Loss and Waste

Sep 29, 2021

https://www.usda.gov/media/blog/2021/09/29/key-messages-international-day-awareness-food-loss-and-waste

FAOの6つのメッセージ紹介

 

[ASA]リサイクルに関するクレームがゴミだらけにならないように

Ensure your recycling claims aren’t a load of rubbish

CAP News 30 Sep 2021

https://www.asa.org.uk/news/ensure-your-recycling-claims-aren-t-a-load-of-rubbish.html

リサイクルやリサイクル可能についてのクレームは根拠によって指示されなければならない。誇大広告してはならない

 

[ASA]トリック・オア・トリート…あるいは単なる誤解を招く広告?!このハロウィーンにASAの裁定にびっくりさせられないように。

Trick or treat… or just a misleading ad?! Avoid being hit by a frightening ASA ruling this Halloween

CAP News 30 Sep 2021

https://www.asa.org.uk/news/trick-or-treat-or-just-a-misleading-ad-avoid-being-hit-by-a-frightening-asa-ruling-this-halloween.html

あなたはそれを怖くないかもしれないが、子どもは怖いかも。

ハロウィーンをテーマにした広告、特にホラーゲームや映画の宣伝は、怖い要素を含む可能性がある。過剰に怖くならないよう注意。よくわからなかったらASAに相談。

 

論文

-研究がパラアスリートの栄養知識と食行動の課題を明らかにする

Study reveals challenges with nutritional knowledge and dietary behavior of para-athletes

28-SEP-2021

https://www.eurekalert.org/news-releases/929916

大阪市立大学によるNutrientsに発表された32人のパラアスリートと45人の大学生への調査。栄養知識は大学生より少なく、食事の準備に援助が必要

 

-英国 COVID-19ロックダウンの異なる影響を社会的集団横断で追跡

Differential effects of UK COVID-19 lockdowns tracked across social groups

29-SEP-2021

https://www.eurekalert.org/news-releases/929177

51000人の英国人成人の調査結果がPLOS ONEに発表された

パンデミック開始により平均収入と労働時間が低下、家事時間の増加、不安の増加があったが男女、人種、教育レベルで影響が異なっていた

 

その他

-予防原則病:恐怖と無知により広がる金持ち病

Precautionaria: An Affluent Disease Spread by Fear and Ignorance

Posted by RISKMONGER on SEPTEMBER 24, 2021

https://risk-monger.com/2021/09/24/precautionaria-an-affluent-disease-spread-by-fear-and-ignorance/

欧州は人々を衰弱させ経済を停滞させ革新や起業家精神を破壊する病気の蔓延に苦しんでいる。それは「予防原則病」で、しばしば診断されず広範な害をもたらしている。リスク嫌悪とも呼ばれ、この病気に罹った人はしばしばたちの悪い人や恐怖を煽る人の餌食になる。

この病気の患者は世界が終末を迎えると考えていて恐怖に導かれてそれを阻止するための不合理な行動をする。人類や解決法としての技術や革新を病的に信頼しない

(出だしのみ。レギュラトリーサイエンティストとの交流再開のウオームアップのために書いたとあるので、欧州はいろいろなことが動き出しつつあるのだろう)

 

-「二つの新しい出版がGMO議論を乗り越える」Marcel Kuntz(インタビュー)

“Two new publications to overcome the GMO dispute” Marcel Kuntz (Interview)

By European Scientist - 17.09.2021

https://www.europeanscientist.com/en/environment/two-new-publications-to-overcome-the-gmo-dispute-marcel-kuntz-interview/

Plant Biotechnology. Experience and Future Prospects (Springer, 2021)と雑誌New Biotechnologyに発表された論文について

GMOについてのしっかりした科学的データが蓄積しても議論が終わらないのは何故か、について、ポストモダンの見方では科学は数ある意見のうちの一つに過ぎないので議論で勝ち負けを決めるべきだと考えられているから、との見解。ほとんどの人にとって政治的議論と真の科学的議論を見分けるのは難しい。

そして新しい本では現在市販されているGMOの大多数は米国で開発されたものだが、新たなGMOは中国が圧倒的に特許をもっていて91%になる。そして欧州は全ての分野で負けている、と指摘。この惨めな現状が広く認識されれば方向性が変わるかも、とのこと。

(hyper-precaution超予防原則?によって犠牲者が出るのを容認?欧州が自滅するのは勝手だけれど途上国を巻き込むな、とは思う)

 

-パート1: ナイジェリアの食糧安全保障対策-昆虫耐性GMササゲがついに市場に出て農家の生存の希望の種

Part 1: Addressing food security in Nigeria — Seeds of hope for subsistence farmers as insect resistant GM cowpeas finally come to market

Elizabeth Finkel | September 28, 2021

https://geneticliteracyproject.org/2021/09/28/part-1-addressing-food-security-in-nigeria-seeds-of-hope-for-subsistence-farmers-as-insect-resistant-gm-cowpeas-finally-come-to-market/

 

パート2:科学者はどうやってナイジェリアの害虫耐性GMOササゲの認可を阻止しようとする反バイオテクノロジー活動家の「狡猾なキャンペーン」を打ち破ったか

Part 2: How scientists beat back anti-biotechnology activists’ ‘insidious campaign’ to block Nigeria’s approval of pest-resistant GMO cowpea

Elizabeth Finkel | September 29, 2021

https://geneticliteracyproject.org/2021/09/29/part-2-how-scientists-beat-back-anti-biotechnology-activists-insidious-campaign-to-block-nigerias-approval-of-pest-resistant-gmo-cowpea/

反GM団体「母なる地球の健康財団Health of Mother Earth Foundation」はGMササゲががんや不妊の原因になる、あるいは遺伝子多様性を無くす等の虚偽の主張を繰り返した。活動家らは「米国と欧州の団体の分派」である。彼らはソーシャルメディアや新聞記事を活用しデモを行って恐怖を広めた。また訴訟をおこして技術を止めようとした。政治も関係し、欧州がアフリカにGMOを採用するなと圧力をかけた。

ナイジェリアの場合科学を支持する大統領と大臣がGMササゲを支持した。しかし勝利を導いたのは微生物学者Rose Gidadoのもとで科学者と規制担当者のチームOpen Forum for Agricultural Biotechnology (OFAB)が導く草の根の科学賛同であった。彼らは反GM活動家に強力に反撃した。

2019年12月に科学が勝利しナイジェリアは世界で初めてGMササゲ販売を認可した。これまでSAMPEA 20-Tの商品名で三箇所の生産者が増やしてきた。コストは伝統品種と同等で農家は、これまでの品種同様種をとってまた蒔くことができる。予想外だったのは需要がここまで大きくなるとは思わなかったこと。次のシーズンにはさらに種を増やす予定。

 

-かつてワクチン接種が頑健だった時代があった

Once Was A Time, Vaccine Uptake Was Robust

By Barbara Pfeffer Billauer JD MA (Occ. Health) PhD — September 29, 2021

https://www.acsh.org/news/2021/09/29/once-was-time-vaccine-uptake-was-robust-15837

それは1947年で、アメリカへの最後の天然痘の侵入であった。爆心地はニューヨーク市で、3月1日にメキシコから到着したEugene LeBarという国外居住者が一ヶ月後に診断確定するまで、数千人のニューヨーカーに暴露した。ニューヨーク到着前にも7つのアメリカの人口の多い地域を旅していておそらくさらに数百人以上に暴露している。

診断確定後NY市長は迅速にユニバーサルワクチン要請を出して対応した。2週間のうちに500万人が予防接種し一ヶ月も経たないうちに750万人の市民の84%が予防接種した。訴訟や暴動や反対はなかった。人々は静かに礼儀正しく予防接種の列に並んだ。そして一ヶ月後、流行の収束が宣言された。

天然痘ワクチンが安全だったわけではない。そのワクチンは最も危険なものの一つであったにも関わらず、1947年のニューヨークでは速やかに十分な接種が行われた。この流行では12人が感染して2人が死亡した。ワクチンにより3人が死亡しさらに3人がワクチン関連合併症で死亡し、さらにおそらくワクチン関連脳炎で6人が死亡している。しかし誰も糾弾せず私の知る限り訴訟もおこっていない。

では当時と今と何が違うのか?

歴史家は理由の一つは当時のアメリカ人が科学を深く尊重していたことだという。もう一つは天然痘の恐ろしさ。そして現在は人々の政府への信頼は低く組織された反ワクチン運動が力を持っている。

私を含めて公衆衛生分野の弁護士の多くは、ワクチンの義務化や強制は必要ないほうが良いと思っている。

思想は気高い時もある。しかし生き延びる必要がある。我々は時に信仰のために命を犠牲にする。しかし時には我々は生きるために信仰を犠牲にしなければならない、再び戦うために。最大の難問はそれが何時か、である。かつては科学が答えを出すのに役立った。今はもうそうではないようだ。

(一部のみ。ポリオの例省略したけれどポリオワクチンの被害は大きかった。)

 

-2ヶ月近くロックダウンしているにも関わらずメルボルンはパンデミック中の最高記録

Melbourne cases hit pandemic record even as lockdown nears two months

30-09-2021

https://www.devdiscourse.com/article/health/1749907-melbourne-cases-hit-pandemic-record-even-as-lockdown-nears-two-months

これまでの一日最高だった水曜日の950をこええ1438

(皆さん警察の目を盗んで何かやっているとしか思えない)

 

-SMC NZ

Covidが家に不自由している人たちに影響して患者急増-専門家の反応

Spike in cases as Covid affects housing-insecure people – Expert Reaction

Published: 29 September 2021

https://www.sciencemediacentre.co.nz/2021/09/29/spike-in-cases-as-covid-affects-housing-insecure-people-expert-reaction/

Covid感染者数が徐々に減る傾向だったのが本日45人が新たに感染と発表されて遮られた

多くの感染者が大家族と緊急あるいは暫定的住居の住民

6人のコメント。

(直ちにロックダウン強化すべきという主張ではないところを見るとゼロトレランス諦め気味なのだろうか。もともとNZの低所得者の住宅事情は悪く、パンデミックで悪化。そこを突かれた形)

 

-Bloomfield:レベル1の自由は過去のもの

Bloomfield: Level 1 freedoms a thing of the past

FIRST PUBLISHED SEPTEMBER 30, 2021 Marc Daalder

https://www.newsroom.co.nz/pro/bloomfield-level-1-freedoms-a-thing-of-the-past

Ashley Bloomfield保健長官への独占インタビューで、今後のデルタアウトブレイクの予想について昨年のような自由は過去のものになったという

現在のオークランドの感染者がなかなかゼロにはならない事実にもかかわらず、彼はまだ排除に専心するという。ただし予防接種が進めばロックダウンの引き金を引くタイミングは異なる。

(将来はエンデミックになるという見解。)