2021-10-28

[EFSA]意見等

-人工甘味料の潜在的な環境への影響に関するデータのレビューと統合

Review and synthesis of data on the potential environmental impact of artificial sweeteners

EFSA Journal 2021;18(10):EN-6918 27 October 2021

https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-6918

(外部科学報告書)

EFSAは特定の甘味料の再評価のために根拠に基づいたリスク評価を行っている。この作業の目的は、許容されている食品添加物の安全性に関する結論を出す食品添加物及び香料に関するパネル(FAF)を支援するためにEFSAが行った準備作業の一環として、人工甘味料の使用に関連する環境リスクについての関連情報を確実に特定することだった。この再評価工程に関連して、甘味料として使用されている次の物質が検討された:アセスルファムK(E 950)、アスパルテーム-アセスルファム塩(E 962)、スクラロース(E 955)、サッカリン(E 954)、ソーマチン(E 957)、ネオヘスペリジンDC (E 959)、ネオテーム(E 961)、シクラミン酸(E 952)及びポリオール甘味料(ソルビトール(E 420);マンニトール(E 421);イソマルト(E 953);マルチトール(E 965);ラクチトール(E 966);キシリトール(E 967)及びエリトリトール(E 968))。データはシステマティックレビューアプローチを用いて収集した。概して、特定されたデータは、ネオヘスペリジンDC、ネオテーム、ソーマチン及びポリオール甘味料に関して特に非常に少なかった。だが、環境中でそれらの広範な発生を示唆する証拠も少なかった。アセスルファム-K、スクラロース、シクラミン酸及びサッカリンに関しては、地表水、地下水、沿岸、海水のこれらの甘味料の広範な分布を示す複数の研究が確認された。飲料水(水道水)の供給、雨水、大気サンプル中の存在を示す研究もあった。だが、これらの甘味料は水生種に対して高い毒性があるとは思われず、少なくとも現在見られる環境濃度ではない。アスパルテーム-アセスルファム塩はヒトの体内や環境でその2つの成分甘味料に簡単に解離するため、レビュー工程では、規制のレビュー工程で特に注目されていないがの特定の焦点ではないにもかかわらず、アスパルテームも考慮された。アスパルテームは水生種に毒性があると示唆する証拠がいくつかあるが、環境中に懸念される量では検出されていない。

 

-新規食品としてのガラクトオリゴ糖の使用拡大の安全性

Safety of the extension of use of galacto‐oligosaccharides as a Novel food pursuant to Regulation (EU) 2015/2283

EFSA Journal 2021;19(10):6844 27 October 2021

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6844

(科学的意見)

欧州委員会からの要請を受けて、栄養・新規食品及び食物アレルゲンに関するEFSAのパネル(NDA)は、EU規則2015/2283に従って新規食品(NF)としてのガラクトオリゴ糖の使用拡大に関する意見を出すよう求められた。このNFはβ‐グリコシド結合による末端グルコースに関連する様々なガラクトシル残留物から成る57% w/w GOS (w/w乾物)以上含むシロップであり、乳糖や乳糖の構成モノマー(ガラクトースとグルコース)も含まれている。このNFはEUのNFsリストにすでに承認され含まれており、同じ生産工程により生産される。この申請は乳製品菓子、チーズ、加工チーズ、バター、スプレッドの食品成分としての使用拡大評価に限定されている。現在承認されている最大の95パーセンタイルでの使用と比較すると、要請されている使用拡大による総GOS摂取量は10–30%増加する。

 

-条項12 MRLレビュー後の2,4‐d、フェンヘキサミド、イプロバリカルブの確証データの不足

Lack of confirmatory data following Article 12 MRL reviews for 2,4‐d, fenhexamid and iprovalicarb

EFSA Journal 2021;19(10):6910  26 October 2021

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6910

(声明)

この声明は最終化前の書類手続きを通した協議として加盟国に伝えられた。

 

-検査や評価のための統合アプローチで使用する発達神経毒性In Vitro試験法のデータの解釈に関する外部科学報告書

External Scientific Report on the Interpretation of Data from the Developmental Neurotoxicity In Vitro Testing Assays for Use in Integrated Approaches for Testing and Assessment

EFSA Journal 2021;18(10):EN-6924 22 October 2021

https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-6924

(外部科学報告書)

発達神経毒性のある化学物質は神経系の構造および/または機能の正常な発達に有害影響をもたらす可能性がある。現在のOECDテストガイドライン(TG) 426は発達に関する胎児や出生後の母親の暴露の影響を評価するよう求めている。in vivoテストガイドラインの使用は、多くの時間、資源コスト、使用される動物により制限されているため、国際的な取り組みにより発達神経毒性In Vitroバッテリー試験(DNT IVB)を開発することになった。

 

-有効成分Bacillus thuringiensis subsp. kurstaki ABTS‐351株の農薬リスク評価ピアレビュー

Peer review of the pesticide risk assessment of the active substance Bacillus thuringiensis subsp. kurstaki strain ABTS‐351

EFSA Journal 2021;19(10):6879 22 October 2021

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6879

(農薬の結論)

情報不足と懸念が確認された。

 

-使用後のPETを食品と接触する物質へリサイクルするために使用されるStarlinger deCONテクノロジーに基づくUTSUMI RECYCLE SYSTEMSプロセスの安全性評価

Safety assessment of the process UTSUMI RECYCLE SYSTEMS, based on Starlinger deCON technology, used to recycle post‐consumer PET into food contact materials

EFSA Journal 2021;19(10):6869 21 October 2021

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6869

(科学的意見)

このプロセスから得られるリサイクルPETを室温で長期保存される全ての種類の食品と接触する物質の製造に100%使用しても、安全上の懸念とはならない。このリサイクルされた PETで作られた最終製品は電子レンジやオーブンで使用することを意図しておらず、そのような使用はこの評価の対象外である。

 

-使用後のPETを食品と接触する物質へリサイクルするために使用されるPET direct iV+テクノロジーに基づくOmorika Recyclingプロセスの安全性評価

Safety assessment of the process Omorika Recycling, based on PET direct iV+ technology, used to recycle post‐consumer PET into food contact materials

EFSA Journal 2021;19(10):6872  20 October 2021

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6872

(科学的意見)

このプロセスから得られるリサイクルPETを室温で長期保存される全ての種類の食品と接触する物質の製造に100%使用しても、安全上の懸念とはならない。このリサイクルされた PETで作られた最終製品は電子レンジやオーブンで使用することを意図しておらず、そのような使用はこの評価の対象外である。

 

-新規食品としての緑豆タンパク質の安全性

Safety of mung bean protein as a novel food pursuant to Regulation (EU) 2015/2283

EFSA Journal 2021;19(10):6846 20 October 2021

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6846

(科学的意見)

欧州委員会からの要請を受けて、栄養・新規食品及び食物アレルゲンに関するEFSAのパネル(NDA)は、EU規則2015/2283に従って新規食品(NF)としての緑豆タンパク質に関する意見を出すよう求められた。この申請の対象となるこのNFは、植物リョクトウVigna radiataの種子から抽出した緑豆タンパク質である。このNFは「分類1.8に含まれる製品以外のタンパク質製品」に加えられる食品成分として使用することを提案されている。対象集団は一般人である。このNFの最大推定摂取量は、子どもと成人でそれぞれ758 及び 260 mg/kg 体重 (bw)/日である。このNFの主成分はタンパク質(~85%)、脂質(3–4%)及び水分(3–5.5%)である。このNFは消化のいいタンパク質が豊富で、ほとんどの必須アミノ酸の十分な量を、含硫アミノ酸のごく少量を提供する。パネルは、分析されたミネラル類の累積暴露は懸念を生じないとした。このNFの反栄養素の量として報告された値は他の食品の値と同等である。パネルは、このNFの組成や提案された使用条件を考慮して、このNFの摂取は栄養的に不利ではないと見なした。申請者はこのNFの毒性学的試験を提出しなかったが、パネルはこのNFについては毒性学的試験は必要ないと見なした。このNFは、ダイズ、ピーナッツ、ハウチワマメ、カバノキ花粉にアレルギーのある人を感作させ、アレルギー反応を誘発する可能性がある。パネルは、このNF、すなわち緑豆タンパク質は、提案された使用条件で安全だと見なした。

注:使用を提案されているのは分類12.9のタンパク質代用品。分類1.8は飲料用粉状ミルクを含む乳製品類似物が含まれる

 

[AFSCA]エチレンオキシドへの洗練されたアプローチ

Approche affinée de l’oxyde d'éthylène (ETO)

21.10.2021

https://www.favv-afsca.be/professionnels/denreesalimentaires/eto/

フランス語

この中にリンクされていた資料

ETOに関する会議の概要:規制と技術的な側面

Summary of the Meeting on Ethylene Oxide (ETO):Regulatory and Technical Aspects

https://ec.europa.eu/food/system/files/2021-10/rasff_ethylene-oxide-incident_e410_crisis-coord_20211004_sum.pdf

・2-クロロエタノールが食品中に天然に存在する可能性を示唆する情報があるものの証明されていない、従って意図的に添加したとみなす

・ エチレンオキシドと2-クロロエタノールの合計をエチレンオキシドで表現した0.1 mg/kgが分析の定量限界(LOQ)で、それを添加物のMRLとする

・麵のような複合食品で基準違反成分を使ったという情報がない場合には0.02 mg/kgのLOQを適用する。基準違反添加物を使ったという情報がある場合には回収/輸入拒否。

・食品廃棄の問題については、SDGsが安全性について妥協することはない。食品を捨てるのは残念だが安全でない食品をサプライチェーンから排除するのは必須である。

しかし基準違反の原料でも複合製品になると何千倍にも薄められるので、どこまでが安全でないと見なされるのかについては疑問が提示されている。この問題についてはさらなる検討が必要である

(最終製品0.01 mg/kgなら問題ない場合がほとんどだけれど分析できない)

 

[CDC]CDCは薬物過剰使用死を予防するための新しい教育キャンペーンを開始

CDC Launches New Education Campaigns Aimed at Preventing Drug Overdose Deaths

October 27, 2021

https://www.cdc.gov/media/releases/2021/p1027-Preventing-Drug-Overdose-Deaths.html

・フェンタニルは薬物の中に隠されている可能性がある

・薬物を混ぜると過剰使用になりうる

・ナロキソンが命を救う

・治療中や回復中の人にはサポートが必要

 

[IARC]世界がん報告更新ウェビナーシリーズ:がん一次予防の課題と機会

World Cancer Report Updates webinar series: Challenges and Opportunities for Primary Cancer Prevention

https://iarc.who.int/news-events/world-cancer-report-updates-webinar-series-challenges-and-opportunities-for-primary-cancer-prevention/

2021年11月16日ライブ配信

事前登録受付中

 

[ProMED]食中毒-キルギスタン:(BISHKEK)巻き寿司

Foodborne illness - Kyrgyzstan: (GB) sushi rolls

2021-10-27

https://promedmail.org/promed-post/?id=8699305

Date: Wed 27 Oct 2021 Source: AKI Press [edited]

Empire of Pizzaチェーン店の異なる店舗で巻き寿司を食べて食中毒になった人の数が253人に達した

(詳細情報なし。キルギスタンの「ピザ帝国」の「スシロール」って何が入っているのだろう?)

 

[DHSC]大臣はコロナウイルス法2020のSchedule 21下の宣言の廃止を告示

Secretary of State gives notice of revocation of declaration under Schedule 21 of the Coronavirus Act 2020

27 October 2021

https://www.gov.uk/government/news/secretary-of-state-gives-notice-of-revocation-of-declaration-under-schedule-21-of-the-coronavirus-act-2020

ロードマップのステップ4に沿って、保健社会福祉大臣はコロナウイルス法2020によるある種の権限を廃止する予告

(感染させる可能性のある人への強制力。毎日数万の感染者がいても普通に戻る手続きを進める英国、一方感染者が減っても制限は戻らず私権制限強化を求める日本。善し悪しではなく、違いすぎる)

 

[NASEM]総排出ゼロは達成可能か?

科学に基づいて

Is it possible to achieve net-zero emissions?

https://www.nationalacademies.org/based-on-science/is-it-possible-to-achieve-net-zero-emissions

主張:米国が2050年までに温室効果ガスの排出ネットゼロを達成するのは技術的に可能

知見:事実。それには迅速で広範な政策変更と社会の多くの部門への投資と政府、企業、個人の関与が必要になる

必要な技術は?

  1. 温室効果ガスの排出のない発電 

風力、太陽光、原子力、水力の組み合わせと蓄電の進歩

  1. 電力で動く乗り物や装置を使う
  2. エネルギーの有効利用
  3. 大気中からの二酸化炭素の除去

(肉食べるな、は入ってない)

 

論文

-農業再起動が貧しく食料不足の地域の繁栄の種を蒔く

Farming reboot could lay seeds for prosperity in poor and food insecure regions

26-OCT-2021

https://www.eurekalert.org/news-releases/932891

オーストラリア国立大学の農業専門家がサハラ以南のアフリカで政府組織とNGOと協力して灌漑計画を改善し作物生産を増やした。Nature Food. 

(基本は自分で考えてできるように教育するということらしい)

 

-アフリカの狩猟採集集団に有害な量の飲酒が同定された

Hazardous levels of alcohol consumption identified in African hunter-gatherer group

27-OCT-2021

https://www.eurekalert.org/news-releases/932563

PLOS ONE に発表された新しい研究で、Mbendjele BaYakaの社会経済的状況が変わりつつある集団に有害飲酒が多いことを報告

 

-Scienceニュース

パンデミックが彼らを有名人にした。今や科学者は新たな力とインターネットヘイトとともに取り組んでいる

The pandemic turned them into celebrities. Now scientists are grappling with new power—and internet hate

27 OCT 2021 KAI KUPFERSCHMIDT

https://www.science.org/content/article/pandemic-turned-them-celebrities-now-scientists-are-grappling-new-power-and-internet-hate

「私はTwitterで医師が意見が合わなくてもお互いをゴミと言わない日を待ち望む」

COVID-19はエジンバラ大学のグローバルヘルスガバナンス計画で疾患アウトブレイクを研究していたDevi Sridharを予想もしなかったスターの座に押し上げた。スコットランド政府のアドバイザーになり英国テレビのモーニングショーのレギュラーになりThe Guardianで毎週コラムを書く。パンデミックの本を出版しTwitterのフォロワーは30万人。彼女はそれまであまり一般人からは関心を持たれなかったがパンデミックで有名になった数十人の研究者のうちの一人である。ブラウン大学公衆衛生学部長Ashish Jha、ドイツのウイルス学者Christian Drostenなど。彼らの名声は熱狂と不安と消耗と不確実性の中にある。Sridharはパンデミック初期は正しいことを伝えるために個人の名前で発信することは厭わなかった。政府や公的機関のコミュニケーションがまずかった部分を埋めた。しかし経験したことのないヘイトメッセージも増え、今は公的機関が表に出て個人としてはフェイドアウトを希望している

(意見の違いによる緊張や政治的煩わしさ、有名になって職を得た人等、いろいろ略)

 

-Nature特集

細胞の秘密の生活-これまでは決して見られることのなかった

The secret lives of cells — as never seen before

26 October 2021 Diana Kwon

https://www.nature.com/articles/d41586-021-02904-w

最新の顕微鏡技術が研究者に細胞の内部を覗くことを可能にした

クライオ電子トモグラフィー(cryo-ET)と関連技術は細胞の中身を驚くべき詳細に示す

 

SMC NZ

-アラートレベル3の学校は来月再開できる-専門家の反応

Alert Level 3 schools could reopen next month – Expert Reaction

Published: 27 October 2021

https://www.sciencemediacentre.co.nz/2021/10/27/alert-level-3-schools-could-reopen-next-month-expert-reaction/

今日の午後政府が示唆したところによるとオークランドとワイカトの学校は11月15日から再開できる。

11-13年生が終了評価と試験のために。

(同居している高齢者のために子どもは学校に行かないほうがいいという意見があるようだ)

 

-クリスマスまでのアウトブレイクモデリング-専門家の反応

Modelling the outbreak till Christmas – Expert Reaction

27 October 2021

https://www.sciencemediacentre.co.nz/2021/10/27/modelling-the-outbreak-till-christmas-expert-reaction/

アラートレベル4ロックダウンが必要になるかもとのこと

(ロックダウン好きらしい。実行できなかった現実より机上の計算のほうが魅力的だから?)

 

その他

-GM作物禁止が迫り、メキシコの農業部門は既に後退している

Mexico’s farm sector is already lagging as GM crop ban looms

BY LUIS VENTURA OCTOBER 14, 2021

https://allianceforscience.cornell.edu/blog/2021/10/mexicos-farm-sector-is-already-lagging-as-gm-crop-ban-looms/

最近のウェビナーで経済学者Fernando Cruz MoralesがGM作物とグリホサートの禁止はメキシコのGDPの40%を害するだろうと警告した

今年初めの大統領命令でグリホサートの使用の段階的禁止、GMトウモロコシの栽培と輸入禁止が要請された。

GM輸入禁止はナンセンスで、メキシコは世界で2番目のイエローコーンの輸入国で、もしそれが禁止されたら国内の穀物需要を満たす方法がない。イエローコーンは主に牛の餌に使われている。その多くは米国産のGMコーンである。

メキシコ農業は既に苦しんでいる。Andrés Manuel López Obrador政権になってからの3年で、33の作物の生産が24%減り農産物の輸入が過去最高レベルになった。

どんな分野でも技術の禁止は正当化できず、GM作物を栽培する他国と競争する農家にとっては不利になる。この不利は既に国に影響している。

政府のアグロエコロジーがこの国の食料生産の主体であるとするやりかたは科学ではなくイデオロギーに基づくものである。利用できるツールを根拠なく否定することは科学ではない。アグロエコロジーは聞こえが良いがどうやって?

この影響は、現政権が2024年に終わった後も20年は続くだろうとMoralesはいう

 

-アグロエコロジー:それは誰の定義?

Agroecology: Who's definition is it?

https://caar.org/the-caar-communicator/1482-agroecology-whos-definition-is-it

アグロエコロジーは農業の流行のバズワードだが、国や組織によって定義が違う。カナダですら複数の見解がある。

バズワードに注意

 

-環境に優しい、実験室で育てたコーヒーがもうすぐ実現、しかし欠点もある

Eco-friendly, lab-grown coffee is on the way, but it comes with a catch

Nadra Nittle Sat 16 Oct 2021

https://www.theguardian.com/environment/2021/oct/16/lab-grown-coffee-eco-friendly

豆を使わないコーヒーは森林破壊や温室効果ガス排出を劇的に減らす-しかし伝統的コーヒー栽培地域の労働者はどうなる?

フィンランドVTT技術研究センターのHeiko Rischerは実験室で育てたコーヒーの味をどう説明していいのかわからない。彼はこの夏、世界で初めて細胞培養コーヒーを味見した。

VTTのコーヒーはバイオリアクターで浮遊培養したもの。

アメリカでも新興企業が豆なしコーヒーを開発中である

(細胞をローストすると言っている)

 

-中国に関係したデマキャンペーンがCovidをメインのロブスターのせいにする

China-linked disinformation campaign blames Covid on Maine lobsters

Oct. 21, 2021  By Olivia Solon et al.,

https://www.nbcnews.com/news/china-linked-disinformation-campaign-blames-covid-maine-lobsters-rcna3236

オックスフォード大学が中国支持ソーシャルメディアアカウントがパンデミックの起源に関する新たなプロパガンダを行っている根拠を発見

中国外交官と国のメディアのツイッターを18ヶ月間追跡してきたオックスフォード大学のデマ研究者Marcel Schliebsは9月半ばに驚くべきコロナウイルス起源説が広がりつつあるのを発見した。Covid-19は米国から輸入されたメイン州のロブスターが武漢のシーフードマーケットで広めたという説である。Schliebsは掘り進めて、ほぼ同じメッセージを複数の言語に翻訳して拡散している550以上のTwitterアカウントからなるネットワークを発見してNBCニュースに教えてくれた。言語には英語、スペイン語、フランス語、ポーランド語、韓国語、そしてラテン語すらあり、中国時間の午前8時から11時の間に活動していた。中国語メディアの記事は繰り返しCovid-19は冷凍食品を介して輸入されたと主張している。SchliebsはTwitter社に情報提供しスパムポリシーに従ってアカウントを停止した。

ロブスター戦争

メイン州のロブスター産業はここ数年米中貿易摩擦に巻き込まれている。ロブスターの主要購入者であった中国は2019年に関税を引き上げたため40%以上低下し、2020年に再び増加した。しかし専門家は中国のシーフード制裁に警戒している。

中国の見解

英国の中国大使館の広報はねつ造やデマの拡散を否定している