[EU]農場から食卓までについての欧州議会総会でのKyriakidesコミッショナーの開会挨拶
Opening remarks by Commissioner Kyriakides at the European Parliament Plenary Session on Farm to Fork
18 October 2021
[EU]我々の食品をより健康的でより持続可能にするためのEU農場から食卓まで戦略
New EU farm to fork strategy to make our food healthier and more sustainable
20-10-2021
欧州議会がEUフードシステムを改良するための計画を提示した
以下の助言を含む
より健康的な食品
・包装表面への栄養表示義務化を含む健康的食生活助言
・最大摂取量設定を含む肉と塩・砂糖・脂肪の多い高度加工食品の過剰摂取対策
農薬と受粉媒介者保護
・受粉媒介者と生物多様性保護のための監視を含む農薬認可プロセスの改善
・農薬使用削減目標設定
温室効果ガス排出
・農業と土地使用による排出規制と野心的目標設定
・天然の炭素貯蔵庫回復強化
動物福祉
・共通指標
・畜産におりの使用を段階的廃止
・EU以外の動物製品はEU基準並の場合のみ認める
有機農業
・有機農業面積を増やす
・需要を増やすために宣伝、公共調達、財政支援
この決議は賛成452、反対170、棄権76で採択された
(肉食べる量減らして値段の高い有機野菜を加工しないで食べろという要求を消費者が本当に理解して支持しているのか疑問。)
[EU]新規食品として二番目の昆虫承認
Approval of second insect as a Novel Food
https://ec.europa.eu/food/safety/novel-food/authorisations/approval-second-insect-novel-food_en
常設委員会で何が承認されたのか Locusta migratoriaの冷凍・乾燥・粉末
何故昆虫を食品として認可しているのか
新規食品規制とは何か
我々は昆虫を食べなければならないのか
製品は安全か
健康上の問題はあるか
既にEUで食品として販売されている昆虫がある。どうして可能なのか
昆虫含有製品は表示されるか
他に申請中のものは?さらに多くの昆虫が認可される?
食品や飼料としての昆虫は農場から食卓までと緑の条約に貢献するか
市場への経済影響は?
次の段階は?
[EU]二酸化チタンに関するQ&A
Questions & Answers on titanium dioxide
https://ec.europa.eu/food/safety/food-improvement-agents/additives/re-evaluation_en#ecl-inpage-779
10月7日に加盟国は何を採決したのか、そしてその次の段階は?
加盟国は、植物、動物、食品及び飼料に関する常設委員会の文脈で、欧州委員会が食品中の食品添加物(二酸化チタン/ E171としても知られているTi02)の使用認可を取り消す提案について好意的な意見を表明した。
今後数週間のうちに、欧州議会及び理事会は「精査期間」(規制案に反対する理由があるかどうか考慮する2ヶ月間)と呼ばれる期間中に規制案についてフィードバックする可能性がある。
この委員会部局はまた、SPS通知システムを通して規制案をWTOのメンバーに情報提供する予定である。
この規則が発効されるのはいつか?
理事会や議会から反対意見がなければ、この規則は2022年の初めに採択され、発表されることになっている。
市販済のこの食品添加物を含む食品に段階的廃止期間はあるのか、そして誰がこれを管理するのか?
今のところ、E171はケーキ、ペストリー、菓子、食品サプリメントなど多くの食品の着色料として広範に使用されている。
食品事業者への規制の潜在的な影響を軽減するために、製品の改変に取り組む間、期間限定でE171を含む食品を市場継続できるようにする暫定措置が予定されている。
そのため、この規則により、発効後6ヶ月までは現在適用可能な法律に定められた条件に従って二酸化チタンを含む食品を市販できる。これらの食品は、最小耐久性の日付あるいは「使用期限」の日付まで引き続き市販できる。
市場の監視は加盟国の食品安全機関の権限と責任下にある。
この決定の科学的根拠は?
食品添加物として使用する場合、E171はもはや安全とは考えられないと結論した2021年5月6日に発表したEFSAの科学的意見に基づいて、委員会が提案を作成した。全ての入手可能な根拠と全ての不確実性、特に遺伝毒性の懸念が除外できないという事実を用いてこの結論に達した。
EFSAはE171が遺伝毒性だとは結論しなかったが、特に遺伝毒性に関する潜在的な懸念によりこの食品添加物の最大許容一日摂取量(ADI)を設定できず、そのため製品の安全性が確保できないと結論した。
遺伝毒性とは細胞の遺伝物質であるDNAに損傷を与える物質や他の有害物質の能力のことであり、その帰結として、がんになる可能性がある。
この評価はEFSAが2016年にE171を再評価した際に入手できなかった新たなデータを考慮し、2018年のEFSAのナノテクノロジーに関するガイダンスを初めて利用した。
さらに、EFSAは特に二酸化チタンナノ粒子で行った研究も検索した。
これにより、個別に検索された、およそ10,000の様々な研究を特定することになり、関連する場合、E171の安全性評価で考慮した。
二酸化チタンは医薬品にも使用されている。E171を含む医薬品には何が予想されるのか?
適用可能な法律に従って、また2021年10月8日に発表した医薬品中の二酸化チタンの使用に関する欧州医薬品庁(EMA)の分析に基づき、この規則は、当分の間、着色料としての医薬品への使用を許可するために、二酸化チタンを認可済添加物リストに残すことを予見した。この結論の理由の1つは、公衆衛生や動物の健康と福祉に影響を与える可能性があるので、着色料を含む医薬品の不足を避けるためである。二酸化チタンの代替は、医薬品の品質、安全性、有効性に悪影響がないことを保証するために適切な代替品の調査と検査も必要である。
EMAによる更新評価に基づき、規制の発行日以後3年以内に委員会が状況を再評価することにより規制案にレビュー条項が予見されている。
これは、医薬品業界が、新製品と認可済製品どちらにも、二酸化チタンの代替品の調査と開発を加速させ、関連する市販認可に応じて必要な変更を提出するためにできる限りの努力をする必要があるという明確なサインである。
追加情報
欧州医薬品庁(EMA)からEU委員会への最終意見は医薬品の認可済食品添加物リストから二酸化チタンを除去する影響を評価するよう要請した。
付属書類Ⅰ―ヒトの医薬品の添加物としての二酸化チタンの使用―QWP 専門家/ EMA質問への業界のフィードバック
付属書類2―動物用医薬品の添加物としての二酸化チタンの使用―QWP 専門家/ EMA質問への業界のフィードバック
(EMAは医薬品への二酸化チタン使用を代替するものは近い将来にできそうにないと言っている。世界的には問題なく使われ続けるのでEUのためだけに製薬会社がリソースを割く理由がない。EFSAのせいで医薬品入手できなくなって苦しめばいのに、と思いたくなるくらいひどい判断)
[EU]RASFF 2021(1024-1030)
警報通知(Alert Notifications)
フランス産飼料用モロコシのブタクサ、スペイン産スロベニアで包装した乾燥イチジクのアフラトキシン、ギリシャ産ペパーミントの未承認農薬クロルピリホス、産出国不明ポリアミドスプーンの一級芳香族アミンの溶出、ベルギー産カブの未承認物質ジメトエート、インド産アシュワガンダ抽出物のエチレンオキシド、インド産ボスウェリアセラータ抽出物のエチレンオキシド、インド産白インゲン豆抽出物の2-クロロエタノール、産出国不明グラスカップからのカドミウムの溶出、ポーランド産パプリカのエテホン、ガーナ産マンゴーのジメトエートおよびオメトエート、フランス産食品サプリメント活性炭とグリーンクレイカプセルの鉛、イタリア産牛の肝臓のデキサメタゾン
注意喚起情報(information for attention)
ベトナム産冷凍ベルノニアの葉のカルベンダジム、ベトナム産乾燥キクラゲの未承認物質クロルピリホス、インド産ヒョウタン(ユウガオ)のトリシクラゾール、インド産シナモンのエチレンオキシド、イエメン産マハタの許容量より多い水銀、スリランカ産メカジキの水銀
通関拒否通知(Border Rejections)
トルコ産マンダリンのクロルピリホス-メチル、トルコ産生鮮ペッパーのクロルピリホス-メチル、トルコ産生鮮マンダリンのフェンバレレート及びクロルピリホス、中国産緑茶のプロパモカルブ、中国産乾燥ポルチーニ茸の未承認物質テトラメトリン、パキスタン産各種スパイスのアフラトキシン、インドネシア産ナツメグのアフラトキシン、トルコ産乾燥イチジクのアフラトキシン、エジプト産ピーナッツのアフラトキシン、アルゼンチン産ピーナッツのアフラトキシン、南アフリカ産食品サプリメントの未承認新規食品ステルランディア・フルテッセンス、ジョージア産ヘーゼルナッツ穀粒のアフラトキシン、インド産皮をむいたゴマ種子の未承認物質エチレンオキシド、トルコ産オレガノのピロリジジンアルカロイド、トルコ産生鮮ペッパーのアセタミプリド、中国産台所用品の一級芳香族アミンの溶出、ベトナム産黒コショウのクロルピリホス、トルコ産生鮮オレンジのクロルピリホス及びフェンバレレート
[CFIA]意見募集:カナダの品質等級一覧:2巻-生鮮野菜果物
Share your thoughts: Proposed changes to the Canadian Grade Compendium: Volume 2 – Fresh Fruit or Vegetables
Phase 1 open from October 29, 2021 to December 31, 2021
CFIAは生鮮野菜果物(FFV)業界からの要望でFFVの品質に関する既存の等級要件を現代化し統一する提案をしている。段階的に意見募集を行う。
[MHRA]MHRAは電子タバコを許可された治療法として販売することを支援する明確なガイダンスを発表
MHRA publishes clear guidance to support bringing e-cigarettes to market as licensed therapies
29 October 2021
MHRAは、安全で質の高い有効な電子タバコ製品を許可された医薬品とすることを促すことで喫煙者のいない次世代をつくる英国政府のビジョンを支持する
[MHRA]全ての報告に意味がある:副作用疑いを報告することでイエローカード計画に支援を
Every report counts: support the Yellow Card scheme by reporting suspected side effects
1 November 2021
2021年11月1-7日は世界医薬品安全週間で、その一環としてMHRAはイエローカード計画への医薬品やワクチンの副作用疑い経験の報告を勧める
[BfR]コロナモニター
BfR-Corona-Monitor - as to 26 - 27 October 2021
29.10.2021
https://www.bfr.bund.de/cm/349/211026-bfr-corona-monitor-en.pdf
マスク支持率は高いまま、人に会う、外出する、が増えて検査を受ける、は減る傾向は変わらず。
(26 – 27日は1日3万人ほどと感染報告数は増加傾向のようだが)
論文
-禁煙キャンペーンに基づく対抗マーケティングは子ども向け砂糖入り「フルーツ」ドリンクの購入を減らす
Countermarketing based on anti-smoking campaigns reduces buying of sugary ‘fruit’ drinks for children
https://www.eurekalert.org/news-releases/933046
ワシントン大学とペンシルベニア大学の研究者らの研究で、「砂糖の多いフルーツドリンクは「ナチュラルに」あなたの子どもの歯を虫歯にする」といった公衆衛生メッセージは、相当な割合の保護者をこうした飲料を買わないように説得する
American Journal of Public Healthに発表。
フルーツドリンクの真実
https://www.truthaboutfruitdrinks.com/
(わりとひどい。食品はタバコじゃない。これが「公衆衛生の専門家が公衆衛生の専門誌に掲載」した最新の成果、であることにアメリカのこの分野の頽廃を感じる)
-気候変動:我々は行動している、しかし効果はでているか?
Climate change: We're acting, but are we making a difference?
29-OCT-2021
https://www.eurekalert.org/news-releases/933172
Nature Climate Changeに報告された研究は、人々が気候変動対策に多様な行動をしていることを示すが、それらが実際に気候変動リスクを減らしているかどうかについて探る研究が遙かに少ないことを明らかにした
-大麻の関係する交通事故死が増加している、そしてアルコールの関与している可能性がさらに高い
Car crash deaths involving cannabis increasing and more likely to involve alcohol
29-OCT-2021
https://www.eurekalert.org/news-releases/933225
American Journal of Public Healthに発表されたアメリカの研究。2000年から2018年の間に米国の交通事故死のうち大麻の関与する割合が2倍になり、大麻とアルコールの両方が関与しているものは2倍以上になった。大麻の関係する交通事故での死亡者は50%以上がアルコールも検出される。この結果は大麻の政策を緩和した州では、運転中に大麻とアルコールの同時使用が増加したことを示唆する。
-強力な温室効果ガスへの対応を強化するためにメタン観測所開始(UNEP/欧州委員会)
Methane Observatory launched to boost action on powerful climate-warming gas (UNEP / European Commission)
31-OCT-2021
https://www.eurekalert.org/news-releases/933012
EUの支援でUNEPは国際メタン排出観測所(IMEO)を運営開始した
-よくある抗うつ剤がCOVID死リスクを減らす
Common antidepressant slashes risk of COVID death
29 October 2021 Saima May Sidik
https://www.nature.com/articles/d41586-021-02988-4
フルボキサミンが軽症COVIDが重症になるのを予防するのに安価で極めて有効
(また微妙な…SSRIの副作用としての自殺念慮で騒いだのは何時だったか。なおサイエントロジーに注意)
その他
-SMC NZ
Covid患者過去最高-専門家の反応
Covid cases reach highest yet – Expert Reaction
31 October 2021
https://www.sciencemediacentre.co.nz/2021/10/31/covid-cases-reach-highest-yet-expert-reaction/
土曜日に過去最高の160になった。金曜日にトンガで報告されたクライストチャーチからの旅行者2人の陽性についてトンガ当局と協力している
3人のコメント
特に懸念されているのは
2回目のファイザーの予防接種を10月15日に受けていて出発前に検査陰性でトンガで陽性になったこの事例は、クライストチャーチには現在報告されている数に反映されていない感染流行があることを示唆する
入院患者は多くがワクチン接種していないあるいは一部のみの人。
-Sense about science
議員は一般人よりも根拠が覆ることに懸念する
MPs more worried than the public about evidence U-turns
29th October 2021
https://senseaboutscience.org/activities/mps-more-worried-than-the-public-about-evidence-u-turns/
議会エビデンス週間を前にIpsos MORIがSense about Scienceと一緒に行った調査によると、多くの議員が、政府が対応を変えると人々が根拠の使用に信頼を失うと考えていることがわかった。一方人々の方はそのような変更は信頼を失うよりさらに信頼を増すという人の方が多い。
また対応する前に全ての根拠が入手可能になるまで待った方がいいかどうかについても議員と一般人では違いがあった。しかし危機の際に政府が使った根拠を見えるようにすることの重要性についてはどちらの態度も同様であった
-イベルメクチン列車は止められない
The Ivermectin Train Cannot Stop
Jonathan Jarry M.Sc. | 30 Oct 2021
https://www.mcgill.ca/oss/article/covid-19/ivermectin-train-cannot-stop
イベルメクチンがCOVID-19に役立つという根拠が砕け散ったのに、有名な宣伝者はさらに宣伝を強化する。何故?
それはアフリカミドリザル腎臓細胞での実験室での研究から始まった。使用した用量は医師の処方量よりずっと高かったが、結果は期待できるものだった。イベルメクチンはコロナウイルスの複製を抑制した。
イベルメクチンは一部の界隈で政治色を帯びた。信仰を示す合言葉になった。
イベルメクチンのヒト試験の多くは不正の兆候がありバイアスのあるリスクが高い。それでもイベルメクチンの推薦者は気持ちを変えない、理由は個人の体験談、サンクコストの誤謬、そして製薬業界への不信。
(長い記事。科学者は「君子豹変」すべき。)
-農家が化学肥料を求めてハンガーストライキ
Farmers on hunger strike demanding chemical fertiliser
OCTOBER 24, 2021 BY NEWS ADMIN
https://www.themorning.lk/farmers-on-hunger-strike-demanding-chemical-fertiliser/
Mahaの栽培シーズンに必要な化学肥料、殺虫剤、除草剤を直ちに供給するよう求めて、Elahera地域の41の農業団体がハンガーストライキを行った
(スリランカ)
-我々はスリランカの人為的有機農業災害から学ばなければならない
WE MUST LEARN FROM SRI LANKA’S MAN-MADE ORGANIC AGRICULTURE DISASTER
RAVICHANDRANOCTOBER 21, 2021
スリランカが農業の実験をする早まった決定の一部を取りやめたが、この国と市民は既にこの間違いの対価を食糧危機の形で支払っている
政府が反科学の考えを農家や消費者に押しつけると何が起こるかの例になっている
-オーガニッシュ食品とカルト栽培問題
Organish Food and the Problem of Cult Cultivation
Posted by RISKMONGER on OCTOBER 28, 2021
https://risk-monger.com/2021/10/28/organish-food-and-the-problem-of-cult-cultivation/
そう遠くないディストピア
私はしばしば学生に最悪のキャリア選択は専門性を生かせず情熱に従うことができないところ、という話をする。そういう仕事は家賃を払うためだけの仕事になる。活動家の恐怖のキャンペーンにより有機農業を増やせと政治的市場的圧力をかけられている欧州の農家が感じていることだ。安全でもなく収量が少なく病害虫が多く収入が減る選択である。自分たちは世界を変えているとカルト信仰を声高に叫ぶ有機活動家農家とは違って、強制的にオーガニックに変更させられる普通の農家は、単に法令遵守と表示を心配する。病害虫が流行し収量が減るたびに彼らの魂は少しずつ死ぬ。
オーガニッシュ(オーガニックのような)はオーガニック農業基準を規制上のつじつま合わせで官僚が徐々に薄めたもので、恐怖と嘘から生まれたものである。
(例外規定を活用して合成農薬を使っても有機だと主張するだろう、どんな技術でも「有機で使用できる」に変えてしまえば何でも使える。農水と同じことやっててどこでもそうなんだな。消費者を馬鹿にしていることこの上もない。)
-Covid患者数とともにサプリメントの販売が急増し安全性におそれ
Safety fears as supplement sales soar along with Covid cases
11:29 am today
Covidの時期にナチュラルヘルスサプリメントの販売が急増したが、中には命に関わる反応を引き起こすものもある。専門家は医薬品と同じように注意して扱うべきという。
Naomi Arnoldが報告する
Andrographis paniculata(センシンレン)強力錠剤でアナフィラキシーをおこして死にそうになったHeather Burgher氏のエピソードから始まる長い記事
ニュージーランドのサプリメント使用率のグラフがある
ラジオニュージーランドの質問に答えて、NZ保健省と一次産業省は「ナチュラルヘルス製品の規制選択肢についての作業を続けている」という。
-やあおばかちゃん、科学は人気コンテストではない
Hey Goofballs, Science is Not a Popularity Contest
October 25, 2021 Kevin M. Folta
https://kfolta.blogspot.com/2021/10/hey-goofballs-science-is-not-popularity.html
数週間前に欧州委員会がゲノム編集作物の意見募集を始めた。EUは遺伝子組換えに過剰に厳しい制限を課してきた。活動家は新しい植物の遺伝子改良技術にも同じような過剰規制を望む。
EUの農家と科学者は新しい技術が利益がありEUで使えるようにすべきだとほぼ満場一致で考えている。
そして欧州委員会が意見募集を始めると、ほぼ同一の、反バイオテクノロジー団体が拡散したコメントの雪崩れに埋め尽くされた。何も考えず、ただコピペしただけの。
反バイテク団体が忘れていることは、科学は人気コンテストではない、ということだ。どんなにたくさんのコピペが届こうと、それは意見としては一つである。データも引用も無い。
私はここしばらく様子を見ていた。反バイテク団体は欧州委員会では誰一人説得することはできないだろうが勝利宣言をする。何千ものコメントが規制緩和反対だからだ。
(スクリーンショット) 世界中の69000以上が欧州委員会に「新しいGMO」反対と言った
新しい技術についての情報を求める呼びかけに対してスパムを送って勝利宣言する反バイテク団体は驚きである。
(いつものこと)