2023-05-29

[EU]RASFF 2023(0521-0527)

警報通知(Alert Notifications)

セネガル産チリペッパーのクロルピリホス、クロアチア産飼料用トウモロコシのアフラトキシン、スペイン産キハダマグロのヒスタミン、スイス産フードサプリメントの未承認物質タダラフィル、原料ブルガリア産ドイツ産有機テフ粉のスコポラミン、ベルギー産乳幼児用せんべいのアフラトキシンB1、イラン産ショウガ粉末のクロルピリホス、中国産ミックストコフェロールのゼアラレノン、ドイツ産おろしたセイヨウワサビの亜硫酸塩のオランダ語表記なし、オランダ産アーモンド(原料/成分)のシアン化物高含有、ポーランド産海塩入りトウモロコシウエハースのクロルピリホス、タイ産パンタイTHチリペーストNarogのクロルピリホス・シペルメトリン・アセタミプリド・ジフェノコナゾール・イミダクロプリド及びプロフェノホス、原料オーストラリア産スペイン産アーモンド粉末のアフラトキシン汚染の疑い、オーストリア産メラトニン入り処方箋完成医薬品をフードサプリメントとして販売した疑い、

注意喚起情報(information for attention)

トルコ産トマトのクロルピリホス、トルコ産ターメリック粉末のアフラトキシンB1、ベルギー産メグリム(ヒラメ)の鉛超過、トルコ産パプリカ調味料の未承認着色料スーダンⅢ及びスーダンⅣ、英国産緑茶抽出物タブレットのベンゾ(a)ピレン及びPAH4過剰量、ブラジル産パパイヤのアセフェートMRL超過、中国産アスパラガスのロメトリン・イミダクロプリド及びイソプロカルブ、スペイン産グリーンアスパラガスの鉛、中国産ドイツ経由発酵米粉のカドミウム、トルコ産オレンジのブプロフェジン、トルコ産レーズンのオクラトキシンA、パキスタン産飼料用米プロテイン濃縮物50%のアフラトキシン、

通関拒否通知(Border Rejections)

ギニア産パーム油の未承認着色料スーダンレッドⅣ、米国産トルコから発送したピスタチオのアフラトキシン、ケニア産鞘付き豆のフルトリアホール、ウクライナ産大豆油のクロルピリホス、ウクライナ産未精製ヒマワリ油のクロルピリホス(複数あり)、アフガニスタン産グリーンレーズンのクロルピリホス、インド産米のチアメトキサム/トリシクラゾール/イミダクロプリド/プロピコナゾール(複数あり)、ルワンダ産レッドハバネロのプロフェノホス、エジプト産ピーナッツのアフラトキシン、インド産クミンシードのエチレンオキシド、中国産各種食品(果物と野菜)の不適合な表示及び未承認添加物、パキスタン産バスマティ玄米のアフラトキシン、インド産米のアフラトキシン、エジプト産オレンジのホスメット及びクロルフェナピル、マダガスカル産黒目豆のクロルピリホス、ベトナム産冷凍トウガラシのクロルフェナピル及びヘキサコナゾール、インド産カルダモンのメソミル、ケニア産チリペッパーのカルベンダジム、ペルー産アボカドの未承認農薬マトリン、オーストラリア産アーモンドのアフラトキシン(複数あり)、エジプト産オレンジのジメトエート、

 

[FDA]乳児用調製乳の食品成分と包装要件に関するウェビナー

Webinar Series to Discuss Infant Formula Food Ingredients and Packaging Requirements

05/25/2023

https://www.fda.gov/food/workshops-meetings-webinars-food-and-dietary-supplements/webinar-series-discuss-infant-formula-food-ingredients-and-packaging-requirements-06072023

 米国食品医薬品局(FDA)は、乳児用調製乳の成分と包装に関する規制要件と考慮事項に関するウェビナーを開催する。要登録。

 

[SFA]Forum Replies

-定期的に見直される食品添加物の規制基準

Regulatory limits for food additives reviewed regularly

May 26, 2023

https://www.sfa.gov.sg/docs/default-source/default-document-library/regulatory-limits-for-food-additives-reviewed-regularly.pdf

食品代替物や食品添加物の長期的影響についての意見に対するシンガポール食品庁(SFA)の回答。

 

[EPA]EPAは週末の休日に向けて「焼かない日」に日光安全性を薦める

EPA Encourages Sun Safety on ‘Don’t Fry Day’ as America Heads Into Holiday Weekend

May 26, 2023

https://www.epa.gov/newsreleases/epa-encourages-sun-safety-dont-fry-day-america-heads-holiday-weekend

この夏戸外でのあなたの皮膚と目の健康を守るためのいくつかのシンプルな対策を学ぼう

・長袖などの衣服で肌を覆う

・日焼け止めを使う

・つばの広い帽子

・サングラス着用

・日焼けマシンは避ける、日光浴は最小限に

・戸外に出る前にUV指数をチェック

 

[ProMED]

-サバ(ヒスタミン)中毒-スペイン:(アンダルシア)マグロ

Scombroid fish poisoning - Spain: (AN) tuna

2023-05-28

https://promedmail.org/promed-post/?id=8710282

Date: Fri 26 May 2023 16:48 CET

Source: Sur in English [edited]

保健当局が66人が中毒し14人が入院した食中毒の原因がヒスタミン濃度の高いまぐろを食べたことによるかどうかを調べている。14人は退院している。

(原因が微生物か毒素なのかもよくわからない)

 

-汚染水-インド:(カルナタカ)病気、致死、情報求む

Contaminated water - India: (KA) illness, fatal, RFI

2023-05-27

https://promedmail.org/promed-post/?id=8710269

Date: Fri 26 May 2023 Source: News 9 Live [edited]

Raichurで過去2日間に汚染水を飲んだ後、約20人が各地の病院に入院し、5才の少年が死亡したと疑われている。

 

-ボツリヌス症-ベラルーシ:(ブレスト)手作り食品

Botulism - Belarus: (BR) home-prepared food

2023-05-27

https://promedmail.org/promed-post/?id=8710267

Baranovichiで、一人の男性がきゅうりの漬物と自家製トマトを食べてボツリヌス症で入院した。迅速な救急医療で助かった。

 

-ベトナム(第2報):(ホーチミン市)屋台食品、致死、BAT(ボツリヌス抗毒素)不足

Viet Nam (02): (Ho Chi Minh City) street food, fatal, BAT shortage

https://promedmail.org/promed-post/?id=8710266

[1]Date: Tue 23 May 2023 Source: Viet Nam News [edited]

2023年5月13日以降、Thu Duc市で少なくとも6例のボツリヌス症例が報告されている。そのうち5人は屋台で売られていたベトナム風ポークハム(gio lua)を挟んだパンを食べて、残り一人は発酵魚醤を食べて中毒になった。

ボツリヌス中毒は世界中で多くはないので治療薬BATは少なく供給は限定的でかつ極めて高価である。ベトナムではBATは医療保険でカバーされない。ベトナム医薬品局は必要な医薬品の調達についてWHOと議論している

 

その他

-医薬品業界についての「巨大製薬企業」非難が正しい(そして間違っている)こと

What the “Big Pharma” Accusation Gets Right (and Wrong) About the Drug Industry

Jonathan Jarry M.Sc. | 26 May 2023

https://www.mcgill.ca/oss/article/medical-critical-thinking-health-and-nutrition/what-big-pharma-accusation-gets-right-and-wrong-about-drug-industry

製薬業界に対する意味のある批判はしばしば雪だるま式に膨れて陰謀論になり、単なる偽善の代替医療を薦めることになる

重要なメッセージ

・ネガティブな結果を公表しなかったり新薬のメリットを医師に誇大に示したりといった製薬会社の医薬品開発やマーケティングに対する正統な批判がある。

・「巨大製薬会社」陰謀論信者はしばしば医薬品そのものを拒否するよう薦め、代わりに生活を改めたりダイエタリーサプリメントを薦めたりする。しかしそれらは病気の治療には不適切で根拠となっている研究は貧弱である。

・医薬品は役に立つが製薬業界は透明性と規制が必要で、AllTrialsキャンペーンのような活動は改善を進めるだろう

 

-動画

減量とアメリカドクトカゲ

Weight loss and the Gila monster | The Right Chemistry

https://www.youtube.com/watch?v=824hhJxA27o

GLP-1受容体作動薬の開発に大きな貢献をしたのがトカゲの唾液腺の毒。

 

睡眠にグリシン!

Cup o'Joe-Glycine for Sleep!

https://www.youtube.com/watch?v=y2YsXWzwemo

副作用があまりなく安いせいか比較的好意的に紹介している。