[EFSA]意見
乳牛の飼料添加物としてのAspergillus oryzae NRRL 458 (Amaferm®)株の発酵製品の安全性(Biozyme Inc.)
Safety of the fermentation product of Aspergillus oryzae NRRL 458 (Amaferm®) as a feed additive for dairy cows (Biozyme Inc.)
EFSA Journal 2022;20(2):6983 7 February 2022
https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6983
(科学的意見)
[ANSES]ANSESとフランスが欧州理事会の議長国になることについて
ANSES and the French Presidency of the EU Council
31/01/2022
https://www.anses.fr/en/content/anses-and-french-presidency-eu-council
ANSESは、EU理事会のフランス議長国(FPEU)の一環で、対応機関や科学および組織パートナーが関わるいくつかのイベントの企画や参加を予定している。動物用医薬品、食品、化学物質など広範な話題を含む、2022年上半期に計画されているハイライトをいくつか示す。
ANSESは様々な任務を遂行する際に、フランスの国境を越えて広がる複数のプロジェクトに関与している。フランスを代表し、欧州や国際機関の作業に参加することもある。年を追うごとに、健康リスクを評価し、知識を向上させ、食品の安全性や動植物の健康を監視するネットワークに貢献するためにトップ機関として活動している。
そのためANSESは、FPEUの一環として、監督省庁やパートナーが計画するイベントや戦略の企画・貢献をする予定である。ANSESはイベントのプログラムを作成したり、参加者としての役割を果たすために専門知識を提供する。
化学物質
2022年3月15日-「化学物質の暴露と公衆衛生:欧州の ‘One Health’ 戦略の一環として対処すべき科学的課題」に関する会議(フランス公衆衛生学校(EHESP)及びレンヌ第1大学主催)。
2022年5月11-12日-「化学物質:健康と環境のより良い保護」に関する会議(環境移行庁主催)
ANSESはいくつかのスピーチを通してこの会議に貢献する;特に、欧州委員会による資金提供の公式声明を必要とする、化学物質によるリスク評価のために提案された欧州パートナーシップについて伝える予定である。ANSESとパートナーは、EU研究と革新のための枠組みプログラム"Horizon Europe” (2021-2027)の一環としてこの提案を提出した。
2022年6月2-3日-「農薬の使用を削減する欧州『グリーンディール』の目標を達成するための研究の実施」(INRAE主催)
動物用医薬品
2022年2月3-4日-医薬品局局長会議(HMA I)。ANSESの一部であるフランス動物用医薬品局(ANMV)は、フランスの動物用医薬品の評価と認可を管轄する機関である。そのためANSESは、フランス医薬品安全局(ANSM)と共に、ヒトと動物の医薬品を担当するEU加盟国の医薬品機関の局長会議の主催に関与する。ANSMが主催する第1回会議はバーチャルで開催される。2022年5月4-6日-医薬品局局長会議(HMA II)。ANSES-ANMVはセント-マロで開催される第2回会議を企画する。
2022年3月29日-「植物ベースの動物用医薬品に関するセミナー」。このテーマに関する作業は、このセミナーを開始したANSES-ANMVで進行中である。動物医療における植物療法の問題や、規制の評価や認可プロセスでどのように考慮するかを議論する機会を科学的専門家や規制機関に与えるものである。
2022年5月30日-6月1日-動物用医薬品委員会非公式会議(CVMP - CMDv)。ANSES-ANMVは欧州の動物用医薬品の認可に関与する主要2機関:相互承認及び分散手順のための調整グループ-動物 (CMDv)と欧州医薬品庁(EMA)の動物用医薬品委員会(CVMP)との半年ごとの会議も企画する。この会議は2022年1月から動物用医薬品に関する新しい規制が発行されたことを記念するものである。
食品の安全性
2022年4月6-7日-欧州食品安全機関(EFSA)のアドバイザリーフォーラム会議。加盟国とEFSAがリスク評価実務に関する努力を結合するこのフォーラムで、フランスを代表するANSESは次回の会議を開催する予定である。
動物の福祉
2022年6月13日-会議:「研究を通して畜産の将来を形作る」。動物の健康と福祉における専門知識を持つ機関として、ANSESは農業食品庁が支援するこのイベントを調整するよう求められている。この目的は畜産実務の変化に伴う研究の必要性について欧州の専門家とじっくり考えることである。
ANSESの関与するその他のイベント
2022年3月7-8日-「仕事に関連するがんとの戦い:より効果的な規制の促進」に関する会議(労働・雇用・経済包括庁主催)。
2022年3月7日-「“One Health” 抗菌剤耐性に関する閣僚会議」(連帯健康庁主催)。
2022年3月22日-疫学的監視プラットフォームに関するセミナー(農業食品庁主催)。
EU理事会の議事国の任務とは?
2022年1月1日現在、フランスは14年ぶりにEU理事会の任務を引き継いでいる。各加盟国は6ヶ月間の交代制でEU理事会の議長国を務める。理事会の議長国は、会議を企画し、議長を務め、妥協策を調停し、意思決定プロセスの一貫性と継続性を確保する。全ての加盟国間の効果的な連携も確保する。
COVID-19パンデミックにより、イベントの日程や形式は変更される可能性がある。
[ANSES]ブレベトキシンを含む波しぶきの吸入は中毒をおこす可能性がある
Inhalation of sea spray containing brevetoxins can cause poisoning
01/02/2022
https://www.anses.fr/en/content/inhalation-sea-spray-containing-brevetoxins-can-cause-poisoning
微細藻類が生産するブレベトキシンは2018年にフランスで最初に検出された。水泳やウォータースポーツ中に汚染された波しぶきを吸い込むと中毒を起こす可能性がある。汚染された地域で働く専門職の人が最も暴露し、妊婦や喘息患者は最も影響を受けやすい。今日までフランスで事例は報告されていないが、更なる知見が必要である。
ANSESは、2021年に発表されたコルシカのブレベトキシン(BTX)で汚染されたイガイの摂取に関する最初の意見を補足して、これらのマリンバイオトキシンの他の暴露ルートをレビューした。
フロリダなど世界の他の地域で報告された主な暴露ルートは、微細藻類の大発生中の汚染された波しぶきの吸入である。ビーチや海岸近くでの水泳、専門的活動またはレジャー活動中に起こる可能性がある。吸入により、くしゃみ、鼻水、喉の痛みが起こる可能性がある。BTXで汚染された波しぶきが顔や皮膚に接触すると、皮膚の発疹や目の痛みの原因となる可能性もある。ライフガード、科学者、貝拾いをする人など、汚染された地域で働く職業の人は最も暴露し、妊婦、喘息患者、他の慢性呼吸器疾患の患者は最も影響を受けやすい。
汚染された水と直接接触した後に皮膚の発疹が観察されているが、この暴露ルートを裏付ける研究はまだない。
2018年1月以降BTXは貝では監視されているが、今のところ海水では監視されていない。BTXは新たに出現した毒素なので、特に、過去にBTXを生産する種が検出されたREPHYという監視地点に近い水泳場の環境モニタリングを通した、新しい知見が必要である。この知見はフランスの海岸の「赤潮」の発生-BTXを生産する微細藻類が豊富に存在するサイン-を予想し、最も適切な管理対策を特定するのに役立つ。
知っていましたか?
これらの毒素による中毒で死亡した人は今のところ世界中で報告されていない。だが、海産動物相への毒性は知られており、主にメキシコ湾で魚、海鳥、亀、海洋哺乳類の大量死につながる。
追加情報
水泳やウォータースポーツを行う際に汚染された水の波しぶきの吸入あるいは直接接触によるブレベトキシン暴露に関する既知の知見に関するANSESの意見(フランス語)
ANSES opinion on the state of knowledge on brevetoxin exposure by inhalation of sea spray or by direct contact with contaminated water when swimming or practising water sports
https://www.anses.fr/en/system/files/EAUX2020SA0020Ra-a.pdf
[EU]食品安全:EUと米国が二枚貝の貿易再開
Food safety: EU and US resume trade of bivalve molluscs
4 February 2022
https://ec.europa.eu/commission/presscorner/detail/en/IP_22_785
今月末より、欧州連合と米国の間でムール貝、アサリ、カキ及びホタテなどの貝類の貿易が再開されることになった。欧州連合の2つの加盟国(スペインとオランダ)は米国への貝類の輸出の許可を得て、米国の2州(マサチューセッツ州とワシントン州)は同様にEUに輸出できるようになる。欧州委員会は本日、そのための法案を採択した。
Valdis Dombrovskis副委員長兼通商担当委員は、「この協定は、長年の問題を解決するものであり、今回の二枚貝の貿易再開は、持続可能な経済成長と労働者の雇用創出に寄与するものである」と述べた。保健・食品安全担当委員のStella Kyriakides氏は、「二枚貝に関する欧州連合と米国の間の重要な貿易経路の再開は、大西洋両岸の食品事業者と消費者にとって朗報である。近い将来、この機会がより多くの欧州連合加盟国に拡大されることを期待する」と述べた。
欧州委員会と米国食品医薬品局(FDA)は、これらの製品の二国間貿易を可能にするために、互いの生産システムの承認について議論してきた。規制基準の違いにより、2011年以降、欧州連合と米国の間では生きた貝類の貿易はできなかった。
2015年、双方が実地監査を行い、数年にわたる議論の末、欧州委員会とFDAは、米国の2州(マサチューセッツ州とワシントン州)と欧州連合加盟国2か国の生の二枚貝の生生産に関する食品安全システムは同等と見なすことができると助言した。
このため、欧州連合は二枚貝を欧州連合に輸入できる第三国のリストに米国2州を追加した。
FDAの側は、スペインとオランダからの欧州連合産二枚貝の輸入に対して米国市場がまもなく開放されることを一般市民と関係者に知らせる通知を米国連邦官報に掲載した。
もう一つの大きな特徴は、欧州連合と米国の間で合意された簡略化された認可手続きに従って、他の欧州連合加盟国もこれらの製品の米国への輸出許可を得ることができる可能性があることである。
これは、FDAが欧州連合の生産者に米国市場へのアクセスを提供する同等性認定をした初めてのケースである
[FSA]Centraは混入の可能性があるため、米製品Centra Boil in the Bag Long Grain Riceをリコール
Centra recalls Centra Boil in the Bag Long Grain Rice because of the possible presence of insects
4 February 2022
https://www.food.gov.uk/news-alerts/alert/fsa-prin-06-2022
Centraは虫の混入の可能性があるため、米製品Centra Boil in the Bag Long Grain Riceをリコールする。
[FDA]リコール
-El Chavito, Inc.は「Saladitos ドライ塩漬けプラム」と「Saladitos Enchiladosチリ塩漬けプラム」が健康被害の可能性があるため、リコールする。
El Chavito, Inc. Recalls Saladitos Dried Salted Plums and Saladitos Enchilados Salted Plums with Chili Because of Possible Health Risk
February 03, 2022
EL CHAVITO, INC.は、「Saladitos ドライ塩漬けプラム」と 「Saladitos Enchiladosチリ入り塩漬けプラム」の全ロットを、鉛に汚染されている可能性があるとしてリコールする。
以下プラムの鉛
La Fiesta Food Products Recalls Saladitos Salted Plums with Chili Because of Possible Health Risk
February 04, 2022
La Fiesta Food Products社は、「Saladitos Con Chile (チリ入り塩漬けプラム)」の全ロットを、鉛に汚染されている可能性があるとしてリコールする。
A&E Corrales LLC Recalls Saladitos Dried Salted Plums with Chili Because of Possible Health Risk
February 04, 2022
El Super Leon Ponchin Snacks Inc Recalls Saladitos Dry Salted Plums Because of Possible Health Risk
February 06, 2022
-Junp LLC はタダラフィルの混入のため、MegMan Performance Boosterカプセルの全国的な自主的リコールを発表する
Junp LLC Issues Voluntary Nationwide Recall of MegMan Performance Booster Capsules Due to the Presence of Tadalafil
February 04, 2022
Junp LLC は、タダラフィルに汚染されているため、ダイエタリーサプリメントとして販売されるMegMan Performance Boosterカプセルをリコールする。
[ODS] Staff Publications
https://ods.od.nih.gov/About/Staff_Publications.aspx
ダイエタリーサプリメントの品質を保証するための分析上の課題と計量法アプローチ:国際的な展望
Analytical Challenges and Metrological Approaches to Ensuring Dietary Supplement Quality: International Perspectives
January 11, 2022
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC8787362/
- ダイエタリーサプリメントデータベース:公衆衛生ツール
Dietary supplement databases: Public health tools.
January 19, 2022
Dwyer JT, Saldanha LG, Bailen R. J Food Compost Anal 2022;105:104244
[HK]法令違反
-包装米スティックのサンプルが栄養表示規則に違反
Prepackaged Rice Stick sample not in compliance with nutrition label rules
Friday February 4, 2022
https://www.cfs.gov.hk/english/unsat_samples/20220204_9219.html
ベトナム産包装米スティックがナトリウム10 mg/100 g含有という表示のところ、250 mg /100 g検出であった。
-包装米麺のサンプルが栄養表示規則に違反
Prepackaged Rice Noodle sample not in compliance with nutrition label rules
Friday February 4, 2022
https://www.cfs.gov.hk/english/unsat_samples/20220204_9222.html
ベトナム産包装米麺がナトリウム0.01 g/100 g (10 mg/100 g)含有という表示のところ、680 mg /100 g検出であった。
[BfR]コロナウイルス感染:2/3の人が学校やデイケアセンターをハイリスクとみなす
Infection with the coronavirus: Two thirds of the population see a high risk in schools and day-care centres
07.02.2022
BfRコロナモニター
1–2 February 2022
https://www.bfr.bund.de/cm/349/220201-bfr-corona-monitor-en.pdf
論文
-心配な数の大きな子どもがエネルギードリンクを定期的に飲んでいる
Worrying numbers of older children having energy drinks regularly
https://www.bbc.com/news/health-60287062
英国の子どもの最大1/3が週に少なくとも一本エネルギードリンクを飲んでいるが一部は毎日のように飲んでいる、新しい研究が示唆
BMJ Open.
英国政府は間もなく子どもへの販売を禁止するだろうと言う、警告表示では十分ではなかった
Consumption and effects of caffeinated energy drinks in young people: an overview of systematic reviews and secondary analysis of UK data to inform policy
https://bmjopen.bmj.com/content/12/2/e047746
-COVID-19社会的隔離対策の早期発達への影響
Impact of COVID-19 social isolation measures on early development
7-FEB-2022
https://www.eurekalert.org/news-releases/942443
国際研究チームが13カ国の8-36ヶ月の乳幼児へのロックダウン対策の影響を調べる。
ロックダウン関連行動の言語発達への影響をLanguage Development Researchに、スクリーンタイム増加の言語発達への影響をScientific Reportsに発表
(特殊な状況なのでなんとも言えないが画面見ている時間が長いだけで子どもに悪影響、という仮説を支持するようなものではない。もともと社会経済的地位の低い場合にスクリーンに頼りがち、朝ご飯と同じく交絡の可能性)
-より長く寝ることがカロリー摂取を減らす、減量計画のゲームチェンジャー
Getting more sleep reduces caloric intake, a game changer for weight loss programs
7-FEB-2022
https://www.eurekalert.org/news-releases/942359
JAMA Internal Medicine
若い、過体重の、通常睡眠時間6.5時間以内の人に睡眠衛生カウンセリングでベッドにいる時間を8.5時間に増やしたところ1日の摂取カロリーが平均270kcal減った
シカゴ大学医療センター
-Natureニュース
ガスストーブは気候を調理するのに一役買う-たとえオフでも
Gas stoves help to cook the climate — even when off
04 February 2022
https://www.nature.com/articles/d41586-022-00240-1
天然ガスを燃やす米国の台所器具がこれまで認識されて以上のメタンを排出する
ガスストーブはお茶を作るには良いが気候には悪い-相当量のメタンを大気中に漏らす
米国のガスストーブとオーブンだけで毎年車50万台分の温室効果ガスを大気に加えている
Lebel, E. D., Finnegan, C. J., Ouyang, Z., & Jackson, R. B. Environ. Sci. Technol.
-WHO紀要
Bull World Health Organ. 2022 Feb 1; 100(2): 89. Published online 2022 Feb 1.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/labs/pmc/issues/399608/
テーマは効果的COVID-19 対応の教訓
エディトリアル
パンデミックを終わらせるのは運任せではない;選択の問題である
Ending the pandemic is not a matter of chance; it’s a matter of choice
Viroj Tangcharoensathien, Tedros Adhanom Ghebreyesus
Bull World Health Organ. 2022 Feb 1; 100(2): 90–90A
パンデミックの準備と対応計画には健康の不平等に焦点を
Health inequity focus in pandemic preparedness and response plans
Oscar J Mujica, et al.,
Bull World Health Organ. 2022 Feb 1; 100(2): 91–91A.
その他
-カリフォルニアBonta司法長官は、乾燥プラムとキャンディ製品に、検査の結果危険な量の鉛が発見され消費者警告を発行
Attorney General Bonta Issues Consumer Alert After Testing Finds Dangerous Levels of Lead in Dried Plum Fruit and Candy Products
Friday, February 4, 2022
Proposition 65により、1日に0.5マイクログラム以上の鉛暴露につながる製品はProposition 65警告なしに売ることはできない。検査の結果多数のドライプラムとキャンディが最大許容量を遙かに超える鉛を含んでいた。さらに他のカリフォルニアの法律条項により、これらの製品はカリフォルニアで販売できない
製品と鉛濃度、推奨摂取量あたりの鉛量が記載された表あり
(Codexの鉛基準は果物0.1 mg/kg、この値のものを100g食べると0.01mgつまり10マイクログラム食べることになる。0.5マイクログラム以上はダメだというカリフォルニアの基準は無駄に厳しいので探せば他にも「違反」はあるだろう)
-アンチエイジングと長生きのための補完代替医療市場サイズ、シェア、トレンド解析報告書、介入別(植物、マインドヒーリング)、消費者別、地域別、及び2021 – 2028予想
Complementary And Alternative Medicine For Anti Aging & Longevity Market Size, Share & Trends Analysis Report By Intervention (Botanicals, Mind Healing), By -ustomer, By Region, And Segment Forecasts, 2021 – 2028
Published Date: Jan, 2022
-TINA
DOTERRAディストリビューターが製品をCOVID-19用と詐欺的に宣伝
DOTERRA DISTRIBUTORS DECEPTIVELY PROMOTE PRODUCTS FOR COVID-19
January 31st, 2022
ZOOMでエッセンシャルオイルがCOVID-19を予防や治療できると宣伝している様子の報告
-EWGへの質問(そう、また)
Questions for EWG (Yes, we’re trying again)
February 1, 2022
https://www.producebluebook.com/2022/02/01/questions-for-ewg-yes-were-trying-again/#
25年以上、EWGは人気の野菜や果物を不当に貶めるいわゆる「ダーティーダズン」リストを発表している。何年にもわたって食糧農業同盟(AAF)は繰り返しEWGにこのリストについて質問している。一度も答えをもらったことはないが、もう一度問う。
・ピアレビューされた科学は繰り返し「ダーティーダズン」リストは科学的に信頼できず、EWGの使う手法は科学的に確立された方法に従っていないことを示してきた.何故続ける?
・あなた方の助言、有機農産物に変更する、はリスクを下げないことが科学によって示されている。理由は慣行栽培の農作物の残留農薬によるリスクがあまりにも小さいからだ。実際EWGもこのリストはリスクに関するものではないと明確に述べている。また政府のサンプリング計画でも繰り返し残留農薬は安全上の懸念とならないことが示されている。なのにどうして続けるのか?
・野菜や果物を十分摂っているアメリカ人は10人に1人しかいない。もしあなたが本当に消費者の健康と公衆衛生を大事にしているなら、どうして低所得者に悪影響があることがわかっている恐怖に基づくメッセージを発し続けるのか?
EWG自身が「科学を無視することは一部の人にとっては現実をより受け入れやすいものにするかもしれないが、事実を変えることはできない」といっている
科学と、現実と、事実は、オーガニックだろうと慣行栽培だろうと健康と安全のためには、野菜や果物をもっと食べる必要がある。
-大学の特定のイデオロギー信奉者がSTEMを毀損している。沈黙のリベラル大多数は反撃しなければならない
Academic Ideologues Are Corrupting STEM. The Silent Liberal Majority Must Fight Back
Anna Krylov and Jay Tanzman 18 Dec 2021
今年初め私(Anna)は科学と教育の分野に自由を認めない考えが侵入するのに反対することをThe Journal of Physical Chemistryへの「科学を政治化することの危険性」と題したレターとして公言した。その中で私はイデオロギーが生活の全ての側面に染みこんでいたソ連での経験を引用した。これによって私は悪意を向けられキャンセルされるかもと思ったが驚くことに励ましの方が多かった。人々はキャンセルカルチャー、科学機関の政治化、言葉狩り、活動家からの抗議の嵐などを見たことを報告した。例えばブラックホールを学ぶのに人種との関係を回答しなければならなくなったり。ただ多くの人が疑問を口にしたら平等や正義などの運動に反対するとみなされることを恐れていた
検閲と異論を認めないことは今やトップダウンではなくボトムから来る-ソーシャルメディアで力を得た排斥と虐めの形で。
これまで保守党支持者が彼らの信仰を科学に注入しようとしてきたことはよく知られている-創造論や気候変動否定や幹細胞研究などで。このような圧力を拒否すべきだということには科学者の間で合意がある。しかし極左の危険性はそれと認識し反対するのが困難で、時に公的に認められて社会正義や多様性、インクルーシブ、平等などの言葉でやってくる。極右の科学への攻撃は特定分野だったが現代左派のドグマは科学全体を植民地主義と抑圧の道具だとして否定する。
(一部のみ抜粋。)