[EFSA]意見等
-新規食品としてのβ-ラクトグロブリンの安全性
Safety of Beta‐lactoglobulin as a Novel food pursuant to Regulation (EU) 2015/2283
EFSA Journal 2022;20(4):7204 8 April 2022
https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7204
(科学的意見)
欧州委員会からの要請を受けて、栄養・新規食品及び食物アレルゲンに関するEFSAのパネル(NDA)は、規則(EU) 2015/2283に従って新規食品(NF)としてβ-ラクトグロブリン(BLG)に関する意見を出すよう求められた。このNF(乾物タンパク質90%以上)はBLGを主成分(総タンパク質90%以上)として構成されており、これは牛乳と分離ホエイタンパク(WPI) に存在するBLGに相当する。このNFは酸性または中性の条件で結晶化された牛のホエイから生産された。このNFはアイソトニックスポーツ飲料、ホエイパウダーとミルクベース飲料および類似製品の食品成分として、また規則(EU) No 609/2013で定義された特定医療目的用食品に使用されることを提案されている。対象集団は一般人である。このNFの最大一日摂取量は、3歳から10歳未満の子供に667 mg/kg体重(bw)/日と推定された。このNFはWPIのものと似た必須アミノ酸の近似組成や含有量を示している。パネルは、このNFからの最大平均及び最大95パーセンタイルの一日タンパク質摂取量は全ての集団のタンパク質の集団基準摂取量以下であることに留意している。タンパク質の耐容上限摂取量は導出されていないが、それにもかかわらず、このNFからのタンパク質摂取量は欧州のすでに高い食事タンパク質摂取量にさらに寄与する可能性がある。報告されたミネラルへの暴露は懸念を生じない。パネルは、このNFの摂取は栄養的に不利ではないと見なした。標準in vitroテストバッテリーから遺伝毒性の懸念は導出されなかった。亜慢性毒性試験で調べた最大用量、すなわち1,000 mg NF/kg bw/日まで、有害影響は観察されなかった。パネルは、提案した使用条件でこのNFは安全だと結論した。
(注:乳清、乳清タンパク質濃縮物や単離物、加水分解物、脱ミネラルホエイパウダーなど、類似のものが多数既にEUで大量に消費されているが、この方法(酸性あるいは中性条件での結晶化)で作ったBLGは使用歴がないので新規食品として安全性試験等を要求されている)
-Trichoderma atroviride AT10株の農薬リスク評価ピアレビュー
Peer review of the pesticide risk assessment of the active substance Trichoderma atroviride strain AT10
EFSA Journal 2022;20(4):7200 7 April 2022
https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7200
(農薬の結論)
情報不足と懸念が確認された。
-新規食品としてのシイタケ(Lentinula edodes) 菌糸で発酵した豆と米のタンパク質の安全性
Safety of pea and rice protein fermented by Shiitake (Lentinula edodes) mycelia as a Novel food pursuant to Regulation (EU) 2015/2283
EFSA Journal 2022;20(4):7205 6 April 2022
https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7205
(科学的意見)
欧州委員会からの要請を受けて、栄養・新規食品及び食物アレルゲンに関するEFSAのパネル(NDA)は、規則(EU) 2015/2283に従って新規食品(NF)としてシイタケ(Lentinula edodes) 菌糸で発酵した豆と米のタンパク質に関する意見を出すよう求められた。このNFは発酵した豆と米のタンパク質濃縮物の混合物である(それぞれ65%と35%)。このNFは特定食品分類の食品成分として使用することを提案されている。対象集団は一般人である。このNFの主成分はタンパク質(乾燥重量75%以上)で、消化しやすく、十分な量の必須アミノ酸を提供している。タンパク質の耐容上限摂取量は導出されていないが、それにもかかわらず、このNF由来タンパク質摂取は、すでに欧州の高い食事タンパク質摂取量にさらに寄与する可能性がある。パネルは、分析された栄養素と汚染物質の累積暴露は懸念を生じないことに留意している。このNFの反栄養素の報告された値は他の食べ物と同程度である。パネルは、このNFの組成や提案された使用条件を考慮して、このNFの摂取は栄養的に不利ではないと考える。申請者からこのNFでの毒性試験は提出されなかったが、パネルはこのNFに毒性試験は必要ないと考える。このNFは、個人に感作したり、豆、米、シイタケにアレルギーのある人のアレルギー反応を誘発する潜在的な可能性がある。だが、このリスクは通常の豆、米、シイタケ子実体の通常の摂取によるものより高くないと予想される。パネルは、このNFは提案された使用条件で安全だと見なした。
[EU]RASFF2022(0403-0409)
警報通知(Alert Notifications)
ポルトガル産冷凍イワシのヒスタミン、中国産ドイツ経由大麦若葉のエチレンオキシド、スペイン産メカジキの水銀、英国産サンドイッチ用紙パックのフタル酸エステル類、、グアテマラ産オランダ経由サヤエンドウのクロロタロニル、オーストリア産大豆ミールのトロパンアルカロイド類(アトロピンとスコポラミン)、ドイツ産ブラッククミンシードオイルのクロルピリホス、チェコ共和国産キヌア入り有機グルテンフリークリスピーブレッドのエチレンオキシド、リトアニア産ヘンプ粉末及びヘンププロテインのTHC、ベトナム産マグロ赤身ステーキの水銀、バングラデシュ産イタリア経由マスタードオイルのエルカ酸最大量超過、
注意喚起情報(information for attention)
トルコ産房なりトマトのクロロタロニル、アフガニスタン産スイートアプリコットカーネルのシアン化物、エジプト産マンダリンのジメトエート、セルビア産乾燥ディルの葉のクロルピリホス、エジプト産オレンジのクロルピリホス・ジメトエート及びオメトエート、カンボジア産グリーンパパイヤの未承認遺伝子組換え、エチオピア産穀物テフのプロピコナゾール、インド産グアバのクロルピリホス及びフルオピラム、
通関拒否通知(Border Rejections)
トルコ産生鮮ペッパーのアセタミプリド(複数あり)、トルコ産生鮮グレープフルーツのクロルピリホス及びクロルピリホス-メチル、インド産食品サプリメントの2-クロロエタノール(エチレンオキシドと表記) (複数あり)、インド産アシュワガンダ (Withania somnifera)のエチレンオキシド(EOと2-CEの合計をEOと表記)、インド産飼料用食品サプリメントの2-クロロエタノール(エチレンオキシドと表記)、ウガンダ産生鮮トウガラシのラムダ-シハロトリン最大量超過、トルコ産生鮮グレープフルーツリオのクロルピリホス-メチル、インド産スパイスの2-クロロエタノール、インド産オクラのトルフェンピラド、マダガスカル産黒目豆のクロルピリホス、インド産骨付き鶏もも肉のモノクロトホス、エジプト産オレンジのクロルピリホス、トルコ産生鮮レモンのクロルピリホス-メチル、中国産ナイロン製穴あきお玉からの一級芳香族アミンの溶出、
[RIVM]消費者製品に保存料として使用されているイソチアゾリノン類への複合暴露。パーソナルケア製品、家庭用クリーニング製品、おもちゃ、塗料、糊のCMI、 MIおよび BITの同時存在は懸念となるか?
Aggregate exposure to isothiazolinones used as preservatives in consumer products. Is the simultaneous presence of CMI, MI and BIT in personal care products, household cleaning products, toys, paints and glues of concern?
イソチアゾリノンは皮膚アレルギー反応を引き起こす可能性があるため消費者には注意を呼びかけている。この研究では各種製品群が総暴露量にどの程度寄与するかを推定した。広く使われている3つの物質、メチルイソチアゾリノン、クロロメチルイソチアゾリノン、ベンズイソチアゾリノン、の成人と子どもの総暴露量を調査した。
その結果、一部の場合に総暴露量が安全量を上回ることが示唆された。実際にそうなるかについてはさらなる研究が必要である
(消費者製品中の濃度から計算機モデルを使って計算)
[RIVM]消費者製品の安全な再利用確保には協力が必要
Collaboration necessary to ensure the safe reuse of consumer products
04/08/2022
https://www.rivm.nl/en/news/collaboration-necessary-to-ensure-safe-reuse-of-consumer-products
報告書Circular economy and product safety of consumer productsの紹介
[WHO]健康と環境に関するWHOとその他国連ガイダンスの一覧、2022更新
Compendium of WHO and other UN guidance on health and environment, 2022 update
1 April 2022
https://www.who.int/publications/i/item/WHO-HEP-ECH-EHD-22.01
[IARC]コバルト、アンチモン化合物、武器グレードのタングステン合金の発がん性についてのIARCモノグラフ評価
IARC Monographs evaluation of the carcinogenicity of cobalt, antimony compounds, and weapons-grade tungsten alloy
8 April 2022
https://www.iarc.who.int/news-events/iarc-monographs-vol-131/
三価アンチモン Group 2A
コバルト金属、可溶性コバルト(II)塩 Group 2A
コバルト(II)酸化物、武器グレードのタングステン合金 Group 2B
コバルト(II,III)酸化物, コバルト(II) 硫化物、その他コバルト (II) 化合物 Group 3
Carcinogenicity of cobalt, antimony compounds, and weapons-grade tungsten alloy
Margaret R Karagas et al.,THE LANCET Oncology
Published:April 07, 2022
https://www.thelancet.com/journals/lanonc/article/PIIS1470-2045(22)00219-4/fulltext
他インフォグラフィクス、Q & Aあり
[NASEM]私たちが食べている作物はみんな遺伝的に改良されている?
Based on Science
Are all crops that we eat genetically improved?
Published on: April 8, 2022
https://www.nationalacademies.org/based-on-science/are-all-crops-that-we-eat-genetically-improved
主張:人々は農業が始まって以来植物の遺伝子を変えてきた
知見:事実。農業が始まってから、人々は食用に栽培している植物の遺伝子を変えてきた。時間とともにそうした変更をするためのたくさんの方法を開発してきた。
・人々は何千年にもわたって植物を変えてきた
人類が農業を始めたのは1万年以上前である。農業が始まったのはメソポタミア、現在中東と呼ばれている地域である。最初は野生の植物の種を取ってそれをよく育ち収穫しやすい場所に植えた。間もなく、一部の植物は他のものより良いことに気がつき、次の年には最もよい植物の種を使うことを続けた。何年もかかって、栽培用の植物は野生のものとは異なるものになっていった。これを栽培化という。
どの種を育てるかの選択は初期の農家も現在の場合も同様である。多くの野生植物は天然の毒素を含み、人は美味しくて栄養があって消化し安い種を選択する。農家は収穫が簡単でたくさん採れる植物が欲しい。また病気や害虫や洪水や干ばつやその他の問題に耐えられる植物も欲しい。
何千年にもわたって、人々は多くの種類の作物を育て、新たな地域に持ち込み、必要に応じて植物を変え続けた。
・植物を変える方法は科学技術の進歩により拡大した
1800年代にGregor Mendelらが植物の親がその性質を子孫に伝えるやりかたを発見した。この知識が選択的交配を使って新たな品種を作るのに役立った。
1930年代には種子に放射線や化学物質を使って親と違う性質を引き起こすことを発見した。この方法によって現在私たちが育てて食べている、コメや小麦、大麦などを含む100以上の作物が開発された。
1953年にDNA構造が発見され遺伝子の働きについての理解が進歩し、1980年代までに特定の性質に伴う遺伝的マーカーを同定できるようになった。マーカー支援選抜で交配がスピードアップした。また1980年代に他の種類の生物から遺伝子を導入する方法が発明され、GMOと呼ばれ、世界中で栽培されている。
2010年にはゲノム編集が開発された。
・現在の作物のほぼ全てがもとの形から変えられている
農業の歴史は長いので、現在栽培されているほぼすべての作物は遺伝的に改良されている。科学者や生産者は改良方法を改善し続ける
[FAO]細胞ベースの食品と食品安全の検討 専門家募集
Scientific advice on cell-based food products and food safety considerations
Call for experts
https://www.fao.org/3/cb9296en/cb9296en.pdf
・細胞/分子生物学、バイオテクノロジー、微生物学、食品工学、食品科学、食品安全、農業科学、獣医学、疫学、公衆衛生及びその他細胞ベースの食品の関連分野での学位
・細胞ベースの食品の研究開発の経験、細胞ベースの食品の食品安全問題の科学研究あるいは規制レビューに関係している
等が条件
[FAO]ウクライナ危機:世界はまだ正しい政策で世界食料安全保障への影響を抑えることができる、FAO事務局長が言う
Ukraine crisis: the world can still contain the impact on global food security with the right policies, FAO Director-General says
08/04/2022
FAOの第169回評議会でQU Dongyuが警告。3月は2月から食料価格が12.6%と過去最大の上昇、穀物と植物油が急騰し、世界の消費者、特に最も貧しい人たちにとってコスト増になっている。さらに肥料価格の高さが次のシーズンの肥料の使用抑制に働き、生産される食料が減ってさらに食料価格が高くなる可能性がある。それらが2022年の栄養不良人口増加につながる可能性がある。
市場の攪乱は抑制すべきである。
[FSSAI]マスタードオイルを他の食用油と混合することのチェックを厳しくするよう指示
Direction to ensure strict enforcement to check the blending of Mustard oil with other edible oil
08-04-2022
https://www.fssai.gov.in/upload/advisories/2022/04/6250146f15378Order_Blending_Oil_08_04_2022.pdf
[FTC]FTCはKohl’sと Walmartによるインチキ竹マーケティングに過去最大の民事制裁金を科すために懲罰権限を使う
FTC Uses Penalty Offense Authority to Seek Largest-Ever Civil Penalty for Bogus Bamboo Marketing from Kohl’s and Walmart
April 8, 2022
企業は合計550万ドルを支払い詐欺的環境宣伝を止める
Kohl’sと Walmartが何十ものレーヨン繊維製品を竹と虚偽の宣伝をしていた。エコフレンドリーな工程(有害化学物質を使わない、など)で「竹」繊維製品を作ったと詐欺的環境クレームをしていたが、実際には竹をレーヨンにするためには有害化合物を使い有害環境汚染を引き起こしていた。
論文
-心不全のために食事由来ナトリウムを減らす:一歩前進
Reduction of dietary sodium for heart failure: a step forward
Luís Beck-da-Silva,Luís E Rohde
The Lancet COMMENT| VOLUME 399, ISSUE 10333, P1361-1363, APRIL 09, 2022
1950年代初期の心不全治療の基本はジゴキシン、水銀利尿薬、減塩の三つだった。その後数十年で心不全の治療は改善したが食事療法についてはほとんど進歩しなかった。
今回Justin EzekowitzらによるSODIUM-HF試験が報告され、減塩が心不全患者にとって意味のある効果があるか、という基本的疑問に答えようとした。
(効果は観察されたなかった)
この試験は慢性心不全における減塩の価値を理解するのに大きな前進で、今日までで慢性心不全と減塩についての裁量の入手可能な根拠である。しかしまだやるべきことは多い。
-ニュージーランドの学童の農薬暴露:バイオマーカーの尿中濃度と決定要因の評価
Pesticide exposure in New Zealand school-aged children: Urinary concentrations of biomarkers and assessment of determinants
YanLi et al.,
Environment International Volume 163, May 2022, 107206
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0160412022001325?via%3Dihub
・ニュージーランドの子どもたちの尿中農薬代謝物を測定した
・TCPy (クロルピリホスとトリクロピルの代謝物)と PYR(ピレスロイド)濃度が他の国での測定値より高かった
・TCPyは農場の子どものほうが高かった
・田舎に住むこと、犬を飼っていること、家の中の害虫管理をするとピレスロイド暴露が増加した
(オーガニックフルーツを食べることと尿中濃度にあまり関係はない)
その他
-一部の香水には本当に鯨の排泄物が含まれるか?
Do some perfumes actually contain whale excrement?
Joe Schwarcz PhD | 6 Apr 2022
https://www.mcgill.ca/oss/article/general-science/do-some-perfumes-actually-contain-whale-excrement
一部の高価な高級香水でなければ、入っていないだろう。でも興味深い物語がある
マッコウクジラはイカやコウイカ、タコを食べ、それらは小さな硬いくちばしを持つ。普通はこれらくちばしは吐き出されるが時々鯨の消化管に入り、腸管はワックス様の物質を分泌してくちばしを包み消化管を炎症から守る。時間が経ってワックスとくちばしは硬くなって「竜涎香」と呼ばれる塊になり、糞と一緒に排泄される。塩水と酸素への暴露で多数の反応が起こりネバネバしたものがより硬い、特徴的香りをもつワックス状の物質になる。特徴はどのくらい海に浮かんでいたかによる。誰がどうやってこの海に浮かぶあるいは海岸に打ち上げられた酷い臭いのものを素晴らしい香水のもととして発見したのかは歴史の中に失われている。
竜涎香の原料の重要成分はアンブレインという無香の化合物で、酸素と反応して香り成分のアンブロックスとアンブリノールになる。アンブロックスは実験室で合成できるが問題はその出発原料のスクラレオールで、それはクラリー・セージ植物のエッセンシャルオイルから抽出しなければならない。合成アンブロックスは天然の竜涎香の安価な代用品になるものの、まだ高価である。しかし現代バイオテクノロジーにより問題は解決されつつある。クラリー・セージの遺伝子を大腸菌に移して目的の化合物を作らせようとしている。
現在竜涎香を使った可能性のある香水ですら、鯨の搾取だとされる懸念から使うのが躊躇われる。かつて骨や脂を求めてマッコウクジラが盛んに狩られたことがあったが、竜涎香は目的ではなかった。竜涎香を含む有名な香水の一つが“Fleurs de Bulgarie”で、もともとは1845年にビクトリア女王のために作られた。今でも入手可能である。
-Pugliaの当局者はXylella Fastidiosaの拡大をくい止める新しい計画を承認
Officials in Puglia Approve New Plan to Stem Spread of Xylella Fastidiosa
Mar. 17, 2022 By Paolo DeAndreis
https://www.oliveoiltimes.com/business/europe/puglia-approves-plan-to-stop-xylella-fastidiosa/106281
目的は約10年近く伝統的記念碑的オリーブの林を破壊してきた細菌感染を監視し戦うこと
(まだやってたのか)
-暴露:自閉症慈善団体の長が反ワクチン運動に関係
Revealed: autism charity chief has links to anti-vaccine movement
Shanti Das Sat 9 Apr 2022
団体は根拠のない治療法を推進しつつ宝くじ基金を受け取っていた
公営宝くじ基金から何万ポンドも受け取っていた英国の自閉症慈善団体Thinking Autismは反ワクチン運動と関係があってCovid-19予防接種展開をナチスの戦争犯罪だとするキャンペーンを共同開催していた。さらにAndrew Wakefieldの関係する医師による根拠のない自閉症治療方法を家族に勧めていた。
(まだWakefieldが出てくる)
-砂糖入り飲料により強い態度を
Stronger moves on sugary drinks
Monday, 11 April 2022
https://www.odt.co.nz/opinion/editorial/stronger-moves-sugary-drinks
社説 ニュージーランド
Chris Hipkins教育大臣が学校での健康的飲料推進条項に意見募集を発表した。政府は来年から小学校では水と低脂肪乳あるいは甘味をつけない植物ベースの「ミルク」のみを提供することを要求したい。例外は医学上の理由や特別なお祝いなど。しかし中学校が含まれないので弱い
(もっと厳しく規制しろという主張。学校では「健康的食品」以外は認めないようにすることを支持する大人が多いとのこと。)
-スリランカは経済危機の後Rajapaksa支配者反対で連帯する
Sri Lankans unite against Rajapaksa rulers after economic crisis
10/04/2022
Kethaki Masilamani
全国での辞任を求める抗議にも関わらず、スリランカの大統領と首相は強硬なままである。
しかし彼らを拒否することで全ての信条の人々が一体となり、夜通し何万人もの人々がこの国の史上最大の抗議に参加している
-これら「鶏フリー」卵白は本物の鶏のタンパク質レシピを使う
These ‘Chicken-Free’ Egg Whites Use a Protein Recipe From Real Chickens
By Vanessa Bates Ramirez -Mar 31, 2022
拡大し続ける動物なしで作られる動物製品のリストに、サンフランシスコのEvery Company社のEvery EggWhiteが加わった。それは本物の卵白と同じで、ただし鶏なしで完全合成した。この技術は精密発酵とよばれるもので、遺伝子組換え微生物に特定の産物を作らせる。Every Companyは鶏のDNA配列データを使って卵白を作るためのタンパク質のレシピを作った。DNA配列は酵母に挿入し、酵母に糖を与えると卵白のタンパク質を作る。製造工程でGMOを使うものの、最終製品に組換え成分は含まれないため、GMO表示は必要ない。合成卵白を使った最初の市販焼き菓子はフレンチマカロンになる。
-このキノコレザーはエルメスのハンドバッグになる
Scientific American
This Mushroom Leather Is Being Made into Hermès Handbags
By Emily Waltz, Nature Biotechnology on March 28, 2022
https://www.scientificamerican.com/article/this-mushroom-leather-is-being-made-into-hermes-handbags/
バイオリアクターが作った素材が、動物に優しい革代用品として、同時に地球を救うとしてマーケティングされている
バイオテクノロジー企業がキノコ、動物細胞、あるいは酵母で作った組換えコラーゲンの革代用品でファッション業界に拡大している。1月13日にMycoWorksがサウスカロライナにGanoderma lucidum(霊芝)由来革代用品を作るための工場を作る資金調達1億2500万ドルを発表した。昨年の動物の培養細胞で皮を作るVitroLabsの700万ドルの資金調達ラウンドに続く
(以下略。現在開発中の革代用品のリストあり。食品以外の分野は遺伝子組換え全く気にしない)
-欧州の農家はウクライナ産トウモロコシの代わりにGM飼料に頼る
European Farmers Turn to GM Feed to Replace Corn From Ukraine
Bloomberg News
2022年4月4日
ウクライナはスペインとオランダの重要な供給元である
代わりの供給元である米国とブラジルではGMトウモロコシを栽培している
有料記事、タイトルのみ
(EUはもともとブラジルからGMコーンを相当輸入している。ただオーガニックを宣伝している人たちがウクライナ産に依存していた)
-パーム油からGMO飼料まで:欧州のひまわり不足は食品生産をどう変えているか?
From palm oil to GMO feed: How is Europe’s sunflower shortage changing up food production?
07-Apr-2022 By Flora Southey
ウクライナとロシアの紛争により、食品の組成は変更を余儀なくされ、ノンGMO飼育を行っている人たちは遺伝子組換え飼料を取り入れなければならない
・ひまわりを大豆に代える(油)
・ひまわりをパーム油に代える
・オーガニック肉のノンGMO飼料は?(足りるかも?)