[EU]化粧品に使われる成分についてのデータ要請
Call for data on ingredients used in cosmetic products
カンナビジオールについて、2023年6月1日から2024年10月1日まで
CBDそのものは向精神薬とはみなされないが不純物としてのTHC含量や他の大麻由来成分等の詳細情報が不足している
[MHRA]MHRAは命を救うアドレナリン自己注射の新しい使用ガイダンスを発表
MHRA issues new guidance on the use of life saving adrenaline auto-injectors
19 June 2023
アナフィラキシーが起こったときにとるべき手順についての最新助言を強調。緊急時に何をすべきかを段階を踏んでわかりやすく説明し姿勢についての助言を更新
インフォグラフィック
動画
https://www.youtube.com/watch?v=4vNR5N1-iBw
ガイダンス本文
Adrenaline Auto-Injectors (AAIs)
Updated 19 June 2023
[FSA]英国で小売販売されている生の犬及び猫用食品に含まれる薬剤耐性菌の調査
Surveillance of antimicrobial resistant bacteria in raw dog and cat food on retail sale in the UK
19 June 2023
英国で小売販売されている生の犬及び猫用食品に含まれる細菌の薬剤耐性(AMR)に関するデータを収集した調査に関する研究プロジェクト。
[NSW]2023冬のFoodwiseニュースレター
Foodwise issue 64, Autumn 2023
https://www.foodwise.foodauthority.nsw.gov.au/edition64/index.html
オーストラリア・ニューサウスウェールズ州食品局が、イースターショーでの手洗い活動、ランチボックスの調査、食品規則2015の段階的廃止、外食産業に対する新たな要件等について紹介する。
[ヘルスカナダ]カナダ政府は持続可能な農薬管理についての技術的説明会をひらく
The Government of Canada will hold a technical briefing on sustainable pesticide management
June 19, 2023
2023年6月20日
[ヘルスカナダ]山火事の健康影響についての公衆衛生更新
Public Health Update on the Health Effects of Wildfires
June 19, 2023
カナダは今年前例のない山火事影響に直面している、今年の山火事シーズンは強く、国中の地域で感じられている。カナダ政府は家から出ざるを得なかった人達や煙や熱、その他の問題に影響を受けている人達を援助するため、州や地域と協力を継続する。
お互いを助け合うカナダ人として、自分や家族を守るために何ができるかを知ることが重要である。山火事は健康に影響する厚い煙を出し、その煙は火のあるところから数百、数千キロメートル移動することがある。そのため火の近くでなくとも煙の影響を受けることがある。山火事の煙は例え僅かでも健康リスクとなり、安全な暴露量はない。自分と家族を守るために、以下のようなことができる
・空気の質健康指標Air Quality Health Index (AQHI)のような、居住地の煙の指標に注意。
・大気に煙の影響があるときには外出と激しい運動を制限
・可能なら屋内の空気を外の煙から守る(窓や戸を閉め空気清浄機を使う等)
・涼しくて空気のきれいなところが見つからなかったら地元の非難場所情報を探す
・メンタルヘルスに注意
論文
-費用削減のために処方通りに医薬品を使用しなかった18-64才の成人の特徴:米国、2021
Characteristics of Adults Aged 18–64 Who Did Not Take Medication as Prescribed to Reduce Costs: United States, 2021
Mykyta L, Cohen RA.
NCHS Data Brief, no 470. Hyattsville, MD: National Center for Health Statistics. 2023.
https://www.cdc.gov/nchs/products/databriefs/db470.htm
・2021年に、過去12ヶ月に医薬品を処方された18-64才の成人の8.2%が費用の問題で処方通りに医薬品を使用しなかったと報告した。女性のほうが9.1%と男性7.0%より多い。
・障害のある成人のほうが20.0%と障害のない成人の7.1%より費用の問題で処方通りに医薬品を使用しなかった
・医療保険のない成人のほうが処方通りに医薬品を使用しない可能性が高い
他アジア人が最も従わない率が低い、健康状態が悪い方、収入が低いほうが処方に従わない、等
-社会的関係と死亡率
Social relationships and mortality.
Ren, J., Mao, C. Nat Hum Behav (2023).
https://www.nature.com/articles/s41562-023-01611-y
今号のNature Human Behaviourに発表されたWangらの系統的レビューによると、社会的孤立と孤独は全原因による死亡とがんによる死亡リスクの増加に関連する
A systematic review and meta-analysis of 90 cohort studies of social isolation, loneliness and mortality
Wang, F., Gao, Y., Han, Z. et al. Nat Hum Behav (2023).
(ソーシャルディスタンスが不適切とされた理由の一つだし。)
-低用量アスピリン使用は高齢者の貧血リスクの20%増加に関連する
Low-dose aspirin use associated with 20% increased anemia risk in older adults
19-JUN-2023
https://www.eurekalert.org/news-releases/992428
Annals of Internal Medicine
(血管が詰まるのを予防しようとして出血している。当然と言えば当然だが「血液サラサラ」とか言ってるいろいろな食品は効果がないから安全なのだ)
-アルコール使用疾患:飲酒習慣に関わらず、飲酒が多ければ機能障害も多い
Alcohol Use Disorder: More Alcohol, More Impairment, Regardless of Drinking Habits
June 19, 2023
https://neurosciencenews.com/aud-intoxication-cognition-23498/
“Holding your liquor: Comparison of alcohol-induced psychomotor impairment in drinkers with and without alcohol use disorder” by Andrea King et al. Alcoholism: Clinical and Experimental Research
その他
-SMC NZ
覆われた科学:変装したデマ-SMC説明会
Cloaked science: Disinformation in disguise – SMC Briefing
Published: 16 June 2023
ハーバード大学の客員研究員が「変装した科学Cloaked science」の概念をとりあげる-科学チャンネルが一見正統な科学のように装ってデマを拡散するのに使われる
ニュージーランドでオンラインサービスやメディアプラットホームの規制案についてパブリックコメント募集が始まったため説明会を開催
スピーカーはDr Joan Donovanで、彼女はオンライン過激思想、メディア操作、デマキャンペーンの専門家
説明会の記録動画を見ることができる(約45分)
タイトルは「Cloaked science:デマキャンペーンにプレプリント資料を戦略的に使う」
今後数年、生成AIを使ったインチキ論文が大量にプレプリントサーバに投稿されてデマ拡大に利用されるだろうと予想
(正統科学のふりをしたインチキって機能性表示食品)
-ミレニアル世代の説明できないがんの増加
The unexplained rise of cancer among millennials
Sarah Neville and Amy Borrett in London JUNE 18 2023
https://www.ft.com/content/90d5f2e3-d539-4149-a503-2114ac3ef355
先進国で若い人のがんが増加している。科学者は理由がわからない
-ポテトチップに有害なアクリルアミドができるのを予防する
Preventing the formation of harmful acrylamides in potato crisps
Jun 19 2023
ノルウェーの食品包装企業Produsentpakkerietと研究者が協力して3つの重要因子を示した。
・正しいジャガイモ品種を使う
・収穫前に正しく成熟していることを確認
・正しく調整された保管温度
入手が容易な血糖測定装置でジャガイモの糖の濃度を測定することで農家が適切な収穫時期を知ることができる
-Upside Foodsが培養肉のUSDA認可を確保
Upside Foods secures USDA approval for its cultivated meat
By Leah Douglas June 15, 2023
カリフォルニアのUpside Foodsが水曜日に自社の培養チキンにUSDAラベル認可をもらったと述べた。米国で培養肉が認可された2番目の会社になる。1番目はGood Meat。
どちらも市販認可のためには最終ステップである現場監査がこれからある。
-リークされた欧州委員会の文書はEUのゲノム編集作物やその他新しいゲノム技術産物の規制緩和を薦める:「現在のEUのGMO規制は目的に適っていない」
Leaked European Commission document recommends softening EU regulations of gene edited crops and other products of New Genomic Techniques: “The current EU GMO regulation is not fit for purpose”
GLP Team | June 16, 2023
GLPが欧州委員会の守秘義務を破ったのではなく、提案がオンラインに出回っている。ドイツのSpiegelに6月16日に出された記事を紹介する
提案のPDFもダウンロードできる
誰がリークしたのかは現時点では不明だが規制緩和に反対する人達がリークによってメリットがある。