2023-08-30

[Codex]私たちの役割は、執行委員会の中で最も重要なもののひとつである

Our role is one of the most important ones in the Executive Committee

18/08/2023

https://www.fao.org/fao-who-codexalimentarius/news-and-events/news-details/en/c/1648851/

コーデックスの新しいポッドキャストでは、David Massey氏が6人のコーデックス地域コーディネーター全員と、意思決定レベルでコーデックス加盟国の代表を確保する役割の重要性について話している。このポッドキャストは、7月10日から14日までジュネーブで開催されたコーデックス委員会執行委員会(CCEXEC)の会議で収録されたもので、新しいコーデックス戦略計画(2026-2031)の枠組みを確立するための初期計画が話し合われた。Masseyはゲストに、コーデックスにおける地域の声の価値をどう考えるか尋ねている。

コーデックス委員会設立60周年にちなんで、Massey氏はコーディネーターたちに、コーデックスの未来に地域が何をもたらすことができるかを考えるよう求めた。回答は、国際規格の策定を支援するためのデータ提供の拡大から、各国におけるコーデックス規格の革新と適用の拡大まで、多岐にわたった。

 

[WHO]農薬自殺予防についてのウェビナー

Webinar on Pesticide Suicide Prevention

23 August 2023

https://www.who.int/news/item/23-08-2023-webinar-on-pesticide-suicide-prevention

2023年9月4日

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[NSW食品局]リコール 赤い帽子 クッキアクッキー12個

Akai Bohshi Kukkia Cookies 12P 

29 Aug 2023

https://www.foodauthority.nsw.gov.au/news/recalls/akai-bohshi-kukkia-cookies-12p

表示されていないアレルゲン(卵、アーモンド、大豆)

(製造業者は情報提供しているようなので輸入業者の問題かな

https://www.akaibohshi.com/jp/pdf/kukkia_allergy2021_09.pdf

 

[カナダ研究評議会(NRC:National Research Council Canada)]食品安全ニュース:国立研究評議会は新しいシーフード毒素を発見

Food safety news: NRC unearths novel seafood toxin

July 19, 2023 - Halifax, Nova Scotia

https://nrc.canada.ca/en/stories/food-safety-news-nrc-unearths-novel-seafood-toxin

毎年、世界中で50万人ほどがシガテラという中毒になっている。原因の毒素であるシガトキシンは魚が食べる藻類の中に潜んでおり、魚には害はないが、その魚を食べる人間には有毒である。シガテラの原因となる毒素は、カリブ海、インド洋、太平洋に存在することが知られているが、最近ではカナリア諸島、地中海東部、メキシコ湾西部でも発見されている。太平洋のシガトキシンの発生源である藻類は何年も前に特定されたが、カリブ海では30年近く研究されているが不明であった。しかし2023年、カナダ研究評議会(NRC)と米国の南アラバマ大学、テキサス大学オースティン校、米領ヴァージン諸島大学、ノルウェー獣医研究所の研究者との共同プロジェクトによって、カリブ海のシガトキシン発生源となる藻類(Gambierdiscus silvae、Gambierdiscus caribaeus)とカリブ海のシガトキシン(C-CTX)の新規類縁体(C-CTX5)が同定された。米国チームが藻類のサンプルを採集し、藻類を成長させるための培養系を確立し、毒性のスクリーニングを実施した。NRCは毒素の化学プロファイルと構造を決定した。ノルウェーの研究者は藻類の毒素が魚に検出される毒素に変換することを確認するために酵素を用いた培養実験を実施した。NRCの研究者によると、NRCは次世代の測定ツールの開発に継続的に協力し、協力者らとともにカナダ及び世界中の試験研究機関が毒素の測定に利用できる認定標準物質を作成する予定である。

 

*Algal ciguatoxin identified as source of ciguatera poisoning in the Caribbean

Elizabeth M Mudge et al.

Chemosphere. 2023 Jul;330:138659. doi: 10.1016/j.chemosphere.2023.138659

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0045653523009268?via%3Dihub

カリブ海に生息する藻類Gambierdiscus silvaeとGambierdiscus caribaeusがシガトキシンC-CTX5(新規)を産生することを発見した。魚類肝ミクロソームを用いたin vitro代謝試験で、C-CTX5が、カリブ海のシガテラ魚によく見られるシガトキシンのC-CTX1/2に変換した。さらに、G. silvaeのC-CTX5には電位依存性ナトリウムチャネルに特異的な活性があることが確認された。

 

[COT]2023年9月5日の会合

COT Meeting: 5th September 2023

Last updated: 29 August 2023

https://cot.food.gov.uk/COT%20Meeting%3A%205th%20September%202023

・ビスフェノールAについての暫定意見表明二次案

https://cot.food.gov.uk/sites/default/files/2023-08/TOX-2023-45%20BPA_Position%20Statement%20Acc%20V%20SO.pdf

2023年4月にEFSAのCEPパネルがBPAに新しいTDI 0.2 ngBPA/kg bw per dayを設定した。これは当初の提案 0.04 ng/kg bwよりは高いが、高摂取消費者は全ての年齢で2-3倍超過する。COTはEFSAの意見案を議論してパブリックコメントで意見を提出した。EFSAの最終意見はEMAやBfRとも異なり、COTは2023年5月の会合で議論した

以下意見表明案

2015年のEFSAの意見では動物実験での腎臓の相対重量増加とヒトでの当量(HED)をもとに暫定TDI  4 µg/kg body weight (bw)/dayを設定し、暴露評価からどの年齢集団でも健康上の懸念は低いとしていた。2023年にEFSAはマウスのTH17細胞の割合増加をもとに0.2 ngBPA/kg bw per dayのTDIを設定した。EMAとBfRは意見を異にし、合同文書を発表した。COTはEMAとBfRの懸念に同意する。COTは独自のアプローチで評価を行うがそれには時間がかかるだろう。

(五月雨式に文書が追加される)

 

[ASA]ASA裁定

-ASA Ruling on Jo Llewellyn Craniosacral Therapist

30 August 2023

https://www.asa.org.uk/rulings/jo-llewellyn-craniosacral-therapist-a23-1199226-jo-llewellyn-craniosacral-therapist.html

頭蓋仙骨療法でCOVID後遺症が治療できるという宣伝が基準違反

 

-ASA Ruling on Peachy Acupuncture

30 August 2023

https://www.asa.org.uk/rulings/peachy-acupuncture-a23-1199225-peachy-acupuncture.html

-ASA Ruling on Serenity Acupuncture

30 August 2023

https://www.asa.org.uk/rulings/serenity-acupuncture-a23-1199224-serenity-acupuncture.html

鍼でCOVID後遺症が治療できるという宣伝が基準違反

 

-ASA Ruling on 4AIR LLC

30 August 2023

https://www.asa.org.uk/rulings/4air-llc-a23-1184018-4air-llc.html

「エコフレンドリーな飛行」「持続可能な空の旅」「飛行を良いことに変える」といった宣伝について。この会社は従来のものより二酸化炭素排出量の少ない航空機燃料を提供しているものの、それでも飛行機によるCO2排出は大きく、気候変動に関与する。広告の文言は飛行機を飛ばすことの負の環境影響がなくなるかのように誤解させる可能性が高く基準違反

 

[ASA]広告規制がどのようにそのチェックをチェックされバランスのバランスをとっているか

How ad regulation keeps its checks in check and balances balanced

ASA and CAP News 29 Aug 2023

https://www.asa.org.uk/news/how-ad-regulation-keeps-its-checks-in-check-and-balances-balanced.html

英国の広告の規則とガイダンスを書くものとして、広告実務委員会(CAP)はその仕事と方針が公正でバランスがとれていて効果的であることを確実にするために努力している。我々は人々が広告から害を与えられる可能性から守られつつ同時に広告に不当な制限がかからないようにし、健全な競争と消費者の選択のための広告の役割を支援している。

我々が新たな規則を作ったり既存の規則を調整したりするときにはいつでも、良い規制の基本原則に従う:

・透明性:規則の意図と規則の開発の経緯を明確にする

・つりあい:広告の害と規則による制限の根拠を計って、不公正にならないようにする

・標的を絞る:規則が害を引き起こしている問題に明確に焦点を絞り、特異的に対応できるようにする

・一貫性:規則が他の規制機関や法の要求と調和し、広告業者の構成に釣り合いのとれたものである

・説明責任:広告主に説明責任があるように、我々にもOfcomや政府、そして人々への説明責任がある

・根拠に基づく:我々は事実に基づいて決定する

 

[VKM]PFASについての公開ウェビナー

Open webinar on PFAS – 18 September 2023

https://vkm.no/english/news/vkmnews/openwebinaronpfas18september2023.5.7854162818a17750c1c51e90.html

プログラム情報更新

https://vkm.no/download/18.7854162818a17750c1c52827/1692956185271/PFAS%20Webinar%2018%20September%202023%20-%20program.pdf

プログラム

・開会挨拶:ヒト健康リスクとPFASの主な懸念

・北欧地域でのリスク評価

飲料水中PFASの高濃度暴露後の健康リスク。スウェーデンのRonnebyでの経験

フィンランドのPFAS-食事暴露、魚を中心に

デンマーク、食品中PFASと食品接触物質からの移行

魚のPFAS汚染源として同定された紙製品の製造

・消費者が日常生活でPFASに出会う場所

・北欧地域のリスク管理とモニタリング

デンマークのPFASモニタリングとリスク管理の概要とEUレベルでの規制の展望

有機卵生産における野生の魚由来フィッシュミール-フィンランドでのPFASの知見、リスク管理の事例

ノルウェーでのリスク管理

食品中PFAS-環境汚染が食品生産とヒト暴露にどう影響するか?

フィンランドとバルト海の古いコア堆積物中のPFAS濃度の傾向

・さらに何ができる?

PFAS-ヒーローから悪者へそして犯罪者へ

PFAS処理技術-将来の必要性?

トピック:EUの広範なPFAS制限提案

・閉会挨拶と将来展望-PFASのない世界?

 

論文

-SCIENCE VOLUME 381|ISSUE 6660|25 AUG 2023

表紙はがん染色体

ニュースを一目で

News at a glance:

・助言委員会は最善か?

政府が政策を作るのに関連する科学的知見を評価する機関の助言委員会の委員になるのに研究の優秀さがしばしば重要な要件だと考えられている。しかしある研究によると個人がこうした委員会のメンバーになる可能性は彼らの学問的業績と相関しない。むしろ研究者としては二流である方が委員に指名される可能性が高い。Science and Public Policyに発表された米国とドイツの機関での解析

・Y染色体が完全に解読された

Nature今週号に世界中の男性数十人のY染色体を完全に配列決定した。Natureに発表された二つ目の論文では21の集団の43のY染色体の配列の特徴の多様性を報告している

・コロンビアの研究法案が非難される

コロンビアの科学者が立法者に対して実験室や野外での動物の使用を厳しく制限する提案を棚上げするよう強く求めている。アニマルライツ団体が支持する強力な動物福祉法は絶滅危惧種や疾患アウトブレイクのモニタリングを含む広範な研究を中止させるだろう。

 

-CCDC

計画研究:飲食店でのヨウ素添加塩使用の横断調査

Preplanned Studies: A Cross-Sectional Survey of Iodized Salt Usage in Dining Establishments — 13 PLADs, China, 2021–2022

https://weekly.chinacdc.cn/en/article/doi/10.46234/ccdcw2023.141

国のヨウ素欠乏疾患サーベイランスでは家庭でのヨウ素添加塩使用のみに焦点を絞っている。この研究は13地域の飲食店から集めた7889の塩検体を評価した。ヨウ素添加塩カバー率は95.2%.

 

SMC UK

がん検診で得られる生存期間を推定した研究への専門家の反応

expert reaction to study estimating lifetime gained with cancer screening tests

AUGUST 28, 2023

https://www.sciencemediacentre.org/expert-reaction-to-study-estimating-lifetime-gained-with-cancer-screening-tests/

JAMA Internal Medicineに発表された研究ががん検診で得られる生存期間を調べた

Exeter大学ゲノム医療講師Leigh Jackson博士

プレスリリースは科学を正確に反映しているか?

合理的に反映しているものの210万人というのは少々誤解を招く。この研究は多くの異なるがん検診を検討し210万人というのはその総数だが計算ではそんなに多くの人を含まない

これは質の高い研究か?結論はしっかりしたデータに基づく?

方法論的にはしっかりしていて限界については明確に述べられている。データは検診の生存への利益推定には大きな多様性があることを明確に示していて現在の最良の根拠ではS状結腸鏡検査以外には大きな生存年の増加はないことを示唆する。

既存の根拠とフィットするか?

この研究は既存の質の高い研究の良い合成で現時点での最善のデータに基づき全体的推定を提供しようとした

交絡は考慮されているか?

可能な場合は考慮しているが必ずしも可能ではないこととそのための注意はしている

重要な限界は?

フォローアップ期間の長さに特に限界がある。

現実世界での意味は?

生存期間の延長を約束して患者に検診を薦めるのには注意が必要である。一部の人はそうなるが、人によっては検診のせいで人生が短くなり平均するとS状結腸鏡検査以外には寿命延長はない。

がん検診が有効だと示唆するメタ解析から見逃されている根拠はないか?

さらなる影響を見るには長期フォローアップ研究が有用だろう。

このメタ解析の根拠はがん検診を止めるべきだと示唆するのか?がん検診のリスクとベネフィットをシフトさせる?

著者自身、がん検診をやめろとは言っていないしこの研究だけでは十分な根拠とならないことに私も合意する。しかしこの研究は検診によって寿命が延びるという主張は誇大宣伝で根拠がないことを示唆する。つまりリスク/ベネフィットバランスを幾分かは動かすだろう。

全体としてこの良くデザインされた大規模研究はがん検診が常に寿命を相当延ばすという想定に疑問を提示する。がんの治療法が改善するにつれて検診の利益がある場合が消失している、つまり少し早くがんを発見したところでそんなに予後に極端な影響がない。そのことに加えて生涯命に関わるがんに進行することのない小さな腫瘍を発見する可能性がこの知見を説明できるかもしれない。全原因による死亡が最も重要な指標であることを検討した著者は良い仕事をした。それによって我々は介入が、単に死因を別のものに置き換えるのではなく、個人の人生に真の影響を与えたかどうかを見ることができる。

Cedars-Sinai医療センターがん疫学教授Paul Pharoah教授

この論文の著者は6つのがんの検診についての出版されたメタ解析を使って検診により得られた生存期間を推定した。統計的に有意に得るものがあったのは大腸がんのS状結腸鏡検査のみだった。検診が命を救うというよくある主張は入手可能なデータからは正当化できない。

この知見に基本的に新しいものはない:これまで推定が発表されている。この論文は相対リスクを絶対リスクに変換した。これまで何度も各種がん検診での全原因での死亡削減は極めて小さいと説明されてきた。あるがんの検診はそのがんによる死亡をへらすだけで全原因による死亡の削減は最善でも僅かである

 

その他

-「何かしなくちゃ症候群」の危険性

The Perils Of 'Do Something Syndrome'

By Henry I. Miller, MS, MD and Andrew I. Fillat — August 29, 2023

https://www.acsh.org/news/2023/08/29/perils-do-something-syndrome-17298

政治家は何かをしているように見える必要がある-例えそれが間違っていても。これは気候変動対策から化学物質や遺伝子組換え規制に至るまで、現代の政策の多くにあてはまる

誰かが何かを心配だと見なした際に何かをしたくなる衝動が蔓延している。この「何かしなくちゃ症候群」(DSS)により全体的なベネフィットのない政策が行われている。

(略)

政治家がデータとしっかりした解析に基づく政策を作るのではなく、良いことをしているように見える、目立つが効果のない政策を作ることがますます増えている

(引き続き状況を監視して参ります-という政策は評判悪いけれど、これが親として子どもの成長を手出ししないで見守ることの難しさ、とかなら結構理解されるような気がする)

 

-PFAS:EPAの事実より恐怖を促すキャンペーン

PFAS: EPA’s Campaign To Promote Fear Over Facts

By Susan Goldhaber MPH — August 29, 2023

https://www.acsh.org/news/2023/08/29/pfas-epa%E2%80%99s-campaign-promote-fear-over-facts-17284

2023年8月17日のGuardianの見出しは「何百万人ものアメリカ人の飲料水が永遠の化学物質に汚染されている」だった。これはEPAの第五非規制対象汚染物質監視規則で新たに発表されたデータに基づく。メディアの見出しとは違って、実際のデータはアメリカ人が恐れることはないことを示している

そのUCMR-5は20年の歴史のある信頼できるデータで、29のPFASのデータを含む。UCMR-5は3300人以上に給水している全ての水の検体と、3300人以下に給水している場合には代表的検体(ただし個人用井戸は含まない)を5年ごとに集め汚染物質を測定することを求めている。今回発表されたのは2023-2025の収集検体の最初のデータで、全体のうちの約7%に相当する。割合としては少ないもののEPAの規制案の主要要素となるだろう。PFASが検出された水の割合は重要であるものの、それは閾値の問題:科学に基づかずできるだけ低くしたいという希望に基づいて設定されたEPAの健康助言、に比べれば重要ではない。それこそがPFASを巡る恐怖のほとんどの原因である。

EPAの健康助言はPFOAについて0.000004ppb、PFOSについて0.00002 ppbで、信頼できる科学に基づいておらず、他の機関や国の計算した値より遙かに低い。この値があまりにも低いために、どんな量であれ飲料水に検出されたら健康リスクとEPAは考える。

UCMR-5の結果は

・約2000の公共水システムが4700の結果を報告した

・29のPFASとリチウムを検査した

・最小報告濃度(MRL)は、全国の検査室の最低75%が達成可能な最小検出濃度として、PFOAとPFOSについて0.004ppbとされた。

・MRLが健康助言濃度より高いために、検出できた結果を報告した全てが健康リスクとされた。

適切な健康助言の重要性

8カ国の24人の科学者からなるリスク評価同盟の開発した安全用量範囲はPFOAについては10 ~ 70 nanogram (ng) /kg body weight /dayで、それをEPAの伝統的変換方法(70kgの成人が毎日2Lの水を飲む、水への割り当ては20%)で水に変換すると0.07 – 0.5 ppbになる。これは検出された最大濃度のPFOAより高濃度で、健康リスクはないことを示す。

EPAのPFAS危険キャンペーンはその間違った健康助言に基づく。異常に小さい数字は何年にもわたる訴訟、不必要な消費者の不安、リスクの低い化合物の対策のために膨大なお金が使われることにつながる。EPAがPFASのために使うお金は、飲料水の老化したインフラや小規模施設の改善、配管系統中のレジオネラなどの微生物汚染対策などの真の公衆衛生のために使った方がいいだろう。

(EPA Releases Initial Nationwide Monitoring Data on 29 PFAS and Lithium

August 17, 2023

https://www.epa.gov/newsreleases/epa-releases-initial-nationwide-monitoring-data-29-pfas-and-lithium

 

-KFF健康デマ追跡世論調査予備検討

KFF Health Misinformation Tracking Poll Pilot

Aug 22, 2023

https://www.kff.org/coronavirus-covid-19/poll-finding/kff-health-misinformation-tracking-poll-pilot/

健康に関するデマや誤情報はパンデミックの遙か以前から存在したが、COVID-19とそのワクチンに関する虚偽や不正確な情報はデマの広がりが公衆衛生政策議論を歪め個人の健康の選択に影響することについて改めて注目を集めた。2021年と2022年のKFF COVID-19ワクチンモニター調査は人々のうち大きな割合がCOVIDワクチンや治療についての虚偽の主張を信じたり嘘かどうかわからないことを発見した。これらの調査は、個人の信頼する情報源とその虚偽の主張を信じる傾向に強い関連を示し、伝統メディアとソーシャルメディアのデマの媒体としての及び/またはデマ対策としての役割を強調した。

KFFは信頼できる、正確な、党派性のない情報提供に務めているが、デマがあまりにも簡単に入手できる時代にあってデマの動態を理解することが重要となっている。そのため健康デマ追跡世論調査を行う。その予備的結果を報告する。

健康デマ情報への暴露と信じること

全体として、米国にはデマが広範に存在し、成人の96%は少なくとも例示した10(COVID関連と生殖健康と銃について)のうち1つのデマを聞いたことがある。聞いたことがあるかどうかに関わらず、10のデマについて1/5から1/3の人が信じている。

(以下長い記事。教育レベルが重要とかバイデン政権よりトランプ元大統領の方が信頼が高いとか)

 

-コンシューマーラボ

製品レビューL-リジンサプリメントレビュー

L-Lysine Supplements Review

August 24, 2023

https://www.consumerlab.com/reviews/lysine-review-comparisons/lysine/

ラベルを注意深く読むように。あなたを騙そうとするものがある

L-リジンは通常安定化した塩の形態で販売される。リジン塩酸塩の重量の20%は塩酸由来で、良い表示ではL-リジンの量は塩酸の量を引いてある。しかし全重量をL-リジンの量と表示しているものもある(このレビューでは2製品がそうだった)。

 

-リンゴ酢の酸っぱい誇大宣伝

Sour Hype About Apple Cider Vinegar

Joe Schwarcz PhD | 24 Aug 2023

https://www.mcgill.ca/oss/article/critical-thinking-health-and-nutrition/sour-hype-about-apple-cider-vinegar

リンゴ酢は美味しいサラダを作るかもしれないが健康上の利益についての主張は飲み込みがたい

(以下酢と健康影響宣伝についての歴史。酢がいろいろな健康に良いという主張は世界中で長い歴史があってどれひとつ証明されていないが誇大宣伝も消滅しない)

 

-いらっしゃい!エッセンシャルオイルがあなたの記憶を強化(多分しない)!

Step Right Up! Essential Oils Boost Your Memory (Maybe Not)!

Jonathan Jarry M.Sc. | 25 Aug 2023

https://www.mcgill.ca/oss/article/critical-thinking-health-and-nutrition-pseudoscience/step-right-essential-oils-boost-your-memory-maybe-not

企業がお金を出した小規模のあまり芳しくないアロマテラピーの記憶改善についての結果が、大学の広報室によって金にかえられた

年をとると記憶力が衰える。もしここで、ノーベル賞受賞者を輩出した大学の本物の科学者の研究結果から簡単で単純な記憶力改善方法があると言ったらどう思う?研究者の一人は学部の副学部長まで務めた人物だ。これだけの信用があればあなたは信じるだろう。

これは7月に発表された研究で、大学の広報が「参加の記憶力は介入により急上昇“skyrocketed”した」と並外れた誇大宣伝をした。それは魔法の薬かスマホの記憶力向上ゲームか?ノー。毎晩2時間エッセンシャルオイルを嗅ぐ。

この誇大なプレスリリースを読んで、私はカーニバルの客引きを思い出した。両腕をなくした人を「アザラシ人」とよび、エイの乾燥した死体を一瞥であなたを殺すバジリスクと宣伝売る。つまらないものを大げさに宣伝する。

嗅覚と神経状況の関連は事実で魅力的だが、この研究は派手な宣伝には値しない。

(以下カリフォルニア大学Irvine校による問題の研究の解説略。)

研究計画では200人で実験するはずがデータが得られたのはわずか23人、対象群が11人でエッセンシャルオイルが12人。5回の4種類の試験のうちのたった一つの試験で、対象群では11人中3人、処置群では12人中6人の結果が改善したことを「記憶力が急上昇」と表現された。これは単なる偶然でおこる程度の事象。この研究はProcter and Gamble社が出資したもので社員も研究に関与している。そしてプレスリリースは「この研究をもとにした製品がこの秋販売される」という。

重要なメッセージ

・嗅覚の消失はアルツハイマーやパーキンソン病のような神経疾患の初期症状である場合があるが、高齢者ではよくみられ、呼吸器感染のような他の要因によることもある

・UC Irvineの研究は夜にエッセンシャルオイルを嗅ぐと記憶が劇的に改善することを示したと主張するが、その研究は小規模で、改善が見られたのは5回目に4つの試験のうち1つだけ。

・この研究はProcter and Gamble社がお金を出し、このなんとも言えない知見をもとにこの秋にエッセンシャルオイルディフューザーを発売するという

 

-あなたのおばあちゃんの時代の大麻ではない:大麻のTHC濃度の増加が壊滅的健康リスクとなりうる

Not Your Grandmother’s Marijuana: Rising THC Concentrations in Cannabis Can Pose Devastating Health Risks

August 29, 2023 by Isabella Backman

https://medicine.yale.edu/news-article/not-your-grandmothers-marijuana-rising-thc-concentrations-in-cannabis-can-pose-devastating-health-risks/

Yaleの研究者が、脳の変化やその他の副作用にもっと研究が必要、という

大麻依存症患者の家族のエピソードから始まって大麻の危険性への警告

 

-有機農家がバッタのプレッシャーを感じている

Organic farmers feel grasshopper pressure

August 3, 2023 By Karen Briere

https://www.producer.com/crops/organic-farmers-feel-grasshopper-pressure/

この夏のバッタの食害のひどさに、有機栽培を行っている農家は有機栽培面積を減らしたり完全に止めたりすることを検討している。サスカチュワン州の51の有機農家の調査では全員がバッタによる生産減と経済被害を予想している。

有機栽培でのバッタのコントロール手段は限られている。