[FDA]リコール
TODORGANIC INCは健康リスクの可能性のためNuez De La India種子製品をリコールする
TODORGANIC INC. Recalls Nuez De La India Seeds Product Due to Possible Health Risk
August 30, 2023
TODORGANIC INC Middleburg FLは、FDAの分析により、種子製品がThevetia peruviana またはキバナキョウチクトウであると判断されたため、Nuez de la Indiaの種子製品をリコール。植物にはヒトや動物に対して非常に有毒な強心配糖体が含まれる。
[FDA]FDAは乳児用調製乳製造業者3社に警告文書を発行する
FDA Issues Warning Letters to Three Infant Formula Manufacturers
August 30, 2023
米国食品医薬品局(FDA)は、業界が可能な限り安全な条件下で乳児用調製乳を製造できるよう規制監督を強化するという継続的な取り組みの一環として、乳児用調製乳製造業者3社に警告書を発行した。
(微生物の話題ではあるが)
[FDA]警告文書
-Perrigo Wisconsin, LLC
AUGUST 30, 2023
乳児用調製乳製品のCGMP、品質管理、不純品の問題。
-ByHeart, Inc.
AUGUST 30, 2023
乳児用調製乳製品のCGMP、品質管理、不純品の問題。
-Reckitt/Mead Johnson Nutrition
AUGUST 30, 2023
乳児用調製乳製品のCGMP、品質管理、不純品の問題。
-Victory Trading Company Inc.
APRIL 17, 2023
食品のCGMP、製造、包装、衛生管理、不純品の問題。
-Essential Research, LLC
AUGUST 16, 2023
未承認の動物用医薬品の問題。
-Amor Nino Foods, Inc.
JUNE 26, 2023
水産食品のHACCP、食品CGMP、不純品、衛生管理の問題。
-Cosmax NBT USA
MAY 03, 2023
ダイエタリーサプリメントのCGMP、不純品、不正表示の問題。
[FDA]消費者向け情報
-ハリケーンの季節:備えておくこと
Hurricane Season: Be Prepared
08/22/2023
https://www.fda.gov/consumers/consumer-updates/hurricane-season-be-prepared
ハリケーンの季節に備えておくべき食品、水、医薬品及びペットについて情報提供する。
[CFIA]リコール
-さまざまなブランドのカフェイン入りエネルギー飲料は、カフェイン含有量とラベル表示の問題により安全ではない可能性がある
Various brands of caffeinated energy drinks may be unsafe due to caffeine content and labelling issues
2023-08-30
CFIAはカフェイン入り飲料を摂取する場合の摂取量に関し、注意を呼び掛ける。リコール情報更新。
[ヘルスカナダ]リコール
- Curcumin Ultra Vegan capsules:ラベル上の有効成分が判読できない可能性がある
Curcumin Ultra Vegan capsules: Active ingredients on label may be illegible
2023-08-29
- RUT Testosterone Booster:ラベル表示外のビタミンD含有量
RUT Testosterone Booster: vitamin D levels outside of labelled claim
2023-08-28
[NSW]2023春のFoodwiseニュースレター
Foodwise issue 65, Spring 2023
https://www.foodwise.foodauthority.nsw.gov.au/edition65/index.html
本号のハイライトは、平易な英語のアレルゲン表示、基準3.2.2Aに関する新しい資料、食肉の検査・監査結果、海洋熱波の可能性に関する警告、生鮮食品生産者のための新しいガイド等について紹介する。
[TGA] EmpireLabz Australia Pty Ltdにスポーツサプリメントの違法な広告と販売の疑いで115,500ドルの罰金を科す
EmpireLabz Australia Pty Ltd fined $115,500 for alleged unlawful advertising and supply of sport supplements
オーストラリアTGAは、禁止物質を含むスポーツサプリメント製品の違法な広告および販売の疑いで、EmpireLabz Australia Pty Ltdに対して合計115,500ドルの侵害通知7通を発行した。禁止物質である1,4-ジメチルペンチルアミン(DMAA)と1,5-ジメチルヘキシルアミン(DMHA)が同定され、また、製品には、ダイアノール、ヨヒンビン、レバドパを含む処方箋専用成分が含まれていた。
[HK]日本から輸入される食品の通関及び検査は概ね円滑(写真あり)
Consignment clearance and inspection of food products imported from Japan generally smooth (with photos)
Monday, August 28, 2023
https://www.cfs.gov.hk/english/press/20230828_10460.html
日本から輸入された食品の通関と検査の手順はおおむねスムーズに行われていることについての情報提供。
[HK]法令違反等
-乾燥ポルチーニ茸のサンプルの金属汚染物質が基準値超過する
Metallic contaminant exceeds legal limit in prepackaged dried porcini sample
Tuesday, August 29, 2023
https://www.cfs.gov.hk/english/unsat_samples/20230829_10463.html
オンライン販売業者のポルチーニ茸のサンプルから基準値0.1 ppmを超過する0.29 ppmの水銀が検出される。
-乾燥ポルチーニ茸のサンプルの金属汚染物質が基準値超過する
Metallic contaminant exceeds legal limit in prepackaged dried porcini sample
Tuesday, August 29, 2023
https://www.cfs.gov.hk/english/unsat_samples/20230829_10464.html
オンライン販売業者のポルチーニ茸のサンプルから基準値0.1 ppmを超過する0.12 ppmの水銀が検出される。
-乾燥ポルチーニ茸のサンプルの金属汚染物質が基準値超過する
Metallic contaminant exceeds legal limit in prepackaged dried porcini sample
Wednesday, August 30, 2023
https://www.cfs.gov.hk/english/unsat_samples/20230830_10467.html
オンライン販売業者のポルチーニ茸のサンプルから基準値0.1 ppmを超過する0.29 ppmの水銀が検出される。
-包装済み加塩バターのサンプルの金属汚染物質が基準値超過する
Metallic contaminant exceeds legal limit in prepackaged salted butter sample
Wednesday, August 30, 2023
https://www.cfs.gov.hk/english/unsat_samples/20230830_10468.html
アイルランド産包装済み加塩バターのサンプルから基準値0.1 ppmを超過する0.2 ppmのヒ素が検出される。
-包装済みナツメヤシの2サンプルの保存料が基準値超過する
Preservative exceeds legal limit in two prepackaged date samples
Tuesday, August 29, 2023
https://www.cfs.gov.hk/english/unsat_samples/20230829_10462.html
中国産包装済みナツメヤシ2製品から基準値100 ppmを超える保存料の二酸化硫黄が、それぞれ263 ppm、140 ppm検出された。
[COT]COT会議2023年9月5日
COT Meeting: 5th September 2023
Last updated: 30 August 2023
https://cot.food.gov.uk/COT%20Meeting%3A%205th%20September%202023
非全粒小麦粉に葉酸を強化することによるアレルギー反応リスクの評価
の資料追加
[USDA]請願
Petition Submitted by Perdue Farms, LLC
Mar 16, 2023
https://www.fsis.usda.gov/policy/petitions/petition-submitted-perdue-farms-llc
肉や家禽製品の「フリーレンジ(放し飼い)」「牧場で育てた」という主張の定義を求める請願にいろいろな団体からコメントがついている
(戸外で自由に動き回るのが自然だ、と高病原性トリインフルエンザが野鳥に定着しつつある状況で主張するの、自分たちの首を絞めることになるような?感染して死ぬのも自然、と消費者が思う?ワクチンは自然?)
論文
-EXPOsOMICS個人暴露モニタリング研究における3ヶ月にわたるヒト血清メタボロームの変動性
Variability of the Human Serum Metabolome over 3 Months in the EXPOsOMICS Personal Exposure Monitoring Study
Environ Sci Technol. 2023 Aug 29;57(34):12752-12759.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/37582220/
157人から107日離れた2回に渡って集めた298検体の非絶食ヒト血清のLC-HRMS分析。
-紙のストローは有害かもしれずプラスチックのものより環境に良くないかもしれない
Paper drinking straws may be harmful and may not be better for the environment than plastic versions
August 25, 2023
https://www.sciencedaily.com/releases/2023/08/230825122044.htm
紙ストローの20ブランド中18から健康問題を起こす可能性のある「永遠の化合物」が検出された
紙、竹、ガラス、ステンレススチール、プラスチック5つの素材でできたストロー39を購入してPFASを調べた。27から合計18のPFASが検出された。最も高い割合でPFASを含んでいたのが紙ストローでスチールストローからは検出されなかった。検出された濃度は低く、ストローとヒトの接触は一時的なので健康リスクは限られる。しかし何年も人体に残留するので時間とともに蓄積する可能性がある
Food Additives and Contaminants
Assessment of poly- and perfluoroalkyl substances (PFAS) in commercially available drinking straws using targeted and suspect screening approaches
https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/19440049.2023.2240908
(ストローを粉々にしてホモジナイズしているので溶出される量ではなく素材そのものに含まれる量を測定しているようだ
PFASが検出されないというだけの理由でステンレスストローが「最も持続可能な代用品」のようだと結論。なんという近視眼。欧州の環境系研究者は種類にかかわらずPFASは全てゼロトレランスという認識なのだろうか。ガラスやステンレスのストローって危険だし洗うにしてもリサイクルするにしてもLCAはそんなに成績良くないのでは)
-如何にして僅か12%のアメリカ人が国の半分の牛肉を食べ、健康と環境に相当影響を与えているのか
How a mere 12% of Americans eat half the nation’s beef, creating significant health and environmental impacts
30-AUG-2023
https://www.eurekalert.org/news-releases/999770
Nutrientsに発表された新しい研究は、ある一日に、アメリカ人の12%の人が全体の半分の牛肉を食べていることを発見した。この知見は消費者団体や政府が教育メッセージを作るのに役立つだろう。NHANESのデータの解析。牛肉を大量に食べる可能性が少ないのは29才未満と66才以上で、若い世代に気候変動対策意識が高いのかもしれない
-喫煙は鬱リスクを有意に上げる
Smoking significantly increases the risk of depression
30-AUG-2023
https://www.eurekalert.org/news-releases/1000071
Aarhus大学による新しい数字では、喫煙は鬱の発症を100%以上上げる。幸い、禁煙すればそのリスクは下がる。Acta Psychiatrica Scandinavica
-青少年、妊娠中、運転中は大麻を避けること、専門家が言う
Avoid cannabis during adolescence, pregnancy and while driving, say experts
30-AUG-2023
https://www.eurekalert.org/news-releases/999893
精神衛生状態の悪化、交通事故、胎児への害に関連があるが、大麻化合物はてんかんと慢性痛に役立つ
The BMJに発表されたレビュー
-ソーシャルメディア、過激思想、そして先鋭化
Social media, extremism, and radicalization
AARON SHAW
SCIENCE ADVANCES 30 Aug 2023 Vol 9, Issue 35
https://www.science.org/doi/10.1126/sciadv.adk2031
YouTubeが視聴者を過激化する恐れは誇張だが、ソーシャルメディアはいまだにうたがわしい過激なコンテンツで利益を得ている
-ドイツの放射性イノシシは放射性沈降物の苛立たしい注意喚起である
Germany’s radioactive boars are a bristly reminder of nuclear fallout
30 AUG 20238:00 AMBYMOLLY RAINS
セシウムを含むトリュフが危険な沈降物を環境中の食物網に長く留めている
Environmental Science & Technologyに本日発表された新しい研究で、ドイツのバイエルン地方の森でトリュフを食べているイノシシがドイツの基準を超過する放射能をもっていた。その放射性元素の少なくとも一部は60年以上前の核実験によるものである。
これまでバイエルンのイノシシの放射能は1986年のチョルノービリ原子力発電所のメルトダウンのせいにされてきた。しかし今回の研究で核実験由来の割合が10%-99%であることが報告された。バイエルンの森では放射性粒子をキノコが集めそのキノコを主に食べるイノシシが特に放射能を蓄積する。
Disproportionately High Contributions of 60 Year Old Weapons-137Cs Explain the Persistence of Radioactive Contamination in Bavarian Wild Boars
https://pubs.acs.org/doi/full/10.1021/acs.est.3c03565
規制値600 Bq·kg–1に対して検出されたのは370から15,000 Bq·kg–1 137Cs
野生イノシシパラドックス-ついに解決
The wild boar paradox - finally solved
30-AUG-2023
https://www.eurekalert.org/news-releases/1000093
チョルノービリ原子力発電所事故から何十年も経つのに野生のイノシシの肉はいまだに放射活性が高い。答えは、見過ごされてきた重要な他の原因
その他
-福島のトリチウムのコメントについて
Fukushima's Tritium Following Up On Comments
By Doctor Y — August 30, 2023
https://www.acsh.org/news/2023/08/30/fukushimas-tritium-following-comments-17295
あなたはニュースを聞いていれば、日本が先週中国と韓国の反対を超え、IAEAの同意を得てトリチウム水を海に放出し始めたことを知っただろう。これについての私の最近の記事にいくつかコメントがあったのでそれに対応する。
もと記事はこちら
Fukushima's Tritiated Water
https://www.acsh.org/news/2023/07/05/fukushimas-tritiated-water-17176
・トリチウムの希釈
・その他の核種
・原子炉のタイプ
(基本的なことが全然理解されていないまま事実でないことに対して心配されている様子。デマは大きな問題なのだが対策が難しい)
-US EPAの認可した代替プラスチックベース燃料のがんリスク推定が懸念をよぶ
Cancer risk estimates for US EPA-approved alternative plastic-based fuel cause alarm
Bryant Furlow
THE LANCET Oncology NEWS| VOLUME 24, ISSUE 9, P961, SEPTEMBER 2023
EPAが、ショッキングなほど高いがんリスク推定にもかかわらず、環境に残存するプラスチック廃棄物由来燃料を認可したことが報道され、科学者と立法者に驚きを呼んでいる。この認可はEPAの化石燃料代替品を同定しプラスチックゴミを利用する努力の一環である。しかしEPAの科学者はある一つのプラスチックベースのジェット燃料への生涯暴露のがんリスクは4人に1人という多さであると結論した。
ニュース記事
This “Climate-Friendly” Fuel Comes With an Astronomical Cancer Risk
by Sharon Lerner Feb. 23,
https://www.propublica.org/article/chevron-pascagoula-pollution-future-cancer-risk
EPA Approved a Fuel Ingredient Even Though It Could Cause Cancer in Virtually Every Person Exposed Over a Lifetime
https://www.propublica.org/article/epa-approved-chevron-fuel-ingredient-cancer-risk-plastics-biofuel
(通常10-5レベルのところ0.25というあり得ない数字
メディアからの取材に対してEPAが「不確実性の高い非常に保守的な推定」と回答している。これはEPAが自分たちの計算を実は信用していないということ。PFASの数字もそうだろう。)