[RIVM]放射性物質の関与する作業後の場所の開放。線量基準の選択肢
Release of sites after practices involving radioactive materials. Options for dose criteria
2023
原子力発電所や石油、天然ガスその他の工業施設のような、放射性物質の関係する作業が行われている場所はオランダ政府が監視している。そのような場所で働く人やその近傍で時間を過ごす人は過剰な放射線に暴露されてはならない。その場所での放射性物質業務が終了した後、政府はその場所の監視を継続する。土壌や底土に放射性物質が残存する可能性があるからである。放射能レベルが一定の基準に達すれば規制コントロールは解除される。これを「開放」とよぶ。その後は商用、産業用、住居用などに使える。
オランダは現在開放場所での放射能の存在により人々が受ける千両についての規定がない。そこでRIVMはそのような線量基準の選択肢を同定するようインフラ・水管理省から依頼された。基本原則は「実行可能な限り低く」である。
RIVMは他国で現在使用されている基準をレビューした。国により線量は異なる。多くはオランででも使える。
インフラ・水管理省とRIVMは線量基準はできるだけIAEAのガイドラインに従ったものにしたい。IAEAは年10-300マイクロシーベルトを薦めている。10マイクロシーベルト以下は合理的である可能性が低く、年300マイクロシーベルト以上は十分な保護を保証しない。また線量基準は実行可能でなければならず、測定して基準に合致していることが確認できなければならない。計算の結果、いくつかの天然放射性物質が存在するため厳密な線量基準ではこれが困難であることが示された。そのため人工放射性物質については異なる基準を設定することが選択肢の一つになる。他に一部あるいは全ての個別の放射性核種について特定の基準を開発する方法もある。
本文オランダ語
[FAO]世界食料デー:世界的式典は困難な状況に対抗する水の役割を強調
World Food Day: Global ceremony highlights water’s role against troubled backdrop
16/10/2023
2023年のテーマは:水は命、水は食料-誰一人取り残さない
[APVMA]APVMA戦略2030発表
APVMA Strategy 2030 released
17 October 2023
https://apvma.gov.au/node/118746
[MFDS]日本産輸入食品の放射能検査の結果
輸入検査管理課
2023.9.22〜2023.9.26
https://www.mfds.go.kr/brd/m_100/view.do?seq=43344
2023.9.15〜2023.9.21
https://www.mfds.go.kr/brd/m_100/view.do?seq=43342
[MFDS安全で健康的な旧盆名節のヒント!食薬処がお知らせします
食中毒予防課 2023-09-27
https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=47691
(食品、調理器具のみ)
食品医薬品安全処は、国民が安全で健康的に名節を過ごせるよう、連休期間に知っておくと役立つ食医薬安全情報を提供する。
主な内容は、❶名節料理準備のための食品購入要領、❷正しい手洗いおよび調理・保管方法など食中毒予防規則、❸下痢など食中毒症状発生時の行動要領、❹エアフライヤーの安全な使用方法、❺連休期間、多頻度使用医療製品の安全使用情報などである。
❶ 名節料理の準備のために食材を購入するときは、小麦粉や食用油のような冷蔵が必要ない食品を先に購入し、果物・野菜などの農産物、ハム・かまぼこなど冷蔵が必要な加工食品、肉類、魚介類の順に購入するのが良い。
贈り物用に健康機能食品を購入する場合は、健康機能食品表示またはマークを必ず確認し、贈り物としてやり取りした健康機能食品を中古取引サイトで販売する行為は違法*なので注意する。
* 健康機能食品を販売するには、管轄の市・郡・区役所に健康機能食品一般販売業の届出が必要
❷ 名節料理を作る前に石鹸など手洗浄剤を利用して30秒以上流水で手をきれいに洗わなければならず、卵、生肉などに触れた後も必ず手を洗い直して調理しなければならない。
ミートボールなどの粉砕肉を調理する際は中まで完全に火を通し、ハム・ソーセージなどは中心温度75℃で1分以上、カキ・貝などの魚介類は85℃で1分以上加熱調理する。
名節の朝と夕方は肌寒いが日中は気温が上昇し、名節料理を常温で2時間以上保管する場合、食中毒菌など細菌増殖の恐れが高く、なるべく早く摂取する必要がある。
ナイフ、まな板など調理道具は交差汚染を防止するために、肉類・魚、野菜・果物など食材別に区分して使用しなければならず、肉類、卵などは調理する前まで冷蔵庫で保管し、調理した食品を保管するときは速やかに冷やしてから冷蔵保管することを勧める。
❸ 食中毒は通常、汚染された料理を食べた後に症状が現れ、ほとんど下痢、嘔吐と腹痛を伴う。下痢と嘔吐は私たちの体から毒素を出す防御作用なので、むやみに下痢止めを飲むと毒素が出せなくなり症状を悪化させることがある。
下痢のときは水分と電解質の補充が非常に重要だが、砂糖と塩を溶かした水はカロリーと電解質を補充し、普通の水より吸収が早いのでイオン飲料を飲むほうがよい。下痢や激しい腹痛・嘔吐が続いたり、熱が下がらず、血便がみられたら、必ず病院を訪れ医師の診察を受けるようにする。
❹ 名節料理を調理したり、残った料理を再加熱する際にエアフライヤーや電子レンジを使用する場合は、食品容器に入れて適正な温度と時間を遵守し、焦げた部分は摂取しないようにする。
食薬処の調査結果、エアフライヤーで肉や魚を調理するときには、200℃以下で焦げないように調理すると、ベンゾピレンなどの有害物質の生成量を減らすことができる。また、エアフライヤーに使うペーパーホイルやシリコン素材の食品容器100個を対象に、重金属、ホルムアルデヒド、ビスフェノールAなど有害物質20種に対する暴露量分析の結果、全て安全な水準であることが確認された。
連休中に1人世帯などで多く摂取すると予想される家庭簡便食は、ほとんど容器包装のまま電子レンジで調理できるが、一部電子レンジには使用できないアルミホイルで包装された製品もあり、必ず製品に表示されている調理法または電子レンジで調理可能かどうかを確認する必要がある。
名節を迎え、国民皆が健康的な秋夕連休を過ごすことを願い、食薬処は今後も有用な食医薬安全情報を持続的に提供し、国民が健康的で安全に生活できる環境を作るために最善を尽くす。
<添付>
1.「名節食品安全守則」(カードニュース)
[MFDS [報道参考] 食品添加物基準を改善し、多様な製品開発を支援します
添加物基準課 2023-09-27
https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=47687
食品医薬品安全処は、果実酒から製造されたノンアルコール飲料の定義と亜硫酸塩類の残留基準を新設する内容などを盛り込んだ「食品添加物の基準及び規格」の一部改正案を9月27日に行政予告する。
改正案の主な内容は、❶果実酒で製造したノンアルコール飲料の定義および亜硫酸塩残留基準の新設、❷自社製品製造用原料として輸入する食品の食品添加物使用基準適用例外規定の新設、❸健康機能食品の栄養成分として使用されるビタミンK2など食品添加物7種の新規許容などである。
❶ 最近、果実酒を原料として製造したノンアルコール飲料(飲料類、アルコール1%未満含む)の需要が増加していることに伴い、「果実酒由来ノンアルコール飲料」の生産が容易になるよう定義と亜硫酸塩類*の基準を新設する。
* 亜硫酸塩類(6種):亜硫酸水素ナトリウム、ピロ亜硫酸カリウム、二酸化硫黄、亜硫酸水素ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、次亜硫酸ナトリウム → 主用途:保存料、酸化防止剤など
<新設する果実酒由来ノンアルコール飲料の定義及び亜硫酸類基準>
√(定義)発酵工程で製造した果実酒からアルコールを除去し酒類に該当しないもので、炭酸ガス、果実汁などを加えたものも含む。ただし、ノンアルコールと表示されている製品に限る
√(基準)果実酒由来のノンアルコール飲料の場合、亜硫酸類0.20 g/kg未満残留可
一般的に、果実酒は発酵中の微生物汚染や酸化を防ぐために亜流酸類(残留基準 0.350 g/kg未満)を使用するため、果実酒を原料として製造された飲料にも亜流酸塩類が残留することになる。現在は、このような製造特性を考慮せず、飲料類と同じ残留基準(不検出~0.030 g/kg未満まで)を適用しているため、製品の生産に技術的な問題があった。
果実酒由来ノンアルコール飲料の定義と基準が新設されると様々な製品などが発売され、業者の売上げが増大するとともに、消費者の製品選択の幅が拡大すると期待している。
❷ 食品製造業者が「自社製品製造用原料*」を輸入する場合、当該製品は食品添加物の使用基準が適用されないように例外規定を新設する。今回の改正では自社製造用原料の場合、ⅰ)追加の製造・加工なしには市中で流通・販売できないよう規定されており、ⅱ)この原料を使用して製造した最終食品は、食品製造業者が自家品質検査を実施し、基準・規格適合可否を確認するよう義務化しており、他の経路を通じて安全性確保が可能な点を考慮した。
*自社製品製造用原料:自社製品を生産するために直接または委託して輸入する輸入食品など(「輸入食品安全管理特別法施行規則」別表9第2号目次2)
現在、輸入食品は用途に応じて「販売用食品」と「自社製品製造用原材」に区分されており、用途に関係なくすべての輸入食品は食品添加物の使用基準に適合していなければならない。
今回の改定により、業者は最終製品生産のために半加工された多様な形態の原料を輸入することができ、原料選択の幅が拡大するとともに、食品製造時の効率性と経済性が向上すると期待している。
※事例:(改定前)食品製造業者がパン類を製造する際、糖類加工品とステアロイル乳酸ナトリウム(乳化剤)をそれぞれ輸入し原料として使用(ステアロイル乳酸ナトリウムが添加された糖類加工品は添加物使用基準に適合せず、現在禁止)→(改定後)ステアロイル乳酸ナトリウムが添加された糖類加工品をパン類製造のための自社製品製造用原料として輸入可能
❸ 食薬処は昨年8月に発表した「食医薬規制革新100大課題」の一環として、食品製造現場の需要と技術的必要性を反映するとともに、消費者の好みに合わせた多様な食品開発を支援するために、国際的に使用される品目に対して段階的に食品添加物の新規許容を推進している。 現在まで香味増進剤など全10種を許容しており、今回は食品添加物7種を追加で新規許可する。
* 食医薬規制革新100大課題8番「新食品開発支援のための食品添加物先制的許容」:多様な食品の開発条件づくりのために食品添加物17種を段階的に許容(~’23年)
新規に指定される食品添加物は、▲食品にうま味を与える香味増進剤2種(グルタミン酸カルシウム、グルタミン酸マグネシウム)、▲pH調整剤3種(クエン酸二水素カリウム、クエン酸ナトリウム、酢酸カリウム)、▲健康機能食品の栄養成分として体内持続力に優れた長所があるビタミンK2、▲健康機能食品など製造時の有用成分を分離・精製するのに効果的な吸着樹脂など計7種である。
ちなみに今回新規許容される食品添加物7種は、国際的(CODEX、EU、米国など)にも食品添加物として使用されており、一日摂取許容量(ADI*)を定めないほど安全性が確保されたもの。
* 一日摂取許容量(ADI):人が一生毎日食べても有害な影響が現れない体重1 kg当たりの最大摂取量
食薬処が食品添加物の範囲を先制的に拡大することで、食品業界では食品添加物を新規に使用申請*に要する時間と費用が削減され、新しい食品を開発できる環境が整うと期待している。
* 国内未許可の食品添加物を新規に使用する場合、申請者が安全性(遺伝毒性、発がん性など)、摂取量データなどを提出(「食品衛生法」第7条第2項)
食薬処は、今後も食品製造に使われる食品添加物を安全に管理し、消費者の好みに合わせた食品を製造するのに必要な多様な食品添加物の使用基準を、合理的に整備するために最善を尽くす。
[MFDS [報道参考] 輸入産菓子に対する検査命令施行
輸入検査管理課 2023-09-27
https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=47686
食品医薬品安全処は、インドネシア(4個の製造所)から輸入される菓子(酸価項目*)に対して、事前に安全性を立証しなければ国内に持ち込めない「検査命令」を9月27日から適用する。
* 酸価(油湯・油処理した菓子に限る):油脂を含む食品の酸敗程度を示す尺度
今回の検査命令は、インドネシア菓子に対する通関検査の結果、繰り返し酸価項目で不適合が発生することにより、輸入者の安全管理責任を強化し、輸入菓子製品の安全性を確保するための措置である。
<添付> 輸入食品など検査命令の運営状況
[MFDS秋夕名節用食品の一斉点検の結果、違反業者76カ所を摘発・措置
食品管理総括課 2023-09-25
https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=47678
食品医薬品安全処は、秋夕名節用食品の先制的な安全管理のために、贈り物・供え物として消費が多い餅、韓菓、健康機能食品、畜産物(包装肉など)、伝統酒などを製造・輸入・販売する業者総5,837カ所を対象に一斉点検した結果、「食品衛生法」と「畜産物衛生管理法」などに違反した76カ所(1.3%)を摘発し、管轄官庁に行政処分を要請した。
今回の合同点検は17の地方自治団体とともに9月4日から8日まで実施し、点検とともに名節の贈り物・供え物用食品などに対する収去検査(国内流通)と通関段階精密検査(輸入食品)も実施した。
❶合同点検結果
食品分野(加工食品、健康機能食品など)の主な違反内容は、▲衛生的取扱基準違反(13カ所)、▲健康診断未実施(11カ所)、▲営業者遵守事項違反(3カ所)、▲表示基準違反(3カ所)、▲その他の事項違反(4カ所)であり、畜産物分野の主な違反内容は、▲自家衛生管理基準違反(13カ所)、▲健康診断未実施(11カ所)、▲保管温度未遵守(3カ所)、▲表示基準違反(3カ所)、▲衛生教育未実施(3カ所) ▲自家品質検査未実施(2カ所)、▲衛生管理不足(2カ所)、▲その他の事項違反(5件)である。
❷ 収去検査結果
国内流通中の、▲餅類・ナッツ類・清酒など加工食品、▲チヂミ類・天ぷら類など調理食品、▲ナツメ・キノコなど農・畜・水産物計2,716件を収集し、残留農薬、重金属、食中毒菌の項目を集中検査した結果、現在まで検査が完了した1,925件のうち15件は基準・規格不適合判定*となり、管轄官庁で行政処分および廃棄措置する。
* 不適合項目:餅「大腸菌」2件、液状茶「細菌数」1件、調理食品「黄色ブドウ球菌」4件、健康機能食品「ビタミン含量」1件、農産物「残留農薬」4件、「二酸化硫黄」1件、食肉「腸管出血性大腸菌」2件
** 検査中の791件については、検査結果に応じて措置予定
❸通関検査結果
通関段階で、▲果菜加工品(ゆでワラビ)など加工食品、▲キクラゲ・豚肉・スケソウダラ・エビなど農・畜・水産物、▲複合栄養素製品など健康機能食品総615件を対象に、重金属、動物用医薬品、残留農薬などに対する精密検査を実施した結果、614件は基準・規格に適合し、1件が不適合*判定され輸出国に返送措置された。
* 不適合製品:ニンジン1件(「残留農薬」不適合)
食薬処は今後も特定の時期に消費が増加する食品などに対する事前点検を行い、食品事故予防に最善を尽くす。
<添付> 違反者の詳細状況
[MFDS] [報道参考] アレルギー誘発物質未表示健康機能食品の回収措置
健康機能食品政策課 2023-09-2
https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=47673
食品医薬品安全処は、健康機能食品製造業者が製造・販売したアレルギー誘発物質を表示していない17個の健康機能食品を販売中止および回収措置する。
* アレルギー誘発物質表示対象: 卵類(家禽)、牛乳、そば、ピーナッツ、大豆、小麦、サバ、カニ、エビ、豚肉、桃、トマト、亜硫酸類、クルミ、鶏肉、牛肉、イカ、貝類、松の実を原材料として使用した場合
<添付> 回収対象商品情報
[EPA] IRIS 無機ヒ素
Arsenic, Inorganic
October 2023
https://iris.epa.gov/Document/&deid=253756
IRIS毒性学的レビュー案をパブリックコメント募集のため公表
案
がんスロープファクター 肺がんと膀胱がんの合計で 5.3 × 10-2 (µg/kg-day) -1
(以前の3.5倍くらいリスクを大きく)
非がん影響(心血管系疾患)についてはRfD of 0.031 µg/kg-day
(日本人の摂取量はおそらくこれより多い)
[FSSAI]プレスリリース
-FSSAIは国立科学センターと協力して食品安全マジックボックスで学生を力づける
FSSAI Empowers Students with Food Safety Magic Boxes in Collaboration with National Science Centre [Updated on:14-10-2023]
https://www.fssai.gov.in/upload/uploadfiles/files/Press%20Release_FSSAI%20Magic%20Box_Eng.pdf
雑穀に関する科学セミナーに参加し、受賞した学生に36個のマジックボックスを提供した。
食品安全マジックボックスは食品中の異物混入検出を促すもので、異物混入検出は食品の安全を保証するために必須である。普通の人が家庭で多様な疑わしい食品の異物混入を検出できる「迅速スクリーニング検査」の開発が必要である。
-FSSAIは世界食料デー2023を機に、雑穀を正しく食べよう創造性チャレンジ
FSSAI launches the Eat Right Creativity Challenge for Millets (Shree Anna) on the occasion of World Food Day 2023 [Updated on:17-10-2023]
https://www.fssai.gov.in/upload/uploadfiles/files/Press%20Release_ERCC-4_Eng.pdf
国際雑穀年を祝う一環。学童に雑穀を食べることを推奨する活動
-FSSAIは消費者と食品販売者に、食品を包装あるいは提供するのに新聞紙を使うことを直ちに止めるよう強く求める
FSSAI strongly urges consumers and food vendors to immediately stop using newspaper for packing or serving food items [Updated on:27-09-2023]
そのような行為には相当な健康リスクがある
インクには食品に移行する可能性がある鉛や重金属を含む化学物質が含まれ、新聞を配達する過程で各種環境汚染や病原体に汚染されている可能性がある。
(インドのニュースは昭和っぽい。今の日本では普通の人が食品の異物混入を検出する必要性が低くてありがたい。白米ではなく雑穀を食べろと政府が言ったら戦時中を思い出す人は今はどのくらいだろう)
論文
-ハイリスク飲酒、アルコール使用疾患の治療:新しいカナダガイドライン
Treating high-risk drinking, alcohol use disorder: new Canadian guideline
16-OCT-2023
https://www.eurekalert.org/news-releases/1004397
CMAJ
Canadian guideline for the clinical management of high-risk drinking and alcohol use disorder
https://www.cmaj.ca/content/195/40/E1364
スクリーニング、診断、離脱症状管理、治療に関する15の助言を含む
-Natureニュース
アンチエイジング分子が高齢マウスの受胎能を強化する
Anti-ageing molecule boosts fertility in ageing mice
16 October 2023 Gemma Conroy
https://www.nature.com/articles/d41586-023-03224-x
「画期的であることは否定できない」研究が、高齢マウスの低下した卵の質がダイエタリーサプリメントで元に戻せることを示す
Nature Agingに発表
妊娠可能性は加齢と共に低下するが、それは卵巣の卵母細胞が劣化し数が減ることに起因する。研究者は高齢マウスの卵巣にはスペルミジンが少ないことからスペルミジンを注射したところ卵母細胞の質が改善した。さらにスペルミジンを飲料水で投与しても改善が見られた。
アルゼンチンの選挙:最有力候補は科学予算を削減すると誓う
Argentina election: front runner vows to slash science funding
16 October 2023 Martín De Ambrosio & Fermín Koop
https://www.nature.com/articles/d41586-023-03191-3
もし大統領になったら、経済学者の Javier Mileiは政府の研究費支出をやめ、環境と保健省を閉鎖することを約束
ミルクシェイク神経科学:どうして脳は我々を脂肪の多い食品に向かわせるのか
Milkshake neuroscience: how the brain nudges us toward fatty foods
16 October 2023 Max Kozlov
https://www.nature.com/articles/d41586-023-03243-8
脳の画像解析は脂肪の多い食品の強力な吸引力を示す
The Journal of Neuroscience
脂肪と砂糖の量が違うミルクシェイクを与えたときの脳スキャンから、口当たり(テクスチャー)に反応していることが示唆された
その他
-SMC UK
スペルミジン補充とマウスの加齢による受胎能低下を調べた研究への専門家の反応
expert reaction to study looking at spermidine supplementation and age-related fertility decline in mice
OCTOBER 16, 2023
Nature Agingに発表された研究がマウスの受胎能を強化するためにスペルミジンを使った
Southampton大学生殖医学教授Ying Cheong教授
タンパク質代謝物であるスペルミジンがアンチエイジング療法として注目されるようになってきた。Zhangらはエレガントな実験でスペルミジンの補充がマウスの卵細胞の質をあげることを示した。調整法や用量、使用期間、副作用、臨床上の利益などがまだわからないため、女性にスペルミジンサプリメントを勧めるのは時期尚早である。
ドイツSMCから
Münster大学病院生殖医学と男性病学センター生殖医療実験室長Dr Verena Nordhoff博士
スペルミジンやその他類似化合物-ポリアミン類-は何年も加齢との関係が議論されてきた。ポリアミンの産生は加齢と共に減少し、そのため多くの研究がアンチエイジング化合物の可能性があるとして調べてきた。この研究の著者はマウスの卵巣でも加齢によってスペルミジンの生産が減ることを発見した。そこで外から与えたら加齢の影響を緩和できるかどうか調べた。全体としてこの研究は質の高い良いものである。しかしマウスとヒトは大きく異なることを忘れてはならない。雌のマウスは約2年生き、そのほとんどの時期に妊娠可能である。一方人間は長生きではあるが妊娠能力の加齢による低下は他の、マウスには見られない合併症状を伴う。
マウスでの知見がヒトに当てはまるかどうかは重要な質問である。まだヒトに使うにはほど遠い。不妊に悩む女性にスペルミジンを処方すべきかどうかは難しい。用量も期間もわからない。さらにスペルミジンは動物実験でエピジェネティック影響があり、子どもに影響するかどうかわからない。従って安全性試験が最初に必要である。
-フェイクミートはブームが消えた後に再起を探る
Fake Meat Looks for Revival After Boom Fizzles Out
By Agnieszka de Sousa 2023年9月29日
ビーガンバーガーやナゲットの販売が、食品のインフレと生活費の危機で消費者が高価な商品にお金を出さなくなったことと、高度に加工された食品は健康に悪いという説のため伸び悩んでいる。そしてベンチャー投資会社の資金が底をつき、スタートアップ企業が存続の危機にある。ここ数年の活気とは対照的だ。まるでゴールドラッシュのようだった。
ベンチャーキャピタルの投資額のグラフ有り。2021年がピーク。
大手食品企業の最新の気候バズワードは再生農業であるが、共通の定義や明確な目標がないためグリーンウォッシュのリスクがある