2023-12-12

[EFSA]意見等

-新規食品として乳児用及びフォローアップミルクに使用するSchizochytrium limacinum (TKD‐1株)由来オイルの安全性

Safety of oil from Schizochytrium limacinum (strain TKD‐1) for use in infant and follow‐on formula as a novel food pursuant to Regulation (EU) 2015/2283

EFSA Journal 2023;21(12):8414 6 December 2023

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/8414

(科学的意見)

欧州委員会からの要請を受けて、EFSAの栄養・新規食品及び食物アレルゲンに関するパネル(NDA)は、規則(EU) 2015/2283に従って、新規食品(NF)としてSchizochytrium sp.  (TKD‐1)オイルの安全性に関する意見を出すよう求められた。Schizochytrium sp.は単細胞微細藻類である。申請者(ATK Biotech Co. Ltd.)が使用したこのTKD‐1株は、Schizochytrium limacinum種に属する。このNFは、ドコサヘキサエン酸(DHA)が脂肪酸の53%–61%を占めるトリグリセリドの混合物である。申請者はこのNFを、乳児用調製乳 (IF)とフォローオン調製乳 (FOF)に使用することを提案した。申請者が提案した使用レベルは、IFとFOFに対し20–50 mg/100 kcalのレベルでDHAの添加が必須だと示す規則(EU) 2016/127から導出された。S. limacinumは「生産目的のみ」の条件付きで安全性適格推定(QPS)のステータスを与えられている。申請者が提出したデータから、このNFに生きた細胞がないことが論証された。このNFで毒性学的試験は実施されなかった。だが、Schizochytrium sp.から導出されたオイルに関する入手可能な毒性学的データ、このNFの供給源のQPSステータス、生産工程、NFの組成、NFに海洋生物毒素や生きた細胞がないことに基づき、パネルは、このNFの毒性に関する懸念はないと判断している。パネルは、このNFは提案された使用条件下で安全上だと結論している。

 

-新規食品として乳児用及びフォローアップミルクに使用するSchizochytrium sp. (CABIO‐A‐2株)由来オイルの安全性

Safety of oil from Schizochytrium sp. (strain CABIO‐A‐2) for use in infant and follow‐on formula as a novel food pursuant to Regulation (EU) 2015/2283

EFSA Journal 2023;21(12):8415  6 December 2023

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/8415

(科学的意見)

欧州委員会からの要請を受けて、EFSAの栄養・新規食品及び食物アレルゲンに関するパネル(NDA)は、規則(EU) 2015/2283に従って、新規食品(NF)としてSchizochytrium sp. (CABIO‐A‐2株)由来オイルの安全性に関する意見を出すよう求められた。S. sp.は単細胞微細藻類である。このNFは、ドコサヘキサエン酸(DHA)が脂肪酸の38%–44%を占めるトリグリセリドの混合物である。申請者はこのNFを、乳児用調製乳 (IF)とフォローオン調製乳 (FOF)に使用することを提案した。申請者が提案した使用レベルは、IFとFOFに対し20–50 mg/100 kcalのレベルでDHAの添加が必須だと示す規則(EU) 2016/127から導出された。提出された根拠から、S. sp. CABIO‐A‐2株は系統発生学的にS. sp. ATCC 20888株と近縁であることことが示された。EUリストですでに認可されているS. sp.オイルの評価も、ATCC 20888株との類似性に基づいていた。申請者はこのNFによるラットの90日間反復投与毒性試験を提出した。試験した最大用量、すなわち10.2 g/kg体重/日まで有害影響は観察されなかった。このNFやシゾキトリウム属に属する株由来DHAオイルで実施された毒性試験、その系統発生学的プロファイル、生産工程、このNFの組成、このNFに海洋生物毒素や生きた細胞がないことを考慮して、パネルは、このNFの毒性に関する懸念はないと判断した。パネルは、このNFは、提案された使用条件下で安全だと結論した。

 

-新規食品としてのラクト-N-フコペンタオース I/2’-フルコシラクトース (LNFP-I/2’-FL)混合物の安全性

Safety of lacto-N-fucopentaose I/2’-fucosyllactose (LNFP-I/2’-FL) mixture as a novel food pursuant to Regulation (EU) 2015/2283

EFSA Journal. 2023;21:e8412 1 December 2023

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/8412

(科学的意見)

欧州委員会からの要請を受けて、EFSAの栄養・新規食品及び食物アレルゲンに関するパネル(NDA)は、規則(EU) 2015/2283に従って新規食品(NF)としてラクト-N-フコペンタオース I (LNFP-I)/2’-フルコシラクトース(2’-FL) 混合物に関する意見を出すよう求められた。このNFは、主にヒト型ミルクオリゴ糖(HiMO) LNFP-Iと 2’-FLからなるが、d-ラクトース、 ラクト-N-テトラオース、ジフコシルラクトース、 3-フルコシラクトース、 LNFP-I フルクトース異性体、 2′-フコシル-d-ラクチュロース、 l-フコースと 2’-フコシル-d-ラクチトール、及びその他の関連する糖類の小さな画分も含まれている。このNFは、E. coli K-12 DH1 (DSM 4235)の遺伝子組換え株(Escherichia coli K-12 DH1 MDO MP2173b)で発酵して生産された。このNFの同定、製造工程、組成及び規格に関して提出された情報は、安全上の懸念を生じない。申請者は、乳幼児用調製乳 (IF)とフォローオン調製乳、乳幼児用食品、特別医療目的用食品、フードサプリメント(FS)など、様々な食品にこのNFを添加することを意図している。対象集団は一般人である。IFに使用されるLNFP-Iの許容一日摂取量は、母乳を与えられている乳児に推定される自然の平均的な最大一日量と同等である。概して、食品成分として最大提案使用量でのこのNF由来LNFP-Iの許容一日摂取量は、母乳を与えられている乳児の体重ベースの摂取量を超える可能性は低い。母乳を与えられている乳児の体重ベースでの摂取量は、その他の集団にとっても安全であることが予想される。予想される2’-FLの摂取量は一般的にかなり低い。NF成分を添加したその他の食品、あるいは(乳幼児では)母乳を同じ日に摂取する場合、FSでこのNFを使用することは意図していない。パネルは、このNF、LNFP-Iと 2’-FLの混合物は、提案した使用条件下で安全だと結論している。

 

-非遺伝子組換えBacillus amyloliquefaciens AGS 430株由来食品用酵素バシロライシンの安全性評価

Safety evaluation of the food enzyme bacillolysin from the non‐genetically modified Bacillus amyloliquefaciens strain AGS 430

EFSA Journal 2023;21(11):8392 30 November 2023

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/8392

(科学的意見)

この食品用酵素バシロライシン(EC 3.4.24.28)は、Kerry Ingredients & Flavours Ltd.社が非遺伝子組換えBacillus amyloliquefaciens AGS 430株で生産した。この生産株は安全性評価への安全性適格推定(QPS)アプローチの要件を満たしている。この食品用酵素は11の食品製造工程で使用することを意図している:焼成製品・焼成以外のシリアルベースの製品・醸造製品・デンプン及びグルテン画分・蒸留アルコールの生産のためのシリアルとその他の穀物の加工;香料調製品と改変乳タンパク質の生産のための乳製品の加工;タンパク質加水分解物の生産のための肉・魚製品の加工;タンパク質加水分解物及び植物ベースの乳・乳製品類似物の生産のための植物及び真菌由来製品の加工;酵母及び酵母製品の加工。総有機固形物(TOS)の残留量は2つの工程中に除去されるため、食事暴露は残りの9つの食品製造工程にのみ推定された。暴露は欧州人で最大3.482 mg TOS/kg体重/日と推定された。この生産株はQPSアプローチの要件を満たしており、この食品用酵素の生産工程から懸念となる問題は生じなかったため、パネルは、アレルギー誘発性の評価以外の毒性学的試験は必要ないと判断した。既知のアレルゲンに対するこの食品用酵素のアミノ酸配列の類似性が調査され、一致はなかった。パネルは、食事暴露によるアレルギー反応のリスクは除外できない(蒸留アルコール生産以外)が、その可能性は低いと判断した。提出されたデータに基づき、パネルは、この食品用酵素は意図した使用条件下で安全上の懸念を生じないと結論した。

 

-プロフェノホスの最大残留基準値(MRLs)の対象を絞ったレビュー

Targeted review of maximum residue levels (MRLs) for profenofos

EFSA Journal 2023;21:e8445 1 December 2023

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/8445

 

-ダイアジノンの最大残留基準値(MRLs)の対象を絞ったレビュー

Targeted review of maximum residue levels (MRLs) for diazinon

EFSA Journal 2023;21(11):8426  30 November 2023

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/8426

2件とも同じ

(理由付き科学的意見)

更なるリスク管理の議論が必要である。

 

-飼料添加物

使用者のための飼料添加物の安全性評価に関するガイダンス

Guidance on the assessment of the safety of feed additives for the users

EFSA Journal 2023;21(12):8469 6 December 2023

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/8469

(科学的意見)

このガイダンス文書は、飼料添加物の認可申請書の作成と提示において申請者を支援するためのものである。特に使用者の安全性評価を取り扱っている。

Assessment of the feed additive consisting of folic acid for all animal species for the renewal of its authorisation (Chr. Olesen A/S and DSM Nutritional Products Ltd)

EFSA Journal 2023;21(12):8463 6 December 2023

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/8463

(科学的意見)

Safety for the environment of a feed additive consisting of semduramicin sodium (Aviax 5%) for chickens for fattening (Phibro Animal Health s.a.)

EFSA Journal 2023;21(12):8467 6 December 2023

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/8467

(科学的意見)

Assessment of a feed additive containing Enterococcus lactis NCIMB 11181 (Lactiferm®) for weaned piglets, calves for fattening and calves for rearing for the renewal of its authorisation (Chr. Hansen A/S)

EFSA Journal 2023;21:e8466  1 December 2023

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/8466

(理由付き科学的意見)

 

[EU]RASFF 2023(1203-1209)

警報通知(Alert Notifications)

エジプト産イチゴのジメトエート及びイミダクロプリド、エジプト産クリスタルギーの3MCPD及びグリシジルエステル類、イタリア産黒コショウのクロルピリホス、オランダ産キャンディーのMOSH、スペイン産イノシシ肉の鉛高含有、スペイン産乾燥イチジクのアフラトキシン、中国産イタリア経由乾燥海藻のヨウ素高含有、韓国産オランダ経由乾燥海藻のヨウ素高含有、中国産ミックススパイスの多環芳香族炭化水素及びベンゾ(a)ピレン、オランダ産HHCグミのヘキサヒドロカンナビノール (HHC)高含有、トルコ産赤いプラスチックカップの鉛の溶出、イタリア産リンゴジュースのパツリン、未承認新規食品ビンロウジュ/ビンロウの実、オランダ産粉末シナモンの水銀及びミネラルオイル炭化水素、シリア産ウコンの未承認物質クロルピリホス、スペイン産フェンネルの未承認物質クロルピリホス、

注意喚起情報(information for attention)

エジプト産ICAのイチゴのジメトエート及びイミダクロプリド、中国産シリコーン製ヘラの揮発性成分高含有、原料セルビア産クロアチア産ミントティーのピロリジジンアルカロイド、英国産羊のレバーのカドミウム及び鉛、オランダ産サバフィレのヒスタミン、トルコ産レモンのクロルピリホスメチル、イタリア産サラダのジチオカルバメート及びラムダシハロトリン、アルゼンチン産ピーナッツのアフラトキシン、中国産青いニトリルパウダーフリーグローブの総溶出量、スリランカ産チルドマグロフィレのヒスタミン、エジプト産有機デーツの未承認物質クロルピリホス、

通関拒否通知(Border Rejections)

米国産ピーナッツのアフラトキシン(複数あり)、トルコ産生鮮ピーマンのクロルピリホスメチル、トルコ産生鮮グレープフルーツのクロルピリホスメチル、イラン産ピスタチオのアフラトキシン(複数あり)、インド産クミン種子のアセタミプリド・カルベンダジム・クロルピリホスエチル・クロチアニジン・シフルトリン・フィプロニル・イミダクロプリド・クレソキシムメチル・マラチオン・チアメトキサム及びトリフロキシストロビン、トルコ産乾燥イチジクのアフラトキシン、インド産米のチアメトキサム・トリシクラゾール及びイミダクロプリド(複数あり)、ロシア産ソース(アジカ)の未承認着色料スーダン1、中国産未承認新規食品添加物ε-ポリリジン、飼料用トウモロコシのアフラトキシン及びフモニシン、中国産ポリプロピレン製の箱とボトルからの総溶出量、パキスタン産バスマティ米のクロルピリホス、インド産バスマティ米のクロルピリホス及びトリシクラゾール、インド産モリンガの葉のチオファネートメチル、インド産米のクロルピリホスエチル、タイ産トウガラシの未承認物質オメトエート・フィプロニル及びエチオン、バングラデシュ産レモンのフェントエート、中国産家禽肉製品の塩素酸塩、

 

[EU]SCHEER 科学的意見の要請

根拠の重み付けと不確実性についての覚え書き-改訂2024

Memorandum on weight of evidence and uncertainties – Revision 2024

08 December 2023

https://health.ec.europa.eu/system/files/2023-12/scheer_q_030.pdf

SCHEERは2018年6月26日に、リスク評価プロセスの透明性向上、意見間の一貫性確保などを目的にして「根拠の重み付けと不確実性についての覚え書き」を採択した。最新の情報をもとにその更新を求められた

 

[FSA]FSAの調査では、半数以上の人が食料の価格について非常に懸念していることが示されている

FSA’s flagship survey shows over half of people are highly concerned about food affordability

7 December 2023

https://www.food.gov.uk/news-alerts/news/fsas-flagship-survey-shows-over-half-of-people-are-highly-concerned-about-food-affordability

 最新の政府の報告書の分析では、食料品の手頃な価格について「非常に懸念している」人の数が、回答者の半数を超える51%で、3年前の26%から増加し、ほぼ2倍になっている。

 

-Food and You 2:2020-2023動向

Food and You 2: 2020-2023 trends

7 December 2023

https://www.food.gov.uk/research/food-and-you-2/food-and-you-2-2020-2023-trends

 第1回(2020年7月~2020年10月)と第6回(2022年10月から2023年1月)の間の主要な傾向の概要を示す最初の Food and You 2動向報告書である。報告書では、食品の安全性やFSAに対する国民の信頼は依然として高いが、食糧不足が増加し、食品の価格に対する懸念が増加している。

 

[FSAI]リコール

-食品に許可されていない表示されない有効成分のため、Artri King、Kuka Flex Forte及びReumo Flexの食品サプリメントをリコール

Recall of Artri King, Kuka Flex Forte and Reumo Flex food supplements due to undeclared active ingredients not permitted in food products

FRIDAY, 08 DECEMBER 2023

https://www.fsai.ie/news-and-alerts/food-alerts/recall-of-artri-king-kuka-flex-forte-and-reumo-fle

Artri King、Kuka Flex Forte、Reumo Flex の食品サプリメントのすべてのバッチコードは、食品への使用が承認されておらず、ラベルにも表示されていない有効成分が含まれているため、リコール。3製品すべてに有効成分のジクロフェナクが含まれており、Artri Kingにはデキサメタゾンも含まれている。製品写真あり。

 

[FDA]FDAは食料生産動物用抗菌剤の販売又は流通に関する年次概略報告書2022を発表する

FDA Releases Annual Summary Report on Antimicrobials Sold or Distributed in 2022 for Use in Food-Producing Animals

December 7, 2023

https://www.fda.gov/animal-veterinary/cvm-updates/fda-releases-annual-summary-report-antimicrobials-sold-or-distributed-2022-use-food-producing

FDAは国内における食料生産動物用抗菌剤の販売又は流通に関する年次概略報告書2022を発表した。本報告書によると食用動物への使用が承認されている医療上重要な抗菌

薬の国内販売及び流通は、2021年から2022年の間に4%増加したことを示す。2015年(売上のピーク年)と比較して、2022 年の売上は36%減少した。

 

[TGA]安全性助言

-Ying Da Wang tablets safety advisory

11 December 2023

https://www.tga.gov.au/news/safety-alerts/ying-da-wang-tablets-safety-advisory

オーストラリアTGAは、Ying Da Wang タブレットに表示されない成分シルデナフィルが含まれており、健康にリスクをもたらす可能性があるため、服用しないよう注意を呼び掛ける。

 

-Bigger Longer More Time More Sperms capsules safety advisory

11 December 2023

https://www.tga.gov.au/news/safety-alerts/bigger-longer-more-time-more-sperms-capsules-safety-advisory

TGAは、Bigger Longer More Time More Spermsカプセルに表示されない成分シルデナフィルが含まれており、健康にリスクをもたらす可能性があるため、服用しないよう注意を呼び掛ける。

 

-BAIWEI Maximum Powerful tablets safety advisory

11 December 2023

https://www.tga.gov.au/news/safety-alerts/baiwei-maximum-powerful-tablets-safety-advisory

TGAは、BAIWEI Maximum Powerful タブレットに表示されない成分シルデナフィルが含まれており、健康にリスクをもたらす可能性があるため、服用しないよう注意を呼び掛ける。

 

-Li Da Daidaihua capsules safety advisory

11 December 2023

https://www.tga.gov.au/news/safety-alerts/li-da-daidaihua-capsules-safety-advisory

TGAは、Li Da Daidaihuaカプセルに表示されない成分シブトラミンが含まれており、健康にリスクをもたらす可能性があり服用しないよう注意を呼び掛ける。

 

[TGA]リコール

Recall: Kin Fertility - The Prenatal capsules

11 December 2023

https://www.tga.gov.au/safety/product-recalls/recall-kin-fertility-prenatal-capsules

Kin Fertility Pty Ltdは、カプセルの漏れ、浸透、斑点が報告されたため、The Prenatal (妊婦用ビタミン剤)カプセルのいくつかのバッチをリコールしている。

 

[HK]法令違反

-包装済みソーセージが栄養表示規則に違反

Prepackaged preserved sausage not in compliance with nutrition label rules

December, 7 2023 (Thursday)

https://www.cfs.gov.hk/english/unsat_samples/20231207_10687.html

中国産包装済みソーセージのナトリウムが1050 mg/100 gという表示のところ1700 mg/100 gの検出であった。

 

-包装済みソーセージサンプルが栄養表示規則に違反

Prepackaged preserved sausage sample not in compliance with nutrition label rules

December, 7 2023 (Thursday)

https://www.cfs.gov.hk/english/unsat_samples/20231207_10688.html

シンガポール産包装済みソーセージのナトリウムが1221 mg/100 gという表示のところ1900 mg/100 gの検出であった。

 

-ベルギー連邦フードチェーン安全庁は、飽和炭化水素(ミネラルオイル飽和炭化水素(MOSH))による汚染による、ベルギーにおけるFruit-tellaブランドのFruit-tella 4x Fraise(ストロベリー)菓子製品のリコールに関して通知する

The Federal Agency for the Safety of the Food Chain of Belgium –A notice regarding a recall of Fruit-tella brand Fruit-tella 4x Fraise (Strawberry) confectionery product in Belgium due to the contamination with mineral oil saturated hydrocarbons (MOSH).

https://www.cfs.gov.hk/english/rc/subject/files/20231211_1.pdf

 

[RIVM]オランダの家のウランタイル由来のイオン化放射線への暴露

Potential exposure to ionising radiation from uranium tiles in Dutch homes

08-12-2023

https://www.rivm.nl/publicaties/mogelijke-blootstelling-aan-ioniserende-straling-uit-uraniumtegels

1930年代に建てられたオランダの家は釉薬にウランを含むセラミックの壁がある可能性がある。それらは主にエントランスホールや階段やポーチの壁に使われている。鮮やかな赤みがかったオレンジ色などを出すためにウランが使われた。ウランは放射性でイオン化放射線を出すため、ウランタイルの近くは放射線濃度が高い。RIVMの探索的研究ではウランタイルの近くにいることによる追加の被曝量は小さい。

平均的オランダ人は年1700マイクロシーベルトの天然の被ばくがあり、それにウランタイル由来の年100マイクロシーベルト以下が追加される。

 

[FSANZ]食品基準通知

Notification Circular 273-23

11 December 2023

https://www.foodstandards.gov.au/food-standards-code/consultation/circulars/notification-circular-273-23

・意見募集

・申請-A1269 新規食品としての培養ウズラ

新規食品としての培養ウズラの使用を許可することについて最初のパブリックコメント募集

First call for comment on permitting the use of cultured quail as a novel food

11 Dec 2023

https://www.foodstandards.gov.au/news/first-call-comment-permitting-use-cultured-quail-novel-food

最初の意見募集では製品の表示に「細胞培養cell-cultured」を使うことを提案している

2024年2月5日まで

以下から

A1269 Cultured Quail as a Novel Food

https://consultations.foodstandards.gov.au/sas/a1269-cultured-quail-as-a-novel-food/

 

[NASEM]栄養研究と政策のためのメタ解析の使用:ワークショップシリーズ

Use of Meta-Analyses in Nutrition Research and Policy: A Workshop Series

https://www.nationalacademies.org/our-work/use-of-meta-analyses-in-nutrition-research-and-policy-a-workshop-series

シリーズイベントの録画掲載

 

[MFDS]日本産輸入食品の放射能検査の結果

輸入検査管理課

2023.12.1〜2023.12.7

https://www.mfds.go.kr/brd/m_100/view.do?seq=43358

2023.11.24〜2023.11.30

https://www.mfds.go.kr/brd/m_100/view.do?seq=43355

 

[MFDS] [報道説明] 洗浄・レンタル食品トレーの衛生管理、死角地帯を解消します。

食品管理総括課 2023-12-07

https://www.mfds.go.kr/brd/m_100/view.do?seq=43357

  1. 報道内容

保育園(集団給食所)の食品トレーを洗浄・レンタルする業者が非衛生的な環境で営業していたが、関連規定がなく衛生死角地帯に置かれていると報道

  1. 説明内容

  食品医薬品安全処は、記事で言及された関連規定がなく管理できないという内容について次のように説明した。

  「食品衛生法」第3条により、誰でも営業に使用する器具及び容器・包装は、清潔に管理する義務がある。したがって、食品用「器具」に該当する食品トレーも清潔に管理されなければならず、非衛生的に取り扱う場合は当該規定により行政処分(過料)の対象となることがある。

食薬処は、集団給食所の食品トレーの洗浄委託現況などに対する実態調査をもとに管理指針を設け、衛生的に管理できるように措置する。また、集団給食所が食品トレーの洗浄を外部に委託する場合、食品トレーの衛生状態などを確認後に使用するよう案内し、集団給食所点検時に履行有無を確認する計画である。

 

[MFDS]食薬処、アジア-太平洋地域の食品安全事故対応能力強化のための協力主導

危害情報課 2023-12-06

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=47858

食品医薬品安全処は、アジア諸国と食品安全情報を交流し食品安全事故への対応能力を強化するため、世界保健機関(WHO)と共同で第9回アジアインフォサン*(INFOSAN)国際会議を12月5日から6日までジュネーブWHO本部で開催した。

今回の会議にはアジアインフォサン主要参加国と世界保健機関インフォサン事務局、国連食糧農業機関など国際機関関係者など25カ国*約40人が参加し、対面方式とリアルタイムテレビ会議で同時に進行した。

  特に今回の会議には食薬処の招請で欧州食品・飼料迅速警報システム*(RASFF)関係者も参加し、RASFFの運営体系、情報収集・管理などについて発表し、食薬処はRASFFが欧州加盟国に共有する有害食品詳細情報を閲覧できるよう権限を要請するなど、RASFF関係者と協議を進めた。

  食薬処長とWHO西太平洋地域事務所長などの開会の辞で会議を始め、食薬処危害情報課長がインフォサン関連の「韓国の経験と努力」をテーマに基調演説をした。

  食薬処は今回の会議をきっかけに、食品安全事故危機対応のためのアジア-太平洋地域の国家間協力体制を強化できると期待し、今後も国家間の食品輸出入が急増している環境変化に合わせて、国内外の食品関連有害情報を迅速・正確に把握するために最善を尽くす計画である。

 

[MFDS]食薬処、生成型人工知能(AI)を活用して、信頼性のある食医薬安全情報拡散の先頭に立つ

ビッグデータ政策分析チーム 2023-12-05

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=47856

食品医薬品安全処は12月5日、食薬処で人工知能(AI)技術を開発するスタートアップ「アップステージ」*と「生成型人工知能(AI)」活用食医薬安全・健康情報拡散のための業務協約(MOU)」を締結したと明らかにした。

* アップステージ(’20.10月設立)は、大規模言語モデル(LLM)及び光学文字認識(OCR)分野で国際的に技術力を認められた国内代表AIスタートアップ

<「人工知能技術」関連用語>

√大規模言語モデル(LLM):人間の言語を理解して生成できるように訓練された人工知能技術で、学習データの量が多い場合は大規模言語モデル(Large Language Model)という

√生成型AI:言語だけでなく画像、音声なども作り出すことができる人工知能技術

今回の条約は食医薬データと生成型人工知能技術を共有、活用して、国民により信頼性の高い食医薬情報を提供するために設けられた。

  主な内容は、▲食医薬情報と民間の最新技術(人工知能)を共有・活用するための相互協力体制の構築、▲アップステージの「韓国型大規模言語モデル」開発のために必要な食医薬分野の韓国語データ提供、▲食医薬機密情報漏洩防止などのセキュリティ対策、▲食薬処の生成型人工知能の構築・活性化のための技術諮問などである。

  食薬処は、今後もデジタルプラットフォーム政府を実現するために、最新技術を保有している民間企業と持続的に協業して食医薬情報提供プラットフォームを構築するなど、国民に正しい食医薬情報を拡散する上で先導的な役割を果たしていく。

 

[MFDS] [報道参考] 残留農薬が基準超過で検出された輸入「冷凍紅唐辛子」の回収措置

輸入流通安全課 2023-11-30

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=47837

食品医薬品安全処は、市販されているベトナム産「冷凍紅唐辛子」から残留農薬(トリシクラゾール*)が基準値(0.01 mg/kg 以下)より超過して検出(0.14 mg/kg)されたため、該当製品を販売中止し回収措置する。

 

[MFDS] [報道参考] 食薬処、食品安全のためのレギュラトリーサイエンス戦略を模索

規制科学革新政策推進団 2023-11-30

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=47831

食品医薬品安全処は「食品安全のための規制科学戦略」をテーマに、韓国規制科学センターと共に11月30日、「第7回レギュラトリーサイエンス革新フォーラム」を開催する。

今回のフォーラムは、食品分野のレギュラトリーサイエンスの必要性に対する共感を形成し、発展方向を模索するために設けた。フォーラムの順序としてデジタル技術を活用した食品安全網の高度化と革新製品の迅速な製品化など、規制科学を基にした食薬処の食品安全政策方向に対する基調講演を進行する。

講演では8月に改正・公布した「食医薬規制科学革新法」により、革新製品の研究開発初期段階から現行規制基準と適合可否を検討し安全性評価基準を設けるなど、オーダーメード型規制支援体系について説明する。また、革新製品の輸出活性化のためのグローバル協力体制構築の現況などについて紹介する予定である。

基調講演後、細胞培養食品、特殊医療用途食品(メディフード)など新技術を活用して開発された食品の安全管理体系を整備する際、レギュラトリーサイエンスの役割などについて産業界と学界の専門家発表が続く。

参考までに、レギュラトリーサイエンス革新フォーラムは2021年からこれまでバイオヘルス、デジタルヘルスケア、ビッグデータ活用などをテーマに、食医薬規制科学発展戦略について議論してきた。

今回のフォーラムは、第38回韓国食品衛生安全性学会と共同で主催し、参加を希望する方は誰でも食薬処YouTubeチャンネルで視聴できる。

 

その他

-いかれてる(バナナの歴史)

Going Bananas

Viola Ruzzier, B.Sc. | 8 Dec 2023

https://www.mcgill.ca/oss/article/contributors-history/going-bananas

バナナは世界で最も人気の果物だが、病気によって脅かされている

 

-プラセボ効果は現実で、複雑

Placebo effect is real, and complicated

Christopher Labos MD, MSc | 8 Dec 2023

https://www.mcgill.ca/oss/article/medical-critical-thinking/placebo-effect-real-and-complicated

多くの市販の風邪薬は臨床的にはあまり役に立たないが病気の時には使用する。「何か」をすることで良くなる。

ビタミンやミネラルのようなサプリメントはたとえプラセボであることがわかっていても効果はある。問題はそれらが必ずしも無害ではないこととお金がかかること。

 

-あなたの地元の栄養シェイクショップはあなたが思うようなものではないかも

Your Local Nutrition Shake Shop May Not Be What You Think It Is

Jonathan Jarry M.Sc. | 8 Dec 2023

https://www.mcgill.ca/oss/article/critical-thinking-health-and-nutrition/your-local-nutrition-shake-shop-may-not-be-what-you-think-it

それは栄養クラブと呼ばれていてハーバライフディストリビューターがあなたをMLMに誘うやり方の一つ

(マルチ商法対策の難しさ)

 

-レタス水について話そう

Let Us Talk About Lettuce Water

Joe Schwarcz PhD | 6 Dec 2023

https://www.mcgill.ca/oss/article/critical-thinking-general-science/let-us-talk-about-lettuce-water

子守歌代わりにレタス水を飲むことについては、私はその考えにはさよならする

TikTokの無数の動画が、不眠にレタス水を賞賛している。

そのもとになっているのは韓国の、マウスでレタスの睡眠誘発作用を調べた研究である。使ったのはlactucin と lacucopicrinの多いロメインレタスで、切り刻んだレタスや種子をアルコールと水の混合物で4時間抽出したもので、多くの動画でやっているような数枚のレタスを水に数分熱水につけたものではない。そして人間はマウスではない。