[EU]RASFF 2024(0218-0224)
警報通知(Alert Notifications)
ガーナ産マンゴーのクロルピリホス・ジメトエート及びオメトエート、原料インド産クミンのピロリジジンアルカロイド、イタリア及びスペイン産冷凍イカのカドミウム、スペイン産ピザの箱の鉛・フタル酸エステル類及び光開始剤、イタリア産鹿サラミの鉛、ベトナム産バジルエッセンシャルオイルのフタル酸ジエチルヘキシル (DEHP)、ドイツ産アーモンドクッキーのシアン化物高含有(複数あり)、ベトナム産カエルの脚の禁止物質ニトロフラン(代謝物質)フラゾリドン (AOZ)、メキシコ産オールスパイスのクロルピリホス、チェコ共和国産フルーツグミのHHC、スペイン産冷凍アオザメの水銀高含有、フランス産パイナップルのエテホン、
注意喚起情報(information for attention)
ウクライナ産飼料用乾燥リンゴ果肉のクロルピリホス、エジプト産グアバのクロルピリホス及びイミダクロプリド、ケニア産ポーランド企業向けアールグレイ紅茶のピロリジジンアルカロイド、ベトナム産ランブータンのカドミウム、ウクライナ産生鮮リンゴのプロパルギット、ウクライナ産ビール醸造粕のクロチアニジン、、南アフリカ産生食用ブドウのエテホン、、トルコ産マンダリンの未承認物質塩化ジデシルジメチルアンモニウム、
通関拒否通知(Border Rejections)
北マケドニア産ミックスサラダのクロルピリホス、エジプト産冷凍パプリカのフルメトラリン、トルコ産殻付きピスタチオのアフラトキシン(複数あり)、スリランカ産ハーブティーの未承認植物性物質Hemidesmus indicus、エジプト産オレンジのジメトエート、中国産ヘラからの銅の溶出、、ベトナム産ドラゴンフルーツのホルクロルフェニュロン、ベトナム産トウガラシのペルメトリン(複数あり)、ベラルーシ産キャンディの未承認着色料二酸化チタン(E171)、中国産ピーナッツのアフラトキシン(複数あり)、バングラデシュ産豆のクロルピリホス・アセフェート及びフェンプロパトリン、米国由来トルコ産殻をとったピスタチオのアフラトキシン類、イラン産ピスタチオのアフラトキシン、エジプト産オレンジのプロフェノホス、トルコ産乾燥イチジクのアフラトキシン類、、インド産エビの亜硫酸塩非表示、インド産有機ワサビノキの葉のフィプロニル・ビフェントリン・ビフェニル・カルベンダジム・クロチアニジン・チアメトキサム及び禁止物質DDT、エジプト産ピーナッツのアフラトキシン、バングラデシュ産フジマメのカルボフラン・クロルフェナピル・フェンプロパトリン及びクロルピリホス、
[NSW]研究によると、学校ランチは冷たいほど良い
Study shows lunches can never be too cool for school
February 26, 2024
学校用ランチの安全な保管や注意事項について。ランチボックスの調査については以下。
https://www.foodauthority.nsw.gov.au/about-us/science/science-in-focus/lunch-boxes
2023年ランチボックス調査と実験
オンライン調査。2425件の回答で、主に小学生
学校に持っていくランチは最も多いのがサンドイッチ
あとはカットフルーツと丸ごとフルーツが各5%程度、ご飯、パスタ、麺類はそれぞれ5%未満
[FSA]ミラクルミネラル溶液と亜塩素酸ナトリウム溶液
Miracle Mineral Solution and Sodium chlorite solutions
13 February 2024
https://www.food.gov.uk/business-guidance/miracle-mineral-solution-and-sodium-chlorite-solutions
ミラクルミネラル溶液(Miracle Mineral Solution:MMS)と亜塩素酸ナトリウム溶液、それらの健康への危険性及びそれらの販売や消費を防ぐために英国国家食品犯罪対策局(NFCU)が取り組んでいることを紹介する。
[FDA]リコール
-Nordic NaturalsはビタミンD3レベルの上昇のため、Baby's Vitamin D3 Liquidの自主的リコールを発表する
Nordic Naturals Issues Voluntary Recall of Baby's Vitamin D3 Liquid Due to Elevated Levels of Vitamin D3
February 19, 2024
-Nordic NaturalsはビタミンD3レベルの上昇のため、Baby's Vitamin D3 Liquidを消費者レベルで自主的リコール。製造上のミスが原因で、ビタミンD3の過剰量により超強力な用量の可能性がある。製品写真あり。
-Backstage Center社は、「Alipotec King」のラベル表示されたダイエタリーサプリメント「Alipotec Raiz de Tejocote(テホコテ根)」約280本ボトルのリコールを発表する。
Backstage Center is Issuing a Recall of Approximately 280 Bottles of Alipotec Raiz de Tejocote, Dietary Supplements, that are Labeled with the "Alipotec King" Sticker
February 23, 2024
テホコテ根のサプリメントのリコール。有毒なキバナキョウチクトウが含まれている。
-GA Mart社はメキシコと中米原産の有毒植物であるキバナキョウチクトウ(Thevetia peruviana)のため、H&NATURAL TejoRoot及びH&NATURAL Brazil Seedダイエタリーサプリメントを全国で自主的リコール
G.A. Mart Issues Voluntary Nationwide Recall of H&NATURAL TejoRoot and H&NATURAL Brazil Seed Dietary Supplements Due to the Presence of Yellow Oleander (Thevetia peruviana), a Poisonous Plant Native to Mexico and Central America
February 23, 2024
製品に有毒なキバナキョウチクトウが含まれている。
[FDA]プレスリリース
-他の規制当局と協力する重要性 – MHRA CEO Dr. June Raineへのインタビュー
The Vital Importance of Working in Partnership with Other Regulators – An Interview with MHRA’s CEO Dr. June Raine
02/20/2024
英国医薬品医療製品規制庁(MHRA)のCEO Dr. June Raineへのインタビュー。MHRAの紹介、米国食品医薬品局(FDA)との協力の重要性について説明する。
-FDAはダイエタリーサプリメントとして販売される製品に使用される成分の新しいディレクトリを立ち上げる
FDA Launches New Directory of Ingredients Used in Products Marketed as Dietary
Supplements
February 21, 2024
米国食品医薬品局(FDA)は、Webページの名称を「Dietary Supplement Ingredient Directory」から「Information on Select Dietary Supplement Ingredients and Other Substances(選択されたダイエタリーサプリメント成分及びその他の物質に関する情報)」に変更するなど、成分ディレクトリを更新した。
Information on Select Dietary Supplement Ingredients and Other Substances
-チアネプチン
Tianeptine
02/15/2024
https://www.fda.gov/consumers/health-fraud-scams/tianeptine
FDAはチアネプチン製品の使用に関して注意喚起を行う。
[ODS]ODS更新:ダイエタリーサプリメント科学の最近の発展
ODS Update: Recent Developments in Dietary Supplement Science
February 20, 2024
https://content.govdelivery.com/bulletins/gd/USNIHODS-38a8479
ダイエタリーサプリメントが妊娠中の栄養状態をどのように高めることができるかについての理解を深める3つの文献(オメガ-3 脂肪酸、カルシウム、ビタミン B12)を紹介する。
-ファクトシート
-マルチビタミン/ミネラル
Multivitamin/mineral Supplements
Fact Sheet for Consumers
February 15, 2024
https://ods.od.nih.gov/factsheets/MVMS-Consumer/
「What are some effects of MVMs on health?(MVM(multivitamin/mineral)が健康に与える影響は何か?)」を更新。この項目では、高齢者の認知機能に対するMVMサプリメントの効果を調べた別の研究を追加。
https://ods.od.nih.gov/factsheets/MVMS-Consumer/#change
Fact Sheet for Health Professionals
February 15, 2024
https://ods.od.nih.gov/factsheets/MVMS-HealthProfessional/
「MVMs and Health」の項目を更新し、高齢者の認知機能に対するMVMサプリメントの効果を調べたCOSMOS-Clinic研究の結果を追加。
https://ods.od.nih.gov/factsheets/MVMS-HealthProfessional/#change
[HK]法令違反等
-ベルギー連邦フードチェーン安全庁 - Terre Exotiqueブランドのクコの実入りフルーツブランチ製品の原材料の未承認の放射線処理によるベルギー国内でのリコールに関する通知。The Federal Agency for the Safety of the Food Chain of Belgium A notice regarding a recall of Terre Exotique brand baie de goji and brunch fruité products in Belgium due to unauthorized radiation treatment of raw materials.
21 February 2024
https://www.cfs.gov.hk/english/rc/subject/files/20240221_4.pdf
-ベルギー連邦フードチェーン安全庁 - 過剰なピロリジジンアルカロイドのために、ベルギーにおけるVerstegen Spices & Sauces SAブランドのメキシカンブリトー調味料ミックス製品のリコールに関する通知
The Federal Agency for the Safety of the Food Chain of Belgium issued a notice regarding a recall of Verstegen Spices & Sauces SA brand Mexican Burrito Seasoning Mix product in Belgium due to presence of excessive pyrrolizidine alkaloids.
21 February 2024
https://www.cfs.gov.hk/english/rc/subject/files/20240221_3.pdf
-マカオ市政局食品安全部(IAM)より- 台湾Miaoli郡の公衆衛生局はHsia Wei Hsienブランドのエビスナック(蝦味先牌蝦條零食產品)が台湾で使用が禁止されている着色剤であるスーダンIIIを含む可能性があるとしてリコール通知
The Department of Food Safety of the Macao Municipal Affairs Bureau (IAM) reported that the Miaoli County Public Health Bureau of Taiwan Region has recalled Hsia Wei Hsien Brand Shrimp Strips (蝦味先牌蝦條零食產品) as they may contain Sudan III, a colouring matter prohibited for use in food in Taiwan.
22 February 2024
https://www.cfs.gov.hk/english/rc/subject/files/20240222_1.pdf
[USDA]APHISは規制状態レビュー対応を発表
APHIS Issues Regulatory Status Review Responses
Feb 22, 2024
・Inari Agriculture, Inc.社の高収量遺伝子組換えトウモロコシ
・Greenlab, Inc.社の除草剤耐性で種子にブラゼインという甘味タンパク質を生産する遺伝子組換えトウモロコシ
(トウモロコシを甘くするためではなくて高強度甘味料を生産するのが目的)
[FSANZ]食品基準通知
Notification Circular 282-24
23 February 2024
新規申請と提案
・シチコリンの調整カフェイン入り飲料中の栄養物質としての使用
パブリックコメント募集
・GM Corynebacterium glutamicum由来2’-FLの乳児用調整乳への使用
プレスリリースは以下
Call for comment on new source of human identical milk oligosaccharide in infant formula products
23 February 2024
食品基準改定
・除草剤および昆虫耐性トウモロコシ系統DP51291由来食品
・MRL
など
論文
意思決定における科学と意見:スリランカでの食料安全保障の崩壊のケーススタディ
Science and opinion in decision making: A case study of the food security collapse in Sri Lanka
Akila Wijerathna-Yapa, et al.,
Modern Agriculture Volume 1, Issue 2 p. 142-151
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/moda.18
オープンアクセス
安全保障に関連する意思決定は、極めて複雑な仕事である。科学、文化、経済、持続可能性、気候変動など多様な視点が必要になる。上手な意思決定には代替案の比較と帰結のランク付け、影響比較などを科学に基づいて慎重に行わなければならない。最近のスリランカでの食料安全保障の崩壊シナリオはこの意思決定の重要さとデマの帰結の痛烈な注意喚起である。スリランカの不幸な状況に意図的・非意図的なデマが関係したことは明白である。壊滅的帰結を避けるためにはデマのタイムリーな同定と対策が重要である
(デマの例としてとりあげられているのが、原因不明の慢性腎疾患(CKDu)がグリホサートによるものだという説。オーガニック農業推進者が意図的か意図的でないかはわからないがたくさんの嘘を発信して政策を歪めた。)
その他
-Scienceニュース
初めて広く消費されるゲノム編集動物になる予定のウイルス耐性ブタが市場に向かう
Poised to be first widely consumed gene-edited animals, virus-resistant pigs trot toward market
23 FEB 2024 BY JON COHEN
ブタ繁殖・呼吸障害症候群に耐性のあるブタが米国で安全だと認められるのが近い、と企業が言う
Genus plc社が年末にもFDAから公式にヒト食用に認められることを期待。
-SMC NZ
EPAが「ヌル分離個体(ヌルセグレガント)*」はGMOではないという-専門家の反応
EPA says ‘null segregants’ aren’t GMOs – Expert Reaction
22 February 2024
https://www.sciencemediacentre.co.nz/2024/02/22/epa-says-null-segregants-arent-gmos-expert-reaction/
(*遺伝子組換え個体同士または遺伝子組換え個体と非遺伝子組換え個体を交配して得られた後代の個体の中で、導入した外来遺伝子を持たないもののこと)
EPAがヌル分離個体は遺伝子組換え生物とはみなされないと明確化した。
EPA clarifies GMO definition
22 February 2024
https://www.epa.govt.nz/news-and-alerts/latest-news/epa-clarifies-gmo-definition/
SMCは専門家のコメントを求めた
AgResearch科学チームリーダーRichard Scott
この明確化はNZの研究にとって歓迎すべき。研究者はこれまで明確にそう思っていたが規制機関が明確化した。
Plant & Food Research主任科学者Richard Newcomb博士
ヌル分離個体は植物研究開発にとって有用なツールになり得るため新たな道をひらいた。
オークランド大学植物分子遺伝学教授Jo Putterill
新しい交配技術を活用可能にするのは歓迎
オタゴ大学数理統計学部定量遺伝学准教授Phillip Wilcox
この再分類は諸刃の剣である、特にマオリにとっては。1次産業にとっては遺伝的改良を加速しニュージーランドの国際競争力を強化する可能性がある。一方それを担う研究機関や交配企業はほとんどがマオリではなく、マオリが傍観者として除外されるリスクがある。
カンタベリー大学生物科学Jack Heinemann教授
Massey大学分子遺伝学名誉教授Barry Scott
Scion木のバイオテクノロジープロジェクト長Glenn Thorlby博士
オークランド大学植物と食品研究所Andrew Allan教授
AgResearch名誉科学者Tony Conner博士
(コメント略。あくまで古い技術の話で、ゲノム編集で突然変異を入れたりしたものはNZではGMOのまま。区別できるかどうかは知らない。オーガニック団体がどう判断するかは不明)
-二酸化炭素排出量が少ない食品は農家市かスーパーマーケットか?
Are farmers markets or supermarkets the low carbon food choice?
By Mark Harris February 9, 2024
地域振興と気候対策はどちらも重要だが必ずしも揃わない
都市部のファーマーズマーケットは環境意識の高いライフスタイルの象徴になっているが、現在の慣行農業は極めて効率が良い。そのため我々は板挟みになっている。
(フードマイルや買い物かごなどはマイナーで、慣行農業の圧倒的な生産効率が優位。ただし地域活性化は別の意味で重要、といった話。条件次第で大きく動く一つの「数値」を盲目的に信じてはいけない)
-あなたは多分リーキー・ガットではない
You Probably Don’t Have a Leaky Gut
Jonathan Jarry M.Sc. | 23 Feb 2024
https://www.mcgill.ca/oss/article/medical-critical-thinking/you-probably-dont-have-leaky-gut
リーキー・ガット症候群は現実の診断ではない。しかしあなたが鏡の国のアリスのように迷宮に入り込むと、それは現実のものとなるだろう
2023年のカナダのNaomi Kleinの著書「ドッペルゲンガーDoppelganger」では、多くの人々がそこに住んでいるように見えるオルタナティブ現実を説明するのに鏡の国の概念を使っている。鏡の国ではあらゆることがパラノイアと不信と魔法的考えによって間違った解釈をされる。そして鏡の国ではリーキー・ガット症候群が流行している。
(長い記事)
重要メッセージ
・リーキー・ガット症候群は医学的に受け入れられている診断ではないが、統合医療、ナチュロパシー、機能性医学の中ではよく見られる
・腸の透過性の変化は炎症性腸疾患、腸の感染などでみられるが、それはこうした病気の結果であって原因ではないようだ
・リーキー・ガット症候群の診断にしばしば使われるラクツロース-マンニトール検査は信頼できないもので、しばしば根拠無くダイエタリーサプリメントが処方される
-水素添加風呂水と一緒に、赤ん坊まで捨ててはいけない。(諺:細事にこだわり大事を逸する)
Don’t Throw the Baby Out With the Hydrogenated Bathwater
Joe Schwarcz PhD | 23 Feb 2024
https://www.mcgill.ca/oss/article/health-and-nutrition/dont-throw-baby-out-hydrogenated-bathwater
水素水の効能とされるものが何度も宣伝されるので疑いたくなるが、調査せずに却下しないように
Dr. Hidemitsu Hayashiの「水素リッチ水スティック」という商品とその宣伝パンフレットについて質問があった。そのスティックは超微細孔ポリエチレン樹脂に入った99.9%マグネシウムで、水と反応して水素を作る。しかし水素は揮発性なのでどのくらい水に溶けるかはわからない
(長い記事略。これttp://water-institute.org/profile.php。子どもが継ぐくらい儲かるのかぁ・・)
-食品中二酸化チタン。欧州はいらないといいカナダは合意しない
Titanium Dioxide in Food. Europe Says No Way, Canada Disagrees
Joe Schwarcz PhD | 21 Feb 2024
どうして欧州とカナダの科学者は同じデータから違う結論に至ったのか?
最近のCBCテレビの番組Marketplaceで、何故欧州では二酸化チタンのような食品添加物が禁止されてここカナダでは認められているのかを探った。普通の消費者からアメリカの活動家団体CSPIのようなインタビューを受けた人達はカナダが欧州と同じ保護を提供していないことに懸念を表明していた。
私は食用色素は好きではないが、なぜならその目的が栄養価の低い食品を魅力的にする以外にないから、それでも学術文献を検討すれば欧州の二酸化チタン禁止は正当化できないと考える。私はヘルスカナダの立場に根拠があると信じる。
どうして欧州とカナダの科学者は同じデータを見て異なる結論に至ったのか?欧州規制機関は予防原則が好きで、それはどんな僅かなリスクの示唆であっても物質の使用を禁止する哲学的見解である。一方ヘルスカナダは実際にその物質と出会う状況を考慮してリスクを評価した。
(解説略)
まとめると、ヒトに当てはまる研究を参考にすれば、食品中の二酸化チタンを心配する必要は無い。しかしこれが使われている食品、キャンディやガムやグミやコーヒークリームなどは、二酸化チタンが含まれるからではなくて栄養成分を理由に制限するべきである。
-動画
水素水
Should you believe the hype for hydrogenated water? | The Right Chemistry
https://www.youtube.com/watch?v=BQgnokcvHcw
私の理想の科学に基づいた朝食
Cup o'Joe-My Ideal Science-based Breakfast
2024/02/22
https://www.youtube.com/watch?v=19_MYgFyngA&t=57s
-ノー、あなたのCheeriosは有害な農薬まみれ、ではない
No, your Cheerios aren't filled with harmful pesticides
- ANDREA LOVE 2024/02/19
いつものようにEWGがたちの悪い科学を使って消費者を怖がらせている
EWGとメディアは人々を怖がらせて安全で栄養のある普通の食品から遠ざけようとする。
EWGは有機農産物を推奨する活動家団体で、その資金源はEarthbound, Organic Valley, Stony Field Farms, Applegate Farmsのような大規模有機農場である。慣行栽培製品を悪魔化することで消費者に有機製品を買わせようとする。EWGはデマキャンペーンによって毎年1300万ドルを稼ぐ。EWGは消費者にリスクを誇大に宣伝して警告する。現代農業、バイオテクノロジーに反対でワクチンの安全性についても根拠のない主張を拡散している。
EWGの主張を専門的情報源として使ってはならない。
EWGが最近標的にしているのはオートムギベースの製品のクロルメコートである。EWGは製品や尿中からクロルメコートが検出され、最近増加していると主張する。その濃度はppbレベルである。痕跡程度のクロルメコートは健康上の懸念にはならない。
(長い説明の一部のみ
EWGによる「論文」
A pilot study of chlormequat in food and urine from adults in the United States from 2017 to 2023
https://www.nature.com/articles/s41370-024-00643-4
それを利用した集団訴訟
https://www.classaction.org/media/fitzgerald-v-the-quaker-oats-company.pdf)
-SMC UK
感染後ME/CFS患者の詳細表現型調査研究への専門家の反応
expert reaction to study of deep phenotyping of patients with post-infectious ME/CFS
FEBRUARY 21, 2024
Nature Communicationsに発表された研究が、感染後ME/CFS患者の表現型を調べた
Oxford大学、John Radcliffe病院、Nuffield女性の生殖健康学部(NDWRH)主任研究者Karl Morten教授
これは重要な論文で結果を見られて嬉しい。さらに次の段階に行くには大きな研究費が必要だ。
Edinburgh大学医療バイオインフォマティクス座長Chris Ponting教授
この長く発表が待たれた研究は感染後ME/CFS患者17人と年齢や性をあわせた21人の健康なボランティアとを比較した探索的研究である。細胞や分子や自律神経などを詳細に調べた。その結果脳脊髄液中分子の量や、筋肉、血液免疫細胞などが違うことが示された。これは相関で、原因はわからない。将来17人より多い患者、感染後ではないME/CFS患者などを含めるべきだろう
Quadram生命科学研究所研究者Katharine Seton博士
この研究はこれまで必要だったものだ。歴史的にME/CFSの研究はたった一つの側面だけに集中して断片的な情報しか提供してこなかった
Deep phenotyping of post-infectious myalgic encephalomyelitis/chronic fatigue syndrome
https://www.nature.com/articles/s41467-024-45107-3
オープンアクセス
(共同研究者がたくさんいる「大規模」研究。484人のME/CFSのヒトから、217人に詳細を問い合わせ27人が本人に会って評価し17人が感染後ME/CFS患者と確認された。定義にあう割合がとても少ない。平均年齢37.8才、男性41%、白人88%、高卒以下は一人もいなくてBMI25.9と、アメリカ人にしてはかなり偏った集団に見える)