2019-04-15

[ヘルスカナダ]ヘルスカナダはネオニコチノイド殺虫剤の最終授粉媒介者再評価決定を発表

Health Canada releases final pollinator re-evaluation decisions for neonicotinoid pesticides

April 11, 2019 -

https://www.canada.ca/en/health-canada/news/2019/04/some-cancellations-and-new-restrictions-to-protect-bees-and-other-pollinators.html

ミツバチや他の授粉媒介者保護のための取消や新たな制約

カナダ人とその環境の健康と安全性の保護はカナダ政府の優先事項である。殺虫剤の暴露を最小限にすることでミツバチや他の授媒介者の保護に役立つことがこれに含まれている。

大規模調査とレビューの後、カナダ保健省はミツバチや他の授粉媒介者への潜在的影響に関連するネオニコチノイド殺虫剤クロチアニジン、イミダクロプリド、チアメトキサムの再評価を完成し、それぞれの最終決定を発表した。各殺虫剤への暴露からミツバチや他の授粉媒介者への様々な影響が科学的評価から示された。ミツバチや他の授粉媒介者を保護するために、カナダ保健省はこれらの農薬の利用を取消し、散布時期を限定するなどの他の使用条件の変更を発表した。残りの用途(例えば、キャノーラ種子や温室野菜への処理)がミツバチや他の授粉媒介者に受け入れがたいリスクを引き起こすことは予測されていない。

カナダでは、全ての殺虫剤は販売が認可される前に厳しい科学に基づいたレビューを受けなければならない。カナダ保健省は最新の健康と安全性の基準を満たし続けていることを確かめるために、定期的に殺虫剤の再評価も行っている。

カナダ保健省は2012年に、ミツバチの健康に関する懸念の増大を扱うために3つのネオニコチノイド殺虫剤の再評価を開始した。カナダ保健省はクロチアニジン、イミダクロプリド、チアメトキサムに提案された決定を2017年12月に発表し、2018年5月と2017年12月にはそれぞれ一般人や関係者に意見を募集した。意見募集期間中に受け取った全てのコメントと情報が考慮され、最終決定の発表に役立った。

これらの授粉媒介者の再評価には、製造業者や発表された文献両方からの何百もの科学的研究が考慮された。再評価と特別レビューを受けた取消や改正に関するカナダ保健省の政策に従って、取消や新たな制約は2年から3年以上かけて実行される予定である。

カナダ保健省はネオニコチノイド殺虫剤の使用による水生昆虫への潜在的なリスクを評価し続ける。最新研究では、これらの殺虫剤が特定の水生生物に有害な可能性がある濃度で頻繁に水域に検出されていることが示された。カナダ保健省は2019年末に調査結果に関する報告書を出す予定である。

簡潔な事実

・2014年にカナダ保健省は、処理済の種子の植え付けから生じるネオニコチノイド汚染粉塵への暴露からミツバチや他の花粉媒介者を保護するのに役立つリスク軽減対策をとった。

・これらの適切なリスク軽減対策で、2014年、2015年、2016年のミツバチの事例件数は2013年より70-80%低かった。

・2017年と2018年の植え付け中にヘルスカナダ報告されたインシデント数は減少し続けている

・他の要因(例えば天候の好条件)が、死を含むミツバチのインシデントの減少に貢献した可能性もある。

 

関連リンク

・授粉媒介者の保護

Pollinator Protection

https://www.canada.ca/en/health-canada/services/consumer-product-safety/pesticides-pest-management/growers-commercial-users/pollinator-protection.html

・カナダ保健省はネオニコチノイド殺虫剤クロチアニジン、チアメトキサムの利用の大半を段階的に廃止するための計画に関する助言を求める

Health Canada to consult on plan to phase out most uses of the neonicotinoids clothianidin and thiamethoxam

https://www.canada.ca/en/health-canada/news/2018/08/health-canada-to-consult-on-plan-to-phase-out-most-uses-of-the-neonicotinoids-clothianidin-and-thiamethoxam.html

・カナダ保健省は水生昆虫を保護するためにネオニコチノイド殺虫剤イミダクロプリドの農業上の利用を管理する計画についての助言を求める

Health Canada to consult on plan to manage agricultural uses of the neonicotinoid imidacloprid to protect aquatic insects

https://www.canada.ca/en/health-canada/news/2016/11/health-canada-consult-plan-manage-agricultural-uses-neonicotinoid-imidacloprid-protect-aquatic-insects.html

クロチアニジン

Re-evaluation Decision RVD2019-05, Clothianidin and Its Associated End-use Products: Pollinator Re-evaluation

https://www.canada.ca/en/health-canada/services/consumer-product-safety/reports-publications/pesticides-pest-management/decisions-updates/reevaluation-decision/2019/clothianidin.html

イミダクロプリド

Re-evaluation Decision RVD2019-06, Imidacloprid and Its Associated End-use Products: Pollinator Re-evaluation

https://www.canada.ca/en/health-canada/services/consumer-product-safety/reports-publications/pesticides-pest-management/decisions-updates/reevaluation-decision/2019/imidacloprid.html

チアメトキサム

Re-evaluation Decision RVD2019-04, Thiamethoxam and Its Associated End-use Products: Pollinator Re-evaluation

https://www.canada.ca/en/health-canada/services/consumer-product-safety/reports-publications/pesticides-pest-management/decisions-updates/reevaluation-decision/2019/thiamethoxam.html

 

[EU]RASFF Week15-2019

警報通知(Alert Notifications

チェコ共和国産ヘンプとチョコレートチップ入りシリアルビスケットの未承認物質テトラヒドロカンナビノール(THC) (2.08 mg/kg)、中国産カナダ経由メラミンで装飾した子供用皿からのメラミンの溶出(2.7 ~6.6 mg/kg)、オランダ産チューインガムの未承認物質テトラヒドロカンナビノール(THC) (387 mg/kg)及び未承認新規食品成分カンナビジオール(CBD) (7996 mg/kg)、英国産承認されていない選択的アンドロゲン受容体調節薬(SARMS)入り食品サプリメント、スペイン産チルド焼いた鶏むね肉切り身のダイオキシン様PCB (481.72 ng/g fat)、パキスタン産ドイツ経由刻んだデーツのアフラトキシン(B1 = 5.8; Tot. = 5.8 µg/kg)、フランス産飼料用ヒマワリの種子にブタクサの種子高含有(84 mg/kg)、

注意喚起情報(information for attention

2,4-ジニトロフェノール (DNP)のオンライン販売、産出国不明オイルドロップの未承認新規食品成分カンナビジオール(CBD)、イタリア産原料スペイン産冷凍ヨシキリザメの水銀(1,91 mg/kg)、クロアチア産ウズラの卵のラサロシド( <150 µg/kg)及びナラシン残留物(3.08 µg/kg)、ポーランド産キャベツのクロルピリホス(0.048 mg/kg)及びフロニカミド(0.73 mg/kg)、トルコ産乾燥イチジクのアフラトキシン(B1 = 7.2; Tot. = 36 µg/kg)、米国産アーモンド穀粒のアフラトキシン(B1 = 43; Tot. = 49 µg/kg)、

フォローアップ用情報(information for follow-up

産出国不明食品サプリメントの未承認新規食品成分カンナビジオール(CBD)、中国産乾燥海藻のヨウ素高含有(68 mg/kg)、オランダ産オイルドロップの未承認新規食品成分カンナビジオール(CBD)、ベルギー産飼料用ポテトフレークの硝酸塩高含有(135 mg/kg)、産出国不明オイルドロップの未承認新規食品成分カンナビジオール(CBD)、産出国不明英国経由オイルドロップの未承認新規食品成分カンナビジオール(CBD)、産出国不明オイルドロップのメラミン及び未承認新規食品成分カンナビジオール(CBD)、スイス産オイルドロップの未承認新規食品成分カンナビジオール(CBD)、リトアニア産スキムミルクパウダーの禁止物質クロラムフェニコール(1.18 µg/kg)、フランス産オランダ経由小麦のデルタメトリン(1.7 mg/kg)、

通関拒否通知(Border Rejections

アルゼンチン産鉄のフライパンからの高濃度の総溶出量(50 mg/dm²)、フィリピン産麺の着色料タートラジン(E102)(存在)の未承認使用、中国産ナイロン製おたまからの一級芳香族アミンの溶出(5.530 mg/kg)、トルコ産殻をとって煎ったピスタチオのアフラトキシン(B1 = 10; Tot. = 58.9 µg/kg)、インド産チリパウダーのアフラトキシン(B1 = 75.5; Tot. = 78.3 µg/kg)、ウクライナ産ホワイトチョコレートを塗ったピーナッツのアフラトキシン(B1 = 7.4; Tot. = 8.0 µg/kg;B1 = 9.8; Tot. = 11.3 µg/kg)、ウクライナ産キャラメルを塗ったピーナッツのアフラトキシン(B1 = 19.1; Tot. = 22.2)、キルギスタン産トルコ経由ピスタチオ穀粒のアフラトキシン(B1 = 28.09; Tot. = 30.95 µg/kg)、トルコ産トマトケチャップの着色料ポンソー4R/コチニールレッドA(E124)の未承認使用(13.1 mg/kg)、米国産殻をとったピスタチオのアフラトキシン(B1 = 10.1 µg/kg)、ベトナム産キュウリの酢漬けの未承認物質カルボフラン(0.018 mg/kg)、フィリピン産インスタント麺のコハク酸(E363)及びソルビタンモノステアレート(E491)未承認、ドミニカ共和国産ナスの未承認物質カルボフラン(0.01 mg/kg)、ドミニカ共和国産ササゲのジメトエート(0.16 mg/kg)及び未承認物質オメトエート(0.24 mg/kg)、

 

[EU]食品偽装:DG SANTEの年次報告書発表

Food fraud: publication of DG SANTE’s annual report

https://ec.europa.eu/newsroom/sante/newsletter-specific-archive-issue.cfm?archtype=specific&newsletter_service_id=327&newsletter_issue_id=14667&page=1&fullDate=Wed%2004%20Dec%202019&lang=default

2018年はEUの食品偽装ネットワークに合計234件の協力要請があった。そのうち58がドイツからである。カテゴリー別では魚と魚製品が45で最も多く、次いで肉及び肉製品、油脂である。このネットワークはRASFFと違って任意であり国境を越えるもののみを扱う。

報告書本文

The EU Food Fraud Network and the System for Administrative Assistance - Food Fraud

Annual Report 2018

https://ec.europa.eu/food/sites/food/files/safety/docs/food-fraud_network_activity_report_2018.pdf

例として取り上げられているのはオリーブ油(精製したものを混合してエキストラバージンと表示するような)とマグロ(化学物質処理で新鮮にみせる)

(インフォグラフィクス面白い)

 

[NHS]現在の質の悪い食生活は喫煙より多くの人を殺している

Poor diet now killing more than smoking

Thursday April 4 2019

https://www.nhs.uk/news/food-and-diet/poor-diet-now-killing-more-smoking/

「質の悪い食生活は世界的に煙草より多くの人々を死に至らしめている、と研究は発見する」とThe Guardianは報道する。

最新の分析で、研究者は世界中の1100万人の死亡は質の悪い食生活に関連すると予測した。

研究者は、塩分の高い食事をし、果物、全粒穀物、ナッツ類及び種子類をあまり食べないことは、死亡の半分以上に関連することを発見した。

研究者は各国の野菜や赤肉あるいは加工肉のような15の異なった食事を評価するために国内の食品に関するよくある質問及び食品販売データを使用した。その後、研究者は循環器疾患、がん、2型糖尿病及び死亡のリスクに関するこれらの食事の影響を評価するために観察研究からのデータを使用した。

結果は健康的な食生活の重要性を補強するだろうと思えるものの、このタイプの研究に対するたくさんの限界があることは、注目すべき点である。主要な限界は観察データに基づいているということであり、そのため質の悪い食生活が病気あるいは死亡を引き起こしたことは証明できていない。それにもかかわらず、それぞれの食事成分と病気には明確な関連がある。

果物、全粒穀物、ナッツ類、種子類及び野菜の摂取を増やしながら、塩分、赤肉や加工肉及び飽和脂肪を減らすことは、幅広い健康効果がありそうである。

質の良い食生活に関する詳細は以下のサイトで見ることができる。(https://www.nhs.uk/live-well/eat-well/

 

[NHS]ダイエタリーサプリメントは「健康を向上させるのに役立つことはない」

Dietary supplements 'do not help improve health outcomes'

Tuesday April 9 2019

https://www.nhs.uk/news/food-and-diet/dietary-supplements-do-not-help-improve-health-outcomes/

「ビタミンサプリメントの摂取は長生きには役立たず、実際、有害になる可能性があると研究は示唆する」とSunは報道する。

ある米国の研究はビタミンとミネラルのサプリメントは死亡のリスクを減らすことはないと報告する。さらに、高用量のカルシウムサプリメントは実際にリスクを増加させるだろうという忠告がある。しかし、研究は数多くの限界によって阻まれ、そのため結果は明確でない。

研究者は米国の30,000人以上の成人からのデータを調べた。これは1回限りの24時間思い出し法を使用し、その成人が過去30日間にダイエタリーサプリメントを摂取したかどうかが含まれた。

このデータはその後の6年間に亡くなった人を調査するための国家的なデータベースに関連していた。一番の問題点は栄養欠乏のためにサプリメントを摂取する必要がある人がいたかどうかわからないことである。相当数が研究の初めの段階において、人生のある時期にがんを患ったと報告したが、彼らが今でもがんであるかどうかはっきりしない。これら及び他の要因が、結果のすべての信頼性を低下させる。

この研究が現在の助言を変えることはない。健康的でバランスの取れた食生活をしているほとんどの人は、サプリメント摂取が必要かどうか心配する必要がなく、すでに十分なビタミンやミネラルを摂取しているはずである。

1つの例外がビタミンDであるが、ビタミンDは日光がビタミンD生成を刺激するために必要なので、秋冬に食事から十分な量を得るのが難しい。ビタミンDに関する現在のガイドラインについては以下のサイトで読むことができる。

https://www.nhs.uk/news/food-and-diet/the-new-guidelines-on-vitamin-d-what-you-need-to-know/

 

[IARC]がんにおける社会的不平等を減らす:根拠と研究の優先課題

Reducing social inequalities in cancer: evidence and priorities for research

12 April 2019

https://www.iarc.fr/wp-content/uploads/2019/04/pr269_E.pdf

IARCの新しい出版物は世界のがんの社会的不平等の問題を特集する。

社会的不平等はリスク要因から検診、治療までがんの全ての段階に影響する。

リスク要因としては喫煙・飲酒・不健康な食生活・職業暴露・がんの原因となる感染症が一般的に社会経済状態の低い人に多い

Reducing social inequalities in cancer: evidence and priorities for research

IARC Scientific Publication No. 168

http://publications.iarc.fr/580

 

[EVIRA]Viljaseula 2018は穀物収穫の質に関する情報を提供

Viljaseula 2018 gives information on the quality of the grain harvest

April 12/2019

https://www.ruokavirasto.fi/en/laboratory-services/News/viljaseula-2018-gives-information-on-the-quality-of-the-grain-harvest/

過去10年の穀物の質についてのデータを収載。1966年以降収穫される穀物の安全性と品質は監視されている。

報告書本文はフィンランド語、要約のみ英語

Viljaseula 2018 -

https://www.ruokavirasto.fi/globalassets/tietoa-meista/julkaisut/julkaisusarjat/julkaisuja/kasvit/ruokaviraston_julkaisuja_1_2019_viljaseula.pdf

(DONのデータも含まれるのだがフィンランド語)

 

[NTP]ICCVAM公開フォーラム

ICCVAM Public Forum: May 2019

May 23, 2019

https://ntp.niehs.nih.gov/pubhealth/evalatm/3rs-meetings/iccvamforum-2019/iccvamforum-2019.html

5月10日まで事前登録推奨

 

[NASEM]痛みを管理するための薬を使わないアプローチの役割:ワークショップの概要

The Role of Nonpharmacological Approaches to Pain Management: Proceedings of a Workshop

April 12, 2019

http://nationalacademies.org/hmd/Reports/2019/role-of-nonpharmacological-approaches-to-pain-management.aspx

2018年12月4-5日に開催されたイベントの概要報告

 

論文

-食物アレルギー検査の疑わしい(魚)診断

Fishy diagnostics for food allergy testing

11-Apr-2019

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2019-04/jcu-fdf041119.php

オーストラリアで魚アレルギーの皮膚プリック検査によく使われるものが信頼できない、という報告。Allergyに発表。

 

-専門家がアスリートにタンパク質の摂取について新しいガイドラインを提供

Experts provide new guidelines to athletes on protein intake

12-Apr-2019

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2019-04/uos-epn041219.php

International Journal of Sport Nutrition and Exercise Metabolismに発表された、国際陸上競技連盟IAAFのスポーツ栄養についてのコンセンサス声明更新

筋量を増やすことが目的なら毎日1.6g/kg体重程度、エネルギー制限をしていて筋量を減らしたくないなら1.6-2.4g/kgのタンパク質

 

-WHOはエボラのアウトブレイクが悪化する中緊急事態宣言はしないことを決定

Natureニュース

World Health Organization decides against declaring Ebola emergency as outbreak worsens

12 April 2019

https://www.nature.com/articles/d41586-019-01201-x

担当者は資金不足と不信がアウトブレイク対策を阻害しているという

コンゴ共和国のエボラ事例が増加しているにもかかわらず、WHOは国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(public health emergency of international concern,  PHEIC)ではないと言う。4月12日に、アウトブレイクはこの国の北東の二つの地方に留まっているとして宣言しないと決めた。

この地域は20以上の武装勢力が争う紛争地域で、政治的緊張の高まりがアウトブレイク対策を複雑なものにしている。支援が必要なことは間違いない

 

WHO

Statement on the meeting of the International Health Regulations (2005) Emergency Committee for Ebola virus disease in the Democratic Republic of the Congo on 12th April 2019

12 April 2019

https://www.who.int/news-room/detail/12-04-2019-statement-on-the-meeting-of-the-international-health-regulations-(2005)-emergency-committee-for-ebola-virus-disease-in-the-democratic-republic-of-the-congo-on-12th-april-2019

 

-人口、生殖能の減少、生殖健康

THE LANCET

Populations, decreasing fertility, and reproductive health

Niels E Skakkebaek, Niels Jørgensen, Anna-Maria Andersson, Anders Juul, Katharina M Main, Tina Kold Jensen, Jorma Toppari

Volume 393, ISSUE 10180, P1500-1501, April 13, 2019

先進国での出生率の減少の原因として環境汚染物質の内分泌撹乱作用で男性の精子の質が悪くなったことを主張。日本が既に人口減少時代に入った例として挙げられている。

(著者らの主張は環境ホルモン流行時と同じ。EDCの危険性を常に主張し続けている人たちの名前を記憶。彼らの主張を鵜呑みにした対策の効果は問われるべき)

 

その他

-James司法長官はニューヨーク市の幹細胞クリニックをたくさんの脆弱な患者を騙したことで訴える

NY州司法長官事務所

Attorney General James Announces Lawsuit Against New York City Stem Cell Clinic For Scamming Vulnerable Patients Out Of Thousands

April 4th 2019

https://ag.ny.gov/press-release/attorney-general-james-announces-lawsuit-against-new-york-city-stem-cell-clinic

Park Avenue Stem Cellはニューヨーカーを騙して根拠のない有害な可能性のある幹細胞治療法に何千ドルも払わせた

 

-新しいツイッターアカウントが科学の手抜き報道を暴露する

A new Twitter account is outing shoddy reporting in science stories

By Ephrat Livni•

https://qz.com/1595221/new-twitter-account-outs-shoddy-reporting-in-science-stories/

@justsaysinmiceというツイッターアカウントが、マウスでの研究を根拠にヒトの健康についての主張をするニュースについてツイートしている。まだ一ヶ月にもならないのに24600のフォロワーがいて、ツイート主であるオーストラリアの科学者James Heathersの自分のアカウントのフォロワー5100より多い。

 

-消費者が健康のためにカンナビジオールに注目するようになってCBD入り食品がますます現実のものに

CBD-infused food is becoming a reality as consumers turn to cannabidiol for health benefits

April 13, 2019

https://born2invest.com/articles/cbd-infused-food-health-benefits-wcvc-potn/

昨年大麻の合法化プロセスが継続的に話題になったため、CBDの認知度が急激に高まった。この業界は2020年までに年商200億ドルへの成長を見込んでいる。そしてセレブのお墨付きを伴って口コミやメディアでCBDが健康に良いというニュースが拡散し続けている。一部の人が医学的根拠がないと主張しているがたくさんの研究報告もある。

そしてCBD入り飲食物ビジネスが急成長している。コーヒーや紅茶を含む各種飲料、チョコレート、ハンバーガー、レストランのメニュー等。

一方FDAの警告も積極的になっている