2019-12-24

[EFSA]評価等:添加物

-生後16週間未満の幼児用食品の食品添加物としてのアカシアガム(E 414)の再評価、及び全ての人口集団用食品に使用される食品添加物としての再評価のフォローアップに関する意見

Opinion on the re‐evaluation of acacia gum (E 414) as a food additive in foods for infants below 16 weeks of age and the follow‐up of its re‐evaluation as a food additive for uses in foods for all population groups

EFSA Journal 2019;17(12):5922 13 December 2019

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5922

EFSAは、2009年1月20日以前にEUですでに許可されている食品添加物の安全性を再評価し、EC規則No 1333/2008に従ってその安全性に関する科学的意見を発表している。アカシアガム(E 414)は、以前のEFSAの食品添加物及び食品に添加される栄養源に関するパネル(ANS)により2017年に再評価されていた。この評価のフォローアップとして食品添加物と香料に関するパネル(FAF)は、食品分類13.1.1(乳児用粉ミルク)及び13.1.5.1(特定医療目的用乳児用食品と乳児用特別粉ミルク)に属する生後16週間未満の乳児用食品に持ち越されたアカシアガム(E 414)の安全性を評価するよう、また、食品に使用される際、この食品添加物の再評価中にすでに確認されている問題に対処するよう求められた。この工程にはリスク評価を完成させるために必要な情報を関係者に提供させるデータ要請の発表が含まれている。この要請に答えて提出された分析データに基づき、パネルは有毒物質の規格を下げるよう助言し、アルミニウム、微生物学的基準、残留タンパク質にはさらなる規格が必要だと確認した。パネルは、酸化酵素の情報が提出されなかったことに留意し、オキシダーゼとペルオキシダーゼは製造工程中に不活性にすべきだと助言した。関係者は生後16週間未満の乳児のアカシアガム(E 414)の安全性の評価に特有の毒性学的、臨床的及び市販後の監視データを提出しなかった。しかしながら、以前の再評価で得られた亜慢性試験から有害影響のない検査した最大用量を取り、乳児の推定暴露でそれらを比較したところ、安全性のマージンは大きく健康上の懸念の理由がないことが示された。

 

-様々な食品分類の食品添加物としてのモンクフルーツ(ラカンカ)抽出物の利用の安全性

Safety of use of Monk fruit extract as a food additive in different food categories

EFSA Journal 2019;17(12):5921  11 December 2019

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5921

EFSAの食品添加物と香料に関するパネル(FAF)は、様々な食品分類での新しい食品添加物としての利用を提案したモンクフルーツ抽出物の安全性に関する科学的意見を提出した。モンクフルーツ抽出物はラカンカの果実の水抽出により調製されている。ククルビタン配糖体、モグロシドはラカンカの果実の主な成分で、モグロシドVはモンクフルーツ抽出物の主要なモグロシドである。モグロシドVはある程度吸収され、全身に利用され得る。モグロシドVを25%や55%含むモンクフルーツ抽出物は、細菌復帰突然変異試験で陰性で、構造的および/または異数性染色体損傷を誘発しなかった。だが、パネルは、代謝活性化の研究を含むin vitro毒性試験は、アグリコンなどの微生物による代謝後に生成された代謝物の遺伝毒性の可能性を評価するのに十分な情報がなかったことに留意した。モグロシドV 52%のモンクフルーツ抽出物を用いた90日間試験で観察された精巣への影響は却下できず、これらの影響の有害性を排除できない。ラットの生殖及び発達スクリーニング試験で、親、生殖あるいは発生毒性への影響は観察されなかった。雄の動物では、暴露期間が精子形成の全長をカバーしなかったため、90日間試験で観察された精巣への影響を明らかにするためにより高用量でのより長期の試験が必要となるだろう。母体及び発生毒性は観察されなかった。モグロシドVの全身での利用可能性を考慮して、ラットの亜慢性試験で観察された影響や、食品添加物評価についてのEFSAのガイダンスの原則に従って、慢性/発がん性毒性試験のデータが必要であろう。モグロシドVへの暴露は提案した使用量に基づいて算出された。パネルは、モンクフルーツ抽出物に関する毒性データベースは、食品添加物としてのモンクフルーツ抽出物の使用の安全性を結論するには不十分だと結論した。

(ラカンカ抽出物は日本では既存添加物。がん原性試験は厳しい要求。)

 

[EFSA]評価等:飼料添加物

-離乳子豚用畜産添加物としてのLancer® (クエン酸ランタニド)の安全性

Safety of Lancer® (lanthanide citrate) as a zootechnical additive for weaned piglets

EFSA Journal 2019;17(12):5912  16 December 2019

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5912

 

-鶏肥育用、産卵鶏育成用、七面鳥用のElancoban® G200 (モネシンナトリウム)の安全性と有効性

Safety and efficacy of Elancoban® G200 (monensin sodium) for chickens for fattening, chickens reared for laying and turkeys

EFSA Journal 2019;17(12):5891  16 December 2019

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5891

 

-全ての動物種用ブチルヒドロキシアニソール(BHA)の安全性

Safety of butylated hydroxy anisole (BHA) for all animal species

EFSA Journal 2019;17(12):5913 13 December 2019

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5913

 

[EFSA]食品と接触する物質に使用するフタル酸ジブチル(DBP)、フタル酸ブチルベンジル(BBP)、フタル酸ビス(2-エチルヘキシル) (DEHP)、フタル酸ジイソノニル(DINP)、フタル酸ジイソデシル(DIDP)のリスク評価の改訂

Update of the risk assessment of di‐butylphthalate (DBP), butyl‐benzyl‐phthalate (BBP), bis(2‐ethylhexyl)phthalate (DEHP), di‐isononylphthalate (DINP) and di‐isodecylphthalate (DIDP) for use in food contact materials

EFSA Journal 2019;17(12):5838  11 December 2019

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5838

EFSAの食品と接触する物質、酵素、加工助剤に関するパネル(CEPパネル)は、プラスチック製の食品と接触する物質での使用を認可されているフタル酸ジブチル(DBP)、フタル酸ブチルベンジル(BBP)、フタル酸ビス(2-エチルヘキシル) (DEHP)、フタル酸ジイソノニル(DINP)、フタル酸ジイソデシル(DIDP)の2005年のリスク評価を改訂するよう欧州委員会に求められた。食事暴露推定量(平均および高い(P95))は、文献発生データとEFSAの包括的データベースの摂取データを合わせて得た。最大暴露量はDINPで見られ、平均及び多量消費者で、それぞれ0.2 ~4.3、0.4 ~7.0μg/kg 体重 (bw)/日の範囲だった。プラスチック製のFCMからフタル酸の食事暴露に寄与する溶出量について結論を出すのに十分な情報はなかった。毒性学的データのレビューは主に生殖影響に焦点を当てた。CEPパネルは全てのフタル酸に2005年と同じく同一の重大影響と個別の耐容一日摂取量(TDIs) (mg/kg bw /日)、つまりDBP (0.01)、BBP (0.5)、DEHP (0.05)については生殖毒性及び、DINP、DIDP (各0.15)については肝臓への影響、 を導出した。DEHP、DBP、BBPの生殖影響の背景にある妥当な共通メカニズム(すなわち胎児テストステロンの減少)に基づき、パネルは、DEHPを指標化合物として、相対効力係数導入の基礎として採用し、これらのフタル酸にグループ‐TDIを設定するのがふさわしいと考えた。パネルは、DINPは肝臓の影響よりもおよそ3倍多い用量で胎児のテストステロン量にも影響し、それゆえ、DEHP相当量と表現される50 μg/kg bw /日と設定されたグループ‐TDI内に含むことは保守的だと考えた。DBP、BBP、DEHP、DINPの総合食事暴露は平均及び多量消費者にそれぞれ、0.9–7.2 と 1.6–11.7 μg/kg bw /日と推定され、その結果、最悪シナリオではグループ‐TDIの23%まで寄与している。グループ‐TDI に含まれていないDIDPには、食事暴露は常に0.1 μg/kg bw /日未満と推定され、それゆえTDI 150 μg/kg bw /日よりはるかに少ない。この評価には、最も感受性の高いグループを含む、あらゆる年齢の欧州の消費者が含まれている。限られた権限の範囲と確認された不確実性に基づいて、パネルは、この5つのフタル酸の現在の評価は、個別でも合計でも一時的なものとすべきだと考えた。

この記事は以下のEFSAのサポート出版物の記事と関連している。

http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.2903/sp.efsa.2019.EN-1747/full

 

-「食品と接触する物質に使用するフタル酸ジブチル(DBP)、フタル酸ブチルベンジル(BBP)、フタル酸ビス(2-エチルヘキシル) (DEHP)、フタル酸ジイソノニル(DINP)、フタル酸ジイソデシル(DIDP)のリスク評価改訂案」についてのパブリックコメント募集の技術的報告書

Technical report of the public consultation on the ‘Draft update of the risk assessment of di‐butylphthalate (DBP), butyl‐benzyl‐phthalate (BBP), bis(2‐ethylhexyl)phthalate (DEHP), di‐isononylphthalate (DINP) and di‐isodecylphthalate (DIDP) for use in food contact materials’

11 December 2019

https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-1747

この報告書では、CEPパネルのフタル酸類の作業グループが検討し、CEP本会議で議論した後、受け取り、扱ったコメントを提示する。

 

NHMRCパブリックコメント募集:飲酒による健康リスクを減らすためのアルコールガイドライン改定案

NHMRC Public Consultation: Draft revised Australian Guidelines to Reduce Health Risks from Drinking Alcohol

https://online.nhmrc.gov.au/public-consultation/nhmrc-draft-revised-australian-guidelines-reduce-health-risks-drinking-alcohol

国立健康医学研究評議会(NHMRC)が飲酒による健康リスクを減らすためのオーストラリアガイドライン案をパブリックコメント募集のために公表した。

このガイドラインは最も最近の最良の飲酒による健康影響についての根拠を反映して更新した。

意見募集は2020年2月24日まで

ガイドライン1:健康な成人男女向け

一週間あたり10標準杯以上飲まず、かつ1日に4杯以上飲まない

少なければ少ないほど飲酒に関連する害のリスクは低い。一部の人にとっては全く飲まないことが最も安全。

ガイドライン2:

子どもと18才未満の若い人は飲酒しないこと

ガイドライン3:

妊娠または妊娠を計画している女性は飲酒しないこと。

授乳中の女性は飲まないことが赤ちゃんにとって最も安全

(1標準杯は、3.5%アルコールのビールなら375mL、13.5%のワインなら100mL、40%のスピリッツなら30mL。以前のガイドラインは1日2杯までだった。今回のガイドラインに従うと、100人中1人がアルコール関連疾患あるいは傷害で死亡するだろう、とのこと。アルコールに関して、許容できるリスクがこのくらいと判断した、と明確に書いてあるのは素晴らしい。化学物質の安全管理の目標レベルより3桁大きい。膨大なリソースをつぎ込んで農薬や環境汚染物質を管理しているのに、お酒飲まれたら何の意味も無くなる、ということ)

 

[Defra]よりグリーンなクリスマスが環境への最良のプレゼント

A greener Christmas is the best present for the environment

24 December 2019

https://www.gov.uk/government/news/a-greener-christmas-is-the-best-present-for-the-environment

クリスマスの廃棄物を最小限にするよう促す、コツと情報

祝祭期間は食品や包装材の廃棄の温床である。リサイクル推進慈善団体WARPは、毎年英国人家庭は、国民全員がクリスマスのディナーを食べられるくらいの食品を捨てている。毎年英国人が最も多く捨てているクリスマス食品はジャガイモ(71万トン)、家禽(10万トン)、にんじん(96000トン)。

政府はゴミを減らすために一連の助言をしている

・食べ物を無駄にしないように。買いすぎない、残り物は冷凍する

・調度品再利用ネットワークに連絡

・買い物の前に考え直す、買い物袋は常に持ち歩く

・「本物の」クリスマスツリーをリサイクルあるいは植え直す

 

[ProMED]食中毒-フィリピン:(LAGUNA, QUEZON)致死、メタノール中毒疑い、情報求む

Foodborne illness - Philippines: (LG, QZ) fatal, methanol poisoning susp., RFI

2019-12-22

https://promedmail.org/promed-post/?id=6853828

Date: Sun 22 Dec 2019 Source: CNN Philippines [edited]

2019年12月22日日曜日lambanog(ココナツワイン)を飲んで中毒になったと疑われる少なくとも9人が死亡したことが確認された。他に100人以上がlambanogを飲んで痛みを訴えているが重症ではない

 

[FDA]FDAは2017食品基準の補遺を発表

FDA Releases Supplement to the 2017 Food Code

December 23, 2019

https://www.fda.gov/food/cfsan-constituent-updates/fda-releases-supplement-2017-food-code

手洗いの代用として化学処理されたウェットティッシュを認めていたが削除、等

 

[EU]欧州コア健康指標

ECHI - European Core Health Indicators

https://ec.europa.eu/health/indicators/echi/list_en#id3

2019年11月12日 BMIデータ更新

2019年12月20日 果物摂取更新

2019年12月23日 野菜摂取更新

 

[FDA]FDAは食料生産動物用抗菌剤の販売又は流通に関する年次概略報告書2018を発表

FDA Releases Annual Summary Report on Antimicrobials Sold or Distributed in 2018 for Use in Food-Producing Animals

December 10, 2019

https://www.fda.gov/animal-veterinary/cvm-updates/fda-releases-annual-summary-report-antimicrobials-sold-or-distributed-2018-use-food-producing

FDAは国内における食料生産動物用抗菌剤の販売又は流通に関する年次概略報告書2018を発表した。この概略報告書は、2017年から2018年の調査に基づく。得られた主な知見は次の通り。

食料生産動物への使用が認可されている医学的に重要な抗菌剤の国内販売と流通

2017年から2018にかけて9%増加

2015年から2018年にかけて38%減少

2009年から2018年にかけて21%減少

国内販売量が最も多い(3,974,179 kg/2018年)テトラサイクリンは2017年から2018年に12%増加

食料生産動物への使用が認可されている医学的に重要な抗菌剤の2018年の販売と流通

テトラサイクリン66%、ペニシリン12%、マクロライド8%、サルファ剤5%、アミノグリコシド5%、リンコサミド2%、セファロスポリン1%、フルオロキノロン1%未満。

推定で、42%がウシに使用、39%がブタに、11%が七面鳥に、4%が鶏に、4%がその他/不明。

推定で、セファロスポリンの81%、サルファ剤67%、アミノグリコシドの47%、テトラサイクリンの44%がウシへの使用、リンコサミドの83%とマイクロライドの41%がブタへの使用、ペニシリンの63%が七面鳥への使用。

 ただし、販売データは必ずしも実際の抗菌剤の使用を反映しているわけではない。経時的に観察された販売量は市場変動の価値ある指標ではある。FDAの目的は、抗菌剤耐性の発生を緩やかにし、動物やヒトの疾病に対抗するための抗菌剤の有効性を保持することである。調査の狙いは、単に販売量の減少を測定することではなく、使用を適正にすることによる優良な抗菌剤管理を育むことである。

 この報告書を分析するときに、読者は次のことに留意して欲しい。

販売と流通に関する情報は製品の実際の使用を表しているわけではない。

ヒト用と動物用の抗菌剤の販売量を直接比較する前に考えるべきことがある:動物の方が人間よりも多い。生理学的な違いや体重の違いがある、代謝も異なる、など。

種間の販売量推定の直接比較については注意すること:集団サイズ、体重、寿命、代謝が異なる。

異なる薬剤の販売量の直接比較については注意すること:全ての薬剤が必ずしも全ての動物種に認可されているわけではない、など。

*2018 Summary Report on Antimicrobials Sold or Distributed for Use in Food-Producing Animals

https://www.fda.gov/media/133411/download

 

その他

-GM農業と食料安全保障

恐怖と事実

GM Agriculture and Food Security

Fears and Facts

Stuart Smyth et al.,

https://www.cabi.org/bookshop/book/9781786392213/

 

-新しい年、新しいダイエット?そうではなく、2020年はこの大局的見地からの助言を聞いて

New year, new diet? Not so fast. Instead, heed this big-picture eating advice for 2020.

Dec. 23, 2019  By Carrie Dennett

https://www.seattletimes.com/life/wellness/new-year-new-diet-not-so-fast-instead-heed-this-big-picture-eating-advice-for-2020/

栄養について

私は最近読者にどんなことについて書いて欲しいか聞いてみた。答えのひとつが「体型や健康状態に関係なく誰にでも、3つの助言をするならどんなもの?」だった。とてもいい質問!

典型的な「野菜を多く、高度に加工された食品は少なく、そして十分なタンパク質を」と書くこともできるが、それは既に書いたので、もう少し大きな視点を提供しようと思う。

1.健康的な食生活は一つだけではない

たったひとつの「正しい」ものがあるわけではない

2.食品はベッドの下の怪物ではない

食品はバランスよく食べれば健康を破壊することはない。どんなものでも食べ過ぎれば悪い

3.もしあなたの食生活であなたが不幸になるならそれはあなたにとって正しい方法ではない

友達と楽しめなくなったり空腹でたまらなくなったり疲れたりするのなら何か変えた方がいい

そして魔法の特効薬を探さないこと。そんなものはない。

 

-何が最も健康的な食品なの?

What's The Healthiest Food?

Daniel Kolitz Dec 24, 2019,

https://www.gizmodo.com.au/2019/12/whats-the-healthiest-food/

最初に認める必要があるのは、新年の決意は真の継続する変化プロセスにとっては有害な、自滅的なまがいものであること。二つ目に認める必要があるのはあなたは決して変わらないだろう。でもおそらく、あなたは少しだけ食生活を改善できるかもしれない。我々はみんな基本的に何が必要かは知っている-意思の力と農産物とある種のジューサー-しかしオンラインで迷うのは簡単だ、適当に「健康的食生活」の検索をするたびに、そこには直感に反した、相反する、そして全く馬鹿げた助言が無数にある。そこで我々はたくさんの専門家に最も健康的な食べ物は何かについて聞いた。

ハーバード大学栄養疫学教授Frank B. Hu

この手の質問は「スーパーフード」の領域に踏み入れさせる、それはいい加減な定義の、栄養より宣伝のための用語である。個々の食品に固執するのではなく、食生活全体を考えるべきだ。食生活の多様性はたくさんの栄養をとる利益を得るためだけでは無く、特定の栄養素を取り過ぎないためにも重要である。それは食事を面白く風味たっぷりにしてくれる。

ハーバード大学栄養疫学教授Eric B. Rimm

テレビの「医学」寵児は「スーパーフード」という単語が好きだ。誇大広告と不必要なこの単語が私は大嫌いだ。食品は医薬品ではない。食品は数千の生物学的影響のある数百の化合物からなるからすごいのだ。

スタンフォード予防研究センター医学教授Christopher D. Gardner

たった一つの最良の食べ物があるなどといった過剰な単純化は混乱を招く。私が期待するのは人々が食事あるいは食卓をヒトの健康とおいしさと環境の健康と社会正義の交差点で見つけることである

栄養教授Marion Nestle

健康的な食生活の基本原則の一つは多様性である。比較的加工の少ないいろいろなものを食べる

カリフォルニア大学サンフランシスコ校臨床教授Daphne Miller

あなたの芝生を耕してスパイス野菜を育てる

(いろいろ略。最後の人だけヘンなのはわざとなんだろうか)