2020-02-07

[MFDS]日本産輸入食品の放射能検査の結果

輸入検査管理課 

-2020-01-17

https://www.mfds.go.kr/brd/m_100/view.do?seq=43107

2020.1.10〜2020.1.16

 

-2020-01-10

https://www.mfds.go.kr/brd/m_100/view.do?seq=43105

2020.1.3〜2020.1.9

 

[MFDS]食品安全基準は、将来の食品の変化に合わせる 

食品基準課 2020-01-20

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=43922

(長いけれどできるだけ紹介)

食品医薬品安全処は最近、高齢化、一人世帯の増加など変化する食生活と急変する食品産業技術に積極的に対応して人中心の食品安全管理を図るため、「第2次食品などの基準及び規格管理基本計画」を策定し、2020年から2024年までの今後5年間推進していく計画である。

○ 過去2015年から2019年まで推進した1次計画は、食品中の非意図的有害汚染物質、残留農薬、食品添加物などの基準・規格を再評価することが主な内容だったが、

- 今回の2次計画は、人口構造の変化、健康・快適性重視、倫理的消費の追求など、変化している食品の消費トレンドと食品産業技術・流通環境に適用できる食品の基準・規格を設けることを主要内容にして食品安全管理に活用する予定。

○ 主な推進内容は、▲人口構造及び環境の変化に応じた食品安全管理の強化、▲食品産業構造の変化及び技術加速化に伴う基準・規格の管理、▲基準・規格の再評価と先進化など。

□ 人口構造及び環境の変化に応じた食品安全管理の強化

○ 高齢者人口と一人世帯の増加に伴う食品消費パターンの変化

- 高齢化による慢性疾患の増加で、高齢の患者にオーダーメード型食品が開発・供給されるよう特殊医療用途食品を別の食品群として改編

* (現行)特殊用途食品>特殊医療用途等食品→(改編)特殊栄養食品/特殊医療用途等食品

- 糖尿病、腎臓、腸疾患などの慢性疾患の食事管理を目的とする「食事管理用食品」を新設し、栄養成分基準及び衛生基準を用意

- 外食文化の拡大により飲食店の業種別に危害要因を分析して、業種別の特性を反映した調理食品安全管理方案を用意

* 韓国料理、中華料理、洋食、和食、ビュッフェ、即席販売、カフェなどでの原料別調理と管理基準、調理食品・調理器具等の微生物規格など

○ マイクロプラスチック汚染・異常気象の発生など健康への脅威要因の増加

- 水産物、天日塩を主原料として使用した食品などを対象に、食品中のマイクロプラスチックのモニタリングと人体ばく露評価実施

- ビブリオ・バルニフィカスなどの有害微生物やアクリルアミドなど基準が設定されていない汚染物質の基準など用意

- 再生と循環を通した持続可能な食品安全管理のための構造及び容器・包装のリサイクル基準など用意

□ 食品産業構造の変化及び技術加速化に伴う基準・規格の管理

○ 新しいタイプの食品登場と開発増加

- 豆肉、培養肉などの肉類代替食品として新しい食品などが登場したことに応じて代替タンパク食品の健全性の検討と安全性評価の基盤作り

- 技術集約的で経済性が高いバイオテクノロジー(BT)を利用した様々な食品素材を製造する傾向がありバイオ食品添加物*などの安全性評価の基準用意

* バイオテクノロジー(BT)などの新技術利用・製造食品添加物(酵素剤、甘味料など)

○ 食品産業専門化・分業化など食品原料の消費・流通形態の変化

- 食品製造・加工の原料として使用される半加工製品形態での輸入・流通が増加しているため食中毒菌管理基準など用意

- 共働き、一人世帯及び外食業の増加で、単純処理農産物の消費が増加することによって衛生及び品質維持管理に必要な食品添加物の使用基準など用意

□ 基準・規格の再評価と先進化

○ 環境汚染及び食生活の変化などを反映した基準・規格再評価

- 環境汚染及び食生活の変化、新たな科学的事実等に応じて食品原料、機能性原料、食品添加物、器具・容器・包装、有害汚染物質、微生物などの基準・規格再評価持続

○ 畜・水産物の生産段階安全管理の先進化

- 農・畜・水産物の残留物質基準管理の先進化のために、畜・水産物も許可物質リスト管理制度(PLS、Positive List System)の導入など

□ 食薬処は「第2次食品等の基準及び規格管理基本計画」を滞りなく推進し、食品安全基準は先進化して規制は改善することにより、食品産業の競争力を高めて人中心の食品安全管理を強化していく。

 

詳細推進内容

1 人口構造及び環境の変化に応じた食品安全管理の強化

1-1 脆弱人口層対象食品の安全管理の強化

〇(特殊医療用途等食品)食品分類体系の改編と合理的基準の設定を通じて疾患オーダーメード型食品市場の造成

- (分類体系)特殊医療用途等食品を別の食品群に再分類し、標準型/オーダーメード型/食事管理用製品で食品類型細分化

- (基準規格)疾患別の要求を反映した栄養成分基準及び衛生基準を用意

〇(高齢者向け食品等)様々な材料、サイズ、形態に適用可能な物性試験法を用意

- 現行「食品公典」試験法上実験が困難な固体、半固体及び液状形態の高齢者向け食品の物性を測定することができるように試験法の適用範囲、分析原理、分析機器、試験操作方法、判定方法など提示

1-2 環境変化に応じた基準・規格管理の基盤作り

〇(マイクロプラスチック)水産物、その他の食品など関連食品のマイクロプラスチックモニタリング及び人体ばく露量評価

〇(リサイクルプラスチック)食品用器具及び容器・包装リサイクル安全管理改善法案の検討、研究及びリサイクル管理ガイド(案)を用意

〇(有害微生物)国内に出現する可能性があるビブリオ菌など管理対象調査及び管理勧告基準を用意

1-3 リスク基盤の先制的対応システムの構築

〇(基準・規格未設定の有害物質等)危害情報・メディアなどで継続的に危険性を提起している食品や有害物質等については基準・規格設定前に事前安全管理

1-4 飲食店と調理食品の衛生及び安全管理の強化

〇(団体給食施設)階層別、施設別(幼稚園、学校、老人ホーム、病院など)危害要因の特徴分析及び衛生管理方案を用意

〇(飲食店)飲食店の業種別(韓国料理、中華料理、洋食、和食、ビュッフェ、即席販売、カフェなど)危害要素の特徴分析と管理法案を用意

2 食品産業構造の変化及び技術の加速化に伴う基準・規格の管理

2-1 新しい食品の登場と安全管理技術開発に伴う基準・規格を用意

〇(代替タンパク食品)食品原料としての健全性の検討及び安全性評価基盤作り

- 代替タンパク食品安全管理方案用意のための専門家協議体運営

- 代替タンパク食品の安全性評価ガイドラインの開発と評価項目の設定など

〇(バイオ食品添加物)バイオテクノロジー(BT)などの新技術利用・製造食品添加物に対する審査規定を合理的に改善

- 酵素剤など遺伝子組換え食品添加物が密閉利用施設で安全性が立証された微生物で製造された場合、安全性審査期間の短縮など推進

2-2 生産単位及び消費単位の変化に伴う基準・規格を用意

〇(半加工品)半加工製品のうちB2Bで流通されている製品に限って、基準・規格除外可能な食中毒菌基準適用検討及び製品の特性に合った改善方案を用意

〇(混合製剤)食品製造現場を反映した合理的な混合製剤(食品添加物)管理方案を用意

〇(単純処理農水産物)単純処理農水産物に使用可能な食品添加物使用基準を用意

2-3 食品基準・規格の国際調和及び国際レベルの管理システムを確保

〇(基準調和)FTA締結拡大により締結国相互間の食品の特性が反映された基準・規格の適用及び相互認定のための標準・規格の国際調和の推進

- 非関税障壁解消のための国際協力の強化

- 輸入許可要求増加及び通商懸案提起に対応するための専門組織・人材補強の推進

〇(食品添加物公転)食品添加物をCODEX、EUのような分類体系を導入して、人体ばく露の程度に応じて使用基準、安全性評価基準を用意

2-4 不正物質と不良食品、食品詐欺に対応した安全管理

〇(試験法開発)遺伝子技術を利用した食品原料判別法及び国内流通主要食品の偽造・変造判別法などの開発

3 基準・規格の再評価と先進化

3-1 定期的に基準・規格の再評価

〇(食品原料)誤って分類されたか、生物学的に新しく再分類された食品原料の学名・名称の現代化及び標準化、食品原料の安全性再評価後に使用可能かどうか検討(2,500品目)

〇(機能性原料)認定後10年が経過した(定期再評価)、社会的議論がある機能性原料(随時再評価)に対して再評価(40品目)

〇(食品添加物)主要外国では使用基準を定めているが、国内には使用基準が設定されていない103品目の再評価(103品目)

〇(器具・容器・包装)材質別基準・規格項目の国内・外の使用状況、モニタニタリング資料、安全性評価研究資料などを検討して再評価(39品目)

3-2トータルダイエットスタディ

〇 韓国国民の多消費・多頻度食品の上位107品目*を対象に、原物と調理**を経た試料を対象に有害な成分***と有益な成分の分析

* 私たちの国民の平均的な食品別摂取量に基づいて総食物摂取量の95%の水準に含まれている農産物41品目、水産物8項目、畜産物7品目及び加工食品51品目

** 私たち国民が摂取する食品の形態と材料食品別の特性、調理温度、時間等を考慮して、国内で主に使用される様々な調理方法を適用

*** 有害成分:重金属、カビ毒素、PCBs、ベンゾピレン、アクリルアミド、3-MCPDなど

有益成分:ビタミン類、鉄、ヨウ素、セレンなどの微量栄養成分

3-3 有害汚染物質の適量を管理

〇(適量評価)時代・環境の変化を反映した国単位の大規模な汚染調査と適量の評価

- 対象物質:非意図的有害物質の放射性物質、メラミン、急性毒性物質である海洋毒素類4種を除く重金属、カビ毒素など19種

- 対象食品:国民の多数が摂取する食品や汚染の懸念が高い食品

〇(基準・規格再評価)有害汚染物質の汚染、適量、国外管理動向などを総合的に考慮して、現行の基準規格の再評価

〇(試験法改正)汚染調査対象食品の拡大と分析技術の発達による有害汚染物質の試験法の確立と改善

3-4 畜・水産物の残留物質基準管理の先進化

〇(PLS導入)使用禁止物質、基準免除物質と残留許容基準をリスト化し、その他は一律基準0.01 mg/kg以下を適用するように通知

3-5 農産物の農薬残留許容基準管理の先進化

〇(正式基準化)農業の現場で必要とされる農薬及び輸出国及び輸入業者の食品輸入時に必要とする農薬について、暫定的に設定した残留許容基準に対しては科学的資料を確保して正式基準として転換

〇(農薬基準の新設及び改正)国内食品新規登録(適用拡大を含む)と輸入食品基準適用農薬の残留許容基準の新設や農薬安全使用基準の変更に伴う残留許容基準の改正

3-6 微生物の危害要素の先制的管理及び規格の評価

〇 食品の原料、製造・加工、保存・流通、消費段階全般について食中毒菌汚染、増殖など危害要素の分析・評価を通じて潜在的危害に対する安全管理方案を用意

- 原料性食品及びミールキット(meal-kit)、家庭における食事作りに代わる商品(HMR; Home Meal Replacement)などセット商品の微生物規格の検討

- 低リスク食中毒菌(バチルスセレウスなど)の食品汚染、摂取量などを考慮して、微生物の危害評価を通じた定量規格の改善を検討

4国民コミュニケーション・安全教育システムの強化

4-1 有害汚染物質の情報伝達のためのコミュニケーションシステムの改善

〇(検索サービス)有害汚染物質の汚染度を5年ごとにDB化して簡単に検索できるように、「有害汚染物質簡便検索コンテンツ」を提供

* 対国民アクセシビリティ拡大のために'19年有害汚染物質簡便検索コンテンツ改善の研究(実行中)

〇(学術用資料提供)食品関連学界・業界学術・研究用目的のダウンロード用ファイル(エクセル)を提供

* データの活用性を拡大するため、汚染度調査食品の種類、品目、製造・生産国、採取地域、採取場所(大・中・小型マート・在来の市場)、食品別汚染度など詳細情報を提供

〇(基準・規格の再評価報告書公開)食品摂取を通じて変化する有害汚染物質の国民ばく露量がこれ以上増加しないように基準・規格管理方案を入れた政策報告書の公開

* 政府の政策に対する科学的根拠を全てきれいに公開し、国民の共感を形成し参加誘導

4-2 食品などの基準・規格すべて、オフライン教育活動の強化

〇(情報伝達)ブログ、インスタグラムやTwitter 、一人放送チャンネルなどを通じた食品安全関連情報の伝達方法を用意

〇(摂取ガイド)特定階層(極端摂取、敏感年齢)対象有害汚染物質のばく露量減少のための摂取ガイド作成と配置

〇(教育)食品の消費に関連する伝達媒体(ホームショッピングなど)対象教育及び教育省など関連部処との連携を通じた食品安全に関する基本的な知識の教育

4-3 食品規制情報データベースの構築及び国民への情報提供

〇(DB構築)食品安全国「食品安全基準・規格情報マップ」などのWebベースの情報伝達システムの改善、食品原料の学名、写真、使用部位等に関する情報DBの構築

 

[MFDS]健康的なお正月のための食品・医薬品安全情報の提供(食品編) 

健康機能食品政策課 2020-01-20

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=43919

□ 食品医薬品安全処は、国民が安全で健康的に正月を過ごせるように、食品の正しい購入・摂取・使用要領など安全情報を提供する。

○ 主な内容は、▲正月用品の購入要領、▲祝日の食品調理・摂取・保管要領、▲祝日の食品を健康に楽しむ方法、▲帰省中・帰郷中の食中毒予防要領、▲健康機能食品の購入要領と摂取注意事項など。

< 正月用品購入要領 >

○ 正月用料理の食品を購入するときは、小麦粉や食用油のように冷蔵の必要がない食品をはじめに、果物・野菜>ハム・かまぼこなど冷蔵が必要な加工食品>肉類>魚介類の順にすることを勧める。

- 大型ディスカウント店やデパートなどで買い物する時間は平均80分程度(1回平均)で、カートに入れた食品が常温で長時間放置された場合、細菌増殖の恐れがあるので、腐りやすい魚介類と冷蔵・冷凍食品は最後に購入するようにする。

- 参考に、買い物をする前に正月料理に必要な食材をあらかじめメモしておけば、必要以上に衝動買いしないで費用と時間を節約できる。

○ 農産物は傷がなく新鮮なものを選択して、洗浄・カットなどの前処理がされた果物・野菜は冷蔵製品で購入することを勧める。

- 水産物は身に弾力があって、目が透明で鮮やか、光沢があり鱗がついた新鮮なものを購入。

○ 加工食品を購入するときは、流通期限などの表示内容をよく確認して必要な量だけ購入。

- 正月用・プレゼント用に濁酒や薬酒を購入する場合には、必ず流通期限を確認し、冷蔵保存が必要な濁酒は購入後すぐに冷蔵庫に保管。

○ 買い物が終わったら加工食品、果物・野菜類と肉・水産物は、それぞれ分けて入れて、冷凍食品は溶けないように運び冷凍庫に保管。

○ オンラインで冷蔵・冷凍食品を購入する場合は、宅配便が到着したら常温に長時間放置されないよう出来るだけ早く受け取り、包装及び内容物に異常がないかどうかを確認して、冷蔵冷凍庫に保管。

< 正月用食品の調理・摂取・保管要領 >

○ 正月用の食品を調理する前、石鹸など手洗浄剤を使用して30秒以上流水で手を洗う。

- 特に、卵や生肉を触った手で、生で食べる野菜や果物などを触ると、食中毒菌が付着することが(交差汚染)あるので、必ず石けんなどで手を洗う。

○ 下痢、腹痛、外傷、炎症などの症状がある場合は、直接調理しないように。

○ 食品を調理するときは衛生手袋を着用して、加熱調理するときは食品の内部まで十分に加熱する。

- ミートボールなどのひき肉を調理するときは、必ず中まで完全に加熱しなければならず、ハム・ソーセージなどの肉加工品も中心温度75 ℃で1分以上加熱調理する必要がある。

- 牡蠣、貝などの魚介類は、中心温度85 ℃で1分以上加熱調理する必要がある。

○ 果物・野菜などは、水に浸して流水で3回以上きれいに洗浄する。

○ 調理済みの食品を保管するときは、温かい食品は60 ℃以上で、冷たく食べる食品は急速に冷やして5 ℃以下で保管。

- 正月の食品は、多くの量を事前に調理して保管する場合が多いので、2時間以内に冷まして蓋をして冷蔵庫に保管。

- ベランダに調理済みの食品を保管すると、日中は日光によって温度が上がり細菌が増殖する可能性があるので注意が必要。

○ 調理された食品は常温に放置せずできるだけ2 時間以内に食べ、常温で2時間以上放置された食品は、必ず再加熱してから食べる。

○ 卵の場合、冷蔵保管時、産卵日から30 日経過した時点でもA級鮮度*を維持することが明らかで、産卵日付から数日過ぎても卵自体の品質に問題はありません。

* 卵重量、卵白の高さの測定などを通して、鮮度に基づいてA〜D級の分類(畜産物の等級判定詳細基準(農食品部告示))

- ただし、卵購入後すぐに冷蔵保管しなければならず、冷蔵された卵を室温で保管すると、卵の表面の結露が浸み込んで簡単に傷つくので注意が必要。

< 正月の食品を健康に楽しむ方法 >

○ 餅、揚げ物、正月の食品は、普段食べる食品に比べてカロリーも高く、塩分、糖度も多くてカロリーと塩分、糖を減らした健康レシピの使用を勧める。

○ スープ料理は大根・タマネギ・昆布・いわしなどでとったスープを使用するとコクが加わり、調理途中ではなく最後に味見することが薄味で調理する方法である。

- 参考に、調味するときにレモン汁・梅果汁などで酸味を追加すると水っぽくならない。

○ ナムルは油で炒めるよりも茹でて調理し、和えるときはごま油、きな粉・すりごま、クルミ・ピーナッツなどのナッツを使用すると、栄養も補って塩分を減らすことができる。

- カルビチム・プルコギを調理する前に肉を牛乳に浸しておくと悪臭を取り肉質のきめも良くなり食感が改善される。プルコギなどの調味料は、砂糖の代わりにパイナップル、梨、キウイなどの果物を使用すると、糖を減らして増量効果も得られる。

○ 食品を食べるときは、個人の皿を利用して少なめに食べるのが食べ過ぎを減らす方法であり、スープより具を中心に食べ、醤油を使わず食べることが塩分の摂取量を減らすのに役立つ。

- 小さいサイズ(200mL以下)の汁椀を使用すると、塩分の摂取量を減らすのに役立つ。

○ 正月の食品は、油で揚げて炒めるなど高カロリー、高脂肪なので、普段の食事量を考えると、カロリーを少なく摂取するように計算して食事量の調節が必要。

正月の食品栄養情報は食品安全性報ポータル食品安全国(www .foodsafetykorea.go.kr)栄養成分データベースで確認できる。

< 帰省・帰郷中の食中毒予防要領 >

○ 帰省・帰郷中は、▲調理された食品は、なるべくアイスボックスなどを利用して冷たい温度が維持されるように保管・運搬、▲到着後日差しが届くスペースや車のトランクに放置しない、▲食事前に必ず手を洗うなどの安全上の注意を守る。

○ 特にコンビニ、休憩所などで購入した食べ物や飲み物はできるだけ早く食べて、残った食べ物や飲み物は変質する恐れがあるので、家に持ち帰って摂取しないように。

○ 嘔吐、下痢などの食中毒の疑いの症状がある場合は、最寄りの病院・医院を受診し、医師の指示に従う。

< 健康機能食品の購入要領と摂取注意事項 >

○ 正月にプレゼント用にたくさん購入する健康機能食品を高血圧、糖尿病、関節炎を治療する「薬」と偽って広告する場合があるので被害を受けないよう注意。

- 健康機能食品は、栄養成分を補ったり身体機能の改善の役立つ食品で、医薬品のように病気の治療や予防に効能・効果があるという内容は虚偽・誇大広告である。

○ 健康機能食品を購入するときは、健康機能食品の認証マークとハングル表示事項を必ず確認する。

- インターネット、新聞、健康プログラムなどを通じて、健康に良いと言われて販売されている「健康食品」は、機能性が立証されていない一般食品であり、「健康機能食品」の記載とマークがない。

- また、健康機能食品は安全性と機能性が確保されている一日摂取量、摂取方法と摂取時の注意事項が定められているので、必要以上にいくつかの健康機能食品を一度に摂取しないように注意。

○ 病気で治療を受けている、薬を服用している場合には、医師と相談することが望ましく、食品安全国ホームページで医薬品と一緒に摂取するときに注意が必要な原料については必ず確認してください。

○ また、健康機能食品を摂取して異常事例が発生した場合1577-2488または食品安全国(www.foodsafetykorea.go.kr)「健康機能食品異常事例申告センター」を利用して申告してください

 

[MFDS][関係省庁合同]農薬管理の強化で農産物の安全性は向上し農薬の使用は減少 

有害物質基準課 2020-01-20

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=43917

□ 政府は2019年、農薬許容物質リスト管理制度(PLS、Positive List System)を全面施行した結果、国内農産物の安全性が向上したと発表した。

○ 農薬許容物質リスト管理制度は、農産物ごとに国内外で登録された農薬について残留許容基準を設定して管理し、その他残留許容基準がない農薬は不検出レベルの一律基準(0.01mg/kg)を適用する制度である。

- 許容物質リスト管理制度の導入以前は、国内基準がない場合に国際基準(CODEX)、国内類似農産物の最低基準などを適用してきたが、

- 2016年に堅果種実類、熱帯果物類を対象に先ず導入して2019年1月1日からすべての農産物を対象に拡大運営している。

□ 2019年の安全性調査の結果、国内および輸入農産物の不適合率は2018年と同じ1.3%だった。

○ 制度導入で管理基準が大幅に強化されたことを考慮すれば制度がうまく定着して国内流通農産物の安全性が大幅に向上したことを意味する。

□ 国内生産・流通する農産物の不適合率は1.3%で、2018年1.4%に比べて0.1%p減少した。

- これは、農民対象の積極的な教育、広報に加え、「PLS状況班」を運営して現場管理を強化して、登録された農薬を安全使用基準(作物別の登録農薬の使用、希釈倍数遵守など)に合わせて使用する適切な農薬の使用文化が広がったため。

* PLS認知度調査の結果:('18上)51.3%→('18下)71.5%→('19下)85.4%

- その結果、農薬出荷量も2018年の同期間に比べて8.6%減少した。

* 農薬出荷量:(2018.11)17,229トン→(2019.11)15,745トン

- また、関係省庁が協力して、現場の課題を積極的に受け入れて農薬の登録と残留許容基準の設定など、農業の現場の問題を総合的に解決してきた為と分析される。

* 農産物別に登録された農薬品目数(累計):(〜'17)16,349個→('18)23,367個→('19)26,368個

* 農産物別に設定された農薬残留許容基準数(累計):(〜'17)7,910個→('18)12,735個→('19)13,203個

□ 一方、輸入農産物の不適合率は0.9%で、前年同期の0.6%に比べて0.3%増加した。

○ 主な不適合品目は東南アジア地域で生産されるハーブ類などの小規模栽培農産物で、制度の導入で生産段階の管理が不十分な輸入農産物を輸入段階でよく遮断したと把握された。

□ 政府は'19年の成果を基に、制度の安定的定着と農業現場のジレンマ解消に集中する計画である。

○ 農村振興庁、国立農産物品質管理院が共同して不適合の発生が多い地域と品目を中心に事前コンサルティングなど農薬安全使用を指導する予定であり、

- 特に19年度に不適合が2回以上発生した農家は1:1個別管理して繰り返し発生時は法令に基づいて厳しく処分する計画。

* 未登録農薬使用農家は100万ウォン以下、販売者は500万ウォン以下の課徴金

○ また、混作など、さまざまな栽培条件で共通で使用できる農薬を拡大して、農薬購入費を削減し使用便宜を図って

- 外来病害虫に対する農作物被害防止のために継続的に点検して適期に農薬が供給されるよう早期に登録する計画である。

○ また、農薬飛散(飛散)による農民間非意図的汚染紛争解決のために、紛争調整手続きも制度化する予定。

□ 食品医薬品安全処は、輸入農産物の安全性調査を徹底的にして不適合農産物の国内流入を事前に遮断する計画であり、

○ 主な輸出国、輸入業者などを対象に説明会、懇談会、討論会などを開催して農薬許容物質リスト管理制度の進捗状況を共有し、

○ 輸入農産物の不適合が頻繁な国と輸入量が多い国を対象に説明会の開催、企業別の無料相談も継続的に推進する計画であり、

- 国内に登録されていない農薬が使用された輸入農産物の場合には、安全性評価などを経て輸入に必要な農薬残留許容基準を用意する予定。

 

[MFDS]国民の食卓の責任を負う輸入食品安全管理の推進 

輸入流通安全課 2020-01-17

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=43915

◈ 国民が直接参加する輸入キムチの流通管理の実態調査と回収・検査

- 輸入キムチの流通実態と消費者の認識調査、流通段階別の安全性検査

◈ 食品によるアフリカ豚熱(ASF)の流入を遮断するための外国食料品販売店の取り締まり

- 無申告(無表示)搬入食品(豚肉畜産物を含む)などの不法食品販売行為の取り締まり

◈ オンラインショッピングの増加に伴う海外からの個人輸入食品の安全性検査と危害製品を販売遮断

- 性機能・ダイエット・筋肉強化標榜製品検査、医薬品成分検出時搬入やサイトを遮断

□ 食品医薬品安全処は、食品の輸入が継続して増加*しているため消費者が安心して輸入製品を購入できるように細かい流通段階の安全管理のために、「2020年輸入食品流通管理計画」を策定・施行する。

* 輸入件数:('16)625,443件→('17)672,273件→('18)728,114件(前年比8.3%増)

○ 主な内容は、▲流通輸入食品指導・点検及び回収・検査、▲輸入食品の流通実態調査と安全管理、▲制度圏外の輸入食品の安全管理、▲輸入販売業者等の教育・広報。

□ 今回の流通管理計画は、消費者の関心が高い輸入キムチに対する国民参加の流通管理の実態調査と営業者自ら安全性を立証する流通段階の検査命令、無申告食品の流通・販売遮断、危害情報に基づく検査の強化など国民が体感できる輸入食品の安全管理政策を実行します。

< 流通輸入食品の指導・点検及び回収・検査 >

○ これまで行政処分の履歴があるか、輸入比率が高い業者の点検を拡大して、無申告食品の販売遮断のために、外国人密集地域などにある外国の食料品販売店(自由業、300㎡未満)に対する点検*を強化します。

* 個人携帯搬入品など無申告(無表示)輸入食品及び流通期限経過製品の販売かどうかなどを点検

○ 子供が好む食品など国民多消費食品*、海外の危害情報関連食品、不適合履歴品目などを重点的に点検し、不適合食品の迅速な販売遮断及び回収・廃棄を実施します。

* 多消費食品:菓子類、麺類、果物類(バナナ、オレンジ、ブドウなど)、水産物(サバ、エビ、サーモンなど)、穀類(アーモンド、ピーナッツなど)、畜産物(牛肉、豚肉など)、健康機能食品など

○ 輸入段階の検査命令*制度を流通段階まで拡大して営業者自らが流通製品の安全性を立証する流通段階の検査命令を本格的に推進します。

* 検査命令:不適合率が高く危害発生の懸念が提起された食品について、輸入者が食薬処長が指定した検査機関で精密検査を受けて試験成績書を管轄官庁に提出するようにする制度

< 輸入食品の流通実態調査と安全管理 >

○ 外食産業の拡大などでキムチの需要が増加* (輸入キムチが約40%を占める)することによって、国民が直接参加する輸入キムチの流通実態調査** と安全性検査を通じて流通段階の衛生の脆弱性を改善していきます。

* 輸入キムチ輸入量(トン):('16)254,911 →('17)276,421 →('18)294,003

** 輸入キムチ取り扱い卸・小売店、飲食店、集団給食所など流通段階別保管状態など調査

○ 食品用遺伝子組換え生物(LMO)が食用外の用途での使用や環境に流出しないように管理して、遺伝子組換え食品(GMO)のGMO表示が適正かどうかを継続的に管理。

< 制度圏外の輸入食品の安全管理 >

○ 海外からの個人輸入食品の安全性確保のために、性機能・ダイエット・筋肉強化標榜製品を購入・検査して、医薬品関連の危害成分が検出された場合、国内搬入やインターネット販売サイトを遮断して、食品安全国などに危害製品情報を公開する。

○ 中国や日本などから持ってくる「買出し商人」、携帯搬入物品の安全管理のために、関連農産物などを購入・検査して不適合品目について国内搬入を遮断(関税庁協業)する。

< 輸入販売業者等の教育・広報 >

○ 無申告輸入食品の流通・販売根絶のために、外国の食品販売店(自由業、300㎡未満)を対象に無申告食品の販売禁止などの予防・広報をします。

* 無申告食品販売時の告発措置(10年以下の懲役又は1億ウォン以下の罰金)/流通期限経過製品販売時に過怠金賦課(1次30万ウォン→ 2次60万ウォン→ 3次90万円)

○ 輸入食品等の輸入販売業者対象食品用器具・容器・包装*(食品用図案。原本図の名前:食品表示.jpg原本図の大きさ:横122pixel,縦117pixel表示制品含む)は、必ず食薬処に輸入申告するように広報し、営業者遵守事項等の衛生教育を実施します。

□ 食薬処は、今回制定された流通管理計画を通じて、消費者が安心して輸入食品を購入できる環境が作られることを期待し、今後も安全な食品が輸入されて流通できるように最善を尽くす。

 

[MFDS][関係省庁合同]「ツヤケシオオゴミムシダマシの幼虫」を新しい食品原料として認める 

新素材食品課 2020-01-16

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=43911

□ 食品医薬品安全処と農村振興庁は1月16日、食用昆虫の一つで「ツヤケシオオゴミムシダマシ幼虫(脱脂粉末)」が新しい食品原料として認定*され、今後、食品として使用できるようになったと発表した。

* 新しい食品原料認定制度:国内で食品として摂取経験がない原料について安全性などを評価することで新たな食品原料として認められれば、食品公典登載まで一時的に使用することができる(「食品衛生法」第7条第2項)

○ これは、2014年ミールワームの幼虫とコガネムシの幼虫、2015年カブトムシの幼虫とコオロギを食品原料として認定したのに続きツヤケシオオゴミムシダマシの幼虫(脱脂粉末)まで、現在食用できる昆虫は全8種*。

- 国連食糧農業機関(FAO)が昆虫を「小さな家畜(little cattle)」と評価したように、将来の食糧資源として効用が大きいと期待されます。

* イナゴ、カイコ(幼虫、さなぎ)、バッタ、チャイロコメノゴミムシダマシ(幼虫)、コガネムシ(幼虫)、カブトムシ(幼虫)、コオロギ(成虫)、ツヤケシオオゴミムシダマシ(幼虫)

□ 今回認められたツヤケシオオゴミムシダマシの幼虫(脱脂粉末)は、農村振興庁が食品原料の特性、栄養性、毒性評価をはじめ、最適な製造条件の確立などのための研究を進めて、その結果をもとに食薬処が安全性審査などを経て認められました。

* 食品製造時の原材料としての適用が容易になるよう、一部の脂肪を除去(約36%→約21%)

○ 「ツヤケシオオゴミムシダマシの幼虫」は食用昆虫である「チャイロコメノゴミムシダマシの幼虫」と同じ甲虫目ゴミムシダマシのミールワームの幼虫よりサイズが約1.5倍大きく「スーパーミールワーム(super mealworm)」とも呼ばれる昆虫で、

- タンパク質と不飽和脂肪酸を多く含有しており、食品原料としての価値が高く、お菓子などの様々な食品原料として使用されることが期待される。

添付

1.ツヤケシオオゴミムシダマシの幼虫写真

2.食品原料として使用可能な食用昆虫

 

[MFDS]輸入食品の現地事前安全管理の強化で危険な食品の輸入遮断 

現地実態調査課 2020-01-15

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=43909

□ 食品医薬品安全処は、昨年、我が国に食品を輸出する海外製造業所*458所について現地実態調査を実施した結果、衛生管理が不良な66所を摘発して輸入遮断などの措置をした。

* 海外製造業所:輸入食品等の生産・製造・加工・処理、包装、保管など海外に所在する施設、輸入者などは事前に我が国に食品を輸出する海外製造業所を必ず食薬処に登録しなければならない

○ 通関検査不適合の発生など、危害発生の可能性があり現地調査の実効性が高い対象業社を選定して事前安全管理を強化した結果、不適合率が前年度に比べて減少した

* 現地実態調査数/不適合業社数(%):('18年)407/74(18%)→('19年)458/66(14%)

○ 摘発業者の主な違反には、▲原材料の衛生状態不良、▲食品取り扱い用機械・器具類の洗浄・消毒など衛生管理不十分、▲作業場従事者の個人的な衛生管理不十分、▲作業場内の害虫など防虫・防鼠管理不十分など。

- 不適合項目としては、キムチ類、麺類、果物・野菜飲料、ソース類、ピーナッツまたはナッツ加工品、牛肉、香辛料加工品、茶類など。

○ 今回摘発された製造業所66所のうち、衛生・安全管理の状態が非常に悪い37所に対しては輸入遮断を措置して、残り29所は改善命令とともに輸入検査を強化した。

< 添付 >

  1. 海外製造業所現地実態調査の現状
  2. 国別・タイプ別現地実態調査の現状

 

[MFDS][関係省庁合同] 鹿胎盤幹細胞カプセルを持ちこんだ密輸入者大量摘発 

輸入流通安全課 2020-01-14

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=43908

□ 関税庁は税関通関が保留されている鹿胎盤幹細胞カプセル製品を携帯して持ち込もうとした密輸入者175人を関税法違反容疑で摘発して罰金相当額を課すなど通告処分*し、該当物品は没収した。これらが2019年7月から12月の間に持ち込もうとしていたカプセルは63万錠(時価33億ウォン相当)に至る。

○ 今回摘発された鹿胎盤カプセル製品(製品名:PURTIER PLACENTA)は、シンガポールに本社を置くR社がニュージーランドの鹿胎盤から採取した幹細胞を主原料として製造し、アンチエイジングなどに効果があると宣伝して販売している製品。

□ 食品医薬品安全処は、「鹿胎盤幹細胞」は「食品の基準及び規格」に登載されておらず、まだ安全性などが証明されていなかったので、食品原料として使用することができないと発表した。

○ このような理由から、鹿胎盤幹細胞を原料としたカプセル製品(PURTIERPLACENTA)については、関税庁と放送通信審議委員会などの通関遮断及びサイト遮断を要求した。

* 鹿胎盤自体を食品原料として使用することは可能であるが、鹿胎盤の特定成分(幹細胞など)を分離・濾過して使用することは不可能である

□ シンガポールR社は、鹿胎盤幹細胞カプセル製品を専門にマルチ商法で販売している会社で、世界各国で会員を募集しているが、R社に会員登録した密輸入者は、相当な金額の販売手当を得るために、摘発された場合の罰金相当額、密輸品没収などの損失を甘受して密輸入を試みた。

□ 関税庁はR社の国内の一部の会員たちが、該当製品に対して癌、高血圧、糖尿病などの病気の治療に効果あると虚偽・誇大広告をしているが、◦ 製品の安全性が確認されておらず、国内搬入が禁止されているため、国民には製品の購入はもちろん摂取することがないよう呼びかけている。また不法食・医薬品の国内搬入及び流通を遮断するために携帯品、国際郵便、宅配便貨物等に対する貨物検査を継続的に強化し、食薬処と協力して、不法流通・販売行為を積極的に取り締まる予定だと発表した。

 

[EU]SCCS

-染髪料レゾルシノールに関する科学的意見要請

Request for a scientific Opinion on hair dye Resorcinol

https://ec.europa.eu/health/sites/health/files/scientific_committees/consumer_safety/docs/sccs2016_q_042.pdf

 

-プロピルパラベンに関する科学的意見要請

Request for a scientific Opinion on Propylparaben

https://ec.europa.eu/health/sites/health/files/scientific_committees/consumer_safety/docs/sccs2016_q_041.pdf

どちらも内分泌攪乱作用のある化粧品成分として優先リストに入っている物質

(化粧品成分のわずかなホルモン活性が問題と言いつつ遙かに強力な女性ホルモン作用宣伝するの、何なんだろう)

 

論文

-ペットのPFAS糞便排出

Fecal excretion of PFAS by pets

5-FEB-2020

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-02/acs-feo013120.php

Environmental Science & Technology Lettersに発表された犬猫の糞便中PFASの測定結果。15種を測定して13種を検出

 

-がん原因の容疑者がDNA指紋で捕まえられるだろう

Cancer-causing culprits will be caught by their DNA fingerprints

5-FEB-2020

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-02/wtsi-ccw020320.php

Natureに発表された世界汎がんプロジェクトPan-Cancer Project。

37カ国1300人以上の医師や科学者が参加して38種類のがんの2600以上のゲノムを解析。

 

-血中水銀濃度の増加は皮膚がんリスクを上げるか?

Do elevated mercury levels in the blood increase skin cancer risk?

5-FEB-2020

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-02/w-dem020320.php

British Journal of Dermatologyに発表された研究によると、血中水銀濃度の高いことと非悪性黒色腫皮膚がんの多さに関連がある。米国。

(アメリカ人の水銀「高濃度」は日本人だと「低濃度」)

 

-核戦争後の地球寒冷化は海の生命に有害だろう

Global cooling after nuclear war would harm ocean life

5-FEB-2020

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-02/ru-gca020420.php

Geophysical Research Letters

(かつては気候変動と言えば「核の冬」だった)

 

-子どものテレビ番組に高カロリースナックの広告が減った

Less advertising for high-calorie snacks on children's TV

5-FEB-2020

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-02/uob-laf020520.php

ボン大学の研究:企業の自主的取り組みが少なくとも部分的に成功

Food Policyに発表された研究でEUレベルで合意された自主的広告規制がドイツの子ども向け番組では効果が見られた。著者らは成人向け番組でも広告を制限すべきと主張

 

-グルテンとカゼインフリーダイエットは自閉症の子どもの行動に影響しない

Gluten- and casein-free diets found not to affect behavior of autistic children

5-FEB-2020

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-02/uog-gac020520.php

60人以上の若い人での2つの研究。行動のほかに尿中βカソモルフィン濃度も測定している。いずれも有意差なし

Journal of Autism and Developmental Disorders

 

-家庭用飲料水フィルターの全てが有害PFASを完全に除去するわけではない

Not all in-home drinking water filters completely remove toxic PFAS

5-FEB-2020

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-02/du-nai020520.php

76の蛇口フィルターと13の取水口あるいは家全体システムの有効性を調べた

逆浸透フィルターと二段階フィルターはPFASレベルを下げたが活性炭フィルターは差が大きく完全に除去したものから全く減らないものまであった。家全体のシステムも多様で、調べた6システムのうち4システムではPFSAとPFCAが濾過後逆に増加した。さらにシステムでは市の供給する水に使われている殺菌剤が除去されるために家の水道管で細菌の増殖がおこる可能性がある。Environmental Science & Technology Letters

 

その他

-コンブチャ:検討すべき飲料?

Kombucha: A Brew to Consider?

by WELLNESS LETTER February 04, 2020

https://www.berkeleywellness.com/healthy-eating/food/article/kombucha-brew-consider

最近あらゆるところでコンブチャを見る。コンブチャは「機能性飲料」(米国に法的定義はないが、基本的栄養を超えた健康上の利益があると考えられているもの)のなかで最も急成長している製品のひとつである。2017年半ばから2018年半ばまでの間に販売は約50%増加した。

もともと古代中国が起源で、お茶に砂糖を加えてプロバイオティクスと宣伝されている生きた微生物で発酵させ、二酸化炭素や有機酸などを作らせる。しばしば抹茶やコーヒーやお茶ではないものをベースにしたものもある。「キノコ」あるいはSCOBY(細菌と酵母の共生培養)とよばれる生きた培養は次のロットのコンブチャを作るのに再利用される。自家製コンブチャを作っている人達はそのSCOBYを分け合うこともある。

味が好きで飲んでいる人もいるが「デトックス」や免疫系強化や関節炎に効果がある、がんリスクを減らすと言った無数の健康宣伝を理由に飲む人もいる。ウェブサイトでは加齢を遅らせるや減量に役立つなどの宣伝もされている。コンブチャはかつてその宣伝のためにHIV/AIDSコミュニティで人気があった。

2011年のUC Berkeley Wellness Letterでは万能薬としての根拠が無いことと汚染の可能性から、どちらかというとコンブチャにはネガティブだった。では今は?

コンブチャの科学を探る

コンブチャ製品:全てが同じではない

コンブチャは安全?

(略)

基本

お茶としてはコンブチャは健康的な性質があるかもしれないが研究は不足している。あなたが健康で味が好きなら楽しめばいい。しかし万能薬だと期待しないこと。そしてもし自分で発酵させたり誰かの自家製のものを使おうとしているのなら、適切な安全対策をとることが極めて重要である。

(紅茶キノコ)

 

-中身のある我々の牛肉

Our Beef with Meat

by JOHN SWARTZBERG, M.D. 

https://www.berkeleywellness.com/healthy-eating/nutrition/article/our-beef-meat

2019年10月のAnnals of Internal Medicineの肉論文への反論

(問題の論文の著者が3年以上前にILSIから研究費を受け取ったことがあるから企業の手先だと批判しているところと、地球のために赤肉を食べるのは週に100g未満にすべきと主張しているところに注目)