[NHS] 1日1個の卵を食べることが心発作や脳卒中のリスクを引き上げることはない
Eating an egg a day does not raise risk of heart attack or stroke
Thursday 5 March 2020
https://www.nhs.uk/news/food-and-diet/eating-egg-day-does-not-raise-risk-heart-attack-or-stroke/
「卵は心臓に全く悪くない：1日1個の卵を食べることが心発作や脳卒中のリスクを引き上げることはない、と30年にわたる研究が発見する」とMail Onlineは報道する。
卵には多くの栄養があることが分かっているが、コレステロール値もかなり高い。コレステロールと心疾患の関連により、医者は以前卵が心疾患リスクを引き上げる可能性があると考えた。その後の研究で、食事由来コレステロールは問題でないことが示された。おそらく、たくさん卵を食べる人が全体的に健康的でない食事であったため、卵と心疾患の研究は矛盾する結果であった。
最新の研究では、研究者は1980年にさかのぼって、米国の215,648人からの食事に関する情報を使用した。1日1個卵を食べる人が、卵をめったに食べないあるいは全く食べない人と比較して、全体的な食事とライフスタイルを考慮すると、心発作や脳卒中のリスクが高いというエビデンスはないことを発見した。研究者は世界中の27の他の研究と、彼らの研究結果をまとめた。まとめられた結果でも、卵を食べる人が心疾患あるいは脳卒中のリスクが高いことはないと発見した。
塩あるいは脂肪を加えず調理し、油を避けることでコレステロールにより引き起こされるいかなるリスクも減らしながら、卵の栄養素の恩恵を受けることができる。目玉焼きにすると脂質量が約50％増えることがある。
卵を食べる健康的な方法については以下。
（https://www.nhs.uk/live-well/eat-well/eggs-nutrition/）
[TGA]安全性警告
Maxman Cialis tablets (Plastic bottle inside cardboard carton)
6 March 2020
https://www.tga.gov.au/alert/maxman-cialis-tablets-plastic-bottle-inside-cardboard-carton-0
製品は表示されない成分シルデナフィルを含む。
[SFA]食品業界向けのCOVID-19関連FAQs
COVID-19 Related FAQs for Food Industry
Mar 05, 2020
[FSA] 栄養に関する科学委員会は2型糖尿病患者を対象にした低炭水化物食に関し、意見募集
Scientific Advisory Committee on Nutrition consults on lower carbohydrate diets for people with type 2 diabetes
5 March 2020
栄養に関する科学委員会（SACN）は2型糖尿病患者を対象にした低炭水化物食に関する報告案に関して意見を募集する。
[FSA] FSAは生乳（未殺菌乳）の生産に関する規制を強化する
Food Standards Agency tighten controls on production of raw drinking milk
5 March 2020
FSAは公衆衛生を保護し、消費者の選択を保持するためにイングランドやウェールズにおける生乳（未殺菌乳）の生産規制を強化した。
-生乳（未殺菌乳）
Raw drinking milk
5 March 2020
https://www.food.gov.uk/safety-hygiene/raw-drinking-milk
情報更新。
[FSAI]ダブリンのHalal Food and Groceryの真空包装のMinced Lambと Minced Beef は使用期限と表示の誤りのため回収措置
Recall of Vacuum Packed Minced Lamb and Minced Beef Supplied by Halal Food and Grocery, Dublin, Due to Incorrect Use By Dates and Incorrect Labelling
Thursday, 5 March 2020
https://www.fsai.ie/news_centre/food_alerts/minced_meat_recall.html
Halal Food and Groceryの真空包装のMinced Lambと Minced Beef は使用期限の誤りを含め、不正な表示のため回収措置。
[FSAI]FSAIは2019年に107件の食品警告及び食品アレルゲン警告を出した
FSAI Issued a Total of 107 Food Alerts and Food Allergen Alerts in 2019
Thursday, 5 March 2020
https://www.fsai.ie/food__and_allergen_stats_050320.html
FSAIは2019年の食品警告及び食品アレルゲン警告の数と内訳を発表した。107件のうち、55件が食品警告、52件が食品アレルゲン警告であった。
[EPA]リスト N: COVID-19の原因である新型コロナウイルスSARS-CoV-2に使えるEPAに登録されている抗菌製品
List N: EPA’s Registered Antimicrobial Products for Use Against Novel Coronavirus SARS-CoV-2, the Cause of COVID-19
03/03/2020
https://www.epa.gov/sites/production/files/2020-03/documents/sars-cov-2-list_03-03-2020.pdf
登録番号を確認すること
登録番号をクリックすると詳細内容がわかる
（表面殺菌製品。）
[BfR]科学都市に向けて一緒に
Together for the science metropolis
20.02.2020
https://www.bfr.bund.de/en/press_information/2020/05/together_for_the_science_metropolis-244453.html
ベルリンを国際科学都市として強化するために、大学以外の研究所がBR 50 (ベルリン研究 50)に参集して研究戦略の共同開発や政治や社会との交流を行う
[NASEM]デマとの戦いの新しい前線
New Fronts in the War on Misinformation
By Sara Frueh | March 2, 2020
国立アカデミーはオンラインでの正確な科学と健康情報を拡大するための方法を探る3つのイベントを主催した
新型コロナウイルスとともに無数の虚偽の主張が拡散している－予防法についての不正確なアドバイスやその起源についての陰謀論など－これは現在進行中の問題であるネットの科学と健康についてのデマの氾濫の最新の顕現にすぎない。
科学アカデミーはデマ対策に集中する3つのイベントMisinfoCon 会議、 Wikipedia Edit-a-thon、成功法を広める方法を探る会議、を開催した
以下イベントの説明
[WHO]COVID-19状況報告45
Coronavirus disease 2019 (COVID-19)
Situation Report – 45
特集：インフォデミック
WHOはインフォデミック対策として革新的コミュニケーションイニシアチブEPI-WINを開発した
「信頼チェーン」による情報交換は機能した。
[USDA]Coronavirus Disease (COVID-19)
https://www.usda.gov/coronavirus
FAQに食品安全と食品アクセス、ペットの項目がある
[FSSAI]輸入食品はコロナウイルスから安全
Imported Food is Safe from Corona Virus
March 05, 2020
FSSAIはインドに輸入されている食品は、コロナウイルスの影響がある国からでも、食べるのは安全と情報提供した。そのような食品への懸念が高まっていることからFSSAIは専門家委員会を組織して輸入食品中にコロナウイルスが存在する可能性を検討した。委員会は現時点で食品を介したコロナウイルス感染の決定的根拠は無いと指摘した。
予防的措置として生や調理不十分な肉は食べないこと。冷凍食品は適切に調理してから、野菜や果物は良い衛生規範を守ること
論文
-Science特集：身体の危険な防衛者
The body's dangerous defenders
Mitch Leslie
Science 06 Mar 2020: Vol. 367, Issue 6482, pp. 1067-1069
好中球は感染に対して激しい攻撃をするが同時に病気の引き金も引く。研究者らはそれらをなだめようとしている。
白血球の約70%を占める好中球は毎日血流に乗ってパトロールをして病原体と戦っている。その防御の役割は人々にとって必須であるが諸刃の剣でもある。例えば好中球の酵素エラスターゼは侵入してきた細菌を殺すために放出されるが同時に細胞外マトリクスにも傷害を与える。さらに間違った方向に働くこともある。現在好中球を標的にした治療法の開発が進んでいる。
-展望：ピーナッツアレルギーを引き起こす抗体の起源
Origins of peanut allergy-causing antibodies
Duane R. Wesemann, Cathryn R. Nagler
Science 06 Mar 2020:Vol. 367, Issue 6482, pp. 1072-1073
Hohらはピーナッツアレルギーの人のピーナッツタンパク質へのIgE抗体は腸ででき、類似のDNA配列をもつことを発見した。
-展望：母親-母乳-乳児「トライアド」を理解する
Understanding the mother-breastmilk-infant “triad”
Lars Bode et al.,
Science 06 Mar 2020:Vol. 367, Issue 6482, pp. 1070-1072
母乳は乳児の健康と生存に影響を与えるがその一部のメカニズムはわかっているものの聖人になってからのIQや肥満や糖尿病予防などについてははっきりしていない。母乳は単独では存在しない、母親の生理、母乳の組成、乳児の生理が相互に適応したシステムである。母乳の組成は女性によって異なり授乳の時期によっても異なる。この三者の間の機能的に重要な相互作用を定義する戦略が採用されている
（いろいろ略。微生物叢についても。相互作用が大事なら他人の母乳を殺菌して与える母乳バンクって費用対効果悪いのでは）
-研究者らが新しい心血管系疾患と関連する食事関連腸内細菌代謝物を発見
Researchers discover a new diet-associated gut-microbe metabolite linked to cardiovascular disease
5-MAR-2020
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-03/cc-rda030320.php
Cell。フェニルアラニンが腸内細菌によって分解されてフェニルアセチルグルタミン(PAG)になって血中を巡る。血中PAG濃度の高さは心血管系イベントの高さと関連するがそれはPAGによる血小板の反応性と血栓形成能力増加のためである可能性を示唆
その他
FacebookはCOVID-19デマと戦うためにWHOに無料広告を提供する
Facebook is giving free ads to the World Health Organization to fight COVID-19 misinformation
Mar 4, 2020,
https://www.theverge.com/2020/3/4/21164496/facebook-coronavirus-world-health-organization-free-ads
ZuckerbergはWHOは必要なだけたくさんの広告が出せるという
