[HK]違反
-包装衣笠茸のサンプルに基準値超過の保存料が検出され、食品表示規則に違反している
Prepackaged bamboo fungi sample detected with excessive preservative and in breach of food labelling regulation
Wednesday, October 21, 2020
https://www.cfs.gov.hk/english/press/20201021_8198.html
食品安全センター及び食物環境衛生署は、中国産包装衣笠茸のサンプルに4 794.3 ppmの二酸化硫黄を検出したと発表した。
-包装キャンディのサンプルに未認可の着色剤アシッド・レッド52が検出され、食品表示規則に違反している
Prepackaged candy sample detected with non-permitted colouring matter Acid Red 52 and in breach of food labelling regulation
Tuesday, October 20, 2020
https://www.cfs.gov.hk/english/press/20201020_8196.html
食品安全センター及び食物環境衛生署は、定期食品調査にて日本産包装キャンディのサンプルに、食品使用の認可がされていない着色剤のアシッド・レッド52を検出したと発表した。
[HK]ニュースレター
Food Safety Focus
October 2020
https://www.cfs.gov.hk/english/multimedia/multimedia_pub/files/FSF171_2020_10_21.pdf
掲載項目
- 食品の交差汚染とその予防について
- 卵と卵製品の調理‐安全第一
- 食品中の重金属汚染に関する規制措置の情報更新
Food Adulteration (Metallic Contamination) Regulations
2020年11月1日発効
- 野生のカタツムリを食さないこと
[TGA]ニコチン計画に関する情報更新と電子タバコで使用されるニコチンの輸入に関する制限の提案
Update on nicotine scheduling and proposed restriction on importation of nicotine for use in e-cigarettes
22 October 2020
若者のニコチン摂取防止と禁煙のために電子タバコ利用を容易にすることに関し、暫定の決定事項と意見募集について
-ウェビナー:ニコチンの供給方法の変更提案
Information Webinar: Proposed changes to the way nicotine is supplied
22 October 2020
https://www.tga.gov.au/information-webinar-proposed-changes-way-nicotine-supplied
TGAはニコチンに関する暫定決定事項を説明する3つのウェビナーを開催した。
[FSS]FSSはスコットランドの消費者がより健康的な食事をする支援のために意欲的な計画を説明する
Food Standards Scotland outlines ambitious plans to support consumers in Scotland to have healthier diets
23 October 2020
FSSはスコットランド市民がより健康的な食事をする戦略的向上を支援するため、今後5年間の食事と栄養ビジョンに関する新たな計画を発表した。
-FSSは2021-2026年の戦略案に関して意見募集を開始する
Food Standards Scotland opens public consultation on their draft strategy for 2021-2026
20 October 2020
FSSはスコットランドの食品安全と基準を保護する責任があり、2021-2026年の新たな戦略に関する提案の意見募集を開始した。
戦略案
Protecting Scotland in a changing food environment
Food Standards Scotland Strategy for 2021–2026
https://www.foodstandards.gov.scot/downloads/FSS_Draft_Strategy_2021_to_2026.pdf
[FSS]FSSは食品と飲料環境に関して情報更新する
Food Standards Scotland update on the food and drink environment
21 October 2020
FSSは状況報告:The Scottish Diet: It Needs to Change 2020を更新し、途中で買う食品や配達や持ち帰り食品のような家庭の外での食事の新たな調査を含め、より健康的な食事をするための継続的なスコットランド市民の課題を強調する。
肥満と食生活関連健康問題を解決する方向に進捗が無いことを示す
[ヘルスカナダ] 助言:未承認の製品は深刻な健康リスクを引き起こす可能性がある
Unauthorized products may pose serious health risks
October 21, 2020
https://healthycanadians.gc.ca/recall-alert-rappel-avis/hc-sc/2020/74169a-eng.php
ヘルスカナダは精力剤、減量用、活力剤あるいは「ポッパーズ」として販売されている未承認の健康製品には危険な成分が含まれている可能性があり、深刻な健康リスクを引き起こす可能性がある健康製品に関して市民に助言し、情報を更新している。掲載の製品はクラトム、シルデナフィル、タダラフィル、テストステロン化合物、ヨヒンビンを含む。製品写真あり。
[FSAI] 回収
-未承認の農薬エチレンオキシド検出のため、Hulled Sesame Seedsを回収措置
Withdrawal of Hulled Sesame Seeds due to the Presence of the Unauthorised Pesticide Ethylene Oxide
Wednesday, 21 October 2020
https://www.fsai.ie/news_centre/food_alerts/hulled_sesame_seeds_withdrawal.html
インド原産のごま種子に高濃度の未承認の農薬エチレンオキシド検出のため、Hulled Sesame Seedsを回収措置。
-ごま種子に未承認の農薬エチレンオキシド検出のため、White Mausu Cashew Crunch Sauceを回収措置
Recall of White Mausu Cashew Crunch Sauce Due to Presence of the Unauthorised Pesticide Ethylene Oxide in the Sesame Seeds
Wednesday, 21 October 2020
https://www.fsai.ie/news_centre/food_alerts/white_mausu_recall.html
ごま種子使用製品に高濃度の未承認の農薬エチレンオキシド検出のため、White Mausu Cashew Crunch Sauceを回収措置。製品写真あり。
[FSAI] Brexit Bite:食品事業者が知っておくべきこと
Brexit Bite: What Food Businesses Need to Know
Wednesday, 21 October 2020
https://www.fsai.ie/BrexitBite_FoodBusinesses_NeedtoKnow_4/11/20.html
2020年11月4日のウェビナー。2021年1月1日以降英国からアイルランドへの非動物由由来食品と食品接触物質の輸入方法について説明する予定。
[FDA] FDAは新時代のよりスマートな食品安全におけるもう一つの節目を達成する第三者の食品安全基準を評価するために任意のパイロットプログラムを開始する
FDA Launches Voluntary Pilot Program to Evaluate Third-Party Food Safety Standards, Meeting Another Milestone in the New Era of Smarter Food Safety
October 23, 2020
FDAはヒト用食品の予防的管理(PC Human Food)と農産物安全規則であるFDAの食品安全強化法(FSMA)に従い、2つの規則において、民間の第三者食品安全監視基準と食品安全要件の連携を評価するために自主的なパイロットプログラムを開始している。
[FDA]警告文書
-Prollergy Corporation/Ready Set Food
October 09, 2020
未承認の医薬品、ダイエタリーサプリメント不正製品の問題。
- Before Brands Inc
October 09, 2020
未承認の医薬品、食品の不正製品の問題。
- Aspen Sales Group
October 07, 2020
FSVP違反の問題。
- The Lennox, International, Inc.
September 29, 2020
動物用食品のCGMP、不純品の問題。
- V-Nine Inc.
September 24, 2020
FSVP違反の問題。
[DHSC]より良い病院食のための新しい青写真
New blueprint for better hospital food
26 October 2020
https://www.gov.uk/government/news/new-blueprint-for-better-hospital-food
-NHS病院食の独立レビュー
Independent review of NHS hospital food
26 October 2020
https://www.gov.uk/government/publications/independent-review-of-nhs-hospital-food
NHSのケータリングの課題と助言
2019年に病院食のサンドイッチのリステリア汚染で患者が死亡した。その後安全性、栄養、質、生産方法などをレビュー
病院食は一般からの評判は悪く、しばしば問題とされてきた。しかしながら患者の調査では一般的に満足している。一方職員からの評判は悪い。
[DEFRA]下水はコロナウイルスの早期警報信号
Sewage signals early warning of coronavirus outbreaks
23 October 2020
https://www.gov.uk/government/news/sewage-signals-early-warning-of-coronavirus-outbreaks
政府の計画が下水を監視することでコロナウイルスアウトブレイクの早期警告を提供
この計画が最初に発表されたのは6月で、それから地域での患者の増加を示している
[NASEM]第3回Gilbert W. Beebeウェビナー:原子爆弾の75周年を記念する-日本の放射線影響研究所での放射線の健康影響研究
The Third Gilbert W. Beebe Webinar: Commemorating the 75th Anniversary of the Atomic Bombings - Studies on Radiation Health Effects at the Radiation Effects Research Foundation, Japan
2020年11月10日
[NTP]トリメチルシリルジアゾメタン(TMSD)のNTP試験のデータ表
Data tables for Trimethylsilyldiazomethane (TMSD)
https://tools.niehs.nih.gov/cebs3/views/?action=main.dataReview&bin_id=15018
[RIVM]コロナウイルス対策:懸念にも関わらず人々の支持は高いまま
Coronavirus measures: public support remains high, despite concerns
10/22/2020
https://www.rivm.nl/en/news/coronavirus-measures-public-support-remains-high-despite-concerns
感染増加に伴い感染リスクがあると感じる人は6週間前より多くなった(10%から18%)。10人に5人は懸念があり10人に3人は無力感、不安、ストレスを感じている。RIVMの行った第7回行動研究(10月初め、新たな規制が導入される10月13日より前)
症状があるときには家にいる、ことを支持する人は10人中8人だが実際にそうするのは10人中3人。
政府がベストを尽くしていると考えるのは84%と大多数だが、コロナウイルス対策については4月は79%が決定事項が十分説明されていると回答していたのに今回は57%
[CDC]全国鉛中毒予防週間:事実を知ろう-そして家と子どもの検査をしよう
National Lead Poisoning Prevention Week: Get the Facts – and Get Your Home and Child Tested
FRIDAY, OCTOBER 23, 2020
https://www.cdc.gov/media/releases/2020/p1023-lead-poisoning-prevention.html
米国の360万の家庭が鉛塗料による鉛中毒リスクがある
10月25-31日は全国鉛中毒予防週間
特に注意が必要なのは1978年より前に建てた家に住む低所得層
[APVMA]新しいスプレードリフトガイダンス文書
New spray drift guidance documents
26 October 2020
https://apvma.gov.au/node/75406
新しいスプレードリフトリスク評価と新たなドリフト削減技術の検討、の二つのガイダンス文書を発表
[WHO]WHOとWikimedia財団がWikipediaでのCOVID-19についての信頼できる情報へのアクセスを拡大する
The World Health Organization and Wikimedia Foundation expand access to trusted information about COVID-19 on Wikipedia
22 October 2020
[WHO]インフォデミックカーブを平らにしよう
Let’s flatten the infodemic curve
https://www.who.int/news-room/spotlight/let-s-flatten-the-infodemic-curve
我々は日々大量のCOVID-19情報に晒されているが、その情報の全てが信頼できるものとは限らない。ここにデマの見分け方と拡散防止のコツを示す
1.情報源を評価しよう 画像や動画を類似検索
2.見出しだけ読まない
3.著者を確認
4.データをチェック いつの、文脈にあったデータか
5.根拠を検討
6.バイアスをチェック
7.ファクトチェッカーを探す
(動画等)
[COT]2020年10月27日の会合の議題とペーパー
COT Meeting: 27th October 2020
https://cot.food.gov.uk/COTMeeting27thOctober2020
・議事録
EFSAのダイオキシンの意見に関して、根拠となったロシアの子ども研究のデータは弱く、これをもとにTWIを1/7に引き下げるのは過剰に保守的だろう、さらに動物実験のデータにも矛盾がある、等からCONTAMパネルのTWI 2 pg TEQ/kg bwには合意しない。ダイオキシンは疫学と毒性学の根拠の統合の枠組みをテストする良い例になる可能性がある。将来的には魚に含まれる汚染物質のリスクベネフィット評価も検討課題
・ダイオキシンのTDIレビューアプローチについて
どういうレビューをいつまでにするかの提案
・バイオベースの食品接触物質(BBFCMs)
これまであまり研究が無い、おそらく食品と接触する物質で確立されてきたリスクアナリシス手法が適用可能だろう、分解性や環境中動向データ(バイオベースだからといって必ずしも分解性が高いわけではない)、キチンやキトサンベース製品のアレルギーや免疫影響、等
・妊娠中に使われるハーブサプリメントについてのスコーピングペーパー
よく使われるサプリメントとしてショウガ、ラズベリーリーフ抽出物、カモミール、タンポポ、エキナセア、月見草油、ペパーミントの情報
ショウガはノルウェー食品安全局が妊娠中に使うことには警告を出している、変異原性陽性、薬物代謝酵素への影響あり
・マイコトキシンの複合暴露に関する声明案
ヒトと動物の健康上の懸念となる可能性のあるマイコトキシンとして、アフラトキシン、オクラトキシンA、パツリン、フモニシン、ゼアラレノン、ニバレノール、デオキシニバレノール、シトリニン、T-2およびHT-2毒素、オトジナルおよび修飾マイコトキシンの両方について。
・生涯より短い期間での暴露についてのCOCガイダンスの試験
乳幼児のカドミウム、フモニシン、で基本原則の適用トライアル
・母親の食事からの過剰ヨウ素の影響についてのペーパー案
妊娠中のヨウ素の過剰摂取が母親の健康には影響を与えなくとも胎児に有害影響を与える可能性
(昆布要注意)
・食品中ヘキサブロモシクロドデカンについての更新に関するEFSAのパブリックコメント募集
[FTC]FTCは消費者のための新しい詐欺報告プラットフォームを発表:ReportFraud.ftc.gov
FTC Announces New Fraud Reporting Platform for Consumers: ReportFraud.ftc.gov
October 22, 2020
新しい報告システムは合理的でFTCに苦情を申し立てる消費者に助言を提供する
詐欺を報告することはみんなの役に立つ-そして簡単になった
Reporting fraud helps everyone – and now it’s easier to do
October 22, 2020 by Monica Vaca
https://www.consumer.ftc.gov/blog/2020/10/reporting-fraud-helps-everyone-and-now-its-easier-do
論文
-COVID-19ロックダウンは精神衛生、睡眠、運動を低下させた
COVID-19 lockdown reduced mental health, sleep, exercise
23-OCT-2020
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-10/pbrc-clr102220.php
世界的研究は運動と精神衛生の価値、特に肥満のヒトにとって、を示した
ステイホーム命令は一つだけ健康に良い結果になった、外食が減って健康的食事が増えた
4月のオンライン調査。肥満の人の1/3がロックダウン中に体重が増えた。正常または過体重の人は20.5%だった。Obesity
(この手の研究でいつも謎なのは、肥満の人が体重増えたのならそれはどんなに野菜や果物が多くて家で作ったものであっても「健康的な食事」とは言えないのではないか、ということ)
-バイオプラスチックは他のプラスチックより安全ということはない
Bioplastics no safer than other plastics
23-OCT-2020
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-10/nuos-bns102320.php
Environment International.
-野生動物の肉を狩る人たちは動物原性感染症を知っている?イエス、しかしそれは問題では無い
Are bushmeat hunters aware of zoonotic disease? Yes, but that's not the issue
22-OCT-2020
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-10/uoti-abh102220.php
PLOS ONEに発表されたテネシー大学獣医森林学部によるウガンダの村での調査。ハンターとその家庭で調理を担当する女性の両方が野生生物はヒトに伝染する病気をもっていることがあり、霊長類が最もそうであることを知っている。しかしだからといって予防対策はとっていない。経済的利益が最大の関心である。さらに、調理担当の女性はほとんどが霊長類の肉が他の動物のものだと偽装されることはないと信じているがハンターは霊長類はいつも他の動物だと言って売っているという。女性は霊長類の肉を買いたくない人が圧倒的に多い。
その他
-Scienceエディトリアル
貧しく脆弱な人たちを救う
Saving the poor and vulnerable
Sir Ian L. Boyd
Science 23 Oct 2020:Vol. 370, Issue 6515, pp. 383
現在おこっているラニーニャは東アフリカの干ばつの予兆である。やがて世界食糧計画(WFP)が警鐘を鳴らすだろう。WFPがノーベル賞受賞を祝福しても、その飢餓予防のための戦いは続く。
何故今WFPにノーベル賞なのか?昨年WFPは88カ国約1億人を援助した。WFPは生存の危機にある人たちのセーフティネットである。それは食糧安全保障の問題解決のための人道主義の末端である。そのノーベル賞受賞は貧しく脆弱な人のことを想像できない我々全てのモラルハザードを再確認するものである。
WFPの仕事は失敗の帰結である。それは1961年からあり、大惨事を食糧援助で避けようとする努力である。何十年にもわたる飢餓をなくそうとする努力にも関わらず、地球上で約11%の人が慢性的に栄養不良である。
現在、世界的パンデミックが世界の豊かな人たちに生活の調整を-飢餓や疎外に比べればしばしばほんの少し-強制している時に、ノーベル委員会は人道主義に疑問を提示したのだ。状況が良い時でも、世界で最も豊かな人たちは気前が良いとは言えなかった。G7諸国はWFPに年に一人あたり8ドル以下しか使ってこなかった。お金だけではない。現在の「アメリカファースト」のスローガンは特に嫌悪感がある。WFPを作るよう要請したのはアメリカ大統領のDwight Eisenhowerである。
(一部のみ)
-オキシコンチンのメーカーは連邦刑事訴訟で有罪を認め、80億ドルを払って会社を閉めるだろう
OxyContin maker to plead guilty to federal criminal charges, pay $8 billion, and will close the company
October 22, 2020 By Chris Isidore, CNN Business
https://edition.cnn.com/2020/10/21/business/purdue-pharma-guilty-plea/index.html
オキシコンチンのメーカーPurdue Pharma社はアメリカのオピオイド危機を作り出したことへの役割を認め、80億ドル以上を払って会社を閉めるだろう。払われたお金はオピオイド治療と軽減計画に使われる。この会社に80億ドルの現金はないので、和解の一環として会社を解散しその資産を新たな公益会社を作るのに使う。その将来の収入を罰金の支払いにあてる。新し会社はオピオイド過剰使用の薬やオキシコンチンのような鎮痛剤を作り続ける。
Purdue Pharma社は2019年に破産を申し立てているが、オピオイドを多く処方させようと医師にお金を払った連邦反キックバック法違反を認めた。アメリカのオピオイド危機の主要因は処方鎮痛薬の濫用である
(この会社は、欠陥のある研究をもとにオキシコンチンは依存性が低く安全と宣伝していた)
-中国で汚染コーンヌードルで9人死亡
Nine dead in China from contaminated corn noodles
By News Desk on October 24, 2020
https://www.foodsafetynews.com/2020/10/nine-dead-in-china-from-contaminated-corn-noodles/
中国で、自家製コーンヌードルを食べて家族9人が死亡した
今月初め黒竜江省の家族が食べたのは“酸湯子suantangzi”と呼ばれるもので、発酵したトウモロコシ粉で作った食品である。食べて数時間で病気になった。家族のうち3人はそれを食べなかった。この自家製食品は最大1年冷蔵庫で凍っていた。患者と麵の検体からボンクレキン酸が検出された。
ボンクレキン酸はBurkholderia cocovenenansという細菌が作る熱に安定な、洗い流すことのできないもので、これまでインドネシアや中国でココナツとトウモロコシベースの製品が関与する食中毒アウトブレイクに関係してきた。汚染食品の見た目や匂いは変わらない。中毒患者の症状は腹痛、嘔吐で、ひどいと肝機能不全および死亡をもたらす。
2015年1月にも残バークの町で伝統的アルコール飲料ポンベpombeを飲んで234人が病気になり75人が死亡した。
2019年に発表された研究では中国の広東でライスヌードルを食べた5例がボンクレキン酸食中毒と報告されている。全員が入院を必要とし3人が死亡した。
(アフラトキシンという報道があったような)
-スプーン曲げと心を曲げる
Bending Spoons and Bending Minds
Joe Schwarcz PhD | 22 Oct 2020
https://www.mcgill.ca/oss/article/history/bending-spoons-and-bending-minds
今週世界は我々の最も偉大な科学とクリティカルシンキングの推進者を失った。James Randiは科学的手法のチャンピオンで疑似科学の苛烈な批判者だった。彼については多くのことが書かれるだろう-ここには私が彼と初めて会った25年前に書いたものをシェアする
(略 BBCの記事
James Randi: Magician and sceptic dies aged 92
https://www.bbc.com/news/world-us-canada-54642107)
-食卓塩、コーシャー塩、シーソルト、ヒマラヤ塩。どれを買うべき?
Table salt, kosher salt, sea salt, Himalayan salt. Which one should I buy?
Joe Schwarcz PhD | 22 Oct 2020
塩は我々の祖先が最初に使った調味料である。海水を蒸発させたり採掘したりして手に入れた。地上の塩はかつて海だったところなので、基本的に全ての塩は「シーソルト」である。
塩が重用されたのは味だけではなく保存のためでもある。どんな塩でも、コーシャー塩、シーソルト、ヒマラヤ塩だろうと、98%は塩化ナトリウムである。粒の形や大きさ、微量の不純物に違いがある
コーシャー塩は特別に祝福された塩のことでは無くて肉から血液を引き出すのに使われたことからくる。レビ記7:26(あなたがたはすべてその住む所で、鳥にせよ、獣にせよ、すべてその血を食べてはならない)に基づくユダヤ教の食事に関する戒律によると、肉は食べる前に血液を除去しなければならない。肉の表面に塩をすり込むと表面の水分が出てきて、大きな粗い粒のほうが、肉に溶けてしまう小さい粒よりうまくできる。塩の結晶の形は加工に依存し、一般的にシーソルトの方が粒が大きい。
ヒマラヤ塩はパキスタンでとれる大きな岩塩の粒で色がついていて「ナチュラル」風のみかけになっている。栄養学的には意味は無い。
食卓塩はヨウ素などの添加物や高温乾燥されているから化学構造が違うという悪口があるが塩化ナトリウムが溶けたら「化学構造」など関係ない。
基本は、どんな種類の塩であろうと重要なのはその使う量である。食卓塩は総摂取量の15%程度でしかなく、サラミのような加工食品が問題である。我々は塩の多いものを食べすぎている。
-カナダ当局はキューバに向かう職員に「ハバナ症候群」については沈黙するよう警告
Canadian officials warned staff bound for Cuba to stay silent on ‘Havana syndrome’
By Amanda Connolly Global News
Posted October 25, 2020
https://globalnews.ca/news/7365888/havana-syndrome-canadian-diplomats-cuba/
New York TimesがNASの調査報告書を政府が公表を抑制していることを報道している