[FAO]国際果実野菜年
The International Year of Fruits and Vegetables (IYFV-2021)
http://www.fao.org/fruits-vegetables-2021/en/
2021年は国際果実野菜年
(健康のために推奨している摂取量は野菜果物の合計で1日400g
野菜果物は傷みやすいので生産から消費まで、注意して守って廃棄やロスを減らす必要がある)
[WHO]2021年に追うべき10のグローバルヘルス問題
10 global health issues to track in 2021
24 December 2020
https://www.who.int/news-room/spotlight/10-global-health-issues-to-track-in-2021
世界の健康安全保障のために世界の連帯を構築
COVID-19検査、薬、ワクチンへのアクセスを加速
全ての人の健康を増進
健康の不平等に取り組む
科学とデータに世界的リーダーシップを提供
伝染性疾患への取り組みを活性化
薬剤耐性に取り組む
非伝染性疾患と精神疾患の予防と治療
より良い再建
団結して行動
[WHO]前例のない年:WHOのCOVID-19対応
A year without precedent: WHO’s COVID-19 response
https://www.who.int/news-room/spotlight/a-year-without-precedent-who-s-covid-19-response
[DHSC]60万人以上がPfizer/BioNTechワクチンの最初の投与を受けた
Over 600,000 people get first dose of Pfizer/BioNTech vaccine
24 December 2020
https://www.gov.uk/government/news/over-600000-people-get-first-dose-of-pfizerbiontech-vaccine
12月8日から12月20日までの間に英国で616933人が予防接種を受けた
その他
-Nature
Volume 588 Issue 7839, 24 December 2020
https://www.nature.com/nature/volumes/588/issues/7839
この1年。10の物語
-バイオテクノロジー研究は世界的に警戒して見られているが病気を治療するための赤ちゃんのゲノム編集は多くが支持
Pew Research Center
Biotechnology Research Viewed With Caution Globally, but Most Support Gene Editing for Babies To Treat Disease
DECEMBER 10, 2020
日本を含む20カ国18才以上の成人の調査
・人類は進化してきたという人が大部分だがキリスト教徒はあまり賛成しない
・(ヒトの)ゲノム編集研究は技術の間違った使用だと考える人が多いが赤ちゃんの先天性の病気を治すためなら適切だと考える人が多い。賢い赤ちゃんを作るため、だと反対が多い
・若い人、教育レベルの高い人の方が支持が多い傾向
・クローン動物は広く懸念対象
・女性が妊娠するための技術は適切だと考える人が多い
・科学と宗教の間に一般的に不一致があると考える人が半分以上
(他国と比較した場合、日本は人類の進化を疑うヒトは少ないが信仰と関係なくヒトや動物の遺伝子を操作したり生殖に介入したりすることをあまり好まないようだ。韓国よりフランスが近いような。インドの、賢い子どもを作るためにゲノム編集することを支持する割合が突出しているのは何だろう?)
-中国成人の半分以上が過体重-研究
More than half of Chinese adults overweight – study
24 December 2020
https://www.rnz.co.nz/news/world/433520/more-than-half-of-chinese-adults-overweight-study
水曜日に公表された公式報告。2002年の29%から相当増加。
運動不足と肉を食べる量の増加、果物摂取量低下を要因にあげている
-インドの最高裁が判断:ホメオパシーをCovid-19治療法として売ってはならない
The Indian Supreme Court ruled: Homeopathy must not be sold as a cure of Covid-19
Thursday 24 December 2020
ホメオパスがCovid-19患者をホメオパシーで治療していたことをケララ州の高等裁判所に止められて最高裁に訴えていた。最高裁はAyush省のガイドラインではCovid-19様症状の予防・改善・緩和にのみホメオパシー処方を認めていて治療は認めていないと判断
(予防にもならないけど)
-リバプールでは何千人もの人がコロナウイルス迅速検査を待っている
Thousands queue for rapid coronavirus tests in Liverpool
Josh Halliday Thu 24 Dec 2020
クリスマスイブの日、リバプールでは検査センターの外に長い待ち行列ができていた。一部の検査場は信じられない需要増のため断った。
リバプール市によると水曜日の検査は約1万人で、通常は3500人くらいである。そのため多くの場所で2時間待ちとなった
リバプール市公衆衛生部長Matthew Ashtonはクリスマスが近づき検査への需要が大きくなっているものの、検査陰性でも距離や衛生対策をしなくていいという意味ではないことに注意
-インドのイスラム聖職者協会が豚ゼラチンを使ったCovid-19ワクチンは認められないと宣言
Indian Muslim Clerics Declare That Covid-19 Vaccine With Pork Gelatin Is Not Permissible, Call It Haraam
By Swarajya Staff-Dec 24, 2020
ムンバイでの12月23日の会合でイスラム聖職者協会が豚ゼラチンを含む中国Covid-19 ワクチンはHaraam(イスラム教徒には禁止) であると決めた、とIndia Todayが報道している
UAEのFatwaはたとえ豚ゼラチンが含まれていてもイスラム教徒に認められると判断している
-2020年をレビュー:栄養業界と流行テーマへのCOVID-19の影響
2020 review: COVID-19’s impact on the nutrition industry and trending themes
23 Dec 2020
今年はサプライチェーンや見本市まで、業界のほぼ全てに新型コロナウイルスの影響があった。にもかかわらず、個別化栄養や気分を上げる製品、CBD、消化管の健康の人気は維持された。
電子商取引は急増した。スポーツ栄養部門は混合した影響を受けた。
世界の飢餓は増加した。
新型コロナウイルス対策としてアシュワガンダ、プロポリス、プレおよびプロバイオティクス、ビタミンC、ビタミンK、ビタミンD、セレンが人気だった。免疫強化サプリメントが関心を集めた
CBDと大麻関連商品は規制のハードルが高くなった
-COVID-19:口先だけの疫学者だらけの国で科学者の役割は?
COVID-19: What role for scientists in a nation full of armchair epidemiologists?
DECEMBER 2, 2020 By Fiona Fox
SMCの創設者Fiona Foxのブログ
COVIDを巡るコミュニケーションについての「わかっていないことがわかっていることKnown Unknowns」というセミナーで話したことの紹介
風刺画:医師と患者の会話「先生、COVID-19はいつ終わると思います?」「私はジャーナリストじゃないのでわからないですね」
から二つのことを指摘したい
・英国のCOVID報道は大変よろしく、それは専門の科学ジャーナリストがいるから
・一部の科学者が自分の持ち分から離れすぎている
(ジャーナリストについての部分略)
科学者へ(一部)
私はこれまで我々のCOVID科学者リストに何度か自分の専門領域の質問に答えるように、そしてわからないことや不確実なことを強調するように頼まなければならなかった。行動科学者はウイルス学の質問に答えるべきではなく、モデラーは免疫学の質問に答えるべきではない。科学者は「知ったかぶり」をすべきではない。
過去3年間、科学者は政治的ニュースの陰に隠れていることが多かった-英国のEU離脱や総選挙など。今年は違う。みんながCOVIDについて話している。全ての人がアームチェア疫学者になった時、科学者の役割は何だろうか?
私の答えは厳密に科学に従うこと、だ。安楽椅子疫学者に加わることではない
(英国メディアの科学報道はFiona がgoodと評価。)